JPH0868760A - 表面層欠陥検出装置 - Google Patents

表面層欠陥検出装置

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JPH0868760A
JPH0868760A JP20704894A JP20704894A JPH0868760A JP H0868760 A JPH0868760 A JP H0868760A JP 20704894 A JP20704894 A JP 20704894A JP 20704894 A JP20704894 A JP 20704894A JP H0868760 A JPH0868760 A JP H0868760A
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Masanori Kobayashi
政憲 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 感光体ドラムや帯電ロールなどの円筒体表
面の凹凸欠陥について欠陥の凹凸判別が可能な表面層欠
陥検査装置を提供すること。 【構 成】 円筒状の表面層を有する被検査体Rをその
軸周りに回転させる被検査体支持装置U1と、被検査体
Rの円筒状の表面層にその軸方向に沿うスリット検査光
L1およびスポット検査光L2を照射する検査光照射装置
3と、前記被検査体支持装置U1により回転される被検
査体Rの前記表面層からの散乱反射光量を検出するライ
ンセンサSとを備え、このラインセンサSの検出光量信
号の基準光量信号に対する多少により前記表面層の欠陥
を検出する表面層欠陥検出装置において、前記ラインセ
ンサSは前記スリット検査光L1の前記被検査体R表面
からの正反射光の方向に配置され、主走査方向FSに沿
って検出光量の増減が現れる順序に応じて欠陥の凹凸を
判定する欠陥種類判定手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザープリ
ンタなどの電子写真方式の画像出力装置に用いられる感
光体ドラム、定着ロール、帯電ロール等の円筒状の被検
査体の表面欠陥を自動検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザープリンタ等の電子写真
方式の画像出力装置において、感光体ドラム、熱定着ロ
ール、帯電ロール等の円筒状部品は、出力画像の品質を
左右する重要な機能部品である。感光体ドラムは金属パ
イプ上に多層の感光層を浸析塗布し、熱定着ロールは金
属パイプの上にフッ素樹脂による離型層を静電塗布し
て、また帯電ロールは研磨したゴムロールの上に半導電
性の表面層を塗布して製作される。ロールの製造工程に
おいて金属パイプの切削、研磨工程ではロール表面に
「円周方向傷」が、また塗布工程では塗布材料の不均一
から「異物」「色むら」、塗布条件の不均一から「へこ
み」、「ふくらみ」が、取り扱い上から「打痕」、「擦
り傷」等、合わせて十数種類の欠陥が発生する。
【0003】これら欠陥は、コピー面上で黒点や筋とな
って現れるため外観検査を行うことにより品質を確保し
ている。ロール上に欠陥があった場合、そのロールを不
良品とするか良品とするかの判断は、欠陥限度規格によ
って規定される。ロールの種類ごとに、欠陥の位置、大
きさA、直径D、深さP、高さH、ロール全体での個数
M、単位面積あたりの個数N、などの物理量を用いて、
限度規格を規定し良品、不良品の判断を行っている。欠
陥の種類によりコピー面に影響を与えるメカニズムが異
なる。
【0004】次に図13により、欠陥の凹凸の種類によ
りコピー面に異なる影響が現れることについて説明す
る。例えば定着ロールにおいては、凸欠陥01に対応す
る部分およびその周辺部分02が大きく定着不良になる
のに対して、凹欠陥03では凹欠陥に対応する部分04
のみが定着不良となり、凸欠陥01の方が凹欠陥03よ
りもコピー面に影響を与える程度が大きい。このため、
欠陥種類に応じて欠陥限度規格が異なっている。他の種
類の円筒状部品についても同様であり十数種類の欠陥の
中で代表的な欠陥である凹欠陥と凸欠陥では、例えば図
14の表1のように限度規格が定められている。このた
め欠陥種類を判別して良品と不良品の判定を行う必要が
ある。従来からこれら円筒状部品の外観検査は、検査員
が欠陥種類を識別し、限度見本サンプルと見比べながら
良品不良品の判断を行ってきたが、目視による外観検査
では検査コストや検査工数の増大、検査品質のばらつ
き、検査要員確保の困難などの問題が指摘されている。
これに対し自動的にこれら円筒状部品の外観を検査する
装置が提案されている。
【0005】円筒状部品(被検査体)の表面層欠陥を自
動的に検査する装置として、下記(J01)の技術が知ら
れている。 (J01)図15に示す技術(特開平5−107196号
公報記載の技術) 図15に示す従来の表面層欠陥検出装置では、白色拡散
光を出射する蛍光灯等の光源06からの出射光は、スリ
ット07により帯状スリット検査光L1として感光体ド
ラム(すなわち、円筒状の被検査体)08表面に照射さ
れる。この感光体ドラム08は、その中心軸を両端部で
挟持する回転主軸09a及び心押軸09bにより構成され
る回転駆動手段09により回転駆動されるようになって
いる。前記感光体ドラム08を回転させながら、ライン
センサSの受光視野を、その表面(表面層)上の帯状ス
リット検査光の長手方向に伸びる明暗の境界線部分H1
に設定した第1検出位置と、受光視野を帯状スリット検
査光の中心線部分H2に設定した第2検出位置とにおい
て、それぞれ検出される光量信号から表面層の欠陥を検
出している。
【0006】すなわち、この公報記載の従来技術では感
光体ドラム08を回転させながら、前記第1検出位置H
1において、表面層の表面の凹凸、機械傷等を検出し、
前記第2検出位置H2において透明な表面層内部の感光
層の膜厚の変化、表面層中の不純物(異物)の存在等を
検出している。なお、本願発明者の研究の結果、感光体
ドラムのような表面の透明層の内部に感光層が存在する
被検査体の場合、透明層内部の感光層の膜厚の変化は、
前記境界部分H1のさらに外側の部分H3すなわち、わず
かにぼんやりと明るくなっている部分(暗部)からの散
乱反射光量を検出することにより、より高精度で検出で
きることが分かった。ただし、この場合は受光素子の検
出光量が少なく、受光素子の光量蓄積に時間がかかるの
で、前記膜厚の変化の検出に時間がかかる。前記受光視
野で計測可能となるロール(円筒状被検査体)円周方向
の視野の幅は、直径30mmのロールにおいては、スリ
ット検査光境界線部分H1で0.5mm、スリット検査
光中心線部分H2で1mm、スリット検査光外側部分で
2mm、程度である。前記ロール円周方向の視野の幅
は、ロール直径が小さくなるに伴って狭くなり、ライン
センサの受光視野の設定が困難になる。
【0007】次に、境界線部分H1からの反射光を検出
するスリット検査光境界線受光方式により凹凸が検出で
きる原理を図16を用いて説明する。図16Aに示すよ
うに表面に欠陥がない場合は、光源06からのスリット
検査光L1は、感光体08表面に投影されてスリット検
査光像08aを形成し、正反射方向011に向かう。正
反射方向011と僅かにずらした角度からスリット検査
光L1の境界部分H1を受光しているラインセンサSの受
光光軸S1には反射光が若干受光される。一方図16B
に示すように表面に緩やかな凹凸012があるとスリッ
ト検査光L1の反射方向013は前記図16Aに示す凹
凸が無い場合の正反射方向011からずれる。このずれ
の方向が受光光軸S1に近づく場合には検出光量が増加
し、離れる場合には検出光量が減少する。このような検
出光量の増減により欠陥を検出することができる。
【0008】しかし、上記の方法では、ロール径が小さ
くなる程、計測可能なロール円周方向の視野の幅が狭く
なり、欠陥の検出が困難となる。また図16Cから分か
るように、円周方向にそって発生した凹状又は凸状の欠
陥014は、その欠陥014の延びる方向がスリット検
査光L1の入射および反射する方向に沿っているため、
欠陥014での光の散乱が生じ難く正反射方向011に
のみ反射するので、検出が困難になっていた。そこで、
本出願人は、下記(J02)の技術をすでに出願してい
る。
【0009】(J02)図17,18に示す技術(特願平
5−235183号記載の技術) 図17は、前記(J01)の方法で検出が困難となる円周
方向に発生する凹凸欠陥、また小さい径のロール08を
対象とする表面層欠陥検出装置の概略構成を示す図であ
る。この図17のロール08の回転駆動手段9の構成は
前記図15と同様である。光源016から光ファイバ0
17およびスポット検査光出射器018を介し投光され
た指向性を有するスポット検査光L2をロール08表面
に軸芯方向と概略平行な方向に照射する。ラインセンサ
Sの受光視野はスポット検査光L2のロール08表面の
中心位置に設定する。図18は前記図17に示す表面装
置欠陥検出装置の作用説明図で、図18Aはロール08
表面に欠陥が無い場合および有る場合のスポット検査光
L2の反射方向を示す図、図18Bはそれらの場合のラ
インセンサSの検出光量信号を示す図である。図18に
おいて、凹凸欠陥が無い場合には、ロール08表面から
のスポット検査光L2の反射光は正反射方向に向かうた
め、ラインセンサSではほとんど受光されず低レベルの
正常面信号021となる。表面に欠陥012が存在する
場合、ロール08表面に照射されたスポット検査光L2
は欠陥により散乱し欠陥信号022としてラインセンサ
Sで受光される。この方法では、投光されるスポット検
査光L2の方向と円周方向の凹凸欠陥の方向は垂直とな
ることから、欠陥部での光の散乱が生じ、欠陥検出が可
能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術(J0
1),(J02)は下記の問題点がある。 (前記(J01),(J02)の問題点)前記(J01),
(J02)の方法は、膨らみ(凸欠陥)や凹み(凹欠陥)
等の欠陥の有無は検出ができる。しかしながらそれらの
方法は、前記欠陥が凸欠陥であるか凹欠陥であるかを判
別する方法や装置については明かでなかった。したがっ
て前記従来の方法による検査装置では、欠陥の見逃しを
発生させないために、つまり真の不良品の中で装置が不
良品と判断した割合(以下、検出率とする。)を100
%とするために、判定の基準として凹凸欠陥のなかで欠
陥限度規格の厳しい方に合わせた判定を行う必要があっ
た。このため、良品であるロールを不良品と判断する
(以下、虚報と呼ぶ。)割合が十数%に達することがあ
った。例えば定着ロールにおいては、凹凸欠陥では凸欠
陥の規格である直径D=0.4mm(前記図14参照)
に判定の基準を合わせるため、凹欠陥の0.4mmから
2mmまでの良品とすべき欠陥を不良品と判断してい
る。このため、不良品判定となったロールについては再
検査して、検査員による目視検査により良品を拾い出す
必要があった。
【0011】ところで、本発明の技術分野とは異なるが
自動車の車体表面の凹凸を検査する装置として、従来下
記(J03)の技術が知られている。 (J03)図19,20に示す技術(特開平5−4514
2号公報記載技術) 特開平5−45142号公報には図19に示す装置を用
いて、自動車023の車体表面023aの塗装面欠陥
を、繰り返しの明暗勾配(図20参照)をもつ面照明光
源024により照明し、CCDカメラ025で受光し
て、凸欠陥と凹欠陥に応じて変化する検査塗装面の明度
により、凹凸欠陥を判別している。図20において、暗
(縦線の密度の高い部分)から明(縦線の密度の低い部
分)に変化する一変化領域内部に凸欠陥があると、凸面
鏡効果により暗部a1と明部a2が隣り合わせとなり暗
から明に変化し、凹欠陥があると凹面鏡効果により、明
部a1’と暗部a2’が隣り合わせとなり明から暗に変
化する。これにより凹凸を判別し、欠陥の種類に応じた
補修動作をおこなうことができる。
【0012】前記従来の技術(J03)は下記の問題点が
ある。 (前記(J03)の問題点)前記(J03)の方法は、照明
用光源が大がかりになることと、平板状の車体塗布表面
が対象であり、複写機、プリンタで用いられる円筒状の
被検査体のような直径が20mmから80mm程度と曲
率半径の小さな(すなわち、曲率の大きな)曲面への適
用は困難である。そこで、本出願人は、複写機、プリン
タで用いられるような曲率の大きな円筒状の被検査体の
欠陥の凹凸を検出する方法として下記(J04)の技術を
すでに出願している。
【0013】(J04)図21,22に示す技術(特願平
6ー30105号記載の技術) この技術は、前記図15に示すスリット検査光境界線受
光方式に、正負の閾値による正方向の欠陥画像と負方向
の欠陥画像の抽出処理と、面展開画像から特徴量を算出
する処理部を設け、抽出される正方向の欠陥画像と負方
向の欠陥画像の発生順序によって凹欠陥と凸欠陥の判別
を可能とするものである。次に図21、22を用いて凹
欠陥と凸欠陥の判別方法を説明する。この方式では図2
1Aに示すように、センサSの受光光軸(視野)S1は
ロール08表面に照射されたスリット検査光L1の境界
位置(前記図15のH1で示す位置)を受光しており、
正反射方向011から少しずれた位置の反射光を受光し
ている。欠陥はロール08の副走査方向SSに回転しな
がらセンサSの視野を通過するが、図21Bに示すよう
に凸欠陥SWの前半部分がセンサSの視野にさしかかる
とスリット検査光L1の反射方向が変化し、正常面に比
べ凸欠陥はセンサ信号を増加させる。ロール08がさら
に副走査方向SSに回転し、図21Cに示すように凸欠
陥の後半部がセンサSの視野にさしかかると、スリット
検査光L1の反射方向が変化し、正常面に比べ凸欠陥は
センサ信号を減少させる。凹欠陥の場合は、図21D,
21Eから分かるように、凹欠陥の前半部でセンサ信号
が正常値よりも減少し、後半部分で増加する。
【0014】したがって、センサ信号は副走査方向SS
に対して、凸欠陥では正方向・負方向の順番で、凹欠陥
では負方向・正方向の順番で現れる。図22は、得られ
たセンサ信号波形から正方向の閾値と負方向の閾値によ
り欠陥信号を抽出した2次元画像を示し、横軸が主走査
方向FS,縦軸が副走査方向SSである。正方向の閾値
から正方向の欠陥画像(受光量増加領域)、負方向の閾
値から負方向の欠陥画像(受光量減少領域)が得られ、
凹凸欠陥は正方向と負方向の欠陥画像の組み合わせとな
る。図21に示したようにスリット検査光L1の正反射
方向に対して副走査方向SSの下流側にラインセンサS
を配置した場合には、副走査方向SSに対して、凸欠陥
は正方向欠陥画像(受光量増加領域)026・負方向欠
陥画像(受光量減少領域)027の順番(図22A参
照)で現れ、凹欠陥は負方向欠陥画像(受光量減少領
域)027・正方向欠陥画像(受光量増加領域)026
の順番で現れる。なお、前記図21において、副走査方
向SSが逆方向の場合はセンサ信号及び欠陥画像の順番
は逆となる。
【0015】前記従来技術(J04)には下記の問題点が
ある。 (前記(J04)の問題点)前記の(J04)の表面層欠陥
検出装置では、スリット検査光境界線部からの反射光量
を正負閾値によって抽出し、抽出信号から得られる極性
の違う画像の発生順序で、凹欠陥と凸欠陥の判別が可能
となる検査装置を提案している。しかし、帯電ロールの
ように表面が黒く反射率の低い検査物は、スリット検査
光境界線部からの反射光量が低く、欠陥を抽出する際に
基準となる正常面のセンサ出力信号のレベルが低い。し
たがって、正常面に対して負の方向に発生する欠陥信号
はコントラストが充分にとれず、負の方向の閾値による
負方向の欠陥画像の抽出が困難である。したがって、表
面が黒く反射率の低い表面上の欠陥は、(J04)の方法
では漏れなく検出することが困難である。また、(J0
4)の方法では、円周方向にそって発生した凹状又は凸
状の欠陥は、その欠陥部の延びる方向が検査光の入射お
よび反射する方向に沿っているため、欠陥部での光の散
乱が生じ難く、その検出および凹凸の判定が困難であっ
た。
【0016】本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)
の記載内容を課題とする。 (O01)感光体ドラムや帯電ロールなどの円筒体表面の
凹凸欠陥について欠陥の凹凸の判別を行えるようにする
こと。 (O02)欠陥の種類に応じた良否判別を可能とすること
により、再検査することなく、正確な良否判別を行える
ようにすること。 (O03)帯電ロールなどの表面が黒く反射率の低い円筒
体表面の凹凸欠陥や、円周方向に発生する凹凸欠陥につ
いても、欠陥種類判別を可能にすること。
【0017】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0018】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の表面層欠陥検出装置(U)は、円筒
状の表面層を有する被検査体(R)をその軸周りに回転
させる被検査体支持装置(U1)と、被検査体(R)の
円筒状の表面層にその軸方向に沿うスリット検査光(L
1)を照射するスリット検査光照射装置(4)と、前記
被検査体支持装置(U1)により回転される被検査体
(R)の前記表面層からの反射光量を検出するラインセ
ンサ(S)とを備え、このラインセンサ(S)の検出光
量信号(Sa)の基準光量信号に対する多少により前記
表面層の欠陥を検出する表面層欠陥検出装置(U)にお
いて、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y01)
前記被検査体(R)の軸方向端部近傍から被検査体
(R)表面に沿って前記スリット検査光(L1)に重な
るようにスポット検査光(L2)を照射するスポット検
査光照射装置(5)、(Y02) 前記ラインセンサ
(S)は前記スリット検査光(L1)の前記被検査体
(R)表面からの正反射光の方向に配置されたこと、
(Y03) 前記被検査体(R)表面層に欠陥(WS,H
O)が存在する場合にその欠陥領域からの反射光の検出
光量が主走査方向(FS)に沿って増減する順序に応じ
て定まる前記欠陥領域の凹凸状態を、前記検出光量の増
減に対応づけて記憶した判定用データ記憶メモリ(2
2)、(Y04) 前記ラインセンサ(S)の検出光量信
号のデジタル信号を出力する手段、すなわち、デジタル
信号出力手段(11)、(Y05) 前記デジタル信号
(15a)を欠陥判定用画像データとして記憶する画像
メモリ(17)、(Y06) 前記画像メモリ(17)に
記憶された前記画像データ(15a)が前記基準光量信
号のデジタル信号に比較して増減している領域を欠陥領
域として検出する欠陥領域検出手段(16)、(Y07)
前記欠陥領域検出手段(16)で検出された欠陥領域
からの検出反射光量(Sa)が主走査方向(FS)に沿
って増減する順序を検出する増減順序判定手段(2
3)、(Y08) 前記増減順序判定手段(23)の出力
信号と前記判定用データ記憶メモリ(22)に記憶され
たデータとを用いて、前記欠陥領域検出手段(16)で
検出された欠陥領域の凹凸状態を判定する欠陥種類判定
手段(24)。
【0019】(第2発明)本出願の第2発明は、前記第
1発明の表面層欠陥装置において、下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(Y09) 前記デジタル信号出力手
段(11)は、前記ラインセンサ(S)の検出光量信号
が所定範囲にある正常値以上のもの、および正常値以下
のものをそれぞれ異なる値の欠陥デジタル信号(15
a)として出力する機能を有すること。
【0020】(実施態様1)前記本発明の表面層欠陥検
出装置(U)の実施態様1は、前記本発明において下記
の要件を備えたことを特徴とする、(Y001) 前記ス
リット検査光照射装置(4)はスリット検査光(L1)
として白色拡散光を出射する光源(6)を有すること、
(Y002) 前記スポット検査光照射装置(5)はスポ
ット検査光(L2)の光源としてハロゲン光源を有する
こと、
【0021】(実施態様2)前記本発明の表面層欠陥検
出装置(U)の実施態様2は、前記本発明又は実施態様
1において前記欠陥種類判定手段(24)が下記の要件
を備えたことを特徴とする、(Y003) 前記デジタル
信号出力手段(11)は、正方向閾値(12a)を記憶
した正方向閾値メモリ(12)及び負方向閾値(13
a)を記憶した負方向閾値メモリ(13)と、前記検出
光量信号(Sa)をデジタル化してA/D(アナログ/
デジタル)変換するA/Dコンバータ(14)と、この
A/Dコンバータ(14)の出力信号を前記各閾値(1
2a,13a)と比較する比較手段(15)とを備えてい
ること。
【0022】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明の表面層欠陥検出装置(U)では、被検査体支持装置
(U1)が円筒状の表面層を有する被検査体(R)をそ
の軸周りに回転させる。検査光照射装置(3)は、被検
査体(R)の円筒状の表面層にその軸方向に沿うスリッ
ト検査光(L1)を照射する。前記被検査体(R)端部
から照射されるスポット検査光(L2)は被検査体
(R)の表面に沿ってその中心軸にほぼ平行に投光され
る。そして、スポット検査光(L2)は被検査体(R)
表面で前記スリット検査光(L1)と重ねられる。前記
被検査体支持装置(U1)により回転される被検査体
(R)の前記表面層からの反射光量を検出するラインセ
ンサ(S)が被検査体(R)表面からのスリット検査光
(L1)の正反射光を受光する視野の副走査方向の幅
は、スリット検査光(L1)の明暗の境界部の視野の幅
よりも広いので、受光視野の調節が容易である。前記ラ
インセンサ(S)は、前記スリット検査光(L1)の前
記被検査体(R)表面からの正反射光の方向に配置され
ているので、前記表面層に欠陥が無い場合には多くの反
射光量を受光する。しかしながら、前記表面層に欠陥が
存在する場合には、その欠陥により、前記スリット検査
光(L1)の前記被検査体(R)表面からの反射光の方
向が変化し、正反射方向に配置されたラインセンサ
(S)に到達すべき前記スリット検査光(L1)の前記
欠陥からの反射光量(すなわち、検出光量)が減少す
る。したがって、被検査体(R)表面に凹凸欠陥が無い
場合に前記スリット検査光(L1)の正反射光を受光す
るように配置されたラインセンサ(S)は、被検査体
(R)の表面に欠陥が存在する場合には、正常面の検出
信号レベルに比べ、負の方向に欠陥信号が発生する。
【0023】また、被検査体(R)表面に沿ってその端
部から中心部へ投光されたスポット検査光(L2)は、
欠陥が存在しない場合にはラインセンサ(S)に向って
反射する散乱反射光はきわめて少量であるが、凸又は凹
欠陥が存在する場合にはラインセンサ(S)に向って反
射する散乱反射光は増加する。すなわち、被検査体
(R)の端部から出射するスポット検査光(L1)の、
前記被検査体(R)表面からラインセンサ(S)に向か
う散乱反射光は、凸欠陥ではスポット検査光(L2)の
出射位置に近い側の傾斜部分で増加し、凹欠陥では前記
出射位置から遠い側の傾斜部分で増加する。したがっ
て、被検査体(R)表面に前記スリット検査光(L1)
およびスポット検査光(L2)を同時に投光して、前記
ラインセンサ(S)で被検査体(R)表面からの反射光
量(Sa)を検出した場合、凸又は凹欠陥が有る場合は
被検査体(R)の軸方向に沿って検出光量の減少部分と
増加部分とが現れることになる。そして前記ラインセン
サ(S)の検出光量(Sa)は、前記欠陥が凸欠陥の場
合は、その凸欠陥の前記スポット検査光(L2)の出射
位置に近い側で増加し、遠い側で減少する。また、前記
ラインセンサ(S)の検出光量(Sa)は、前記欠陥が
凹欠陥の場合は、その凹欠陥の前記スポット検査光(L
2)の出射位置に近い側で減少し、遠い側で増加する。
【0024】したがって、正負方向の閾値により正負方
向の欠陥画像を抽出し、正負の欠陥画像の距離を算出
後、異なる極性の欠陥画像が隣接している組み合わせを
凹凸欠陥画像とし、それらの凹凸の組み合わせ欠陥画像
の極性の順序(正方向の欠陥画像および負方向の欠陥画
像が被検査体(R)の軸方向に沿って並んだ順序)から
凸欠陥と凹欠陥の判別が可能となる。また、スポット検
査光(L2)を被検査体(R)端部から中心部へ向けて
投光していることから円周方向の欠陥(スポット検査光
(L2)の光路に垂直な方向に延びる筋状の凹凸欠陥)
についても欠陥信号が得られ、凹凸欠陥の判別が可能で
ある。
【0025】デジタル信号出力手段(11)は、前記ラ
インセンサ(S)の検出光量信号(Sa)のデジタル信
号(15a)を出力する。前記デジタル信号(15a)は
欠陥検出用の画像データ(15a)として画像メモリ
(17)に記憶される。前記欠陥領域検出手段(16)
は、前記画像メモリ(17)に記憶された前記画像デー
タ(15a)が前記基準光量信号のデジタル信号に比較
して増減している領域を欠陥領域として検出する。前記
増減順序判定手段(23)は、欠陥領域検出手段(1
6)で検出された欠陥領域からの検出反射光量が主走査
方向(FS)に沿って増減する順序を検出する。前記欠
陥領域検出手段(16)により欠陥領域が検出された場
合(すなわち、前記画像メモリ(17)に記憶された前
記画像データ(15a)が前記基準光量信号のデジタル
信号に比較して増減している領域が有る場合)、欠陥種
類判定手段(24)は、前記増減順序判定手段(23)
の出力信号(23a)と前記判定用データ記憶メモリ
(22)に記憶されたデータ(22a)とから、前記欠
陥領域検出手段(16)で検出された欠陥領域の凹凸状
態を判定する。すなわち、欠陥種類判定手段(24)
は、主走査方向に沿って検出光量が増減する順序に応じ
て、前記欠陥領域の凹凸状態(すなわち、欠陥の凹凸)
を判定する。
【0026】(第2発明の作用)前記デジタル信号出力
手段(11)は、前記ラインセンサ(S)の検出光量信
号が所定範囲になる正常値以上のもの、および正常値以
下のものをそれぞれ異なる値(「01」,「10」)の
欠陥デジタル信号(15a)として出力するので、欠陥
領域検出手段(16)は、画像メモリ(17)に記憶さ
れた前記画像データ(15a)が前記基準光量信号のデ
ジタル信号に比較して増減している領域(すなわち、欠
陥領域)を容易に検出することができる。
【0027】(実施態様1の作用)前記本発明の実施態
様1の表面層欠陥検出装置(U)では、前記スリット検
査光照射装置(4)は検査光(L1)として白色拡散光
を照射する。また、前記スポット検査光照射装置(5)
はハロゲン光源を有しているので、高輝度のスポット検
査光(L2)を出射することができる。被検査体(R)
表面が正常な場合は高輝度のスポット検査光(L2)を
用いても、前記被検査体(R)で反射して前記ラインセ
ンサ(S)に入射するスポット検査光(L2)は非常に
少ないが、凸又は凹欠陥が存在する場合にはその欠陥部
分で散乱反射してラインセンサ(S)に入射する光量は
増加する。その際、高輝度のハロゲン光源から出射する
高輝度のスポット検査光(L2)を用いているので、ラ
インセンサ(S)には検出可能な多量の散乱反射光が入
射することになる。
【0028】(実施態様2の作用)前記本発明の実施態
様2の表面層欠陥検出装置(U)では、前記デジタル信
号出力手段(11)のA/Dコンバータ14が前記検出
光量信号をデジタル信号に変換して、このデジタル信号
を比較手段15が正方向閾値メモリ(12)及び負方向
閾値メモリ(13)にそれぞれ記憶された閾値(12
a)及び(13a)と比較して欠陥デジタル信号を出力す
る。
【0029】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。図1は本発明の表面層欠陥検出装置の実施例の
全体概略斜視図である。図2は同実施例の信号処理部分
U2の機能ブロック図である。図3は前記図2に示す信
号処理部分U2の信号処理のフローチャートである。図
4は同実施例における欠陥信号を検出する際の閾値レベ
ルの決定方法の説明図である。
【0030】図1において、円筒状の表面層を有する被
検査体Rの表面を検査する表面層欠陥検出装置の全体は
Uで示されている。表面層欠陥検出装置Uは、被検査体
Rの軸を前後方向(X軸方向)両端から挟持する回転主
軸1及び心押軸2を有している。回転主軸1は図示しな
いモータにより回転駆動されるようになっており、心押
軸2はその軸方向に移動可能な軸受け(図示せず)によ
り回転自在に支持されている。前記符号1,2で示され
た要素から被検査体支持装置U1が構成されている。
【0031】図1において、前記被検査体支持装置U1
に支持された被検査体Rの円筒状の表面層にその軸方向
に沿う検査光を照射する検査光照射装置3は、スリット
検査光照射装置4およびスポット検査光照射装置5を有
している。前記スリット検査光照射装置4は、光源とし
ての蛍光灯6およびその周囲を囲んで配置された遮光ケ
ース7から構成されている。前記遮光ケース7には投光
用のスリット7aが形成されている。白色拡散光を出射
する蛍光灯(すなわち、光源)6から出射してスリット
7aを通ったスリット検査光L1は、被検査体Rの表面に
軸方向(X方向)に沿って照射される。図1においてス
ポット検査光照射装置5は、ハロゲン光源などの点光源
装置8、点光源装置8で発した光をガイドする光ファイ
バー束からなるライトガイド9、前記被検査ロール(円
筒状表面層を有する被検査体)Rの端部に配置されたス
ポット検査光出射器10等により構成されている。
【0032】スポット検査光出射器10は、前記ライト
ガイド9の先端から出射する光を集光して、前記被検査
体R表面に向けて出射する集光レンズを有し、その集光
レンズから出射するスポット検査光(被検査体Rの表面
を直線状に照射する検査光)L2は、前記被検査体Rの
表面(検査面)の前記スリット検査光L1に重ねて照射
される。なお、前記スポット検査光L2の光軸は、被検
査体Rの中心軸とのなす角度(投光角)θを概略0に近
い値(すなわち、スポット検査光L2の光軸と前記被検
査ロール中心軸とが概略平行に近い値)として被検査体
Rの表面(検査面)を照射するようにする。またスポッ
ト検査光L2の光軸と被検査体Rの検査面の距離dは近
接して配置するのがよく、実験から角度θは、0度から
5度、距離dは10mm程度が好ましい。
【0033】ラインセンサSは、前記スリット検査光L
1の正反射光を受光するように、前記被検査体Rの軸方
向(主走査方向)FSに沿うスリット検査光L1および
スポット検査光L2の照射領域のうちの中心部に受光視
野を合わせた縮小光学系、および主走査方向FSに平行
に配置された多数の光電変換素子を有している。ライン
センサ(受光センサ)Sの光電変換素子上に被検査体R
表面(検査面)からの反射光を収束させた状態で、被検
査体Rを回転させながらラインセンサSで走査すること
により被検査体Rの表面(検査面)からの反射光量の検
出信号を得る。
【0034】次に図2により、本実施例の信号処理部分
U2について説明する。信号処理部分U2は、前記ライン
センサSから出力される検出光量信号Saが入力される
デジタル信号出力手段11を有している。デジタル信号
出力手段11は、正方向の閾値12aを記憶した正方向
閾値メモリ12および負方向の閾値13aを記憶した負
方向閾値メモリ13と、前記検出光量信号SaをA/D
(アナログ/デジタル)変換するA/Dコンバータ14
と比較手段15とを有している。比較手段15は前記A
/Dコンバータ14が出力する検出光量信号Saのデジ
タル信号「Sa」を前記正負の閾値12a,13aと比較
して2ビットのデジタル信号(すなわち、欠陥判定用の
画像データ)15aを出力する。
【0035】前記閾値12a,13aは、被検査体Rが例
えば定着ロールである場合には、前記図14に示す欠陥
限度規格から分かるように、凸欠陥の場合には高さH<
5μm、凹欠陥の場合には深さD<8μmの範囲外の欠
陥が検出されるように定められる。次に前記閾値12
a,13aの定め方について説明する。例えば凸欠陥の閾
値12aは、高さH=2μm、5μm、10μmが既知
の凸欠陥を有するサンプルを用いて、欠陥部分の信号レ
ベルを測定する。この場合の信号レベルは図4に示すよ
うになる。信号レベルの高さと凸欠陥の高さHは、比例
するので、高さH=5μmの限界規格に相当する信号レ
ベルから、図4に示すレベルに閾値12aを決定する。
なお、凹欠陥の閾値13aは、深さD=5μm、8μ
m、11μmが既知の凹欠陥を有するサンプルを用いて
前記凸欠陥と同様にして決定する。
【0036】前記デジタル信号出力手段11は、12a
>「Sa」>13aの場合には被検査体Rの表面層が正常
であることを示す2ビットの信号「00」(すなわち、
基準光量のデジタル信号)を、欠陥判定用の画像データ
15aとして出力し、「Sa」>12aのときは検出光量
が正常値を越えていることを示す2ビットの信号「0
1」を欠陥判定用の画像データ15aとして出力する。
また、「Sa」<13aのときは検出光量が正常値以下で
あることを示す2ビットの信号「10」を欠陥判定用の
画像データ15aとして出力する。
【0037】前記信号処理部分U2は、欠陥領域検出手
段16を有しており、この欠陥領域検出手段16は画像
メモリ17を有している。欠陥領域検出手段16は、前
記デジタル信号出力手段11から出力される2ビットの
画像データ15aを面展開して欠陥判定用の画像データ
15aとして、前記画像メモリ17に記憶する。また、
欠陥領域検出手段16は、前記画像メモリ17に記憶さ
れた前記画像データ15aが前記基準光量信号のデジタ
ル信号に比較して増減している領域を欠陥領域として検
出する。すなわち欠陥領域検出手段16は、画像メモリ
17の画像データ15aから欠陥画像の凹凸の種類、中
心位置、面積、周囲長を算出し、この算出で得られた情
報を、欠陥画像(前記「Sa」>12a、「Sa」<13a
のデータの集合部分)に関する情報すなわち欠陥画像情
報16aとして出力する機能を有している。
【0038】また、前記信号処理部分U2は、判定情報
出力手段21を有している。この判定情報出力手段21
は、判定用データ記憶メモリ22を有している。判定用
データ記憶メモリ22には、被検査体Rの種類に応じた
判定用データ22aが記憶されている。この判定用デー
タ22aとしては、欠陥が凹凸のいずれの欠陥であるか
を判定するための凹凸判定用データ、欠陥の大きさ(面
積)が許容値を越えたことを判定するための面積判定用
データ等が記憶されている。
【0039】前記凹凸判定用データは、主走査方向に沿
って先に「Sa」>12aの欠陥領域が現れ次に「Sa」
<13aの欠陥領域が現れたか、又はその逆かによって
欠陥の凹凸を判定するためのデータである。詳細は後述
するが、例えば凸欠陥SWが有る場合、スポット検査光
出射器10が被検査体Rの軸方向両端部のいずれの端部
に有るかによって、前記主走査方向に沿って「Sa」>
12aの欠陥領域と「Sa」<13aの欠陥領域とが現れ
る順序が異なる。そこで、前記スポット検査光出射器1
0およびラインセンサSの位置等を実際の検査時の状態
ではどうするかを決定し、その状態では、前記主走査方
向に沿って「Sa」>12aの欠陥領域と「Sa」<13a
の欠陥領域とが現れる順序がどうなるかを調べておく。
そして、前記欠陥領域の現れる順序とそれに対応する欠
陥の種類(凸欠陥又は凹欠陥)とは、凹凸判定用データ
として前記判定用データ記憶メモリに記憶される。
【0040】前記面積判定用データは、例えば被検査体
Rが定着ロールである場合には図11から分かるよう
に、凸欠陥の直径(大きさ)A<0.4mm、凹欠陥の
直径(大きさ)A<2mmの範囲以外の直径(大きさ)
の欠陥を検出できるようなデータ、すなわち、A=0.
4mm、A=2mmに対応するデータである。この直径
Aの大きさを判定する実際のデータはラインセンサSの
画素数によって記憶されている。なお、欠陥判定用のデ
ータは、欠陥の直径Aの大きさを表す画素数により記憶
する代わりに、欠陥の面積を表す画素数により記憶する
ことも可能である。
【0041】前記判定情報出力手段21は、前記欠陥領
域検出手段16で検出された欠陥領域からの反射光量が
主走査方向FSに沿って増減する順序を検出する増減順
序判定手段23を有している。また、判定情報出力手段
21は、前記増減順序判定手段23から出力される増減
順序判定信号23aを前記判定用データ記憶メモリ22
の判定用データ22aと照合して欠陥の凹凸の判定を行
うとともに、被検査体Rの良品、不良品の判定を行い、
良否判定信号21aを出力する欠陥種類判定手段24を
有している。
【0042】次に図5〜12により、本実施例の凹凸欠
陥の判別の原理を説明する。図5〜8はスリット検査光
L1又はスポット検査光L2の各々の被検査体R表面から
の反射光量の変化の説明図であり、図9〜12はスリッ
ト検査光L1およびスポット検査光L2を同時に用いた場
合の被検査体R表面からの反射光量の変化の説明図であ
る。次に、まず図5〜8について説明する。図5は同実
施例の作用説明図で被検査体Rの表面層に欠陥が無い状
態を示す。図6は被検査体の表面層に凸状の欠陥が有る
場合の同実施例の作用説明図で、図6Aは凸欠陥の前半
部分(円筒状の被検査体Rの回転方向の前側の半分)S
W1においてスリット検査光L1の検出反射光量が減少す
る状態を示し、図6Bは凸欠陥の後半部分SW2におい
てスリット検査光L1の検出反射光量が減少する状態を
示し、図6Cは凸欠陥が有る位置でスリット検査光L1
の検出反射光量S1aが減少することを示している。図7
は被検査体Rの表面層に凹状の欠陥が有る場合の同実施
例の作用説明図で、図7Aは凹欠陥の前半部分(円筒状
の被検査体Rの回転方向の前側の半分)HO1において
スリット検査光L1の検出反射光量S1aが減少する状態
を示し、図7Bは凹欠陥の後半部分HO2においてスリ
ット検査光L1の検出反射光量S1aが減少する状態を示
し、図7Cは凹欠陥が有る位置ではスリット検査光L1
の検出反射光量S1aが減少することを示している。図8
は同実施例の作用説明図で被検査体Rの表面層に凸状ま
たは凹状の欠陥が有る場合に、スポット検査光出射器1
0に対向する斜面からのスポット検査光L2の反射光量
が増加することを示す図である。
【0043】図5に示すように、被検査体Rは矢印SS
方向(副走査方向)に回転しており、ラインセンサS
は、スリット検査光照射装置4から出射したスリット検
査光L1の被検査体Rの正常な表面(欠陥の無い部分の
表面)で正反射した正反射光の方向に配置されている。
スリット検査光照射装置4から正常面に照射されたスリ
ット検査光L1は正反射して、ラインセンサSに入射す
る。この場合、ラインセンサSには、高レベルの一定の
スリット検査光反射光が入射する。一方図8に示すよう
に、スポット検査光出射器10から出射したスポット検
査光L2は、その大部分が被検査体Rの正常な表面で正
反射方向に反射し、ラインセンサSは低レベルのスポッ
ト検査光反射光が入射する。前記被検査体Rの正常面か
らの前記スリット検査光L1およびスポット検査光L2の
反射光の総和は一定である。
【0044】次に図6により、凸欠陥SWが存在する場
合のスリット検査光L1の反射光について説明する。図
6Aにおいて、被検査体R表面の凸欠陥SWの右側部分
(副走査方向下流側部分)SW1がスリット検査光L1の
照射領域に進入したときには、投光されたスリット検査
光L1はSW1により散乱又は偏向し正反射方向に反射し
ないため、正反射方向に配置されたラインセンサSへの
入射光量が減少し、正常面信号に比べ負方向に欠陥信号
が現れる。図6Bにおいて、被検査体R表面の凸欠陥S
Wの左側部分(副走査方向上流側部分)SW2がスリッ
ト検査光L1の照射領域に進入したときには、投光され
たスリット検査光L1はSW2により散乱又は偏向し正反
射方向に反射しないため、正反射方向に配置されたライ
ンセンサSへの入射光量が減少し、正常面信号に比べ負
方向に欠陥信号が現れる。図6Cにおいて、スリット検
査光照射装置4から出射して被検査体R表面を照射した
スリット検査光(検査光)L1は、凸欠陥SWが存在す
ると、正反射方向からずれた方向に反射するため、ライ
ンセンサSに入射する光量が減少する。すなわち、ライ
ンセンサSが検出するスリット検査光L1の前記凸欠陥
SWからの反射光量S1aは、正常表面からの検出反射光
量に比較して必ず減少する。
【0045】次に図7により、凹欠陥HOが存在する場
合のスリット検査光L1の反射光について説明する。図
7Aにおいて、被検査体R表面の凹欠陥HOの右側部分
(副走査方向下流側部分)HO1がスリット検査光L1の
照射領域に進入したときには、投光されたスリット検査
光L1はHO1により散乱又は偏向し正反射方向に反射し
ないため、正反射方向に配置されたラインセンサSへの
入射光量が減少し、正常面信号に比べ負方向に欠陥信号
が現れる。図7Bにおいて、被検査体R表面の凹欠陥H
Oの左側部分(副走査方向上流側部分)HO2がスリッ
ト検査光L1の照射領域に進入したときにも、前述と同
様の理由で正反射方向に配置されたラインセンサSへの
入射光量が減少し、正常面信号に比べ負方向に欠陥信号
が現れる。図7Cにおいて、スリット検査光照射装置4
から出射して被検査体R表面を照射したスリット検査光
L1は、凹欠陥HOが存在すると、正反射方向からずれ
た方向に反射するため、ラインセンサSに入射する光量
が減少する。すなわち、ラインセンサSが検出するスリ
ット検査光L1の前記凹欠陥HOからの反射光量S1a
は、正常表面からの検出反射光量に比較して必ず減少す
る。
【0046】次に図8において、スポット検査光L2が
被検査体R表面の凸欠陥SW又は凹欠陥HOから反射す
る場合に、ラインセンサSが検出するスポット検査光反
射光量について説明する。スポット検査光出射器10が
図8の左端側に配置されて、スポット検査光L2が図8
の左側から被検査体R表面を照射する場合について説明
する。スポット検査光L2が被検査体Rの正常な表面と
なす角度θが0<θ≦5°程度の小さな角度で入射した
場合、スポット検査光L2は正反射して被検査体R表面
に沿った方向に進む。したがって、被検査体Rの正常な
表面からのスポット検査光L2の反射光はラインセンサ
Sにはほとんど入射しない。前記スポット検査光L2が
被検査体R表面の凸欠陥SWの左側部分(図8における
主走査方向FSの左側部分)に入射した場合、ラインセ
ンサSに向かう散乱反射光が増加し、ラインセンサSが
検出するスポット検査光L2の検出反射光量S2aは、正
常面信号に比べ正方向の信号(検出光量増加信号)が現
れる。しかしながら前記スポット検査光L2は、凸欠陥
SWの右側部分(図8における主走査方向FSの右側部
分)においては、ラインセンサSに向かう散乱反射光が
増加することはない。また、前記スポット検査光L2が
被検査体R表面の凹欠陥HOの右側部分(図8における
主走査方向FSの右側部分)に入射した場合、ラインセ
ンサSに向かう散乱反射光が増加し、ラインセンサSが
検出するスポット検査光L2の検出反射光量S2aは、正
常面信号に比べ正方向の信号(検出光量増加信号)が現
れる。しかしながら前記スポット検査光L2は、凹欠陥
HOの左側部分(図8における主走査方向FSの左側部
分)においては、ラインセンサSに向かう散乱反射光が
増加することはない。
【0047】以上、前記図5〜8により、スリットL1
の被検査体R表面からの検出反射光量の変化およびスポ
ット検査光L2の被検査体R表面からの検出反射光量の
変化について説明したが、次に図9〜12により、スリ
ット検査光L1およびスポット検査光L2を同時に用いた
場合の、ラインセンサSの検出反射光量Sa(S1a+S2
a)の変化について説明する。図9は被検査体Rの表面
層に凸状の欠陥が有る場合の同実施例の作用説明図で、
図9Aは凸欠陥に対するスリット検査光L1およびスポ
ット検査光L2の照射装置およびラインセンサSの位置
関係を示す図であり、図9Bは凸欠陥によりスリット検
査光L1の検出反射光量S1aが減少することを示し、図
9Cは凸欠陥の前記スポット検査光出射器10に近い斜
面部分からのスポット検査光L2の検出反射光量S2aが
増加することを示し、図9DはラインセンサSによる検
出光量の総和Sa(S1a+S2a)が凸欠陥によりスポッ
ト検査光出射器10に近い側で増加し、遠い側で減少す
ることを示す図である。
【0048】図10は被検査体Rの表面層に凹状の欠陥
が有る場合の同実施例の作用説明図で、図10Aは凹欠
陥に対するスリット検査光L1およびスポット検査光L2
の照射装置およびラインセンサSの位置関係を示す図で
あり、図10Bは凹欠陥によりスリット検査光L1の検
出反射光量S1aが減少することを示し、図10Cは凹欠
陥の前記スポット検査光出射器10に遠い側の斜面部分
からのスポット検査光L2の検出反射光量S2aが増加す
ることを示し、図10DはラインセンサSによる検出光
量の総和Sa(S1a+S2a)が凹欠陥によりスポット検
査光出射器10に近い側で減少し、遠い側で増加するこ
とを示す図である。図11は凸欠陥による反射光量が主
走査方向FSに沿ってスポット検査光出射器10に近い
側で増加し、遠い側で減少することを示す図である。図
12は凹欠陥による反射光量が主走査方向FSに沿って
スポット検査光出射器10に近い側で減少し、遠い側で
増加することを示す図である。
【0049】図9Aのように、被検査体Rにスリット検
査光L1を照射し、その正反射光を受光する位置にライ
ンセンサSを配置し、且つ、前記被検査体R上のスリッ
ト検査光L1に図9Aの左方からスポット検査光L2を重
ねて照射する場合について考える。この場合に凸欠陥S
Wが有ると、ラインセンサSの検出光量は、前記スリッ
ト検査光L1の検出反射光量S1aが図9Bで現され、ス
ポット検査光L2の検出反射光量S2aが図9Cで現され
る。そして、スリット検査光L1およびスポット検査光
L2の検出反射光量の総和Sa(S1a+S2a)は、図9D
で現される。図9Dにおいて、被検査体R表面に凸欠陥
WSが有ると、主走査方向FSに沿って前記スポット検
査光出射器10に近い側(スポット検査光L2の光源
側)から順に正方向欠陥信号(閾値12aより大きい
値)・負方向欠陥信号(閾値13aより小さい値)が現
れる。すなわち、主走査方向FSに沿って前記スポット
検査光出射器10に近い側(スポット検査光L2の光源
側)から順に正方向欠陥信号・負方向欠陥信号が現れる
欠陥は、凸欠陥であることが分かる。
【0050】前記図2に示すデジタル信号出力手段11
は前述したように、前記ラインセンサSの検出信号Sa
(=S1a+S2a)と前記正方向閾値12aと比較し、
「Sa」>12aのときは検出光量が正常値を越えている
ことを示す2ビットの信号「01」を欠陥判定用の画像
データ15a(図2参照)として出力する。また、「S
a」<13aのときは検出光量が正常値以下であることを
示す2ビットの信号「10」を欠陥判定用の画像データ
15aとして出力する。また、ラインセンサSの検出信
号Saが13a≦「Sa」≦12aのときには2ビットの信
号「00」を欠陥判定用の画像データ15aとして出力
する。
【0051】図10Aのように、被検査体R表面に凹欠
陥HOが有ると、ラインセンサSの検出光量は、前記ス
リット検査光L1の検出反射光量S1aが図10Bで現さ
れ、スポット検査光L2の検出反射光量S2aが図10C
で現される。そして、スリット検査光L1およびスポッ
ト検査光L2の検出反射光量の総和Sa(=S1a+S2a)
は、図10Dで現される。図10Dから、主走査方向F
Sに沿って前記スポット検査光出射器10に近い側(ス
ポット検査光L2の出射側)から順に負欠陥信号・正欠
陥信号が現れる欠陥は、凹欠陥であることが分かる。
【0052】前記画像データ15a(図2参照)を面展
開した場合に、図11に示すように、主走査方向FSに
沿って、スポット検査光L2の光源側から順次欠陥信号
「01」の領域26および欠陥信号「10」の領域27
が現れた部分は凸欠陥である。また面展開した画像デー
タ15aにおいて、図12に示すように、主走査方向F
Sに沿って、スポット検査光L2の光源側から順次欠陥
信号「10」の領域27および欠陥信号「01」の領域
26が現れた部分は凹欠陥である。
【0053】(実施例の作用)図1において、被検査体
Rの検査を行う場合、前記被検査体支持装置U1の回転
主軸1及び心押軸2により被検査体Rをその軸方向両端
から挟持する。そして前記回転主軸1を回転させること
により被検査体Rを回転させる。ラインセンサSはスリ
ット検査光L1及びスポット検査光L2それぞれの被検査
体Rに対する合成反射光を検出する。ラインセンサSは
主走査方向FS(図1参照)に走査して、例えば500
0画素分のアナログ信号列をセンサ信号Saとして出力
する。被検査体Rは、副走査方向SSに回転するので、
主走査方向(X軸方向)に延びる前記ラインセンサSに
よってロール全面の検査が行われる。
【0054】図2において、デジタル信号出力手段11
により前記センサ信号SaはA/D変換されてから、被
検査体Rの正常面の信号レベルに対して正方向に設定し
た閾値メモリ12および負方向に設定した閾値メモリ1
3の閾値12a,13aと比較される。そして、12a>
「Sa」>13aの場合には被検査体Rの表面層が正常で
あることを示す2ビットの信号「00」が出力され、
「Sa」>12aのときは検出光量が正常値を越えている
ことを示す2ビットの信号「01」が出力され、また、
「Sa」<13aのときは検出光量が正常値以下であるこ
とを示す2ビットの信号「10」が欠陥判定用の画像デ
ータ15aとして出力される。検出した画像データ15a
は、欠陥領域検出手段16で副走査方向に面展開し画像
データ15aとして画像メモリ17に記憶される。欠陥
領域検出手段16は、画像データ15aから欠陥画像の
凹凸の種類、中心位置、面積、周囲長を算出し、欠陥画
像情報を出力する。判定情報出力手段21は、前記算出
した欠陥画像情報16aを判定用データ記憶メモリ22
の凹凸判定用データおよび面積判定用データ(欠陥限度
規格)と照らし合わせて良品、不良品の判定信号21a
を出力する。
【0055】次に図3のフローチャートを用いてセンサ
信号を面展開した欠陥画像からの前記信号処理部分U2
の作用を説明する。ステップST1では正方向の欠陥画
像26と負方向の欠陥画像27について中心位置の距離
Kを算出する。すなわち、前記欠陥画像26,27のう
ちで副走査方向の位置が重なるものについて、中心位置
の主走査方向の距離が一番近いものについて前記中心位
置の距離を算出する。ステップST2では、距離Kが一
定値(例えば、K=1mm) 以下の隣接位置にある一
対を凹凸欠陥画像として検出する。ステップST3で
は、検出した凹凸欠陥画像の正方向画像(検出光量が増
加した画像)と負方向画像(検出光量が減少した画像)
の中心位置の主走査方向FSの座標を比較する。すなわ
ち主走査方向FSに沿って、正方向の画像が先に現れて
次に負方向の画像が現れたかどうか判断する。ステップ
ST4、ST5では比較の結果から凹欠陥であるか、凸欠
陥であるかを判定する。本実施例の装置では正方向の欠
陥画像に続いて負方向の欠陥画像が現れた場合は凸欠陥
であり、その逆は凹欠陥であるので、前記ステップST
3でイエスの場合はステップST4で凸欠陥と判定し、ノ
ーの場合はステップST5で凹欠陥と判定する。
【0056】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01) 前記実施例において、前記ラインセンサSの
検出光量信号が所定範囲の正常値であるか否かに応じた
デジタル信号15aとして出力するデジタル信号出力手
段11の代わりに、前記ラインセンサSの検出光量信号
を単にデジタル信号に変換して出力するデジタル信号出
力手段により構成することが可能である。この場合に
は、デジタル信号のうちのどの範囲の値が正常値である
か否か等を判別する機能は、欠陥領域検出手段16に持
たせれば良い。 (H02) 本発明は、感光体ドラム、定着ロール、帯電
ロールに限定されず円筒形状の基体表面に皮膜を形成し
て表面層が鏡面ないしは若干の鏡面性を有している被検
査体の検査等にも適用できる。 (H03) デジタル信号出力手段は、センサ信号Saを
デジタル信号に変換してから正方向閾値及び負方向閾値
と比較することも可能であるが、デジタル信号に変換す
る前のアナログ信号の状態で閾値と比較した後に、デジ
タル信号に変換することも可能である。 (H04) スリット検査光の光源として蛍光灯、スポッ
ト検査光の光源としてハロゲン光源を用いたが、スリッ
ト検査光の光源は蛍光灯に限らず、ハロゲン光源をファ
イバー束によりスリット検査光とし完全拡散レンズを付
加し白色拡散光を発するようにしたものを使用すること
が可能であり、また、スポット検査光の光源もハロゲン
光源に限らず、蛍光灯前面にピンホール形状の遮光板を
設けてなるスポット状の光を使用することが可能であ
る。
【0057】
【本発明の効果】前述の本発明の表面層欠陥検出装置
は、下記の効果を奏することができる。 (E01) 感光体ドラムや帯電ロールなどの円筒体表面
の凹凸欠陥について欠陥の凹凸の判別を行うことができ
る。 (E02) 欠陥の種類に応じた製品の良否判別が可能と
なり、良否判別の虚報が削除されるので再検査すること
なく、正確な良否判別が行える。 (E03) 被検査表面が黒に近く反射率の低い被検査体
に発生する凹凸欠陥や、円周方向に発生する凹凸欠陥の
判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の表面層欠陥検出装置の一実施
例の全体概略斜視図である。
【図2】 図2同実施例の信号処理部分の機能ブロック
図である。
【図3】 図3は前記図2に示す信号処理部分の信号処
理のフローチャートである。
【図4】 図4は同実施例における欠陥信号を検出する
際の閾値レベルの決定方法の説明図である。
【図5】 図5は同実施例の作用説明図で被検査体の表
面層に欠陥が無い状態を示す。
【図6】 図6は被検査体の表面層に凸状の欠陥が有る
場合の同実施例の作用説明図で、図6Aは凸欠陥の前半
部分(被検査体Rの回転方向の前側の半分)においてス
リット検査光L1の検出反射光量が減少する状態を示
し、図6Bは凸欠陥の後半部分においてスリット検査光
L1の検出反射光量が減少する状態を示し、図6Cは凸
欠陥が有る場合にはスリット検査光L1の検出反射光量
が減少することを示している。
【図7】 図7は被検査体の表面層に凹状の欠陥が有る
場合の同実施例の作用説明図で、図7Aは凹欠陥の前半
部分(被検査体Rの回転方向の前側の半分)においてス
リット検査光L1の検出反射光量が減少する状態を示
し、図7Bは凹欠陥の後半部分においてスリット検査光
L1の検出反射光量が減少する状態を示し、図7Cは凹
欠陥が有る場合にはスリット検査光L1の検出反射光量
が減少することを示している。
【図8】 図8は同実施例の作用説明図で被検査体の表
面層に凸状または凹状の欠陥が有る場合に、スポット検
査光出射器10側に対向する面からのスポット検査光L
2の反射光量が増加することを示す図である。
【図9】 図9は被検査体Rの表面層に凸状の欠陥が有
る場合の同実施例の作用説明図で、図9Aは凸欠陥に対
するスリット検査光L1およびスポット検査光L2の照射
装置およびラインセンサSの位置関係を示す図であり、
図9Bは凸欠陥によりスリット検査光L1の検出反射光
量が減少することを示し、図9Cは凸欠陥の前記スポッ
ト検査光出射器に近い斜面部分からのスポット検査光L
2の検出反射光量が増加することを示し、図9Dはライ
ンセンサSによる検出光量の総和が凸欠陥によりスポッ
ト検査光出射器に近い側で増加し、遠い側で減少するこ
とを示す図である。
【図10】 図10は被検査体Rの表面層に凹状の欠陥
が有る場合の同実施例の作用説明図で、図10Aは凹欠
陥に対するスリット検査光L1およびスポット検査光L2
の照射装置およびラインセンサSの位置関係を示す図で
あり、図10Bは凹欠陥によりスリット検査光L1の検
出反射光量が減少することを示し、図10Cは凹欠陥の
前記スポット検査光出射器に遠い側の斜面部分からのス
ポット検査光L2の検出反射光量が増加することを示
し、図10DはラインセンサSによる検出光量の総和が
凹欠陥によりスポット検査光出射器に近い側で減少し、
遠い側で増加することを示す図である。
【図11】 図11は凸欠陥による反射光量が主走査方
向に沿ってスポット検査光出射器に近い側で増加し、遠
い側で減少することを示す図である。
【図12】 図12は凹欠陥による反射光量が主走査方
向に沿ってスポット検査光出射器に近い側で減少し、遠
い側で増加することを示す図である。
【図13】 図13は同じ大きさの欠陥でも凸欠陥と凹
欠陥とでは定着に及ぼす影響が異なることを説明するた
めの図である。
【図14】 図14はロール部品欠陥限度規格例の表を
示す図である。
【図15】 図15は従来の表面層欠陥検出装置を説明
するための概略説明図である。
【図16】 図16は前記図15に示す従来技術の作用
説明図で、図16Aは欠陥が無い状態の作用説明図、図
16Bは欠陥が有る場合の作用説明図、図16Cは円周
方向に沿う筋状の欠陥が有る場合の作用説明図である。
【図17】 図17は他の従来技術の説明図で、円周方
向に沿う筋状の欠陥を検出することができるものの説明
図である。
【図18】 図18は従来の自動車車体の表面層欠陥検
出装置を説明するための概略説明図である。
【図19】 図19は従来の自動車車体の表面層欠陥検
出装置を説明するための概略説明図である。
【図20】 図20は前記図19に示す従来の表面層欠
陥検出装置の作用説明図である。
【図21】 図21は従来の他の表面装置欠陥検出装置
の説明図で、欠陥の凹凸を判定できるものの説明図であ
り、図21Aは欠陥が無い状態を示す図、図21Bは凸
欠陥の副走査方向前半部分の検出反射光量を示す図、図
21Cは凸欠陥の副走査方向後半部分の検出反射光量を
示す図、図21Dは凹欠陥の副走査方向前半部分の検出
反射光量を示す図、図21Eは凹欠陥の副走査方向後半
部分の検出反射光量を示す図、である。
【図22】 図22は凸又は凹欠陥からの検出反射光量
の増減を示す図で、図22Aは凸欠陥による反射光量が
副走査方向に沿って増加してから減少することを示す
図、図22Bは凹欠陥による反射光量が副走査方向に沿
って減少してから増加することを示す図である。
【符号の説明】
L1…スリット検査光、L2…スポット検査光、R…被検
査体、S…ラインセンサ、U…表面層欠陥検出装置、U
1…被検査体支持装置、U2…信号処理部分、3…検査光
照射装置、4…スリット検査光照射装置、5…スポット
検査光照射装置、11…デジタル信号出力手段(デジタ
ル信号出力手段)、15a…デジタル信号(画像デー
タ)、16…欠陥領域検出手段、17…画像メモリ、2
2…判定用データ記憶メモリ、23…増減順序判定手
段、24…欠陥種類判定手段、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の表面層を有する被検査体をその
    軸周りに回転させる被検査体支持装置と、被検査体の円
    筒状の表面層にその軸方向に沿うスリット検査光を照射
    するスリット検査光照射装置と、前記被検査体支持装置
    により回転される被検査体の前記表面層からの反射光量
    を検出するラインセンサとを備え、このラインセンサの
    検出光量信号の基準光量信号に対する多少により前記表
    面層の欠陥を検出する表面層欠陥検出装置において、下
    記の要件を備えたことを特徴とする表面層欠陥検出装
    置、(Y01) 前記被検査体の軸方向端部近傍から被検
    査体表面に沿って前記スリット状の検査光に重なるよう
    にスポット状の検査光を照射するスポット検査光照射装
    置、(Y02) 前記ラインセンサは前記スリット状の検
    査光の前記被検査体表面からの正反射光の方向に配置さ
    れたこと、(Y03) 前記被検査体表面層に欠陥が存在
    する場合にその欠陥領域からの反射光の検出光量が主走
    査方向に沿って増減する順序に応じて定まる前記欠陥領
    域の凹凸状態を、前記検出光量の増減に対応づけて記憶
    した判定用データ記憶メモリ、(Y04) 前記ラインセ
    ンサの検出光量信号のデジタル信号を出力する手段、す
    なわち、デジタル信号出力手段、(Y05) 前記デジタ
    ル信号を欠陥判定用画像データとして記憶する画像メモ
    リ、(Y06) 前記画像メモリに記憶された前記画像デ
    ータが前記基準光量信号のデジタル信号に比較して増減
    している領域を欠陥領域として検出する欠陥領域検出手
    段、(Y07) 前記欠陥領域検出手段で検出された欠陥
    領域から反射した前記検査光の検出光量が主走査方向に
    沿って増減する順序を検出する増減順序判定手段、(Y
    08) 前記増減順序判定手段の出力信号と前記判定用デ
    ータ記憶メモリに記憶されたデータとを用いて、前記欠
    陥領域検出手段で検出された欠陥領域の凹凸状態を判定
    する欠陥種類判定手段。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の表面装置欠陥検出装置、(Y09) 前記デ
    ジタル信号出力手段は、前記ラインセンサの検出光量信
    号が所定範囲にある正常値以上のもの、および正常値以
    下のものをそれぞれ異なる値の欠陥デジタル信号として
    出力する機能を有すること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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