JPH0872203A - 樹脂とゴムとの積層体 - Google Patents
樹脂とゴムとの積層体Info
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- JPH0872203A JPH0872203A JP23026494A JP23026494A JPH0872203A JP H0872203 A JPH0872203 A JP H0872203A JP 23026494 A JP23026494 A JP 23026494A JP 23026494 A JP23026494 A JP 23026494A JP H0872203 A JPH0872203 A JP H0872203A
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂とゴムとが接着剤を介することなく強固
に接着し、簡単な工程で作業環境上の問題がなく、生産
性良く製造することができるもので各種用途に幅広く使
用することができる樹脂とゴムとの積層体を得る。 【構成】 ゴム成分に下記一般式(1)で表されるアル
コキシシラン化合物を添加してなるゴム組成物と表面改
質処理を施した樹脂とを接着剤を介することなく積層し
て貼り合わせてなる樹脂とゴムとの積層体。 【化1】 (但し、式中R1,R2は任意の官能基を示し、R3,R4
は炭化水素基を示す。)
に接着し、簡単な工程で作業環境上の問題がなく、生産
性良く製造することができるもので各種用途に幅広く使
用することができる樹脂とゴムとの積層体を得る。 【構成】 ゴム成分に下記一般式(1)で表されるアル
コキシシラン化合物を添加してなるゴム組成物と表面改
質処理を施した樹脂とを接着剤を介することなく積層し
て貼り合わせてなる樹脂とゴムとの積層体。 【化1】 (但し、式中R1,R2は任意の官能基を示し、R3,R4
は炭化水素基を示す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未加硫ゴムと樹脂とが
強固に接着し得、各種用途に使用できる樹脂とゴムとの
積層体に関する。
強固に接着し得、各種用途に使用できる樹脂とゴムとの
積層体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
樹脂とゴムとが接着した積層体をつくる方法の1つとし
て、樹脂表面を清浄化した後、必要に応じて下塗り接着
剤(プライマー)を塗布・乾燥(場合により硬化)し、
更に(上塗り)接着剤を塗布・乾燥した上に未加硫のゴ
ムを押し出し、インジェクション等により積層し、金型
内で熱などによりゴムを加硫させる方法がある。
樹脂とゴムとが接着した積層体をつくる方法の1つとし
て、樹脂表面を清浄化した後、必要に応じて下塗り接着
剤(プライマー)を塗布・乾燥(場合により硬化)し、
更に(上塗り)接着剤を塗布・乾燥した上に未加硫のゴ
ムを押し出し、インジェクション等により積層し、金型
内で熱などによりゴムを加硫させる方法がある。
【0003】しかしながら、この方法では、溶剤に溶け
た下塗り及び上塗り接着剤を均一に塗布するための接着
剤の濃度管理、塗布工程の管理が必要であり、かつ溶剤
の乾燥工程も管理が必要な上、熱等を要し、工程が非常
に面倒である。更に、大部分の接着剤に用いられている
有機溶剤の使用は、作業環境上好ましくなく、しかも、
樹脂の表面に凹凸がある場合には、接着剤を均一に塗る
のが難しいという欠点もあった。
た下塗り及び上塗り接着剤を均一に塗布するための接着
剤の濃度管理、塗布工程の管理が必要であり、かつ溶剤
の乾燥工程も管理が必要な上、熱等を要し、工程が非常
に面倒である。更に、大部分の接着剤に用いられている
有機溶剤の使用は、作業環境上好ましくなく、しかも、
樹脂の表面に凹凸がある場合には、接着剤を均一に塗る
のが難しいという欠点もあった。
【0004】従って、上記積層体においては、樹脂層と
ゴム層との接着性の改善が望まれる。
ゴム層との接着性の改善が望まれる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
樹脂層とゴム層とが良好に接着し得、かつ簡単な工程で
作業環境上も問題なく製造することができる樹脂とゴム
との積層体を提供することを目的とする。
樹脂層とゴム層とが良好に接着し得、かつ簡単な工程で
作業環境上も問題なく製造することができる樹脂とゴム
との積層体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ゴム成分
に下記一般式(1)で表されるアルコキシシラン化合物
を添加してなる未加硫ゴム組成物と表面改質処理、特に
プラズマ処理、コロナ放電処理又は紫外線照射により改
質処理を施した樹脂とを積層して貼り合わせ、加硫する
ことにより、かかる樹脂とゴムとが接着剤を使用しなく
ても容易にかつ堅固に接着し得、簡単な工程で、しかも
生産性よく作業環境上の問題もなく樹脂とゴムとの積層
体を製造することができることを知見し、本発明をなす
に至った。
記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ゴム成分
に下記一般式(1)で表されるアルコキシシラン化合物
を添加してなる未加硫ゴム組成物と表面改質処理、特に
プラズマ処理、コロナ放電処理又は紫外線照射により改
質処理を施した樹脂とを積層して貼り合わせ、加硫する
ことにより、かかる樹脂とゴムとが接着剤を使用しなく
ても容易にかつ堅固に接着し得、簡単な工程で、しかも
生産性よく作業環境上の問題もなく樹脂とゴムとの積層
体を製造することができることを知見し、本発明をなす
に至った。
【0007】
【化2】 (但し、式中R1,R2は任意の官能基を示し、R3,R4
は炭化水素基を示す。)
は炭化水素基を示す。)
【0008】従って、本発明は、ゴム成分に上記一般式
(1)で表されるアルコキシシラン化合物を添加してな
るゴム組成物と表面改質処理を施した樹脂とを接着剤を
介することなく積層して貼り合わせてなることを特徴と
する樹脂とゴムとの積層体を提供する。
(1)で表されるアルコキシシラン化合物を添加してな
るゴム組成物と表面改質処理を施した樹脂とを接着剤を
介することなく積層して貼り合わせてなることを特徴と
する樹脂とゴムとの積層体を提供する。
【0009】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明に係る樹脂とゴムとの積層体は、ゴム成分に上記一
般式(1)で表されるアルコキシシラン化合物を添加し
てなるゴム組成物と表面改質処理を施した樹脂とを積層
して貼り合わせてなるものである。
発明に係る樹脂とゴムとの積層体は、ゴム成分に上記一
般式(1)で表されるアルコキシシラン化合物を添加し
てなるゴム組成物と表面改質処理を施した樹脂とを積層
して貼り合わせてなるものである。
【0010】ここで、ゴム組成物の主成分であるゴム成
分としては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、スチレ
ンブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリルブタジエン
共重合ゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチ
ルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、イソブチレンパラメチルスチレン共重
合ゴム(パラメチルスチレンの一部を臭素化したも
の)、クロロスルホン化ポリエチレンゴムなどのいずれ
でもよいが、特にアクリロニトリルブタジエン共重合ゴ
ム、イソブチレンパラメチルスチレン共重合ゴム(パラ
メチルスチレンの一部を臭素化したもの)、クロロスル
ホン化ポリエチレンゴムが好適である。
分としては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、スチレ
ンブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリルブタジエン
共重合ゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチ
ルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、イソブチレンパラメチルスチレン共重
合ゴム(パラメチルスチレンの一部を臭素化したも
の)、クロロスルホン化ポリエチレンゴムなどのいずれ
でもよいが、特にアクリロニトリルブタジエン共重合ゴ
ム、イソブチレンパラメチルスチレン共重合ゴム(パラ
メチルスチレンの一部を臭素化したもの)、クロロスル
ホン化ポリエチレンゴムが好適である。
【0011】次に、アルコキシシラン化合物としては、
下記一般式(1)で示されるものを使用する。
下記一般式(1)で示されるものを使用する。
【0012】
【化3】 (但し、式中R1,R2は任意の官能基を示し、R3,R4
は炭化水素基を示す。)
は炭化水素基を示す。)
【0013】ここで、R1,R2はそれぞれ任意の官能基
であり、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル
基、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、アミノ
アルキル基、メルカプトアルキル基、ハロゲン化アルキ
ル基、ビニル基、ビニルアルキル基、メタクリロキシア
ルキル基などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
であり、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル
基、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、アミノ
アルキル基、メルカプトアルキル基、ハロゲン化アルキ
ル基、ビニル基、ビニルアルキル基、メタクリロキシア
ルキル基などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0014】R3,R4はそれぞれ炭化水素基であり、メ
チル基、エチル基等のアルキル基であり、即ち−O
R3、−OR4はメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ
基である。
チル基、エチル基等のアルキル基であり、即ち−O
R3、−OR4はメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ
基である。
【0015】式(1)のアルコキシシラン化合物として
は、ジアルコキシシラン、トリアルコキシシラン又は両
者の混合物のいずれでもよい。このアルコキシシラン化
合物として具体的には、テトラメトキシシラン、テトラ
エトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(2−アミノエチル)−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アニリノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルト
リエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等
が例示されるが、これらに制限されるものではない。な
お、これらの中でも官能基にアミノ基を含むもの、例え
ばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチ
ル)−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−
アミノエチル)−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−ウ
レイドプロピルトリエトキシシラン、N−β−(N−ビ
ニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシランが好適に用いられる。
は、ジアルコキシシラン、トリアルコキシシラン又は両
者の混合物のいずれでもよい。このアルコキシシラン化
合物として具体的には、テトラメトキシシラン、テトラ
エトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(2−アミノエチル)−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アニリノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルト
リエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等
が例示されるが、これらに制限されるものではない。な
お、これらの中でも官能基にアミノ基を含むもの、例え
ばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチ
ル)−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−
アミノエチル)−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−ウ
レイドプロピルトリエトキシシラン、N−β−(N−ビ
ニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシランが好適に用いられる。
【0016】上記アルコキシシラン化合物の配合量は、
上記ゴム成分100重量部に対して0.05〜5重量
部、特に0.05〜1重量部が好ましく、0.05重量
部に満たないと十分な接着力が得られない恐れがあり、
5部を超えると材料コストが増大する上、ゴム練り機で
の作業性を低下させるといった問題が生じる場合があ
る。
上記ゴム成分100重量部に対して0.05〜5重量
部、特に0.05〜1重量部が好ましく、0.05重量
部に満たないと十分な接着力が得られない恐れがあり、
5部を超えると材料コストが増大する上、ゴム練り機で
の作業性を低下させるといった問題が生じる場合があ
る。
【0017】上記式(1)のアルコキシシラン化合物を
上記ゴム成分に配合する場合は、通常の方法で添加・混
合することができるが、作業性を良くする目的で一旦シ
リカ等と混ぜ合わせ、その後でゴム成分と混ぜ合わせて
もよい。
上記ゴム成分に配合する場合は、通常の方法で添加・混
合することができるが、作業性を良くする目的で一旦シ
リカ等と混ぜ合わせ、その後でゴム成分と混ぜ合わせて
もよい。
【0018】本発明において、ゴム組成物は、上記ゴム
成分及びアルコキシシラン化合物のみから構成してもよ
いが、必要によりカーボンブラック、シリカ、クレー、
ケイ酸などの補強剤、炭酸カルシウム、マイカなどの充
填剤、硫黄、過酸化物、酸化亜鉛等の加硫剤、加硫促進
剤、加硫助剤、老化防止剤、可塑剤などを配合すること
ができる。なお、これら任意成分の添加量は、本発明の
効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
成分及びアルコキシシラン化合物のみから構成してもよ
いが、必要によりカーボンブラック、シリカ、クレー、
ケイ酸などの補強剤、炭酸カルシウム、マイカなどの充
填剤、硫黄、過酸化物、酸化亜鉛等の加硫剤、加硫促進
剤、加硫助剤、老化防止剤、可塑剤などを配合すること
ができる。なお、これら任意成分の添加量は、本発明の
効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【0019】次に、樹脂としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹
脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカー
ボネート、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェ
ニレンオキシド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、アイオノマー樹脂などのいずれ
でもよく、これらの樹脂のブレンド物や改質物でもよ
い。特にポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂と他の樹脂
のブレンド物等が好適に用いられる。
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹
脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカー
ボネート、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェ
ニレンオキシド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、アイオノマー樹脂などのいずれ
でもよく、これらの樹脂のブレンド物や改質物でもよ
い。特にポリアミド樹脂及びポリアミド樹脂と他の樹脂
のブレンド物等が好適に用いられる。
【0020】上記樹脂の改質処理は、プラズマ放電処
理、コロナ放電処理又は紫外線照射処理を採用すること
が好適である。ここで、これらの処理は常法に従って行
うことができるが、プラズマ放電処理の条件としては、
圧力1乃至100000パスカル、雰囲気ガスとして
は、アルゴン、ヘリウム、窒素がより好適である。放電
周波数、放電出力、処理時間は、処理装置の形状や大き
さによって適宜調整することが望ましいが、通常は周波
数13.56MHz、出力10〜1000ワット、処理
時間5秒〜10分間程度が好適である。
理、コロナ放電処理又は紫外線照射処理を採用すること
が好適である。ここで、これらの処理は常法に従って行
うことができるが、プラズマ放電処理の条件としては、
圧力1乃至100000パスカル、雰囲気ガスとして
は、アルゴン、ヘリウム、窒素がより好適である。放電
周波数、放電出力、処理時間は、処理装置の形状や大き
さによって適宜調整することが望ましいが、通常は周波
数13.56MHz、出力10〜1000ワット、処理
時間5秒〜10分間程度が好適である。
【0021】また、コロナ放電処理は、通常、装置の手
軽さから空気中で行われることが多いが、処理効果を向
上させ接着性を高めるためにアルゴンガス等の不活性ガ
スや酸素、窒素などのガス雰囲気で処理を実施してもよ
いし、これらのガスを電極近傍に吹き付けながら処理を
してもよい。特に窒素ガス中でコロナ放電処理を行う
と、処理効果が高く、ランニングコストも比較的低く抑
えられ、更に空気中でコロナ放電処理を実施した場合に
発生するオゾン処理をする必要がないという利点があ
り、本発明においてはこの方法が樹脂の改質処理方法と
して最も好適に採用される。
軽さから空気中で行われることが多いが、処理効果を向
上させ接着性を高めるためにアルゴンガス等の不活性ガ
スや酸素、窒素などのガス雰囲気で処理を実施してもよ
いし、これらのガスを電極近傍に吹き付けながら処理を
してもよい。特に窒素ガス中でコロナ放電処理を行う
と、処理効果が高く、ランニングコストも比較的低く抑
えられ、更に空気中でコロナ放電処理を実施した場合に
発生するオゾン処理をする必要がないという利点があ
り、本発明においてはこの方法が樹脂の改質処理方法と
して最も好適に採用される。
【0022】コロナ放電処理の周波数は、適宜調整し得
るが、処理効果と効率の点から通常は5kHz以上、特
に20〜30kHzが好適である。5kHzより低いと
安定で均一な処理ができ難く、かつ電力消費量も大きく
なってしまうため、電力コストが高くなり、電極の耐久
性も短くなってしまうという場合がある。
るが、処理効果と効率の点から通常は5kHz以上、特
に20〜30kHzが好適である。5kHzより低いと
安定で均一な処理ができ難く、かつ電力消費量も大きく
なってしまうため、電力コストが高くなり、電極の耐久
性も短くなってしまうという場合がある。
【0023】また、放電出力、処理時間は被処理物の材
質、形状、大きさや、電極の形状、大きさ等に応じて適
宜調整するのが良いが、通常は50〜5000ワット、
1〜60秒程度が好適である。
質、形状、大きさや、電極の形状、大きさ等に応じて適
宜調整するのが良いが、通常は50〜5000ワット、
1〜60秒程度が好適である。
【0024】紫外線照射処理の光源としては、水銀ラン
プ、ハロゲンランプ、エキシマランプ、エキシマレーザ
ー等が用いられる。処理は空気中で行ってもよいが、窒
素ガス雰囲気で行うこともできる。光源出力及び照射時
間に特に制限はなく、光源の種類、特性、処理雰囲気、
被処理物までの距離、被処理物の材質、形状等に応じて
適宜調整するのがよい。
プ、ハロゲンランプ、エキシマランプ、エキシマレーザ
ー等が用いられる。処理は空気中で行ってもよいが、窒
素ガス雰囲気で行うこともできる。光源出力及び照射時
間に特に制限はなく、光源の種類、特性、処理雰囲気、
被処理物までの距離、被処理物の材質、形状等に応じて
適宜調整するのがよい。
【0025】本発明では、上記の未加硫ゴム組成物と改
質処理した樹脂とを接着剤を介することなく貼り合わ
せ、これを熱プレス等により加硫することにより積層体
を得ることができる。この場合、加硫条件は特に制限さ
れないが、130〜180℃で5分〜5時間とすること
ができる。
質処理した樹脂とを接着剤を介することなく貼り合わ
せ、これを熱プレス等により加硫することにより積層体
を得ることができる。この場合、加硫条件は特に制限さ
れないが、130〜180℃で5分〜5時間とすること
ができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の樹脂とゴムとの積層体は、樹脂
とゴムとが溶剤型などの接着剤を介することなく強固に
接着し、簡単な工程で作業環境上の問題がなく、生産性
良く製造することができるもので各種用途、例えば樹脂
ゴム積層ホース、防振ゴム、空気ばねとして幅広く使用
することができる。
とゴムとが溶剤型などの接着剤を介することなく強固に
接着し、簡単な工程で作業環境上の問題がなく、生産性
良く製造することができるもので各種用途、例えば樹脂
ゴム積層ホース、防振ゴム、空気ばねとして幅広く使用
することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0028】〔実施例、比較例〕6・66共重合ナイロ
ン(ウベ興産社製5033)及び12ナイロン(ウベ興
産社製3035)の2種類の樹脂をそれぞれTダイ押し
出しにて150ミクロン厚フィルムとして押し出した。
ン(ウベ興産社製5033)及び12ナイロン(ウベ興
産社製3035)の2種類の樹脂をそれぞれTダイ押し
出しにて150ミクロン厚フィルムとして押し出した。
【0029】次に、表1に示すように上記フィルムに下
記方法で各々プラズマ処理、コロナ処理(1)、コロナ
処理(2)、紫外線照射処理を行った。プラズマ処理 :外部電極型の10×25cmで間隔が1
5cmの平行平板電極を備えたガラス製真空容器内で
0.7torrの圧力のアルゴンガス雰囲気にて日本高
周波社製の高周波電源(SKN−05P)及びマッチン
グボックス(MB−500)を使用し、13.56MH
z、出力100Wにて3分間プラズマ処理を施した。コロナ処理(1) :100mm長で4mm幅、表面を厚
さ1mmのテフロン(PTFEのデュポン社商標)で被
覆した電極と、150×150mmの大きさで前記電極
と5mm間隔に配置したアース電極からなるコロナ処理
電極と、TANTEC社製コロナ電源HV05−2を用
いて、空気中にて出力80Wで放電せしめ、この放電内
に前記ナイロンフィルムを1m/分のスピードで通過さ
せた。コロナ処理(2) :前記のコロナ処理電極全体を容積が
180×180×900mmでガスの吸入口と、100
×0.5mmのフィルム出入口が備わった容器中に設置
した。次に、1リットル/minの流量の窒素ガスをガ
ス吸入口から5分間流して容器内の空気を窒素ガスで置
換した。この状態でコロナ処理(1)と同条件で前記ナ
イロンフィルムを処理した。紫外線照射処理 :ウシオ電機社製の誘電バリア型エキシ
マ紫外線ランプ(型番VES20−172)を用い、空
気中で照射窓からの距離5mmの位置にナイロンフィル
ムを置き、5分間紫外線にフィルム表面を露光した。未処理 :比較品として全く表面改質処理を施さないもの
を用意した。
記方法で各々プラズマ処理、コロナ処理(1)、コロナ
処理(2)、紫外線照射処理を行った。プラズマ処理 :外部電極型の10×25cmで間隔が1
5cmの平行平板電極を備えたガラス製真空容器内で
0.7torrの圧力のアルゴンガス雰囲気にて日本高
周波社製の高周波電源(SKN−05P)及びマッチン
グボックス(MB−500)を使用し、13.56MH
z、出力100Wにて3分間プラズマ処理を施した。コロナ処理(1) :100mm長で4mm幅、表面を厚
さ1mmのテフロン(PTFEのデュポン社商標)で被
覆した電極と、150×150mmの大きさで前記電極
と5mm間隔に配置したアース電極からなるコロナ処理
電極と、TANTEC社製コロナ電源HV05−2を用
いて、空気中にて出力80Wで放電せしめ、この放電内
に前記ナイロンフィルムを1m/分のスピードで通過さ
せた。コロナ処理(2) :前記のコロナ処理電極全体を容積が
180×180×900mmでガスの吸入口と、100
×0.5mmのフィルム出入口が備わった容器中に設置
した。次に、1リットル/minの流量の窒素ガスをガ
ス吸入口から5分間流して容器内の空気を窒素ガスで置
換した。この状態でコロナ処理(1)と同条件で前記ナ
イロンフィルムを処理した。紫外線照射処理 :ウシオ電機社製の誘電バリア型エキシ
マ紫外線ランプ(型番VES20−172)を用い、空
気中で照射窓からの距離5mmの位置にナイロンフィル
ムを置き、5分間紫外線にフィルム表面を露光した。未処理 :比較品として全く表面改質処理を施さないもの
を用意した。
【0030】
【表1】
【0031】次に、表2、3に示す8種類の組成のゴム
組成物(未加硫)を調製し、3mm厚さにシーティング
し、前述の表面処理を施したナイロンフィルムを処理面
がゴム側になるように表4に示すような組み合わせで貼
り合わせ、熱プレスにて圧力5kgf/cm2、温度1
40℃の条件で80分間加硫した。
組成物(未加硫)を調製し、3mm厚さにシーティング
し、前述の表面処理を施したナイロンフィルムを処理面
がゴム側になるように表4に示すような組み合わせで貼
り合わせ、熱プレスにて圧力5kgf/cm2、温度1
40℃の条件で80分間加硫した。
【0032】加硫後の樹脂(ナイロン)−ゴム積層体を
12mm幅にカットし、島津製作所社製オートグラフに
て引張り速度50mm/分でT−剥離法にてナイロン−
ゴム間の接着力を測定した。結果を表4に示す。
12mm幅にカットし、島津製作所社製オートグラフに
て引張り速度50mm/分でT−剥離法にてナイロン−
ゴム間の接着力を測定した。結果を表4に示す。
【0033】表4に示すように本発明に係わる樹脂(ナ
イロン)−ゴム積層体は接着性に優れていることが確認
された。
イロン)−ゴム積層体は接着性に優れていることが確認
された。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴム成分に下記一般式(1)で表される
アルコキシシラン化合物を添加してなるゴム組成物と表
面改質処理を施した樹脂とを接着剤を介することなく積
層して貼り合わせてなることを特徴とする樹脂とゴムと
の積層体。 【化1】 (但し、式中R1,R2は任意の官能基を示し、R3,R4
は炭化水素基を示す。) - 【請求項2】 表面改質処理がプラズマ処理、コロナ放
電処理又は紫外線照射処理である請求項1記載の積層
体。 - 【請求項3】 アルコキシシラン化合物がアミノ基を含
有するものである請求項1又は2記載の積層体。 - 【請求項4】 樹脂の主成分がポリアミド樹脂である請
求項1、2又は3記載の積層体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23026494A JP3819045B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 樹脂とゴムとの積層体及びその製造方法 |
| US08/518,296 US5707701A (en) | 1994-08-31 | 1995-08-23 | Resin/rubber laminate |
| DE19531224A DE19531224A1 (de) | 1994-08-31 | 1995-08-24 | Harz/Kautschuk-Laminat |
| KR1019950027542A KR100337430B1 (ko) | 1994-08-31 | 1995-08-30 | 수지/고무적층체 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23026494A JP3819045B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 樹脂とゴムとの積層体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0872203A true JPH0872203A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3819045B2 JP3819045B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=16905083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23026494A Expired - Fee Related JP3819045B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 樹脂とゴムとの積層体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3819045B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279763A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-12-03 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振ゴムの製造方法及び防振ゴム |
| WO2014065098A1 (ja) | 2012-10-22 | 2014-05-01 | Nok株式会社 | 樹脂ゴム複合体 |
| WO2014069459A1 (ja) | 2012-11-01 | 2014-05-08 | Nok株式会社 | 樹脂ゴム複合体 |
| JP2014141049A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Bridgestone Corp | 積層体及びタイヤ |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23026494A patent/JP3819045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279763A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-12-03 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振ゴムの製造方法及び防振ゴム |
| WO2014065098A1 (ja) | 2012-10-22 | 2014-05-01 | Nok株式会社 | 樹脂ゴム複合体 |
| US9566767B2 (en) | 2012-10-22 | 2017-02-14 | Nok Corporation | Resin-rubber composite |
| WO2014069459A1 (ja) | 2012-11-01 | 2014-05-08 | Nok株式会社 | 樹脂ゴム複合体 |
| JP5855242B2 (ja) * | 2012-11-01 | 2016-02-09 | Nok株式会社 | 樹脂ゴム複合体の製造法 |
| JP2014141049A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Bridgestone Corp | 積層体及びタイヤ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3819045B2 (ja) | 2006-09-06 |
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