JPH0869735A - 高電圧直流開閉装置 - Google Patents

高電圧直流開閉装置

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JPH0869735A
JPH0869735A JP20663994A JP20663994A JPH0869735A JP H0869735 A JPH0869735 A JP H0869735A JP 20663994 A JP20663994 A JP 20663994A JP 20663994 A JP20663994 A JP 20663994A JP H0869735 A JPH0869735 A JP H0869735A
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JP
Japan
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voltage
nozzle
arc
insulating nozzle
switchgear
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Application number
JP20663994A
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English (en)
Inventor
Tadashi Koshizuka
正 腰塚
Masayuki Ishikawa
石川  雅之
Susumu Nishiwaki
進 西脇
Naoaki Takeji
直昭 竹治
Koji Takahata
浩二 高畑
Masayuki Hatano
雅幸 畑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electric Power Development Co Ltd
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/7015Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts
    • H01H33/7023Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts characterised by an insulating tubular gas flow enhancing nozzle
    • H01H33/703Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts characterised by an insulating tubular gas flow enhancing nozzle having special gas flow directing elements, e.g. grooves, extensions

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  • Circuit Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイパススイッチのアーク電圧を十分に高く
することができ、それによって、バイパススイッチから
サイリスタバルブへ電流を確実に転流することのでき
る、コンパクトな高電圧直流開閉装置を提供する。 【構成】 絶縁ノズル1の主ガス流路10には、両接
触子2,3の相対移動距離の1/3〜1/2の長さを有
する断面積最小部10aが設けられる。絶縁ノズル1の
ノズル壁内部に、軸方向に伸びるノズル壁内ガス流路1
2,13が設けられる。ノズル壁内ガス流路12,13
は、その一端でパッファ室7と連通するとともに、他方
の開口端部12a,13aを介して主ガス流路10と連
通する。開口端部12a,13aは、主ガス流路10の
断面積最小部10aに直交方向に開口するように構成さ
れ、軸方向に一定の間隔を空けて配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧直流送電系統に
設置され、この系統の開閉操作を行う高電圧直流開閉装
置に関するものであり、特に、パッファ形ガス遮断器を
