JPH086827Y2 - 植生用土のう袋 - Google Patents
植生用土のう袋Info
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- JPH086827Y2 JPH086827Y2 JP1990058129U JP5812990U JPH086827Y2 JP H086827 Y2 JPH086827 Y2 JP H086827Y2 JP 1990058129 U JP1990058129 U JP 1990058129U JP 5812990 U JP5812990 U JP 5812990U JP H086827 Y2 JPH086827 Y2 JP H086827Y2
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、法面における植生を行うことのできる植生
用土のう袋に関するものである。
用土のう袋に関するものである。
(従来の技術) 道路の側面に形成される法面、あるいは新規造成地等
の法面等に対しては、これが崩れないようにするために
植物を育成する工法、すなわち法面植生工法が採用され
ている。この法面植生工法としては、大別して、形成後
の法面に植物種子や肥料等の植物育成材料を吹き付ける
所謂吹付工法と、法面を形成するための土のう内に予め
植物種子等を配置しておく植生土のう工法とがある。植
生土のうは、吹付工法におけるような大がかりな設備が
なくとも、法面の植生を行うことができるから、例えば
山間部の法面の植生を行うために重宝されているもので
ある。
の法面等に対しては、これが崩れないようにするために
植物を育成する工法、すなわち法面植生工法が採用され
ている。この法面植生工法としては、大別して、形成後
の法面に植物種子や肥料等の植物育成材料を吹き付ける
所謂吹付工法と、法面を形成するための土のう内に予め
植物種子等を配置しておく植生土のう工法とがある。植
生土のうは、吹付工法におけるような大がかりな設備が
なくとも、法面の植生を行うことができるから、例えば
山間部の法面の植生を行うために重宝されているもので
ある。
従来より、この植生用土のう袋に関しては種々なもの
が提案されてきており、古くは実公昭42−18919号公報
の「種子板と網袋とを組合せた緑化袋」、近年に至って
は実公昭55−39939号公報の「樹木導入用植生土のう
袋」あるいは、実公昭57ー38457号公報の「植生袋」等
がある。
が提案されてきており、古くは実公昭42−18919号公報
の「種子板と網袋とを組合せた緑化袋」、近年に至って
は実公昭55−39939号公報の「樹木導入用植生土のう
袋」あるいは、実公昭57ー38457号公報の「植生袋」等
がある。
ところで、従来提案されているこれらの植生用土のう
袋は、植生に必要な植物種子の発芽条件を良好にすると
いうことについては意が用いられているが、植物の成育
にとって重要な「根」については意が用いられていない
ものである。
袋は、植生に必要な植物種子の発芽条件を良好にすると
いうことについては意が用いられているが、植物の成育
にとって重要な「根」については意が用いられていない
ものである。
すなわち、植物種子が発芽して十分な法面の植生を行
える程度に成育するためには、完全な発芽をすることは
当然のこととして、植物の根が土のう外の土中に深く入
り込む必要がある。そうでないと、土のう中の養分のみ
では植生植物を十分成育させるのに不十分であるだけで
なく、植物の根が土中深く入り込まないことから法面の
十分な保護を行うことができないからである。
える程度に成育するためには、完全な発芽をすることは
当然のこととして、植物の根が土のう外の土中に深く入
り込む必要がある。そうでないと、土のう中の養分のみ
では植生植物を十分成育させるのに不十分であるだけで
なく、植物の根が土中深く入り込まないことから法面の
十分な保護を行うことができないからである。
例えば、実公昭57−9480号公報にて提案されている
「植生土のう用袋」は、「袋体表面が荒目の抗劣化性布
帛、袋体下面が展開連続割繊維を積層して経緯不織的に
組んで熱接着した熱可塑性樹脂割繊維不織布よりなる袋
体の表面の荒目の布帛の内面又は外面の一部に天然又は
化学繊維にて構成された不織シートに種子及び肥料を支
持させた植生帯を貼着してなる植生土のう用袋」 をその構成上の特徴とするものであるが、ここで用いら
れている「割繊維不織布の素材の熱可塑性樹脂」は、
「加水分解、土壌微生物による崩壊その他土中で劣化変
化に対し安定性の高いものが好ましく、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステルとポリプロピレンのブレ
ンド物などの熱溶融性のもの」であるため、植生植物の
成育にとって次のような不合理が生ずる。すなわち、こ
の「植生土のう用袋」は、その「割繊維不織布の素材の
熱可塑性樹脂」が簡単に言えば土中にて腐蝕しないもの
であるから、例えば第6図に示すようにその下方への根
の入り込みを阻止するものとなっているのである。つま
り、折角良好に発芽したとしても、その植物の根は、こ
の耐蝕性があって長く残る可能性のある「熱可塑性樹
脂」によって邪魔されて土のう中を延びるだけであり、
法面深く根を下ろすことがないのである。
「植生土のう用袋」は、「袋体表面が荒目の抗劣化性布
帛、袋体下面が展開連続割繊維を積層して経緯不織的に
組んで熱接着した熱可塑性樹脂割繊維不織布よりなる袋
体の表面の荒目の布帛の内面又は外面の一部に天然又は
化学繊維にて構成された不織シートに種子及び肥料を支
持させた植生帯を貼着してなる植生土のう用袋」 をその構成上の特徴とするものであるが、ここで用いら
れている「割繊維不織布の素材の熱可塑性樹脂」は、
「加水分解、土壌微生物による崩壊その他土中で劣化変
化に対し安定性の高いものが好ましく、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステルとポリプロピレンのブレ
ンド物などの熱溶融性のもの」であるため、植生植物の
成育にとって次のような不合理が生ずる。すなわち、こ
の「植生土のう用袋」は、その「割繊維不織布の素材の
熱可塑性樹脂」が簡単に言えば土中にて腐蝕しないもの
であるから、例えば第6図に示すようにその下方への根
の入り込みを阻止するものとなっているのである。つま
り、折角良好に発芽したとしても、その植物の根は、こ
