JPH0870831A - 固形物又は固形物含有液状物の殺菌方法 - Google Patents
固形物又は固形物含有液状物の殺菌方法Info
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- JPH0870831A JPH0870831A JP20854894A JP20854894A JPH0870831A JP H0870831 A JPH0870831 A JP H0870831A JP 20854894 A JP20854894 A JP 20854894A JP 20854894 A JP20854894 A JP 20854894A JP H0870831 A JPH0870831 A JP H0870831A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 品質の劣化や風味の低下を防止し、短時間で
効率よく殺菌処理し得る固形物又は固形物含有液状物の
殺菌方法を提供する。 【構成】 固形物aと液状物bとを別々に加熱殺菌し、
殺菌後、両者を混合して、袋c又は容器内に充填し、密
封する。固形物単独で加熱殺菌する際、固形物を1パッ
ク分ずつリテイナー4に計量し、小分けして殺菌し、殺
菌後、リテイナーから袋又は容器内に充填し、密封す
る。袋又は容器内に充填密封後、レトルト処理又は冷蔵
・冷凍処理する。上記方法を固形物のみに適用する。
効率よく殺菌処理し得る固形物又は固形物含有液状物の
殺菌方法を提供する。 【構成】 固形物aと液状物bとを別々に加熱殺菌し、
殺菌後、両者を混合して、袋c又は容器内に充填し、密
封する。固形物単独で加熱殺菌する際、固形物を1パッ
ク分ずつリテイナー4に計量し、小分けして殺菌し、殺
菌後、リテイナーから袋又は容器内に充填し、密封す
る。袋又は容器内に充填密封後、レトルト処理又は冷蔵
・冷凍処理する。上記方法を固形物のみに適用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、レトルト食品
の前段階の予備殺菌等に利用する固形物又は固形物含有
液状物の殺菌方法に関するものである。
の前段階の予備殺菌等に利用する固形物又は固形物含有
液状物の殺菌方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レトルト食品は、未殺菌の食
品、例えば、固形物と液状物とを混合してプラスチック
やアルミ製の袋等に充填し、密封してレトルト装置にか
け、加熱殺菌処理している。
品、例えば、固形物と液状物とを混合してプラスチック
やアルミ製の袋等に充填し、密封してレトルト装置にか
け、加熱殺菌処理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の殺菌方法は、固
形物と液体とを密封した袋等を通して同時に加熱処理す
るため、固形物に適した処理や液体に適した処理を別々
に行うことができず、かつ、処理時間が数十分乃至数時
間と長くなりがちで、袋の厚みが大きければ、それだけ
多くの時間を要した。そのため、食品は、長時間に亘っ
て高温に曝され、品質の劣化や風味が低下する等の問題
点があった。
形物と液体とを密封した袋等を通して同時に加熱処理す
るため、固形物に適した処理や液体に適した処理を別々
に行うことができず、かつ、処理時間が数十分乃至数時
間と長くなりがちで、袋の厚みが大きければ、それだけ
多くの時間を要した。そのため、食品は、長時間に亘っ
て高温に曝され、品質の劣化や風味が低下する等の問題
点があった。
【0004】また、従来、固形物のみを殺菌処理する場
合、大量のものを1つの大きな圧力釜等によって長時間
かけて殺菌処理しており、処理ムラが発生し易く、オー
バークッキングとなったり、処理後の袋等への充填のた
めに計量や分配が必要となり、形崩れを起こし易く、そ
の上、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリップ等の
液汁は大きな圧力釜の底部に溜り、これを各袋に固形物
と一緒に小分け充填することは非常に困難となるため、
旨味成分の含まれたドリップを廃棄処分しているのが現
状であった。
合、大量のものを1つの大きな圧力釜等によって長時間
かけて殺菌処理しており、処理ムラが発生し易く、オー
バークッキングとなったり、処理後の袋等への充填のた
めに計量や分配が必要となり、形崩れを起こし易く、そ
の上、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリップ等の
液汁は大きな圧力釜の底部に溜り、これを各袋に固形物
と一緒に小分け充填することは非常に困難となるため、
旨味成分の含まれたドリップを廃棄処分しているのが現
状であった。
【0005】本発明は、これらの問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とするところは、品質の劣化や風