使用した高電圧直流開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統には、通常交流電圧が使用され
るが、長距離送電線路、地底・海底ケーブルなどでは交
流送電よりも直流送電の方が有利である。そのため、現
在、日本国内においては、北海道−本州間送電系統を初
めとして、直流送電による電力輸送が計画され、あるい
はすでに行われている。
【0003】このように、直流送電を行う場合には、交
流系統を直流系統に変換する変換装置が必要である。こ
の変換装置は、通常、複数並列に設置され、負荷の変動
などの系統運転状態に応じて、運転、停止の切り替えが
要求される。このような変換装置としては、通常、サイ
リスタバルブが用いられる。また、このサイリスタバル
ブの停止中に直流系統電流を流すための装置として、サ
イリスタバルブと並列にバイパススイッチが設置され
る。
【0004】すなわち、変換装置として使用されるサイ
リスタバルブが停止中の場合には、サイリスタバルブと
並列に設置されたバイパススイッチに直流系統電流が流
れる。そして、停止中のサイリスタバルブの運転を再開
するためには、バイパススイッチを流れている直流系統
電流を確実にサイリスタバルブへ転流させる必要があ
る。しかしながら、サイリスタなどの固定半導体素子
は、順電圧降下が大きいので、バイパススイッチからサ
イリスタバルブへ電流を確実に転流させるためには、バ
イパススイッチに、サイリスタバルブの順電圧降下を上
回る高い電圧を発生させることが必要となる。
【0005】図3を用いて、直流送電系統におけるバイ
パススイッチの機能について説明する。図中31は通電
経路であり、この通電経路31の途中に、バイパススイ
ッチ32とサイリスタバルブ33が並列に設置されてい
る。この回路において、サイリスタバルブ33が運転停
止状態である場合には、系統電流は、バイパススイッチ
32を流れる。この状態からサイリスタバルブ33を運
転再開するためには、バイパススイッチ32を流れてい
る電流を遮断してサイリスタバルブ33へ電流を転流す
る必要がある。そのため、バイパススイッチ32には、
高電圧直流開閉装置が用いられ、次のようにして電流の
転流が行われる。
【0006】すなわち、バスパススイッチ32の通電状
態から電流を転流する際にはまず、バイパススイッチ3
2の遮断動作により、一対の接触子が開極し、接触子間
にアークが発生する。このアークは、接触子間の開極距
離の増大に伴って長くなり、それに従いアーク電圧が高
くなる。そして、アーク電圧が接触子の開極動作、サイ
リスタバルブ33の順電圧降下より高くなった時点で、
バイパススイッチ32からサイリスタバルブ33へ電流
が転流し、サイリスタバルブ33の運転が再開される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な直流送電系統において、バイパススイッチ32からサ
イリスタバルブ33へ電流を確実に転流するためには、
バイパススイッチ32を構成する高電圧直流開閉装置に
おいて、電流遮断の際発生するアーク電圧を、バイパス
スイッチ32と並列に設置されているサイリスタバルブ
33の順電圧降下よりも十分に高くする必要がある。
【0008】このように、バイパススイッチ32からサ
イリスタバルブ33へ電流を確実に転流する目的で、バ
イパススイッチ32を構成する高電圧直流開閉装置とし
ては、従来、高いアーク電圧を発生する空気遮断器が主
に用いられてきた。しかしながら、この空気遮断器は、
大型の装置であるため、莫大な設置スペースを必要とす
る。これに対して、現在の高電圧交流系統には、コンパ
クトで電流遮断能力の優れたSF6 ガスなどの消弧性ガ
スを使用したパッファ形ガス遮断器が主に用いられてい
る。そのため、このパッファ形ガス遮断器をバイパスス
イッチ32を構成する高電圧直流開閉装置に使用して、
コンパクト化を図ることが要求されている。しかしなが
ら、従来のパッファ形ガス遮断器の構成でサイリスタバ
ルブ33の順電圧降下よりも十分に高いアーク電圧を発
生させることは困難である。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものである。すなわち、本
発明の目的は、バイパススイッチのアーク電圧を十分に
高くすることができ、それによって、バイパススイッチ
からサイリスタバルブへ電流を確実に転流することので
きる、コンパクトな高電圧直流開閉装置を提供すること
である。
【0010】より具体的に、請求項1記載の発明の目的
は、絶縁ノズルの中心部のガス流路に、有効断面積が最
小となる断面積最小部を軸方向に長く設けることによ
り、この断面積最小部内でアークを長く伸ばし、それに
よってアーク電圧を十分に高くして、バイパススイッチ
からサイリスタバルブへ電流を確実に転流可能とするこ
とである。
【0011】また、請求項2記載の発明の目的は、絶縁
ノズルのノズル壁内部に複数のノズル壁内ガス流路を設
け、このノズル壁内ガス流路の開口端部を、ノズル壁内
周面の断面積最小部に軸方向に間隔を空けてそれぞれ開
口させることにより、アークに対して軸方向における異
なる位置から直交方向にガス流を吹き付けて、アークを
蛇行させる形でさらに長くし、それによってアーク電圧
をさらに高くして、バイパススイッチからサイリスタバ
ルブへ電流をより確実に転流可能とすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の高電圧直流開閉
装置は、接離可能に対向して配置された一対の接触子
と、いずれか一方の接触子の周囲に同軸状に配置された
円筒状の絶縁ノズルと、この絶縁ノズルの近傍に配置さ
れて消弧性ガスを圧縮するパッファ室とを備え、一対の
接触子の開極時にこの接触子間に発生するアークに対
し、パッファ室で圧縮した消弧性ガスを前記絶縁ノズル
によって高速ガス流として吹き付けるように構成され、
高電圧直流送電系統に設置されてこの系統の開閉操作を
行う高電圧直流開閉装置において、絶縁ノズルが次のよ
うな特徴を有するものである。
【0013】請求項1記載の高電圧直流開閉装置におい
ては、絶縁ノズルが次のような特徴を有する。すなわ
ち、絶縁ノズルの中心部に設けられたガス流路が、有効
断面積が最小となる断面積最小部を備え、この断面積最
小部は軸方向に一定の長さを有するように構成される。
この一定の長さは、一対の接触子の相対移動距離の1/
3〜1/2に設定される。
【0014】請求項2記載の高電圧直流開閉装置におい
ては、請求項1記載の特徴に加えて、絶縁ノズルがさら
に次のような特徴を有する。すなわち、絶縁ノズルのノ
ズル壁内部に、軸方向に伸びる複数のノズル壁内ガス流
路が設けられる。この複数のノズル壁内ガス流路の一端
は前記パッファ室とそれぞれ連通し、複数のノズル壁内
ガス流路の他端はノズル壁内周面に開口する開口端部と
して構成される。この複数の開口端部は、ノズル壁内周
面の断面積最小部に、絶縁ノズルの中心軸と直交する方
向にそれぞれ設けられ、かつ、絶縁ノズルの軸方向に一
定の間隔を空けて配置される。
【0015】
【作用】以上のような構成を有する本発明の高電圧直流
開閉装置によれば、バイパススイッチのアーク電圧を、
サイリスタバルブの順電圧降下よりも十分に高くするこ
とができる。
【0016】まず、請求項1の高電圧直流開閉装置によ
れば、絶縁ノズルの中心部のガス流路に、有効断面積が
最小となる断面積最小部を軸方向に長く設けているた
め、一対の接触子の開極時にこの接触子間に発生するア
ークは、絶縁ノズルの断面積最小部内において、軸方向
に沿って長く伸びることになる。そして、このようにア
ーク長が長くなる結果、アーク電圧を十分に高くするこ
とができる。
【0017】次に、請求項2の高電圧直流開閉装置によ
れば、絶縁ノズルのノズル壁内部に複数のノズル壁内ガ
ス流路を設け、このノズル壁内ガス流路の開口端部を、
ノズル壁内周面の断面積最小部に軸方向に間隔を空けて
それぞれ開口させているため、一対の接触子間に発生す
るアークは、絶縁ノズルの断面積最小部内において、軸
方向における異なる位置の開口端部から直交方向に吹き
付けられるガス流によって蛇行することになる。そし
て、このようなアークの蛇行によりアーク長がさらに長
くなる結果、アーク電圧をさらに高くすることができ
る。
【0018】
【実施例】
[1]実施例の構成 図1を用いて本発明による高電圧直流開閉装置の一実施
例の構成を説明する。ここで、図1は、バイパススイッ
チを構成する高電圧直流開閉装置を示す図であり、特に
その絶縁ノズル周辺の構造を示す原理図である。
【0019】まず、この図1に示す構造は、消弧性ガス
を充填した図示していない密閉容器内に構成されてお
り、図中1は絶縁ノズル、2は可動接触子、3は固定接
触子である。このうち、可動接触子2と固定接触子3と
