JPH0868630A - 車両用視線方向計測装置およびこれに用いる画像入力装置 - Google Patents

車両用視線方向計測装置およびこれに用いる画像入力装置

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JPH0868630A
JPH0868630A JP6227351A JP22735194A JPH0868630A JP H0868630 A JPH0868630 A JP H0868630A JP 6227351 A JP6227351 A JP 6227351A JP 22735194 A JP22735194 A JP 22735194A JP H0868630 A JPH0868630 A JP H0868630A
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JP
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image
optical system
driver
image input
angle optical
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JP6227351A
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Inventor
Hiroshi Saito
浩 斎藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で運転者の頭部移動に追従し効率
良く視線方向を得る。 【構成】 画像入力部50は、照明1、2と、運転者D
の顔面画像を広く捉らえる広角光学系と眼球部を拡大し
て捉らえる狭角光学系を備える。両光学系は照明1と共
軸で、入射した光を光路分岐部52により各撮像素子5
1A、51Bへ分割する。広角光学系の撮像素子51A
の出力から瞳孔抽出部5Aで網膜反射像が抽出され、こ
の抽出結果から観測視野の中央に眼球を位置させるよう
に画像入力部回転量算出部6で画像入力部の回転方向と
回転量を算出する。これに基づき画像入力部駆動用アク
チュエータ7V、7Hが画像入力部の撮像方向を変え
る。このあと狭角光学系の撮像素子51Bの出力を用い
て、瞳孔抽出部5B、角膜反射像抽出部8を経て視線方
向算出のための各反射像位置を求める。狭角光学系で捉
えた画像には必ず運転者の瞳孔が写っており、抽出が簡
単にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両運転者の視線方向
を遠隔から非接触で計測する車両用視線方向計測装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】このような、視線方向計測装置は、車両
用の非接触ヒューマンマシンインタフェイスとして、例
えば車両運転者の注目している方向に視覚情報を表示す
るとか、視線方向に応じてラジオやエアコン等の車載機
器の特定のスイッチを動作させる視線スイッチなど、種
々の目的への利用が期待されている。このようなインタ
フェイスを構成するために必要な、車両運転者の視線方
向の計測装置として、従来、眼球の角膜反射像の位置を
画像情報として取り入れて計測する装置が提案されてい
る。角膜反射像は、眼球への照射光が眼球を構成する光
学系の各面で反射、屈折することによって生じる像であ
り、プルキンエ像とも呼ばれている。
【0003】ところで、運転者は運転中その頭部位置が
常に移動しているため、これに追従しながらその視線を
計測する必要がある。このような追従型の視線方向計測
装置としては、2台のカメラを用いた方式が提案されて
いる(伴野他、「瞳孔の抽出処理と頭部の動きを許容す
る視線検出装置の試作」、電子情報通信学会論文誌、V
ol.J76−D−2No.3 pp.636〜64
6、1993年3月)。これは、運転者の眼球の位置
が、常に両カメラの視野の中央に捕捉されるようにカメ
ラの方向を制御しながら、視線方向を計測するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の追従型視線計測装置にあっては、2台の独立
したカメラを用いるため、双方のカメラとも独立してそ
の方向を制御しなければならない。そのため、全体構成
が複雑となり、しかも特徴点抽出のため2台のカメラで
得た画像にそれぞれ同一処理を施さねばならず、効率が
低いという問題がある。したがって本発明は、上記従来
の問題点に鑑み、運転者の注視によって制御を行う車両
用インターフェイス装置を実現するための運転者の視線
方向計測装置において、計測対象である運転者の頭部が
大きく移動しても、簡単な構成で、効率良くこれに追従
して、迅速正確に視線方向を計測することができる車両
用視線方向計測装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の車両用視線方向計測装置は、車両運転者の顔面を空間
的に互いに異なる位置に配置された複数の光源で照明
し、運転者の眼球部における反射像を撮像して画像デー
タを得る画像入力部と、画像データより網膜反射像と角
膜反射像を抽出する反射像抽出手段を備え、網膜反射像
と角膜反射像の各位置から運転者の視線方向を算出する
車両用視線方向計測装置において、画像入力部は、互い
に共軸系に配置された、運転者の顔面画像を広く捉らえ
る広角光学系と、運転者の眼球部を拡大して捉らえる狭
角光学系を備えるとともに、その撮像方向を変更可能の
方向可変手段を備え、広角光学系で得た画像データによ
る眼球部が画像視野の中央に位置するように画像入力部
の方向可変手段を制御する制御手段を有し、反射像抽出
手段は、眼球部が前記画像視野の中央に位置されたあ
と、狭角光学系で得た画像データに基づいて上記の網膜
反射像と角膜反射像を抽出するものとした。
【0006】また請求項6記載の発明は、空間的に互い
に異なる位置に配置された複数の光源と、この複数の光
源の1個と共軸で、それぞれ撮像素子を含み、運転者の
顔面画像を広く捉らえる広角光学系と運転者の眼球部を
拡大して捉らえる狭角光学系を備えた車両用視線方向計
測装置のための画像入力装置とした。
【0007】
【作用】画像入力部が共軸系の広角光学系と狭角光学系
を備え、広角光学系で得た画像データによる眼球部が画
像視野の中央に位置するように制御手段が方向可変手段
を制御し画像入力部の向きが変更される。この結果、広
角光学系と狭角光学系は同時にその撮像方向が変更され
る。これにより運転者の頭部が大きく動いても、画像入
力部がこれに追従する。こうして眼球部へ方向づけられ
た状態の狭角光学系で得た画像データに基づいて、反射
像抽出手段が網膜反射像と角膜反射像を抽出する。この
際、画像の中央には必ず網膜反射像が観測されるため、
その抽出処理が非常に簡単になる。これらの反射像の位
置に基づいて運転者の視線方向が算出される。
【0008】画像入力部の少なくとも広角光学系が縦横
のマトリクスに形成された撮像素子を含み、方向可変手
段は撮像素子の縦横各辺に平行な回転軸の周りに独立し
て回転可能とすることができる。この際、方向可変手段
の上記回転軸は、狭角光学系の焦点位置を通過するもの
とすると、画像入力部の回転量に対する眼球部位置の移
動量が簡単な関数で記述できるので好ましい。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図1、図2および図3は、この発明を自動車のフロント
ウィンドゥにHUD表示したスイッチを運転者の注視に
よって作動させるインタフェースシステムに適用した実
施例を示す。 とくに、図1は視線方向計測機能部分の
構成を示し、図2は計測された視線方向を用いたスイッ
チ制御機能部分の構成を示す。また、図3はその車載レ
イアウトである。
【0010】まず、図1により視線方向計測機能部分の
概要を説明する。ステアリング42の近傍の計器盤上
に、運転者Dの顔面領域の画像を入力する画像入力部5
0が設置される。車両運転者の眼球位置は、例えばJI
S(日本工業規格)D0021に示されるように、自動
車の運転者のアイレンジとして統計的に示された限定領
域に存在するから、画像入力部50の撮像範囲はそこに
限定でき、車両運転者に比較的近接して設置できる。
【0011】画像入力部50は、共軸系に配置されたそ
れぞれCCD等からなる2枚の撮像素子51A、51B
を備える。2枚の撮像素子の前方には、入射した光をこ
れら2枚の撮像素子51A、51B方向に分割するため
の、ハーフミラーやビームスプリッタ等で構成される光
路分岐部52が設けられ、分割されて一方の撮像素子5
1Aに向かう光路にはリレーレンズ53が設置されてい
る。また、2枚の撮像素子との共軸系を形成して照明1
が設けられるとともに、照明1との相対関係が既知の位
置に照明2が設置されている。照明1と照明2は赤外L
ED等からなり、互いに同一スペックを有して不可視光
を照射する。
【0012】ここで、撮像素子51Aおよびリレーレン
ズ53を含んで形成される光学系は広視野を観測する広
角光学系とされ、他方の撮像素子51Bを含んで形成さ
れる光学系は狭い視野を観測するように設定されてい
る。上記照明1および2の照射角は、画像入力部50に
おける広角光学系の画角以上に設定される。上記のよう
に構成された画像入力部50は、撮像素子51A、51
Bの縦辺および横辺方向の各軸周りに回転可能の図示し
ない回転機構を有している。なお、画像入力部50の回
転軸は、2軸とも、撮像素子51Bを含む狭角光学系の
焦点位置に設定するのが望ましい。これにより、画像入
力部50の回転量に対する眼球位置の移動量が、tan
(回転角)に比例など、簡単な関数で記述できる。
【0013】撮像素子51Aの出力はA/D変換器4A
でA/D変換されたあと、瞳孔抽出部5Aに送られ、こ
こで網膜反射像が抽出される。画像入力部回転量算出部
6では、この抽出結果を基に、画像入力部50の観測視
野の中央に運転者Dの眼球を捕捉できるように、画像入
力部50の回転方向と回転量を算出する。画像入力部回
転量算出部6には画像入力部駆動用アクチュエータおよ
び7V、7Hが接続されている。アクチュエータ7Vは
撮像素子の縦軸に平行な軸周りに画像入力部50を回転
させ、アクチュエータ7Hは撮像素子の横軸に平行な軸
周りに画像入力部50を回転させる。各画像入力部駆動
用アクチュエータ7V、7Hは、算出された回転方向と
回転量に応じてそれぞれ駆動され、画像入力部50の撮
像方向が所定方向に制御される。画像入力部駆動用アク
チュエータ7V、7Hと前述の回転機構とで発明の方向
可変手段が構成されている。
【0014】撮像素子51BにはA/D変換器4Bが接
続され、上述の画像入力部50の回転制御が完了した
後、その出力がA/D変換され、瞳孔抽出部5Bに送ら
れるようになっている。瞳孔抽出部5Bでは網膜反射像
が抽出され、さらに角膜反射像抽出部8で角膜反射像が
抽出される。そして、角膜反射像抽出部8と画像入力部
回転量算出部6とに接続されて視線方向算出部10が設
けられ、ここで、上記網膜反射像と角膜反射像の検出位
置、ならびに画像入力部回転量算出部6の算出結果に基
づく画像入力部50の撮像方向から、運転者Dの視線方
向が算出される。なお、照明1、照明2の点消灯は照明
発光制御部11により制御され、照明発光制御部11、
A/D変換器4A、4B等を含めた全体制御が全体制御
部12で行われるようになっている。
【0015】次に、図2によりスイッチ制御機能部分に
ついて説明する。図2には、図1により説明した視線方
向計測機能部分が符号Zで示される。全体制御部12に
はメインスイッチ21が接続され、これを押すことによ
りシステム全体が動作を開始する。視線方向算出部10
で算出された視線方向情報は、視線停留判断部23にお
いて分析され、図3の(a)に例示するようにウインド
シールド41にHUD表示されたスイッチ表示エリア2
6のどこを見ているかが判断されるとともに、所定時間
注視しているかどうかが判断される。スイッチ表示エリ
ア26には、同図の(b)に示すように、後述する各制
御対象に対応するスイッチ名を備えたボタン表示が行な
われる。
【0016】この判断結果に基づいてHUD表示制御部
24がHUD表示を切り換えるとともに、コントローラ
切り換え部27が駆動され、エアコンコントローラ2
8、CDコントローラ29、ラジオコントローラ30、
ヘッドライトコントローラ31、ワイパコントローラ3
2等の制御対象から所定のコントローラが選択されその
制御モードへの切り換えが行われる。各制御対象の詳細
制御は、ステアリングスイッチ22によって行われる。
【0017】図3の(a)に示されるように、メインス
イッチ21およびステアリングスイッチ22はステアリ
ング42に設置され、また画像入力部50はウインドシ
ールド下方の計器盤の略中央部に配置されている。ま
た、ステアリングスイッチ22は、同図の(c)に示す
ような、エアコン設定温度の上下調節等に使用されるア
ップダウンボタン22Aを含んでいる。
【0018】つぎに視線方向計測機能部分における処理
の流れについて、図4、図5により詳細に説明する。ま
ず、ステアリングに設けられたメインスイッチ21を押
すことにより制御が開始される。そして、ステップ10
1において、照明発光制御部11の制御信号により、照
明1が点灯される。照明2は消灯のままとされる。ステ
ップ102では、照明1による運転者Dの顔面画像が画
像入力部50の撮像素子51Aで取り込まれ、A/D変
換器4AでA/D変換される。この画像データをI1
(x,y)とする。ステップ103で、照明発光制御部
11の制御信号により、今度は照明1が消灯され、照明
2が点灯される。 そしてステップ104において、同
じく画像入力部50の撮像素子51Aにより顔面画像が
取り込まれ、A/D変換器4AでA/D変換される。こ
の画像データをI2(x,y)とする。
【0019】このあと、瞳孔抽出部5において、画像処
理により、画像データI1(x,y)中の網膜反射像を
抽出する。すなわち、ステップ105で、画像データI
1(x,y)からI2(x,y)を差し引き、画像デー
タI3(x,y)を生成し、ステップ106で、I3
(x,y)を固定しきい値Th1で2値化して、2値画
像I4(x,y)を生成する。つぎのステップ107
で、画像データI4(x,y)にラベリング処理を施
し、領域の番号付けを行う。
【0020】そしてステップ108、109で、領域の
面積と形状による選別を行う。これは、ラベリングが施
された中には、網膜反射像の他に、例えば、眼鏡レンズ
反射像、眼鏡フレーム反射像、外部照明の変動で生じた
顔の一部等、様々なノイズが含まれる可能性がある。こ
れらのノイズは、一般に不定形状、かつ面積も不定であ
るため、予め予想される面積の円あるいは楕円として観
測される網膜反射像をこれらノイズから識別するもので
ある。
【0021】まずステップ108では、ラベリングの結
果得られた各領域の面積Siを、予め設定されたしきい
値S1、S2(S1<S2)と比較して、S1<Si<
S2を満足する領域のみ抜き出す。ここでS1、S2
は、カメラの撮影倍率から推定した予想される瞳孔径の
値(直径2〜8mmの瞳孔に対応する画素数で表わされ
る面積)に設定すればよい。眼鏡レンズ反射像も円形領
域として観測されるが、例えば、レンズの絞りを絞るこ
とによって、常に、網膜反射像の面積より、眼鏡レンズ
反射像の面積が小さくなるようにしておけば、面積によ
り、両者を識別可能である。
【0022】ステップ109では、上記面積による選別
の結果残った領域に対して、その外接長方形に対する領
域面積の比率Fを計算する。網膜反射像は円または楕円
形で観測されるため、比率Fがある一定値Fth以上で
あるのに対し、例えば眼鏡フレーム反射は、フレームに
沿った細長い領域になるため、仮に網膜反射像と同等の
面積を有していても、Fが小さくなるため識別可能であ
る。こうして選別されて残った領域を網膜反射像とし、
ステップ110において、その重心位置(xg1,yg
1)を求める。
【0023】このあと、画像入力部回転量算出部6にお
いて、上記抽出された網膜反射像を画面中央に捕捉する
ために必要な、画像入力部50の回転方向と回転量を算
出する。まずステップ111では、網膜反射像の重心位
置(xg1,yg1)の画面中央からのずれが、横方向
α、縦方向βとして求められる。そしてステップ112
で、これらの偏差が共に0になるように、画像入力部5
0の回転量が求められる。画像入力部50の回転角度と
網膜反射像の偏差の関係は、予めLUT(ルックアップ
テーブル)に登録しておけば、α、βに対する回転方向
と回転量は容易に算出可能である。
【0024】ステップ113においては、画像入力部回
転量算出部6で決定した回転方向と回転量信号によっ
て、画像入力部50が回転される。すなわち、画像入力
部駆動用アクチュエータ7Vが、偏差αを0にする方向
に画像入力部50を回転させ、画像入力部駆動用アクチ
ュエータ7Hが、偏差βを0にする方向に画像入力部5
0を回転させる。
【0025】つぎにステップ114で、再び照明発光制
御部11の制御信号により、照明1が点灯され、照明2
が消灯される。そして、ステップ115で、今度は画像
入力部50の撮像素子51Bから画像信号が取り込ま
れ、A/D変換器4BでA/D変換される。この画像を
I5(x,y)とする。ステップ116で、照明1が消
灯され、照明2が点灯される。そして、ステップ117
で画像信号が撮像素子51Bから入力され、A/D変換
器4BでA/D変換される。この画像をI6(x,y)
とする。
【0026】このあとステップ118で、瞳孔抽出部5
Bにおいて、画像データI5(x,y)からI6(x,
y)を差し引き、画像データI7(x,y)を生成し、
ステップ119で、画像データI7(x,y)を固定し
きい値Th1で2値化して、2値画像I8(x,y)を
生成する。そして、ステップ120において網膜反射像
(瞳孔)位置が求められる。ここでは、撮像素子51A
と撮像素子51Bが共軸系に設置されているため、画像
入力部50を回転制御した後に得た画像I8(x,y)
には、その中央に網膜反射像が観測されることになる。
したがって、画像I8(x,y)上に観測される領域の
重心(xg2,yg2)を算出し、これを瞳孔位置と決
定する。
【0027】ステップ121では、角膜反射像抽出部8
において、照明1の点灯時に撮像素子51Bに観測され
る角膜反射像と、照明2の点灯時に撮像素子51Bに観
測される角膜反射像をそれぞれ抽出する。すなわち、画
像データの差分I5(x,y)−I6(x,y)を求
め、このなかで最大輝度階調値を持つ画素を求める。求
めた画素(xp1,yp1)は、照明1による角膜反射
像である。つぎに差分I6(x,y)−I5(x,y)
を求め、このなかで最大輝度階調値を持つ画素を求め
る。求めた画素(xp2,yp2)が照明2による角膜
反射像となる。
【0028】最後にステップ122で、視線方向算出部
10において、上に抽出した3つの反射像位置から、運
転者Dの視線方向を算出する。視線方向の算出は、3つ
の反射像の位置関係、2つの照明の設置位置の相対関
係、撮像素子51Bを含む光学系の光学パラメータ(焦
点距離、受光素子サイズ)、画像入力部回転量算出部6
で算出された画像入力部50の方向、および眼球の平均
サイズ(角膜球半径7.8mm、角膜球中心と瞳孔中心
の間の距離4.2mm)を用いて行う。
【0029】すなわち、図6に示されるように、照明1
の角膜反射像R1(xp1,yp1)と撮像素子51B
を含む光学系の焦点F、角膜球中心Oは直線L上に存在
する。照明2と、その角膜反射像R2(xp2,yp
2)を生じさせる照明2による角膜表面上の正反射点Q
を結ぶ線分と、角膜反射像R2と焦点Tを結ぶ線分のな
す角の2等分線は、直線Lと点Oで交わり、QとOの距
離は7.8mmである。図7のように、角膜球中心Oを
中心とする半径4.2mmの球面と、画像I8(x,
y)の網膜反射像の重心と焦点Tを結ぶ直線L1の交点
のうち、焦点Tに近い側の点は、瞳孔中心Pである。以
上の条件を満足する半直線OPが、運転者の視線方向を
与える。上記のステップ105〜112が発明の方向可
変手段を制御する制御手段を構成し、ステップ118〜
121が反射像抽出手段を構成している。
【0030】つぎにスイッチ制御機能部分について説明
する。視線停留判断部23では、視線方向算出部10で
算出された運転者の視線方向が、スイッチ表示エリア2
6のどこを見ているかを判定する。ここでは、一定回数
連続して同一エリアを見ているか否かで注視状態を判定
する。視線方向算出に1回あたり400msec要する
とすれば、例えば連続して2回、すなわち同一視線方向
が約0.8sec継続することによって、同一エリアを
注視しているものとする。
【0031】視線停留判断部23において、スイッチ表
示エリア26の例えばエアコン部(A/C)を注視して
いると判断されると、図8に示すようにHUD表示エリ
ア25には現在のエアコン設定温度が表示される。エア
コン設定温度がHUD表示されると、ステアリングスイ
ッチのアップダウンボタン22Aが、設定温度の上下調
節を行うように機能する。運転者は、アップダウンボタ
ンを操作して、HUD表示を見ながら、所定の設定温度
にセットする。一定時間(例えば5秒間)アップダウン
ボタン22Aが操作されないと、操作が終了したものと
判断されて、スイッチ制御機能は全て停止する。また、
再びなんらかの操作の必要が生じたら、メインスイッチ
21を押すことによって、上述の動作が再度開始され
る。
【0032】本実施例は以上のように構成され、運転者
の眼球を撮像して非接触で視線方向を計測する車両用視
線方向計測装置において、それぞれ撮像素子を備え広視
野を観測する広角光学系と狭い視野を観測する光学系を
共軸に一体化して画像入力部50を構成し、広角光学系
で捉えた眼球位置に応じて画像入力部の撮像方向を制御
して観測視野の中央に運転者の眼球を位置させたうえ、
狭視野の光学系から画像入力しその画像データから視線
方向算出に必要な瞳孔、角膜反射像を求めるようにした
ので、運転者の頭部移動が大きくても1つの画像入力部
を回転するだけで、狭角光学系で捉えた画像には必ず瞳
孔が写っており、抽出処理が簡単である。
【0033】またこれにより、簡単に追従して視線方向
が計測され、車両用インターフェイスとして視線スイッ
チに用いて運転者の意図する制御操作が確実に行なわれ
るから、運転中に前方から視線をそらさずにすむため、
予防安全性の向上に効果がある。なお、実施例はいわゆ
る視線スイッチに適用したものを示したが、これに限定
されることなく、運転者の覚醒状態検出やその他種々の
用途に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、複数の光源で
照明した眼球部における反射像の位置から運転者の視線
方向を求める車両用視線方向計測装置において、画像入
力部が共軸系の広角光学系と狭角光学系を備え、広角光
学系で得た画像データによる眼球部が画像視野の中央に
位置するように画像入力部の撮像方向を変更し、その後
狭角光学系で得た画像データに基づいて網膜反射像と角
膜反射像を抽出するようにしたので、運転者の頭部が大
きく動いても、1個の画像入力部の向きを変えるだけで
簡単にこれに追従し、狭角光学系で捉えた画像には必ず
瞳孔が写っており、抽出処理も簡単である。したがって
従来のような2台の独立したカメラをそれぞれ独立して
制御する必要がなく構成が簡単であるという効果を有す
る。また特徴点抽出のため2台のカメラの出力に対して
それぞれ同一の画像処理を施すような効率の低さもな
く、迅速な視線方向算出が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における視線方向計測機能部分
の構成を示す図である。
【図2】実施例におけるスイッチ制御機能部分の構成を
示す図である。
【図3】実施例の車載レイアウトを示すである。
【図4】実施例の視線方向計測機能部分における処理の
流れを示すフローチャートである。
【図5】実施例の視線方向計測機能部分における処理の
流れを示すフローチャートである。
【図6】角膜反射像生成の説明図である。
【図7】モデル化された眼球構成を示す図である。
【図8】HUD表示例を示す図である。
【符号の説明】
1、2 照明 4A、4B A/D変換器 5A、5B 瞳孔抽出部 6 画像入力部回転量算出部 7V、7H 画像入力部駆動用アクチュエータ 8 角膜反射像抽出部 10 視線方向算出部 11 照明発光制御部 12 全体制御部 21 メインスイッチ 22 ステアリングスイッチ 22A アップダウンボタン 23 視線停留判断部 24 HUD表示制御部 25 HUD表示エリア 26 スイッチ表示エリア 27 コントローラ切り換え部 28 エアコンコントローラ 29 CDコントローラ 30 ラジオコントローラ 31 ヘッドライトコントローラ 32 ワイパコントローラ 41 ウインドシールド 42 ステアリング 50 画像入力部 51A、51B 撮像素子 52 光路分岐部 53 リレーレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両運転者の顔面を空間的に互いに異な
    る位置に配置された複数の光源で照明し、運転者の眼球
    部における反射像を撮像して画像データを得る画像入力
    部と、画像データより網膜反射像と角膜反射像を抽出す
    る反射像抽出手段を備え、網膜反射像と角膜反射像の各
    位置から運転者の視線方向を算出する車両用視線方向計
    測装置において、前記画像入力部は、互いに共軸系に配
    置された、運転者の顔面画像を広く捉らえる広角光学系
    と、運転者の眼球部を拡大して捉らえる狭角光学系を備
    えるとともに、その撮像方向を変更可能の方向可変手段
    を備え、前記広角光学系で得た画像データによる眼球部
    が画像視野の中央に位置するように画像入力部の前記方
    向可変手段を制御する制御手段を有し、前記反射像抽出
    手段は、眼球部が前記画像視野の中央に位置されたあ
    と、前記狭角光学系で得た画像データに基づいて前記網
    膜反射像と角膜反射像を抽出するものであることを特徴
    とする車両用視線方向計測装置。
  2. 【請求項2】 画像入力部の少なくとも前記広角光学系
    は縦横のマトリクスに形成された撮像素子を含み、前記
    方向可変手段は前記撮像素子の縦横各辺に平行な回転軸
    の周りに独立して回転可能とするものであることを特徴
    とする請求項1記載の車両用視線方向計測装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記広角光学系の撮像
    素子上に結像した眼球部位置に応じて、前記画像入力部
    の回転方向および回転量を算出するものであることを特
    徴とする請求項2記載の車両用視線方向計測装置。
  4. 【請求項4】 前記方向可変手段の前記回転軸は前記狭
    角光学系の焦点位置を通過することを特徴とする請求項
    2または3記載の車両用視線方向計測装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、広角光学系の撮像素子
    上に結像した眼球部位置の画像特定点からのずれに基づ
    いて、画像入力部の前記回転方向および回転量を算出す
    るものであることを特徴とする請求項3記載の車両用視
    線方向計測装置。
  6. 【請求項6】 空間的に互いに異なる位置に配置された
    複数の光源と、該複数の光源の1個と共軸で、それぞれ
    撮像素子を含み、運転者の顔面画像を広く捉らえる広角
    光学系と運転者の眼球部を拡大して捉らえる狭角光学系
    を備えていることを特徴とする車両用視線方向計測装置
    のための画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記広角光学系と狭角光学系は光路分岐
    部により分離され、少なくとも一方の光学系にリレーレ
    ンズを設けて互いの画角を異ならせてあることを特徴と
    する請求項6記載の車両用視線方向計測装置のための画
    像入力装置。
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