味の低下を防止し、短時間で効率よく殺菌処理し得る固
形物又は固形物含有液状物の殺菌方法を提供することに
ある。
れたもので、その目的とするところは、品質の劣化や風
味の低下を防止し、短時間で効率よく殺菌処理し得る固
形物又は固形物含有液状物の殺菌方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、固形物と液状物とを別々に加熱殺菌し、殺菌
後、両者を混合して、袋又は容器内に充填し、密封する
ようにしたものである。
本発明は、固形物と液状物とを別々に加熱殺菌し、殺菌
後、両者を混合して、袋又は容器内に充填し、密封する
ようにしたものである。
【0007】また、本発明は、固形物を単独で加熱殺菌
する際、固形物を1パック分ずつリテイナーに計量し、
小分けして殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又は容器
内に充填し、密封するようにしたものである。
する際、固形物を1パック分ずつリテイナーに計量し、
小分けして殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又は容器
内に充填し、密封するようにしたものである。
【0008】さらに、本発明は、上記の袋又は容器内に
充填密封後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理するよう
にしたものである。
充填密封後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理するよう
にしたものである。
【0009】また、本発明は、上記方法を固形物のみに
適用したものである。
適用したものである。
【0010】上記固形物は、1パック分づつリテイナー
に小分けして加熱殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又
は容器内に充填密封後、製品として流通させることもで
きる。そして、上記加熱殺菌の前後で真空処理を行うの
が好ましい。
に小分けして加熱殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又
は容器内に充填密封後、製品として流通させることもで
きる。そして、上記加熱殺菌の前後で真空処理を行うの
が好ましい。
【0011】
【作用】固形物と液状物とを別々に加熱殺菌し、殺菌
後、両者を混合して、袋又は容器内に充填し、密封する
ことによって、固形物と液状物とを、短時間で効率よく
それぞれに最適の方法で殺菌処理することができる。そ
の結果、品質の劣化や風味の低下を防止でき、むしろ風
味を向上させ、高品質のレトルト食品を提供することが
できる。
後、両者を混合して、袋又は容器内に充填し、密封する
ことによって、固形物と液状物とを、短時間で効率よく
それぞれに最適の方法で殺菌処理することができる。そ
の結果、品質の劣化や風味の低下を防止でき、むしろ風
味を向上させ、高品質のレトルト食品を提供することが
できる。
【0012】また、固形物を単独で加熱殺菌する際、固
形物を1パック分ずつリテイナーに計量し、小分けして
殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又は容器内に充填
し、密封することにより、固形物の殺菌を短時間で一様
に行うことができ、処理時間を一層短縮して高品質のレ
トルト食品を提供することができると共に、殺菌後の固
形物の充填作業を容易化でき、かつ、殺菌処理時に固形
物から滲み出したドリップも固形物と一緒に袋又は容器
内に充填することができる。
形物を1パック分ずつリテイナーに計量し、小分けして
殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又は容器内に充填
し、密封することにより、固形物の殺菌を短時間で一様
に行うことができ、処理時間を一層短縮して高品質のレ
トルト食品を提供することができると共に、殺菌後の固
形物の充填作業を容易化でき、かつ、殺菌処理時に固形
物から滲み出したドリップも固形物と一緒に袋又は容器
内に充填することができる。
【0013】さらに、上記の袋又は容器内に充填密封
後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理することにより、
レトルト処理の場合では、予備殺菌されているため、レ
トルト殺菌条件を緩和でき、品質の向上が図れる。ま
た、冷蔵・冷凍処理の場合では、上記予備殺菌によっ
て、初発菌数を減少させることができ、品質及び安全性
等を向上させることができる。
後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理することにより、
レトルト処理の場合では、予備殺菌されているため、レ
トルト殺菌条件を緩和でき、品質の向上が図れる。ま
た、冷蔵・冷凍処理の場合では、上記予備殺菌によっ
て、初発菌数を減少させることができ、品質及び安全性
等を向上させることができる。
【0014】また、上記方法を固形物のみに適用するこ
とによって、殺菌処理後の袋又は容器内への充填が容易
となると共に、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリ
ップをリテイナー内に固形物と共に収容してあるため、
これを袋又は容器内に固形物と一緒に充填させることが
できる。そして、袋又は容器内に充填密封後、そのまま
製品として流通させてもよく、或いは、レトルト処理又
は冷蔵・冷凍処理して流通させてもよい。何れにして
も、予備殺菌されているため、品質及び安全性等を向上
させることができる。
とによって、殺菌処理後の袋又は容器内への充填が容易
となると共に、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリ
ップをリテイナー内に固形物と共に収容してあるため、
これを袋又は容器内に固形物と一緒に充填させることが
できる。そして、袋又は容器内に充填密封後、そのまま
製品として流通させてもよく、或いは、レトルト処理又
は冷蔵・冷凍処理して流通させてもよい。何れにして
も、予備殺菌されているため、品質及び安全性等を向上
させることができる。
【0015】また、上記加熱殺菌の前後で真空処理を行
うのが好ましい。この真空処理によって、効率の良い加
熱および冷却を行うことができる。
うのが好ましい。この真空処理によって、効率の良い加
熱および冷却を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の構成を図面に示す実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0017】図1は本発明の実施例の構成を示す概略説
明図、図2は本発明の工程説明図である。本発明は、図
1に示すように、固形物(a)を固形物投入機(1)に
より殺菌機本体(2)に投入し、該殺菌機本体(2)内
で固形物(a)を殺菌し、殺菌後、殺菌機本体(2)よ
り取り出して充填機及び包装機(3)により、別に殺菌
処理した液状物(b)と共に袋(c)内に充填し、密封
して中間製品又は最終製品として取出し、この後、レト
ルト処理又は冷蔵・冷凍処理を行うものである。
明図、図2は本発明の工程説明図である。本発明は、図
1に示すように、固形物(a)を固形物投入機(1)に
より殺菌機本体(2)に投入し、該殺菌機本体(2)内
で固形物(a)を殺菌し、殺菌後、殺菌機本体(2)よ
り取り出して充填機及び包装機(3)により、別に殺菌
処理した液状物(b)と共に袋(c)内に充填し、密封
して中間製品又は最終製品として取出し、この後、レト
ルト処理又は冷蔵・冷凍処理を行うものである。
【0018】殺菌機本体(2)に投入する固形物(a)
は、予め、1パックずつリテイナー(4)に計量し、小
分けして収容し、この状態で固形物投入機(1)により
殺菌機本体(2)に投入する。このリテイナー(4)
は、耐熱プラスチック又は金属製とされ、上部が開口し
たカップ形状とされている。
は、予め、1パックずつリテイナー(4)に計量し、小
分けして収容し、この状態で固形物投入機(1)により
殺菌機本体(2)に投入する。このリテイナー(4)
は、耐熱プラスチック又は金属製とされ、上部が開口し
たカップ形状とされている。
【0019】固形物投入機(1)は、リテイナー(4)
に収容された固形物(a)を殺菌機本体(2)に順次投
入するためのもので、例えば、コンベア方式やプッシャ
ー方式等の公知の方式を採用することができる。
に収容された固形物(a)を殺菌機本体(2)に順次投
入するためのもので、例えば、コンベア方式やプッシャ
ー方式等の公知の方式を採用することができる。
【0020】殺菌機本体(2)は、耐圧性を有する円筒
状又は角筒状をした長尺の圧力釜(2a)を主体とし、
この圧力釜(2a)の両端に入口バルブ(2b)と出口
バルブ(2c)とを設けてある。この入口バルブ(2
b)と出口バルブ(2c)は、ボールバルブ形式やスラ
イドバルブ形式その他種々の形式のバルブが採用でき
る。そして、リテイナー(4)に収容された固形物
(a)を殺菌機本体(2)に固形物投入機(1)で投入
する際、入口バルブ(2b)が開放され、また、殺菌機
本体(2)からリテイナー(4)に収容された固形物
(a)を取り出す際、出口バルブ(2c)が開放され
る。また、リテイナー(4)に収容された固形物(a)
を殺菌機本体(2)の圧力釜(2a)内で殺菌処理する
際、入口バルブ(2b)と出口バルブ(2c)は気密状
態に閉鎖される。
状又は角筒状をした長尺の圧力釜(2a)を主体とし、
この圧力釜(2a)の両端に入口バルブ(2b)と出口
バルブ(2c)とを設けてある。この入口バルブ(2
b)と出口バルブ(2c)は、ボールバルブ形式やスラ
イドバルブ形式その他種々の形式のバルブが採用でき
る。そして、リテイナー(4)に収容された固形物
(a)を殺菌機本体(2)に固形物投入機(1)で投入
する際、入口バルブ(2b)が開放され、また、殺菌機
本体(2)からリテイナー(4)に収容された固形物
(a)を取り出す際、出口バルブ(2c)が開放され
る。また、リテイナー(4)に収容された固形物(a)
を殺菌機本体(2)の圧力釜(2a)内で殺菌処理する
際、入口バルブ(2b)と出口バルブ(2c)は気密状
態に閉鎖される。
【0021】圧力釜(2a)の内部は、リテイナー
(4)に収容された固形物(a)を1列で押せ押せ状態
に受容し、殺菌処理をして、排出できるように構成され
ている。殺菌処理の手段として、圧力釜(2a)には、
減圧弁(5)を具備し、真空ポンプ(図示省略)へ接続
した減圧配管(6)と、蒸気供給弁(7)を具備し、蒸
気発生源(図示省略)へ接続した蒸気供給配管(8)
と、排気弁(9)を具備し、大気へ開放する排気管(1
0)と、真空ブレイク弁(11)を具備し、フィルタ
(12)を介して大気を導入する大気導入管(13)と
を接続してあり、さらに、ドレン弁(14)及びトラッ
プ(15)を具備するドレン管(16)が接続してあ
る。
(4)に収容された固形物(a)を1列で押せ押せ状態
に受容し、殺菌処理をして、排出できるように構成され
ている。殺菌処理の手段として、圧力釜(2a)には、
減圧弁(5)を具備し、真空ポンプ(図示省略)へ接続
した減圧配管(6)と、蒸気供給弁(7)を具備し、蒸
気発生源(図示省略)へ接続した蒸気供給配管(8)
と、排気弁(9)を具備し、大気へ開放する排気管(1
0)と、真空ブレイク弁(11)を具備し、フィルタ
(12)を介して大気を導入する大気導入管(13)と
を接続してあり、さらに、ドレン弁(14)及びトラッ
プ(15)を具備するドレン管(16)が接続してあ
る。
【0022】充填機及び包装機(3)は、殺菌機本体
(2)の出口バルブ(2c)からリテイナー(4)に収
容された状態のままで排出された殺菌済みの固形物
(a)を、リテイナー(4)から袋(c)内に移し替え
充填し、この固形物(a)とは別に殺菌処理した液状物
(b)も袋(c)内に充填し、密封して中間製品又は最
終製品として送り出すようにした構成からなり、この
後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理が行われる。この
充填機及び包装機(3)は、殺菌機本体(2)の出口バ
ルブ(2c)と共にクリーンブース(17)内に設置さ
れている。
(2)の出口バルブ(2c)からリテイナー(4)に収
容された状態のままで排出された殺菌済みの固形物
(a)を、リテイナー(4)から袋(c)内に移し替え
充填し、この固形物(a)とは別に殺菌処理した液状物
(b)も袋(c)内に充填し、密封して中間製品又は最
終製品として送り出すようにした構成からなり、この
後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理が行われる。この
充填機及び包装機(3)は、殺菌機本体(2)の出口バ
ルブ(2c)と共にクリーンブース(17)内に設置さ
れている。
【0023】上記充填機及び包装機(3)により固形物
(a)を袋(c)内に充填して空となったリテイナー
(4)は、回収されて固形物投入機(1)側に戻され、
再使用される。この場合、リテイナー(4)の汚れの程
度等によって、洗浄機(18)を通して洗浄してから再
使用するようにしてもよい。
(a)を袋(c)内に充填して空となったリテイナー
(4)は、回収されて固形物投入機(1)側に戻され、
再使用される。この場合、リテイナー(4)の汚れの程
度等によって、洗浄機(18)を通して洗浄してから再
使用するようにしてもよい。
【0024】本発明の実施例は、上記構成からなり、次
に、全体の動作を図2の工程図を用いて説明する。先
ず、固形物(a)をリテイナー(4)に1パック分ずつ
投入する。そして、固形物(a)を投入したリテイナー
(4)を固形物投入機(1)により殺菌機本体(2)の
圧力釜(2a)内に入口バルブ(2b)を開放して所定
個数を順次投入装填する。装填後、入口バルブ(2b)
を閉鎖し、勿論、出口バルブ(2c)は始めから閉鎖し
ておく。この状態で、減圧弁(5)のみ開放し、他の弁
(7)(9)(11)(14)は閉鎖しておく。そし
て、真空ポンプ(図示省略)を駆動し、圧力釜(2a)
内を減圧脱気する。この減圧脱気後、減圧弁(5)を閉
鎖し、蒸気供給弁(7)のみを開放する。そして、蒸気
供給源(図示省略)から蒸気供給配管(8)を経由して
圧力釜(2a)内に蒸気(飽和蒸気)を注入して昇温す
る。この場合、圧力釜(2a)内に注入する蒸気量を蒸
気供給弁(7)で調節し、一定温度で一定時間ホールド
する(例えば、133℃、30秒〜10分)。これによ
り、各リテイナー(4)内に収容された固形物(a)を
一様に加熱殺菌する。このように、圧力釜(2a)内を
減圧して蒸気を注入することにより、野菜等の固形物
(a)の組織中の気泡を脱気し、昇温・殺菌中の煮崩れ
を防止できると共に含有水分の沸点が下がり、短時間で
の殺菌が達成でき、固形物(a)の熱ダメージを軽減で
きる。
に、全体の動作を図2の工程図を用いて説明する。先
ず、固形物(a)をリテイナー(4)に1パック分ずつ
投入する。そして、固形物(a)を投入したリテイナー
(4)を固形物投入機(1)により殺菌機本体(2)の
圧力釜(2a)内に入口バルブ(2b)を開放して所定
個数を順次投入装填する。装填後、入口バルブ(2b)
を閉鎖し、勿論、出口バルブ(2c)は始めから閉鎖し
ておく。この状態で、減圧弁(5)のみ開放し、他の弁
(7)(9)(11)(14)は閉鎖しておく。そし
て、真空ポンプ(図示省略)を駆動し、圧力釜(2a)
内を減圧脱気する。この減圧脱気後、減圧弁(5)を閉
鎖し、蒸気供給弁(7)のみを開放する。そして、蒸気
供給源(図示省略)から蒸気供給配管(8)を経由して
圧力釜(2a)内に蒸気(飽和蒸気)を注入して昇温す
る。この場合、圧力釜(2a)内に注入する蒸気量を蒸
気供給弁(7)で調節し、一定温度で一定時間ホールド
する(例えば、133℃、30秒〜10分)。これによ
り、各リテイナー(4)内に収容された固形物(a)を
一様に加熱殺菌する。このように、圧力釜(2a)内を
減圧して蒸気を注入することにより、野菜等の固形物
(a)の組織中の気泡を脱気し、昇温・殺菌中の煮崩れ
を防止できると共に含有水分の沸点が下がり、短時間で
の殺菌が達成でき、固形物(a)の熱ダメージを軽減で
きる。
【0025】上記圧力釜(2a)内での一定温度、一定
時間のホールド終了後、排気弁(9)を開放し、圧力釜
(2a)内の蒸気を排出させ、大気圧に戻す。その後、
排気弁(9)を閉鎖し、減圧弁(5)を再び開放して真
空ポンプにより圧力釜(2a)内を減圧することによ
り、固形物(a)を適正な速度で適正な温度まで真空冷
却する(例えば、100℃から常温へ冷却する)。冷却
後、減圧弁(5)を閉鎖し、真空ブレイク弁(11)を
開放し、フィルタ(12)で無菌化した大気を大気導入
管(13)から圧力釜(2a)内に導入する。この後、
出口バルブ(2c)を開放して、殺菌済みの固形物
(a)をリテイナー(4)と共にクリーンブース(1
7)内に取出し、充填機及び包装機(3)によって、別
に殺菌した液状物(b)と共に袋(c)内に充填し、密
封する。リテイナー(4)は、この後、再使用される。
そして、充填機及び包装機(3)から取り出されたもの
は、中間製品又は最終製品とされ、中間製品は、レトル
ト処理や冷蔵・冷凍処理される。圧力釜(2a)内に
は、次の固形物(a)の投入装填が前記のように行われ
て殺菌処理され、取り出される。以後、これを繰り返し
て固形物(a)を1パックずつリテイナー(4)に収容
した状態で所定個数づつ殺菌機本体(2)の圧力釜(2
a)内でバッチ方式で殺菌処理される。
時間のホールド終了後、排気弁(9)を開放し、圧力釜
(2a)内の蒸気を排出させ、大気圧に戻す。その後、
排気弁(9)を閉鎖し、減圧弁(5)を再び開放して真
空ポンプにより圧力釜(2a)内を減圧することによ
り、固形物(a)を適正な速度で適正な温度まで真空冷
却する(例えば、100℃から常温へ冷却する)。冷却
後、減圧弁(5)を閉鎖し、真空ブレイク弁(11)を
開放し、フィルタ(12)で無菌化した大気を大気導入
管(13)から圧力釜(2a)内に導入する。この後、
出口バルブ(2c)を開放して、殺菌済みの固形物
(a)をリテイナー(4)と共にクリーンブース(1
7)内に取出し、充填機及び包装機(3)によって、別
に殺菌した液状物(b)と共に袋(c)内に充填し、密
封する。リテイナー(4)は、この後、再使用される。
そして、充填機及び包装機(3)から取り出されたもの
は、中間製品又は最終製品とされ、中間製品は、レトル
ト処理や冷蔵・冷凍処理される。圧力釜(2a)内に
は、次の固形物(a)の投入装填が前記のように行われ
て殺菌処理され、取り出される。以後、これを繰り返し
て固形物(a)を1パックずつリテイナー(4)に収容
した状態で所定個数づつ殺菌機本体(2)の圧力釜(2
a)内でバッチ方式で殺菌処理される。
【0026】上記実施例は、固形物(a)と液状物
(b)とを袋(c)内に充填密封する場合を例示した
が、本発明は、固形物(a)のみを袋(c)内に充填密
封する場合に適用してもよい。
(b)とを袋(c)内に充填密封する場合を例示した
が、本発明は、固形物(a)のみを袋(c)内に充填密
封する場合に適用してもよい。
【0027】また、圧力釜(2a)の両側に入口バルブ
(2b)と出口バルブ(2c)とを設けた場合を例示し
ているが、バルブを一端にのみ設け、他端を閉鎖し、バ
ルブを設けた一端から固形物(a)を出入れするように
してもよい。さらに、袋(c)の代わりにレトルトパッ
ク包装に使用されるトレイの如き各種の容器状のもので
あってもよい。
(2b)と出口バルブ(2c)とを設けた場合を例示し
ているが、バルブを一端にのみ設け、他端を閉鎖し、バ
ルブを設けた一端から固形物(a)を出入れするように
してもよい。さらに、袋(c)の代わりにレトルトパッ
ク包装に使用されるトレイの如き各種の容器状のもので
あってもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、固形物と液状
物とを、短時間で効率よくそれぞれに最適の方法で殺菌
処理することができる。その結果、品質の劣化や風味の
低下を防止でき、むしろ風味を向上させ、高品質のレト
ルト食品を提供することができる。
物とを、短時間で効率よくそれぞれに最適の方法で殺菌
処理することができる。その結果、品質の劣化や風味の
低下を防止でき、むしろ風味を向上させ、高品質のレト
ルト食品を提供することができる。
【0029】また、請求項2の発明によれば、固形物の
殺菌を短時間で一様に行うことができ、処理時間を一層
短縮して高品質のレトルト食品を提供することができる
と共に、殺菌後の固形物の充填作業を容易化でき、か
つ、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリップも固形
物と一緒に袋又は容器内に充填することができる。
殺菌を短時間で一様に行うことができ、処理時間を一層
短縮して高品質のレトルト食品を提供することができる
と共に、殺菌後の固形物の充填作業を容易化でき、か
つ、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリップも固形
物と一緒に袋又は容器内に充填することができる。
【0030】さらに、請求項3の発明によれば、予備殺
菌されているため、レトルト殺菌条件を緩和でき、品質
の向上が図れる。また、冷凍処理の場合でも、上記予備
殺菌によって、初発菌数を減少させることができ、品質
及び安全性等を向上させることができる。
菌されているため、レトルト殺菌条件を緩和でき、品質
の向上が図れる。また、冷凍処理の場合でも、上記予備
殺菌によって、初発菌数を減少させることができ、品質
及び安全性等を向上させることができる。
【0031】また、請求項4の発明によれば、殺菌処理
後の袋又は容器内への固形物の充填が容易となると共
に、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリップをリテ
イナー内に固形物と共に収容してあるため、これを袋又
は容器内に固形物と共に充填させることができる。
後の袋又は容器内への固形物の充填が容易となると共
に、殺菌処理時に固形物から滲み出したドリップをリテ
イナー内に固形物と共に収容してあるため、これを袋又
は容器内に固形物と共に充填させることができる。
【0032】さらにまた、請求項5の発明によれば、前
記した請求項3と同様な効果を、固形物のみからなるレ
トルト食品又は冷蔵・冷凍食品に対しても期待できる。
記した請求項3と同様な効果を、固形物のみからなるレ
トルト食品又は冷蔵・冷凍食品に対しても期待できる。
【0033】また、上記加熱殺菌の前後で真空処理を行
うことによって、効率の良い加熱および冷却を行うこと
ができ、品質の劣化や風味の低下を防止できる。
うことによって、効率の良い加熱および冷却を行うこと
ができ、品質の劣化や風味の低下を防止できる。
【図1】本発明の実施例の構成を示す概略説明図。
【図2】本発明の工程説明図。
1 固形物投入機 2 殺菌機本体 3 充填機及び包装機 4 リテイナー a 固形物 b 液状物 c 袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 伸氏 山形県天童市北久野本2丁目9−17 (72)発明者 堤 隆一 大阪府枚方市春日元町2丁目34−8 (72)発明者 浅原 哲雄 大阪府東大阪市三島323−1ニューライフ 三島201
Claims (7)
- 【請求項1】 固形物と液状物とを別々に加熱殺菌し、
殺菌後、両者を混合して、袋又は容器内に充填し、密封
することを特徴とする固形物含有液状物の殺菌方法。 - 【請求項2】 固形物単独で加熱殺菌する際、固形物を
1パック分ずつリテイナーに計量し、小分けして殺菌
し、殺菌後、リテイナーから袋又は容器内に充填し、密
封することを特徴とする請求項1に記載の固形物含有液
状物の殺菌方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、袋又は容器内
に充填密封後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理するこ
とを特徴とする固形物含有液状物の殺菌方法。 - 【請求項4】 固形物を1パック分づつリテイナーに小
分けして加熱殺菌し、殺菌後、リテイナーから袋又は容
器内に充填し、密封することを特徴とする固形物の殺菌
方法。 - 【請求項5】 請求項4において、袋又は容器内に充填
密封後、レトルト処理又は冷蔵・冷凍処理することを特
徴とする固形物の殺菌方法。 - 【請求項6】 請求項4において、袋又は容器内に充填
密封後、製品として流通されることを特徴とする固形物
の殺菌方法。 - 【請求項7】 加熱殺菌の前後で真空処理を行うことを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の固形物含有
液状物又は固形物の殺菌方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20854894A JPH0870831A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 固形物又は固形物含有液状物の殺菌方法 |
| AU33546/95A AU695754B2 (en) | 1994-09-01 | 1995-08-30 | Sterilizing method, apparatus and container of solid matter or liquid matter containing solid matter |
| PCT/JP1995/001732 WO1996006540A1 (en) | 1994-09-01 | 1995-08-30 | Method and apparatus for disinfecting solid substance or solid substance containing liquid substance, and container therefor |
| US08/619,517 US5895626A (en) | 1994-09-01 | 1995-08-30 | Sterilizing method, apparatus and container of solid matter or liquid matter containing solid matter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20854894A JPH0870831A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 固形物又は固形物含有液状物の殺菌方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0870831A true JPH0870831A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16558013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20854894A Pending JPH0870831A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 固形物又は固形物含有液状物の殺菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0870831A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0445778A (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-14 | Kuwabara Yasunaga | 食品の加熱殺菌充填装置 |
| JPH05137549A (ja) * | 1991-11-13 | 1993-06-01 | Toppan Printing Co Ltd | 固形物含有食品の殺菌方法 |
| JPH06237745A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-08-30 | House Foods Corp | 固形食品の殺菌充填方法 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20854894A patent/JPH0870831A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0445778A (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-14 | Kuwabara Yasunaga | 食品の加熱殺菌充填装置 |
| JPH05137549A (ja) * | 1991-11-13 | 1993-06-01 | Toppan Printing Co Ltd | 固形物含有食品の殺菌方法 |
| JPH06237745A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-08-30 | House Foods Corp | 固形食品の殺菌充填方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970318 |