JPH0867996A - 連続鋳造鋳片の防銹方法および表面処理鋳片 - Google Patents
連続鋳造鋳片の防銹方法および表面処理鋳片Info
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- JPH0867996A JPH0867996A JP20317894A JP20317894A JPH0867996A JP H0867996 A JPH0867996 A JP H0867996A JP 20317894 A JP20317894 A JP 20317894A JP 20317894 A JP20317894 A JP 20317894A JP H0867996 A JPH0867996 A JP H0867996A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】連続鋳造鋳片の屋外での保管による発銹を防止
することによって、発銹による熱延板や冷延板の表面疵
発生を防止する。 【構成】連続鋳造鋳片を合成ワックスを主成分とする防
銹剤によって塗装処理した後に、屋外で保管する。鋳片
にはハロゲン、例えば塩分等が付着するが、表面に処理
した防銹剤は耐水性が優れ、且つ強固であるため、塩分
等の浸透を阻止し鋳片を保護する。防銹剤は、加熱炉内
において燃焼あるいは蒸発するため、防銹剤によって熱
延板の表面性状を損なうことはない。
することによって、発銹による熱延板や冷延板の表面疵
発生を防止する。 【構成】連続鋳造鋳片を合成ワックスを主成分とする防
銹剤によって塗装処理した後に、屋外で保管する。鋳片
にはハロゲン、例えば塩分等が付着するが、表面に処理
した防銹剤は耐水性が優れ、且つ強固であるため、塩分
等の浸透を阻止し鋳片を保護する。防銹剤は、加熱炉内
において燃焼あるいは蒸発するため、防銹剤によって熱
延板の表面性状を損なうことはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造鋳片の屋外で
の保管における発銹を防止することによって、発銹によ
る熱延板の表面疵発生を防止する技術に関するものであ
る。
の保管における発銹を防止することによって、発銹によ
る熱延板の表面疵発生を防止する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造されたスラブやブルーム等の鋳
片は、必要に応じてその表面をグラインダー等によって
研削手入れした後、熱間圧延するが、研削手入れや圧延
までの間を屋外あるいはそれに近い状態で保管する場合
がある。この保管場所が海岸近くであったり、あるいは
保管が長期間に及ぶと、鋳片表面にハロゲン、例えば塩
分等が付着して銹が発生する。
片は、必要に応じてその表面をグラインダー等によって
研削手入れした後、熱間圧延するが、研削手入れや圧延
までの間を屋外あるいはそれに近い状態で保管する場合
がある。この保管場所が海岸近くであったり、あるいは
保管が長期間に及ぶと、鋳片表面にハロゲン、例えば塩
分等が付着して銹が発生する。
【0003】特に、台風来襲や海風の強い場合には塩分
等の付着が顕著となり、銹は1〜2日で粒界に沿って進
行して粒界腐食を生じ、時として亀裂を発生する場合が
ある。粒界腐食が発生した鋳片をそのまま熱間圧延する
と、熱延板表面に亀甲状のヘゲ疵となって残存する。そ
の防止対策として、従来は銹が発生した鋳片は再手入れ
処理をしていたため、コストアップを招いていた。
等の付着が顕著となり、銹は1〜2日で粒界に沿って進
行して粒界腐食を生じ、時として亀裂を発生する場合が
ある。粒界腐食が発生した鋳片をそのまま熱間圧延する
と、熱延板表面に亀甲状のヘゲ疵となって残存する。そ
の防止対策として、従来は銹が発生した鋳片は再手入れ
処理をしていたため、コストアップを招いていた。
【0004】従来、鋳片に付着した塩分等を除去する方
法として、鋳片表面への圧力水噴射による洗浄等を試み
たが、発銹を十分には防止できなかった。一方、鋳片に
塩分等を付着させないためには、建屋内に保管する等の
対策が有効であるが、建屋設置場所や設置費用を必要と
する問題がある。
法として、鋳片表面への圧力水噴射による洗浄等を試み
たが、発銹を十分には防止できなかった。一方、鋳片に
塩分等を付着させないためには、建屋内に保管する等の
対策が有効であるが、建屋設置場所や設置費用を必要と
する問題がある。
【0005】鋳片表面の酸化を防止する技術として、連
続鋳造装置の下方にコーティング剤噴出ノズルを設置し
て、高温鋳片のコーナー部に断熱・耐熱性塗膜を形成さ
せることで、鋳片コーナー部の割れ及び酸化を防止する
方法が、例えば特開昭61−157624号公報によっ
て知られている。しかし、この方法によるコーティング
剤は、塗布温度が200℃以下では塗布不適及び乾燥不
能であり、また塗膜を熱延前に除去しなければならな
い。
続鋳造装置の下方にコーティング剤噴出ノズルを設置し
て、高温鋳片のコーナー部に断熱・耐熱性塗膜を形成さ
せることで、鋳片コーナー部の割れ及び酸化を防止する
方法が、例えば特開昭61−157624号公報によっ
て知られている。しかし、この方法によるコーティング
剤は、塗布温度が200℃以下では塗布不適及び乾燥不
能であり、また塗膜を熱延前に除去しなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、連続鋳造鋳
片の屋外での保管における発銹を防止することによっ
て、発銹による熱延板の表面疵発生を防止することを課
題とする。
片の屋外での保管における発銹を防止することによっ
て、発銹による熱延板の表面疵発生を防止することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】連続鋳造鋳片の防銹方法
は、鋳片を連続鋳造し、続いて該鋳片を一旦保管し、続
いて熱間圧延して熱間圧延成品を製造する際に、前記連
続鋳造鋳片の表面を合成ワックスを主成分とする防銹材
で塗装処理し、続いて該鋳片を一旦保管する場合に達成
される。また、表面処理鋳片は、表面に合成ワックスを
主成分とする防銹材の塗装皮膜が少なくとも3μm以上
形成されていることを特徴とする。
は、鋳片を連続鋳造し、続いて該鋳片を一旦保管し、続
いて熱間圧延して熱間圧延成品を製造する際に、前記連
続鋳造鋳片の表面を合成ワックスを主成分とする防銹材
で塗装処理し、続いて該鋳片を一旦保管する場合に達成
される。また、表面処理鋳片は、表面に合成ワックスを
主成分とする防銹材の塗装皮膜が少なくとも3μm以上
形成されていることを特徴とする。
【0008】本発明における防銹剤は、合成ワックスを
主成分とし、これにアクリル樹脂及びエポキシテル樹脂
を必要に応じて含む基材に、溶媒としての水に脂肪酸、
石油スルホネート等の溶剤を添加して溶液とした水溶性
のものである。また、溶液の凝固をおさえるため、必要
に応じて少量の有機アミンを添加することが好ましい。
防銹剤を鋳片表面に塗装処理する方法は、スプレー方式
や浸漬方式が適用できるが、処理能率やコスト等の点で
浸漬方法が好ましい。
主成分とし、これにアクリル樹脂及びエポキシテル樹脂
を必要に応じて含む基材に、溶媒としての水に脂肪酸、
石油スルホネート等の溶剤を添加して溶液とした水溶性
のものである。また、溶液の凝固をおさえるため、必要
に応じて少量の有機アミンを添加することが好ましい。
防銹剤を鋳片表面に塗装処理する方法は、スプレー方式
や浸漬方式が適用できるが、処理能率やコスト等の点で
浸漬方法が好ましい。
【0009】防銹剤の塗装皮膜の厚みは、少なくとも3
μm以上が好ましい。塗装皮膜の厚みを3μm以上にす
るためには、防銹剤中の不揮発分(NV)の和が5重量
%以上であることが好ましい。一方、不揮発分の和が3
0重量%を超えると、防銹剤の粘度が急激に増大し、ス
プレー塗装や浸漬塗装において塗膜厚みの不均一や乾燥
不良等の不具合を生じる場合がある。したがって、防銹
剤中の不揮発分の和は5〜30重量%がよく、特に10
〜20重量%が好ましい。
μm以上が好ましい。塗装皮膜の厚みを3μm以上にす
るためには、防銹剤中の不揮発分(NV)の和が5重量
%以上であることが好ましい。一方、不揮発分の和が3
0重量%を超えると、防銹剤の粘度が急激に増大し、ス
プレー塗装や浸漬塗装において塗膜厚みの不均一や乾燥
不良等の不具合を生じる場合がある。したがって、防銹
剤中の不揮発分の和は5〜30重量%がよく、特に10
〜20重量%が好ましい。
【0010】ここで不揮発分(NV)は、防銹剤を10
5℃で3時間保持した後の残差のソリッド分を重量%で
表わした値である。防銹剤を浸漬塗装する場合には、浸
漬槽内に浸漬した高温の鋳片によって防銹剤が加熱さ
れ、その表面が凝固して皮張りが生じる場合がある。こ
のため浸漬槽内における防銹剤の温度は、60℃以下が
好ましい。60℃以下であれば100時間以上経過して
も皮張りは生じない。
5℃で3時間保持した後の残差のソリッド分を重量%で
表わした値である。防銹剤を浸漬塗装する場合には、浸
漬槽内に浸漬した高温の鋳片によって防銹剤が加熱さ
れ、その表面が凝固して皮張りが生じる場合がある。こ
のため浸漬槽内における防銹剤の温度は、60℃以下が
好ましい。60℃以下であれば100時間以上経過して
も皮張りは生じない。
【0011】防銹剤を塗装処理する鋳片の温度は、15
0℃以下が好ましく、特に30〜80℃が望ましい。鋳
片の温度が、30℃未満では鋳片の温度が低いため乾燥
し難い場合がある。鋳片の温度が、80℃を超えて高く
なると、浸漬塗装においては防銹剤の突沸現象が生じて
均一厚みの塗装が困難となり、また塗装後の表面に亀裂
が発生する場合がある。鋳片の温度が、150℃を超え
て高くなると、この傾向が顕著になる。
0℃以下が好ましく、特に30〜80℃が望ましい。鋳
片の温度が、30℃未満では鋳片の温度が低いため乾燥
し難い場合がある。鋳片の温度が、80℃を超えて高く
なると、浸漬塗装においては防銹剤の突沸現象が生じて
均一厚みの塗装が困難となり、また塗装後の表面に亀裂
が発生する場合がある。鋳片の温度が、150℃を超え
て高くなると、この傾向が顕著になる。
【0012】
【作用】連続鋳造したスラブやブルーム等の鋳片は、必
要に応じてその表面をグラインダー等によって研削手入
して鋳片欠陥を除去した後に防銹剤を塗布する。また、
鋳片を手入れする前に、海岸近くで一時保管するために
仮出しする場合があるが、この場合にも仮出しする前
に、防銹剤を塗装する。
要に応じてその表面をグラインダー等によって研削手入
して鋳片欠陥を除去した後に防銹剤を塗布する。また、
鋳片を手入れする前に、海岸近くで一時保管するために
仮出しする場合があるが、この場合にも仮出しする前
に、防銹剤を塗装する。
【0013】上記防銹剤は、スプレー方式や浸漬方式に
よって鋳片表面に均一に、かつ容易に塗装することがで
きる。防銹剤を塗装した鋳片は、防銹剤が乾燥した後に
屋外の保管場所、例えば海岸近くへ輸送し保管する。防
銹剤は乾燥性が良いため、未乾燥による輸送待ちの必要
はない。また、防銹剤の鋳片表面への付着は強固である
ため、輸送中で剥離することはない。
よって鋳片表面に均一に、かつ容易に塗装することがで
きる。防銹剤を塗装した鋳片は、防銹剤が乾燥した後に
屋外の保管場所、例えば海岸近くへ輸送し保管する。防
銹剤は乾燥性が良いため、未乾燥による輸送待ちの必要
はない。また、防銹剤の鋳片表面への付着は強固である
ため、輸送中で剥離することはない。
【0014】鋳片の保管が長期間であったり、台風の来
襲や強い海風がある場合には、鋳片には多くの塩分が付
着する。本発明の防銹処理は、耐水性に優れ、かつ強固
に鋳片表面を保護できるため、塩分等が付着してもその
浸透を抑制して鋳片の発銹を防止できる。
襲や強い海風がある場合には、鋳片には多くの塩分が付
着する。本発明の防銹処理は、耐水性に優れ、かつ強固
に鋳片表面を保護できるため、塩分等が付着してもその
浸透を抑制して鋳片の発銹を防止できる。
【0015】保管を終わった鋳片は熱間圧延のために加
熱炉に挿入され、1000℃以上の高温に加熱される。
本発明の防銹剤は300℃程度の熱によって一旦液状に
なった後、燃焼あるいは蒸発するため、加熱炉から抽出
された鋳片表面に防銹剤は殆ど残存しない。そのため、
熱延する前に防銹剤を除去しなくとも熱延板には防銹剤
に起因する表面疵は生じない。なお、鋳片に割れ等の表
面欠陥があると、加熱炉内において溶融した防銹剤が欠
陥部に侵入し、侵炭が発生する恐れがあるため、防銹剤
の塗装に際しては鋳片の表面欠陥をグラインダー等によ
って予め研削除去することが好ましい。
熱炉に挿入され、1000℃以上の高温に加熱される。
本発明の防銹剤は300℃程度の熱によって一旦液状に
なった後、燃焼あるいは蒸発するため、加熱炉から抽出
された鋳片表面に防銹剤は殆ど残存しない。そのため、
熱延する前に防銹剤を除去しなくとも熱延板には防銹剤
に起因する表面疵は生じない。なお、鋳片に割れ等の表
面欠陥があると、加熱炉内において溶融した防銹剤が欠
陥部に侵入し、侵炭が発生する恐れがあるため、防銹剤
の塗装に際しては鋳片の表面欠陥をグラインダー等によ
って予め研削除去することが好ましい。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。表
1に示した成分組成の連続鋳造スラブ鋳片(厚さ;14
3mm、幅;1245mm、長さ;11500mm)に
ついて、鋳造のままの表面および全表面をグラインダー
で研削手入れした後の表面に、表2に示した組成の防銹
剤を浸漬によって塗装し、自然乾燥させた後に塩水を散
布し、海岸に14日間保管した。その後、加熱炉に挿入
して1200℃に加熱し、厚み3.2mmの熱延鋼帯に
圧延し、次に厚み0.8mmの冷延鋼帯に圧延し、長さ
2500mmの切板に切断し、表3に示す表面性状につ
いて調査した結果を表2に示す。
1に示した成分組成の連続鋳造スラブ鋳片(厚さ;14
3mm、幅;1245mm、長さ;11500mm)に
ついて、鋳造のままの表面および全表面をグラインダー
で研削手入れした後の表面に、表2に示した組成の防銹
剤を浸漬によって塗装し、自然乾燥させた後に塩水を散
布し、海岸に14日間保管した。その後、加熱炉に挿入
して1200℃に加熱し、厚み3.2mmの熱延鋼帯に
圧延し、次に厚み0.8mmの冷延鋼帯に圧延し、長さ
2500mmの切板に切断し、表3に示す表面性状につ
いて調査した結果を表2に示す。
【0017】なお、表3に示すように防銹剤の付着性お
よび乾燥性については、予め小断面サンプル(厚さ;2
0mm、幅;61mm、長さ;335mm)について評
価した。さらに、従来例として防銹剤を塗装しない鋳片
及び他の防銹剤を塗装した鋳片について前記本発明例と
同様の処理をした。
よび乾燥性については、予め小断面サンプル(厚さ;2
0mm、幅;61mm、長さ;335mm)について評
価した。さらに、従来例として防銹剤を塗装しない鋳片
及び他の防銹剤を塗装した鋳片について前記本発明例と
同様の処理をした。
【0018】No.1〜No.10の本発明例では、防銹剤
の付着性及び乾燥性が良好であり、保管後の鋳片に銹は
殆ど発生しなかった。また、熱延鋼帯には侵炭及び防銹
剤起因疵は無く、冷延鋼帯にも銹による亀甲状のヘゲ疵
の発生率は5%未満であった。
の付着性及び乾燥性が良好であり、保管後の鋳片に銹は
殆ど発生しなかった。また、熱延鋼帯には侵炭及び防銹
剤起因疵は無く、冷延鋼帯にも銹による亀甲状のヘゲ疵
の発生率は5%未満であった。
【0019】これに対して、No.11〜No.12の防銹
剤を塗装しなかった比較例では、保管後の鋳片に銹が多
量に発生し、そのまま圧延した冷延鋼帯には銹による亀
甲状のヘゲ疵が多量に発生した。また、No.13〜No.
17の防銹剤の厚みが薄い比較例では、保管後の鋳片に
銹が部分的に発生し、そのまま圧延した冷延鋼帯には銹
による亀甲状のヘゲ疵が発生した。
剤を塗装しなかった比較例では、保管後の鋳片に銹が多
量に発生し、そのまま圧延した冷延鋼帯には銹による亀
甲状のヘゲ疵が多量に発生した。また、No.13〜No.
17の防銹剤の厚みが薄い比較例では、保管後の鋳片に
銹が部分的に発生し、そのまま圧延した冷延鋼帯には銹
による亀甲状のヘゲ疵が発生した。
【0020】No.18の圧延油を塗装した比較例では乾
燥性が悪いため、鋳片取扱性が悪く、また熱延鋼帯表面
に侵炭が発生した。No.19のペンキを塗装した比較例
では熱延鋼帯表面にペンキの残存物による防銹剤起因疵
及び侵炭が発生した。No.20の水ガラスを塗装した比
較例では防銹剤の付着性及び乾燥性が悪く、熱延鋼帯表
面に防銹剤起因疵が発生した。
燥性が悪いため、鋳片取扱性が悪く、また熱延鋼帯表面
に侵炭が発生した。No.19のペンキを塗装した比較例
では熱延鋼帯表面にペンキの残存物による防銹剤起因疵
及び侵炭が発生した。No.20の水ガラスを塗装した比
較例では防銹剤の付着性及び乾燥性が悪く、熱延鋼帯表
面に防銹剤起因疵が発生した。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続鋳造したスラブやブルーム等の鋳片を屋外で保管する
とき、保管前に本発明の防銹処理を行うことによって、
保管が長期間であったり、保管場所が海岸近くであって
も、鋳片表面の発銹を抑制することができる。このた
め、従来、塩分等による発銹が生じた場合に必要であっ
た熱延前の鋳片表面の再手入れを省略しても、発銹によ
る粒界腐食を防止でき、該粒界腐食による熱延鋼帯及び
冷延鋼帯のヘゲ疵の発生を防止できる。また、防銹剤を
塗布した鋳片を加熱炉で加熱したとき、防銹剤は蒸発あ
るいは燃焼するため、熱延板に防銹剤による侵炭や表面
疵は生じない。このため、防銹剤の除去作業が不要であ
る。
続鋳造したスラブやブルーム等の鋳片を屋外で保管する
とき、保管前に本発明の防銹処理を行うことによって、
保管が長期間であったり、保管場所が海岸近くであって
も、鋳片表面の発銹を抑制することができる。このた
め、従来、塩分等による発銹が生じた場合に必要であっ
た熱延前の鋳片表面の再手入れを省略しても、発銹によ
る粒界腐食を防止でき、該粒界腐食による熱延鋼帯及び
冷延鋼帯のヘゲ疵の発生を防止できる。また、防銹剤を
塗布した鋳片を加熱炉で加熱したとき、防銹剤は蒸発あ
るいは燃焼するため、熱延板に防銹剤による侵炭や表面
疵は生じない。このため、防銹剤の除去作業が不要であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】鋳片を連続鋳造し、続いて該鋳片を一旦保
管し、続いて熱間圧延して熱間圧延成品を製造する際
に、前記連続鋳造鋳片の表面を合成ワックスを主成分と
する防銹剤で塗装処理し、続いて該鋳片を一旦保管する
ことを特徴とする連続鋳造鋳片の防銹方法。 - 【請求項2】表面に合成ワックスを主成分とする防銹剤
の塗装皮膜が形成されていることを特徴とする表面処理
鋳片。 - 【請求項3】前記塗装皮膜の厚みが少なくとも3μm以
上であることを特徴とする請求項2に記載の表面処理鋳
片。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20317894A JPH0867996A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 連続鋳造鋳片の防銹方法および表面処理鋳片 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20317894A JPH0867996A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 連続鋳造鋳片の防銹方法および表面処理鋳片 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0867996A true JPH0867996A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16469755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20317894A Withdrawn JPH0867996A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 連続鋳造鋳片の防銹方法および表面処理鋳片 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0867996A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104562027A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-29 | 芜湖协诚金属制品有限公司 | 一种金属焊点保护剂的制备方法 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20317894A patent/JPH0867996A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104562027A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-29 | 芜湖协诚金属制品有限公司 | 一种金属焊点保护剂的制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |