JPH0873620A - フッ素樹脂フィルム - Google Patents
フッ素樹脂フィルムInfo
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- JPH0873620A JPH0873620A JP6216998A JP21699894A JPH0873620A JP H0873620 A JPH0873620 A JP H0873620A JP 6216998 A JP6216998 A JP 6216998A JP 21699894 A JP21699894 A JP 21699894A JP H0873620 A JPH0873620 A JP H0873620A
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- fluororesin
- fluororesin film
- drip
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 フッ素樹脂を主たる成分とするフィルムであ
って、該フィルムの一方の面(A面)の表面平均粗さ
(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平均粗さ(R
a2 )とがRa1 >Ra2 なる関係にあることを特徴と
するフッ素樹脂フィルム。 【効果】 防汚性と易接着性を満し、しかも、その耐久
性に優れたフッ素樹脂フィルムを提供する。
って、該フィルムの一方の面(A面)の表面平均粗さ
(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平均粗さ(R
a2 )とがRa1 >Ra2 なる関係にあることを特徴と
するフッ素樹脂フィルム。 【効果】 防汚性と易接着性を満し、しかも、その耐久
性に優れたフッ素樹脂フィルムを提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フッ素樹脂フィルムに
関するものである。詳しくは、表面形態の異なる面を有
するフッ素樹脂フィルムに関する。
関するものである。詳しくは、表面形態の異なる面を有
するフッ素樹脂フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂フィルムは、特有の優れた耐
熱性、耐候性、耐薬品性、電気絶縁性等を有しているこ
とから多様な用途に用いられている。中でもプラスチッ
ク中、最も優れた耐候性、防汚性を兼備していることか
ら各種基材の表面保護材、農業ハウス用被覆材として好
適である。しかし、表面保護材として屋外等に適用する
場合、フッ素樹脂フィルムには被保護材のプラスチック
等の各種基材とより強固に接着し易く、反面、長期暴露
でゴミ、塵埃等の付着しにくいという相反する表面特性
が要求される。また、農業ハウス用被覆材に適用する場
合も、同様に防汚性のみならず表面上に形成する防滴層
の密着性、耐久性等の点で表面特性の異なる面を有する
ものが好適となり得る。
熱性、耐候性、耐薬品性、電気絶縁性等を有しているこ
とから多様な用途に用いられている。中でもプラスチッ
ク中、最も優れた耐候性、防汚性を兼備していることか
ら各種基材の表面保護材、農業ハウス用被覆材として好
適である。しかし、表面保護材として屋外等に適用する
場合、フッ素樹脂フィルムには被保護材のプラスチック
等の各種基材とより強固に接着し易く、反面、長期暴露
でゴミ、塵埃等の付着しにくいという相反する表面特性
が要求される。また、農業ハウス用被覆材に適用する場
合も、同様に防汚性のみならず表面上に形成する防滴層
の密着性、耐久性等の点で表面特性の異なる面を有する
ものが好適となり得る。
【0003】従って、この様な機能をフィルム表面に付
与させたものとしては、表面上にコロナ放電処理等の表
面処理を施したフッ素樹脂フィルムが知られている。
与させたものとしては、表面上にコロナ放電処理等の表