は、対向して配置されており、可動接触子2が、固定接
触子3に対して軸方向に往復動することにより、両接触
子2,3が相対移動し、両接触子2,3間の開極動作が
行われるようになっている。この場合、可動接触子2は
棒状に形成され、固定接触子3は円筒状に形成されてお
り、可動接触子2の外周面がと固定接触子3の内周面と
が摺動接触するように構成されている。そして、絶縁ノ
ズル1は、これらの接触子2,3のうちの固定接触子3
の周囲に同軸状に配置されており、その先端部(吹き付
け側端部)は可動接触子2側に大きく突出している。
【0020】次に、図中4は、固定接触子3側の主接触
子であり、円筒状の本体部とその中空部に設けられた仕
切板5から構成されている。仕切板5は、固定接触子3
の周囲に円環状に配置され、その内周面に固定接触子3
の外周面が固定されるとともに、仕切板5の可動接触子
2側の表面には、絶縁ノズル1のベース部(導入側端
部)が固定されている。すなわち、この仕切板5を介し
て、絶縁ノズル1と固定接触子2と主接触子4とが一体
的に固定されている。
【0021】続いて、主接触子4の仕切板5の可動接触
子2と反対側には、ピストン6が挿入されており、これ
によって、主接触子4の内周面と仕切板5およびピスト
ン6との間に、パッファ室7が形成されている。この場
合、ピストン6は、可動接触子2の開極動作時に、パッ
ファ室7内の消弧性ガスを圧縮する方向に動作するよう
に構成されている。
【0022】以上述べた構成は、絶縁ノズル周辺の構造
として既知のものであるが、本実施例においては、絶縁
ノズル1が、さらに、次のように構成されている。すな
わち、本実施例において、絶縁ノズル1のノズル壁内周
面によってその中心部に形成される主ガス流路10は、
一定の長さを有する断面積最小部10aを備えている。
この断面積最小部10aは、有効断面積が最小となる部
分であり、従来の絶縁ノズルにおいては、極めて短くさ
れている部分であるが、本実施例においては、可動接触
子2と固定接触子3の相対移動距離の1/3〜1/2に
設定されている。
【0023】そして、絶縁ノズル1の主ガス流路10に
対して、パッファ室7内から消弧性ガスを導くためのガ
ス流路としては、まず、絶縁ノズル1のベース部に、固
定接触子3の外周面に沿って軸方向に消弧性ガスを導く
導入用ガス流路11が形成されている。この導入用ガス
流路11は、仕切板5における固定接触子3と接触する
内周端部に設けられた貫通孔5aを介してパッファ室7
と連通するとともに、主ガス流路10とほぼ軸方向に連
続するように構成されており、絶縁ノズル1の導入部分
として一般的に採用されている構成である。
【0024】そして、本実施例においては、この導入用
ガス流路11に加えて、さらに、ノズル壁内部に軸方向
に伸びる2つのノズル壁内ガス流路12,13が設けら
れている。これらのノズル壁内ガス流路12,13は、
仕切板5における径方向中央部に設けられた貫通孔5b
を介してパッファ室7と連通するとともに、ノズル壁内
周面に開口する開口端部12a,13aを介して主ガス
流路10と連通するように構成されている。この場合、
開口端部12a,13aは、ノズル壁内周面の断面積最
小部10aに、絶縁ノズル1の中心軸と直交する方向に
それぞれ設けられている。さらに、この開口端部12
a,13aは、この開口端部12a,13aは、絶縁ノ
ズル1の中心軸を通る同一平面上において、中心軸の両
側に、軸方向に一定の間隔を空けて配置されている。
【0025】[2]実施例の作用 図2〜図4を用いて本実施例の作用を説明する。まず、
図2は、電流転流過程において可動接触子2と固定接触
子3の間に発生するアーク20と絶縁ノズル1内部に発
生するガス流21〜23を示している。すなわち、可動
接触子2と固定接触子3の開極動作に伴い、この接触子
2,3間にアーク20が発生する。同時に、ピストン6
によるパッファ室7内の消弧性ガスの圧縮により、パッ
ファ室7から絶縁ノズル1へのガス流21〜23が形成
される。すなわち、パッファ室7から導入用ガス流路1
1を経由して絶縁ノズル1の軸方向に流れるガス流21
が形成されるとともに、パッファ室7から2つのノズル
壁内ガス流路12,13を経由してその開口端部12
a,13aにより、絶縁ノズル1の軸方向における異な
る位置から中心軸に対して直交方向に流れ込む2つのガ
ス流22,23が形成される。
【0026】この場合、本実施例においては、絶縁ノズ
ル1の主ガス流路10に軸方向に長い断面積最小部10
aを設けているため、アーク20は、この断面積最小部
10a内において、軸方向に沿って長く伸びることにな
る。この場合、軸方向へのガス流21が、このようなア
ーク20の伸びを促進する。そして、この軸方向へのガ
ス流21に加えて、絶縁ノズル1の中心軸に対して直交
方向に流れる2つのガス流22,23により、アーク2
0は、図2に示すように蛇行し、アーク長は長くなる。
その結果、アーク電圧が高くなる。
【0027】なお、このように、アーク長が長くなると
アーク電圧が高くなることは、周知の事実であり、例え
ば、文献「INTERNATIONAL CONFERENCE ON LARGE HIGH V
OLTAGE ELECTRIC SYSTEMS 1989 13-10:Reignition phe
nomena in HV gas blast circuit breakers-Modelling
of the interaction of circuit breaker and network
」において開示されている。
【0028】このように、本実施例の高電圧直流開閉装
置においては、接触子2,3間に発生するアーク20の
長さを長くすることにより、アーク電圧を十分に高くす
ることができるため、この高電圧直流開閉装置によっ
て、図3に示すような直流送電系統のバイパススイッチ
32を構成することにより、バイパススイッチ32のア
ーク電圧を、サイリスタバルブ34の順電圧降下よりも
十分に高くすることができる。
【0029】図4は、このように、本実施例の高電圧直
流開閉装置を図3の直流送電系統に使用した場合の、こ
の系統における電流の転流時の作用を示しており、特
に、系統各部の電圧波形と電流波形を示している。すな
わち、この図4において、41はバイパススイッチ32
のアーク電圧、42はバイパススイッチ32を流れる電
流、43はサイリスタバルブ33を流れる電流をそれぞ
れ示している。また、Vk は、サイリスタバルブ33の
順電圧降下である。
【0030】この図4に示すように、時刻t1 におい
て、バイパススイッチ32が開極すると、このバイパス
スイッチ32の接触子間にアークが発生し、アーク電圧
が上昇し始める。前述のように、本実施例ではアークを
蛇行させることにより、アーク電圧41は時間の経過に
従って上昇する。時刻t2 において、バイパススイッチ
32のアーク電圧41がサイリスタバルブ33の順電圧
降下Vk を上回ると、バイパススイッチ32を流れる電
流42が、サイリスタバルブ33への転流を開始し、バ
イパススイッチ32を流れる電流42は、減少し始め
る。同時に、サイリスタバルブ33を流れる電流43
は、増加し始める。最終的に、時刻t3 において、バイ
パススイッチ32のアークが消弧し、バイパススイッチ
32を流れる電流は遮断され、バイパススイッチ32か
らサイリスタバルブ33へ電流が完全に転流される。
【0031】[3]実施例の効果 以上述べたように、本実施例においては、直流送電系統
の通電経路に挿入されたバイパススイッチである高電圧
直流開閉装置に、パッファ形ガス遮断器を用い、特に、
その絶縁ノズル1の主ガス流路10の断面積最小部10
aを長くするとともに、ノズル壁内部に設けた2つのガ
ス流路12,13の開口端部12a,13aから直交方
向にアーク20へガスを吹き付けることにより、アーク
を蛇行させてアーク長を長くし、アーク電圧を十分に高
めることができるため、この高電圧直流開閉装置の作用
により、バイパススイッチからサイリスタバルブへ電流
を確実に転流することができる。また、本実施例の高電
圧直流開閉装置は、本質的にコンパクトなパッファ形ガ
ス遮断器を用い、その絶縁ノズル部分の構造を改良した
ものであるため、装置全体がコンパクトであり、設置ス
ペースを最小限にできるという利点もある。
【0032】[4]他の実施例 なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、絶縁ノズルのノズル壁内ガス流路の具体的な構成は
自由に変更可能である。例えば、前記実施例において
は、ノズル壁内ガス流路の開口端部を、絶縁ノズルの中
心軸を通る同一平面上に配置したが、空間的にねじれの
位置となるように配置することも可能である。この場合
には、アークがより立体的に蛇行し、アーク長が長くな
り、アーク電圧を十分に高めることができる。また、ノ
ズル壁内ガス流路を3つ以上設ける構成も可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、絶縁ノズルの構成を改良したことにより、接触子間
に発生するアーク長を長くし、アーク電圧を十分に高め
ることができるため、バイパススイッチのアーク電圧を
十分に高くすることができ、それによって、バイパスス
イッチからサイリスタバルブへ電流を確実に転流するこ
とのできる、コンパクトな高電圧直流開閉装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高電圧直流開閉装置の一実施例を示す
図であり、特に絶縁ノズル周辺の構造を示す原理図。
【図2】図1の絶縁ノズル周辺に発生するアークとガス
流を示す原理図。
【図3】高電圧直流開閉装置を含む一般的な直流送電系
統の一例を示す回路図。
【図4】図1の高電圧直流開閉装置を図3の直流送電系
統に使用した場合の系統各部の電圧波形と電流波形を示
す波形図。
【符号の説明】
1…絶縁ノズル 2…可動接触子 3…固定接触子 4…主接触子 5…仕切板 5a,5b…貫通孔 6…ピストン 7…パッファ室 10…主ガス流路 10a…断面積最小部 11…導入用ガス流路 12,13…ノズル壁内ガス流路 12a,13a…開口端部 20…アーク 21〜23…ガス流 31…通電経路 32…バイパススイッチ 33…サイリスタバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 腰塚 正 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 石川 雅之 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 西脇 進 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 竹治 直昭 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 高畑 浩二 香川県高松市丸の内2番5号 四国電力株 式会社内 (72)発明者 畑野 雅幸 東京都中央区銀座6丁目15番1号 電源開 発株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接離可能に対向して配置された一対の接
    触子と、いずれか一方の接触子の周囲に同軸状に配置さ
    れた円筒状の絶縁ノズルと、この絶縁ノズルの近傍に配
    置されて消弧性ガスを圧縮するパッファ室とを備え、前
    記一対の接触子の開極時にこの接触子間に発生するアー
    クに対し、前記パッファ室で圧縮した消弧性ガスを前記
    絶縁ノズルによって高速ガス流として吹き付けるように
    構成され、高電圧直流送電系統に設置されてこの系統の
    開閉操作を行う高電圧直流開閉装置において、 前記絶縁ノズルの中心部に設けられたガス流路が、有効
    断面積が最小となる断面積最小部を備え、この断面積最
    小部は軸方向に一定の長さを有するように構成され、か
    つ、この一定の長さは、前記一対の接触子の相対移動距
    離の1/3〜1/2に設定されることを特徴とする高電
    圧直流開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁ノズルのノズル壁内部に、軸方
    向に伸びる複数のノズル壁内ガス流路が設けられ、この
    複数のノズル壁内ガス流路の一端は前記パッファ室とそ
    れぞれ連通し、複数のノズル壁内ガス流路の他端はノズ
    ル壁内周面に開口する開口端部として構成され、この複
    数の開口端部は、ノズル壁内周面の前記断面積最小部
    に、絶縁ノズルの中心軸と直交する方向にそれぞれ設け
    られ、かつ、絶縁ノズルの軸方向に一定の間隔を空けて
    配置されたことを特徴とする請求項1記載の高電圧直流
    開閉装置。
JP20663994A 1994-08-31 1994-08-31 高電圧直流開閉装置 Pending JPH0869735A (ja)

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