JPH0871275A - Xy移動機構のためのモータ制御装置 - Google Patents
Xy移動機構のためのモータ制御装置Info
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- JPH0871275A JPH0871275A JP21373994A JP21373994A JPH0871275A JP H0871275 A JPH0871275 A JP H0871275A JP 21373994 A JP21373994 A JP 21373994A JP 21373994 A JP21373994 A JP 21373994A JP H0871275 A JPH0871275 A JP H0871275A
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Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 XY移動機構のためのモータ制御装置に関
し、ステッチデータに従ってある移動位置から次の移動
位置に対象物をスムーズに送るようにする。 【構成】 ステッチデータ入力手段22に入力されたス
テッチデータ10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、
X軸モータ30は対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だ
け移動させ、Y軸モータ40は対象物をY軸方向の移動
量(ΔY)だけ移動させる。この対象物の移動中に駆動
信号出力手段24は、任意の時間におけるX軸方向とY
軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向
の移動量(ΔY)の比と等しくなるように、X軸モータ
30とY軸モータ40にそれぞれ駆動信号を出力して同
時に駆動させる。したがって、対象物はX軸方向のみや
Y軸方向のみに移動することがなく、ある移動位置から
次の移動位置に直線的にスムーズに移動する。
し、ステッチデータに従ってある移動位置から次の移動
位置に対象物をスムーズに送るようにする。 【構成】 ステッチデータ入力手段22に入力されたス
テッチデータ10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、
X軸モータ30は対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だ
け移動させ、Y軸モータ40は対象物をY軸方向の移動
量(ΔY)だけ移動させる。この対象物の移動中に駆動
信号出力手段24は、任意の時間におけるX軸方向とY
軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向
の移動量(ΔY)の比と等しくなるように、X軸モータ
30とY軸モータ40にそれぞれ駆動信号を出力して同
時に駆動させる。したがって、対象物はX軸方向のみや
Y軸方向のみに移動することがなく、ある移動位置から
次の移動位置に直線的にスムーズに移動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はXY移動機構のためのモ
ータ制御装置に関し、特にステッチデータに従って対象
物の送りを制御する技術に関する。
ータ制御装置に関し、特にステッチデータに従って対象
物の送りを制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な刺繍ミシンでは、上下動する針
棒を備えたヘッドの下方において、刺繍枠に保持された
被刺繍物(これは対象物の一つである)がXY平面上で
水平方向に移動するように構成されている。その刺繍枠
の移動を制御するために、XY平面上の相対移動量を個
々に数値化したステッチデータが用いられる。なお、ス
テッチデータを集合させ、柄の全体を刺繍するためのデ
ータが「柄データ」である。
棒を備えたヘッドの下方において、刺繍枠に保持された
被刺繍物(これは対象物の一つである)がXY平面上で
水平方向に移動するように構成されている。その刺繍枠
の移動を制御するために、XY平面上の相対移動量を個
々に数値化したステッチデータが用いられる。なお、ス
テッチデータを集合させ、柄の全体を刺繍するためのデ
ータが「柄データ」である。
【0003】上記のステッチデータに従って刺繍枠の移
動を制御する刺繍ミシンについて、図15と図16を参
照しつつ説明する。まず、パルスモータを用いて刺繍枠
を移動させる場合について、図15を参照しつつ説明す
る。図15(A)において、ある位置Pd-1 から次の位
置Pd へ送り、その後次の位置Pd から次々の位置Pd+
1 へ刺繍枠を送る場合には、図15(B)に示すような
パルスを出力する。すなわち、刺繍枠をX軸方向に移動
させるX軸パルスモータとY軸方向に移動させるY軸パ
ルスモータのそれぞれに、基本周期をΔTとするパルス
を移動距離に対応する個数分だけ送る。
動を制御する刺繍ミシンについて、図15と図16を参
照しつつ説明する。まず、パルスモータを用いて刺繍枠
を移動させる場合について、図15を参照しつつ説明す
る。図15(A)において、ある位置Pd-1 から次の位
置Pd へ送り、その後次の位置Pd から次々の位置Pd+
1 へ刺繍枠を送る場合には、図15(B)に示すような
パルスを出力する。すなわち、刺繍枠をX軸方向に移動
させるX軸パルスモータとY軸方向に移動させるY軸パ
ルスモータのそれぞれに、基本周期をΔTとするパルス
を移動距離に対応する個数分だけ送る。
【0004】図に示す例では、ある位置Pd-1 から次の
位置Pd の間では、X軸パルスモータに4パルス送り、
Y軸パルスモータに6パルス送っている。同様に、次の
位置Pd から次々の位置Pd+1 の間では、X軸パルスモ
ータに6パルス送り、Y軸パルスモータに4パルス送っ
ている。また、X軸・Y軸パルスモータに対するパルス
は、図示する期間ΔT1の間に送られ、期間ΔT2の間
には送られない。ここで、期間ΔT1は針棒が被刺繍物
の上方にあって、針棒と被刺繍物の相対移動が可能な期
間である。また、期間ΔT2は針棒が被刺繍物に刺さっ
ており、針棒と被刺繍物の相対移動が不適当な期間であ
る。
位置Pd の間では、X軸パルスモータに4パルス送り、
Y軸パルスモータに6パルス送っている。同様に、次の
位置Pd から次々の位置Pd+1 の間では、X軸パルスモ
ータに6パルス送り、Y軸パルスモータに4パルス送っ
ている。また、X軸・Y軸パルスモータに対するパルス
は、図示する期間ΔT1の間に送られ、期間ΔT2の間
には送られない。ここで、期間ΔT1は針棒が被刺繍物
の上方にあって、針棒と被刺繍物の相対移動が可能な期
間である。また、期間ΔT2は針棒が被刺繍物に刺さっ
ており、針棒と被刺繍物の相対移動が不適当な期間であ
る。
【0005】ここで、位置Pd-1 から位置Pd へ送る際
には、時刻t20から時刻t22まではXY同軸で送り
(この結果、45度方向に移動する)、時刻t22から
時刻t24まではY軸方向にのみ送る。その後、時刻t
24から時刻t26までは刺繍枠を停止させる。同様
に、位置Pd から位置Pd+1 へ送る際には、時刻t26
から時刻t28まではXY同軸で送り(この結果、45
度方向に移動する)、時刻t28から時刻t30までX
軸方向にのみ送る。その後、時刻t24から時刻t26
までは刺繍枠を停止させる。上記のパルスモータの制御
は最も簡単な制御法であり、実際の刺繍枠は図15
(A)に破線で示すような軌跡でヘッドと相対的に送ら
れることになる。しかし、縫い針が被刺繍物に刺さるの
は刺繍枠が停止しているときであるため、実際の縫い目
は実線で示すものとなる。
には、時刻t20から時刻t22まではXY同軸で送り
(この結果、45度方向に移動する)、時刻t22から
時刻t24まではY軸方向にのみ送る。その後、時刻t
24から時刻t26までは刺繍枠を停止させる。同様
に、位置Pd から位置Pd+1 へ送る際には、時刻t26
から時刻t28まではXY同軸で送り(この結果、45
度方向に移動する)、時刻t28から時刻t30までX
軸方向にのみ送る。その後、時刻t24から時刻t26
までは刺繍枠を停止させる。上記のパルスモータの制御
は最も簡単な制御法であり、実際の刺繍枠は図15
(A)に破線で示すような軌跡でヘッドと相対的に送ら
れることになる。しかし、縫い針が被刺繍物に刺さるの
は刺繍枠が停止しているときであるため、実際の縫い目
は実線で示すものとなる。
【0006】次に、サーボモータを用いて刺繍枠を移動
させる場合について、図16を参照しつつ説明する。な
お、図15と同一の要素や時刻には同一の番号を付し、
説明を省略する。また、図15(A)に示す場合と同様
に、刺繍枠はある位置Pd-1から次の位置Pd へ送り、
その後次の位置Pd から次々の位置Pd+1 へ送るものと
する。この場合、図16(B)に示すような加減速を伴
う速度パターンfxa,fyaに従って、X軸サーボモータ
とY軸サーボモータのそれぞれに駆動電圧を出力する。
この駆動電圧が大きくなるにつれてサーボモータの回転
数が高くなり、結果として刺繍枠の移動速度も比例して
大きくなる。
させる場合について、図16を参照しつつ説明する。な
お、図15と同一の要素や時刻には同一の番号を付し、
説明を省略する。また、図15(A)に示す場合と同様
に、刺繍枠はある位置Pd-1から次の位置Pd へ送り、
その後次の位置Pd から次々の位置Pd+1 へ送るものと
する。この場合、図16(B)に示すような加減速を伴
う速度パターンfxa,fyaに従って、X軸サーボモータ
とY軸サーボモータのそれぞれに駆動電圧を出力する。
この駆動電圧が大きくなるにつれてサーボモータの回転
数が高くなり、結果として刺繍枠の移動速度も比例して
大きくなる。
【0007】具体的に、位置Pd-1 から位置Pd へ送る
際には、時刻t20でXY同軸で加速し始め、まずX軸
サーボモータが時刻t21で減速を終了し、その後にY
軸サーボモータが時刻t23で減速を終了する。同様
に、位置Pd から位置Pd+1 へ送る際には、時刻t26
でXY同軸で加速し始め、まずY軸サーボモータが時刻
t27で減速を終了し、その後にX軸サーボモータが時
刻t29で減速を終了する。上記のサーボモータの制御
は最も簡単な制御法であり、実際の刺繍枠は図16
(A)に破線で示すような軌跡でヘッドと相対的に送ら
れることになる。しかし、パルスモータの場合と同様
に、縫い針が被刺繍物に刺さるのは刺繍枠が停止してい
るときであるため、実際の縫い目は実線で示すものとな
る。
際には、時刻t20でXY同軸で加速し始め、まずX軸
サーボモータが時刻t21で減速を終了し、その後にY
軸サーボモータが時刻t23で減速を終了する。同様
に、位置Pd から位置Pd+1 へ送る際には、時刻t26
でXY同軸で加速し始め、まずY軸サーボモータが時刻
t27で減速を終了し、その後にX軸サーボモータが時
刻t29で減速を終了する。上記のサーボモータの制御
は最も簡単な制御法であり、実際の刺繍枠は図16
(A)に破線で示すような軌跡でヘッドと相対的に送ら
れることになる。しかし、パルスモータの場合と同様
に、縫い針が被刺繍物に刺さるのは刺繍枠が停止してい
るときであるため、実際の縫い目は実線で示すものとな
る。
【0008】ところで、レーザ裁断装置をヘッドに有す
る装置では、レーザ光を連続的に照射して対象物(例え
ば、布生地や皮革)を裁断する。この装置の場合も、対
象物がXY平面上で水平方向に移動されるように構成さ
れている点は刺繍ミシンの場合と同じである。その反
面、裁断による切り口を連続した滑らかなものにするた
めに、対象物を連続的に送る。また、連続的に送るため
には、被刺繍物とレーザ光の相対位置関係を示す専用の
データが必要になる。このようなレーザ光による裁断装
置は、例えば特公昭63−3632号公報で開示されて
いる。なお、この技術は、高圧の水を対象物に当てて裁
断する水裁断装置や、インクを対象物に吹き付けるイン
クジェット装置を備えた彩色装置等のように、対象物に
対して連続的に作動する連続作動装置(連続作動手段)
の場合にも同様に適用することができる。
る装置では、レーザ光を連続的に照射して対象物(例え
ば、布生地や皮革)を裁断する。この装置の場合も、対
象物がXY平面上で水平方向に移動されるように構成さ
れている点は刺繍ミシンの場合と同じである。その反
面、裁断による切り口を連続した滑らかなものにするた
めに、対象物を連続的に送る。また、連続的に送るため
には、被刺繍物とレーザ光の相対位置関係を示す専用の
データが必要になる。このようなレーザ光による裁断装
置は、例えば特公昭63−3632号公報で開示されて
いる。なお、この技術は、高圧の水を対象物に当てて裁
断する水裁断装置や、インクを対象物に吹き付けるイン
クジェット装置を備えた彩色装置等のように、対象物に
対して連続的に作動する連続作動装置(連続作動手段)
の場合にも同様に適用することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特公昭
63−3632号公報で開示されている技術では、ステ
ッチデータとは別に専用のデータを作成する必要がある
ため、手間がかかるという問題がある。また、刺繍ミシ
ンのヘッドにレーザ裁断装置を設け、ステッチデータに
従って被刺繍物を裁断しようとしても、一定の方向を除
いて意図する軌跡で裁断が行われない。すなわち、X軸
やY軸に沿って移動する場合や、45度方向に移動する
場合を除いて直線にならず、ギザギザになってしまう。
例えば、パルスモータの場合には図15(A)に破線で
示すような軌跡で、サーボモータの場合には図16
(A)に破線で示すような軌跡で被刺繍物が裁断される
ことになる。
63−3632号公報で開示されている技術では、ステ
ッチデータとは別に専用のデータを作成する必要がある
ため、手間がかかるという問題がある。また、刺繍ミシ
ンのヘッドにレーザ裁断装置を設け、ステッチデータに
従って被刺繍物を裁断しようとしても、一定の方向を除
いて意図する軌跡で裁断が行われない。すなわち、X軸
やY軸に沿って移動する場合や、45度方向に移動する
場合を除いて直線にならず、ギザギザになってしまう。
例えば、パルスモータの場合には図15(A)に破線で
示すような軌跡で、サーボモータの場合には図16
(A)に破線で示すような軌跡で被刺繍物が裁断される
ことになる。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、第1の課題は、ある位置から次の位置へ対象
物を直線的に送ることである。第2の課題は、対象物を
連続的に送ることである。第3の課題は、ヘッドと対象
物の間の相対速度を一定にすることである。
のであり、第1の課題は、ある位置から次の位置へ対象
物を直線的に送ることである。第2の課題は、対象物を
連続的に送ることである。第3の課題は、ヘッドと対象
物の間の相対速度を一定にすることである。
【0011】
【課題を解決するための第1の手段】本出願の請求項1
に記載された発明は、図1に模式的に示すように、対象
物をX軸方向に送るX軸モータ30と、前記対象物をY
軸方向に送るY軸モータ40を備え、そのX軸モータ3
0とそのY軸モータ40によって前記対象物をXY平面
内で移動させるXY移動機構のためのモータ制御装置で
あって、ある移動位置から次の移動位置へのX軸方向の
移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)を対にして
記憶しているステッチデータ10を入力するステッチデ
ータ入力手段22と、前記ステッチデータ入力手段22
に入力されたステッチデータ10の移動量(ΔX,Δ
Y)に基づいて、同一時間内にX軸モータ30が対象物
をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動させY軸モータ4
0が対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だけ移動させ、
かつ、移動中の任意の時間におけるX軸方向とY軸方向
の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動
量(ΔY)の比と等しくなるようにX軸モータ30とY
軸モータ40にそれぞれ駆動信号を出力する駆動信号出
力手段24とを有する。
に記載された発明は、図1に模式的に示すように、対象