面処理を施したフッ素樹脂フィルムが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フッ素樹脂フィルムにおいては、表面上に処理の不均一
部分の存在や処理効果の耐久性に不安があった。更に、
表面処理を施しても、フィルム両面の形態が類似してい
ることから防汚性と接着性の均衡が十分とはいえない点
があった。すなわち、フィルム表面が接着性面からより
粗れた形態に、防汚性面からより平滑な形態の二面を満
足し得なかった。
フッ素樹脂フィルムにおいては、表面上に処理の不均一
部分の存在や処理効果の耐久性に不安があった。更に、
表面処理を施しても、フィルム両面の形態が類似してい
ることから防汚性と接着性の均衡が十分とはいえない点
があった。すなわち、フィルム表面が接着性面からより
粗れた形態に、防汚性面からより平滑な形態の二面を満
足し得なかった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決し、
フッ素樹脂フィルムとして防汚性と易接着性を満し、し
かも、その耐久性に優れたフッ素樹脂フィルムを提供す
ることを目的とする。
フッ素樹脂フィルムとして防汚性と易接着性を満し、し
かも、その耐久性に優れたフッ素樹脂フィルムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
フッ素樹脂フィルムは、フッ素樹脂を主たる成分とする
フィルムであって、該フィルムの一方の面(A面)の表
面平均粗さ(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平均粗
さ(Ra2 )とがRa1 >Ra2 なる関係にあるものか
らなる。
フッ素樹脂フィルムは、フッ素樹脂を主たる成分とする
フィルムであって、該フィルムの一方の面(A面)の表
面平均粗さ(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平均粗
さ(Ra2 )とがRa1 >Ra2 なる関係にあるものか
らなる。
【0007】本発明において、フッ素樹脂の材質は特に
限定されず、公知の各種のものを用いることができる。
代表的なものとして4フッ化エチレン重合体、エチレン
−4フッ化エチレン共重合体、4フッ化エチレン−6フ
ッ化プロピレン共重合体、4フッ化エチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、2フッ化ビニリ
デン重合体、3フッ化エチレン重合体、1フッ化エチレ
ン重合体、塩化3フッ化エチレン重合体等やこれらの共
重合体や混合体等を挙げられることができる。しかし機
械的特性、製膜性、加工適性等の面から4フッ化エチレ
ン−6フッ化プロピレン共重合体、エチレン−4フッ化
エチレン共重合体を用いるのが好ましく、中でもエチレ
ン−4フッ化エチレン共重合体を主成分としたものが特
に好ましい。尚、主たる成分とは、そのものが樹脂成分
中50%以上が好ましく、さらに好ましくは70%以上
であるものを指し、適宜、他の物質を含有してもよい。
添加する樹脂は特に限定されないが、例えばポリオレフ
ィン系樹脂、アクリル系樹脂等を挙げるのが可能であ
る。
限定されず、公知の各種のものを用いることができる。
代表的なものとして4フッ化エチレン重合体、エチレン
−4フッ化エチレン共重合体、4フッ化エチレン−6フ
ッ化プロピレン共重合体、4フッ化エチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、2フッ化ビニリ
デン重合体、3フッ化エチレン重合体、1フッ化エチレ
ン重合体、塩化3フッ化エチレン重合体等やこれらの共
重合体や混合体等を挙げられることができる。しかし機
械的特性、製膜性、加工適性等の面から4フッ化エチレ
ン−6フッ化プロピレン共重合体、エチレン−4フッ化
エチレン共重合体を用いるのが好ましく、中でもエチレ
ン−4フッ化エチレン共重合体を主成分としたものが特
に好ましい。尚、主たる成分とは、そのものが樹脂成分
中50%以上が好ましく、さらに好ましくは70%以上
であるものを指し、適宜、他の物質を含有してもよい。
添加する樹脂は特に限定されないが、例えばポリオレフ
ィン系樹脂、アクリル系樹脂等を挙げるのが可能であ
る。
【0008】また、フッ素樹脂には必要に応じて、本発
明の効果を損わない量で公知の添加剤、例えば、耐熱安
定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、顔料、染料、無機または有機の微粒子、分散
剤、カップリング剤、充填剤等を配合してもよい。
明の効果を損わない量で公知の添加剤、例えば、耐熱安
定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、顔料、染料、無機または有機の微粒子、分散
剤、カップリング剤、充填剤等を配合してもよい。
【0009】更に、本発明のフッ素樹脂フィルムは未配
向、一軸配向、二軸配向のいずれでも用い得るが機械的
強度が要求される場合には配向フィルムが望ましい。
向、一軸配向、二軸配向のいずれでも用い得るが機械的
強度が要求される場合には配向フィルムが望ましい。
【0010】フッ素樹脂フィルムの厚みは、特に限定さ
れず、1〜500μm程度の範囲から適当な厚みを設定
することができる。また、フッ素樹脂フィルムの機械的
特性や光学的特性等についても、特に限定されず、種々
用途での要求特性を勘案して、適切に所望の値に設定で
きる。
れず、1〜500μm程度の範囲から適当な厚みを設定
することができる。また、フッ素樹脂フィルムの機械的
特性や光学的特性等についても、特に限定されず、種々
用途での要求特性を勘案して、適切に所望の値に設定で
きる。
【0011】更に本発明では、フッ素樹脂フィルムによ
り一層の易接着性を付与し加工適性を良化せしめるため
に、フィルムの一方の面(A面)に表面処理を施しても
よい。表面処理は公知の方法、例えばコロナ放電処理
(空気中、窒素中、炭酸ガス中など)やプラズマ処理
(高圧、低圧)、アルカリ金属溶液処理、高周波スパッ
タエッチング処理等が挙げられる。
り一層の易接着性を付与し加工適性を良化せしめるため
に、フィルムの一方の面(A面)に表面処理を施しても
よい。表面処理は公知の方法、例えばコロナ放電処理
(空気中、窒素中、炭酸ガス中など)やプラズマ処理
(高圧、低圧)、アルカリ金属溶液処理、高周波スパッ
タエッチング処理等が挙げられる。
【0012】処理強度は、特に限定されず、用途に応じ
て適切に所望の値とすることができるが、処理強度の目
安として、JIS−K−6768に基づいて測定したフ
ィルムの表面濡れ指数を40dyn/cm以上、好まし
くは45dyn/cm以上とするのがよい。
て適切に所望の値とすることができるが、処理強度の目
安として、JIS−K−6768に基づいて測定したフ
ィルムの表面濡れ指数を40dyn/cm以上、好まし
くは45dyn/cm以上とするのがよい。
【0013】本発明においては、本発明の目的を達成し
得る上で、フッ素樹脂フィルム表面の一方の面(A面)
の表面平均粗さ(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平
均粗さ(Ra2 )とをRa1 >Ra2 なる関係にするこ
とが必要である。
得る上で、フッ素樹脂フィルム表面の一方の面(A面)
の表面平均粗さ(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平
均粗さ(Ra2 )とをRa1 >Ra2 なる関係にするこ
とが必要である。
【0014】本発明では、フッ素樹脂フィルムの表面平
均粗さは特に限定されるものではないが、得られる効果
の点から、表面平均粗さRa1 は0.01μm以上、好
ましくは0.015μm以上であるものが望ましく、表
面平均粗さRa2 は0.01μm未満、好ましくは0.
008μm未満であるものが望ましい。
均粗さは特に限定されるものではないが、得られる効果
の点から、表面平均粗さRa1 は0.01μm以上、好
ましくは0.015μm以上であるものが望ましく、表
面平均粗さRa2 は0.01μm未満、好ましくは0.
008μm未満であるものが望ましい。
【0015】また、本発明では、表面平均粗さRa1 と
Ra2 の差が0.002μm以上、好ましくは0.00
5μm以上、より好ましくは0.008μm以上である
ものが防汚性、易接着性等の機能面でより望ましい。
Ra2 の差が0.002μm以上、好ましくは0.00
5μm以上、より好ましくは0.008μm以上である
ものが防汚性、易接着性等の機能面でより望ましい。
【0016】更に、本発明においては、A面の高さ20
〜200mμの突起数P1 とB面の高さ20〜200m
μの突起数P2 とがP1 −P2 ≧5なる関係にあること
が好ましく、より好ましくはP1 −P2 ≧10、更に好
ましくはP1 −P2 ≧20である。両面の突起数の差が
5未満では、フィルム面同士の滑り性に問題を生じた
り、防汚性と接着性の均衡が計れなくなり易い。
〜200mμの突起数P1 とB面の高さ20〜200m
μの突起数P2 とがP1 −P2 ≧5なる関係にあること
が好ましく、より好ましくはP1 −P2 ≧10、更に好
ましくはP1 −P2 ≧20である。両面の突起数の差が
5未満では、フィルム面同士の滑り性に問題を生じた
り、防汚性と接着性の均衡が計れなくなり易い。
【0017】本発明で規定する所定の表面を形成するに
は、公知技術の駆使、例えば、無機粒子を用いた積層法
などによっても達成出来ないこともないが、フッ素樹脂
フィルムにおいては、添加する一般的な無機粒子はフッ
素樹脂の溶融時に生じる腐食性ガスに侵され、変色・変
質することが問題となるため、適応が難しい。従って、
実質的に粒子を含有しないかたちで所望の表面を得るの
が望ましい。その手法としては、押出成形加工時に何等
かの技術、例えば、静電印加法の採用、熱風の吹き付け
等による表層の冷却速度の調整、キャストドラム表面の
面粗度の変更およびこれらの組み合わせ等が好ましく、
特に静電印加法と熱風吹き付け法の併用が好ましい。
は、公知技術の駆使、例えば、無機粒子を用いた積層法
などによっても達成出来ないこともないが、フッ素樹脂
フィルムにおいては、添加する一般的な無機粒子はフッ
素樹脂の溶融時に生じる腐食性ガスに侵され、変色・変
質することが問題となるため、適応が難しい。従って、
実質的に粒子を含有しないかたちで所望の表面を得るの
が望ましい。その手法としては、押出成形加工時に何等
かの技術、例えば、静電印加法の採用、熱風の吹き付け
等による表層の冷却速度の調整、キャストドラム表面の
面粗度の変更およびこれらの組み合わせ等が好ましく、
特に静電印加法と熱風吹き付け法の併用が好ましい。
【0018】本発明では、本発明フィルムを農業ハウス
用に適用する場合、フィルムの一方の面(A面)上に防
滴層を形成せしめることが望ましい。一般にハウス用被
覆材には土壌や植物から飛散した水蒸気がハウス内面に
凝集して細い水滴となって付着し、かかる水滴が光線透
過率の悪化など種々の弊害を起こすことから防滴層が必
要とされる。防滴層には、防滴剤として開示された公知
のものの適用が可能であり、通常、新水性ポリマー、界
面活性剤、コロイダルシリカ、アルミナゾル等やこれら
の各種混合体を主成分とするものが好適に用い得る。
用に適用する場合、フィルムの一方の面(A面)上に防
滴層を形成せしめることが望ましい。一般にハウス用被
覆材には土壌や植物から飛散した水蒸気がハウス内面に
凝集して細い水滴となって付着し、かかる水滴が光線透
過率の悪化など種々の弊害を起こすことから防滴層が必
要とされる。防滴層には、防滴剤として開示された公知
のものの適用が可能であり、通常、新水性ポリマー、界
面活性剤、コロイダルシリカ、アルミナゾル等やこれら
の各種混合体を主成分とするものが好適に用い得る。
【0019】また、農業ハウスにあっては、特に晩秋か
ら冬場にかけての施設栽培において、外気との温度差が
急激に変化しやすい朝方、あるいは夕方などに被覆材の
内面近傍に霧が発生し、しかも、自然対流によってハウ
ス内全域をおおう現象が起こる。しかるに、発生した霧
は栽培作物の葉、茎、花、果実などを濡らし、病害発生
の原因となったり、光線透過量の不足による成育不良や
栽培作物を乾かすために暖房燃費が増すなどの不利を引
き起こすことから、防滴層に防霧剤を含有させることが
望ましい。防霧剤としては、公知のものの適用が可能で
あるが、中では有機フッ素界面活性剤が好ましい。有機
フッ素系界面活性剤としては、例えば直鎖状または分岐
状のパーフロオロアルキル基またはパーフロオロアルケ
ニル基を含むものが挙げられ、陰イオン系界面活性剤、
陽イオン系界面活性剤、両イオン系界面活性剤、非イオ
ン系界面活性剤などの中から選ばれた少なくとも1種以
上が適用される。
ら冬場にかけての施設栽培において、外気との温度差が
急激に変化しやすい朝方、あるいは夕方などに被覆材の
内面近傍に霧が発生し、しかも、自然対流によってハウ
ス内全域をおおう現象が起こる。しかるに、発生した霧
は栽培作物の葉、茎、花、果実などを濡らし、病害発生
の原因となったり、光線透過量の不足による成育不良や
栽培作物を乾かすために暖房燃費が増すなどの不利を引
き起こすことから、防滴層に防霧剤を含有させることが
望ましい。防霧剤としては、公知のものの適用が可能で
あるが、中では有機フッ素界面活性剤が好ましい。有機
フッ素系界面活性剤としては、例えば直鎖状または分岐
状のパーフロオロアルキル基またはパーフロオロアルケ
ニル基を含むものが挙げられ、陰イオン系界面活性剤、
陽イオン系界面活性剤、両イオン系界面活性剤、非イオ
ン系界面活性剤などの中から選ばれた少なくとも1種以
上が適用される。
【0020】防滴層には、更に必要に応じて公知の添加
剤、例えば消泡剤、塗布性改良剤、酸化防止剤、染料、
顔料などを含有せしめてもよい。また、防滴層の積層厚
さは、特に限定されるものではないが0.01〜5.0
μmが好ましく、より好ましくは0.05〜1.0μm
の範囲にあるものが層の均一形成性、取り扱い性、防滴
性等の点で好ましい。
剤、例えば消泡剤、塗布性改良剤、酸化防止剤、染料、
顔料などを含有せしめてもよい。また、防滴層の積層厚
さは、特に限定されるものではないが0.01〜5.0
μmが好ましく、より好ましくは0.05〜1.0μm
の範囲にあるものが層の均一形成性、取り扱い性、防滴
性等の点で好ましい。
【0021】次に本発明フィルムの製造方法について説
明するが、かかる例に限定されるものではない。
明するが、かかる例に限定されるものではない。
【0022】まず、常法で得られた原料ペレットを溶融
押出機に供給し、ペレットが溶融する温度以上、樹脂が
分解する温度以下の温度でスリット状のダイからシート
状に溶融押出し、温度50〜250℃の冷却ドラム上に
静電印加法で密着させる。引続きドラム上に密着させた
状態でシート表面に温度50〜400℃の熱風を1〜1
20秒間吹き付けた後、冷却固化せしめて未延伸フィル
ムを作る。更に、未延伸フィルムは必要に応じて公知の
同時二軸又は逐次延伸法で一軸又は二軸延伸してもよい
し、種々の雰囲気中でのコロナ放電処理など公知の放電
処理を施してもよい。次にフィルム表面上に防滴層を設
ける方法としては、製膜工程内で基体となるフィルムに
あらかじめ所定量に調整した溶液を塗布、しかる後に乾
燥する方法、基体フィルム単膜として巻き取った後に、
塗布−乾燥の工程を設ける方法などが好ましく適用でき
る。塗布方法は特に限定されず押出ラミネート法、メル
トコーティング法等を用いてもよいが、高速で薄膜コー
トすることが可能であるという理由からグラビヤコート
法、リバースコート法、キッスコート法、ダイコート
法、メタリングバーコート法など公知の方法を適用でき
る。また、塗材濃度、塗膜乾燥条件は特に限定されるも
のではないが、塗膜乾燥条件は基体フィルムの諸特性に
悪影響を及ぼさない範囲で行なうのが望ましい。
押出機に供給し、ペレットが溶融する温度以上、樹脂が
分解する温度以下の温度でスリット状のダイからシート
状に溶融押出し、温度50〜250℃の冷却ドラム上に
静電印加法で密着させる。引続きドラム上に密着させた
状態でシート表面に温度50〜400℃の熱風を1〜1
20秒間吹き付けた後、冷却固化せしめて未延伸フィル
ムを作る。更に、未延伸フィルムは必要に応じて公知の
同時二軸又は逐次延伸法で一軸又は二軸延伸してもよい
し、種々の雰囲気中でのコロナ放電処理など公知の放電
処理を施してもよい。次にフィルム表面上に防滴層を設
ける方法としては、製膜工程内で基体となるフィルムに
あらかじめ所定量に調整した溶液を塗布、しかる後に乾
燥する方法、基体フィルム単膜として巻き取った後に、
塗布−乾燥の工程を設ける方法などが好ましく適用でき
る。塗布方法は特に限定されず押出ラミネート法、メル
トコーティング法等を用いてもよいが、高速で薄膜コー
トすることが可能であるという理由からグラビヤコート
法、リバースコート法、キッスコート法、ダイコート
法、メタリングバーコート法など公知の方法を適用でき
る。また、塗材濃度、塗膜乾燥条件は特に限定されるも
のではないが、塗膜乾燥条件は基体フィルムの諸特性に
悪影響を及ぼさない範囲で行なうのが望ましい。
【0023】
【特性の測定方法及び評価方法】本発明の特性値は、次
の測定方法、評価基準による。
の測定方法、評価基準による。
【0024】(1)表面平均粗さ(Ra1 ,Ra2 ) 三次元表面粗さ計((株)小坂研究所製)を用いて測定
した。
した。
【0025】(2)突起数(P1 、P2 ) 上記(1)と同様の機器を用いた。突起数は、得られた
粗さ曲線の中心線に平行で+yだけ離れたレベルに1本
のピークカウントレベルを設け、中心線を曲線が交叉す
る2点間において、上側のピークカウントが交叉する点
が1回以上存在する時、1山としてこの山数を測定長さ
1mm間において求めた。
粗さ曲線の中心線に平行で+yだけ離れたレベルに1本
のピークカウントレベルを設け、中心線を曲線が交叉す
る2点間において、上側のピークカウントが交叉する点
が1回以上存在する時、1山としてこの山数を測定長さ
1mm間において求めた。
【0026】(3)易接着性 フィルム表面に厚さ約300オングストロームのアルミ
蒸着層を形成し、該アルミ層上に“セロテープ”CT−
24(ニチバン(株)製)を貼り、ハンドローラで圧着
させた後、“セロテープ”を180゜方向に強制剥離
し、アルミ層の剥離度合を観察し、以下の如く判定し
た。
蒸着層を形成し、該アルミ層上に“セロテープ”CT−
24(ニチバン(株)製)を貼り、ハンドローラで圧着
させた後、“セロテープ”を180゜方向に強制剥離
し、アルミ層の剥離度合を観察し、以下の如く判定し
た。
【0027】○:良好(剥離面積5%未満) △:やや劣る(剥離面積5%以上20%未満) ×:不良(剥離面積20%以上) (4)防滴性 30坪の鉄骨ハウス(軒下2.5m、屋根部傾斜15
゜)にフィルムのA面を内側に被覆し、作物栽培下で冬
期6カ月間(10月〜3月)の防滴性を肉視観察し、以
下の如く判定した。
゜)にフィルムのA面を内側に被覆し、作物栽培下で冬
期6カ月間(10月〜3月)の防滴性を肉視観察し、以
下の如く判定した。
【0028】○:良好 △:やや劣る ×:不良 (5)防汚性 上記(3)ハウスの屋根部にフィルムのB面を外側にし
て展張し、被覆材外面に付着した塵埃程度を経時で比較
観察し、次の基準で評価した。
て展張し、被覆材外面に付着した塵埃程度を経時で比較
観察し、次の基準で評価した。
【0029】○:良好 △:やや不良 ×:不良
【0030】
【実施例】本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明
するが、本発明はこれらに限定されているものではな
い。
するが、本発明はこれらに限定されているものではな
い。
【0031】実施例1 ETFEペレット“ネオフロン”EP521(ダイキン
工業(株)製)を押出機に供給し、常法により295℃
で溶融押出し、該溶融シートを表面温度160℃に保た
れた冷却ドラム上に静電印加法で密着させ、該シート表
面に温度190℃の熱風を約20秒間吹き付けた後、冷
却固化せしめて厚さ50μmの未延伸フィルムを得た。
得られたフッ素樹脂フィルムの特性は表1に示した通り
であり、該フィルムは非ドラム面の表面平均粗さがドラ
ム面より大きく、優れた特性を有していた。
工業(株)製)を押出機に供給し、常法により295℃
で溶融押出し、該溶融シートを表面温度160℃に保た
れた冷却ドラム上に静電印加法で密着させ、該シート表
面に温度190℃の熱風を約20秒間吹き付けた後、冷
却固化せしめて厚さ50μmの未延伸フィルムを得た。
得られたフッ素樹脂フィルムの特性は表1に示した通り
であり、該フィルムは非ドラム面の表面平均粗さがドラ
ム面より大きく、優れた特性を有していた。
【0032】実施例2 実施例1に基づき、実施例1と同様に静電印加法で密着
させた後、該シート表面に温度250℃の熱風を約15
秒間吹き付け、以下、同様にして厚さ100μmの未延
伸フィルムを得た。表1に示したようにフッ素樹脂フィ
ルムは各特性に優れていることが判る。
させた後、該シート表面に温度250℃の熱風を約15
秒間吹き付け、以下、同様にして厚さ100μmの未延
伸フィルムを得た。表1に示したようにフッ素樹脂フィ
ルムは各特性に優れていることが判る。
【0033】実施例3 実施例1で得られたフッ素樹脂フィルムのA面(非ドラ
ム面)を空気中で処理強度80W・min/m2 でコロ
ナ放電処理を施した後、該処理面上にポリビニルアルコ
ール“デンカポバール”K−24E(電気化学工業
(株)製)とコロイダルシリカ(触媒化成工業(株)
製)、非イオン系界面活性剤“ノニオン”NS−210
(日本油脂工業(株)製)を固形分重量比が80:1
9.7:0.3の組成で均一分散させた濃度7重量%の
塗材を塗布し、塗布層を120℃で1分間乾燥させ、厚
さ0.8μmの防滴層を形成させた。表1にフッ素樹脂
フィルムの特性を示す。かくして得られたフッ素樹脂フ
ィルムを農業ハウスに被覆した。該農業ハウスは防滴性
が良好で、その耐久性に優れるものであった。
ム面)を空気中で処理強度80W・min/m2 でコロ
ナ放電処理を施した後、該処理面上にポリビニルアルコ
ール“デンカポバール”K−24E(電気化学工業
(株)製)とコロイダルシリカ(触媒化成工業(株)
製)、非イオン系界面活性剤“ノニオン”NS−210
(日本油脂工業(株)製)を固形分重量比が80:1
9.7:0.3の組成で均一分散させた濃度7重量%の
塗材を塗布し、塗布層を120℃で1分間乾燥させ、厚
さ0.8μmの防滴層を形成させた。表1にフッ素樹脂
フィルムの特性を示す。かくして得られたフッ素樹脂フ
ィルムを農業ハウスに被覆した。該農業ハウスは防滴性
が良好で、その耐久性に優れるものであった。
【0034】比較例1 ETFEペレットとして“アフロン”COP−C55A
X(旭硝子(株)製)を用い、以下、実施例1と同様に
溶融押出し、温度150℃の冷却ドラム上に静電印加法
を用いず、しかも、熱風処理を施さずに冷却固化せしめ
厚さ25μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィル
ムの特性は表1に示した通りであり、満足する特性の得
られないことが判る。
X(旭硝子(株)製)を用い、以下、実施例1と同様に
溶融押出し、温度150℃の冷却ドラム上に静電印加法
を用いず、しかも、熱風処理を施さずに冷却固化せしめ
厚さ25μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィル
ムの特性は表1に示した通りであり、満足する特性の得
られないことが判る。
【0035】比較例2 比較例1で得られたフッ素樹脂フィルムの非ドラム面上
に、実施例3と同様に防滴層を形成した後、実施例3と
同様にして農業ハウスに被覆した。該農業ハウスは防滴
性にムラがみられ、その耐久性は満足できるものではな
かった。
に、実施例3と同様に防滴層を形成した後、実施例3と
同様にして農業ハウスに被覆した。該農業ハウスは防滴
性にムラがみられ、その耐久性は満足できるものではな
かった。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明のフッ素樹脂フィルムにおいて
は、フッ素樹脂フィルム上に表面形態の異なる面を形成
せしめたので、次のような優れた効果を得ることができ
た。
は、フッ素樹脂フィルム上に表面形態の異なる面を形成
せしめたので、次のような優れた効果を得ることができ
た。
【0038】まず、本発明のフッ素樹脂フィルムは、防
汚性と易接着性を有しており、しかもその耐久性に優れ
ている。
汚性と易接着性を有しており、しかもその耐久性に優れ
ている。
【0039】また、本発明のフッ素樹脂フィルムを被覆
した農業ハウスは、優れた防滴性を有しており、しかも
その効果を持続させることができるので入射光の透過を
妨げない。
した農業ハウスは、優れた防滴性を有しており、しかも
その効果を持続させることができるので入射光の透過を
妨げない。
【0040】本発明のフッ素樹脂フィルムは、上記のよ
うな優れた特性を有するので、光学用、グラフィック
用、各種基材(プラスチック、ガラス、金属、木材、
紙、布、無機材料等)のオーバレイ用、マーキングフィ
ルム用、ラベル用、防汚シート用、テント用、屋外展張
材用(農業ハウス等)など広範囲に適用できる。
うな優れた特性を有するので、光学用、グラフィック
用、各種基材(プラスチック、ガラス、金属、木材、
紙、布、無機材料等)のオーバレイ用、マーキングフィ
ルム用、ラベル用、防汚シート用、テント用、屋外展張
材用(農業ハウス等)など広範囲に適用できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 フッ素樹脂を主たる成分とするフィルム
であって、該フィルムの一方の面(A面)の表面平均粗
さ(Ra1 )と他方の面(B面)の表面平均粗さ(Ra
2 )とがRa1 >Ra2 なる関係にあることを特徴とす
るフッ素樹脂フィルム。 - 【請求項2】 Ra1 −Ra2 が0.002μm以上で
あることを特徴とする請求項1に記載のフッ素樹脂フィ
ルム。 - 【請求項3】 A面の高さ20〜200mμの突起数P
1 とB面の高さ20〜200mμの突起数P2 とがP1
−P2 ≧5なる関係にあることを特徴とする請求項1又
は2に記載のフッ素樹脂フィルム。 - 【請求項4】 前記フッ素樹脂が実質的に粒子を含有し
ないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
にに記載のフッ素樹脂フィルム。 - 【請求項5】 前記フィルムの一方の面(A面)上に防
滴層を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載のフッ素樹脂フィルム。 - 【請求項6】 前記フッ素樹脂フィルムがエチレン−4
フッ化エチレン共重合樹脂を主たる成分とする組成物か
らなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
かに記載のフッ素樹脂フィルム。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
のフッ素樹脂フィルムを用いてなることを特徴とする農
業用ハウス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216998A JPH0873620A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | フッ素樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216998A JPH0873620A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | フッ素樹脂フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0873620A true JPH0873620A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16697220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6216998A Pending JPH0873620A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | フッ素樹脂フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0873620A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1076572A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-03-24 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | フッ素樹脂シート |
| JPH10204189A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-08-04 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | フッ素樹脂シート及び合わせガラス |
| JP2008024748A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Ntt Advanced Technology Corp | 表面改質組成物および積層体 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6216998A patent/JPH0873620A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1076572A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-03-24 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | フッ素樹脂シート |
| JPH10204189A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-08-04 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | フッ素樹脂シート及び合わせガラス |
| JP2008024748A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Ntt Advanced Technology Corp | 表面改質組成物および積層体 |
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