JPH087331A - 記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
記録媒体およびその製造方法Info
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- JPH087331A JPH087331A JP6132861A JP13286194A JPH087331A JP H087331 A JPH087331 A JP H087331A JP 6132861 A JP6132861 A JP 6132861A JP 13286194 A JP13286194 A JP 13286194A JP H087331 A JPH087331 A JP H087331A
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- film
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明はSi Cの欠点を排除して生産効率の良
い直流スパッタ法に適した保護膜材料を選択し、アーク
放電のない状態で成膜し、ピンホールの少ない記録媒体
を提供する。 【構成】基板上に保護膜と記録膜が形成されている記録
媒体において、保護膜がSi CTi からなり、Ti の含
有量が 0.5〜7原子%である光記録媒体、光磁気記録媒
体および磁気記録媒体並びに該保護膜を直流スパッタ法
で成膜する記録媒体の製造方法。
い直流スパッタ法に適した保護膜材料を選択し、アーク
放電のない状態で成膜し、ピンホールの少ない記録媒体
を提供する。 【構成】基板上に保護膜と記録膜が形成されている記録
媒体において、保護膜がSi CTi からなり、Ti の含
有量が 0.5〜7原子%である光記録媒体、光磁気記録媒
体および磁気記録媒体並びに該保護膜を直流スパッタ法
で成膜する記録媒体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大量情報の記録再生に有
用な記録媒体およびその製造方法に関するものである。
用な記録媒体およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って高密
度、大容量の記録媒体が要求され、種々の記録媒体が実
用化されている。これら記録媒体において保護膜を有す
るものがあり、この保護膜は記録媒体において次のよう
な重要な役割をはたしている。先ず、光記録媒体におい
て記録膜の保護や、光の干渉を利用して信号強度を増加
させる目的で透明な保護膜を用いているものがある。例
えば、光磁気記録媒体においては記録膜にTb-Fe-Co
に代表される希土類元素と遷移金属の合金が一般に用い
られているが、この材料は大気中の酸素や水分により容
易に腐食されてしまうので耐食性を改善する目的と、記
録媒体に書き込んだ信号を読み出すのに用いる記録膜
が、光入射方向に対してS極を向いている時とN極を向
いている時の旋光度の差を大きくし、さらに書き込みに
必要な光のパワーを小さくする目的で光透過性のある保
護膜が設けられており、一般的には基板側から第一保護
膜、記録膜、第二保護膜、反射膜という4層膜から構成
(特開平2-240845号、特公平4- 32449号、特開昭57-124
28号各公報参照)されている。また、この4層膜構造に
おいて第一保護膜の欠如したもの(特公平4- 30098号公
報参照)、第二保護膜の欠如したもの(特公平4- 44333
号公報参照)も提案されている。
度、大容量の記録媒体が要求され、種々の記録媒体が実
用化されている。これら記録媒体において保護膜を有す
るものがあり、この保護膜は記録媒体において次のよう
な重要な役割をはたしている。先ず、光記録媒体におい
て記録膜の保護や、光の干渉を利用して信号強度を増加
させる目的で透明な保護膜を用いているものがある。例
えば、光磁気記録媒体においては記録膜にTb-Fe-Co
に代表される希土類元素と遷移金属の合金が一般に用い
られているが、この材料は大気中の酸素や水分により容
易に腐食されてしまうので耐食性を改善する目的と、記
録媒体に書き込んだ信号を読み出すのに用いる記録膜
が、光入射方向に対してS極を向いている時とN極を向
いている時の旋光度の差を大きくし、さらに書き込みに
必要な光のパワーを小さくする目的で光透過性のある保
護膜が設けられており、一般的には基板側から第一保護
膜、記録膜、第二保護膜、反射膜という4層膜から構成
(特開平2-240845号、特公平4- 32449号、特開昭57-124
28号各公報参照)されている。また、この4層膜構造に
おいて第一保護膜の欠如したもの(特公平4- 30098号公
報参照)、第二保護膜の欠如したもの(特公平4- 44333
号公報参照)も提案されている。
【0003】別に、結晶相とアモルファス相の反射率の
差を利用して書き込んだ情報を再生する相変化型記録媒
体においては、保護膜で結晶相とアモルファス相の反射
率差を大きくしたり、熱導伝性を調節したりしている
が、特に前記4層膜構造がパワーマージンおよび繰り返
し特性の改善に有効(第2回相変化記録研究会シンポジ
ウム講演予稿集、1991参照)だとされている。また記録
膜にCo 合金やFe 合金のような磁性体を用いて外部磁
界で書き込みを行ない、電磁誘導や磁気抵抗を利用して
再生を行なう磁気記録媒体においても保護膜は用いられ
ており、一般的には基板上にCr 等の下地膜、記録膜、
保護膜、潤滑膜で構成され、保護膜は耐磨耗性、耐久性
の向上等の目的で用い(特開平1-184722号公報参照)ら
れている。このような記録媒体に用いる保護膜には、
1)膜が緻密である、2)記録膜と反応しない、3)ピ
ンホールが少ない、4)光記録媒体の場合は光学的に適
当な屈折率を持つということが要求されている。このよ
うな特性を満たすことからSi Cが記録媒体の保護膜と
して提案され実用化(特開昭61-45441号、特開昭62-289
945 号、特開平1-184722号各公報参照)されている。
差を利用して書き込んだ情報を再生する相変化型記録媒
体においては、保護膜で結晶相とアモルファス相の反射
率差を大きくしたり、熱導伝性を調節したりしている
が、特に前記4層膜構造がパワーマージンおよび繰り返
し特性の改善に有効(第2回相変化記録研究会シンポジ
ウム講演予稿集、1991参照)だとされている。また記録
膜にCo 合金やFe 合金のような磁性体を用いて外部磁
界で書き込みを行ない、電磁誘導や磁気抵抗を利用して
再生を行なう磁気記録媒体においても保護膜は用いられ
ており、一般的には基板上にCr 等の下地膜、記録膜、
保護膜、潤滑膜で構成され、保護膜は耐磨耗性、耐久性
の向上等の目的で用い(特開平1-184722号公報参照)ら
れている。このような記録媒体に用いる保護膜には、
1)膜が緻密である、2)記録膜と反応しない、3)ピ
ンホールが少ない、4)光記録媒体の場合は光学的に適
当な屈折率を持つということが要求されている。このよ
うな特性を満たすことからSi Cが記録媒体の保護膜と
して提案され実用化(特開昭61-45441号、特開昭62-289
945 号、特開平1-184722号各公報参照)されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記Si Cの成膜方法
には CVD法やスパッタ法等が知られているが、大面積に
均一な膜を低温で比較的容易に得られるスパッタ法が広
く用いられている。スパッタ法で成膜する場合、一般的
に記録膜や反射膜よりも保護膜の方が成膜速度が遅く、
しかも保護膜の方が記録膜や反射膜よりも膜厚を厚くす
ることが多いため、記録媒体の製造時間は保護膜の成膜
速度で律速を受ける。スパッタ法には直流スパッタ法と
高周波スパッタ法があるが、高周波スパッタ法の方が成
膜速度が遅く、電源装置が高価になるという欠点があ
る。このため直流スパッタ法で成膜したいが、Si Cを
ターゲットに用いるとスパッタ装置の成膜室内でアーク
放電が発生し易く放電が不安定になり、保護膜にピンホ
ールが出来るという欠点があり、例えば記録膜に光磁気
記録媒体で用いられている希土類鉄族遷移金属合金のよ
うに酸化され易い記録膜では孔食が生じ再生時のエラー
の原因となる。本発明はこのようなSi Cの欠点を排除
して生産効率の良い直流スパッタ法に適した保護膜材料
を選択し、ピンホールのない記録媒体を提供しようとす
るものである。
には CVD法やスパッタ法等が知られているが、大面積に
均一な膜を低温で比較的容易に得られるスパッタ法が広
く用いられている。スパッタ法で成膜する場合、一般的
に記録膜や反射膜よりも保護膜の方が成膜速度が遅く、
しかも保護膜の方が記録膜や反射膜よりも膜厚を厚くす
ることが多いため、記録媒体の製造時間は保護膜の成膜
速度で律速を受ける。スパッタ法には直流スパッタ法と
高周波スパッタ法があるが、高周波スパッタ法の方が成
膜速度が遅く、電源装置が高価になるという欠点があ
る。このため直流スパッタ法で成膜したいが、Si Cを
ターゲットに用いるとスパッタ装置の成膜室内でアーク
放電が発生し易く放電が不安定になり、保護膜にピンホ
ールが出来るという欠点があり、例えば記録膜に光磁気
記録媒体で用いられている希土類鉄族遷移金属合金のよ
うに酸化され易い記録膜では孔食が生じ再生時のエラー
の原因となる。本発明はこのようなSi Cの欠点を排除
して生産効率の良い直流スパッタ法に適した保護膜材料
を選択し、ピンホールのない記録媒体を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこのような
不利、問題点を解決するためにSi Cに代わる保護膜材
料を探索した結果、Si CTi が適合することを見出
し、その組成、成膜条件を確立して本発明を完成したも
ので、その要旨は、透明基板上に保護膜と記録膜が形成
されている記録媒体において、保護膜がSi CTi から
なり、Ti の含有量が 0.5〜7原子%である光記録媒
体、光磁気記録媒体および磁気記録媒体並びに該保護膜
を直流スパッタ法で成膜する記録媒体の製造方法にあ
る。
不利、問題点を解決するためにSi Cに代わる保護膜材
料を探索した結果、Si CTi が適合することを見出
し、その組成、成膜条件を確立して本発明を完成したも
ので、その要旨は、透明基板上に保護膜と記録膜が形成
されている記録媒体において、保護膜がSi CTi から
なり、Ti の含有量が 0.5〜7原子%である光記録媒
体、光磁気記録媒体および磁気記録媒体並びに該保護膜
を直流スパッタ法で成膜する記録媒体の製造方法にあ
る。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。
【作用】本発明の保護膜にSi CTi を用いた記録媒体
は、保護膜の成膜に従来のSiC保護膜では成膜できな
かった生産性の高い直流スパッタ法を採用することが出
来、アーク放電を抑制してピンホールの少ない保護膜を
成膜することが可能となった。この効果はSi CTi 中
Ti 含有量が0.5 〜7原子%の範囲内で顕著に現れる。
は、保護膜の成膜に従来のSiC保護膜では成膜できな
かった生産性の高い直流スパッタ法を採用することが出
来、アーク放電を抑制してピンホールの少ない保護膜を
成膜することが可能となった。この効果はSi CTi 中
Ti 含有量が0.5 〜7原子%の範囲内で顕著に現れる。
【0007】本発明の最大の特徴は、基板上に少なくと
も保護膜と記録膜とを含む記録媒体において、保護膜に
Si CTi を用いることを特徴とするものであり、特に
Tiの割合が0.5 〜7原子%が好ましく、成膜方法とし
ては直流スパッタ法で行なうことが好ましい。則ち、こ
の範囲では直流スパッタ法で成膜してもアーク放電を抑
えることができ、成膜後の膜中ピンホールを低減出来
る。また、高周波スパッタ法と比較して成膜速度を上げ
ることができるので、記録媒体の生産性が向上し、か
つ、電源を簡素化できるので成膜装置を安価に製造する
ことができるという利点がある。
も保護膜と記録膜とを含む記録媒体において、保護膜に
Si CTi を用いることを特徴とするものであり、特に
Tiの割合が0.5 〜7原子%が好ましく、成膜方法とし
ては直流スパッタ法で行なうことが好ましい。則ち、こ
の範囲では直流スパッタ法で成膜してもアーク放電を抑
えることができ、成膜後の膜中ピンホールを低減出来
る。また、高周波スパッタ法と比較して成膜速度を上げ
ることができるので、記録媒体の生産性が向上し、か
つ、電源を簡素化できるので成膜装置を安価に製造する
ことができるという利点がある。
【0008】Si CTi 化合物、Si CTi ターゲット
の製造方法は、アチソン法、シリカ還元法、高周波プラ
ズマ CVD法等従来から知られた方法でSi C粉末を作製
し、Ti CまたはTi の粉末を所定量添加し、これを焼
成してSi CTi ターゲットを作製すれば良い。
の製造方法は、アチソン法、シリカ還元法、高周波プラ
ズマ CVD法等従来から知られた方法でSi C粉末を作製
し、Ti CまたはTi の粉末を所定量添加し、これを焼
成してSi CTi ターゲットを作製すれば良い。
【0009】直流スパッター法による保護膜の成膜は公
知の方法によればよく、前記焼結Si CTi ターゲット
を直流スパッタ装置に装着し、これを用いてターゲット
の単位面積当たりのパワー 0.6〜 20W/cm2、成膜圧力0.
15〜6Pa、ターゲット基板間距離30〜 150mmで、Ar ガ
ス雰囲気中で成膜を行えば良い。ターゲット基板間距離
が短か過ぎると膜厚分布が悪くなり、長くすると成膜速
度が遅くなる。パワーは小さ過ぎると成膜速度が遅くな
り、大き過ぎると基板が高温になる。ガス圧は小さ過ぎ
ると放電が不安定になり、大き過ぎると膜が緻密でなく
なる。特に光記録媒体に用いるときは膜の屈折率が重要
になるが、成膜圧力、パワーを変えることで屈折率が変
化するので目的とする屈折率が得られるように成膜条件
を選べば良い。
知の方法によればよく、前記焼結Si CTi ターゲット
を直流スパッタ装置に装着し、これを用いてターゲット
の単位面積当たりのパワー 0.6〜 20W/cm2、成膜圧力0.
15〜6Pa、ターゲット基板間距離30〜 150mmで、Ar ガ
ス雰囲気中で成膜を行えば良い。ターゲット基板間距離
が短か過ぎると膜厚分布が悪くなり、長くすると成膜速
度が遅くなる。パワーは小さ過ぎると成膜速度が遅くな
り、大き過ぎると基板が高温になる。ガス圧は小さ過ぎ
ると放電が不安定になり、大き過ぎると膜が緻密でなく
なる。特に光記録媒体に用いるときは膜の屈折率が重要
になるが、成膜圧力、パワーを変えることで屈折率が変
化するので目的とする屈折率が得られるように成膜条件
を選べば良い。
【0010】本発明の適用範囲は、記録膜と保護膜を有
する記録媒体で、例えば光記録媒体や磁気記録媒体が挙
げられる。ここで光記録媒体とは、光を用いて書き込み
再生を行なう記録媒体のことで、例えば記録膜がTb-F
e-Co のような希土類元素と鉄族遷移金属元素の合金か
ら成り、記録膜の磁化の向きで情報を記録する光磁気記
録媒体や、Sb-Te-Ge のようなカルコゲナイトを含ん
だ化合物からなる記録膜を有しその相の違い、つまり結
晶相とアモルファス相の違いで記録を行なう相変化型記
録媒体等である。また、磁気記録媒体とは、Co 合金や
Fe 合金を記録膜として持ち、外部磁界で記録を行な
い、記録膜の持つ磁化がつくる磁界を利用して再生を行
なう記録媒体のことである。
する記録媒体で、例えば光記録媒体や磁気記録媒体が挙
げられる。ここで光記録媒体とは、光を用いて書き込み
再生を行なう記録媒体のことで、例えば記録膜がTb-F
e-Co のような希土類元素と鉄族遷移金属元素の合金か
ら成り、記録膜の磁化の向きで情報を記録する光磁気記
録媒体や、Sb-Te-Ge のようなカルコゲナイトを含ん
だ化合物からなる記録膜を有しその相の違い、つまり結
晶相とアモルファス相の違いで記録を行なう相変化型記
録媒体等である。また、磁気記録媒体とは、Co 合金や
Fe 合金を記録膜として持ち、外部磁界で記録を行な
い、記録膜の持つ磁化がつくる磁界を利用して再生を行
なう記録媒体のことである。
【0011】膜構造としては、例えば光磁気記録媒体、
相変化型記録媒体で一般に用いられているような透明基
板上に第一保護膜、記録膜、第二保護膜、反射膜の順に
成膜したもの、保護膜、記録膜、反射膜の順に成膜した
もの、および第一保護膜、記録膜、第二保護膜の順に成
膜したもの、磁気記録媒体においては一般に用いられて
いる非磁性基板上に下地膜、記録膜、保護膜、潤滑膜の
順に成膜したものが挙げられる。
相変化型記録媒体で一般に用いられているような透明基
板上に第一保護膜、記録膜、第二保護膜、反射膜の順に
成膜したもの、保護膜、記録膜、反射膜の順に成膜した
もの、および第一保護膜、記録膜、第二保護膜の順に成
膜したもの、磁気記録媒体においては一般に用いられて
いる非磁性基板上に下地膜、記録膜、保護膜、潤滑膜の
順に成膜したものが挙げられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施態様を実施例を挙げて具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 (実施例1、2、比較例1、2)粒子径が0.01〜0.2 μ
mの微粉末を焼結した直径75mmφ×厚さ5mmt の表1に
示す組成であるSi CTi ターゲットを作製し、直流ス
パッタ装置 SPF332H型(ANEVA社製商品名)に装着し、
これを用いてパワー200W、成膜圧力0.67Pa、ターゲット
基板間距離50mmでAr ガス雰囲気中ガラス基板上に直流
スパッタ法で成膜し、スパッタ中にスパッタチャンバー
内のアーク放電を目視観察した。その結果、実施例1、
2はアーク放電が観察されなかったが、比較例1、2は
アーク放電が観察された。
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 (実施例1、2、比較例1、2)粒子径が0.01〜0.2 μ
mの微粉末を焼結した直径75mmφ×厚さ5mmt の表1に
示す組成であるSi CTi ターゲットを作製し、直流ス
パッタ装置 SPF332H型(ANEVA社製商品名)に装着し、
これを用いてパワー200W、成膜圧力0.67Pa、ターゲット
基板間距離50mmでAr ガス雰囲気中ガラス基板上に直流
スパッタ法で成膜し、スパッタ中にスパッタチャンバー
内のアーク放電を目視観察した。その結果、実施例1、
2はアーク放電が観察されなかったが、比較例1、2は
アーク放電が観察された。
【0013】(実施例3、比較例3)実施例3として、
ガラス基板の一部にマスクとしてテフロンテープをはっ
た基板を用いて、上記実施例2と同様のターゲットを用
いて直流スパッタを30分行なった後、テフロンテープを
はがして、触針式表面形状測定機により成膜されている
部分とされていない部分との段差を測ることにより膜厚
を求め、これより成膜速度を求めたところ74nm/minであ
った。比較例3は直流スパッタを高周波スパッタとした
以外は実施例3と同様の成膜条件で成膜し、成膜速度を
求めたところ45nm/minであった。
ガラス基板の一部にマスクとしてテフロンテープをはっ
た基板を用いて、上記実施例2と同様のターゲットを用
いて直流スパッタを30分行なった後、テフロンテープを
はがして、触針式表面形状測定機により成膜されている
部分とされていない部分との段差を測ることにより膜厚
を求め、これより成膜速度を求めたところ74nm/minであ
った。比較例3は直流スパッタを高周波スパッタとした
以外は実施例3と同様の成膜条件で成膜し、成膜速度を
求めたところ45nm/minであった。
【0014】(実施例4、比較例4)ガラス上にTb25-
Fe69-Co6膜を直流スパッタ法でAr ガス雰囲気中、成
膜圧力0.67Pa、パワー100W、ターゲット基板間距離50mm
の成膜条件で 100nm成膜し、続けて実施例2、比較例1
と同様のターゲットと成膜条件で直流スパッタを行ない
30nm成膜した。これを1N の食塩水中に1分間浸した後
純水で洗浄し、ドライヤーで乾燥後 100倍の光学顕微鏡
を用いて孔食密度を求めたところ、実施例4では6個/
cm2 、比較例4では34個/cm2 であった。
Fe69-Co6膜を直流スパッタ法でAr ガス雰囲気中、成
膜圧力0.67Pa、パワー100W、ターゲット基板間距離50mm
の成膜条件で 100nm成膜し、続けて実施例2、比較例1
と同様のターゲットと成膜条件で直流スパッタを行ない
30nm成膜した。これを1N の食塩水中に1分間浸した後
純水で洗浄し、ドライヤーで乾燥後 100倍の光学顕微鏡
を用いて孔食密度を求めたところ、実施例4では6個/
cm2 、比較例4では34個/cm2 であった。
【0015】(実施例5、6)表1に示す組成のSi C
Ti ターゲットを用いた以外は実施例1と同条件でガラ
ス基板上に直流スパッタ法で成膜し、スパッタ中にスパ
ッタチャンバー内のアーク放電を目視観察し、その結果
を表1に併記した。
Ti ターゲットを用いた以外は実施例1と同条件でガラ
ス基板上に直流スパッタ法で成膜し、スパッタ中にスパ
ッタチャンバー内のアーク放電を目視観察し、その結果
を表1に併記した。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、保護膜材質としてSi
CTi を使用することにより直流スパッタが可能とな
り、成膜速度が増速して生産効率が向上し、アーク放電
を抑えられピンホールの少ない緻密な保護膜が得られ、
再生時のエラーの少ない高品質の記録媒体の提供が可能
となり、さらに高周波スパッタ法に比べて電源が簡素化
できるので成膜装置を安価にでき、産業上その利用価値
は極めて高い。
CTi を使用することにより直流スパッタが可能とな
り、成膜速度が増速して生産効率が向上し、アーク放電
を抑えられピンホールの少ない緻密な保護膜が得られ、
再生時のエラーの少ない高品質の記録媒体の提供が可能
となり、さらに高周波スパッタ法に比べて電源が簡素化
できるので成膜装置を安価にでき、産業上その利用価値
は極めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 俵 好夫 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 信越化学工業株式会社コーポレートリサ ーチセンター内
Claims (6)
- 【請求項1】基板上に保護膜と記録膜が形成されている
記録媒体において、保護膜がSi CTi から成ることを
特徴とする記録媒体。 - 【請求項2】Si CTi 中Ti の含有量が 0.5〜7原子
%である請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項3】Si CTi 保護膜を直流スパッタ法で成膜
することを特徴とする請求項1または2記載の記録媒体
の製造方法。 - 【請求項4】記録媒体が光記録媒体である請求項1〜3
のいずれかに記載の記録媒体。 - 【請求項5】光記録媒体が光磁気記録媒体である請求項
4記載の記録媒体。 - 【請求項6】記録媒体が磁気記録媒体である請求項1〜
3のいずれかに記載の記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6132861A JPH087331A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 記録媒体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6132861A JPH087331A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 記録媒体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087331A true JPH087331A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15091255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6132861A Pending JPH087331A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 記録媒体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087331A (ja) |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6132861A patent/JPH087331A/ja active Pending
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