JPH086821B2 - 磁性流体シ−ル装置の組立方法 - Google Patents

磁性流体シ−ル装置の組立方法

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JPH086821B2
JPH086821B2 JP62022086A JP2208687A JPH086821B2 JP H086821 B2 JPH086821 B2 JP H086821B2 JP 62022086 A JP62022086 A JP 62022086A JP 2208687 A JP2208687 A JP 2208687A JP H086821 B2 JPH086821 B2 JP H086821B2
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magnetic
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Inventor
直樹 堀
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エヌオーケー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、互いに同芯に組合わされて相対運動をなす
2部材間の密封手段として使用される磁性流体シール装
置の組立方法に関し、更に詳しくは、磁性流体シール装
置を構成する磁性流体の注入方法に関する。
(従来の技術) コンピューター用磁気ディスクの駆動装置のダスト侵
入阻止手段或は各種真空装置の真空隔絶手段として、第
4図に例示するような磁性流体シール装置が使用されて
いる。
同図の磁性流体シール装置においては、永久磁石によ
る環状の磁力源(1)の両側に配置されて磁力源(1)
とともに非磁性材料によるハウジング(6)に保持され
た磁極片(2)(3)と該両磁極片(2)(3)に挿通
された軸(4)との間に形成された微小間隙内へ注入さ
れた磁性流体(5)が、磁力源(1)、両磁極片(2)
(3)及び軸(4)により形成された主磁束に保持され
て両磁極片(2)(3)及び軸(4)間の微小間隙をシ
ールしている。
上記した構造を備えた磁性流体シール装置の磁性流体
注入方法として、以下に述べるものが、機械設計第30巻
第7号第51〜52ページ(日刊工業新聞社発行、1986年6
月号)に記載されている。
同方法は、磁力源(1)及び両磁極片(2)(3)に
よって形成された環状空所内に、適量の磁性流体を軸
(4)の挿入前に注入し、軸(4)の挿通に伴って形成
される主磁束によって、磁性流体(5)を各磁極片
(2)(3)と軸(4)との間の微小間隙内へ吸引させ
て該微小間隙内に保持させるものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来例の磁性流体シール装置の組立方法にお
いては、軸(4)の挿入に先立って両磁極片(2)
(3)間の環状空所内に注入された磁性流体を両磁極片
(2)(3)内への軸(4)の挿入と同時に形成される
主磁束によって各磁極片(2)(3)及び軸(4)間の
微小間隙内へ吸引させる際に、必ずしも、磁性流体の全
量が各磁極片(2)(3)及び軸(4)間の微小間隙内
へ吸引されないために、磁性流体によるシール性能にバ
ラツキを生じるおそれがあり、確実なシール性能を保持
するためには、適量以上の磁性流体の注入を要して不経
済となるばかりでなく、軸の周面等に付着した磁性流体
が、運転時に飛散して周辺を汚損させるおそれがあっ
た。
本発明は、上記した問題点を解消して磁性流体の無駄
及び磁性流体による汚損を防止するとともに、優れたシ
ール性能をもたらすことのできる磁性流体シール装置の
組立方法を提示することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記した従来の技術による磁性流体シール
装置の組立方法における問題点を考慮して、先端に小径
の補助軸を接続させた軸の先端部分を、磁力源を挟んで
配置された2磁極片の第1の磁極片のみに挿通した状態
に保って、有底の略円筒形状を呈して補助軸が挿通され
る貫通孔および磁性流体を注入するための注入口を底部
に穿たれた磁気回路変更補助具を第2の磁極片の側面に
添え、第1の磁極片と軸の間の微小間隙内へ注入口を介
して磁性流体を注入し、次いで、補助軸によって軸を第
2の磁極片内へ移動させた後に補助軸及び磁気回路変更
補助具を取り外し、第2の磁極片と軸の間の微小間隙内
へ磁性流体を注入するように構成するものである。
また必要に応じて、磁性流体シール装置の組立状態に
おいて、磁極片の内周面と対向する部分以外の軸の周面
に、磁性流体に対して濡れ性を示さない材質による非濡
れ性被膜を施して、軸の周面に付着した磁性流体が軸の
移動に伴って移動することを防止するように構成しても
よい。
(作用) 上記した構成を備えた磁性流体シール装置の組立方法
においては、補助軸及び磁気回路変更補助具の取付けに
よって磁力源−第1の磁極片−軸−補助軸−磁気回路変
更補助具−第2の磁極片−磁力源を通して形成された主
磁束が、第1の磁極片と軸の間の微小間隙内へ注入され
た磁性流体を該微小間隙内に保持し、軸が第2の磁極片
内へ挿通されて補助軸及び磁気回路変更補助具が取り外
された後は、磁力源−第1の磁極片−軸−第2の磁極片
−磁力源を通して形成された主磁束が、各磁極片と軸の
間の微小間隙内へ注入された磁性流体をそれぞれの微小
間隙内に保持する。
(実施例) 第1図乃至第3図の実施例は、先ず、第1図に示すよ
うに、外周にネジを付した小径の補助軸(7)を先端に
接続させた軸(4)の先端部分を、環状の永久磁石によ
る磁力源(1)を挟んで配置し、磁力源(1)とともに
非磁性材料によるハウジング(6)に保持させた環状の
2磁極片(2)(3)の第1の磁極片(2)のみに挿通
し、略円筒形状を呈して端部に付した底部中央のネジ孔
に補助軸(7)を螺合させた磁気回路変更補助具(8)
を第2の磁極片(3)の側面に添えた状態で、詳細を第
2図に示すように、磁気回路変更補助具(8)の底部に
設けた注入口(9)を通して第1の磁極片(2)と軸
(4)の間の微小間隙内へ磁性流体(5)を注入し、次
いで、第3図に示すように、補助軸(7)の回転によっ
て軸(4)を第2の磁極片(3)内へ挿通し、補助軸
(7)及び磁気回路変更補助具(8)を取り外した後
に、第2の磁極片(3)と軸(4)の間の微小間隙内へ
磁性流体(5)を注入して第4図に示した磁性流体シー
ル装置を得るものである。
磁性流体シール装置の組立状態において2磁極片
(2)(3)の内周面と対向する軸(4)の周面以外の
部分に、例えば4フッ化エチレン樹脂材のように、磁性
流体に対し濡れ性を示さない材料による非濡れ性被膜
(10)を施して、軸(4)の周面に付着した磁性流体が
軸(4)の移動に伴って移動するのを防止している。
(発明の効果) 本発明の磁性流体シール装置の組立方法が、上記した
ように、先端に小径の補助軸を接続させた軸の先端部分
を、磁力源を挟んで配置した2磁極片の第1の磁極片の
みに挿通した状態に保って、略円筒形状を呈し、端部に
付された底部に補助軸が挿通される貫通孔および磁性流
体を注入するための注入口を穿たれた磁気回路変更補助
具を第2の磁極片の側面に添え、第1の磁極片と軸の間
の微小間隙内へ注入口を介して磁性流体を注入し、次い
で、補助軸により軸を移動させて第2の磁極片内へ挿通
させた後に補助軸及び磁気回路変更補助具を取り外し、
第2の磁極片と軸の間の微小間隙内へ磁性流体を注入す
る構成を備えていることにより、補助軸及び磁気回路変
更補助具が装着されている間は、第1の磁極片及び軸を
通る磁束のみが形成されて第2の磁極片及び軸を通る磁
束が形成されないために、第1の磁極片と軸の間の微小
間隙内へ注入された磁性流体が該微小間隙内に確実に保
持され、次いで、軸が第2の磁極片内へ挿通されて補助
軸及び磁気回路変更補助具が取り外された後は、両磁極
片のそれぞれと軸を通る磁束が、各磁極片と軸の間の微
小間隙内へ注入された磁性流体を強固に保持するので、
注入する磁性流体の量が最少限度に抑えられて従来の技
術による磁性流体シール装置の組立方法において避けら
れなかった磁性流体の無駄な消費が防止され、しかも、
強固な磁性流体の保持によって確実なシール性能が保証
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の一工程を示す断面図、第
2図は、本発明の実施に使用する用具の要部の正面図、
第3図は、本発明の一実施例の後工程を示す断面図、第
4図は、本発明の対象となる磁性流体シール装置の構造
例を示す断面図である。 1……磁力源、2……第1の磁極片、3……第2の磁極
片、4……軸、5……磁性流体、6……ハウジング、7
……補助軸、8……磁気回路変更補助具、9……注入
口、10……非濡れ性被膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の磁力源(1)を挟んで配置した環状
    の第1の磁極片(2)及び第2の磁極片(3)と、該両
    磁極片(2)(3)を貫通する軸(4)との間に形成さ
    れた微小間隙内に、磁性流体(5)を介在させてなる磁
    性流体シール装置の組立方法において、前記軸(4)の
    先端に小径の補助軸(7)を接続させ、前記軸の先端部
    分を前記第1の磁極片(2)のみに挿通した状態に保つ
    とともに、略円筒形状を呈し磁性流体(5)を注入する
    ための注入口(9)を備えた底部を付され、前記補助軸
    (7)が挿通される貫通孔を穿たれた磁気回路変更補助
    具(8)を前記第2の磁極片(3)の側面に添えて、前
    記第1の磁極片(2)と前記軸(4)の間の微小間隙内
    へ前記注入口(9)を介して磁性流体(5)を注入し、
    次いで、前記補助軸(7)により前記軸(4)を移動さ
    せて前記第2の磁極片(3)内へ挿通し、前記補助軸
    (7)及び磁気回路変更補助具(8)を取り外して前記
    第2の磁極片(3)と前記軸(4)の間の微小間隙内へ
    磁性流体(5)を注入するように構成した磁性流体シー
    ル装置の組立方法。
  2. 【請求項2】磁性流体シール装置の組立状態において、
    磁極片(2)(3)の内周面と対向する部分以外の軸
    (4)の周面に、磁性流体(5)に対して濡れ性を示さ
    ない材質による非濡れ性被膜(10)を施して、軸(4)
    の周面に付着した磁性流体が軸(4)の移動に伴って移
    動することを防止するように構成した特許請求の範囲第
    1項記載の磁性流体シール装置の組立方法。
JP62022086A 1987-02-02 1987-02-02 磁性流体シ−ル装置の組立方法 Expired - Lifetime JPH086821B2 (ja)

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