JPH0873613A - 生分解性たんぱく質成形体 - Google Patents
生分解性たんぱく質成形体Info
- Publication number
- JPH0873613A JPH0873613A JP23968194A JP23968194A JPH0873613A JP H0873613 A JPH0873613 A JP H0873613A JP 23968194 A JP23968194 A JP 23968194A JP 23968194 A JP23968194 A JP 23968194A JP H0873613 A JPH0873613 A JP H0873613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- water resistance
- imparting agent
- protein
- acid ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的及び効果】 優れた強度を有し、土壌中において
微生物により分解される生分解性成形体を提供する。 【構成】 たんぱく質と可塑剤に、分解遅延剤及び/又
は耐水性付与剤を加えてなる生分解性成形体。
微生物により分解される生分解性成形体を提供する。 【構成】 たんぱく質と可塑剤に、分解遅延剤及び/又
は耐水性付与剤を加えてなる生分解性成形体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた強度を有し、土壌
中において微生物により分解される生分解性成形体に関
するものである。
中において微生物により分解される生分解性成形体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り成形体の材料として、加工が容易で安価でありあるい
は丈夫である等という理由から合成樹脂類が広く利用さ
れている。このようなプラスチック成形体は使用後、焼
却あるいは土中に埋められ廃棄されているが様々な問題
を抱えている。プラスチック成形体は焼却時高カロリー
を発生し炉を損傷したり、有害ガスを発生する、又は土
中に埋められた場合にはそのまま残存してしまうため環
境に悪影響をおよぼす。
り成形体の材料として、加工が容易で安価でありあるい
は丈夫である等という理由から合成樹脂類が広く利用さ
れている。このようなプラスチック成形体は使用後、焼
却あるいは土中に埋められ廃棄されているが様々な問題
を抱えている。プラスチック成形体は焼却時高カロリー
を発生し炉を損傷したり、有害ガスを発生する、又は土
中に埋められた場合にはそのまま残存してしまうため環
境に悪影響をおよぼす。
【0003】従来、このようなプラスチック廃棄物処理
の問題を解決するために生分解性を有するタンパク質成
形品が種々試されているが、水などの成形加工温度より
も低い沸点を持つ物質を加える事により得られた発泡成
形品は、薄く伸びた膜が壊れやすく、その破片により商
品価値を損なう恐れがある。また、その欠点を改良する
ために可塑剤にポリオール(グリセリン等)を使用する
という研究もされていて(特開平5−17591号公
報、特開平5−171049号公報)これにより柔軟性
が出てきているが上記提案等に見られるたんぱく質を素
材とする生分解性プラスチックは、土中で1カ月以内に
ほぼ完全に分解してしまうので、土に接する用途に適用
する場合に於いては、生分解性の速度を遅らせる必要が
出てくる。
の問題を解決するために生分解性を有するタンパク質成
形品が種々試されているが、水などの成形加工温度より
も低い沸点を持つ物質を加える事により得られた発泡成
形品は、薄く伸びた膜が壊れやすく、その破片により商
品価値を損なう恐れがある。また、その欠点を改良する
ために可塑剤にポリオール(グリセリン等)を使用する
という研究もされていて(特開平5−17591号公
報、特開平5−171049号公報)これにより柔軟性
が出てきているが上記提案等に見られるたんぱく質を素
材とする生分解性プラスチックは、土中で1カ月以内に
ほぼ完全に分解してしまうので、土に接する用途に適用
する場合に於いては、生分解性の速度を遅らせる必要が
出てくる。
【0004】本発明は、適度な可塑性を持ち、必要に応
じて耐水性のアップや土中に於ける生分解性の速度を緩
やかにコントロールできる生分解性たんぱく質成形品及
びその成形材料を提供することを課題とする。
じて耐水性のアップや土中に於ける生分解性の速度を緩
やかにコントロールできる生分解性たんぱく質成形品及
びその成形材料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
【0006】即ち、可塑性を出す為に可塑剤として水酸
基を分子内に1個以上含有するものを用い、さらに、分
解遅延剤としてグリセリン脂肪酸エステルを配合するこ
とにより、土中に於ける生分解に必要な時間が、分解遅
延剤を加えなかった物の場合1カ月以内で分解するのに
対して、2〜3カ月に延び、生分解性の速度を緩やかに
コントロールすることが可能となった。
基を分子内に1個以上含有するものを用い、さらに、分
解遅延剤としてグリセリン脂肪酸エステルを配合するこ
とにより、土中に於ける生分解に必要な時間が、分解遅
延剤を加えなかった物の場合1カ月以内で分解するのに
対して、2〜3カ月に延び、生分解性の速度を緩やかに
コントロールすることが可能となった。
【0007】さらに耐水性付与剤として多価アルコール
脂肪酸エステル、シリコン系撥水剤、フッ素系撥水剤、
ワックス類の内の1種、又は2種以上を組合わせた物を
加えることにより、耐水性が改善されることを見出し
た。なお、耐水性付与剤と分解遅延剤とを同時に配合す
ると、これらのどちらの効果も相乗的に向上するという
利点も見出された。
脂肪酸エステル、シリコン系撥水剤、フッ素系撥水剤、
ワックス類の内の1種、又は2種以上を組合わせた物を
加えることにより、耐水性が改善されることを見出し
た。なお、耐水性付与剤と分解遅延剤とを同時に配合す
ると、これらのどちらの効果も相乗的に向上するという
利点も見出された。
【0008】本発明で用いるタンパク質としては、グル
テン、卵白、カゼイン、ゼラチン等が挙げられる。ま
た、可塑剤としては、一価アルコール(オクチルアルコ
ール、イソステアリルアルコール)、多価アルコール
(グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ペン
タエリスリトール、ポリペンタエリスリトール等)、糖
類(ソルビトール、エリスリトール等)等が挙げられ
る。
テン、卵白、カゼイン、ゼラチン等が挙げられる。ま
た、可塑剤としては、一価アルコール(オクチルアルコ
ール、イソステアリルアルコール)、多価アルコール
(グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ペン
タエリスリトール、ポリペンタエリスリトール等)、糖
類(ソルビトール、エリスリトール等)等が挙げられ
る。
【0009】分解遅延剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル、例えば中鎖(C8〜C12)脂肪酸トリグリセラ
イド、アセチル化グリセリン脂肪酸エステル、長鎖(C
12〜C22)脂肪酸トリグリセライド、中鎖脂肪酸(C8
〜C12)モノグリセリド等が挙げられる。
ステル、例えば中鎖(C8〜C12)脂肪酸トリグリセラ
イド、アセチル化グリセリン脂肪酸エステル、長鎖(C
12〜C22)脂肪酸トリグリセライド、中鎖脂肪酸(C8
〜C12)モノグリセリド等が挙げられる。
【0010】また、耐水性付与剤としては、多価アルコ
ール(グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
エリスリトール、ペンタエリスリトール、ポリペンタエ
リスリトール等)の脂肪酸エステルやシリコン系撥水剤
やフッ素系撥水剤やワックス類(ポリエチレンワック
ス、カスターワックス、蜜ろう、パラフィンワックス、
マイクロワックス、ライスワックス等)が挙げられる。
ール(グリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
エリスリトール、ペンタエリスリトール、ポリペンタエ
リスリトール等)の脂肪酸エステルやシリコン系撥水剤
やフッ素系撥水剤やワックス類(ポリエチレンワック
ス、カスターワックス、蜜ろう、パラフィンワックス、
マイクロワックス、ライスワックス等)が挙げられる。
【0011】
【発明の効果】本発明の成形品は、生分解性を示すの
で、プラスチックの代替物として使用した場合、プラス
チック廃棄物処理上の問題を解決することができる。ま
た、可塑剤/充填剤の比、量、種類、組合せ、さらに加
工条件を変えることにより成形品の柔軟性、剛性、色調
をコントロールすることが可能となりプラスチック代替
物としての可能性が広がる。また、上記耐水性付与剤及
び/又は、分解遅延剤を使用することにより、耐水性の
アップと生分解性速度のコントロールが可能となる。
で、プラスチックの代替物として使用した場合、プラス
チック廃棄物処理上の問題を解決することができる。ま
た、可塑剤/充填剤の比、量、種類、組合せ、さらに加
工条件を変えることにより成形品の柔軟性、剛性、色調
をコントロールすることが可能となりプラスチック代替
物としての可能性が広がる。また、上記耐水性付与剤及
び/又は、分解遅延剤を使用することにより、耐水性の
アップと生分解性速度のコントロールが可能となる。
【0012】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。
る。
【0013】[生分解性試験]表1に示す各コンパウン
ドを30℃のロールで5分間混練しシート状にしたものを
150℃のプレス機で3分間プレスし1mm厚の成形シート
を得る。次に、そのシートを2号ダンベルで打ち抜き、
打ち抜かれた生分解性成形体を土中に埋め1週間毎に分
解の状況を調査した。その結果を表2に示した。
ドを30℃のロールで5分間混練しシート状にしたものを
150℃のプレス機で3分間プレスし1mm厚の成形シート
を得る。次に、そのシートを2号ダンベルで打ち抜き、
打ち抜かれた生分解性成形体を土中に埋め1週間毎に分
解の状況を調査した。その結果を表2に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】[耐水性試験]生分解性試験の時と同様に
成形シートを作り、水との接触角を測定することにより
耐水性を調べた。その結果を表3に示した。
成形シートを作り、水との接触角を測定することにより
耐水性を調べた。その結果を表3に示した。
【0017】
【表3】
Claims (4)
- 【請求項1】 たんぱく質と可塑剤に、分解遅延剤及び
/又は耐水性付与剤を加えたことを特徴とする生分解性
成形体。 - 【請求項2】 可塑剤が分子内に水酸基を1個以上有す
るものである請求項1記載の生分解性成形体。。 - 【請求項3】 分解遅延剤が、グリセリン脂肪酸エステ
ルであることを特徴とする請求項1又は2記載の生分解
性成形体。 - 【請求項4】 耐水性付与剤が多価アルコール脂肪酸エ
ステル、シリコン系撥水剤、フッ素系撥水剤、ワックス
類の内の1種、又は2種以上の組合せから成るものであ
る請求項1〜3までのいずれか1項記載の生分解性成形
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23968194A JPH0873613A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 生分解性たんぱく質成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23968194A JPH0873613A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 生分解性たんぱく質成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0873613A true JPH0873613A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17048333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23968194A Withdrawn JPH0873613A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 生分解性たんぱく質成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0873613A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100475128B1 (ko) * | 1997-01-11 | 2005-08-05 | 학교법인 인하학원 | 글루텐으로구성된생분해성조성물 |
| JP2014503703A (ja) * | 2010-12-15 | 2014-02-13 | クミルヒ イーペー ゲーエムベーハー | ミルクタンパク繊維を生成するための方法およびその方法から得られたミルクタンパク繊維製品 |
| JP5859157B1 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-02-10 | 株式会社松風 | 圧縮成型歯牙 |
| JP2021008681A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | Spiber株式会社 | 人工タンパク質繊維綿 |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP23968194A patent/JPH0873613A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100475128B1 (ko) * | 1997-01-11 | 2005-08-05 | 학교법인 인하학원 | 글루텐으로구성된생분해성조성물 |
| JP2014503703A (ja) * | 2010-12-15 | 2014-02-13 | クミルヒ イーペー ゲーエムベーハー | ミルクタンパク繊維を生成するための方法およびその方法から得られたミルクタンパク繊維製品 |
| JP5859157B1 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-02-10 | 株式会社松風 | 圧縮成型歯牙 |
| US10311753B2 (en) | 2015-04-01 | 2019-06-04 | Shofu Inc. | Compression method tooth |
| JP2021008681A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | Spiber株式会社 | 人工タンパク質繊維綿 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |