JPH086819B2 - カートリッジ式メカニカルシール - Google Patents
カートリッジ式メカニカルシールInfo
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- JPH086819B2 JPH086819B2 JP3062962A JP6296291A JPH086819B2 JP H086819 B2 JPH086819 B2 JP H086819B2 JP 3062962 A JP3062962 A JP 3062962A JP 6296291 A JP6296291 A JP 6296291A JP H086819 B2 JPH086819 B2 JP H086819B2
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- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中ポンプのように、
水中(液中)に浸漬した状態で駆動される機器類の軸封
部に使用されるカートリッジ式メカニカルシールに関す
る。
水中(液中)に浸漬した状態で駆動される機器類の軸封
部に使用されるカートリッジ式メカニカルシールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】水中ポンプのように、水中(液中)に浸
漬した状態で駆動される機器類の軸封部に使用されるメ
カニカルシールとして、軸封部に対する着脱作業性を向
上させるように構成したカートリッジ式メカニカルシー
ルは、本発明出願人によってすでに提案されている(特
開平1ー261568号公報参照)。このカートリッジ
式メカニカルシールは、図3にも示すように、軸方向に
離間して対向する1対の静止密封環20A,20Bを有
する固定側シ−ル要素20が、被軸封機器の回転軸21
を挿通してハウジングなどの固定側部材22A,22B
に着脱可能に固着されるカートリッジケース23に回転
不能に収納されるとともに、コイルスプリング24によ
って前記静止密封環20A,20B側に付勢されて密封
部25,25を形成する1対の回転密封環26A,26
Bと、これら回転密封環26A,26Bを密着固定した
1対の筒状パッキン26C,26Dを備えた回転側シ−
ル要素26が、前記カートリッジケース23に回転可能
に収納された構造になっている。このように構成された
カートリッジ式メカニカルシールは、カートリッジケー
ス23を被軸封機器の回転軸21および固定側部材22
A,22Bに対して挿入または引抜く簡単な作業によっ
て、被軸封機器の軸封部に対するメカニカルシールの装
着および軸封部からの取外しを行うことができるので、
着脱作業性が著しく向上することになる。
漬した状態で駆動される機器類の軸封部に使用されるメ
カニカルシールとして、軸封部に対する着脱作業性を向
上させるように構成したカートリッジ式メカニカルシー
ルは、本発明出願人によってすでに提案されている(特
開平1ー261568号公報参照)。このカートリッジ
式メカニカルシールは、図3にも示すように、軸方向に
離間して対向する1対の静止密封環20A,20Bを有
する固定側シ−ル要素20が、被軸封機器の回転軸21
を挿通してハウジングなどの固定側部材22A,22B
に着脱可能に固着されるカートリッジケース23に回転
不能に収納されるとともに、コイルスプリング24によ
って前記静止密封環20A,20B側に付勢されて密封
部25,25を形成する1対の回転密封環26A,26
Bと、これら回転密封環26A,26Bを密着固定した
1対の筒状パッキン26C,26Dを備えた回転側シ−
ル要素26が、前記カートリッジケース23に回転可能
に収納された構造になっている。このように構成された
カートリッジ式メカニカルシールは、カートリッジケー
ス23を被軸封機器の回転軸21および固定側部材22
A,22Bに対して挿入または引抜く簡単な作業によっ
て、被軸封機器の軸封部に対するメカニカルシールの装
着および軸封部からの取外しを行うことができるので、
着脱作業性が著しく向上することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な構成の従来のカートリッジ式メカニカルシールにおい
ては、1対の筒状パッキン26C,26Dを使用し、こ
れら両筒状パッキン26C,26Dのそれぞれに、回転
側部材に密着させるための密着部を、所定の軸方向長さ
を有して形成しなければならないので、それだけカート
リッジ式メカニカルシールの軸方向寸法が長くなる。ま
た、たとえば回転軸21を筒状パッキン26C,26D
に直接圧入して密着させようとすると、筒状パッキン2
6C,26Dそれぞれの密着部と回転軸21との2箇所
の摩擦力によって大きい圧入抵抗が生じるために、直接
圧入方式の取付け手段を採用することが非常に困難であ
る。そのために、カートリッジケース23を外筒23
A、内筒23Bおよびキヤップ23Cという3つの部材
に分割構成し、カートリッジケース23を被軸封機器の
回転軸21および固定側部材22A,22Bに対して挿
入する前に予め内筒23Bに筒状パッキン26C,26
Dを圧入してそれらの密着部を内筒23Bに密着させる
ようにしている。このように、従来のカートリッジ式メ
カニカルシールのように、1対の筒状パッキン26C,
26Dを使用した構成のものでは、軸方向寸法が長くな
ってメカニカルシールが大型化するとともに、回転軸2
1および固定側部材22A,22Bに対する取付けを容
易にするために内筒23B付きのカートリッジケース2
3の使用が必要となり、したがって、部品点数が多くて
構造が複雑になって、コストアップを招くことになると
ともに、組立工数も多くてカートリッジ式にしたことに
よる着脱作業性の向上効果も十分なものでなかった。
な構成の従来のカートリッジ式メカニカルシールにおい
ては、1対の筒状パッキン26C,26Dを使用し、こ
れら両筒状パッキン26C,26Dのそれぞれに、回転
側部材に密着させるための密着部を、所定の軸方向長さ
を有して形成しなければならないので、それだけカート
リッジ式メカニカルシールの軸方向寸法が長くなる。ま
た、たとえば回転軸21を筒状パッキン26C,26D
に直接圧入して密着させようとすると、筒状パッキン2
6C,26Dそれぞれの密着部と回転軸21との2箇所
の摩擦力によって大きい圧入抵抗が生じるために、直接
圧入方式の取付け手段を採用することが非常に困難であ
る。そのために、カートリッジケース23を外筒23
A、内筒23Bおよびキヤップ23Cという3つの部材
に分割構成し、カートリッジケース23を被軸封機器の
回転軸21および固定側部材22A,22Bに対して挿
入する前に予め内筒23Bに筒状パッキン26C,26
Dを圧入してそれらの密着部を内筒23Bに密着させる
ようにしている。このように、従来のカートリッジ式メ
カニカルシールのように、1対の筒状パッキン26C,
26Dを使用した構成のものでは、軸方向寸法が長くな
ってメカニカルシールが大型化するとともに、回転軸2
1および固定側部材22A,22Bに対する取付けを容
易にするために内筒23B付きのカートリッジケース2
3の使用が必要となり、したがって、部品点数が多くて
構造が複雑になって、コストアップを招くことになると
ともに、組立工数も多くてカートリッジ式にしたことに
よる着脱作業性の向上効果も十分なものでなかった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、メカニカルシール全体の小型化を図ることができる
とともに、部品点数および組立工数の削減を図りつつ、
着脱作業性の著しい向上を達成することができるカート
リッジ式メカニカルシールを提供することを目的として
いる。
で、メカニカルシール全体の小型化を図ることができる
とともに、部品点数および組立工数の削減を図りつつ、
着脱作業性の著しい向上を達成することができるカート
リッジ式メカニカルシールを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるカートリッジ式メカニカルシールは、
静止密封環を有する固定側シ−ル要素が、被軸封機器の
固定側部材に着脱可能に固着される軸方向両端部開口型
のカートリッジケースに回転不能に収納され、圧縮板ば
ねによって前記静止密封環側に付勢されて密封部を形成
する回転密封環と、この回転密封環をその軸方向両端部
に形成された保持部の内周に密着固定するとともに、被
軸封機器の回転軸に挿脱可能に密着外嵌される1つの筒
状パッキンとを備えた回転側シ−ル要素が、回転可能に
前記カートリッジケースに収納されていることを特徴と
するものである。
に、本発明によるカートリッジ式メカニカルシールは、
静止密封環を有する固定側シ−ル要素が、被軸封機器の
固定側部材に着脱可能に固着される軸方向両端部開口型
のカートリッジケースに回転不能に収納され、圧縮板ば
ねによって前記静止密封環側に付勢されて密封部を形成
する回転密封環と、この回転密封環をその軸方向両端部
に形成された保持部の内周に密着固定するとともに、被
軸封機器の回転軸に挿脱可能に密着外嵌される1つの筒
状パッキンとを備えた回転側シ−ル要素が、回転可能に
前記カートリッジケースに収納されていることを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、カートリッジケースに収納さ
れている回転側シ−ル要素の1つの筒状パッキンの軸方
向両端部に回転密封環を密着固定しているので、軸方向
に一対の密封部を形成するものでありながら、筒状パッ
キンと回転軸との間の密着部は1つですみ、かつ、各回
転密封環を静止密封環側に押圧付勢する弾性体として圧
縮板ばねを用いることで、筒状パッキンと回転軸との間
の密着部の軸方向長さを短くすることが可能である。こ
れによって、筒状パッキンを回転軸に直接圧入する時の
圧入抵抗および回転軸から引抜く時の引抜抵抗が軸方向
長さの短い1つの密着部と回転軸との摩擦力のみに軽減
され、内筒を使用しないでも被軸封機器の軸封部に対す
るカートリッジ式メカニカルシール全体の着脱作業を容
易に行なうことができる。
れている回転側シ−ル要素の1つの筒状パッキンの軸方
向両端部に回転密封環を密着固定しているので、軸方向
に一対の密封部を形成するものでありながら、筒状パッ
キンと回転軸との間の密着部は1つですみ、かつ、各回
転密封環を静止密封環側に押圧付勢する弾性体として圧
縮板ばねを用いることで、筒状パッキンと回転軸との間
の密着部の軸方向長さを短くすることが可能である。こ
れによって、筒状パッキンを回転軸に直接圧入する時の
圧入抵抗および回転軸から引抜く時の引抜抵抗が軸方向
長さの短い1つの密着部と回転軸との摩擦力のみに軽減
され、内筒を使用しないでも被軸封機器の軸封部に対す
るカートリッジ式メカニカルシール全体の着脱作業を容
易に行なうことができる。
【0007】また、単一の筒状パッキンを使用すること
と、軸方向寸法の小さい圧縮板ばる を用いることで、2
つの筒状パッキンおよびコイルスプリングを用いていた
従来のカートリッジ式メカニカルシールに比べて、軸方
向寸法を著しく短縮して小型化を図ることができる。
と、軸方向寸法の小さい圧縮板ばる を用いることで、2
つの筒状パッキンおよびコイルスプリングを用いていた
従来のカートリッジ式メカニカルシールに比べて、軸方
向寸法を著しく短縮して小型化を図ることができる。
【0008】さらに、上述したように単一の筒状パッキ
ンを使用することと、着脱を容易にするための内筒の使
用を省けることとによって、部品点数も少なくなって構
造が簡単になるとともに、組立工数の削減も図ることが
できる。
ンを使用することと、着脱を容易にするための内筒の使
用を省けることとによって、部品点数も少なくなって構
造が簡単になるとともに、組立工数の削減も図ることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す縦断面図であ
る。この図において、カートリッジ式メカニカルシール
1は、主として水中ポンプのように水中に浸漬した状態
で駆動される軸封被機器の固定側部材(たとえばハウジ
ング)2,2に着脱可能に固着されるカートリッジケー
ス3と、このカートリッジケース3に収納される固定側
シ−ル要素4と、回転側シ−ル要素5と、圧縮板ばね6
とを備えている。カートリッジケース3は、プレス加工
されたステンレス鋼板のような非発錆金属板によつてな
るケース本体30と、環状のリテーナ31よって構成さ
れている。ケース本体30は、円筒状胴部30Aの軸方
向一端に半径方向内側に張出すフランジ部30Bを設
け、軸方向他端に半径方向外側に大きく張出すフランジ
部30Cを設けるとともに、胴部30Aに潤滑剤導入口
30aを貫通形成した構造になっており、胴部30Aの
軸方向他端側に環状のリテーナ31が着脱可能に圧入固
定される。固定側シ−ル要素4は、軸方向に離間して対
向する1対の静止密封環41,41と、これら静止密封
環41,41を回転不能に密着保持する環状パッキン4
2,42によって構成されている。
する。図1は、本発明の一実施例を示す縦断面図であ
る。この図において、カートリッジ式メカニカルシール
1は、主として水中ポンプのように水中に浸漬した状態
で駆動される軸封被機器の固定側部材(たとえばハウジ
ング)2,2に着脱可能に固着されるカートリッジケー
ス3と、このカートリッジケース3に収納される固定側
シ−ル要素4と、回転側シ−ル要素5と、圧縮板ばね6
とを備えている。カートリッジケース3は、プレス加工
されたステンレス鋼板のような非発錆金属板によつてな
るケース本体30と、環状のリテーナ31よって構成さ
れている。ケース本体30は、円筒状胴部30Aの軸方
向一端に半径方向内側に張出すフランジ部30Bを設
け、軸方向他端に半径方向外側に大きく張出すフランジ
部30Cを設けるとともに、胴部30Aに潤滑剤導入口
30aを貫通形成した構造になっており、胴部30Aの
軸方向他端側に環状のリテーナ31が着脱可能に圧入固
定される。固定側シ−ル要素4は、軸方向に離間して対
向する1対の静止密封環41,41と、これら静止密封
環41,41を回転不能に密着保持する環状パッキン4
2,42によって構成されている。
【0010】静止密封環41,41は、セラミックスの
ような硬質材料によって成型され、環状パッキン42,
42は、硬質ゴムのような比較的高強度で封水性(封液
性)にすぐれた弾性材料によって成型されており、一方
(上側)の環状パッキン42が、ケース本体30のフラ
ンジ部30Bの内面に圧接された状態で胴部30Aの内
周面に回転不能に密着保持され、他方(下側)の環状パ
ッキン42が、環状のリテーナ31によって回転不能に
密着保持されている。
ような硬質材料によって成型され、環状パッキン42,
42は、硬質ゴムのような比較的高強度で封水性(封液
性)にすぐれた弾性材料によって成型されており、一方
(上側)の環状パッキン42が、ケース本体30のフラ
ンジ部30Bの内面に圧接された状態で胴部30Aの内
周面に回転不能に密着保持され、他方(下側)の環状パ
ッキン42が、環状のリテーナ31によって回転不能に
密着保持されている。
【0011】回転側シ−ル要素5は、1対の回転密封環
51,51と、これら回転密封環51,51を密着固定
するとともに、被軸封機器の回転軸7の軸封部8に挿脱
可能に密着外嵌される1つの筒状パッキン52によって
構成されている。回転密封環51,51は、カ−ボンの
ような静止密封環より軟質の材料によって成型され、筒
状パッキン52は、硬質ゴムのような比較的高強度で封
水性(封液性)にすぐれた弾性材料によって成型されて
おり、この筒状パッキン52の軸方向両端部に形成され
た保持部52A,52Aの内周に回転密封環51,51
が密着保持され、軸方向中央の基部52Bと軸方向両端
の保持部52A,52Aは軸方向の伸縮を許容する頸部
52C,52Cを介して互いに連続している。保持部5
2A,52Aの外周には、ステンレス鋼のような非発錆
金属板によつてなるドライブケース53,53を一体成
型によって取付けることで、保持部52A,52Aによ
る回転密封環51,51の密着保持力を高め、また基部
52Bの外周をステンレス鋼板のような非発錆金属板に
よつてなるドライブリング54で巻回することによっ
て、基部52Bによる回転軸7に対する密着力を高めて
いる。
51,51と、これら回転密封環51,51を密着固定
するとともに、被軸封機器の回転軸7の軸封部8に挿脱
可能に密着外嵌される1つの筒状パッキン52によって
構成されている。回転密封環51,51は、カ−ボンの
ような静止密封環より軟質の材料によって成型され、筒
状パッキン52は、硬質ゴムのような比較的高強度で封
水性(封液性)にすぐれた弾性材料によって成型されて
おり、この筒状パッキン52の軸方向両端部に形成され
た保持部52A,52Aの内周に回転密封環51,51
が密着保持され、軸方向中央の基部52Bと軸方向両端
の保持部52A,52Aは軸方向の伸縮を許容する頸部
52C,52Cを介して互いに連続している。保持部5
2A,52Aの外周には、ステンレス鋼のような非発錆
金属板によつてなるドライブケース53,53を一体成
型によって取付けることで、保持部52A,52Aによ
る回転密封環51,51の密着保持力を高め、また基部
52Bの外周をステンレス鋼板のような非発錆金属板に
よつてなるドライブリング54で巻回することによっ
て、基部52Bによる回転軸7に対する密着力を高めて