物をX軸方向に送るX軸モータ30と、前記対象物をY
軸方向に送るY軸モータ40を備え、そのX軸モータ3
0とそのY軸モータ40によって前記対象物をXY平面
内で移動させるXY移動機構のためのモータ制御装置で
あって、ある移動位置から次の移動位置へのX軸方向の
移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)を対にして
記憶しているステッチデータ10を入力するステッチデ
ータ入力手段22と、前記ステッチデータ入力手段22
に入力されたステッチデータ10の移動量(ΔX,Δ
Y)に基づいて、同一時間内にX軸モータ30が対象物
をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動させY軸モータ4
0が対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だけ移動させ、
かつ、移動中の任意の時間におけるX軸方向とY軸方向
の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動
量(ΔY)の比と等しくなるようにX軸モータ30とY
軸モータ40にそれぞれ駆動信号を出力する駆動信号出
力手段24とを有する。
【0012】ここで、「モータ」という場合には、パル
スモータの他に、フィードバック制御系が組み込まれた
サーボモータのように、駆動信号を受けて作動する全て
のモータを含むものとする。また、「駆動信号」という
場合には、パルスモータに出力するパルス列だけでな
く、サーボモータに出力する駆動電圧を含むものとす
る。さらに、「移動位置」という場合には、絶対的な位
置だけでなく、相対的な位置をも含むものとする。
スモータの他に、フィードバック制御系が組み込まれた
サーボモータのように、駆動信号を受けて作動する全て
のモータを含むものとする。また、「駆動信号」という
場合には、パルスモータに出力するパルス列だけでな
く、サーボモータに出力する駆動電圧を含むものとす
る。さらに、「移動位置」という場合には、絶対的な位
置だけでなく、相対的な位置をも含むものとする。
【0013】
【第1の手段による作用】請求項1の発明によれば、ス
テッチデータ入力手段22に入力されたステッチデータ
10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、X軸モータ3
0は対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動させ、
Y軸モータ40は対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だ
け移動させる。この対象物の移動中に駆動信号出力手段
24は、任意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度
比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(Δ
Y)の比と等しくなるように、X軸モータ30とY軸モ
ータ40にそれぞれ駆動信号を出力して同時に駆動させ
る。したがって、対象物はX軸方向のみやY軸方向のみ
に移動することがなく、ある移動位置から次の移動位置
に直線的にスムーズに移動する。
テッチデータ入力手段22に入力されたステッチデータ
10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、X軸モータ3
0は対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動させ、
Y軸モータ40は対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だ
け移動させる。この対象物の移動中に駆動信号出力手段
24は、任意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度
比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(Δ
Y)の比と等しくなるように、X軸モータ30とY軸モ
ータ40にそれぞれ駆動信号を出力して同時に駆動させ
る。したがって、対象物はX軸方向のみやY軸方向のみ
に移動することがなく、ある移動位置から次の移動位置
に直線的にスムーズに移動する。
【0014】
【課題を解決するための第2の手段】本出願の請求項2
に記載された発明は、対象物をX軸方向に送るX軸モー
タ30と、前記対象物をY軸方向に送るY軸モータ40
を備え、そのX軸モータ30とそのY軸モータ40によ
って前記対象物をXY平面内で移動させるXY移動機構
のためのモータ制御装置であって、ある移動位置から次
の移動位置へのX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の
移動量(ΔY)を対にして記憶しているステッチデータ
10を入力するステッチデータ入力手段22と、X軸方
向の移動量(ΔX)に反比例するパルス間隔でX軸モー
タ30にパルスを出力し、Y軸方向の移動量(ΔY)に
反比例するパルス間隔でY軸モータ40にパルスを出力
する駆動信号出力手段24とを有する。
に記載された発明は、対象物をX軸方向に送るX軸モー
タ30と、前記対象物をY軸方向に送るY軸モータ40
を備え、そのX軸モータ30とそのY軸モータ40によ
って前記対象物をXY平面内で移動させるXY移動機構
のためのモータ制御装置であって、ある移動位置から次
の移動位置へのX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の
移動量(ΔY)を対にして記憶しているステッチデータ
10を入力するステッチデータ入力手段22と、X軸方
向の移動量(ΔX)に反比例するパルス間隔でX軸モー
タ30にパルスを出力し、Y軸方向の移動量(ΔY)に
反比例するパルス間隔でY軸モータ40にパルスを出力
する駆動信号出力手段24とを有する。
【0015】
【第2の手段による作用】請求項2の発明によれば、駆
動信号出力手段24がX軸モータ30にはX軸方向の移
動量(ΔX)に反比例するパルス間隔で、Y軸モータ4
0にはY軸方向の移動量(ΔY)に反比例するパルス間
隔でパルスを出力する。したがって、X軸とY軸の各移
動量に反比例するパルス間隔でパルスを送るので、対象
物はある移動位置から次の移動位置まで同一方向を維持
した状態で移動する。
動信号出力手段24がX軸モータ30にはX軸方向の移
動量(ΔX)に反比例するパルス間隔で、Y軸モータ4
0にはY軸方向の移動量(ΔY)に反比例するパルス間
隔でパルスを出力する。したがって、X軸とY軸の各移
動量に反比例するパルス間隔でパルスを送るので、対象
物はある移動位置から次の移動位置まで同一方向を維持
した状態で移動する。
【0016】
【課題を解決するための第3の手段】本出願の請求項3
に記載された発明は、請求項2に記載された発明におい
て、ある移動位置から次の移動位置への移動量を(ΔX
1,ΔY1)とし、次の移動位置から次々の移動位置へ
の移動量を(ΔX2,ΔY2)とする場合において、前
記駆動信号出力手段24は、X軸方向の移動量(ΔX
1)に基づくパルス間隔でΔX1回パルスを出力した後
に続けてX軸方向の移動量(ΔX2)に基づくパルス間
隔でΔX2回パルスを出力し、Y軸方向の移動量(ΔY
1)に基づくパルス間隔でΔY1回パルスを出力した後
に続けてY軸方向の移動量(ΔY2)に基づくパルス間
隔でΔY2回パルスを出力するように構成する。
に記載された発明は、請求項2に記載された発明におい
て、ある移動位置から次の移動位置への移動量を(ΔX
1,ΔY1)とし、次の移動位置から次々の移動位置へ
の移動量を(ΔX2,ΔY2)とする場合において、前
記駆動信号出力手段24は、X軸方向の移動量(ΔX
1)に基づくパルス間隔でΔX1回パルスを出力した後
に続けてX軸方向の移動量(ΔX2)に基づくパルス間
隔でΔX2回パルスを出力し、Y軸方向の移動量(ΔY
1)に基づくパルス間隔でΔY1回パルスを出力した後
に続けてY軸方向の移動量(ΔY2)に基づくパルス間
隔でΔY2回パルスを出力するように構成する。
【0017】
【第3の手段による作用】請求項3の発明によれば、駆
動信号出力手段24は、ある移動位置から次の移動位置
へは移動量(ΔX1,ΔY1)に基づくパルス間隔でパ
ルスを出力し、続いて次の移動位置から次々の移動位置
へは移動量(ΔX2,ΔY2)に基づくパルス間隔でパ
ルスを出力する。したがって、対象物は次の移動位置で
停止することなく、連続的に送られる。しかも、移動位
置間の移動は折れ線状にならない。
動信号出力手段24は、ある移動位置から次の移動位置
へは移動量(ΔX1,ΔY1)に基づくパルス間隔でパ
ルスを出力し、続いて次の移動位置から次々の移動位置
へは移動量(ΔX2,ΔY2)に基づくパルス間隔でパ
ルスを出力する。したがって、対象物は次の移動位置で
停止することなく、連続的に送られる。しかも、移動位
置間の移動は折れ線状にならない。
【0018】
【課題を解決するための第4の手段】本出願の請求項4
に記載された発明は、請求項2に記載された発明におい
て、前記駆動信号出力手段24は、X軸モータ30に出
力するパルス数の二乗と、Y軸モータ40に出力するパ
ルス数の二乗の和が、単位時間当たり一定になるように
パルスを出力する構成とする。
に記載された発明は、請求項2に記載された発明におい
て、前記駆動信号出力手段24は、X軸モータ30に出
力するパルス数の二乗と、Y軸モータ40に出力するパ
ルス数の二乗の和が、単位時間当たり一定になるように
パルスを出力する構成とする。
【0019】
【第4の手段による作用】請求項4の発明によれば、駆
動信号出力手段24は、X軸方向とY軸方向のベクトル
和の方向に対してパルス数が一定になるようにパルスを
出力する。したがって、対象物の送り速度が一定に維持
される。
動信号出力手段24は、X軸方向とY軸方向のベクトル
和の方向に対してパルス数が一定になるようにパルスを
出力する。したがって、対象物の送り速度が一定に維持
される。
【0020】
【課題を解決するための第5の手段】本出願の請求項5
に記載された発明は、対象物をX軸方向に送るX軸モー
タ30と、前記対象物をY軸方向に送るY軸モータ40
を備え、そのX軸モータ30とそのY軸モータ40によ
って前記対象物をXY平面内で移動させるXY移動機構
のためのモータ制御装置であって、ある移動位置から次
の移動位置へのX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の
移動量(ΔY)を対にして記憶しているステッチデータ
10を入力するステッチデータ入力手段22と、同一時
間内に加速し始めた後に減速し終えるとともに、速度比
が時間に対して不変である移動速度の加減速パターン
を、移動量(ΔXまたはΔY)ごとに記憶している速度
パターン記憶手段と、前記ステッチデータ入力手段22
に入力されたステッチデータ10の移動量(ΔX,Δ
Y)に対応する前記速度パターン記憶手段に記憶された
移動速度の加減速パターンに従って、X軸モータ30と
Y軸モータ40にそれぞれ駆動信号を出力する駆動信号
出力手段24とを有する。ここで、速度比が時間に対し
て不変であれば、例えば移動量ΔX1とΔX2に対する
2つの加減速パターンにおいて、その速度比が加速開始
から減速終了まで変わらない。
に記載された発明は、対象物をX軸方向に送るX軸モー
タ30と、前記対象物をY軸方向に送るY軸モータ40
を備え、そのX軸モータ30とそのY軸モータ40によ
って前記対象物をXY平面内で移動させるXY移動機構
のためのモータ制御装置であって、ある移動位置から次
の移動位置へのX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の
移動量(ΔY)を対にして記憶しているステッチデータ
10を入力するステッチデータ入力手段22と、同一時
間内に加速し始めた後に減速し終えるとともに、速度比
が時間に対して不変である移動速度の加減速パターン
を、移動量(ΔXまたはΔY)ごとに記憶している速度
パターン記憶手段と、前記ステッチデータ入力手段22
に入力されたステッチデータ10の移動量(ΔX,Δ
Y)に対応する前記速度パターン記憶手段に記憶された
移動速度の加減速パターンに従って、X軸モータ30と
Y軸モータ40にそれぞれ駆動信号を出力する駆動信号
出力手段24とを有する。ここで、速度比が時間に対し
て不変であれば、例えば移動量ΔX1とΔX2に対する
2つの加減速パターンにおいて、その速度比が加速開始
から減速終了まで変わらない。
【0021】
【第5の手段による作用】請求項5の発明によれば、ス
テッチデータ入力手段22に入力されたステッチデータ
10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号出力
手段24はX軸モータ30とY軸モータ40の加減速パ
ターンを速度パターン記憶手段から取得する。この加減
速パターンは、移動中の任意の時間におけるX軸方向と
Y軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方
向の移動量(ΔY)の比と等しくなるように選ばれてい
る。その後、駆動信号出力手段24は取得した加減速パ
ターンに従ってX軸モータ30とY軸モータ40にそれ
ぞれ駆動信号を出力する。したがって、対象物はX軸方
向とY軸方向の移動速度の比が一定に維持されるので、
ある移動位置から次の移動位置に直線的にスムーズに移
動する。
テッチデータ入力手段22に入力されたステッチデータ
10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号出力
手段24はX軸モータ30とY軸モータ40の加減速パ
ターンを速度パターン記憶手段から取得する。この加減
速パターンは、移動中の任意の時間におけるX軸方向と
Y軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY軸方
向の移動量(ΔY)の比と等しくなるように選ばれてい
る。その後、駆動信号出力手段24は取得した加減速パ
ターンに従ってX軸モータ30とY軸モータ40にそれ
ぞれ駆動信号を出力する。したがって、対象物はX軸方
向とY軸方向の移動速度の比が一定に維持されるので、
ある移動位置から次の移動位置に直線的にスムーズに移
動する。
【0022】
【課題を解決するための第6の手段】本出願の請求項6
に記載された発明は、請求項1,2又は5に記載された
発明において、対象物に対して連続的に作動する連続作
動手段と、前記対象物の移動速度に基づいて、前記連続
作動手段の単位移動量当たりの作動量が一定になるよう
に前記連続作動手段の出力を制御する出力制御手段とを
さらに有する。
に記載された発明は、請求項1,2又は5に記載された
発明において、対象物に対して連続的に作動する連続作
動手段と、前記対象物の移動速度に基づいて、前記連続
作動手段の単位移動量当たりの作動量が一定になるよう
に前記連続作動手段の出力を制御する出力制御手段とを
さらに有する。
【0023】ここで、「連続作動手段」とは、レーザ光
により対象物を裁断するレーザ裁断装置や、インクを対
象物に吹き付けて彩色するインクジェット装置、高圧の
水を対象物に当てて裁断する水裁断装置等の装置をい
う。また、「単位移動量当たりの作動量」とは、単位移
動量当たりのレーザ強度やインク量や水量のことであ
る。さらに、「作動」という場合には、刺繍、裁断、彩
色その他の対象物に対して行う全ての物理的又は化学的
な作用をも含むものとする。
により対象物を裁断するレーザ裁断装置や、インクを対
象物に吹き付けて彩色するインクジェット装置、高圧の
水を対象物に当てて裁断する水裁断装置等の装置をい
う。また、「単位移動量当たりの作動量」とは、単位移
動量当たりのレーザ強度やインク量や水量のことであ
る。さらに、「作動」という場合には、刺繍、裁断、彩
色その他の対象物に対して行う全ての物理的又は化学的
な作用をも含むものとする。
【0024】
【第6の手段による作用】請求項6の発明によれば、出
力制御手段が、対象物の移動速度に基づき単位移動量当
たりの作動量が一定になるように連続作動手段の出力を
制御する。したがって、ヘッドと対象物の間の相対的な
移動速度が変化しても、連続作動手段が対象物に対して
行う作動量が単位移動量当たり一定に維持される。
力制御手段が、対象物の移動速度に基づき単位移動量当
たりの作動量が一定になるように連続作動手段の出力を
制御する。したがって、ヘッドと対象物の間の相対的な
移動速度が変化しても、連続作動手段が対象物に対して
行う作動量が単位移動量当たり一定に維持される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、説明を簡単にするために、刺繍ミシンに
おいて、例えば布生地や皮革のような被刺繍物の刺繍を
行うとともにレーザ光による裁断を行う例について説明
する。また、この刺繍ミシンでは、X軸モータ30とし
てX軸パルスモータ142を、Y軸モータ40としてY
軸パルスモータ132をそれぞれ適用する。
明する。なお、説明を簡単にするために、刺繍ミシンに
おいて、例えば布生地や皮革のような被刺繍物の刺繍を
行うとともにレーザ光による裁断を行う例について説明
する。また、この刺繍ミシンでは、X軸モータ30とし
てX軸パルスモータ142を、Y軸モータ40としてY
軸パルスモータ132をそれぞれ適用する。
【0026】まず、第1の実施例について説明する。図
2は、刺繍ミシンの構成を示すブロック図であって、本
発明を実施するために必要な最小限の構成を示す。図に
おいて、ミシン制御装置100はモータ制御装置20の
一つであって、CPU110、ROM102、RAM1
04、表示制御回路106、表示装置108、入力処理
回路112および出力処理回路116によって構成され
ている。
2は、刺繍ミシンの構成を示すブロック図であって、本
発明を実施するために必要な最小限の構成を示す。図に
おいて、ミシン制御装置100はモータ制御装置20の
一つであって、CPU110、ROM102、RAM1
04、表示制御回路106、表示装置108、入力処理
回路112および出力処理回路116によって構成され
ている。
【0027】CPU110は、ROM102に格納され
たミシン制御プログラムに従ってミシン制御装置100
の全体を制御する。ROM102は、EPROMあるい
はEEPROMが使用される。また、ROM102に
は、上記ミシン制御プログラムの他に、一針ごとの刺繍
枠の移動位置を示すステッチデータ10の集合体である
柄データ等が格納されている。RAM104はSRAM
(あるいは、DRAM)やフラッシュRAM等が使用さ
れ、タイムコンスタント、対象物(後述する被刺繍物1
48)を送る送り速度および対象物が移動している際の
移動速度等のような各種のデータあるいは入出力信号が
格納される。
たミシン制御プログラムに従ってミシン制御装置100
の全体を制御する。ROM102は、EPROMあるい
はEEPROMが使用される。また、ROM102に
は、上記ミシン制御プログラムの他に、一針ごとの刺繍
枠の移動位置を示すステッチデータ10の集合体である
柄データ等が格納されている。RAM104はSRAM
(あるいは、DRAM)やフラッシュRAM等が使用さ
れ、タイムコンスタント、対象物(後述する被刺繍物1
48)を送る送り速度および対象物が移動している際の
移動速度等のような各種のデータあるいは入出力信号が
格納される。
【0028】表示制御回路106は、CPU110から
バス114を介して送られた表示制御データに従って、
表示装置108の表示を制御する回路である。すなわ
ち、表示制御データに含まれる柄データに従って線分図
形を順次描き、その柄を表示装置108に表示する。こ
の表示装置108としては、筐体の大きさをコンパクト
にし、消費電力やコストを低く抑えるため、モノクロの
液晶表示装置を用いるのが最適である。なお、表示装置
108には、他にカラーの液晶表示装置やCRT、プラ
ズマ表示装置、およびLED表示装置(LEDを矩形領
域に格子状に配置した表示装置)等のように、柄が表示
可能な他の表示装置を適用してもよい。
バス114を介して送られた表示制御データに従って、
表示装置108の表示を制御する回路である。すなわ
ち、表示制御データに含まれる柄データに従って線分図
形を順次描き、その柄を表示装置108に表示する。こ
の表示装置108としては、筐体の大きさをコンパクト
にし、消費電力やコストを低く抑えるため、モノクロの
液晶表示装置を用いるのが最適である。なお、表示装置
108には、他にカラーの液晶表示装置やCRT、プラ
ズマ表示装置、およびLED表示装置(LEDを矩形領
域に格子状に配置した表示装置)等のように、柄が表示
可能な他の表示装置を適用してもよい。
【0029】入力処理回路112には、キーボード(K
EY)120、ポインティングデバイス(pointing dev
ice )122、外部記憶装置124、X軸用エンコーダ
144およびY軸用エンコーダ134が接続されてい
る。この入力処理回路112は、これらの装置等から送
られたそれぞれの送信信号を受けて、ミシン制御装置1
00内で処理可能なデータ形式に変換し、バス114を
介してCPU110又はRAM104へ転送する。ここ
で、X軸用エンコーダ144とY軸用エンコーダ134
は、刺繍枠146が所定の間隔(例えば、0.1mm )ごと
に移動すると、それぞれの軸方向成分について1個のパ
ルスを発生する装置である。
EY)120、ポインティングデバイス(pointing dev
ice )122、外部記憶装置124、X軸用エンコーダ
144およびY軸用エンコーダ134が接続されてい
る。この入力処理回路112は、これらの装置等から送
られたそれぞれの送信信号を受けて、ミシン制御装置1
00内で処理可能なデータ形式に変換し、バス114を
介してCPU110又はRAM104へ転送する。ここ
で、X軸用エンコーダ144とY軸用エンコーダ134
は、刺繍枠146が所定の間隔(例えば、0.1mm )ごと
に移動すると、それぞれの軸方向成分について1個のパ
ルスを発生する装置である。
【0030】ポインティングデバイス122としてはマ
ウスが最適である。なお、ポインティングデバイス12
2として、トラックボール(track ball)、ライトペ
ン、デジタイザ、タッチセンススクリーン(touch-sens
itive screen)等を適用してもよい。これらのうち、ト
ラックボールやライトペン、およびタッチセンススクリ
ーンを適用すれば、カーソルを移動させるための場所を
とらないため、省スペース化を図ることができる。ま
た、外部記憶装置124としてはフレキシブルディスク
装置(flexible disk device)が最適である。なお、外
部記憶装置124として、ハードディスク装置や光磁気
ディスク装置、紙テープリーダ/パンチ装置等のよう
に、大容量の記憶装置を適用してもよい。特に、ハード
ディスク装置を適用した場合にはアクセス速度が向上
し、光磁気ディスク装置を適用した場合には膨大なデー
タ量を記憶させることができる。
ウスが最適である。なお、ポインティングデバイス12
2として、トラックボール(track ball)、ライトペ
ン、デジタイザ、タッチセンススクリーン(touch-sens
itive screen)等を適用してもよい。これらのうち、ト
ラックボールやライトペン、およびタッチセンススクリ
ーンを適用すれば、カーソルを移動させるための場所を
とらないため、省スペース化を図ることができる。ま
た、外部記憶装置124としてはフレキシブルディスク
装置(flexible disk device)が最適である。なお、外
部記憶装置124として、ハードディスク装置や光磁気
ディスク装置、紙テープリーダ/パンチ装置等のよう
に、大容量の記憶装置を適用してもよい。特に、ハード
ディスク装置を適用した場合にはアクセス速度が向上
し、光磁気ディスク装置を適用した場合には膨大なデー
タ量を記憶させることができる。
【0031】出力処理回路116は、CPU110から
バス114を介して送られた駆動データを駆動装置13
0へ転送するためのインタフェースである。この駆動装
置130は、駆動データに従って主軸モータ128、レ
ーザ裁断装置140、X軸パルスモータ142およびY
軸パルスモータ132を駆動させる。これらのX軸パル
スモータ142、Y軸パルスモータ132および刺繍枠
146は、XY移動機構を具体化したものの一つであ
る。
バス114を介して送られた駆動データを駆動装置13
0へ転送するためのインタフェースである。この駆動装
置130は、駆動データに従って主軸モータ128、レ
ーザ裁断装置140、X軸パルスモータ142およびY
軸パルスモータ132を駆動させる。これらのX軸パル
スモータ142、Y軸パルスモータ132および刺繍枠
146は、XY移動機構を具体化したものの一つであ
る。
【0032】ここで、対象物の一つである被刺繍物14
8は刺繍枠146に保持され、針棒126とレーザ裁断
装置140は一つのヘッドに収容されている。主軸モー
タ128は、針棒126に設けられた縫い針を上下動さ
せ、被刺繍物148に刺繍を行う。レーザ裁断装置14
0は連続作動手段の一つであって、指令された制御電圧
に従ってレーザ強度(単位移動量当たりに照射するレー
ザ光の強度)を調整することができ、被刺繍物148に
照射して裁断する。X軸パルスモータ142は送られた
パルス数に従って刺繍枠146をX軸方向に移動させ、
Y軸パルスモータ132は送られたパルス数に従って刺
繍枠146をY軸方向に移動させる。なお、上記各構成
要素は、いずれもバス114に互いに結合されている。
また、対象物(被刺繍物148)は刺繍枠146に保持
されているため、刺繍枠146の移動速度は被刺繍物1
48の移動速度でもある。
8は刺繍枠146に保持され、針棒126とレーザ裁断
装置140は一つのヘッドに収容されている。主軸モー
タ128は、針棒126に設けられた縫い針を上下動さ
せ、被刺繍物148に刺繍を行う。レーザ裁断装置14
0は連続作動手段の一つであって、指令された制御電圧
に従ってレーザ強度(単位移動量当たりに照射するレー
ザ光の強度)を調整することができ、被刺繍物148に
照射して裁断する。X軸パルスモータ142は送られた
パルス数に従って刺繍枠146をX軸方向に移動させ、
Y軸パルスモータ132は送られたパルス数に従って刺
繍枠146をY軸方向に移動させる。なお、上記各構成
要素は、いずれもバス114に互いに結合されている。
また、対象物(被刺繍物148)は刺繍枠146に保持
されているため、刺繍枠146の移動速度は被刺繍物1
48の移動速度でもある。
【0033】次に、第1の実施例を実行するための処理
手順について、図3乃至図8を参照しつつ説明する。図
3,図5,図6は、第1の実施例を実施するための処理
手順を示すフローチャートである。これらの全体の処理
手順は駆動信号出力手段24を具体化した処理で手順で
あって、いずれも図2に示すROM102に格納された
処理プログラムをCPU110が実行することによって
実現される。なお、図3に示すステップS12は、ステ
ッチデータ入力手段22を具体化した処理ステップであ
る。
手順について、図3乃至図8を参照しつつ説明する。図
3,図5,図6は、第1の実施例を実施するための処理
手順を示すフローチャートである。これらの全体の処理
手順は駆動信号出力手段24を具体化した処理で手順で
あって、いずれも図2に示すROM102に格納された
処理プログラムをCPU110が実行することによって
実現される。なお、図3に示すステップS12は、ステ
ッチデータ入力手段22を具体化した処理ステップであ
る。
【0034】図3において、まず、刺繍ミシンの動作を
開始させるために必要な初期化処理を行う(ステップS
10)。そして、ROM102には複数の柄データが記
憶されているので、これらの柄データの一覧を表示装置
108に表示させ、編集の対象となる柄データを選択す
ると、ROM102からRAM104の所定の作業領域
に転送される(ステップS12)。こうして入力された
柄データに従って刺繍処理を行う(ステップS14)。
ここで、柄データの一例について、図4を参照しつつ説
明する。
開始させるために必要な初期化処理を行う(ステップS
10)。そして、ROM102には複数の柄データが記
憶されているので、これらの柄データの一覧を表示装置
108に表示させ、編集の対象となる柄データを選択す
ると、ROM102からRAM104の所定の作業領域
に転送される(ステップS12)。こうして入力された
柄データに従って刺繍処理を行う(ステップS14)。
ここで、柄データの一例について、図4を参照しつつ説
明する。
【0035】図4(A)に示すように、例えば刺繍枠1
46を、位置P0 を起点として最初に位置P1 に移動さ
せた後、途中で位置Pa-1 ,位置Pa ,位置Pa+1 を経
て、終点の位置Pn まで移動させる場合には、図4
(B)に示すような柄データ200が必要になる。
46を、位置P0 を起点として最初に位置P1 に移動さ
せた後、途中で位置Pa-1 ,位置Pa ,位置Pa+1 を経
て、終点の位置Pn まで移動させる場合には、図4
(B)に示すような柄データ200が必要になる。
【0036】すなわち、柄データ200はn個のステッ
チデータからなり、これらの一つ一つのステッチデータ
がステッチデータ10に対応する。また、各ステッチデ
ータは[x軸移動量,y軸移動量,制御コード]の三要
素からなる。さらに、制御コードは識別コードと色コー
ドからなる。識別コードは「針棒」,「レーザ」,「イ
ンクジェット」等のように制御する対象を識別するため
に付された固有の数値データであり、色コードは被刺繍
物148に対して色を換えて作動させる場合における色
ごとに付された固有の数値データである。この柄データ
200には、位置P0 から位置P1 への移動量が先頭の
ステッチデータ202[x1 ,y1 ,f1 ]に格納さ
れ、位置Pa-1 から位置Pa への移動量がステッチデー
タ204[xa ,ya ,fa ]に格納され、位置Pa か
ら位置Pa+1 への移動量がステッチデータ206[xa+
1 ,ya+1 ,fa+1 ]に格納され、最後に位置Pn へ移
動するための移動量がステッチデータ208[xn ,y
n ,fn ]が格納されている。
チデータからなり、これらの一つ一つのステッチデータ
がステッチデータ10に対応する。また、各ステッチデ
ータは[x軸移動量,y軸移動量,制御コード]の三要
素からなる。さらに、制御コードは識別コードと色コー
ドからなる。識別コードは「針棒」,「レーザ」,「イ
ンクジェット」等のように制御する対象を識別するため
に付された固有の数値データであり、色コードは被刺繍
物148に対して色を換えて作動させる場合における色
ごとに付された固有の数値データである。この柄データ
200には、位置P0 から位置P1 への移動量が先頭の
ステッチデータ202[x1 ,y1 ,f1 ]に格納さ
れ、位置Pa-1 から位置Pa への移動量がステッチデー
タ204[xa ,ya ,fa ]に格納され、位置Pa か
ら位置Pa+1 への移動量がステッチデータ206[xa+
1 ,ya+1 ,fa+1 ]に格納され、最後に位置Pn へ移
動するための移動量がステッチデータ208[xn ,y
n ,fn ]が格納されている。
【0037】次に、上記の柄データに従って行われる刺
繍処理の具体的な手順について、図5を参照しつつ説明
する。図5において、まず、刺繍を開始するために必要
な初期化処理を行う(ステップS20)。初期化処理の
具体的な内容としては、例えば、刺繍枠146を原点に
戻したり、後述するステップS28において取得するス
テッチデータを指すポインタを柄データの先頭に設定し
たりする。次に、主軸モータ128を起動させた後(ス
テップS22)、刺繍が終わり(具体的には、ポインタ
が柄データの最終位置を超えた位置を指す)か否かを判
別する(ステップS24)。なお、第1回目の実行は、
ポインタが柄データの先頭のステッチデータを指すため
に刺繍が終わりではなく(NO)、ステップS28に進
む。
繍処理の具体的な手順について、図5を参照しつつ説明
する。図5において、まず、刺繍を開始するために必要
な初期化処理を行う(ステップS20)。初期化処理の
具体的な内容としては、例えば、刺繍枠146を原点に
戻したり、後述するステップS28において取得するス
テッチデータを指すポインタを柄データの先頭に設定し
たりする。次に、主軸モータ128を起動させた後(ス
テップS22)、刺繍が終わり(具体的には、ポインタ
が柄データの最終位置を超えた位置を指す)か否かを判
別する(ステップS24)。なお、第1回目の実行は、
ポインタが柄データの先頭のステッチデータを指すため
に刺繍が終わりではなく(NO)、ステップS28に進
む。
【0038】そして、ポインタが指すステッチデータを