の耐蝕性があって長く残る可能性のある「熱可塑性樹
脂」によって邪魔されて土のう中を延びるだけであり、
法面深く根を下ろすことがないのである。
そこで、本考案者等は、この種の植生用土のう袋につ
いて、その中に配置した植物種子の発芽を十分行えると
ともに、成長し始めた植物の根が法面中にも十分延び得
るものとするためにはどうしたらよいかについて鋭意検
討を重ねてきた結果、特に植生用土のう袋の植物の根側
となる部分を水溶性の材料等によって構成することが非
常に有利であることに気付いたのである。
いて、その中に配置した植物種子の発芽を十分行えると
ともに、成長し始めた植物の根が法面中にも十分延び得
るものとするためにはどうしたらよいかについて鋭意検
討を重ねてきた結果、特に植生用土のう袋の植物の根側
となる部分を水溶性の材料等によって構成することが非
常に有利であることに気付いたのである。
そして、この知見に基づいて種々実験を試みたとこ
ろ、植生用土のうの根側部分が、根の成育に応じて土中
に溶解しまたは土壌細菌等の作用によって腐蝕すること
は、根の成育にとって非常に有利ではあるが、植生用土
のう袋の表面側は、これを法面に対して留めておくもの
がなくなるため、法面から剥がれ易くなることにも気付
いたのである。つまり、緩やかで植生植物の成育が十分
行われる土質の法面の場合には問題はないが、急傾斜あ
るいは土質の比較的良くない法面の場合には植生用土の
うの表面側が法面に添着された状態でないと、これが法
面から剥がれて、折角定着しかけた客土が流亡したり、
法面あるいはその周囲を汚すことになることもあり得る
ことに気付いたのである。
ろ、植生用土のうの根側部分が、根の成育に応じて土中
に溶解しまたは土壌細菌等の作用によって腐蝕すること
は、根の成育にとって非常に有利ではあるが、植生用土
のう袋の表面側は、これを法面に対して留めておくもの
がなくなるため、法面から剥がれ易くなることにも気付
いたのである。つまり、緩やかで植生植物の成育が十分
行われる土質の法面の場合には問題はないが、急傾斜あ
るいは土質の比較的良くない法面の場合には植生用土の
うの表面側が法面に添着された状態でないと、これが法
面から剥がれて、折角定着しかけた客土が流亡したり、
法面あるいはその周囲を汚すことになることもあり得る
ことに気付いたのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、以上のような経緯に基づいてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、従来の植生用土のう
袋における根の発達の阻害である。
で、その解決しようとする課題は、従来の植生用土のう
袋における根の発達の阻害である。
そして、第一請求項に係る考案の目的とするところは、
根の入る側の部分を土中において溶解または腐蝕し易い
材料のものによって形成することにより、植生植物がそ
の根を法面の土中深く下ろすことのできる植生用土のう
袋を簡単な構成によって提供することにある。
根の入る側の部分を土中において溶解または腐蝕し易い
材料のものによって形成することにより、植生植物がそ
の根を法面の土中深く下ろすことのできる植生用土のう
袋を簡単な構成によって提供することにある。
また、第二請求項に係る考案の目的とするところは、
根の入る側の部分を完全に溶解または腐蝕させないよう
にして、法面の表面側となる部分の連結を長期間行なっ
て、その表面側部分が法面から剥がれないようにするこ
とのできる植生用土のう袋を提供することにある。
根の入る側の部分を完全に溶解または腐蝕させないよう
にして、法面の表面側となる部分の連結を長期間行なっ
て、その表面側部分が法面から剥がれないようにするこ
とのできる植生用土のう袋を提供することにある。
さらに、第三請求項に係る考案の目的とするところ
は、第一請求項に係る植生用土のう袋を構成する裏側シ
ート状体の一部、または第二請求項に係る植生用土のう
袋を構成する水溶性糸紐を、土壌中の微生物によって分
解されて消滅する合成糸により構成して、第一または第
二請求項に係る土のう袋の効果をより一層増大させるこ
とのできる植生用土のう袋を提供することにある。
は、第一請求項に係る植生用土のう袋を構成する裏側シ
ート状体の一部、または第二請求項に係る植生用土のう
袋を構成する水溶性糸紐を、土壌中の微生物によって分
解されて消滅する合成糸により構成して、第一または第
二請求項に係る土のう袋の効果をより一層増大させるこ
とのできる植生用土のう袋を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、第一請求項に係る考案
の採った手段は、実施例において使用する符号を付して
説明すると、 「袋を構成する表側シート状体(11)及び裏側シート
状体(12)と、表側シート状体(11)の内面に貼着した
水溶性フィルム(13)と、この水溶性フィルム(13)と
表側シート状体(11)間に挟持された法面(20)等の植
生に必要な植物種子(14)及び必要な植物育成材料(1
5)とを備えた植生用土のう袋(10)において、 表側シート状体(11)を、その中の土が大量にこぼれ
出ず、しかも各種子(14)の発芽の邪魔をしない程度の
網目を有する網体によって形成し、かつその例えば縦糸
を耐蝕性のものとし、 裏側シート状体(12)を、麻やジュート等の自然繊
維、紙あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって構成
して、表側シート状体(11)よりも早く腐蝕あるいは消
失するものとしたことを特徴とする植生用土のう袋(1
0)」 である。
の採った手段は、実施例において使用する符号を付して
説明すると、 「袋を構成する表側シート状体(11)及び裏側シート
状体(12)と、表側シート状体(11)の内面に貼着した
水溶性フィルム(13)と、この水溶性フィルム(13)と
表側シート状体(11)間に挟持された法面(20)等の植
生に必要な植物種子(14)及び必要な植物育成材料(1
5)とを備えた植生用土のう袋(10)において、 表側シート状体(11)を、その中の土が大量にこぼれ
出ず、しかも各種子(14)の発芽の邪魔をしない程度の
網目を有する網体によって形成し、かつその例えば縦糸
を耐蝕性のものとし、 裏側シート状体(12)を、麻やジュート等の自然繊
維、紙あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって構成
して、表側シート状体(11)よりも早く腐蝕あるいは消
失するものとしたことを特徴とする植生用土のう袋(1
0)」 である。
すなわち、本考案に係る植生用土のう袋(10)は、基
本的には表側シート状体(11)、裏側シート状体(1
2)、表側シート状体(11)の内側に貼着される水溶性
フィルム(13)及び表側シート状体(11)と水溶性フィ
ルム(13)間にこれらによって挟持される種子(14)及
び肥料(15)等の植物の育成に必要な材料とにより構成
されるものであるが、その内の裏側シート状体(12)が
土中に埋設されたとき一定期間後に腐蝕あるいは消失す
るものとしたものである。
本的には表側シート状体(11)、裏側シート状体(1
2)、表側シート状体(11)の内側に貼着される水溶性
フィルム(13)及び表側シート状体(11)と水溶性フィ
ルム(13)間にこれらによって挟持される種子(14)及
び肥料(15)等の植物の育成に必要な材料とにより構成
されるものであるが、その内の裏側シート状体(12)が
土中に埋設されたとき一定期間後に腐蝕あるいは消失す
るものとしたものである。
このような裏側シート状体(12)を構成するにあたっ
ては、麻やジュート等の自然繊維を利用して織物状物ま
たは網体として形成して実施してもよく、同様に水溶性
材料を含む合成繊維によって形成する場合も、織物状物
または網体として実施してもよいものである。
ては、麻やジュート等の自然繊維を利用して織物状物ま
たは網体として形成して実施してもよく、同様に水溶性
材料を含む合成繊維によって形成する場合も、織物状物
または網体として実施してもよいものである。
また、第二請求項に係る考案の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、 「袋を構成する表側シート状体(11)及び裏側シート
状体(12)と、表側シート状体(11)の内面に貼着した
水溶性フィルム(13)と、この水溶性フィルム(13)と
表側シート状体(11)間に挟持された法面(20)等の植
生に必要な植物種子(14)及び必要な植物育成材料(1
5)とを備えた植生用土のう袋(10)において、 表側シート状体(11)を、その中の土が大量にこぼれ
出ず、しかも各種子(14)の発芽の邪魔をしない程度の
網目を有する網体によって形成し、かつその例えば縦糸
を耐蝕性のものとし、 裏側シート状体(12)を、麻やジュート等の自然繊
維、紙あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって形成
した水溶性糸紐(12a)と、この水溶性糸紐(12a)を互
いに連結する化学繊維等によって形成した排水溶性糸紐
(12b)とにより構成して、水溶性糸紐(12a)が表側シ
ート状体(11)よりも早く腐蝕あるいは消失するものと
したことを特徴とする植生用土のう袋(10)」 である。
において使用する符号を付して説明すると、 「袋を構成する表側シート状体(11)及び裏側シート
状体(12)と、表側シート状体(11)の内面に貼着した
水溶性フィルム(13)と、この水溶性フィルム(13)と
表側シート状体(11)間に挟持された法面(20)等の植
生に必要な植物種子(14)及び必要な植物育成材料(1
5)とを備えた植生用土のう袋(10)において、 表側シート状体(11)を、その中の土が大量にこぼれ
出ず、しかも各種子(14)の発芽の邪魔をしない程度の
網目を有する網体によって形成し、かつその例えば縦糸
を耐蝕性のものとし、 裏側シート状体(12)を、麻やジュート等の自然繊
維、紙あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって形成
した水溶性糸紐(12a)と、この水溶性糸紐(12a)を互
いに連結する化学繊維等によって形成した排水溶性糸紐
(12b)とにより構成して、水溶性糸紐(12a)が表側シ
ート状体(11)よりも早く腐蝕あるいは消失するものと
したことを特徴とする植生用土のう袋(10)」 である。
すなわち、本考案に係る植生用土のう袋(10)は、基
本的には表側シート状体(11)、裏側シート状体(1
2)、表側シート状体(11)の内側に貼着される水溶性
フィルム(13)及び表側シート状体(11)と水溶性フィ
ルム(13)間にこれらによって挟持される種子(14)及
び肥料(15)等の植物の育成に必要な材料とにより構成
されるものであることは第一請求項に係る植生用土のう
袋(10)と同様であるが、その内の裏側シート状体(1
2)の一部(この場合は水溶性糸紐(12a))が土中に埋
設されたとき一定期間後に腐蝕あるいは消失するものと
したものである。
本的には表側シート状体(11)、裏側シート状体(1
2)、表側シート状体(11)の内側に貼着される水溶性
フィルム(13)及び表側シート状体(11)と水溶性フィ
ルム(13)間にこれらによって挟持される種子(14)及
び肥料(15)等の植物の育成に必要な材料とにより構成
されるものであることは第一請求項に係る植生用土のう
袋(10)と同様であるが、その内の裏側シート状体(1
2)の一部(この場合は水溶性糸紐(12a))が土中に埋
設されたとき一定期間後に腐蝕あるいは消失するものと
したものである。
このような裏側シート状体(12)を構成するにあたっ
ては、水溶性糸紐(12a)と非水溶性糸紐(12b)とを網
の縦糸または横糸を構成するものとする必要があり、非
水溶性糸紐(12b)としては、水溶性糸紐(12a)が溶解
または腐蝕したとき表側シート状体(11)を法面(20)
から剥がれない程度に保持できる程度の間隔または量の
ものとして採用する必要がある。そして、この植生用土
のう袋(10)は、水溶性糸紐(12a)として、土壌中の
微生物によって分解されて消滅する麻やジュート等の自
然繊維あるいは合成繊維により形成したものを採用する
のである。また、この裏側シート状体(12)は、全体と
して織物状物または実施例におけるように網体に構成し
て実施されるものである。
ては、水溶性糸紐(12a)と非水溶性糸紐(12b)とを網
の縦糸または横糸を構成するものとする必要があり、非
水溶性糸紐(12b)としては、水溶性糸紐(12a)が溶解
または腐蝕したとき表側シート状体(11)を法面(20)
から剥がれない程度に保持できる程度の間隔または量の
ものとして採用する必要がある。そして、この植生用土
のう袋(10)は、水溶性糸紐(12a)として、土壌中の
微生物によって分解されて消滅する麻やジュート等の自
然繊維あるいは合成繊維により形成したものを採用する
のである。また、この裏側シート状体(12)は、全体と
して織物状物または実施例におけるように網体に構成し
て実施されるものである。
さらに、第三請求項に係る考案の採った手段は、同様
に、 「裏側シート状体(12)の一部、または水溶性糸紐
(12a)を、土壌中の微生物により分解されて消滅する
合成糸によって構成したことを特徴とする第一または第
二請求項に記載の植生用土のう袋(10)」 である。
に、 「裏側シート状体(12)の一部、または水溶性糸紐
(12a)を、土壌中の微生物により分解されて消滅する
合成糸によって構成したことを特徴とする第一または第
二請求項に記載の植生用土のう袋(10)」 である。
すなわち、この第三請求項に係る植生用土のう袋(1
0)においては、第一請求項の植生用土のう袋(10)の
裏側シート状体(12)の少なくとも一部、または第二請
求項の植生用土のう袋(10)の水溶性糸紐(12a)を土
壌中の微生物により分解されて消滅する合成糸によって
構成したものである。
0)においては、第一請求項の植生用土のう袋(10)の
裏側シート状体(12)の少なくとも一部、または第二請
求項の植生用土のう袋(10)の水溶性糸紐(12a)を土
壌中の微生物により分解されて消滅する合成糸によって
構成したものである。
(考案の作用及び使用の態様) まず、各請求項に係る植生用土のう袋(10)は、一般
的な方法、すなわちその中に土を入れて土のうとすると
ともに、第1図及び第5図に示すように、これをその表
側シート状体(11)が上面となるように法面(20)上に
配列するのである。この土入れ作業及び法面(20)上へ
の配列作業時において、表側シート状体(11)及び裏側
シート状体(12)はその本来有する強度によってその形
状を維持することは当然である。なお、第1図において
は植生用土のう袋(10)の網目が水平線に対して斜め
(45゜の傾斜)になるように配列しているが、この植生
用土のう袋(10)は水平状態に配列されることもある。
的な方法、すなわちその中に土を入れて土のうとすると
ともに、第1図及び第5図に示すように、これをその表
側シート状体(11)が上面となるように法面(20)上に
配列するのである。この土入れ作業及び法面(20)上へ
の配列作業時において、表側シート状体(11)及び裏側
シート状体(12)はその本来有する強度によってその形
状を維持することは当然である。なお、第1図において
は植生用土のう袋(10)の網目が水平線に対して斜め
(45゜の傾斜)になるように配列しているが、この植生
用土のう袋(10)は水平状態に配列されることもある。
このように法面(20)上に配列された各植生用土のう
袋(10)に対して、雨等により水が供給されると、まず
その水溶性フィルム(13)が溶解し、これにより種子
(14)は植生用土のう袋(10)中の土に直接触れた状態
となる。そして、この水を吸った各種子(14)は、発芽
をし始めるとともに植生用土のう袋(10)内の土中に根
を下ろし始める。この場合、各種子(14)から出た芽
は、表側シート状体(11)の網目等を通して法面(20)
の上側に出るのである。一般に、発芽時の植物の芽は相
当強い力を有しており、また向日性を有しているもので
あるから、この芽は表側シート状体(11)の網目を通し
て表側シート状体(11)の上面側に確実に出るものであ
る。
袋(10)に対して、雨等により水が供給されると、まず
その水溶性フィルム(13)が溶解し、これにより種子
(14)は植生用土のう袋(10)中の土に直接触れた状態
となる。そして、この水を吸った各種子(14)は、発芽
をし始めるとともに植生用土のう袋(10)内の土中に根
を下ろし始める。この場合、各種子(14)から出た芽
は、表側シート状体(11)の網目等を通して法面(20)
の上側に出るのである。一般に、発芽時の植物の芽は相
当強い力を有しており、また向日性を有しているもので
あるから、この芽は表側シート状体(11)の網目を通し
て表側シート状体(11)の上面側に確実に出るものであ
る。
ここで、第一請求項に係る植生用土のう袋においては、
その裏側シート状体(12)が、麻あるいはジュート等の
自然材料、紙あるいは水溶性材料を含む合成樹脂材料に
よって形成してあるから、植生用土のう袋(10)を法面
(20)上に配置した時点から環境状態に応じて腐蝕また
は溶解を始める。従って、発芽した各種子(14)の根が
この裏側シート状体(12)に届く頃、あるいは植生用土
のう袋(10)の土中にこの根が十分張った後において
は、この裏側シート状体(12)は植生植物の根の通過を
容易にしているのである。つまり、植生植物の根は、第
5図に示すように、この裏側シート状体(12)を通して
十分張ることができるものとなっているのである。
その裏側シート状体(12)が、麻あるいはジュート等の
自然材料、紙あるいは水溶性材料を含む合成樹脂材料に
よって形成してあるから、植生用土のう袋(10)を法面
(20)上に配置した時点から環境状態に応じて腐蝕また
は溶解を始める。従って、発芽した各種子(14)の根が
この裏側シート状体(12)に届く頃、あるいは植生用土
のう袋(10)の土中にこの根が十分張った後において
は、この裏側シート状体(12)は植生植物の根の通過を
容易にしているのである。つまり、植生植物の根は、第
5図に示すように、この裏側シート状体(12)を通して
十分張ることができるものとなっているのである。
これにより、この第一請求項の考案に係る植生用土の
う袋(10)を採用した植生土のう工法においては、表側
シート状体(11)の内側に挟持されていた各種子(14)
が、その発芽を十分行えるだけでなく、その根を法面
(20)の土中深く張ることができるようになっているの
である。
う袋(10)を採用した植生土のう工法においては、表側
シート状体(11)の内側に挟持されていた各種子(14)
が、その発芽を十分行えるだけでなく、その根を法面
(20)の土中深く張ることができるようになっているの
である。
また、第二請求項に係る植生用土のう袋(10)の裏側
シート状体(12)は、麻あるいはジュート等の自然材
料、紙あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって形成
した水溶性糸紐(12a)を有しているから、植生用土の
う袋(10)を法面(20)上に配置した時点から、その水
溶性糸紐(12a)が環境状態に応じて腐蝕または溶解を
始める。従って、発芽した各種子(14)の根がこの裏側
シート状体(12)に届く頃、あるいは植生用土のう袋
(10)の土中にこの根が十分張った後においては、この
裏側シート状体(12)は非水溶性糸紐(12b)のみとな
って、植生植物の根の通過を容易にしているのである。
つまり、植生植物の根は、第5図に示すように、この裏
側シート状体(12)を構成している各非水溶性糸紐(12
b)の間を通して十分張ることができるものとなってい
るのである。
シート状体(12)は、麻あるいはジュート等の自然材
料、紙あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって形成
した水溶性糸紐(12a)を有しているから、植生用土の
う袋(10)を法面(20)上に配置した時点から、その水
溶性糸紐(12a)が環境状態に応じて腐蝕または溶解を
始める。従って、発芽した各種子(14)の根がこの裏側
シート状体(12)に届く頃、あるいは植生用土のう袋
(10)の土中にこの根が十分張った後においては、この
裏側シート状体(12)は非水溶性糸紐(12b)のみとな
って、植生植物の根の通過を容易にしているのである。
つまり、植生植物の根は、第5図に示すように、この裏
側シート状体(12)を構成している各非水溶性糸紐(12
b)の間を通して十分張ることができるものとなってい
るのである。
これにより、この第二請求項に係る植生用土のう袋
(10)を採用した植生土のう工法においては、表側シー
ト状体(11)の内側に挟持されていた各種子(14)が、
その発芽を十分行えるだけでなく、その根を法面(20)
の土中深く張ることができるようになっているのであ
る。
(10)を採用した植生土のう工法においては、表側シー
ト状体(11)の内側に挟持されていた各種子(14)が、
その発芽を十分行えるだけでなく、その根を法面(20)
の土中深く張ることができるようになっているのであ
る。
また、裏側シート状体(12)においては、その水溶性
糸紐(12a)が溶解または腐蝕することによって消失し
た後においても、非水溶性糸紐(12b)が残留しかつ表
側シート状体(11)の周囲を連結していることになるか
ら、この植生用土のう袋(20)の表側シート状体(11)
は法面に(20)にしっかりと添着された状態にある。従
って、この植生用土のう袋(20)の表側シート状体(1
1)は、裏側シート状体(12)の大部分が消失した後で
あっても、法面(20)から剥がれることはなくて客土の
流亡を確実に防止しているとともに、この植生用土のう
袋(20)が法面(20)やその周囲を汚すことはないので
ある。
糸紐(12a)が溶解または腐蝕することによって消失し
た後においても、非水溶性糸紐(12b)が残留しかつ表
側シート状体(11)の周囲を連結していることになるか
ら、この植生用土のう袋(20)の表側シート状体(11)
は法面に(20)にしっかりと添着された状態にある。従
って、この植生用土のう袋(20)の表側シート状体(1
1)は、裏側シート状体(12)の大部分が消失した後で
あっても、法面(20)から剥がれることはなくて客土の
流亡を確実に防止しているとともに、この植生用土のう
袋(20)が法面(20)やその周囲を汚すことはないので
ある。
そして、第三請求項に係る植生用土のう袋(10)にお
いては、第一請求項の裏側シート状体(12)の少なくと
も一部、または第二請求項の水溶性糸紐(12a)を、土
壌中の微生物によって分解されて消失する合成糸によっ
て構成したから、十分な強度があって施工中・施工後に
破れにくく、種子が発芽・生育して施工面が安定した後
は、土壌中に存在する雑菌等の微生物(土壌中の雑菌は
バクテリアといわれるもので、細菌、糸状菌、放線菌等
がある)によって分解されて消滅し、現地における在来
種の浸入を促進するとともに、芝刈機等の刈払機を破損
させる心配もないのである。
いては、第一請求項の裏側シート状体(12)の少なくと
も一部、または第二請求項の水溶性糸紐(12a)を、土
壌中の微生物によって分解されて消失する合成糸によっ
て構成したから、十分な強度があって施工中・施工後に
破れにくく、種子が発芽・生育して施工面が安定した後
は、土壌中に存在する雑菌等の微生物(土壌中の雑菌は
バクテリアといわれるもので、細菌、糸状菌、放線菌等
がある)によって分解されて消滅し、現地における在来
種の浸入を促進するとともに、芝刈機等の刈払機を破損
させる心配もないのである。
(実施例) 次に、各考案に係る植生用土のう袋(10)を、図面に
示した実施例に従って詳細に説明する。
示した実施例に従って詳細に説明する。
第1図には、各考案に係る植生用土のう袋(10)によ
って作った土のうを法面(20)上に配列した状態が示し
てあり、この植生用土のう袋(10)は、第2図〜第4図
に示したような構成を有している。
って作った土のうを法面(20)上に配列した状態が示し
てあり、この植生用土のう袋(10)は、第2図〜第4図
に示したような構成を有している。
すなわち、この植生用土のう袋(10)は、袋を構成す
る表側シート状体(11)及び裏側シート状体(12)と、
表側シート状体(11)の内面に貼着した水溶性フィルム
(13)と、この水溶性フィルム(13)と表側シート状体
(11)間に挟持された法面(20)等の植生に必要な植物
種子(14)及び必要な植物育成材料(15)とにより構成
されているものであり、その一部には、土を入れて土の
うとするための開口が形成してある。なお、第2図にて
示した実施例においては、この開口を形成する表側シー
ト状体(11)及び裏側シート状体(12)の開口縁部分及
び表側シート状体(11)の上部を蓋う開口蓋(16)が形
成してあり、植生用土のう袋(10)内に土を入れた後に
この開口蓋(16)によって当該土のうの蓋をして、中の
土がこぼれないようにしてある。
る表側シート状体(11)及び裏側シート状体(12)と、
表側シート状体(11)の内面に貼着した水溶性フィルム
(13)と、この水溶性フィルム(13)と表側シート状体
(11)間に挟持された法面(20)等の植生に必要な植物
種子(14)及び必要な植物育成材料(15)とにより構成
されているものであり、その一部には、土を入れて土の
うとするための開口が形成してある。なお、第2図にて
示した実施例においては、この開口を形成する表側シー
ト状体(11)及び裏側シート状体(12)の開口縁部分及
び表側シート状体(11)の上部を蓋う開口蓋(16)が形
成してあり、植生用土のう袋(10)内に土を入れた後に
この開口蓋(16)によって当該土のうの蓋をして、中の
土がこぼれないようにしてある。
表側シート状体(11)は、その中の土が大量にこぼれ
出ず、しかも各種子(14)の発芽の邪魔をしない程度の
網目を有する網体によって形成したものであり、かつそ
の例えば縦糸を耐蝕性のものとすることにより、その他
の部分が腐蝕あるいは消出しても、この縦糸によって植
生用土のう袋(10)内の土が法面(20)上から流亡しな
いようにしているものである。勿論、この表側シート状
体(11)の全体を耐蝕性のものによって構成して実施し
てもよいが、この表側シート状体(11)の一部を以下に
詳述する裏側シート状体(12)の構成材料と同様な腐蝕
性あるいは消失性を有する材料によって構成して実施し
てもよいものである。この場合には、各種子(14)の発
芽の邪魔をするものの存在を極力小さくすることができ
るから、各種子(14)の発芽をより一層良好に行えるも
のとなる。
出ず、しかも各種子(14)の発芽の邪魔をしない程度の
網目を有する網体によって形成したものであり、かつそ
の例えば縦糸を耐蝕性のものとすることにより、その他
の部分が腐蝕あるいは消出しても、この縦糸によって植
生用土のう袋(10)内の土が法面(20)上から流亡しな
いようにしているものである。勿論、この表側シート状
体(11)の全体を耐蝕性のものによって構成して実施し
てもよいが、この表側シート状体(11)の一部を以下に
詳述する裏側シート状体(12)の構成材料と同様な腐蝕
性あるいは消失性を有する材料によって構成して実施し
てもよいものである。この場合には、各種子(14)の発
芽の邪魔をするものの存在を極力小さくすることができ
るから、各種子(14)の発芽をより一層良好に行えるも
のとなる。
裏側シート状体(12)は、各請求項に係るもの毎にそ
の構成が次のようになっている。まず、第一請求項に係
る植生用土のう袋(10)においては、一定期間経過後
に、水、土中細菌、土中微生物等の作用によって腐蝕ま
たは消失するように構成したものであり、そのためにこ
の裏側シート状体(12)は、麻、ジュート等の自然繊
維、紙あるいは水溶性材料を含む合成樹脂によって形成
したものである。本実施例の裏側シート状体(12)にお
いては、その全体を上記の材料によって形成したが、例
えば横糸を前述した腐蝕性または消失性を有する材料に
よって構成するとともに、これらの横糸を連結する縦糸
を耐蝕性に優れた材料によって網体として形成した。こ
のようにすることにより、裏側シート状体(12)をその
横糸部分が経時変化によって腐蝕または消失するが、そ
の縦糸が法面(20)中に残留するため、植生植物の根の
法面(20)中への張りを十分行えるとともに、植生用土
のう袋(10)中に入れた土の法面(20)からの流亡を防
止し得るものである。勿論、横糸と縦糸の材料は上述と
逆にして実施してもよい。
の構成が次のようになっている。まず、第一請求項に係
る植生用土のう袋(10)においては、一定期間経過後
に、水、土中細菌、土中微生物等の作用によって腐蝕ま
たは消失するように構成したものであり、そのためにこ
の裏側シート状体(12)は、麻、ジュート等の自然繊
維、紙あるいは水溶性材料を含む合成樹脂によって形成
したものである。本実施例の裏側シート状体(12)にお
いては、その全体を上記の材料によって形成したが、例
えば横糸を前述した腐蝕性または消失性を有する材料に
よって構成するとともに、これらの横糸を連結する縦糸
を耐蝕性に優れた材料によって網体として形成した。こ
のようにすることにより、裏側シート状体(12)をその
横糸部分が経時変化によって腐蝕または消失するが、そ
の縦糸が法面(20)中に残留するため、植生植物の根の
法面(20)中への張りを十分行えるとともに、植生用土
のう袋(10)中に入れた土の法面(20)からの流亡を防
止し得るものである。勿論、横糸と縦糸の材料は上述と
逆にして実施してもよい。
また、第二請求項に係る植生用土のう袋(10)の裏側
シート状体(12)は、第7図に示すように、一定期間経
過後に、水、土中細菌、土中微生物等の作用によって腐
蝕または消失するように形成した水溶性糸紐(12a)
と、この水溶性糸紐(12a)及び表側シート状体(11)
を互いに連結しかつ耐蝕性のある化学繊維等によって形
成した非水溶性糸紐(12b)とを網目状に織成して構成
したものであり、そのためにこの裏側シート状体(12)
の水溶性糸紐(12a)は、麻、ジュート等の自然繊維、
紙あるいは水溶性材料を含む合成樹脂性材料によって形
成したものである。すなわち、本実施例の裏側シート状
体(12)においては、例えば横糸を前述した腐蝕性また
は消失性を有する水溶性糸紐(12a)によって構成する
とともに、これらの横糸を連結する非水溶性糸紐(12
b)を耐蝕性に優れた材料によって網体として形成し
た。このようにすることにより、裏側シート状体(12)
はその横糸部分が経時変化によって腐蝕または消失する
が、その縦糸が法面(20)中に残留するため、植生植物
の根の法面(20)中への張りを十分行えるとともに、植
生用土のう袋(10)及びこの中に入れた土の法面(20)
からの流亡を防止し得るものである。勿論、横糸と縦糸
の材料は上述と逆にして実施してもよい。
シート状体(12)は、第7図に示すように、一定期間経
過後に、水、土中細菌、土中微生物等の作用によって腐
蝕または消失するように形成した水溶性糸紐(12a)
と、この水溶性糸紐(12a)及び表側シート状体(11)
を互いに連結しかつ耐蝕性のある化学繊維等によって形
成した非水溶性糸紐(12b)とを網目状に織成して構成
したものであり、そのためにこの裏側シート状体(12)
の水溶性糸紐(12a)は、麻、ジュート等の自然繊維、
紙あるいは水溶性材料を含む合成樹脂性材料によって形
成したものである。すなわち、本実施例の裏側シート状
体(12)においては、例えば横糸を前述した腐蝕性また
は消失性を有する水溶性糸紐(12a)によって構成する
とともに、これらの横糸を連結する非水溶性糸紐(12
b)を耐蝕性に優れた材料によって網体として形成し
た。このようにすることにより、裏側シート状体(12)
はその横糸部分が経時変化によって腐蝕または消失する
が、その縦糸が法面(20)中に残留するため、植生植物
の根の法面(20)中への張りを十分行えるとともに、植
生用土のう袋(10)及びこの中に入れた土の法面(20)
からの流亡を防止し得るものである。勿論、横糸と縦糸
の材料は上述と逆にして実施してもよい。
さらに、以上のように構成した第一請求項に係る植生
用土のう袋(10)を構成する少なくとも裏側シート状体
(12)の一部、または第二請求項の植生用土のう袋(1
0)を構成する水溶性糸紐(12a)を、土壌中に存在する
雑菌等の微生物(土壌中の雑菌はバクテリアといわれる
もので、細菌、糸状菌、放線菌等がある)によって分解
されて消滅する合成糸によって構成したのが、第三請求
項に係る植生用土のう袋(10)である。
用土のう袋(10)を構成する少なくとも裏側シート状体
(12)の一部、または第二請求項の植生用土のう袋(1
0)を構成する水溶性糸紐(12a)を、土壌中に存在する
雑菌等の微生物(土壌中の雑菌はバクテリアといわれる
もので、細菌、糸状菌、放線菌等がある)によって分解
されて消滅する合成糸によって構成したのが、第三請求
項に係る植生用土のう袋(10)である。
さらにまた、法面上に配置した植生用土のう袋(10)
の側面が部分的に残留するように構成して実施してもよ
いものである。この場合には、法面の土砂等の流亡をこ
の側面によって防止することができる他、植生植物とし
て背丈の高くなる木等の根の張りをより深くし得て法面
保護をより一層確実にすることができるものである。
の側面が部分的に残留するように構成して実施してもよ
いものである。この場合には、法面の土砂等の流亡をこ
の側面によって防止することができる他、植生植物とし
て背丈の高くなる木等の根の張りをより深くし得て法面
保護をより一層確実にすることができるものである。
(考案の効果) 以上詳述した通り、各考案に係る植生用土のう袋(1
0)においては、これを構成する裏側シート状体(12)
を腐蝕性あるいは消失性を有する材料によって構成した
ので、根の入る側の部分を土中において腐蝕し易い材料
のものによって形成することにより、植生植物がその根
を法面の土中深く下ろすことのできる植生用土のう袋を
簡単な構成によって提供することができるのである。
0)においては、これを構成する裏側シート状体(12)
を腐蝕性あるいは消失性を有する材料によって構成した
ので、根の入る側の部分を土中において腐蝕し易い材料
のものによって形成することにより、植生植物がその根
を法面の土中深く下ろすことのできる植生用土のう袋を
簡単な構成によって提供することができるのである。
すなわち、各植生用土のう袋(10)を使用した植生土
のう工法を実施すれば、植生用土のう袋(10)内の各種
子(14)が十分発芽することは勿論のこと、その植生植
物の根が裏側シート状体(12)に届くころ、あるいは植
生用土のう袋(10)内の土中に十分いきわたった後に、
この裏側シート状体(12)を植生植物の根が十分通過し
得るものとすることができ、これにより植生植物自体の
成育を十分なものとすることができ、しかも植生植物の
根を法面(20)の土中深く延ばすことができるから法面
(20)の保護を確実に行うことができるのである。
のう工法を実施すれば、植生用土のう袋(10)内の各種
子(14)が十分発芽することは勿論のこと、その植生植
物の根が裏側シート状体(12)に届くころ、あるいは植
生用土のう袋(10)内の土中に十分いきわたった後に、
この裏側シート状体(12)を植生植物の根が十分通過し
得るものとすることができ、これにより植生植物自体の
成育を十分なものとすることができ、しかも植生植物の
根を法面(20)の土中深く延ばすことができるから法面
(20)の保護を確実に行うことができるのである。
特に、第二請求項に係る植生用土のう袋(10)によれ
ば、その裏側シート状体(12)は非水溶性糸紐(12b)
を残した状態で水溶性糸紐(12a)のみが消失するので
あるから、非水溶性糸紐(12b)が表側シート状体(1
1)を法面(20)に対してしっかりと保持することがで
きる。従って、裏側シート状体(12)における水溶性糸
紐(12a)の溶解または腐蝕の初期において、未だ居付
いていない植生用土のう袋(10)内の土の法面(20)か
らの流亡を防止することができるとともに法面(20)及
びその周囲を汚すこともないのである。
ば、その裏側シート状体(12)は非水溶性糸紐(12b)
を残した状態で水溶性糸紐(12a)のみが消失するので
あるから、非水溶性糸紐(12b)が表側シート状体(1
1)を法面(20)に対してしっかりと保持することがで
きる。従って、裏側シート状体(12)における水溶性糸
紐(12a)の溶解または腐蝕の初期において、未だ居付
いていない植生用土のう袋(10)内の土の法面(20)か
らの流亡を防止することができるとともに法面(20)及
びその周囲を汚すこともないのである。
さらに、第三請求項に係る考案によれば、十分な強度
があって施工中・施工後に破れにくく、種子が発芽・生
育して施工面が安定した後は、土壌中に存在する雑菌等
の微生物(土壌中の雑菌はバクテリアといわれるもの
で、細菌、糸状菌、放線菌等がある)によって分解され
て消滅し、現地における在来種の浸入を促進するととも
に、芝刈機等の刈払機を破損させる心配もない植生用土
のう袋(10)を提供することができるのである。
があって施工中・施工後に破れにくく、種子が発芽・生
育して施工面が安定した後は、土壌中に存在する雑菌等
の微生物(土壌中の雑菌はバクテリアといわれるもの
で、細菌、糸状菌、放線菌等がある)によって分解され
て消滅し、現地における在来種の浸入を促進するととも
に、芝刈機等の刈払機を破損させる心配もない植生用土
のう袋(10)を提供することができるのである。
第1図は法面上に本考案に係る植生用土のう袋を使用し
て形成した土のうを配列した状態を示す部分正面図、第
2図は本考案に係る植生用土のう袋の正面図、第3図は
第2図のIII−III線に沿ってみた断面図、第4図は第3
図のIV−IV線部の部分拡大断面図、第5図はこの植生用
土のう袋によって植生を行った時の植生植物の根の状態
を示した法面の部分断面図、第6図は従来の土のう袋を
使用して植生を行った場合の第5図に対応する部分断面
図、第7図は本考案に係る植生用土のう袋を構成してい
る裏側シート状体の部分拡大平面図である。 符号の説明 10……植生用土のう袋、11……表側シート状体、12……
裏側シート状体、12a……水溶性糸紐、12b……非水溶性
糸紐、13……水溶性フィルム、14……種子、15……肥
料、20……法面。
て形成した土のうを配列した状態を示す部分正面図、第
2図は本考案に係る植生用土のう袋の正面図、第3図は
第2図のIII−III線に沿ってみた断面図、第4図は第3
図のIV−IV線部の部分拡大断面図、第5図はこの植生用
土のう袋によって植生を行った時の植生植物の根の状態
を示した法面の部分断面図、第6図は従来の土のう袋を
使用して植生を行った場合の第5図に対応する部分断面
図、第7図は本考案に係る植生用土のう袋を構成してい
る裏側シート状体の部分拡大平面図である。 符号の説明 10……植生用土のう袋、11……表側シート状体、12……
裏側シート状体、12a……水溶性糸紐、12b……非水溶性
糸紐、13……水溶性フィルム、14……種子、15……肥
料、20……法面。
Claims (3)
- 【請求項1】袋を構成する表側シート状体及び裏側シー
ト状体と、前記表側シート状体の内面に貼着した水溶性
フィルムと、この水溶性フィルムと前記表側シート状体
間に挟持された法面等の植生に必要な植物種子及び必要
な植物育成材料とを備えた植生用土のう袋において、 前記表側シート状体を、その中の土が大量にこぼれ出
ず、しかも前記種子の発芽の邪魔をしない程度の網目を
有する網体によって形成し、かつその例えば縦糸を耐蝕
性のものとし、 前記裏側シート状体を、麻やジュート等の自然繊維、紙
あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって構成して、
前記表側シート状体よりも早く腐触あるいは消失するも
のとしたことを特徴とする植生用土のう袋。 - 【請求項2】袋を構成する表側シート状体及び裏側シー
ト状体と、前記表側シート状体の内面に貼着した水溶性
フィルムと、この水溶性フィルムと前記表側シート状体
間に挟持された法面等の植生に必要な植物種子及び必要
な植物育成材料とを備えた植生用土のう袋において、 前記表側シート状体を、その中の土が大量にこぼれ出
ず、しかも前記各種子の発芽の邪魔をしない程度の網目
を有する網体によって形成し、かつその例えば縦糸を耐
蝕性のものとし、 前記裏側シート状体を、麻やジュート等の自然繊維、紙
あるいは水溶性材料を含む合成繊維によって形成した水
溶性糸紐と、この水溶性糸紐を互いに連結する化学繊維
等によって形成した非水溶性糸紐とにより構成して、前
記水溶性糸紐が表側シート状体よりも早く腐蝕あるいは
消失するものとしたことを特徴とする植生用土のう袋。 - 【請求項3】前記裏側シート状体の一部、または水溶性
糸紐を、土壌中の微生物により分解されて消滅する合成
糸によって構成したことを特徴とする第1または第2請
求項に記載の植生用土のう袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990058129U JPH086827Y2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-05-31 | 植生用土のう袋 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1134490 | 1990-02-07 | ||
| JP2-11344 | 1990-02-07 | ||
| JP1990058129U JPH086827Y2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-05-31 | 植生用土のう袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH041234U JPH041234U (ja) | 1992-01-08 |
| JPH086827Y2 true JPH086827Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31889804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990058129U Expired - Lifetime JPH086827Y2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-05-31 | 植生用土のう袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086827Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4969906B2 (ja) * | 2006-05-10 | 2012-07-04 | 日本植生株式会社 | 二重編み植生ネット及びこれを用いた植生マット並びにこの二重編み植生ネットまたは植生マットを用いた緑化工法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539939U (ja) * | 1978-09-05 | 1980-03-14 | ||
| JPS60232013A (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-18 | 天龍工業株式会社 | 植生土嚢用袋 |
| JPH0425316Y2 (ja) * | 1986-06-21 | 1992-06-17 | ||
| JPH01167434U (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-24 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP1990058129U patent/JPH086827Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH041234U (ja) | 1992-01-08 |
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Legal Events
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