いる。
【0012】圧縮板ばね6は、ステンレス鋼のような非
発錆金属製の複数の板ばねを積層してなり、ドライブケ
ース53,53の間に介在されて筒状パッキン52の保
持部52A,52Aを互いに離れる方向に付勢してい
る。したがって、回転密封環51,51の密封端面が静
止密封環41,41の密封端面に圧接され密封部9,9
を形成する。なお、10,10はOリングを示す。
発錆金属製の複数の板ばねを積層してなり、ドライブケ
ース53,53の間に介在されて筒状パッキン52の保
持部52A,52Aを互いに離れる方向に付勢してい
る。したがって、回転密封環51,51の密封端面が静
止密封環41,41の密封端面に圧接され密封部9,9
を形成する。なお、10,10はOリングを示す。
【0013】このような構成のカートリッジ式メカニカ
ルシールであれば、筒状パッキン52に回転軸7を圧入
しながら、カートリッジケース3のケース本体30を被
軸封機器の固定側部材2,2に対して挿入したのち、複
数のボルト(図示例では1つのボルトのみを示してい
る)11によってフランジ部30Cを下側の固定側部材
2に締結することによって、被軸封機器の軸封部8に対
して該カートリッジ式メカニカルシール1を簡単に装着
することができる。特に、単一の筒状パッキン52を使
用することによって、回転軸7に対して所定の軸方向長
さを有する軸方向中央の基部52Bのみが密着すること
になる。また、回転密封環51,51の密封端面を静止
密封環41,14の密封端面に圧接させるように付勢す
る弾性体として軸方向寸法が小さい圧縮板ばね6を用い
たことにより、回転軸7に密着する筒状パッキン52の
基部52Bの軸方向長さも短くすることが可能となる。
つまり、密着部は1つに低減され、かつその軸方向長さ
も短くなるので、2つの密着部を必要とし、コイルスプ
リングを用いていた従来のカートリッジ式メカニカルシ
ールに比べて、軸方向寸法を大幅に短縮してカートリッ
ジ式メカニカルシール1の小型化を達成できる。
ルシールであれば、筒状パッキン52に回転軸7を圧入
しながら、カートリッジケース3のケース本体30を被
軸封機器の固定側部材2,2に対して挿入したのち、複
数のボルト(図示例では1つのボルトのみを示してい
る)11によってフランジ部30Cを下側の固定側部材
2に締結することによって、被軸封機器の軸封部8に対
して該カートリッジ式メカニカルシール1を簡単に装着
することができる。特に、単一の筒状パッキン52を使
用することによって、回転軸7に対して所定の軸方向長
さを有する軸方向中央の基部52Bのみが密着すること
になる。また、回転密封環51,51の密封端面を静止
密封環41,14の密封端面に圧接させるように付勢す
る弾性体として軸方向寸法が小さい圧縮板ばね6を用い
たことにより、回転軸7に密着する筒状パッキン52の
基部52Bの軸方向長さも短くすることが可能となる。
つまり、密着部は1つに低減され、かつその軸方向長さ
も短くなるので、2つの密着部を必要とし、コイルスプ
リングを用いていた従来のカートリッジ式メカニカルシ
ールに比べて、軸方向寸法を大幅に短縮してカートリッ
ジ式メカニカルシール1の小型化を達成できる。
【0014】また、回転軸7を筒状パッキン52に直接
圧入する場合の圧入抵抗が、軸方向中央の基部52Bと
回転軸7との摩擦力のみに軽減されるので、カートリッ
ジ式メカニカルシール1の装着が容易になる。それゆえ
に、従来のカートリッジ式メカニカルシールにおいて使
用されていた内筒を省略できるから、それだけ部品点数
が少なくなって構造が簡単になるとともに、組立工数の
削減を図ることができる。
圧入する場合の圧入抵抗が、軸方向中央の基部52Bと
回転軸7との摩擦力のみに軽減されるので、カートリッ
ジ式メカニカルシール1の装着が容易になる。それゆえ
に、従来のカートリッジ式メカニカルシールにおいて使
用されていた内筒を省略できるから、それだけ部品点数
が少なくなって構造が簡単になるとともに、組立工数の
削減を図ることができる。
【0015】一方、複数のボルト11を取外しして、固
定側部材2に対するフランジ部30Cの締結を解除した
のち、カートリッジケース3のケース本体30を固定側
部材2,2から引抜く作業に同伴して筒状パッキン52
を回転軸7から引抜くことで、軸封部8からカートリッ
ジ式メカニカルシール1を取外すことができる。この場