取得し(ステップS28)、制御コード内の識別コード
が「針棒」か否かを検査する(ステップS32)。も
し、識別コードが「針棒」でない(NO)ならば、ポイ
ンタのインクリメントを行なって(ステップS26)、
次のステッチデータの処理に備える。すなわち、インク
リメントは、次のステッチデータの位置を指すような値
を設定する。一方、識別コードが「針棒」である(YE
S)場合には、制御コード内の色コードが前回指定され
た色コードと異なるか否かを検査し(ステップS3
4)、異なる場合にのみ色換処理を行う(ステップS3
6)。この色換処理では、指定された色の糸が通された
縫い針を選択する処理が行われる。
取得し(ステップS28)、制御コード内の識別コード
が「針棒」か否かを検査する(ステップS32)。も
し、識別コードが「針棒」でない(NO)ならば、ポイ
ンタのインクリメントを行なって(ステップS26)、
次のステッチデータの処理に備える。すなわち、インク
リメントは、次のステッチデータの位置を指すような値
を設定する。一方、識別コードが「針棒」である(YE
S)場合には、制御コード内の色コードが前回指定され
た色コードと異なるか否かを検査し(ステップS3
4)、異なる場合にのみ色換処理を行う(ステップS3
6)。この色換処理では、指定された色の糸が通された
縫い針を選択する処理が行われる。
【0039】その後、枠移動のタイミングを図って(ス
テップS38)、停止している刺繍枠146をステッチ
データで指定された位置まで移動させる(ステップS4
0)。さらに、一針縫いのタイミングを図って(ステッ
プS42)、刺繍枠146を停止させた状態で刺繍を行
う(ステップS44)。なお、実際にステップS44
は、主軸モータ128の回転速度に従って一定の周期ご
とに実行される。このため、一定の周期の間に、ステッ
プS24乃至ステップS42の処理が実行される。
テップS38)、停止している刺繍枠146をステッチ
データで指定された位置まで移動させる(ステップS4
0)。さらに、一針縫いのタイミングを図って(ステッ
プS42)、刺繍枠146を停止させた状態で刺繍を行
う(ステップS44)。なお、実際にステップS44
は、主軸モータ128の回転速度に従って一定の周期ご
とに実行される。このため、一定の周期の間に、ステッ
プS24乃至ステップS42の処理が実行される。
【0040】一針の刺繍が行われた後は、次のステッチ
データについて処理を行うためにポインタをインクリメ
ントし(ステップS26)、ステップS24に戻る。こ
のステップS24では再び刺繍が終わりか否かを判別し
て、条件を満たさない限りは柄データの残りのステッチ
データについて、同様にステップS26乃至ステップS
44を実行する。そして、条件を満たしたとき(YE
S)、主軸モータ128を停止させ(ステップS3
0)、本処理手順を終了する。
データについて処理を行うためにポインタをインクリメ
ントし(ステップS26)、ステップS24に戻る。こ
のステップS24では再び刺繍が終わりか否かを判別し
て、条件を満たさない限りは柄データの残りのステッチ
データについて、同様にステップS26乃至ステップS
44を実行する。そして、条件を満たしたとき(YE
S)、主軸モータ128を停止させ(ステップS3
0)、本処理手順を終了する。
【0041】図3に戻り、ステップS14の刺繍処理を
終えた後は、レーザ光による裁断処理を行う(ステップ
S16a)。この裁断処理の具体的な手順について、図
6を参照しつつ説明する。図6において、まず、裁断を
開始するために必要な初期化処理を行う(ステップS5
0)。初期化処理の具体的な内容としては、図5に示す
ステップS20と同様に、例えば刺繍枠146を原点に
戻したり、後述するステップS28において取得するス
テッチデータを指すポインタを柄データの先頭に戻した
りする。
終えた後は、レーザ光による裁断処理を行う(ステップ
S16a)。この裁断処理の具体的な手順について、図
6を参照しつつ説明する。図6において、まず、裁断を
開始するために必要な初期化処理を行う(ステップS5
0)。初期化処理の具体的な内容としては、図5に示す
ステップS20と同様に、例えば刺繍枠146を原点に
戻したり、後述するステップS28において取得するス
テッチデータを指すポインタを柄データの先頭に戻した
りする。
【0042】次に、裁断が終わりか否かを判別する(ス
テップS52)。なお、第1回目の実行は、ポインタが
柄データの先頭のステッチデータを指すために裁断が終
わりではなく(NO)、ステップS56に進む。
テップS52)。なお、第1回目の実行は、ポインタが
柄データの先頭のステッチデータを指すために裁断が終
わりではなく(NO)、ステップS56に進む。
【0043】そして、ポインタが指すステッチデータを
取得し(ステップS56)、制御コード内の識別コード
が「レーザ」か否かを検査する(ステップS58)。も
し、識別コードが「レーザ」でない(NO)ならば、ポ
インタのインクリメントを行なって(ステップS5
4)、次のステッチデータの処理に備える。一方、識別
コードが「レーザ」である(YES)場合には、刺繍枠
146を等速度で送るために、ステッチデータで指定さ
れたx軸移動量とy軸移動量に基づいてタイムコンスタ
ントTx ,Ty を求める(ステップS60)。なお、裁
断処理においては、制御コード内の色コードは、連続作
動の制御とは直接関係しないために無視される。
取得し(ステップS56)、制御コード内の識別コード
が「レーザ」か否かを検査する(ステップS58)。も
し、識別コードが「レーザ」でない(NO)ならば、ポ
インタのインクリメントを行なって(ステップS5
4)、次のステッチデータの処理に備える。一方、識別
コードが「レーザ」である(YES)場合には、刺繍枠
146を等速度で送るために、ステッチデータで指定さ
れたx軸移動量とy軸移動量に基づいてタイムコンスタ
ントTx ,Ty を求める(ステップS60)。なお、裁
断処理においては、制御コード内の色コードは、連続作
動の制御とは直接関係しないために無視される。
【0044】ここで、上記のタイムコンスタントとは、
図2に示すX軸パルスモータ142とY軸パルスモータ
132に出力するパルスの期間であり、この値が小さい
ほど刺繍枠146の送り速度は速くなり、逆に値が大き
いほど刺繍枠146の送り速度は遅くなる。x軸方向タ
イムコンスタントTx とy軸方向タイムコンスタントT
y の算出は、次の各式によって行われる。なお、図7
(A)に示すように、例えばある位置Pa-1 から次の位
置Pa へ刺繍枠146を移動させる場合において、あら
かじめ設定された刺繍枠146の送り速度をV、x軸方
向送り速度をVx 、y軸方向送り速度をVy 、x軸移動
量をΔx、y軸移動量をΔyとする。 Vx =V・[Δx/{(Δx)2 +(Δy)2 }1/2 ] Tx =1/Vx Vy =V・[Δy/{(Δx)2 +(Δy)2 }1/2 ] Ty =1/Vy
図2に示すX軸パルスモータ142とY軸パルスモータ
132に出力するパルスの期間であり、この値が小さい
ほど刺繍枠146の送り速度は速くなり、逆に値が大き
いほど刺繍枠146の送り速度は遅くなる。x軸方向タ
イムコンスタントTx とy軸方向タイムコンスタントT
y の算出は、次の各式によって行われる。なお、図7
(A)に示すように、例えばある位置Pa-1 から次の位
置Pa へ刺繍枠146を移動させる場合において、あら
かじめ設定された刺繍枠146の送り速度をV、x軸方
向送り速度をVx 、y軸方向送り速度をVy 、x軸移動
量をΔx、y軸移動量をΔyとする。 Vx =V・[Δx/{(Δx)2 +(Δy)2 }1/2 ] Tx =1/Vx Vy =V・[Δy/{(Δx)2 +(Δy)2 }1/2 ] Ty =1/Vy
【0045】こうして算出されたタイムコンスタントT
x ,Ty は、図2に示す駆動装置130に送られる。駆
動装置130では、タイムコンスタントTx の期間ごと
に1パルスをX軸パルスモータ142に出力し、タイム
コンスタントTy の期間ごとに1パルスをY軸パルスモ
ータ132に出力して刺繍枠146をXY同軸で移動さ
せる。なお、図7(A)の例ではx軸方向とy軸方向の
速度比が4:3であるので、図7(B)に示すように時
刻t10から時刻t12までの1周期の間に、X軸パル
スモータ142には4つのパルスが、Y軸パルスモータ
132には3つのパルスがそれぞれ出力されている。こ
のことは、X軸方向とY軸方向の速度比がX軸方向の移
動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と等しく
なることを意味している。
x ,Ty は、図2に示す駆動装置130に送られる。駆
動装置130では、タイムコンスタントTx の期間ごと
に1パルスをX軸パルスモータ142に出力し、タイム
コンスタントTy の期間ごとに1パルスをY軸パルスモ
ータ132に出力して刺繍枠146をXY同軸で移動さ
せる。なお、図7(A)の例ではx軸方向とy軸方向の
速度比が4:3であるので、図7(B)に示すように時
刻t10から時刻t12までの1周期の間に、X軸パル
スモータ142には4つのパルスが、Y軸パルスモータ
132には3つのパルスがそれぞれ出力されている。こ
のことは、X軸方向とY軸方向の速度比がX軸方向の移
動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と等しく
なることを意味している。
【0046】したがって、タイムコンスタントTx ,T
y に従ってパルスを出力することによって、刺繍枠14
6をある移動位置から次の移動位置へXY同軸で移動さ
せるように、直線補間がなされる。しかも、この移動中
は、任意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度比が
X軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)
の比と等しくなるようにX軸モータ30とY軸40にパ
ルスを出力しているので、ある移動位置から次の移動位
置へ直線的にスムーズに刺繍枠146を送る。また、送
り速度Vに基づいてタイムコンスタントTx ,Ty を求
めているので、X軸方向とY軸方向のベクトル和の方向
に対してパルス数が一定になり、結果として全区間にお
ける刺繍枠146の移動速度を一定に維持する。
y に従ってパルスを出力することによって、刺繍枠14
6をある移動位置から次の移動位置へXY同軸で移動さ
せるように、直線補間がなされる。しかも、この移動中
は、任意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度比が
X軸方向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)
の比と等しくなるようにX軸モータ30とY軸40にパ
ルスを出力しているので、ある移動位置から次の移動位
置へ直線的にスムーズに刺繍枠146を送る。また、送
り速度Vに基づいてタイムコンスタントTx ,Ty を求
めているので、X軸方向とY軸方向のベクトル和の方向
に対してパルス数が一定になり、結果として全区間にお
ける刺繍枠146の移動速度を一定に維持する。
【0047】その後、所定の制御電圧を図2に示すレー
ザ裁断装置140に出力し、レーザ光を照射させて被刺
繍物148を裁断しながら(ステップS64)、上記ス
テップS60で算出されたタイムコンスタントTx ,T
y に従って刺繍枠146を移動させ(ステップS6
4)、レーザ光の照射を停止する(ステップS66)。
なお、第1回目のステップS64の実行後は、刺繍枠1
46は本処理手順が終了するまで、停止することなく等
速度で、しかも連続的に移動する。
ザ裁断装置140に出力し、レーザ光を照射させて被刺
繍物148を裁断しながら(ステップS64)、上記ス
テップS60で算出されたタイムコンスタントTx ,T
y に従って刺繍枠146を移動させ(ステップS6
4)、レーザ光の照射を停止する(ステップS66)。
なお、第1回目のステップS64の実行後は、刺繍枠1
46は本処理手順が終了するまで、停止することなく等
速度で、しかも連続的に移動する。
【0048】こうして刺繍枠146を移動させる間にレ
ーザ光による裁断が行われた後は、次のステッチデータ
について処理を行うためにポインタをインクリメントし
(ステップS54)、ステップS52に戻る。このステ
ップS52では再び裁断が終わりか否かを判別して、こ
の条件を満たさない限りは柄データの残りのステッチデ
ータについて、同様にステップS56乃至ステップS6
6を実行する。そして、条件を満たしたとき(YE
S)、刺繍枠146を停止させ、本処理手順を終了す
る。
ーザ光による裁断が行われた後は、次のステッチデータ
について処理を行うためにポインタをインクリメントし
(ステップS54)、ステップS52に戻る。このステ
ップS52では再び裁断が終わりか否かを判別して、こ
の条件を満たさない限りは柄データの残りのステッチデ
ータについて、同様にステップS56乃至ステップS6
6を実行する。そして、条件を満たしたとき(YE
S)、刺繍枠146を停止させ、本処理手順を終了す
る。
【0049】再び図3に戻り、ステップS16aの裁断
処理を終えた後、他に処理すべき柄データがあるか否か
を判断し(ステップS18)、他に処理すべき柄データ
がある(YES)場合にはステップS12乃至ステップ
S16aを繰り返す。もし、他に処理すべき柄データが
ない(NO)場合には、本処理手順を終了する。
処理を終えた後、他に処理すべき柄データがあるか否か
を判断し(ステップS18)、他に処理すべき柄データ
がある(YES)場合にはステップS12乃至ステップ
S16aを繰り返す。もし、他に処理すべき柄データが
ない(NO)場合には、本処理手順を終了する。
【0050】ここで、具体的な柄の場合、どのように処
理されるかを簡単に説明する。図8は柄の一例を示す図
であって、図8(A)には刺繍する柄の内容を、図8
(B)には柄データの構成をそれぞれ示す。図8(A)
において、柄300は三つの文字「ABC」と三つの図
形(家屋と立木を簡単化した図柄と、これらの図柄と上
記の文字を囲む楕円形の図柄)を一つの柄としたもので
ある。
理されるかを簡単に説明する。図8は柄の一例を示す図
であって、図8(A)には刺繍する柄の内容を、図8
(B)には柄データの構成をそれぞれ示す。図8(A)
において、柄300は三つの文字「ABC」と三つの図
形(家屋と立木を簡単化した図柄と、これらの図柄と上
記の文字を囲む楕円形の図柄)を一つの柄としたもので
ある。
【0051】図8(B)に示す柄データ310は、上記
の柄300を被刺繍物148に対して作動させるステッ
チデータの集合体の一例である。この柄データ310
は、文字刺繍部312、図形刺繍部314および裁断部
316の三つのデータ部によって構成されている。文字
刺繍部312は三つの文字「ABC」を刺繍するための
l個のステッチデータからなり、図形刺繍部314は家
屋と立木の図柄を刺繍するためのm個のステッチデータ
からなる。これらの文字刺繍部312と図形刺繍部31
4には、いずれも刺繍を行う指令を示す「針棒」が識別
コードとして制御コードに指定されている。また、裁断
部316は楕円形の図柄で裁断するためのn個のステッ
チデータからなり、裁断を行う指令を示す「レーザ」が
識別コードとして制御コードに指定されている。
の柄300を被刺繍物148に対して作動させるステッ
チデータの集合体の一例である。この柄データ310
は、文字刺繍部312、図形刺繍部314および裁断部
316の三つのデータ部によって構成されている。文字
刺繍部312は三つの文字「ABC」を刺繍するための
l個のステッチデータからなり、図形刺繍部314は家
屋と立木の図柄を刺繍するためのm個のステッチデータ
からなる。これらの文字刺繍部312と図形刺繍部31
4には、いずれも刺繍を行う指令を示す「針棒」が識別
コードとして制御コードに指定されている。また、裁断
部316は楕円形の図柄で裁断するためのn個のステッ
チデータからなり、裁断を行う指令を示す「レーザ」が
識別コードとして制御コードに指定されている。
【0052】上記の柄データ310において、文字刺繍
部312と図形刺繍部314のステッチデータについて
は図5に示す刺繍処理で処理され、裁断部316のステ
ッチデータについては図6に示す裁断処理で処理され
る。このため、三つの文字「ABC」と、家屋と立木の
図柄を刺繍し、楕円形の図柄で裁断することになる。
部312と図形刺繍部314のステッチデータについて
は図5に示す刺繍処理で処理され、裁断部316のステ
ッチデータについては図6に示す裁断処理で処理され
る。このため、三つの文字「ABC」と、家屋と立木の
図柄を刺繍し、楕円形の図柄で裁断することになる。
【0053】したがって、ステッチデータ入力手段22
(図3に示すステップS12)で入力されたステッチデ
ータ10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号
出力手段24(図3,図5,図6に示す処理手順)が直
線補間を行うとともに、移動中の任意の時間におけるX
軸方向とY軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)
とY軸方向の移動量(ΔY)の比と等しくなるようにX
軸モータ30とY軸40にパルスを出力するので、ある
移動位置から次の移動位置へ直線的にスムーズに対象物
を送ることができる。このため、X軸方向のみの移動や
Y軸方向のみの移動がなく、ある移動位置から次の移動
位置に対象物はスムーズに移動するので、レーザ光で対
象物を裁断した場合には、その切り口を連続的で滑らか
なものにすることができる。
(図3に示すステップS12)で入力されたステッチデ
ータ10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号
出力手段24(図3,図5,図6に示す処理手順)が直
線補間を行うとともに、移動中の任意の時間におけるX
軸方向とY軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)
とY軸方向の移動量(ΔY)の比と等しくなるようにX
軸モータ30とY軸40にパルスを出力するので、ある
移動位置から次の移動位置へ直線的にスムーズに対象物
を送ることができる。このため、X軸方向のみの移動や
Y軸方向のみの移動がなく、ある移動位置から次の移動
位置に対象物はスムーズに移動するので、レーザ光で対
象物を裁断した場合には、その切り口を連続的で滑らか
なものにすることができる。
【0054】また、駆動信号出力手段24は直線補間を
行うことにより、XY軸の各軸の移動量(ΔX,ΔY)
に反比例するパルス間隔でパルスを出力する(すなわ
ち、一定期間内において移動量に対応する数のパルスを
等時間間隔で出力する)ので、同一方向を維持しながら
等速度で対象物を送ることができる。このため、レーザ
光で対象物を裁断した場合には、その切り口を均一にす
ることができる。
行うことにより、XY軸の各軸の移動量(ΔX,ΔY)
に反比例するパルス間隔でパルスを出力する(すなわ
ち、一定期間内において移動量に対応する数のパルスを
等時間間隔で出力する)ので、同一方向を維持しながら
等速度で対象物を送ることができる。このため、レーザ
光で対象物を裁断した場合には、その切り口を均一にす
ることができる。
【0055】さらに、対象物をある移動位置に送って通
過させる場合において、駆動信号出力手段24はその移
動位置の前後で異なるパルス間隔でパルスを出力し、し
かも出力するパルスは連続するので、対象物は停止する
ことなく、連続的に送ることができる。このため、レー
ザ光で対象物を裁断した場合には、ある移動位置におけ
る切り口は連続的で滑らかなものになる。
過させる場合において、駆動信号出力手段24はその移
動位置の前後で異なるパルス間隔でパルスを出力し、し
かも出力するパルスは連続するので、対象物は停止する
ことなく、連続的に送ることができる。このため、レー
ザ光で対象物を裁断した場合には、ある移動位置におけ
る切り口は連続的で滑らかなものになる。
【0056】そして、駆動信号出力手段24はX軸方向
とY軸方向のベクトル和の方向に対してパルス数が一定
になるようにパルスを出力するので、対象物の送り速度
を終始一定に維持することができる。このため、レーザ
光で対象物を裁断した場合には、ある移動位置の切り口
を終始連続的で滑らかなものにすることができる。
とY軸方向のベクトル和の方向に対してパルス数が一定
になるようにパルスを出力するので、対象物の送り速度
を終始一定に維持することができる。このため、レーザ
光で対象物を裁断した場合には、ある移動位置の切り口
を終始連続的で滑らかなものにすることができる。
【0057】次に、第2の実施例について説明する。な
お、上記の第1の実施例とは、物理的な構成は図2と同
一であり、処理手順も図3,図5,図6と同一である。
なお、図6のステップS64は対象物を単に連続的に送
るだけである(逆に言えば、等速度で送る必要はない)
ので、ステップS60は必ずしも必要ではなくなる。こ
のステップS64の具体的な処理について、図9を参照
しつつ説明する。
お、上記の第1の実施例とは、物理的な構成は図2と同
一であり、処理手順も図3,図5,図6と同一である。
なお、図6のステップS64は対象物を単に連続的に送
るだけである(逆に言えば、等速度で送る必要はない)
ので、ステップS60は必ずしも必要ではなくなる。こ
のステップS64の具体的な処理について、図9を参照
しつつ説明する。
【0058】図9は枠移動処理の具体例を示す図であっ
て、図9(A)には出力制御手段を具体化した処理手順
を示すフローチャートを、図9(B)には作動量の算出
方法をそれぞれ示す。図9(A)において、まず、あら
かじめ設定された刺繍枠146の送り速度を取得し(ス
テップS100)、この送り速度に基づいてレーザ裁断
装置140の作動量(すなわち、制御電圧)を算出する
(ステップS102)。
て、図9(A)には出力制御手段を具体化した処理手順
を示すフローチャートを、図9(B)には作動量の算出
方法をそれぞれ示す。図9(A)において、まず、あら
かじめ設定された刺繍枠146の送り速度を取得し(ス
テップS100)、この送り速度に基づいてレーザ裁断
装置140の作動量(すなわち、制御電圧)を算出する
(ステップS102)。
【0059】この作動量f(v)は、図9(B)に示す
1次関数のグラフに従って、送り速度をvとしたとき、
次式によって算出される。ただし、係数a,bはレーザ
裁断装置140ごとに異なる固有の一定値である。 f(v)=av+b こうしてステップS102で算出された作動量、すなわ
ち制御電圧をレーザ裁断装置140に出力し(ステップ
S104)、本処理手順を終了する。
1次関数のグラフに従って、送り速度をvとしたとき、
次式によって算出される。ただし、係数a,bはレーザ
裁断装置140ごとに異なる固有の一定値である。 f(v)=av+b こうしてステップS102で算出された作動量、すなわ
ち制御電圧をレーザ裁断装置140に出力し(ステップ
S104)、本処理手順を終了する。
【0060】したがって、出力制御手段{図9(A)に
示す処理手順}を実行することにより、対象物(被刺繍
物148)に対して行われる単位移動量当たりの作動量
が一定になる。このため、連続作動手段(レーザ裁断装
置140)で対象物を裁断した場合には、ヘッドと対象
物の間の相対速度が変化しても、その切り口を均一にす
ることができる。なお、上記の例では、作動量f(v)
を1次関数のグラフに従って求めたが、連続作動手段に
おける制御電圧に対する実際の作動量の特性に応じて、
2次関数以上の多次関数のグラフに従って求めてもよ
い。この場合には、より最適な制御電圧により連続作動
手段を作動させることができる。
示す処理手順}を実行することにより、対象物(被刺繍
物148)に対して行われる単位移動量当たりの作動量
が一定になる。このため、連続作動手段(レーザ裁断装
置140)で対象物を裁断した場合には、ヘッドと対象
物の間の相対速度が変化しても、その切り口を均一にす
ることができる。なお、上記の例では、作動量f(v)
を1次関数のグラフに従って求めたが、連続作動手段に
おける制御電圧に対する実際の作動量の特性に応じて、
2次関数以上の多次関数のグラフに従って求めてもよ
い。この場合には、より最適な制御電圧により連続作動
手段を作動させることができる。
【0061】次に、第3の実施例について説明する。な
お、上記の第1の実施例とは、物理的な構成は図2と同
一であり、処理手順も図3,図5,図6と同一である。
なお、図6のステップS64は停止を含む任意の送り速
度で送ってもよく、ステップS60は必ずしも必要では
なくなる。このステップS64の具体的な処理につい
て、図10を参照しつつ説明する。ここで、ステップS
114とステップS116は、出力制御手段を具体化し
た他の処理の一つである。
お、上記の第1の実施例とは、物理的な構成は図2と同
一であり、処理手順も図3,図5,図6と同一である。
なお、図6のステップS64は停止を含む任意の送り速
度で送ってもよく、ステップS60は必ずしも必要では
なくなる。このステップS64の具体的な処理につい
て、図10を参照しつつ説明する。ここで、ステップS
114とステップS116は、出力制御手段を具体化し
た他の処理の一つである。
【0062】図10は、枠移動処理の他の手順を示すフ
ローチャートである。図において、まず、所定期間(例
えば、0.1秒間)におけるX軸用エンコーダ144と
Y軸用エンコーダ134から出力されるパルスの数をカ
ウントし(ステップS110)、刺繍枠146の移動速
度を算出する(ステップS112)。
ローチャートである。図において、まず、所定期間(例
えば、0.1秒間)におけるX軸用エンコーダ144と
Y軸用エンコーダ134から出力されるパルスの数をカ
ウントし(ステップS110)、刺繍枠146の移動速
度を算出する(ステップS112)。
【0063】この刺繍枠146の移動速度の算出は、次
式によって行われる。なお、現在の刺繍枠146の移動
速度をvi 、X軸用エンコーダ144から出力されるパ
ルスの数をCx 、Y軸用エンコーダ134から出力され
るパルスの数をCy 、1パルス当たりの移動量をL、上
記の所定期間をTc 、x軸方向移動速度をvx 、y軸方
向移動速度をvy とする。 vx =(Cx ・L)/Tc vy =(Cy ・L)/Tc vi ={(vx )2 +(vy )2 }1/2
式によって行われる。なお、現在の刺繍枠146の移動
速度をvi 、X軸用エンコーダ144から出力されるパ
ルスの数をCx 、Y軸用エンコーダ134から出力され
るパルスの数をCy 、1パルス当たりの移動量をL、上
記の所定期間をTc 、x軸方向移動速度をvx 、y軸方
向移動速度をvy とする。 vx =(Cx ・L)/Tc vy =(Cy ・L)/Tc vi ={(vx )2 +(vy )2 }1/2
【0064】こうして算出された移動速度vi に基づい
て、図9のステップS102、S104と同様に、レー
ザ裁断装置140の作動量(すなわち、制御電圧)を算
出し(ステップS114)、レーザ裁断装置140に出
力し(ステップS116)、本処理手順を終了する。
て、図9のステップS102、S104と同様に、レー
ザ裁断装置140の作動量(すなわち、制御電圧)を算
出し(ステップS114)、レーザ裁断装置140に出
力し(ステップS116)、本処理手順を終了する。
【0065】したがって、刺繍枠146の移動速度vi
に従って、出力制御手段(図10のステップS114,
S116)が対象物に対して行う作動量を制御するの
で、単位移動量当たりの作動量が一定になる。このた
め、連続作動手段(レーザ裁断装置140)で対象物を
裁断した場合には、対象物の移動速度vi が変化した場
合や、対象物が連続的に送られない場合(例えば断続的
な送りのように、停止を含む送り)であっても、その切
り口は連続した滑らかなものになる。
に従って、出力制御手段(図10のステップS114,
S116)が対象物に対して行う作動量を制御するの
で、単位移動量当たりの作動量が一定になる。このた
め、連続作動手段(レーザ裁断装置140)で対象物を
裁断した場合には、対象物の移動速度vi が変化した場
合や、対象物が連続的に送られない場合(例えば断続的
な送りのように、停止を含む送り)であっても、その切
り口は連続した滑らかなものになる。
【0066】以上で説明した実施例では、刺繍ミシンで
刺繍を行うとともにレーザ光による裁断を行う例を説明
したが、刺繍を行うとともにインクジェット装置による
彩色を行う第4の実施例について説明する。図5,図1
1および図12は、第4の実施例を実施するための処理
手順を示すフローチャートである。これらの全体の処理
手順は駆動信号出力手段24を具体化した他の処理手順
であって、いずれも図2に示すROM102に格納され
た処理プログラムをCPU110が実行することによっ
て実現される。
刺繍を行うとともにレーザ光による裁断を行う例を説明
したが、刺繍を行うとともにインクジェット装置による
彩色を行う第4の実施例について説明する。図5,図1
1および図12は、第4の実施例を実施するための処理
手順を示すフローチャートである。これらの全体の処理
手順は駆動信号出力手段24を具体化した他の処理手順
であって、いずれも図2に示すROM102に格納され
た処理プログラムをCPU110が実行することによっ
て実現される。
【0067】なお、上記の実施例と物理的な構成は、R
OM102には同一時間内に加速し始めた後に減速し終
える移動速度の加減速パターンを、移動量(ΔXまたは
ΔY)ごとに記憶する。この加減速パターンの一例を、
図13(A)に示す。また、レーザ裁断装置140を、
他の連続作動手段の一つであるインクジェット装置に変
える。この点を除き、他の要素は図2と同一である。こ
こで、インクジェット装置は、レーザ裁断装置140と
同様に、指令された制御電圧に従ってインク量(単位移
動量当たりに吹き付けるインクの量)を調整することが
できる。したがって、制御電圧が高くなるにつれてイン
ク量が多くなるため、彩色される線分が太くなる。
OM102には同一時間内に加速し始めた後に減速し終
える移動速度の加減速パターンを、移動量(ΔXまたは
ΔY)ごとに記憶する。この加減速パターンの一例を、
図13(A)に示す。また、レーザ裁断装置140を、
他の連続作動手段の一つであるインクジェット装置に変
える。この点を除き、他の要素は図2と同一である。こ
こで、インクジェット装置は、レーザ裁断装置140と
同様に、指令された制御電圧に従ってインク量(単位移
動量当たりに吹き付けるインクの量)を調整することが
できる。したがって、制御電圧が高くなるにつれてイン
ク量が多くなるため、彩色される線分が太くなる。
【0068】図11は、メイン処理の他の手順を示すフ
ローチャートである。なお、図3と同一の要素には同一
番号を付し、説明を省略する。したがって、ステップS
14の刺繍処理の後に、インクジェット装置による彩色
処理を行う(ステップS16b)。この彩色処理の具体
的な手順について、図12(他に、必要に応じて図6)
を参照しつつ説明する。
ローチャートである。なお、図3と同一の要素には同一
番号を付し、説明を省略する。したがって、ステップS
14の刺繍処理の後に、インクジェット装置による彩色
処理を行う(ステップS16b)。この彩色処理の具体
的な手順について、図12(他に、必要に応じて図6)
を参照しつつ説明する。
【0069】図12において、まず、彩色を開始するた
めに必要な初期化処理を行う(ステップS70)。初期
化処理の具体的な内容としては図6に示すステップS5
0と同様に、例えば、刺繍枠146を原点に戻したり、
後述するステップS76で取得するステッチデータを指
すポインタを柄データの先頭に設定したりする。次に、
彩色が終わりか否かを判別する(ステップS72)。な
お、第1回目の実行は、ポインタが柄データの先頭のス
テッチデータを指すために彩色が終わりではなく(N
O)、ステップS76に進む。
めに必要な初期化処理を行う(ステップS70)。初期
化処理の具体的な内容としては図6に示すステップS5
0と同様に、例えば、刺繍枠146を原点に戻したり、
後述するステップS76で取得するステッチデータを指
すポインタを柄データの先頭に設定したりする。次に、
彩色が終わりか否かを判別する(ステップS72)。な
お、第1回目の実行は、ポインタが柄データの先頭のス
テッチデータを指すために彩色が終わりではなく(N
O)、ステップS76に進む。
【0070】そして、ポインタが指すステッチデータを
取得し(ステップS76)、制御コード内の識別コード
が「インクジェット」か否かを検査する(ステップS7
8)。もし、識別コードが「インクジェット」でない
(NO)ならば、ポインタのインクリメントを行なって
(ステップS74)、次のステッチデータの処理に備え
る。一方、識別コードが「インクジェット」である(Y
ES)場合には、刺繍枠146を等速度で送るために、
ステッチデータで指定されたx軸移動量とy軸移動量に
基づいてタイムコンスタントTx ,Ty を求める(ステ
ップS80)。なお、このタイムコンスタントTx ,T
y を求める方法はステップS60と同様であるので、説
明を省略する。
取得し(ステップS76)、制御コード内の識別コード
が「インクジェット」か否かを検査する(ステップS7
8)。もし、識別コードが「インクジェット」でない
(NO)ならば、ポインタのインクリメントを行なって
(ステップS74)、次のステッチデータの処理に備え
る。一方、識別コードが「インクジェット」である(Y
ES)場合には、刺繍枠146を等速度で送るために、
ステッチデータで指定されたx軸移動量とy軸移動量に
基づいてタイムコンスタントTx ,Ty を求める(ステ
ップS80)。なお、このタイムコンスタントTx ,T
y を求める方法はステップS60と同様であるので、説
明を省略する。
【0071】その後、制御コード内の色コードが前回指
定された色コードと異なるか否かを検査し(ステップS
82)、異なる場合にのみ色換処理を行う(ステップS
84)。この色換処理では、指定された色のインクを吹
き付けるノズルを選択する処理が行われる。そして、所
定の制御電圧をインクジェット装置に出力し、インクを
吹き付けて被刺繍物148を彩色しながら(ステップS
86)、上記ステップS80で算出されたタイムコンス
タントTx ,Ty に従って刺繍枠146を移動させ(ス
テップS88)、インクの吹き付けを停止する(ステッ
プS90)。なお、第1回目のステップS86の実行後
は、刺繍枠146は本処理手順が終了するまで、停止す
ることなく等速度で、しかも連続的に移動する。
定された色コードと異なるか否かを検査し(ステップS
82)、異なる場合にのみ色換処理を行う(ステップS
84)。この色換処理では、指定された色のインクを吹
き付けるノズルを選択する処理が行われる。そして、所
定の制御電圧をインクジェット装置に出力し、インクを
吹き付けて被刺繍物148を彩色しながら(ステップS
86)、上記ステップS80で算出されたタイムコンス
タントTx ,Ty に従って刺繍枠146を移動させ(ス
テップS88)、インクの吹き付けを停止する(ステッ
プS90)。なお、第1回目のステップS86の実行後
は、刺繍枠146は本処理手順が終了するまで、停止す
ることなく等速度で、しかも連続的に移動する。
【0072】こうして刺繍枠146を移動させる間にイ
ンクジェット装置による彩色が行われた後は、次のステ
ッチデータについて処理を行うためにポインタをインク
リメントし(ステップS74)、ステップS72に戻
る。このステップS72では再び彩色が終わりか否かを
判別して、条件を満たさない限りは柄データの残りのス
テッチデータについて、同様にステップS76乃至ステ
ップS90を実行する。そして、条件を満たしたとき
(YES)、刺繍枠146を停止させ、本処理手順を終
了する。
ンクジェット装置による彩色が行われた後は、次のステ
ッチデータについて処理を行うためにポインタをインク
リメントし(ステップS74)、ステップS72に戻
る。このステップS72では再び彩色が終わりか否かを
判別して、条件を満たさない限りは柄データの残りのス
テッチデータについて、同様にステップS76乃至ステ
ップS90を実行する。そして、条件を満たしたとき
(YES)、刺繍枠146を停止させ、本処理手順を終
了する。
【0073】したがって、ステッチデータ入力手段22
(図3に示すステップS12)で入力されたステッチデ
ータ10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号
出力手段24(図5,図11および図12に示す処理手
順)が直線補間を行うとともに、移動中の任意の時間に
おけるX軸方向とY軸方向の速度比がX軸方向の移動量
(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と等しくなる
ようにX軸モータ30とY軸40にパルスを出力するの
で、ある移動位置から次の移動位置へ直線的にスムーズ
に対象物を送ることができる。このため、X軸方向のみ
の移動やY軸方向のみの移動がなく、ある移動位置から
次の移動位置に対象物はスムーズに移動するので、イン
クジェット装置で対象物にインクを吹き付けて彩色した
場合には、その線幅を連続的で一定にすることができ
る。
(図3に示すステップS12)で入力されたステッチデ
ータ10の移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号
出力手段24(図5,図11および図12に示す処理手
順)が直線補間を行うとともに、移動中の任意の時間に
おけるX軸方向とY軸方向の速度比がX軸方向の移動量
(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と等しくなる
ようにX軸モータ30とY軸40にパルスを出力するの
で、ある移動位置から次の移動位置へ直線的にスムーズ
に対象物を送ることができる。このため、X軸方向のみ
の移動やY軸方向のみの移動がなく、ある移動位置から
次の移動位置に対象物はスムーズに移動するので、イン
クジェット装置で対象物にインクを吹き付けて彩色した
場合には、その線幅を連続的で一定にすることができ
る。
【0074】また、駆動信号出力手段24は直線補間を
行うことにより、XY軸の各軸の移動量(ΔX,ΔY)
に反比例するパルス間隔でパルスを出力する(すなわ
ち、一定期間内において移動量に対応する数のパルスを
等時間間隔で出力する)ので、同一方向を維持しながら
等速度で対象物を送ることができる。このため、インク
ジェット装置で被刺繍物148にインクを吹き付けて彩
色した場合には、その線幅を均一にすることができる。
行うことにより、XY軸の各軸の移動量(ΔX,ΔY)
に反比例するパルス間隔でパルスを出力する(すなわ
ち、一定期間内において移動量に対応する数のパルスを
等時間間隔で出力する)ので、同一方向を維持しながら
等速度で対象物を送ることができる。このため、インク
ジェット装置で被刺繍物148にインクを吹き付けて彩
色した場合には、その線幅を均一にすることができる。
【0075】さらに、対象物をある移動位置に送って通
過させる場合において、駆動信号出力手段24はその移
動位置の前後で異なるパルス間隔でパルスを出力し、し
かも出力するパルスは連続するので、対象物は停止する
ことなく、連続的に送ることができる。このため、イン
クジェット装置で対象物にインクを吹き付けて彩色した
場合には、ある移動位置での線幅は連続的で一定にな
る。
過させる場合において、駆動信号出力手段24はその移
動位置の前後で異なるパルス間隔でパルスを出力し、し
かも出力するパルスは連続するので、対象物は停止する
ことなく、連続的に送ることができる。このため、イン
クジェット装置で対象物にインクを吹き付けて彩色した
場合には、ある移動位置での線幅は連続的で一定にな
る。
【0076】そして、他の駆動信号出力手段24はX軸
方向とY軸方向のベクトル和の方向に対してパルス数が
一定になるようにパルスを出力するので、対象物の送り
速度を終始一定に維持することができる。このため、イ
ンクジェット装置で被刺繍物148にインクを吹き付け
て彩色した場合には、ある移動位置の線幅を終始連続的
で一定にすることができる。
方向とY軸方向のベクトル和の方向に対してパルス数が
一定になるようにパルスを出力するので、対象物の送り
速度を終始一定に維持することができる。このため、イ
ンクジェット装置で被刺繍物148にインクを吹き付け
て彩色した場合には、ある移動位置の線幅を終始連続的
で一定にすることができる。
【0077】なお、上記の第4の実施例は、連続作動手
段がレーザ裁断装置140とインクジェット装置で異な
る点を除き、第1の実施例に対応する。このため、第1
の実施例の変形例として第2の実施例と第3の実施例が
あると同様に、第4の実施例の変形例として第2の実施
例と第3の実施例を同様に適用してもよい。この場合、
第2の実施例を適用すれば、ヘッドと対象物の間の相対
速度が変化しても、彩色した線幅を一定にすることがで
きる。同様に、第3の実施例を適用すれば、対象物の移
動速度が変化した場合や、対象物が連続的に送られない
場合(すなわち、断続的な送りのように停止を含む送
り)であっても、彩色した線幅を一定にすることができ
る。
段がレーザ裁断装置140とインクジェット装置で異な
る点を除き、第1の実施例に対応する。このため、第1
の実施例の変形例として第2の実施例と第3の実施例が
あると同様に、第4の実施例の変形例として第2の実施
例と第3の実施例を同様に適用してもよい。この場合、
第2の実施例を適用すれば、ヘッドと対象物の間の相対
速度が変化しても、彩色した線幅を一定にすることがで
きる。同様に、第3の実施例を適用すれば、対象物の移
動速度が変化した場合や、対象物が連続的に送られない
場合(すなわち、断続的な送りのように停止を含む送
り)であっても、彩色した線幅を一定にすることができ
る。
【0078】ここで、上記の第1の実施例から第4の実
施例まではX軸モータ30とY軸モータ40にパルスモ
ータを適用した場合について説明したが、X軸モータ3
0としてX軸サーボモータ150を、Y軸モータ40と
してY軸サーボモータ160をそれぞれ適用する場合に
ついて、以下に説明する。なお、図2に示す駆動装置1
30は、CPU110からバス114を介して送られた
駆動データに従って、X軸サーボモータ150とY軸サ
ーボモータ160にそれぞれ駆動電圧を出力する。X軸
サーボモータ150とY軸サーボモータ160は、この
駆動電圧に応じて刺繍枠146を移動させる。したがっ
て、刺繍枠146の移動速度はX軸サーボモータ150
とY軸サーボモータ160にそれぞれ出力する駆動電圧
に比例する。
施例まではX軸モータ30とY軸モータ40にパルスモ
ータを適用した場合について説明したが、X軸モータ3
0としてX軸サーボモータ150を、Y軸モータ40と
してY軸サーボモータ160をそれぞれ適用する場合に
ついて、以下に説明する。なお、図2に示す駆動装置1
30は、CPU110からバス114を介して送られた
駆動データに従って、X軸サーボモータ150とY軸サ
ーボモータ160にそれぞれ駆動電圧を出力する。X軸
サーボモータ150とY軸サーボモータ160は、この
駆動電圧に応じて刺繍枠146を移動させる。したがっ
て、刺繍枠146の移動速度はX軸サーボモータ150
とY軸サーボモータ160にそれぞれ出力する駆動電圧
に比例する。
【0079】この場合、図7(A)に示すように、例え
ばある位置Pa-1 から次の位置Paへ刺繍枠146を移
動させる場合には、図13(A)に示す移動速度の加減
速パターン群から適切な加減速パターンを選択し、図1
3(B)に示すような駆動電圧Eの出力制御を行う。す
なわち、図13(A)において、移動速度の加減速パタ
ーン群(fp1〜fp8)は同一時間内(時間tc 内)に加
速し始めた後に減速し終える移動速度の加減速パターン
であり、移動量(ΔXまたはΔY)ごとに記憶する。全
ての加減速パターンは、時刻t0 で加速し始め、時刻t
a で等速度で移動し始め、時刻tb で減速し始め、時刻
tc で停止する。したがって、一つ一つの加減速パター
ンは、移動量に応じて駆動する電圧Eが異なる。なお、
図示する移動速度の加減速パターン群(fp1〜fp8)
は、その一例である。
ばある位置Pa-1 から次の位置Paへ刺繍枠146を移
動させる場合には、図13(A)に示す移動速度の加減
速パターン群から適切な加減速パターンを選択し、図1
3(B)に示すような駆動電圧Eの出力制御を行う。す
なわち、図13(A)において、移動速度の加減速パタ
ーン群(fp1〜fp8)は同一時間内(時間tc 内)に加
速し始めた後に減速し終える移動速度の加減速パターン
であり、移動量(ΔXまたはΔY)ごとに記憶する。全
ての加減速パターンは、時刻t0 で加速し始め、時刻t
a で等速度で移動し始め、時刻tb で減速し始め、時刻
tc で停止する。したがって、一つ一つの加減速パター
ンは、移動量に応じて駆動する電圧Eが異なる。なお、
図示する移動速度の加減速パターン群(fp1〜fp8)
は、その一例である。
【0080】ここで、仮に加減速パターンfp3と加減速
パターンfp4の移動量の比が3:4であるときは、その
駆動電圧E3と駆動電圧E4の比も3:4になる。な
お、仮に加減速パターンfp3と加減速パターンfp4の移
動量の比が3:4であれば、その移動速度の比もまた
3:4になる。したがって、加減速パターンfp3と加減
速パターンfp4の各時間における速度比もまた3:4に
なり、速度比が時間に対して不変である。このため、移
動量ごとに対する加減速パターンにおいて、ある一つの
加減速パターンと他の一つの加減速パターンの速度比
は、加速開始から減速終了まで変わらない。図7(A)
において、ある位置Pa-1 から次の位置Pa への移動量
は、x軸方向の移動量とy軸方向の移動量の比として
4:3である。この場合、x軸方向の移動量には加減速
パターンfp4を、y軸方向には加減速パターンfp3を選
択するのが最適である。すなわち、X軸サーボモータ1
50には加減速パターンfp4に従って、Y軸サーボモー
タ160には加減速パターンfp3に従ってそれぞれ駆動
電圧Eを変化させながら出力する。
パターンfp4の移動量の比が3:4であるときは、その
駆動電圧E3と駆動電圧E4の比も3:4になる。な
お、仮に加減速パターンfp3と加減速パターンfp4の移
動量の比が3:4であれば、その移動速度の比もまた
3:4になる。したがって、加減速パターンfp3と加減
速パターンfp4の各時間における速度比もまた3:4に
なり、速度比が時間に対して不変である。このため、移
動量ごとに対する加減速パターンにおいて、ある一つの
加減速パターンと他の一つの加減速パターンの速度比
は、加速開始から減速終了まで変わらない。図7(A)
において、ある位置Pa-1 から次の位置Pa への移動量
は、x軸方向の移動量とy軸方向の移動量の比として
4:3である。この場合、x軸方向の移動量には加減速
パターンfp4を、y軸方向には加減速パターンfp3を選
択するのが最適である。すなわち、X軸サーボモータ1
50には加減速パターンfp4に従って、Y軸サーボモー
タ160には加減速パターンfp3に従ってそれぞれ駆動
電圧Eを変化させながら出力する。
【0081】図13(B)において、こうして選択され
た加減速パターンに従って、駆動電圧Eを時刻t10か
ら時刻t12までの間で変化させる。すなわち、X軸サ
ーボモータ150には加減速パターンfx に従って駆動
電圧Eを変化させ、Y軸サーボモータ160には加減速
パターンfy に従って駆動電圧Eを変化させる。この制
御により、刺繍枠146は時刻t10から時刻t11a
までは加速し、時刻t11aから時刻t11bまでは等
速度で移動し、時刻t11bから時刻t12までは減速
する。このとき、加減速パターンfx に従う駆動電圧E
と加減速パターンfy に従う駆動電圧Eの比が時刻t1
0から時刻t12までの間は常に4:3となっている。
た加減速パターンに従って、駆動電圧Eを時刻t10か
ら時刻t12までの間で変化させる。すなわち、X軸サ
ーボモータ150には加減速パターンfx に従って駆動
電圧Eを変化させ、Y軸サーボモータ160には加減速
パターンfy に従って駆動電圧Eを変化させる。この制
御により、刺繍枠146は時刻t10から時刻t11a
までは加速し、時刻t11aから時刻t11bまでは等
速度で移動し、時刻t11bから時刻t12までは減速
する。このとき、加減速パターンfx に従う駆動電圧E
と加減速パターンfy に従う駆動電圧Eの比が時刻t1
0から時刻t12までの間は常に4:3となっている。
【0082】したがって、上記の加減速パターンfx と
加減速パターンfy に従ってサーボモータに駆動電圧E
を変化させながら出力することによって、刺繍枠146
をある移動位置から次の移動位置へXY同軸で移動させ
るように、直線補間を行うことができる。このため、サ
ーボモータを適用した場合でも、対象物(被刺繍物14
8)に対して連続作動手段を作動させた場合には、その
作動結果を連続した滑らかなものにすることができる。
例えば、レーザ裁断装置140でレーザ光を対象物に照
射して裁断する場合には、その切り口が連続した滑らか
なものになる。同様に、インクジェット装置で対象物に
インクを吹き付けて彩色した場合には、その線幅が連続
的でなめらかなものにすることができる。なお、連続作
動手段を上記の第3の実施例に従って、現在の対象物の
移動速度に応じて、対象物に対して行う単位移動量当た
りの作動量を一定にする制御を行えば、その作動結果は
連続した一定なものにすることができる。
加減速パターンfy に従ってサーボモータに駆動電圧E
を変化させながら出力することによって、刺繍枠146
をある移動位置から次の移動位置へXY同軸で移動させ
るように、直線補間を行うことができる。このため、サ
ーボモータを適用した場合でも、対象物(被刺繍物14
8)に対して連続作動手段を作動させた場合には、その
作動結果を連続した滑らかなものにすることができる。
例えば、レーザ裁断装置140でレーザ光を対象物に照
射して裁断する場合には、その切り口が連続した滑らか
なものになる。同様に、インクジェット装置で対象物に
インクを吹き付けて彩色した場合には、その線幅が連続
的でなめらかなものにすることができる。なお、連続作
動手段を上記の第3の実施例に従って、現在の対象物の
移動速度に応じて、対象物に対して行う単位移動量当た
りの作動量を一定にする制御を行えば、その作動結果は
連続した一定なものにすることができる。
【0083】以上ではXY移動機構のためのモータ制御
装置の一実施例について説明したが、このXY移動機構
のためのモータ制御装置におけるその他の部分の構造、
形状、大きさ、材質、個数、配置および動作条件等につ
いても、本実施例に限定されるものでない。例えば、駆
動信号出力手段24はステッチデータ10に従って直線
補間を行うように構成したが、曲線補間を行うように構
成してもよい。すなわち、図14(A)に示すように、
例えばある位置Pa-1 から次の位置Pa へ対象物を移動
させる場合において、X軸パルスモータ142とY軸パ
ルスモータ132にはそれぞれパルス間隔を変化させな
がらパルスを出力する。具体的には、図14(B)に示
すように、X軸パルスモータ142には、始めはパルス
間隔を長くし、次第に短くしながらパルスを出力する。
一方、Y軸パルスモータ132には、始めはパルス間隔
を短くし、次第に長くしながらパルスを出力する。こう
した二以上の位置に基づいて曲線補間を行う方法には、
円弧補間、スプライン(Spline)補間、ベジエ(Bezie
r)補間等がある。このようなパルス間隔の可変制御に
よって、図14(A)に示す曲線に沿って対象物をスム
ーズに移動させることができる。したがって、対象物を
曲線的に裁断したり、彩色したり等の作動を行うことが
できる。
装置の一実施例について説明したが、このXY移動機構
のためのモータ制御装置におけるその他の部分の構造、
形状、大きさ、材質、個数、配置および動作条件等につ
いても、本実施例に限定されるものでない。例えば、駆
動信号出力手段24はステッチデータ10に従って直線
補間を行うように構成したが、曲線補間を行うように構
成してもよい。すなわち、図14(A)に示すように、
例えばある位置Pa-1 から次の位置Pa へ対象物を移動
させる場合において、X軸パルスモータ142とY軸パ
ルスモータ132にはそれぞれパルス間隔を変化させな
がらパルスを出力する。具体的には、図14(B)に示
すように、X軸パルスモータ142には、始めはパルス
間隔を長くし、次第に短くしながらパルスを出力する。
一方、Y軸パルスモータ132には、始めはパルス間隔
を短くし、次第に長くしながらパルスを出力する。こう
した二以上の位置に基づいて曲線補間を行う方法には、
円弧補間、スプライン(Spline)補間、ベジエ(Bezie
r)補間等がある。このようなパルス間隔の可変制御に
よって、図14(A)に示す曲線に沿って対象物をスム
ーズに移動させることができる。したがって、対象物を
曲線的に裁断したり、彩色したり等の作動を行うことが
できる。
【0084】また、ステッチデータに含まれる制御コー
ドに所定のコードが指定された場合を「所定の条件を満
たす場合」として対象物(被刺繍物148)に対して連
続的に作動させるように構成したが、図2に示すキーボ
ード120に設けられたスイッチをオンする等のよう
に、所定の作動条件が設定された場合を「所定の条件を
満たす場合」として対象物に対して連続的に作動させる
構成としてもよい。この構成では、ステッチデータには
所定のコードが不要になるので、ステッチデータのデー
タ量を減らすことができる。また、対象物が送られてい
る途中で、対象物に対して連続的に作動させることがで
きる。
ドに所定のコードが指定された場合を「所定の条件を満
たす場合」として対象物(被刺繍物148)に対して連
続的に作動させるように構成したが、図2に示すキーボ
ード120に設けられたスイッチをオンする等のよう
に、所定の作動条件が設定された場合を「所定の条件を
満たす場合」として対象物に対して連続的に作動させる
構成としてもよい。この構成では、ステッチデータには
所定のコードが不要になるので、ステッチデータのデー
タ量を減らすことができる。また、対象物が送られてい
る途中で、対象物に対して連続的に作動させることがで
きる。
【0085】同様に、ステッチデータに含まれる制御コ
ードに所定のコードが指定された場合と、所定の作動条
件が設定された場合の少なくとも一つを満たす場合を
「所定の条件を満たす場合」として対象物に対して連続
的に作動させるように構成してもよい。この構成では、
ステッチデータには所定のコードを指定するか、所定の
スイッチ等を設定するかいずれの方法でも条件設定がで
きるので、オペレータは都合のよい方法で条件設定を行
うことができる。
ードに所定のコードが指定された場合と、所定の作動条
件が設定された場合の少なくとも一つを満たす場合を
「所定の条件を満たす場合」として対象物に対して連続
的に作動させるように構成してもよい。この構成では、
ステッチデータには所定のコードを指定するか、所定の
スイッチ等を設定するかいずれの方法でも条件設定がで
きるので、オペレータは都合のよい方法で条件設定を行
うことができる。
【0086】また、連続作動手段には、レーザ光により
対象物を裁断するレーザ裁断装置140や、インクを対
象物に吹き付けて彩色するインクジェット装置を適用し
たが、高圧の水を対象物に当てて裁断する水裁断装置、
対象物を裁断するカッター(レーザ裁断装置を除く)、
対象物を温めたり焼き切るニクロム線、対象物を乾燥さ
せるドライヤ等のように、対象物に対して連続的に作動
させる他の連続作動装置も同様に適用することもでき
る。このような連続作動装置であっても、対象物に対し
て均一に作動させることができる。同様に、対象物には
被刺繍物148を適用したが、刺繍するための物に限ら
ず、裁断したり彩色したりする物(例えば、型紙)等の
ように、連続的に作動させて目的の形状を得る物を適用
してもよい。すなわち、本発明は平面的な一定形状をな
す物であれば、どのようなものでも適用することができ
る。
対象物を裁断するレーザ裁断装置140や、インクを対
象物に吹き付けて彩色するインクジェット装置を適用し
たが、高圧の水を対象物に当てて裁断する水裁断装置、
対象物を裁断するカッター(レーザ裁断装置を除く)、
対象物を温めたり焼き切るニクロム線、対象物を乾燥さ
せるドライヤ等のように、対象物に対して連続的に作動
させる他の連続作動装置も同様に適用することもでき
る。このような連続作動装置であっても、対象物に対し
て均一に作動させることができる。同様に、対象物には
被刺繍物148を適用したが、刺繍するための物に限ら
ず、裁断したり彩色したりする物(例えば、型紙)等の
ように、連続的に作動させて目的の形状を得る物を適用
してもよい。すなわち、本発明は平面的な一定形状をな
す物であれば、どのようなものでも適用することができ
る。
【0087】さらに、所定の条件を満たすか否かによっ
て、連続送りを行うか間欠送りを行うかを分けるように
構成したが、所定の条件にかかわらず、すべて連続送り
を行うように構成してもよい。すなわち、刺繍を行う場
合にも連続送りで対象物を送ることになるが、縫い針を
対象物(被刺繍物148)に刺してから抜くまでの時間
はごく僅かであるので、針孔を若干大径にしておけば、
針折れ等の支障なしに刺繍を行うことができる。この構
成では、所定の条件とその判別が不要になるので、手間
がかからず、また間欠送りで刺繍する場合よりも速く行
うことができる。
て、連続送りを行うか間欠送りを行うかを分けるように
構成したが、所定の条件にかかわらず、すべて連続送り
を行うように構成してもよい。すなわち、刺繍を行う場
合にも連続送りで対象物を送ることになるが、縫い針を
対象物(被刺繍物148)に刺してから抜くまでの時間
はごく僅かであるので、針孔を若干大径にしておけば、
針折れ等の支障なしに刺繍を行うことができる。この構
成では、所定の条件とその判別が不要になるので、手間
がかからず、また間欠送りで刺繍する場合よりも速く行
うことができる。
【0088】そして、実施例では本発明を刺繍ミシンに
適用し、刺繍を行うとともにレーザ裁断装置による裁断
やインクジェット装置による彩色を行う構成としたが、
レーザ裁断装置のみをヘッドに設けた裁断装置や、イン
クジェット装置をヘッドに設けた彩色装置等のように、
対象物に対して連続的な作動のみを行う専用装置にも同
様に本発明を適用することができる。このような専用装
置では、所定の条件にかかわらず、すべて連続送りを行
えばよいため、対象物の裁断や彩色等の作動を素早く行
うことができる。
適用し、刺繍を行うとともにレーザ裁断装置による裁断
やインクジェット装置による彩色を行う構成としたが、
レーザ裁断装置のみをヘッドに設けた裁断装置や、イン
クジェット装置をヘッドに設けた彩色装置等のように、
対象物に対して連続的な作動のみを行う専用装置にも同
様に本発明を適用することができる。このような専用装
置では、所定の条件にかかわらず、すべて連続送りを行
えばよいため、対象物の裁断や彩色等の作動を素早く行
うことができる。
【0089】その他、柄データの入力処理(図3に示す
ステップS12)では、ROM102に格納された柄デ
ータをそのまま入力した後、表示制御回路106に転送
して表示するように構成したが、あらかじめ柄データを
所定の形式で圧縮してROM102に格納しておき、こ
の圧縮された柄データを読み出して演算や表示する際
に、上記圧縮された柄データを展開(復元)して演算や
表示を行うように構成してもよい。この構成では、柄デ
ータを圧縮してROM102に格納することで、柄デー
タを格納するために必要な容量が大幅に抑えられる。こ
のため、必要なROM102の容量を少なくすることが
でき、ひいてはモータ制御装置全体のコストを低く抑え
ることができる。ここで、圧縮方法としては、MR(mo
dified READ )方式やMMR(modified modified REA
D)方式の符号化法、ランレングス(Run-Length)符号
化法、LZ(Lempel-Ziv)符号化法、算術符号化法、L
ZSS符号化法、LZW(Lempel-Ziv-Welch)符号化法
などの符号化法が望ましい。
ステップS12)では、ROM102に格納された柄デ
ータをそのまま入力した後、表示制御回路106に転送
して表示するように構成したが、あらかじめ柄データを
所定の形式で圧縮してROM102に格納しておき、こ
の圧縮された柄データを読み出して演算や表示する際
に、上記圧縮された柄データを展開(復元)して演算や
表示を行うように構成してもよい。この構成では、柄デ
ータを圧縮してROM102に格納することで、柄デー
タを格納するために必要な容量が大幅に抑えられる。こ
のため、必要なROM102の容量を少なくすることが
でき、ひいてはモータ制御装置全体のコストを低く抑え
ることができる。ここで、圧縮方法としては、MR(mo
dified READ )方式やMMR(modified modified REA
D)方式の符号化法、ランレングス(Run-Length)符号
化法、LZ(Lempel-Ziv)符号化法、算術符号化法、L
ZSS符号化法、LZW(Lempel-Ziv-Welch)符号化法
などの符号化法が望ましい。
【0090】同様に、柄データを外部記憶装置124に
記憶しておき、電源起動時又はリセット時にあらかじめ
RAM104へ柄データを転送(あるいは圧縮された柄
データを展開)し、あるいは必要に応じて外部記憶装置
にアクセスして柄データを取得するように構成してもよ
い。同様に、よく使用される基本的な柄データをROM
102に記憶し、あまり使用されない柄データを外部記
憶装置124に記憶するように、分散して記憶する構成
としてもよい。これらの構成によれば、外部記憶装置1
24はROM102に比べて膨大な容量を有するので、
非常に多くの柄データを記憶することができる。
記憶しておき、電源起動時又はリセット時にあらかじめ
RAM104へ柄データを転送(あるいは圧縮された柄
データを展開)し、あるいは必要に応じて外部記憶装置
にアクセスして柄データを取得するように構成してもよ
い。同様に、よく使用される基本的な柄データをROM
102に記憶し、あまり使用されない柄データを外部記
憶装置124に記憶するように、分散して記憶する構成
としてもよい。これらの構成によれば、外部記憶装置1
24はROM102に比べて膨大な容量を有するので、
非常に多くの柄データを記憶することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ステッチデータ入力手段に入力されたステッチ
データの移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、X軸モータ
は対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動させ、Y
軸モータは対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だけ移動
させる。この対象物の移動中に駆動信号出力手段は、任
意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度比がX軸方
向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と
等しくなるように、X軸モータとY軸モータにそれぞれ
駆動信号を出力して同時に駆動させる構成としたので、
対象物はX軸方向のみやY軸方向のみに移動することが
なく、ある移動位置から次の移動位置に直線的にスムー
ズに移動する。したがって、対象物に連続作動装置(レ
ーザ裁断装置やインクジェット装置等)を作動させる場
合には、その作動結果がギザギザにならず、連続した滑
らかなものにすることができる。
よれば、ステッチデータ入力手段に入力されたステッチ
データの移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、X軸モータ
は対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動させ、Y
軸モータは対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だけ移動
させる。この対象物の移動中に駆動信号出力手段は、任
意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度比がX軸方
向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と
等しくなるように、X軸モータとY軸モータにそれぞれ
駆動信号を出力して同時に駆動させる構成としたので、
対象物はX軸方向のみやY軸方向のみに移動することが
なく、ある移動位置から次の移動位置に直線的にスムー
ズに移動する。したがって、対象物に連続作動装置(レ
ーザ裁断装置やインクジェット装置等)を作動させる場
合には、その作動結果がギザギザにならず、連続した滑
らかなものにすることができる。
【0092】また、請求項2の発明によれば、駆動信号
出力手段がX軸パルスモータにはX軸方向の移動量(Δ
X)に反比例するパルス間隔で、Y軸パルスモータには
Y軸方向の移動量(ΔY)に反比例するパルス間隔でパ
ルスを出力するように構成したので、X軸パルスモータ
とY軸パルスモータには各移動量に反比例するパルス間
隔でパルスが送られる。このため、対象物を直線的に送
ることができ、しかもある移動位置から次の移動位置へ
送る間は等速度で送ることができる。したがって、対象
物に連続作動装置を作動させる場合には、その作動結果
をより連続した滑らかなものにすることができる。
出力手段がX軸パルスモータにはX軸方向の移動量(Δ
X)に反比例するパルス間隔で、Y軸パルスモータには
Y軸方向の移動量(ΔY)に反比例するパルス間隔でパ
ルスを出力するように構成したので、X軸パルスモータ
とY軸パルスモータには各移動量に反比例するパルス間
隔でパルスが送られる。このため、対象物を直線的に送
ることができ、しかもある移動位置から次の移動位置へ
送る間は等速度で送ることができる。したがって、対象
物に連続作動装置を作動させる場合には、その作動結果
をより連続した滑らかなものにすることができる。
【0093】さらに、請求項3の発明によれば、ある移
動位置から次の移動位置へは移動量(ΔX1,ΔY1)
に基づくパルス間隔でパルスを出力し、続いて次の移動
位置から次々の移動位置へは移動量(ΔX2,ΔY2)
に基づくパルス間隔でパルスを出力するように構成した
ので、次の移動位置では対象物を停止させることなく、
連続的に、しかも等速度で送ることができる。したがっ
て、対象物が移動位置で停止することがなくなるため、
連続作動装置は一か所に連続して対象物に作動すること
もなくなる。このため、その作動結果を移動位置の前後
で連続した滑らかなものにすることができる。
動位置から次の移動位置へは移動量(ΔX1,ΔY1)
に基づくパルス間隔でパルスを出力し、続いて次の移動
位置から次々の移動位置へは移動量(ΔX2,ΔY2)
に基づくパルス間隔でパルスを出力するように構成した
ので、次の移動位置では対象物を停止させることなく、
連続的に、しかも等速度で送ることができる。したがっ
て、対象物が移動位置で停止することがなくなるため、
連続作動装置は一か所に連続して対象物に作動すること
もなくなる。このため、その作動結果を移動位置の前後
で連続した滑らかなものにすることができる。
【0094】そして、請求項4の発明によれば、駆動信
号出力手段は、X軸方向とY軸方向のベクトル和の方向
に対してパルス数が一定になるようにパルスを出力する
構成としたので、対象物の送り速度を一定に維持するこ
とができる。したがって、ある移動位置から次の移動位
置までの単位ベクトルと、次の移動位置から次々の移動
位置までの単位ベクトルが異なる場合でも、均一な作動
結果を得ることができる。
号出力手段は、X軸方向とY軸方向のベクトル和の方向
に対してパルス数が一定になるようにパルスを出力する
構成としたので、対象物の送り速度を一定に維持するこ
とができる。したがって、ある移動位置から次の移動位
置までの単位ベクトルと、次の移動位置から次々の移動
位置までの単位ベクトルが異なる場合でも、均一な作動
結果を得ることができる。
【0095】そして、請求項5の発明によれば、ステッ
チデータ入力手段に入力されたステッチデータの移動量
(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号出力手段はX軸モ
ータとY軸モータの加減速パターンを速度パターン記憶
手段から取得する。この加減速パターンは、移動中の任
意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度比がX軸方
向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と
等しくなるように選択する。その後、駆動信号出力手段
は取得した加減速パターンに従ってX軸モータとY軸モ
ータにそれぞれ駆動信号を出力する構成とした。このた
め、対象物はX軸方向とY軸方向の移動速度の比が一定
に維持され、ある移動位置から次の移動位置に直線的に
スムーズに移動する。したがって、対象物に連続作動装
置を作動させる場合には、その作動結果がギザギザにな
らず、直線的で滑らかなものにすることができる。
チデータ入力手段に入力されたステッチデータの移動量
(ΔX,ΔY)に基づいて、駆動信号出力手段はX軸モ
ータとY軸モータの加減速パターンを速度パターン記憶
手段から取得する。この加減速パターンは、移動中の任
意の時間におけるX軸方向とY軸方向の速度比がX軸方
向の移動量(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)の比と
等しくなるように選択する。その後、駆動信号出力手段
は取得した加減速パターンに従ってX軸モータとY軸モ
ータにそれぞれ駆動信号を出力する構成とした。このた
め、対象物はX軸方向とY軸方向の移動速度の比が一定
に維持され、ある移動位置から次の移動位置に直線的に
スムーズに移動する。したがって、対象物に連続作動装
置を作動させる場合には、その作動結果がギザギザにな
らず、直線的で滑らかなものにすることができる。
【0096】それから、請求項6の発明によれば、出力
制御手段が、対象物の移動速度に基づき単位移動量当た
りの作動量が一定になるように連続作動手段の出力を制
御する構成としたので、連続作動手段が対象物に対して
行う作動量を単位移動量当たり一定に維持することがで
きる。したがって、ヘッドと対象物の間の相対的な移動
速度が変化した場合でも、その作動結果は連続した滑ら
かなものにすることができる。
制御手段が、対象物の移動速度に基づき単位移動量当た
りの作動量が一定になるように連続作動手段の出力を制
御する構成としたので、連続作動手段が対象物に対して
行う作動量を単位移動量当たり一定に維持することがで
きる。したがって、ヘッドと対象物の間の相対的な移動
速度が変化した場合でも、その作動結果は連続した滑ら
かなものにすることができる。
【図1】本発明のモータ制御装置の構成を示す概念図で
ある。
ある。
【図2】刺繍ミシンの全体構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】メイン処理の手順を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】柄データの内容を示す図であって、(A)には
位置関係を、(B)には柄データの構成をそれぞれ示
す。
位置関係を、(B)には柄データの構成をそれぞれ示
す。
【図5】刺繍処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】裁断処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明のモータ制御装置における送り方法(直
線補間)を示す図であって、(A)には位置関係を、
(B)にはパルス波形をそれぞれ示す。
線補間)を示す図であって、(A)には位置関係を、
(B)にはパルス波形をそれぞれ示す。
【図8】柄の一例を示す図であって、(A)には柄の内
容を、(B)には柄データの構成をそれぞれ示す。
容を、(B)には柄データの構成をそれぞれ示す。
【図9】枠移動処理の具体例を示す図であって、(A)
には処理手順のフローチャートを、(B)には作動量の
算出方法をそれぞれ示す。
には処理手順のフローチャートを、(B)には作動量の
算出方法をそれぞれ示す。
【図10】枠移動処理の他の手順を示すフローチャート
である。
である。
【図11】メイン処理の他の手順を示すフローチャート
である。
である。
【図12】彩色処理の手順を示すフローチャートであ
る。
る。
【図13】サーボモータを適用した場合における送り方
法(直線補間)を示す図であり、(A)には加減速パタ
ーン群を、(B)には制御電圧の変化をそれぞれ示す。
法(直線補間)を示す図であり、(A)には加減速パタ
ーン群を、(B)には制御電圧の変化をそれぞれ示す。
【図14】本発明のモータ制御装置における他の送り方
法(曲線補間)を示す図であって、(A)には位置関係
を、(B)にはパルス波形をそれぞれ示す。
法(曲線補間)を示す図であって、(A)には位置関係
を、(B)にはパルス波形をそれぞれ示す。
【図15】従来のモータ制御装置でパルスモータを適用
した場合における送り方法を示す図であって、(A)に
は位置関係を、(B)にはパルス波形をそれぞれ示す。
した場合における送り方法を示す図であって、(A)に
は位置関係を、(B)にはパルス波形をそれぞれ示す。
【図16】従来のモータ制御装置でサーボモータを適用
した場合における送り方法を示す図であって、(A)に
は位置関係を、(B)には制御電圧の変化をそれぞれ示
す。
した場合における送り方法を示す図であって、(A)に
は位置関係を、(B)には制御電圧の変化をそれぞれ示
す。
10 ステッチデータ 20 モータ制御装置 22 ステッチデータ入力手段 24 駆動信号出力手段 30 X軸モータ 40 Y軸モータ
Claims (6)
- 【請求項1】 対象物をX軸方向に送るX軸モータと、
前記対象物をY軸方向に送るY軸モータを備え、そのX
軸モータとそのY軸モータによって前記対象物をXY平
面内で移動させるXY移動機構のためのモータ制御装置
であって、 ある移動位置から次の移動位置へのX軸方向の移動量
(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)を対にして記憶し
ているステッチデータを入力するステッチデータ入力手
段と、 前記ステッチデータ入力手段に入力されたステッチデー
タの移動量(ΔX,ΔY)に基づいて、同一時間内にX
軸モータが対象物をX軸方向の移動量(ΔX)だけ移動
させY軸モータが対象物をY軸方向の移動量(ΔY)だ
け移動させ、かつ、移動中の任意の時間におけるX軸方
向とY軸方向の速度比がX軸方向の移動量(ΔX)とY
軸方向の移動量(ΔY)の比と等しくなるようにX軸モ
ータとY軸モータにそれぞれ駆動信号を出力する駆動信
号出力手段と、 を有することを特徴とするXY移動機構のためのモータ
制御装置。 - 【請求項2】 対象物をX軸方向に送るX軸モータと、
前記対象物をY軸方向に送るY軸モータを備え、そのX
軸モータとそのY軸モータによって前記対象物をXY平
面内で移動させるXY移動機構のためのモータ制御装置
であって、 ある移動位置から次の移動位置へのX軸方向の移動量
(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)を対にして記憶し
ているステッチデータを入力するステッチデータ入力手
段と、 X軸方向の移動量(ΔX)に反比例するパルス間隔でX
軸モータにパルスを出力し、Y軸方向の移動量(ΔY)
に反比例するパルス間隔でY軸モータにパルスを出力す
る駆動信号出力手段と、 を有することを特徴とするXY移動機構のためのモータ
制御装置。 - 【請求項3】 ある移動位置から次の移動位置への移動
量を(ΔX1,ΔY1)とし、次の移動位置から次々の
移動位置への移動量を(ΔX2,ΔY2)とする場合に
おいて、 前記駆動信号出力手段は、X軸方向の移動量(ΔX1)
に基づくパルス間隔でΔX1回パルスを出力した後に続
けてX軸方向の移動量(ΔX2)に基づくパルス間隔で
ΔX2回パルスを出力し、 Y軸方向の移動量(ΔY1)に基づくパルス間隔でΔY
1回パルスを出力した後に続けてY軸方向の移動量(Δ
Y2)に基づくパルス間隔でΔY2回パルスを出力する
ことを特徴とする請求項2記載のXY移動機構のための
モータ制御装置。 - 【請求項4】 前記駆動信号出力手段は、X軸モータに
出力するパルス数の二乗と、Y軸モータに出力するパル
ス数の二乗の和が、単位時間当たり一定になるようにパ
ルスを出力することを特徴とする請求項2記載のXY移
動機構のためのモータ制御装置。 - 【請求項5】 対象物をX軸方向に送るX軸モータと、
前記対象物をY軸方向に送るY軸モータを備え、そのX
軸モータとそのY軸モータによって前記対象物をXY平
面内で移動させるXY移動機構のためのモータ制御装置
であって、 ある移動位置から次の移動位置へのX軸方向の移動量
(ΔX)とY軸方向の移動量(ΔY)を対にして記憶し
ているステッチデータを入力するステッチデータ入力手
段と、 同一時間内に加速し始めた後に減速し終えるとともに、
速度比が時間に対して不変である移動速度の加減速パタ
ーンを、移動量(ΔXまたはΔY)ごとに記憶している
速度パターン記憶手段と、 前記ステッチデータ入力手段に入力されたステッチデー
タの移動量(ΔX,ΔY)に対応する前記速度パターン
記憶手段に記憶された移動速度の加減速パターンに従っ
て、X軸モータとY軸モータにそれぞれ駆動信号を出力
する駆動信号出力手段と、 を有することを特徴とするXY移動機構のためのモータ
制御装置。 - 【請求項6】 対象物に対して連続的に作動する連続作
動手段と、 前記対象物の移動速度に基づいて、前記連続作動手段の
単位移動量当たりの作動量が一定になるように前記連続
作動手段の出力を制御する出力制御手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1,2又は5記
載のXY移動機構のためのモータ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21373994A JPH0871275A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Xy移動機構のためのモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21373994A JPH0871275A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Xy移動機構のためのモータ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871275A true JPH0871275A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16644214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21373994A Pending JPH0871275A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Xy移動機構のためのモータ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871275A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126382A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-08 | Juki Corp | 縫製物送り装置 |
| KR101250286B1 (ko) * | 2010-12-28 | 2013-04-03 | 썬스타알앤씨(주) | 자수기의 수틀 이송 제어 방법 |
| CN113832625A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-12-24 | 诸暨创加电子设备有限公司 | 基于位移图示法的刺绣机绣框驱动增益调节方法和装置 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP21373994A patent/JPH0871275A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126382A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-08 | Juki Corp | 縫製物送り装置 |
| KR101250286B1 (ko) * | 2010-12-28 | 2013-04-03 | 썬스타알앤씨(주) | 자수기의 수틀 이송 제어 방법 |
| CN113832625A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-12-24 | 诸暨创加电子设备有限公司 | 基于位移图示法的刺绣机绣框驱动增益调节方法和装置 |
| CN113832625B (zh) * | 2021-10-29 | 2022-07-19 | 诸暨创加电子设备有限公司 | 基于位移图示法的刺绣机绣框驱动增益调节方法和装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040126 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |