JPH0871771A - 直流マッシュシーム溶接機 - Google Patents

直流マッシュシーム溶接機

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JPH0871771A
JPH0871771A JP21492294A JP21492294A JPH0871771A JP H0871771 A JPH0871771 A JP H0871771A JP 21492294 A JP21492294 A JP 21492294A JP 21492294 A JP21492294 A JP 21492294A JP H0871771 A JPH0871771 A JP H0871771A
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JP
Japan
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switch
contactor
secondary conductor
welding
terminal
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JP21492294A
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English (en)
Inventor
Masayuki Miyamoto
雅行 宮本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 整流回路より回転円板電極に溶接電流を供給
する各二次導体に流れる電流の向きを1溶接工程が終了
する毎に変更して、次の溶接工程で二次導体に発生する
磁束の方向を変え残留磁束を打ち消すことで二次導体の
近辺にある磁性材料の磁化を防止する。 【構成】 一対の逆並列接続されたサイリスタ7a,7
b,8a,8bで構成された全波整流回路の各出力端子
より、2次導体4a,4bを介して対向する一対の回転
円板電極5a,5bに流れる直流溶接電流の方向を、1
溶接工程が終了する毎にサイリスタ7a,7b,8a,
8bを導通制御して変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流マッシュシーム
溶接機に関し、特に回転円板電極に溶接電流を供給する
二次導体に発生する磁束の方向を変えて二次導体周辺の
磁性体に生じた磁界を消磁し得る溶接電流供給用の直流
電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の直流マッシュシーム溶接機
の電源装置の構成図である。図において、1は二次巻線
N2に中間タップCTを有する変圧器であり、この変圧
器1の一次巻線N1には逆並列接続されたサイリスタ3
を通して交流電源2が接続され、二次巻線N2の各端子
T1,T2にはカソードが共通接続されたダイオードD
1,D2のアノードが接続されている。これらダイオー
ドD1,D2によって二次側電圧を全波整流する全波整
流回路が構成される。
【0003】4aは全波整流回路と上部回転円板電極5
aとを締結する上部二次導体、4b全波整流回路と下部
回転円板電極5bとを締結する下部二次導体である。
尚、上部二次導体4aはダイオードD1のカソードと上
部回転円板電極6aとを締結し、下部二次導体4bは下
部回転円板電極6bと二次巻線N2の中間タップCTと
を締結することで、上部二次導体4aより上部回転円板
電極5a、ストリップ6a,6b、下部回転円板電極5
bを流れた溶接電流は下部二次導体4bを通して中間タ
ップCTに戻る。
【0004】次に、従来の直流マッシュシーム溶接機の
動作について説明する。先ず、交流電源2の電圧極性が
変わるごとに逆並列接続されたサイリスタ3の内、該当
するサイリスタをトリガすることで、交流電源2より変
圧器1の一次巻線N1に交流電力が供給される。その結
果、二次巻線N2の端子T1に現れた二次電圧の極性が
正、端子T2の極性が負の間は端子T1、ダイオードD
1、上部二次導体4a、上部回転円板電極5a、重ね合
わされたストリップ6a,6b、上部回転円板電極5
b、下部二次導体4b、中間タップCTへと溶接電流が
流れる。
【0005】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が正、端子T1の極性が負の間は端子T
2、ダイオードD2、上部二次導体4a、上部回転円板
電極5a、重ね合わされたストリップ6a,6b、上部
回転円板電極5b、下部二次導体4b、中間タップCT
へと溶接電流が流れる。従って、上部二次導体4a、上
部回転円板電極5a、重ね合わされたストリップ6a,
6b、上部回転円板電極5b、下部二次導体4bに全波
整流された直流電流が流れることで重ね合わされたスト
リップ6a,6b部分にジュール熱が発生して溶接が行
なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流マッシュシ
ーム溶接機は以上のように構成されているので、上部二
次導体、下部二次導体に流れる溶接電流は全波整流され
た直流電流であるため、その極性は図4の電流波形の1
3bに示すように反転することはない。その結果、上部
二次導体に電流の流れる方向に応じた磁束φ、そして下
部二次導体にも電流の流れる方向に応じた磁束φが発生
する。
【0007】この磁束φは各二次導体近辺の図示しない
入、出側クランプ及びシャー等を通過してそれらを磁化
してしまう。このため、シャーに鉄片が付着するとスト
リップの先端を切断する際に刃面が欠けたり、入、出ク
ランプのクランプ時にストリップを傷付けたりするとい
う問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、二次導体近辺の磁性材が磁化さ
れない直流マッシュシーム溶接機を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る直
流マッシュシーム溶接機は、溶接用の変圧器の二巻線に
接続された整流器と、この整流器より2つの回転円板電
極に対してそれぞれ正電圧と負電圧を給電する上部及び
下部二次導体と、整流器より各二次導体に印加される電
圧の極性を交互に切り換えて各二次導体に流れる電流の
方向を変える電流切り換え手段とを備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係る直流マッシュシーム
溶接機は、請求項1の直流マッシュシーム溶接機におい
て、溶接用の変圧器の二次巻線の各端子にそれぞれ逆並
列接続された一対のサイリスタを接続して整流器と電流
切り換え手段整流器とを構成したものである。
【0011】請求項3の発明に係る直流マッシュシーム
溶接機は、請求項1の直流マッシュシーム溶接機におい
て、電流切り換え手段は上部二次導体の途中に設けられ
た第1の接触子と、下部二次導体の途中に設けられて前
記第1の接触子と同一動作で連動する第2の接触子と、
前記第1の接触子と逆動作し、前記第1の接触子の入力
側と前記第2の接触子の出力側間に接続され第3の接触
子と、前記第2の接触子の入力側と前記第1の接触子の
出力側間に接続されて前記第3の接触子と同一動作で連
動する第4の接触子から構成される。
【0012】請求項4の発明に係る直流マッシュシーム
溶接機は、請求項1の直流マッシュシーム溶接機におい
て、電流切り換え手段は上部二次導体の途中に設けられ
た第1の開閉器と、下部二次導体の途中に設けられて前
記第1の開閉器と同一動作で連動する第2の開閉器と、
前記第1の開閉器と逆動作し、前記第1の開閉器の入力
側と前記第2の開閉器の出力側間に接続され第3の開閉
器と、前記第2の開閉器の入力側と前記第1の開閉器の
出力側間に接続されて前記第3の開閉器と同一動作で連
動する第4の開閉器から構成される。
【0013】
【作用】請求項1の発明における直流マッシュシーム溶
接機は、各二次導体に流れる電流の向きを1溶接工程が
終了する毎に変更して、次の溶接工程で二次導体に発生
する磁束の方向を変えて残留磁束を打ち消すことで二次
導体の近辺にある磁性材料の磁化を防止する。
【0014】請求項2の発明における直流マッシュシー
ム溶接機は、サイリスタを一方向に導通させることで各
二次導体に流す直流溶接電流を生成すると共に、導通状
態とするサイリスタと不導通状態とするサイリスタを1
溶接工程が終了する毎に変更して二次導体に流れる溶接
電流の方向を変え、その結果、次の溶接工程で二次導体
に発生する磁束の方向を変えて残留磁束を打ち消すこと
で二次導体の近辺にある磁性材料の磁化を防止する。
【0015】請求項3の発明における直流マッシュシー
ム溶接機は、第1の接触子と第2の接触子を一対とする
と共に第3の接触子と第4の接触子を一対とし、各一対
の接触子のオン、オフ動作を1溶接工程が終了する毎に
変更して二次導体に流れる溶接電流の方向を変え、その
結果、次の溶接工程で二次導体に発生する磁束の方向を
変えて残留磁束を打ち消すことで二次導体の近辺にある
磁性材料の磁化を防止する。
【0016】請求項4の発明における直流マッシュシー
ム溶接機は、第1の開閉器と第2の開閉器を一対とする
と共に第3の開閉器と第4の開閉器を一対とし、各一対
の開閉器のオン、オフ動作を1溶接工程が終了する毎に
変更して二次導体に流れる溶接電流の方向を変え、その
結果、次の溶接工程で二次導体に発生する磁束の方向を
変えて残留磁束を打ち消すことで二次導体の近辺にある
磁性材料の磁化を防止する。
【0017】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本実施例による直流マッシュシーム溶接機
の構成図である。尚、図中、図6と同一部分は同一また
は相当部分を示す。図において、7a,7bは逆並列接
続されたサイリスタであり、これらサイリスタ7a,7
bの一方の接続点は二次巻線N2の端子T1に接続さ
れ、他方の接続点は他端を上部回転円板電極5aに締結
された上部二次導体4aの一端に接続されている。
【0018】8a,8bは逆並列接続されたサイリスタ
であり、これらサイリスタ8a,8bの一方の接続点は
二次巻線N2の端子T2に接続され、他方の接続点は上
部二次導体4aの一端に接続されている。サイリスタ7
a,7b,8a,8bで全波整流回路と共に電流切り換
え手段を構成している。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、サイリスタ7b,8bを図示しないゲート回路か
らのトリガ信号によって導通状態にすると共に、サイリ
スタ7a,8aを不導通状態とする。この状態におい
て、逆並列接続されたサイリスタ3をトリガすること
で、交流電源2より変圧器1の一次巻線N1に交流電力
が供給される。その結果、二次巻線N2の端子T1に現
れた二次電圧の極性が正、端子T2の極性が負の間は、
実線で示すように端子T1、サイリスタ7b、上部二次
導体4a、上部回転円板電極5a、重ね合わされたスト
リップ6a,6b、上部回転円板電極5b、下部二次導
体4b、中間タップCTへと溶接電流が流れる。
【0020】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が正、端子T1の極性が負の間は、同じく
実線で示すように端子T2、サイリスタ8b、上部二次
導体4a、上部回転円板電極5a、重ね合わされたスト
リップ6a,6b、上部回転円板電極5b、下部二次導
体4b、中間タップCTへと溶接電流が流れる。このよ
うにして、1溶接工程の間、サイリスタ7b,8bを導
通状態にして全波整流された直流電流を流す。
【0021】次に、1溶接工程が終了したならば、一旦
交流電源を遮断した後に、サイリスタ7a,8aを図示
しないゲート回路からのトリガ信号によって導通状態に
すると共に、サイリスタ7b,8bを不導通状態とす
る。その結果、二次巻線N2の端子T1に現れた二次電
圧の極性が中間タップCTの極性に対して負の間は、実
線と逆方向の破線で示すように中間タップCT、下部二
次導体4b、下部回転円板電極5b、重ね合わされたス
トリップ6b,6a、上部回転円板電極5a、上部二次
導体4a、サイリスタ7a、端子T1へと溶接電流が流
れる。
【0022】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が中間タップCTの極性に対して負の間
は、実線と逆方向の破線で示すように中間タップCT、
下部二次導体4b、下部回転円板電極5b、重ね合わさ
れたストリップ6b,6a、上部回転円板電極5a、上
部二次導体4a、サイリスタ8a、端子T2へと溶接電
流が流れる。
【0023】従って、上部二次導体4a、上部回転円板
電極5a、重ね合わされたストリップ6a,6b、下部
回転円板電極5b、下部二次導体4bに全波整流された
直流電流が流れることで、重ね合わされたストリップ6
a,6b部分にジュール熱が発生して溶接が行われる。
【0024】また、このように1溶接工程終了毎にサイ
リスタ7a,8b、サイリスタ7b,8bを導通状態、
不導通状態に交互に切り換えることで上部二次導体4
a、下部二次導体4bの双方に流れる溶接電流の方向は
図5の(a)から同図の(b)に変わる。その結果、磁
束φの方向が反転すると、磁束φに通過により一旦磁化
されていた入、出クランプ等の磁性材も、逆極性で磁化
されるため残留磁束が保持力を有さなくなり大気中を浮
遊する鉄粉や鉄片を磁気吸引することはない。
【0025】実施例2.上記、実施例1では変圧器1の
二次側巻き線に接続した逆並列サイリスタを全波整流回
路および電流切り換え手段に用いたが、従来の直流マッ
シュシーム溶接機における上部及び下部二次導体中に電
流切り換え手段を挿入しても良い。
【0026】図2は本実施例における直流マッシュシー
ム溶接機の構成図である。尚、図中、図6と同一符号は
同一または相当部分を示す。図において、9a,10a
はそれぞれ上部二次導体4a、下部二次導体4bの途中
に挿入された第1のコンタクタ、第2のコンタクタ、9
bは第1のコンタクタ9aの入力側と第2のコンタクタ
10aの出力側間に接続された第3のコンタクタ、10
は第1のコンタクタ9aの出力側と第2のコンタクタ1
0aの入力側間に接続された第4のコンタクタである。
尚、これらコンタクタ9a,9b,10a,10bは大
電流容量を有するチューリップコンタクタを用い図示し
ない制御回路によりオンオフ動作させる。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、第1のコンタクタ9a、第2のコンタクタ10a
をオン状態にすると共に、第3コンタクタ9b、第4の
コンタクタ10bをオフ状態とする。この状態におい
て。逆並列接続されたサイリスタ3をトリガすること
で、交流電源2より変圧器1の一次巻線N1に交流電力
が供給される。その結果、二次巻線N2の端子T1に現
れた二次電圧の極性が正、端子T2の極性が負の間は、
端子T1、ダイオードD1、第1のコンタクタ9a、上
部二次導体4a、上部回転円板電極5a、重ね合わされ
たストリップ6a,6b、上部回転円板電極5b、下部
二次導体4b、第2のコンタクタ10a、中間タップC
Tへと溶接電流が流れる。
【0028】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が正、端子T1の極性が負の間は、端子T
2、ダイオードD2、第1のコンタクタ9a、上部二次
導体4a、上部回転円板電極5a、重ね合わされたスト
リップ6a,6b、下部回転円板電極5b、下部二次導
体4b、第2のコンタクタ10a、中間タップCTへと
溶接電流が流れる。このようにして、1溶接工程の間、
第1及び第2のコンタクタ9a,10aをオン状態にし
て全波整流された溶接電流を流す。
【0029】次に、1溶接工程が終了したならば、一旦
交流電源を遮断した後に、第1のコンタクタ9a、第2
のコンタクタ10aをオフ状態にし、第3のコンタクタ
9b、第4のコンタクタ10bをオン状態にする。その
結果、二次巻線N2の端子T1に現れた二次電圧の極性
が正、端子T2の極性が負の間は、端子T1、ダイオー
ドD1、第3のコンタクタ9b、下部二次導体4b、下
部回転円板電極5b、重ね合わされたストリップ6b,
6a、上部回転円板電極5a、上部二次導体4a、第4
のコンタクタ10b、中間タップCTへと溶接電流が流
れる。
【0030】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が正、端子T1の極性が負の間は、端子T
2、ダイオードD2、第3のコンタクタ9ba、下部二
次導体4b、下部回転円板電極5b、重ね合わされたス
トリップ6b,6a、上部回転円板電極5a、上部二次
導体4a、第4のコンタクタ10b、中間タップCTへ
と溶接電流が流れる。
【0031】このように1溶接工程が終了する毎に第1
及び第2のコンタクタ9a,10a、第3及び第4のコ
ンタクタ9b,10bをオン状態、オフ通状態に交互に
切り換えることで上部二次導体4a、下部二次導体4b
の双方に流れる溶接電流の波形は図4の13aと13b
とに交互に切り替わる。そして、上部二次導体4aと下
部二次導体4bの双方に流れる溶接電流の流れる方向が
図5の(a)から同図の(b)に変わると共に、磁束φ
の方向も変わる。その結果、磁束φの通過により一旦磁
化されていた入、出クランプ等の磁性材も、逆極性で磁
化されるため残留磁束が保持力を有さないので大気中を
浮遊する鉄粉や鉄片を磁気吸引することはない。
【0032】実施例3.上記、実施例では電流切り換え
手段をコンタクタとしたが、外部からの制御信号により
オン、オフ動作するメカニカルスイッチ(以下、スイッ
チと記載する。)にしても良い。この場合、スイッチと
して高圧回路用の開閉装置である断路器(通称デスコン
と呼ばれる)が最適である。
【0033】図4は本実施例における直流マッシュシー
ム溶接機の構成図である。尚、図中、図6と同一符号は
同一または相当部分を示す。図において、11a,12
aはそれぞれ上部二次導体4a、下部二次導体4bの途
中に挿入された第1のスイッチ、第2のスイッチ、11
bは第1のスイッチ11aの入力側と第2のスイッチ1
2aの出力側間に接続された第3のスイッチ、12は第
1のスイッチ11aの出力側と第2のスイッチ12aの
入力側間に接続された第4のスイッチである。
【0034】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、第1のスイッチ11a、第2のスイッチ12aを
図示しない制御回路によってオン状態にすると共に、第
3のスイッチ11b、第4のスイッチ12bをオフ状態
とする。この状態において、逆並列接続されたサイリス
タ3をトリガすることで、交流電源2より変圧器1の一
次巻線N1に交流電力が供給される。その結果、二次巻
線N2の端子T1に現れた二次電圧の極性が正、端子T
2の極性が負の間は、端子T1、ダイオードD1、第1
のスイッチ11a、上部二次導体4a、上部回転円板電
極5a、重ね合わされたストリップ6a,6b、上部回
転円板電極5b、下部二次導体4b、第2のスイッチ1
2a、中間タップCTへと溶接電流が流れる。
【0035】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が正、端子T1の極性が負の間は、端子T
2、ダイオードD2、第1のスイッチ11a、上部二次
導体4a、上部回転円板電極5a、重ね合わされたスト
リップ6a,6b、下部回転円板電極5b、下部二次導
体4b、第2のスイッチ12a、中間タップCTへと溶
接電流が流れる。このようにして、1溶接工程の間、第
1及び第2のスイッチ11a,12aをオン状態にして
全波整流された溶接電流を流す。
【0036】次に、1溶接工程が終了したならば、一旦
交流電源を遮断した後に、第1のスイッチ11a、第2
のスイッチ12aをオフ状態にし、第3のスイッチ11
b、第4のスイッチ12bをオン状態にする。その結
果、二次巻線N2の端子T1に現れた二次電圧の極性が
正、端子T2の極性が負の間は、端子T1、ダイオード
D1、第3のスイッチ11b、下部二次導体4b、下部
回転円板電極5b、重ね合わされたストリップ6b,6
a、上部回転円板電極5a、上部二次導体4a、第4の
スイッチ12b、中間タップCTへと溶接電流が流れ
る。
【0037】また、二次巻線N2の端子T2に現れた二
次電圧の極性が正、端子T1の極性が負の間は、端子T
2、ダイオードD2、第3のスイッチ11ba、下部二
次導体4b、下部回転円板電極5b、重ね合わされたス
トリップ6b,6a、上部回転円板電極5a、上部二次
導体4a、第4のスイッチ12b、中間タップCTへと
溶接電流が流れる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、溶接用の変圧
器の二次巻線に接続された整流器と、この整流器より2
つの回転円板電極に対してそれぞれ正電圧と負電圧を給
電する上部及び下部二次導体と、整流器より各二次導体
に印加される電圧の極性を交互に切り換えて各二次導体
に流れる電流の方向を変える電流切り換え手段とを備え
たので、二次導体に発生した磁束の方向を交互に切り換
えることができるため、二次導体近辺にある磁性材を、
発生した磁束で磁化されるのを容易に防ぐことができる
という効果がある。
【0039】請求項2の発明によれば、整流器と電流切
り換え手段は各二次導体の途中に設けられた逆並列接続
された二つのサイリスタで構成したので、請求項1の効
果に加えて構成が簡略化されるという効果がある。
【0040】請求項3の発明によれば、電流切り換え手
段は上部二次導体の途中に設けられた第1の接触子と、
下部二次導体の途中に設けられて前記第1の接触子と同
一動作で連動する第2の接触子と、前記第1の接触子と
逆動作し、前記第1の接触子の入力側と前記第2の接触
子の出力側間に接続され第3の接触子と、前記第2の接
触子の入力側と前記第1の接触子の出力側間に接続され
て前記第3の接触子と同一動作で連動する第4の接触子
とから構成したので、請求項1の効果に加えて大電流の
切り換えが容易になるという効果がある。
【0041】請求項4の発明によれば、電流切り換え手
段は上部二次導体の途中に設けられた第1の開閉器と、
下部二次導体の途中に設けられて前記第1の開閉器と同
一動作で連動する第2の開閉器と、前記第1の開閉器と
逆動作し、前記第1の開閉器の入力側と前記第2の開閉
器の出力側間に接続され第3の開閉器と、前記第2の開
閉器の入力側と前記第1の開閉器の出力側間に接続され
て前記第3の開閉器と同一動作で連動する第4の開閉器
とから構成したので、請求項1の効果に加えて大電流の
切り換えが容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による直流マッシュシー
ム溶接機の構成図である。
【図2】 この発明の他の実施例による直流マッシュシ
ーム溶接機の構成図である。
【図3】 この発明の他の実施例による直流マッシュシ
ーム溶接機の構成図である。
【図4】 各二次導体に流れる溶接電流の波形図であ
る。
【図5】 各二次導体に流れる溶接電流の向きと磁束の
方向を示す図である。
【図6】 従来の直流マッシュシーム溶接機の構成図で
ある。
【符号の説明】 1 変圧器、2 電源装置、3 逆並列接続サイリス
タ、4a,4b 上部及び下部二次導体、5a,5b
上部及び下部回転円板電極、7a,7b,8a,8b
サイリスタ、9a,9b,10a,10b コンタク
タ、11a,11b,12a,12b スイッチ、D
1,D2 ダイオード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用の変圧器の二次巻線に接続された
    整流器と、 この整流器より2つの回転円板電極に対してそれぞれ正
    電圧と負電圧を給電する上部及び下部二次導体と、 前記整流器より前記各二次導体に印加される電圧の極性
    を交互に切り換えて各二次導体に流れる電流の方向を切
    り換える電流切り換え手段とを備えたことを特徴とする
    直流マッシュシーム溶接機。
  2. 【請求項2】 溶接用の変圧器の二次巻線の各端子にそ
    れぞれ逆並列接続された一対のサイリスタを接続して整
    流器と電流切り換え手段とを構成したことを特徴とする
    請求項1に記載の直流マッシュシーム溶接機。
  3. 【請求項3】 電流切り換え手段は上部二次導体の途中
    に設けられた第1の接触子と、 下部二次導体の途中に設けられて前記第1の接触子と同
    一動作で連動する第2の接触子と、 前記第1の接触子と逆動作し、前記第1の接触子の入力
    側と前記第2の接触子の出力側間に接続され第3の接触
    子と、 前記第2の接触子の入力側と前記第1の接触子の出力側
    間に接続されて前記第3の接触子と同一動作で連動する
    第4の接触子から構成されることを特徴とする請求項1
    に記載の直流マッシュシーム溶接機。
  4. 【請求項4】 電流切り換え手段は上部二次導体の途中
    に設けられた第1の開閉器と、 下部二次導体の途中に設けられて前記第1の開閉器と同
    一動作で連動する第2の開閉器と、 前記第1の開閉器と逆動作し、前記第1の開閉器の入力
    側と前記第2の開閉器の出力側間に接続され第3の開閉
    器と、 前記第2の開閉器の入力側と前記第1の開閉器の出力側
    間に接続されて前記第3の開閉器と同一動作で連動する
    第4の開閉器から構成されることを特徴とする請求項1
    に記載の直流マッシュシーム溶接機。
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