合の引抜き抵抗も、筒状パッキン52の軸方向中央の基
部52Bと回転軸7との摩擦力のみに軽減されるから、
容易に取外すことができる。
定側部材2に対するフランジ部30Cの締結を解除した
のち、カートリッジケース3のケース本体30を固定側
部材2,2から引抜く作業に同伴して筒状パッキン52
を回転軸7から引抜くことで、軸封部8からカートリッ
ジ式メカニカルシール1を取外すことができる。この場
合の引抜き抵抗も、筒状パッキン52の軸方向中央の基
部52Bと回転軸7との摩擦力のみに軽減されるから、
容易に取外すことができる。
【0016】なお、前記実施例では、カートリッジケー
ス3をプレス加工されたステンレス鋼板のような非発錆
金属板によって形成したもので説明しているが、図2の
ように、樹脂製のカートリッジケース3を使用して構成
してもよい。図2において、図1の実施例と同一もしく
は相当部分には同一符号を付して、それらの説明を省略
する。
ス3をプレス加工されたステンレス鋼板のような非発錆
金属板によって形成したもので説明しているが、図2の
ように、樹脂製のカートリッジケース3を使用して構成
してもよい。図2において、図1の実施例と同一もしく
は相当部分には同一符号を付して、それらの説明を省略
する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
一の筒状パッキンを使用することと、回転密封環を静止
密封環側に付勢する弾性体として軸方向寸法の小さい圧
縮板ばねを用いることで、カートリッジケースの軸方向
寸法を著しく短縮してメカニカルシール全体の小型化を
図ることができるとともに、従来のように筒状パッキン
に相対的な周方向のずれを生じて、密封部の密封性能に
悪影響をおよぼす不都合も発生しない。しかも、回転軸
を筒状パッキンに直接圧入する場合の圧入抵抗および筒
状パッキンを回転軸から引抜く場合の引抜抵抗が、軸方
向長さの短い1つの密着部と回転軸との摩擦力のみに軽
減されるので、内筒を使用しないでも被軸封機器の軸封
部に対するカートリッジ式メカニカルシール全体の着脱
作業を容易に行なうことができる。また、単一の筒状パ
ッキンを使用することと、着脱を容易にするための内筒
の使用を省けることとによって、部品点数が少なくなっ
て構造を簡単にできるとともに、組立工数の削減を図る
ことができるという効果を奏する。
一の筒状パッキンを使用することと、回転密封環を静止
密封環側に付勢する弾性体として軸方向寸法の小さい圧
縮板ばねを用いることで、カートリッジケースの軸方向
寸法を著しく短縮してメカニカルシール全体の小型化を
図ることができるとともに、従来のように筒状パッキン
に相対的な周方向のずれを生じて、密封部の密封性能に
悪影響をおよぼす不都合も発生しない。しかも、回転軸
を筒状パッキンに直接圧入する場合の圧入抵抗および筒
状パッキンを回転軸から引抜く場合の引抜抵抗が、軸方
向長さの短い1つの密着部と回転軸との摩擦力のみに軽
減されるので、内筒を使用しないでも被軸封機器の軸封
部に対するカートリッジ式メカニカルシール全体の着脱
作業を容易に行なうことができる。また、単一の筒状パ
ッキンを使用することと、着脱を容易にするための内筒
の使用を省けることとによって、部品点数が少なくなっ
て構造を簡単にできるとともに、組立工数の削減を図る
ことができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来例の半截断面図である。
1 カートリッジ式メカニカルシール 2 固定側部材 3 カートリッジケース 4 固定側シール要素 5 回転側シール要素 6 圧縮板ばね 7 回転軸 9 密封部 41 静止密封環 51 回転密封環 52 筒状パッキン
Claims (1)
- 【請求項1】 静止密封環を有する固定側シ−ル要素
が、被軸封機器の固定側部材に着脱可能に固着される軸
方向両端部開口型のカートリッジケースに回転不能に収
納され、圧縮板ばねによって前記静止密封環側に付勢さ
れて密封部を形成する回転密封環と、この回転密封環を
その軸方向両端部に形成された保持部の内周に密着固定
するとともに、被軸封機器の回転軸に挿脱可能に密着外
嵌される1つの筒状パッキンとを備えた回転側シ−ル要
素が、回転可能に前記カートリッジケースに収納されて
いることを特徴とするカートリッジ式メカニカルシー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3062962A JPH086819B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | カートリッジ式メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3062962A JPH086819B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | カートリッジ式メカニカルシール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04300470A JPH04300470A (ja) | 1992-10-23 |
| JPH086819B2 true JPH086819B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=13215463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3062962A Expired - Fee Related JPH086819B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | カートリッジ式メカニカルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086819B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101489275B1 (ko) * | 2008-05-30 | 2015-02-04 | 델라웨어 캐피탈 포메이션, 인코포레이티드 | 카트리지 및 관련된 방법 |
| CN104514889A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-15 | 大连华阳密封股份有限公司 | 适用于搪瓷反应釜的机械密封 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7726658B2 (en) * | 2007-04-26 | 2010-06-01 | Enquatics, Inc. | Driven seal assembly for rotary drive shaft of motor |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4815747A (en) * | 1988-02-01 | 1989-03-28 | The Gorman-Rupp Company | Face type seal assembly |
| JPH01261568A (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-18 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | カートリッジ式メカニカルシール |
| JP3057565U (ja) * | 1998-09-07 | 1999-06-02 | 北陸曲硝子株式会社 | 曲げ硝子板及びそれを用いた建築物の出窓構造並びに建築物の壁部構造 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3062962A patent/JPH086819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101489275B1 (ko) * | 2008-05-30 | 2015-02-04 | 델라웨어 캐피탈 포메이션, 인코포레이티드 | 카트리지 및 관련된 방법 |
| CN104514889A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-15 | 大连华阳密封股份有限公司 | 适用于搪瓷反应釜的机械密封 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04300470A (ja) | 1992-10-23 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |