JPH0872944A - 気密容器 - Google Patents
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- JPH0872944A JPH0872944A JP21106294A JP21106294A JPH0872944A JP H0872944 A JPH0872944 A JP H0872944A JP 21106294 A JP21106294 A JP 21106294A JP 21106294 A JP21106294 A JP 21106294A JP H0872944 A JPH0872944 A JP H0872944A
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Abstract
なり、容器本体1の側壁3上端面の内周側に、周方向の
全周又はその一部に上向きの嵌合凸条4を周設し、閉蓋
時に前記側壁3上端面と接合する蓋体2下面に嵌合凹条
8を周設し、嵌合凸条4と嵌合凹条8との対応する一側
面を略S字状に形成して嵌合凸条4の凸部5と嵌合凹条
8の凸部9とで主係止部を構成し、他側面は略垂直面に
形成して嵌合凸条4に形成した係止凹部6と嵌合凹条8
に形成した係止凹部6とを補助係止部とした気密容器。 【効果】 成形性がよく、容器本体の側壁の厚みも薄く
することができ、垂直開蓋力及び開脚開蓋力のいずれに
も優れた気密性のよい気密容器である。
Description
納する発泡合成樹脂製の気密容器に関するものであり、
更に詳しくは、内部の収納物に容器本体と蓋体との接合
部を通じて外気の影響が及んだり、又は、内部の冷気や
熱が外部に流出したり、内部の収納物の液分や匂いが外
部に洩出することを確実に防止しうる気密容器に関する
ものである。
その内部に果菜類や魚介類等を収容し、これを真空チャ
ンバー、差圧チャンバー、又は冷蔵庫、冷蔵室内で予冷
し、あるいは、内部に氷、蓄冷材等ともに果菜類等を収
納し、これを気密状態に閉蓋することで冷蔵状態のまま
保存したり、又は流通に供せられる。従来の気密容器
は、容器本体と蓋体との接合部を通じて容器内部に外気
の影響が及んだり、又は、内部の冷気や熱が外部に流出
したり、内部の収納物の液分や匂いが外部に洩出するこ
とを防止するために、容器本体と蓋体との接合部の一方
に凸条を、他方に凹条を設けて両者の凹凸嵌合関係によ
り容器内部を外部と確実に遮断して気密状態としてい
る。
合部を設けて気密状態とする場合には、容器本体内の空
気や凹条内の空気が閉蓋時に圧縮され、この圧縮空気の
反発力により閉蓋作業が円滑に行われ難く、このため閉
蓋作業を機械化することが困難であった。しかも、閉蓋
後には内圧により蓋体が容器本体から浮き上がってしま
ったり、内圧により容器が変形して気密状態を維持でき
ない、といった問題もあった。
うな気密容器における閉蓋時の内圧上昇に関する問題点
を解決する気密容器の考案が開示されている。この気密
容器は、容器本体と蓋体との接合部の一方に凸条を、他
方には凹条を設けるとともに、容器本体又は蓋体の外表
面から接合部の凸条先端面又は凹条底面へ向けて貫通孔
を穿設しておき、閉蓋時に凹条内の空気を前記貫通孔を
通じて外部へ放出することで凹条内に圧縮空気が残留す
ることを防止するとともに、容器内の空気は容器本体か
ら前記凹条に連通する凹所を設けておくことで、閉蓋時
に圧縮される容器本体内の空気を前記凹所から凸条又は
凹条の貫通孔を通じて外部へ放出して容器内圧の上昇を
防止し、内圧上昇に伴う問題を解消して、閉蓋作業の機
械化をも可能としたものである。
成される気密嵌合構造としては、例えば図9に示すよう
に、容器本体Aの側壁a上端面に両側面が垂直な嵌合凸
条xを突設し、蓋体Bの下面に前記嵌合凸条xと互いに
嵌合する嵌合凹条yを設けた、所謂「垂直嵌合」と呼ば
れるものがある。しかし、このような単なる垂直嵌合で
は、嵌合凸条xと嵌合凹条yとの間に垂直方向の係止構
造を有しないため、垂直方向の開蓋力F1 が小さく、
又、凹条yの外壁部分bを開いて開蓋する力(以下「開
脚開蓋力」という。)F2 も小さいため蓋が開き易い。
そこで、両者の嵌合関係を更に強固にして確実な気密状
態を維持するために、単なる垂直嵌合ではなく、図10に
示すように、嵌合凸条xの先端部両側に左右対称に突部
を形成して先端側を基端側に比べて幅広とし、嵌合凹条
yも嵌合凸条xの形状に応じて開口縁の幅を凹条内部の
幅に比べて狭くした、所謂「両面嵌合」といったものが
提案された。この両面嵌合の凸条xと凹条yとは、凸条
xの両側の凸部が垂直方向の係止部となるため嵌合強度
が大きく、垂直開蓋力F1 及び開脚開蓋力F2 のいずれ
も大きくて気密性に優れている。この両面嵌合の場合、
気密性の点からは、容器本体Aと蓋体Bのいずれに凸条
xを設け、いずれに凹条yを設けてもよいが、近年、経
済効率の観点から、発泡合成樹脂製容器の壁厚はできる
だけ薄くして材料費をなくべく合理化しようとする傾向
にある。ところが、このように凸条xの先端部両側に突
部を形成して基端側に比べて先端側を幅広にすると、容
器本体Aと蓋体Bのいずれに凸条xを設けるにしても、
容器本体Aと蓋体Bとの接合面の幅を広くとる必要があ
り、このため容器本体Aの側壁aの壁厚は必然的に厚く
ならざるを得ない。しかも、このように凸条xの先端部
両側に左右対称に突部を形成する場合には、成形時、金
型のアンダーカット部が大きく成形品の抜きが困難にな
る、といった問題がある。
凸条xの一側面のみに突部を設けた、所謂「片面嵌合」
が提案された。この片面嵌合の場合には、アンダーカッ
トも凸条xの片面だけで単なる垂直嵌合に較べて成形性
もそれほど低下せず、又、側壁aの壁厚も薄くてすむ
が、両面嵌合に較べれば、やはり垂直開蓋力F1 、開脚
開蓋力F2 のいずれも劣ってしまう。
のような従来の気密容器における問題点に鑑み、壁厚が
薄くとも閉蓋時の嵌合強度が大きく、かつ確実に気密状
態を維持することができ、又、成形も容易で材料費を合
理化できるうえに、閉蓋時の容器内圧の上昇を防止し、
内圧上昇に伴う問題を解消して、閉蓋作業を容易とし、
閉蓋作業の機械化をも可能とした気密容器を提供せんと
するものである。
めに、本発明に係る気密容器は、発泡合成樹脂製の容器
本体と蓋体とよりなり、容器本体の側壁上端面の内周側
に、周方向の全周又はその一部に上向きの嵌合凸条を周
設し、閉蓋時に前記容器本体の側壁上端面と接合する蓋
体下面に前記嵌合凸条に対応する嵌合凹条を周設してな
り、前記嵌合凸条と嵌合凹条との対応する一側面の上部
に外側に突出した主係止部を形成するとともに、他側面
は略垂直面に形成し該垂直面には補助係止部を形成して
構成した。
ては、対応する一側面をその上部が外側に突出した略S
字状に形成して主係止部とすることができる。
垂直側面と嵌合凹条の垂直側面との一方に係止凸部を形
成するとともに、他方にこの係止凸部と係合する係止凹
部を形成して補助係止部とすることができる。
直面と嵌合凹条の垂直面の一方に係止凸部を形成すると
ともに、成形時には他方は平面のままでおいてもよい。
合、補助係止部の凸部の頂部を主係止部の凸部の頂部よ
り下がった位置に形成することが好ましい。
場合には、係止凸部の高さを主係止部の凸部の高さの約
3分の1に形成することが好ましい。
面又は嵌合凹条の垂直面の少なくとも一方を粗面化して
補助係止部とすることもできる。
凹条底面から蓋体の外表面に連通する排気孔を設けてお
くことが好ましい。
合面に容器内部に連通する通気溝を形成するとともに、
蓋体又は容器本体の適所に容器の外表面に連通する排気
孔を形成するようにしてもよい。
なり、容器本体の内部に果菜類や魚介類等を収容し、こ
れを例えば真空チャンバー、差圧チャンバー、又は冷蔵
庫、冷蔵室内において予冷し、あるいは、容器本体の内
部に氷、蓄冷材等ともに果菜類等を収納し、この容器本
体に蓋体を被嵌して嵌合凸条と蓋体の嵌合凹条との凹凸
嵌合により気密状態として、冷蔵状態のまま保存した
り、又は冷蔵状態のまま、あるいは冷凍状態にて流通に
供せられる。
合凹条とによる気密嵌合構造の作用を添付図面を参照し
ながら説明する。本発明の気密容器では、例えば、図1
に示すように、容器本体1の側壁3上端面に設けた嵌合
凸条4と蓋体2の下面に設けた嵌合凹条8とは、嵌合凸
条4の外周面側に形成した主係止部としての凸部5が嵌
合凹条8内の凹部19に係合するとともに、内周面側にお
いては、嵌合凸条4の垂直面に形成された補助係止部と
しての係止凹部6に嵌合凹条8に形成された係止凸部10
が係合することで、嵌合凸条4と嵌合凹条8とが強固に
嵌合される。この嵌合構造では、嵌合凸条4と嵌合凹条
8とは、その両面で主係止部と、補助係止部によって垂
直方向に互いに係合しており、図1(イ)に示す垂直開
蓋力F1は図9に示した単なる垂直嵌合や、図11、図12
に示した従来の片面嵌合の場合に較べて大きく、又、図
1(ロ)に示すように蓋体2の外側が上方に持ち上げら
れた際にも残存する主係止部での係止力に加え垂直内面
に形成された補助係止部としての係止凹部6と係止凸部
10とが係合していて蓋体2に対して上方への抜け止め作
用が働き、単なる垂直嵌合や片面嵌合に較べて開脚開蓋
力F2 も大きく、気密性の高いものとなる。尚、前記主
係止部としての凸部5の高さH2 と、補助係止部として
の係止凸部10の高さH1 とは、補助係止部の凸部9の高
さH1 を主係止部の高さH2 の約3分の1程度とするこ
とが好ましい。補助係止部H1 をこの程度の高さとすれ
ば、補助係止部としては充分な係止強度を有すると同時
に、成形時の型抜きも問題ない。
凹条8との内周面側に凸部5と凹部19とを形成して主係
止部とするとともに、外周面側を垂直面として補助係止
部としての係止凹部6と係止凸部10とを設けた場合に
も、前記図1の場合と同様の作用を奏する。つまり、垂
直開蓋力F1 については主係止部と補助係止部との係合
により図1の場合と全く同様の作用を奏すると同時に、
内周面側に形成された主係止部の凸部5と凹部19とが係
合していて蓋体2の上方への抜け止め作用が働き、大き
な開脚開蓋力F2 を有する。又、上記のように本発明で
は、嵌合凸条4と嵌合凹条8との対応する一側面を略垂
直面としたことにより、図10に示した従来の両面嵌合の
ようにアンダーカットが大きくて成形が困難となるとい
った問題もなく、又、嵌合凸条4を容器本体1の側壁3
上端面の内周側によせて設けることで側壁3の壁厚も両
面嵌合に較べて薄くすることができる。
容器における垂直開蓋力F1 、開脚開蓋力F2 、側壁の
厚み、及び成形性を従来の両面嵌合(図10に示した構
造)、及び従来の片面嵌合(図11に示した構造)と比較
して、下記の表1にまとめて示した。
密容器は、成形性が良好で、又、容器の側壁の厚みを厚
くする必要もなく、しかも、従来の片面嵌合の場合、垂
直開蓋力F1 に較べて開脚開蓋力F2 が極端に低下する
のに対し、垂直開蓋力F1 と開脚開蓋力F2 ともに大差
なく、両面嵌合に較べて開蓋力は劣るものの実用上は全
く問題のない充分な垂直開蓋力F1 と開脚開蓋力F2 と
を有する気密性の高い気密容器とすることができる。
部として対応する一側面をその上部が外側に突出した略
S字状に形成し、又、補助係止部として、嵌合凸条と嵌
合凹条の対応する垂直側面に係止凸部と係止凹部とを形
成するとともに、その頂部を主係止部の凸部の頂部より
下がった位置となるように形成したものでは、閉蓋時の
嵌合凸条と嵌合凹条との嵌合が円滑に行われるととも
に、強固な嵌合状態が得られ易いことが分かった。その
詳細な理由は必ずしも明らかでないが、その嵌合動作は
次のようなものであると推定される。つまり、この場合
の嵌合動作は、図16に示すように先ず嵌合凸条4の先端
部が嵌合凹条8の開口部から進入し、嵌合凸条4の主係
止部であるS字状外周面上部の凸部5が先ず嵌合凹条8
の主係止部としてのS字状外周面下部の凸部9へ当接
し、嵌合凹条8の外壁13が発泡合成樹脂特有の弾性変形
により容器の外側へやや押し拡げられ、一方、嵌合凸条
4は同様に弾性変形して反対に内側へやや屈曲しながら
凹条8内へ進入してゆく(図17)。更に嵌合凸条4が嵌
合凹条8内に進入して嵌合が深まると、嵌合凸条4のS
字状外周面上部の凸部5は嵌合凹条8のS字状外周面の
外面形状にそって該S字状内面の凸部9を越えてゆく
(図18)。更に嵌合が深まると、嵌合凸条4の先端内縁
が嵌合凹条8の垂直内周面に設けた係止凸部10に当接し
て嵌合凸条4が外側に押し出されてS字状外周面上部の
凸部5が嵌合凹条8のS字状外周面の形状にそってS字
状の軌跡を描いて嵌合凹条8内に深く進入する(図1
9)。この状態から更に嵌合凸条4を嵌合凹条8内に押
し込むと、嵌合凸条4の先端内縁がその弾性力により嵌
合凹条8の垂直内周面の係止凸部10を越え、補助係止部
としての嵌合凸条4の垂直内周面の係止凹部6と嵌合凹
条8の垂直内周面の係止凸部10とが互いに係合し、嵌合
凸条4と嵌合凹条8とが完全に嵌合する(図20)。
周面上部の主係止部としての凸部5と嵌合凹条8のS字
状外周面下部の凸部9とが互いに係止するとともに、前
記嵌合凸条4の垂直内周面の係止凹部6と嵌合凹条8の
垂直内周面の係止凸部10との補助係止部の係合関係によ
り、嵌合凸条4が嵌合凹条8から離脱することが防止さ
れ、容器本体1と蓋体2との良好な気密状態が維持され
る。
に連通する排気孔を形成した気密容器においては、閉蓋
時には嵌合凹条内の空気が前記排気孔を通じて外部に放
出され、閉蓋後の凹条内に圧縮空気が残留せず、閉蓋作
業が容易となるとともに蓋体の浮き上がりが防止され
る。
内部に連通する通気溝を形成するとともに、容器本体又
は蓋体の適所に外表面に連通する排気孔を形成した場合
には、閉蓋時の嵌合凹条内の空気は前記通気溝から容器
内に放出されるとともに、該容器内の圧縮空気は容器本
体又は蓋体に設けた排気孔から外部へ放出され、閉蓋作
業が容易となるとともに容器内の圧縮空気による蓋体の
浮き上がりを防止する。
に、本発明に係る気密容器を更に詳細に説明する。図3
に示すものは、本発明の気密容器の他例を示すものであ
り、ここでは、補助係止部としての係止凸部10を嵌合凸
条4に設けるとともに、係止凹部6を嵌合凹条8に設け
たものである。又、図4、図5に示すものは、前記係止
凹部6と係止凸部10とを複数設けたものである。
て嵌合凹条8又は嵌合凸条4のいずれか一方の垂直面に
係止凸部10を設けるとともに、他方の垂直面には成形時
に係止凹部を設けることなく平面のままとしたものであ
る。この場合には、容器本体1に蓋体2を嵌合すると、
嵌合凸条4と嵌合凹条8の垂直面の一方に設けられた係
止凸部10が他方の垂直面を押圧してその部分を凹変させ
ることで、互いに係合する補助係止部が形成されるので
ある。
して、上記のような係止凸部10を設ける代わりに嵌合凸
条4の垂直面(図8(イ))又は嵌合凹条8の垂直面
(図8(ロ))を粗面化したものであり、このように垂
直面を粗面10’とすることで、粗面10’により嵌合凸条
4の垂直面と嵌合凹条8の垂直面との間の摩擦抵抗を増
大させることで補助係止部として作用する。
る気密容器の具体的実施例を示す開蓋状態の斜視図であ
り、図14は閉蓋状態の縦断面図である。図中符号1が容
器本体で、符号2が蓋体である。前記容器本体1と蓋体
2は、発泡ポリスチレン等の発泡ポリスチレン系樹脂、
あるいは発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の発
泡ポリオレフィン系樹脂等で成形される。
あり、その側壁3上端面の内周側には周方向の全長にわ
たって上向きの嵌合凸条4を周設してなる。この嵌合凸
条4の外周面は、図15に示すようにその上部が外側に突
出した略S字状に形成して主係止部とし、又、該嵌合凸
条4の内周面は容器本体1の側壁3内面から連続して略
垂直面に形成するとともに、該垂直内周面には前記S字
状外周面上部の凸部5の頂部よりやや下がった位置に補
助係止部としての係止凹部6を形成してなる。一方、蓋
体2の下面周囲には全周にわたって側壁7を周設し、閉
蓋時に容器本体1の側壁3上端面と接合する側壁7下端
面には前記嵌合凸条4に対応する嵌合凹条8を周設して
いる。この嵌合凹条8の外周面は、その下部が該嵌合凹
条8内へ突出した略S字状に形成して主係止部とし、
又、嵌合凹条8の内周面は略垂直面に形成するとともに
該垂直内周面には前記S字状外周面の下部から突出した
凸部9よりやや上がった位置に補助係止部としての係止
凸部10を形成し、更に該係止凸部10より下方の内周側開
口縁は容器内部側に向けて傾斜した傾斜面11としてな
る。更に、前記蓋体2の嵌合凹条8の底面からは、蓋体
2の上表面に貫通する複数の排気孔12を嵌合凹条8の周
方向にそって所定の間隔で形成してなる。
器本体1の内部に果菜類や魚介類等を収容し、これを例
えば真空チャンバー、差圧チャンバー、又は冷蔵庫、冷
蔵室内で予冷し、あるいは、果菜類等の収納物を容器本
体1の内部に氷、蓄冷材等ともに収納し、これに蓋体2
で気密状態に閉蓋し、冷蔵状態のまま保存したり、又は
流通に供されたりする。
する嵌合凸条4と嵌合凹条8とを、互いに当接する一方
の側面を略S字状に形成して主係止部とするとともに、
他方の側面を略垂直面としたことにより、嵌合凸条と嵌
合凹条との両側に対称形状に突部を突設した両面嵌合の
場合に比べて嵌合動作が極めて円滑に行われる。又、嵌
合凸条4や嵌合凹条8の片側面のみに凸部5、9を設
け、他面の垂直面には補助係止部としての係止凹部6と
係止凸部10を設けて左右の側面における凹凸を非対称と
したのでアンダーカットも浅く、成形時の型抜きも容易
である。しかも、前記S字状側面に対向する嵌合凹条8
の開口縁を傾斜面11とした場合には、嵌合凹条8内への
嵌合凸条4のS字進入はより円滑となる。
合した閉蓋状態では、主係止部としてのS字状外周面の
凸部5と凸部9との互いの係止関係と、補助係止部とし
ての垂直内周面の係止凹部6と係止凸部10との係合関係
により、嵌合凸条4が嵌合凹条8から垂直方向に離脱す
ることが防止され、容器本体1と蓋体2との気密状態が
維持される。このように、主係止部と補助係止部とによ
り垂直方向への開蓋力に対して大きな抵抗力を有するこ
とから、輸送中の振動等による容器本体1内の収容物の
跳ね上がり等によって蓋体2下面に上方への力がかかっ
た場合にも、蓋体2が浮き上がったりすることがなく、
又、内周側に補助係止部を設けたことにより従来の単な
る片面嵌合に較べて開脚開蓋力F2 も大きなものとな
り、気密状態が良好に維持される。
分に、周方向にそって凹溝14を設けた場合には、嵌合凸
条4が嵌合凹条8内に進入するときに嵌合凹条8の外壁
13部分が外側へ拡がり易くなり、嵌合動作が円滑に行わ
れるので好ましい。
該側壁7下端面に嵌合凹条8を周設した場合、嵌合凸条
4との嵌合時に嵌合凹条8の内壁15部分が容器内方へ拡
がると嵌合凹条8の外壁13部分が外側へ拡がり難くな
り、嵌合凸条4の嵌合凹条8内への進入が困難となりが
ちである。そこで、内壁15の周方向適所に、該内壁15か
ら蓋体2下面に向けてリブ16を形成しておくことで、嵌
合凸条4が嵌合凹条8に進入する際に嵌合凹条8の内壁
15部分の内側への拡がりを防止し、その分、嵌合凹条8
外壁部分が外側へ拡がり、嵌合凹条8への嵌合凸条4の
進入を容易とするとともに、閉蓋状態においては、嵌合
凹条8内壁部分の内側への拡がりを防止して嵌合状態に
ある嵌合凸条4が嵌合凹条8から脱落することを防止す
るのに好ましい形態となる。
を側壁3内面から連続して形成することで、容器本体1
の内面形状がシンプルとなり、成形が容易となるととも
に強度も増し、又、容器本体側壁3の壁厚もより薄くす
ることができる。
例のように嵌合凹条8の底面から蓋体2の上表面に貫通
する排気孔12を形成しておけば、閉蓋時には、嵌合凹条
8内の空気が前記排気孔12を通じて外部に放出されるの
で、閉蓋作業も容易となり機械による自動閉蓋が可能と
なるとともに、閉蓋後に嵌合凹条8内に圧縮空気が残留
するといったことがなく、蓋体2の浮き上がりを防止す
ることができる。
嵌合凸条4と蓋体2の嵌合凹条8との接合面に、容器内
部に連通する通気溝17を形成しておけば、閉蓋時に容器
内部で圧縮される空気は前記通気溝17から嵌合凹条8
内、更にこの嵌合凹条8に連通する前記排気孔12を通じ
て外部に放出されるので、閉蓋時の容器内圧が上昇する
ことがなく、内圧上昇による蓋体2の浮き上がりや、容
器の変形といった問題が生じないため、従来困難とされ
た閉蓋の機械化が容易となる。
合凸条4の先端面と蓋体2の嵌合凹条8の底面との接合
面に、嵌合凹条8底面に開口した前記排気孔12に連通す
る空気溜まり部18を設けた場合には、閉蓋時に圧縮され
る凹条8内の空気が一旦この空気溜まり部18内に導か
れ、ここから排気孔12を通じて外部へ放出される。この
ように、閉蓋時に、嵌合凹条8内の空気を一旦空気溜ま
り部18に導くことで、嵌合凹条8内における圧縮空気の
偏在が防止され、圧縮空気は確実に外部へ放出される。
尚、この場合、前記空気溜まり部18を嵌合凹条8にそっ
て周方向に連続して設けるとともに、該空気溜まり部18
に連通して設けた排気孔12と通気溝17との位置を互いに
離間して設けておくことにより、閉蓋時には、嵌合凹条
8内及び容器内の圧縮される空気が良好に容器外に排出
されるためスムーズな閉蓋が可能となり、長年の要望で
あった機械による自動閉蓋がよりスムーズに実施可能と
なる。しかも、一旦閉蓋されたしまった後は、容器内部
と外部とが通気溝17、空気溜まり部18、及び排気孔12に
よって連通状態にあっても、これらの通気路内における
通気抵抗によって容器内外の自由な通気が実質的に遮断
されることから、容器の気密性が問題となって、保温効
果を阻害することは実質的に発生することがない。
まで真空チャンバー内での真空予冷が可能となる。即
ち、容器内の空気は通気溝17、空気溜り部18、排気孔12
を通じて良好に排気され、内容物が予冷される。予冷が
終了すれば逆向きに空気が入り常圧に戻る。一旦、常圧
に戻った後は、これら通気路内の通気抵抗によって容器
内外の自由な通気が実質的に阻害されるため実質的な気
密状態が維持でき、良好な保冷が確保されうる。
に貫通して設けた排気孔12は、通常、その直径が1〜5
mm、好ましくは2〜4mm、更に好ましくは2〜3m
m程度である。この排気孔12は単なる直孔であってもよ
いが、排気孔12内に肉薄の遮蔽膜を形成しておけば、閉
蓋時に嵌合凹条8内で圧縮された空気の圧力により遮蔽
膜が破られて嵌合凹条8内の空気が外部へ放出される
が、その後は遮蔽膜は発泡合成樹脂特有の弾性により元
の状態に復帰するか、又は復帰しないまでも排気孔12の
孔径をこの部分で縮小させるため、外部の空気が排気孔
12をとおって進入することが阻止されるか、又は通気抵
抗を増すため、容器の気密状態が更に良好に維持され
る。この遮蔽膜の厚みは、蓋体2の発泡合成樹脂の素材
や、排気孔12の大きさ等により適宜設定すればよいが、
発泡ポリスチレンの場合であれば遮蔽膜の厚みは0.5
mm程度でよく、1mm程度までであれば圧縮空気によ
り破れて空気の放出は可能である。尚、この遮蔽膜は、
排気孔12のどの位置に設けてもよい。
2における嵌合凹条8の底面から外表面へ排気孔12を設
けたものであるが、図23に示したものは、前記排気孔12
の代わりに、嵌合凸条4と嵌合凹条8との接合面に容器
内部に連通する通気溝17を形成するとともに、蓋体2の
適所に外表面に連通する排気孔20を形成したものであ
る。この場合は、閉蓋時に容器内で圧縮される空気は前
記排気孔20を通じて容器外へ放出されるため、容器内圧
が上昇することがなく、又、嵌合凹条8内の空気も前記
通気溝17から容器内に放出され、該容器内の圧縮空気は
蓋体2に設けた排気孔20から外部へ放出されることで、
嵌合凹条8内に圧縮空気が残留することも防止される。
尚、前記排気孔20は、容器本体1に設けるようにしても
よいし、容器本体1と蓋体2との両方に設けることもで
きる。又、この場合、嵌合凸条4と嵌合凹条8との接合
面に周方向にそって空気溜まり部18を設けておき、前記
通気溝17をこの空気溜まり部18に連通させて設けるよう
にしてもよい。
気孔20を設ける場合にあっても、その数、及び位置は適
宜設定することができ、又、容器本体1と蓋体2の両方
にこの排気孔20を設けるようにしてもよい。
であるが、この気密容器は上記の実施例のものに限定さ
れるものではなく、例えば、容器本体1の嵌合凸条4と
蓋体2下面の嵌合凹条8とは必ずしも容器の全周にわた
って設ける必要はなく、周の一部に設けるようにしても
よいし、補助係止部としての前記嵌合凸条4の内面の係
止凹部6と、これと嵌合する嵌合凹条8内面の係止凸部
10も、嵌合凸条4や嵌合凹条8の全長にわたって設ける
必要はなく、その一部に設けるようにしてもよい。又、
前記蓋体2に側壁7を設けることなく、嵌合凹条8を蓋
体2の下面に直接設けるようにしてもよい。更に、前記
嵌合凹条8底面から外表面に連通して設けた排気孔12と
しては、嵌合凹条8内から外部に連通していればよく、
実施例のように嵌合凹条8底面から蓋体2の上表面に貫
通させる以外に、蓋体2の外側面等に貫通させてもよ
く、又、この排気孔12の数やその位置も、凹条8の長さ
や大きさ等に応じて適宜設ければよい。又、嵌合凸条4
と嵌合凹条8との接合面に設けた通気溝17や空気溜まり
部18は、嵌合凸条4と嵌合凹条8とのいずれに設けても
よく、更には両者にわたって設けるようにしてもよい。
は、容器の気密状態を維持して互いに嵌合する容器本体
の嵌合凸条と蓋体の嵌合凹条との接合する一側面に主係
止部を形成するとともに、他側面を略垂直面に形成し、
かつ、この垂直接合面に補助係止部を設けてなるので、
両面嵌合の場合に較べて成形性がよく、且つ容器本体の
側壁の厚みも薄くすることができ、又、従来の片面嵌合
に較べて垂直開蓋力及び開脚開蓋力のいずれの点におい
ても優れた気密性のよい気密容器とすることができる。
つまり、前記のように嵌合凸条はその一側面のみに凸部
を形成して主係止部とし、他側面は垂直面としてなるの
で、嵌合凸条と嵌合凹条との接合部の幅は狭くてすみ、
しかもこの嵌合凸条を容器本体側の側壁上端面に設ける
ことで、蓋体側に嵌合凸条を設けて嵌合凹条を容器本体
の側壁に設ける場合に比べて側壁の壁厚を薄くすること
ができ、経済的であるうえに、嵌合凸条及び嵌合凹条の
形状を左右非対称とすることで、嵌合凸条の両側に凸部
を設けて先端側を基端側に比べて左右対称に幅広くした
従来の両面嵌合に比べてアンダーカット部分が浅く、成
形時の型抜きも容易である。又、容器本体に蓋体を嵌合
した閉蓋状態においては、嵌合凸条と嵌合凹条との対応
する一側面に形成した主係止部による係合関係と、他方
の垂直接合面に形成した補助係止部の係合関係により嵌
合凸条と嵌合凹条とが強固に嵌合連結されており、容器
内の気密状態が良好に維持されるとともに、容器内の収
納物の跳ね上がりによる蓋体の浮き上がり等も防止しう
る。
S字条に形成するとともに、このS字状凸部の頂部より
下がった位置に補助係止部としての係止凸部と係止凹部
とをを形成したものでは、両者の嵌合時には、嵌合凸条
のS字状側面がこれに対応する嵌合凹条のS字状側面の
表面形状にそってS字状の軌跡を描いて円滑な動作で嵌
合される。このS字嵌合に際して、嵌合凹条の垂直内面
側の開口縁を傾斜面としておけば、嵌合凹条への嵌合凸
条の進入時に対向側の開口縁が邪魔になることなく、嵌
合凹条への嵌合凸条のS字進入が一層容易となり、閉蓋
作業が円滑に行われる。
貫通する排気孔を設けるか、あるいは、嵌合凸条と嵌合
凹条との接合面に容器内に連通する通気溝を設けるとと
もに蓋体又は容器本体の適所に外部に連通する排気孔を
設けておけば、閉蓋時の嵌合凹条内の空気や、容器内で
圧縮される空気はこの排気孔から容器外へ放出され、閉
蓋時に蓋体が浮き上がるといったことも防止でき、容器
の気密状態を確実に維持することができると同時に、閉
蓋作業の機械化をも可能とするのである。
における容器本体と蓋体との嵌合構造の一例を示す縦断
面図。
における容器本体と蓋体との嵌合構造の他例を示す縦断
面図。
体との嵌合構造の他例を示す縦断面図。
体との嵌合構造の他例を示す縦断面図。
体との嵌合構造の他例を示す縦断面図。
体との嵌合構造の他例を示す縦断面図。
体との嵌合構造の他例を示す縦断面図。
における容器本体と蓋体との嵌合構造の他例を示す縦断
面図。
る容器本体と蓋体との垂直嵌合構造を示す縦断面図。
ける容器本体と蓋体との両面嵌合構造を示す縦断面図。
ける容器本体と蓋体との片面嵌合構造を示す縦断面図。
ける容器本体と蓋体との片面嵌合構造の他例を示す縦断
面図。
一実施例の斜視図。
の断面図。
す要部の断面図。
す要部の断面図。
す要部の断面図。
す要部の断面図。
部の断面図。
部の断面図。
す要部の断面図。
図。
条、 5:凸部、6:係止凹部、 7:側壁、 8:嵌
合凹条、 9:凸部、 10:係止凸部、11:傾斜面、
12:排気孔、 13:外壁、 14:凹溝、 15:内壁、1
6:リブ、 17:通気溝、 18:空気溜まり部、 19:
凹部、 20:排気孔。
Claims (9)
- 【請求項1】 発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体とより
なり、容器本体の側壁上端面の内周側に、周方向の全周
又はその一部に上向きの嵌合凸条を周設し、閉蓋時に前
記容器本体の側壁上端面と接合する蓋体下面に前記嵌合
凸条に対応する嵌合凹条を周設してなり、前記嵌合凸条
と嵌合凹条との対応する一側面の上部に外側に突出した
主係止部を形成するとともに、他側面は略垂直面に形成
し該垂直面には補助係止部を形成してなる気密容器。 - 【請求項2】 嵌合凸条と嵌合凹条との対応する一側面
をその上部が外側に突出した略S字状に形成して主係止
部としてなる請求項1記載の気密容器。 - 【請求項3】 補助係止部として、嵌合凸条の垂直側面
と嵌合凹条の垂直側面との一方に係止凸部を形成すると
ともに、他方にこの係止凸部と係合する係止凹部を形成
してなる請求項1又は請求項2記載の気密容器。 - 【請求項4】 補助係止部として嵌合凸条の垂直面と嵌
合凹条の垂直面の一方に係止凸部を形成するとともに、
成形時には他方は平面のままとしてなる請求項1又は請
求項2記載の気密容器。 - 【請求項5】 補助係止部の凸部の頂部を主係止部の凸
部の頂部より下がった位置に形成してなる請求項3又は
請求項4記載の気密容器。 - 【請求項6】 補助係止部としての係止凸部の高さを主
係止部の凸部の高さの約3分の1に形成してなる請求項
3又は請求項4又は請求項5記載の気密容器。 - 【請求項7】 補助係止部として、嵌合凸条の垂直面又
は嵌合凹条の垂直面の少なくとも一方を粗面化してなる
請求項1又は請求項2記載の気密容器。 - 【請求項8】 嵌合凹条底面から蓋体の外表面に連通す
る排気孔を設けてなる請求項1〜請求項7のいずれかに
記載の気密容器。 - 【請求項9】 嵌合凸条と嵌合凹条との接合面に容器内
部に連通する通気溝を形成するとともに、蓋体又は容器
本体の適所に容器の外表面に連通する排気孔を形成して
なる請求項1〜請求項8のいずれかに記載の気密容器。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21106294A JP3528262B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 気密容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP3528262B2 JP3528262B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=16599771
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP21106294A Expired - Lifetime JP3528262B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 気密容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3528262B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1994
- 1994-09-05 JP JP21106294A patent/JP3528262B2/ja not_active Expired - Lifetime
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