JPH0873853A - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

液晶組成物および液晶表示素子

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JPH0873853A
JPH0873853A JP6240668A JP24066894A JPH0873853A JP H0873853 A JPH0873853 A JP H0873853A JP 6240668 A JP6240668 A JP 6240668A JP 24066894 A JP24066894 A JP 24066894A JP H0873853 A JPH0873853 A JP H0873853A
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JP
Japan
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liquid crystal
group
crystal composition
carbon atoms
formula
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Withdrawn
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JP6240668A
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English (en)
Inventor
Etsuo Nakagawa
悦男 中川
Shinichi Sawada
信一 澤田
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Publication of JPH0873853A publication Critical patent/JPH0873853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 STN表示方式用の適当に高いΔnと低粘性
を有する液晶組成物。 【構成】 第一成分(3−40%)及び第二成分(30
−97%)を含む液晶組成物。第一成分:式(I)の化
合物、第二成分:式(II)の化合物。 【化1】 式中、R1、R2、及びR3はC数1〜10のアルキル又
はC数2〜10のアルケニルを示し、いずれにおいても
基中の任意の一つ又は相隣接しない二つ以上のメチレン
は−O−により置換されていてもよく、Z1は−CH2
2−、−COO−又は単結合を示し、Q1及びQ2はH
又はFを示し、(A)はトランス1,4−シクロヘキシ
レン、1,4−フェニレン又はトランス−1,3−ジオ
キサン−2,5−ジイルを示し、mは0又は1を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネマチック液晶組成物お
よびその液晶組成物を用いる液晶表示素子に関する。さ
らに詳しくは、TN表示方式およびSTN表示方式に用
いられる液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)の開発における
近年のテーマとして、特に動画に対応するために高速応
答性であることが強く要求され、各々のLCD表示方式
に対して種々検討されてきた。例えば、上下基盤におけ
る液晶分子の配向を90゜にツイストさせたTN表示方
式においては、G.Bauerによって報告されている
(Cryst.Liq.,63,45(1981))よ
うに、セル表面の干渉縞の発生を防止するために、セル
に充填される液晶材料の屈折率異方性(Δn)とセル厚
(d)μmの積(Δn・d)をある一定の値(例えばΔ
n・d=0.5あるいはΔn・d=1.0等)に設定す
る必要がある。そこでΔnの大きな液晶材料を用いれば
dの値を小さくすることができ、dが小さくなれば応答
時間(τ)は液晶材料の粘度(η)に比例しかつセル厚
dの2乗に比例することから、τは著しく低下する。従
って、このような液晶表示素子に用いられる液晶組成物
としては、適当に高いΔnを有し、かつ低粘性であるこ
とは非常に有益である。
【0003】一方、T.J.Scheffer等によっ
て提案された(Appl.Phys.Lett.,45
(10),1021(1984))、上下の基盤におけ
る液晶分子の配向を180〜270゜のある角度にツイ
ストさせたスーパーツイストネマチック表示方式(ST
N)においては、電圧−透過率曲線が急峻であること、
ネマチック−等方性液相転移温度(NI点)が高いこ
と、粘度が低いこと等の特性が求められている。このS
TN表示方式においては、特に複屈折効果による干渉色
を表示として用いているため、複屈折の光路長Δn・d
はある一定の値(例えば、Δn・d=0.85等)に調
整されている。従って、Δnの大きい液晶材料を用いれ
ば、前述したように応答時間τは著しく低下する。従っ
て、STN表示方式に用いられる液晶組成物としても、
適当に高いΔnを有し、かつ低粘度である液晶材料が望
まれている。そしてこのような液晶組成物を求める検討
はなされてはいるものの、なお材料の改良を要求されて
いるのが現状である。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、上記
TN表示方式およびSTN表示方式に求められる種々の
特性を満たしながら、特に高速応答性に対応するため
に、適当に高いΔnを有し、かつ低い粘度を有する液晶
組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、 (1) 一般式(I)
【化7】
【0006】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭
素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアル
ケニル基を示し、いずれにおいても基中の任意の一つま
たは相隣接しない二つ以上のメチレン基は酸素原子によ
り置換されていてもよい。)で表される化合物を少なく
とも1種含有することを特徴とする液晶組成物に関す
る。本発明の態様の一部は、以下の(2)〜(11)に
記載される。 (2) 第一成分として、一般式(I)
【0007】
【化8】
【0008】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭
素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアル
ケニル基を示し、いずれにおいても基中の任意の一つま
たは相隣接しない二つ以上のメチレン基は酸素原子によ
り置換されていてもよい。)で表される化合物を少なく
とも一つ含有し、第二成分として、一般式(II)
【0009】
【化9】
【0010】(式中、R3は炭素数1〜10のアルキル
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示し、いずれ
においても基中の任意の一つまたは相隣接しない二つ以
上のメチレン基は酸素原子により置換されていてもよ
く、Z1は−CH2CH2−、−COO−または単結合を
示し、Q1およびQ2はそれぞれ独立にHまたはFを示
し、(A)はトランス−1,4−シクロヘキシレン基、
1,4−フェニレン基またはトランス−1,3−ジオキ
サン−2,5−ジイル基を示し、mは0または1を示
す。)で表される化合物の群から選択される少なくとも
一つの化合物を含有することを特徴とする液晶組成物。
【0011】(3) 液晶組成物の全重量に対して、第
一成分の混合割合が3〜40%で、第二成分の混合割合
が20〜97%である前記(2)項に記載の液晶組成
物。 (4) 第三成分として、一般式(III)または(IV)
【0012】
【化10】
【0013】(式(III)において、R6およびR7はそ
れぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基または炭素数
2〜10のアルケニル基を示し、いずれにおいても基中
の任意の一つまたは相隣接しない二つ以上のメチレン基
は酸素原子により置換されていてもよく、(C)はトラ
ンス−1,4−シクロヘキシレン基、ピリミジン−2,
5−ジイル基または1,4−フェニレン基を示し、
(D)はトランス−1,4−シクロヘキシレン基または
1,4−フェニレン基を示し、Z4は−C≡C−、−C
OO−、−CH2CH2−または単結合を示し、式(IV)
において、R8は炭素数1〜10のアルキル基または炭
素数2〜10のアルケニル基を示し、いずれにおいても
基中の任意の一つまたは相隣接しない二つ以上のメチレ
ン基は酸素原子により置換されていてもよく、R9は炭
素数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素数
2〜10のアルコキシメチル基を示し、(E)はトラン
ス−1,4−シクロヘキシレン基またはピリミジン−
2,5−ジイル基を示し、(G)はトランス−1,4−
シクロヘキシレン基または側位の一つのHがFで置換さ
れていてもよい1,4−フェニレン基を示し、(J)は
トランス−1,4−シクロヘキシレン基または1,4−
フェニレン基を示し、Z5は−CH2CH2−、−COO
−または単結合を示し、Z6は−C≡C−、−COO−
または単結合を示す。)で表される化合物の群から選択
される少なくとも一つの化合物をさらに含有することを
特徴とする前記の(2)または(3)項に記載の液晶組
成物。
【0014】(5) 液晶組成物の全重量に対して第三
成分の混合割合が60%以下である、前記(4)項に記
載の液晶組成物。 (6) 第三成分として、一般式(V)または(VI)
【0015】
【化11】
【0016】(式(V)において、R4は炭素数1〜10
のアルキル基を示し、Q3はHまたはFを示し、kは0
または1を示し、式(VI)において、R5は炭素数1〜
10のアルキル基を示し、(B)はトランス−1,4−
シクロヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示
し、Q4およびQ5はHまたはFを示し、Z2およびZ3
それぞれ独立に−COO−または単結合を示し、hは0
または1を示す。)で表される化合物の群から選択され
る少なくとも一つの化合物をさらに含有することを特徴
とする前記(2)項に記載の液晶組成物。 (7) 第四成分として、一般式(V)または(VI)
【0017】
【化12】
【0018】(式(V)において、R4は炭素数1〜10
のアルキル基を示し、Q3はHまたはFを示し、kは0
または1を示し、式(VI)において、R5は炭素数1〜
10のアルキル基を示し、(B)はトランス−1,4−
シクロヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示
し、Q4およびQ5はHまたはFを示し、Z2およびZ3
それぞれ独立に−COO−または単結合を示し、hは0
または1を示す。)で表される化合物の群から選択され
る少なくとも一つの化合物をさらに含有することを特徴
とする前記(4)項または(5)項に記載の液晶組成
物。 (8) 液晶組成物の全重量に対して第三成分の混合割
合が50%以下である、前記(6)項に記載の液晶組成
物。 (9) 液晶組成物の全重量に対して第四成分の混合割
合が50%以下である、前記(7)項に記載の液晶組成
物。 (10) 一般式(I)において、R1およびR2がそれ
ぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基またはアルコキ
シ基である、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載
の液晶組成物。
【0019】(11) 一般式(III)において、R6
よびR7がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル
基、アルコキシ基または炭素数2〜10のアルコキシメ
チル基を示し、Z4が−C≡C−、−COO−または単
結合を示す、前記の(4)、(5)、(7)、(9)お
よび(10)の中のいずれか一項に記載の液晶組成物。 (12) 一般式(IV)において、R8が炭素数1〜1
0のアルキル基を示し、R9が炭素数1〜10のアルキ
ル基またはアルコキシ基を示す、前記の(4)、(5)
(7)、および(9)〜(11)の中のいずれか一項に
記載の液晶組成物。本発明の第二は、 (13) 前記の(1)〜(12)の中のいずれか一項
に記載の液晶組成物を用いる液晶表示素子に関する。
【0020】以下に本発明の液晶組成物を構成する液晶
化合物について説明する。本発明の一般式(I)で表さ
れる化合物として、好ましくは以下の化合物を挙げるこ
とができる。
【0021】
【化13】
【0022】式中、RおよびR’はそれぞれ独立にアル
キル基またはアルケニル基を示す。これらの化合物は主
として高いΔnを有する材料として、および/または低
い粘度を有する材料として、液晶組成物の製造において
重要な役割を担う。本発明における一般式(I)で表さ
れる化合物に類似した化学構造を持つ化合物として、例
えば仏国特許FR.2,141,438号、FR.2,
161,285号、および特開昭61−5031号等の
公報に開示されているようなトラン系化合物が挙げられ
る。式(I)の化合物とこれらのトラン系化合物とを比
較すると、本発明と同様の目的をもって液晶組成物を調
製する場合に、同量の添加量であれば式(I)の化合物
を使用する方がトラン系化合物を使用するよりも、より
ネマチックレンジが大きく(透明点が高く)かつより高
いΔnを有する液晶組成物を調製することができる。ま
た、例えば上記の公報に記載されているように、一般式
(I)で表される化合物はトラン系化合物を合成する場
合の中間体として合成されるために、その製造コストが
安価であるという利点もある。本発明における一般式
(II)の化合物として、好ましくは以下の化合物を挙げ
ることができる。
【0023】
【化14】
【0024】
【化15】
【0026】
【化16】
【0027】これらの式において、Rはアルキル基また
はアルケニル基を示し、R’はアルカンジイルまたはア
ルケンジイルの二価の基を示す。これらの一般式(II)
で表される化合物の中では、式(II−1)、(II−
2)、(II−3)、(II−4)、(II−5)、(II−
6)、(II−8)、(II−9)、(II−10)、(II−
13)、(II−14)、(II−15)、(II−16)、
(II−19)、(II−22)または(II−23)で表さ
れる化合物が本発明において特に好ましく用いられる。
一般式(II)の化合物は誘電率異方性が正で特にその値
が大きく、得られる液晶組成物のしきい値電圧を小さく
する目的で使用される。また、電気光学応答における印
可電圧対透過率曲線の急峻性を改善する目的でも使用さ
れる。本発明において、式(III)で表される化合物お
よび式(IV)で表される化合物として、以下の化合物が
好ましく用いられる。
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】
【化19】
【0031】
【化20】
【0032】これらの式において、RおよびR’はそれ
ぞれ独立にアルキル基またはアルケニル基を示す。これ
らの第三成分の化合物の中で、式(III)で表される化
合物としては、式(III−1)、(III−2)、(III−
4)、(III−6)、(III−7)、(III−8)、(III
−13)、(III−14)、(III−16)または(III
−17)で表される化合物が本発明において特に好まし
く用いられる。また、式(IV)で表される化合物として
は、式(IV−1)、(IV−2)、(IV−5)、(IV−1
1)または(IV−12)で表される化合物が特に好まし
く用いられる。一般式(III)および(IV)の化合物
は、誘電率異方性が負であるかまたは弱い正である化合
物である。一般式(III)の化合物は本発明において、
主として得られる液晶組成物の粘度を低下する目的で、
および/またはそのΔnを調整する目的で使用される。
また、一般式(IV)の化合物は得られる液晶組成物のネ
マティック範囲を広げる目的および/またはΔn調整の
目的で使用される。本発明における式(V)の化合物お
よび式(VI)の化合物として、好ましくは以下の化合物
を挙げることができる。
【0033】
【化21】
【0034】
【化22】
【0035】
【化23】
【0036】これらの式において、Rはアルキル基また
はアルケニル基を示す。一般式(V)で表される化合物
としては、式(V−1)、(V−2)または(V−3)で
表される化合物が本発明において好ましく用いられる。
一般式(VI)で表される化合物としては、式(VI−
1)、(VI−5)、(VI−6)、(VI−9)、(VI−1
0)、(VI−11)、(VI−12)、(VI−13)、
(VI−14)、(VI−15)、(VI−16)または(VI
−17)で表される化合物が本発明において特に好まし
く用いられる。一般式(V)の化合物および一般式(V
I)の化合物は誘電率異方性が正でその値が大きく、本
発明においてしきい値電圧を小さくする目的で使用され
る。このほかに、Δnの調整、ネマチック範囲を広げる
目的等にも使用される。
【0037】本発明において、第一成分の混合割合は、
液晶組成物の全重量に対して3〜40%が好ましい。よ
り好ましい混合割合は5〜30重量%である。3重量%
未満だと本願発明の主目的である高Δn、低粘度が達成
できないことがあり、また、第一成分の混合割合が40
重量%を超えると得られる液晶組成物のしきい値電圧が
上昇することがある。本発明における第二成分の混合割
合は、得られる液晶組成物の全重量に対して20〜97
%が好ましい。より好ましい混合割合は25〜90重量
%である。混合割合が20重量%未満だと液晶組成物の
しきい値電圧が上昇することがあり、混合割合が97重
量%を超えると高Δn、低粘度の効果が得られないこと
がある。 本発明において、第三成分として式(III)
または式(IV)で表される化合物を使用する場合、その
混合割合は得られる液晶組成物の全重量に対して60%
以下が好ましく、50%以下がより好ましい。混合割合
が60重量%を超えると得られる液晶組成物のしきい値
電圧が大きくなることがある。本発明において第三成分
として、式(V)または(VI)で表される化合物を使用
する場合、その混合割合は得られる液晶組成物の全重量
に対して50%以下であることが望ましい。
【0038】本発明において、第四成分の混合割合は得
られる液晶組成物の全重量に対して50%以下が好まし
い。より好ましい混合割合は45重量%以下である。混
合割合が50重量%を超えると得られる液晶組成物の粘
度が大きくなることがある。本発明の液晶組成物は使用
される液晶表示素子の目的に応じて、上記の一般式
(I)〜(VI)で表される化合物の外に、得られる液晶
組成物のしきい値電圧、ネマティック範囲、Δn、誘電
率異方性、粘度等を調整する目的で、他の化合物を本発
明の目的を損なわない範囲で適当量含有することができ
る。このような化合物の例として以下の化合物を挙げる
ことができる。
【0039】
【化24】
【0040】これらの式において、RおよびR’は炭素
数1〜10のアルキル基を示す。本発明の液晶組成物
は、それ自体慣用な方法で調製される。すなわち、一般
には種々の成分化合物をその透明点よりも高い温度で互
いに溶解させて均一な組成物とする方法がとられてい
る。また、本発明の液晶組成物には、意図する用途に応
じて適当な添加物に混合することによる改良がなされ
る。このような添加物は当業者によく知られており、文
献等に詳細に記載されている。通常、液晶のらせん構造
を誘起して必要なねじれ角を調整し、逆ねじれ(rev
erse twist)を防止するためのキラルドープ
剤(chiral dopant)などが添加される。
また、本発明の液晶組成物には、メロシアニン系、スチ
リル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタ
ロン系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色
性色素の添加によりゲストホスト(GH)モード用の液
晶組成物として使用することもできる。あるいは、ネマ
チック液晶をマイクロカプセル化して作製したNCAP
や液晶中に三次元網目状高分子を作成したポリマーネッ
トワーク液晶表示素子(PNLCD)に代表されるポリ
マー分散型液晶表示素子(PNLCD)用の液晶組成物
としても使用できる。その外に、複屈折制御(ECB)
モードや動的散乱(DS)モード用の液晶組成物として
も使用できる。
【0041】本発明のより望ましい、態様の一部を以下
の(ア)〜(カ)項に示す。 (ア)第一成分として、前記の一般式(I−1)、(I−
2)または(I−3)で表される化合物の群から選ばれ
た少なくとも一つの化合物を組成物の全重量に対して5
〜30%含有し、第二成分として前記の一般式(II−
1)、(II−2)、(II−3)、(II−4)、(II−
5)、(II−6)、(II−8)、(II−9)、(II−1
0)、(II−13)、(II−14)、(II−15)、
(II−16)、(II−19)、(II−22)または(II
−23)で表される化合物からなる群から選ばれた少な
くとも一つの化合物を組成物の全重量に対して25〜9
0%含有する液晶組成物。 (イ)第三成分として、前記した一般式(III−1)、
(III−2)、(III−4)、(III−6)、(III−
7)、(III−8)、(III−13)、(III−14)、
(III−16)、(III−17)、(IV−1)、(IV−
2)、(IV−5)、(IV−11)または(IV−12)で
表される化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つ
の化合物を液晶組成物の全重量に対して50%以下の割
合でさらに含有する上記(ア)項に記載の液晶組成物。
【0042】(ウ)第四成分として、前記した一般式
(V−1)、(V−2)、(V−3)、(VI−1)、(VI
−5)、(VI−6)、(VI−9)、(VI−10)、(VI
−11)、(VI−12)、(VI−13)、(VI−1
4)、(VI−15)、(VI−16)または(VI−17)
で表される化合物からなる群から選ばれた少なくとも一
つの化合物を組成物の全重量に対して45%以下の割合
でさらに含有する前記の(イ)項に記載の液晶組成物。 (エ)第一及び第二の各成分がいずれも二つ以上の化合
物からなる前記(ア)項に記載の液晶組成物。 (オ)第一ないし第三の各成分がいずれも二つ以上の化
合物からなる前記(イ)項に記載の液晶組成物。 (カ)第一ないし第四の各成分がいずれも二つ以上の化
合物からなる前記(ウ)項に記載の液晶組成物。
【0043】
【実施例】以下に実施例と比較例により本発明を詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。また、これらの例における組成は全て重量%
で示される。 比較例1 以下の組成からなるネマチック液晶組成物Aの透明点
(TNI)は72.4℃、20℃における粘度(η20)は
27.0mPa・s、25℃における屈折率異方性(Δ
n)は0.137、20℃における誘電率異方性(Δ
ε)は11.0、20℃におけるしきい値電圧(Vth
は1.78Vであった。
【0044】
【化25】
【0045】比較例2 比較例1の液晶組成物Aの85重量部に次式のトラン化
合物15重量部を混合して液晶組成物を調製した。
【化26】 この液晶組成物の透明点は63.4℃、20℃における
粘度は21.2mPa・s、25℃における屈折率異方
性は0.148、20℃における誘電率異方性は9.
9、20℃におけるしきい値電圧は1.57Vであっ
た。
【0046】比較例3 比較例1の液晶組成物Aの90重量部に次式のトラン化
合物10重量部を混合して液晶組成物を調製した。
【化27】 この液晶組成物の透明点は70.3℃、20℃における
粘度は24.5mPa・s、25℃における屈折率異方
性は0.147、20℃における誘電率異方性は10.
4、20℃におけるしきい値電圧は1.82Vであっ
た。
【0047】実施例1 比較例1の液晶組成物Aの85重量部に、式(I)に包
含される次式の化合物の15重量部を混合して液晶組成
物を調製した。
【化28】 この液晶組成物の透明点は70.1℃、20℃における
粘度は23.4mPa・s、25℃における屈折率異方
性は0.153、20℃における誘電率異方性は10.
0、20℃におけるしきい値電圧は1.71Vであっ
た。比較例2の組成物に比べ、透明点が高くなり、また
屈折率異方性も大きくなっている。
【0048】実施例2 比較例1の液晶組成物Aの90重量部に、式(I)に包
含される次式の化合物の10重量部を混合して液晶組成
物を調製した。
【化29】 この液晶組成物の透明点は77.3℃、20℃における
粘度は23.8mPa・s、25℃における屈折率異方
性は0.157、20℃における誘電率異方性は9.
9、20℃におけるしきい値電圧は1.67Vであっ
た。比較例3の組成物に比べ、透明点が高くなり、また
屈折率異方性も大きくなっている。
【0049】実施例3 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0050】
【化30】
【0051】
【化31】
【0052】この液晶組成物の透明点は80.1℃、2
0℃における粘度は23.2mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.148、20℃における誘電率異
方性は11.0、20℃におけるしきい値電圧は1.4
6Vであった。 実施例4 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0053】
【化32】
【0054】
【化33】
【0055】この液晶組成物の透明点は90.5℃、2
0℃における粘度は20.3mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.143、20℃における誘電率異
方性は7.4、20℃におけるしきい値電圧は2.23
Vであった。 実施例5 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0056】
【化34】
【0057】
【化35】
【0058】この液晶組成物の透明点は74.0℃、2
0℃における粘度は24.3mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.160、20℃における誘電率異
方性は10.8、20℃におけるしきい値電圧は1.4
8Vであった。 実施例6 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0059】
【化36】
【0060】
【化37】 この液晶組成物の透明点は81.6℃、20℃における
粘度は21.6mPa・s、25℃における屈折率異方
性は0.200、20℃における誘電率異方性は5.
4、20℃におけるしきい値電圧は2.18Vであっ
た。 実施例7 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0061】
【化38】
【0062】
【化39】
【0063】この液晶組成物の透明点は63.7℃、2
0℃における粘度は20.8mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.125、20℃における誘電率異
方性は7.1、20℃におけるしきい値電圧は1.48
Vであった。 実施例8 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0064】
【化40】
【0065】
【化41】
【0066】この液晶組成物の透明点は66.5℃、2
0℃における粘度は21.1mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.189、20℃における誘電率異
方性は5.0、20℃におけるしきい値電圧は1.97
Vであった。 実施例9 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0067】
【化42】
【0068】
【化43】
【0069】この液晶組成物の透明点は83.6℃、2
0℃における粘度は23.7mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.182、20℃における誘電率異
方性は13.1、20℃におけるしきい値電圧は1.5
2Vであった。 実施例10 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0070】
【化44】
【0071】
【化45】
【0072】この液晶組成物の透明点は95.3℃、2
0℃における粘度は25.4mPa・s、25℃におけ
る屈折率異方性は0.152、20℃における誘電率異
方性は10.5、20℃におけるしきい値電圧は1.6
6Vであった。 実施例11 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0073】
【化46】
【0074】
【化47】 この液晶組成物の透明点は80.0℃、20℃における
粘度は24.6mPa・s、25℃における屈折率異方
性は0.153、20℃における誘電率異方性は14.
5、20℃におけるしきい値電圧は1.43Vであっ
た。 実施例12 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0075】
【化48】
【0076】
【化49】
【0077】実施例13 以下の組成の液晶組成物を調製した。
【0078】
【化50】
【0079】
【化51】
【0080】
【発明の効果】実施例および比較例で示したように、本
発明によって適当に高いΔnを有し、かつ低粘度の液晶
組成物が調製できる。この液晶組成物はTN表示方式な
らびにSBE表示方式に用いる液晶組成物に求められる
種々の特性を満たしながら、特に高速応答性に応ずるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 19/44 9279−4H 19/46 9279−4H G02F 1/13 500

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜10
    のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル基を示
    し、いずれにおいても基中の任意の一つまたは相隣接し
    ない二つ以上のメチレン基は酸素原子により置換されて
    いてもよい。)で表される化合物を少なくとも一つ含有
    することを特徴とする液晶組成物。
  2. 【請求項2】 第一成分として、一般式(I) 【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜10
    のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル基を示
    し、いずれにおいても基中の任意の一つまたは相隣接し
    ない二つ以上のメチレン基は酸素原子により置換されて
    いてもよい。)で表される化合物を少なくとも一つ含有
    し、第二成分として、一般式(II) 【化3】 (式中、R3は炭素数1〜10のアルキル基または炭素
    数2〜10のアルケニル基を示し、いずれにおいても基
    中の任意の一つまたは相隣接しない二つ以上のメチレン
    基は酸素原子により置換されていてもよく、Z1は−C
    2CH2−、−COO−または単結合を示し、Q1およ
    びQ2はそれぞれ独立にHまたはFを示し、(A)はト
    ランス−1,4−シクロヘキシレン基、1,4−フェニ
    レン基またはトランス−1,3−ジオキサン−2,5−
    ジイル基を示し、mは0または1を示す。)で表される
    化合物の群から選択される少なくとも一つの化合物を含
    有することを特徴とする液晶組成物。
  3. 【請求項3】 液晶組成物の全重量に対して、第一成分
    の混合割合が3〜40%で、第二成分の混合割合が20
    〜97%である請求項2に記載の液晶組成物。
  4. 【請求項4】 第三成分として、一般式(III)または
    (IV) 【化4】 (式(III)において、R6およびR7はそれぞれ独立に
    炭素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のア
    ルケニル基を示し、いずれにおいても基中の任意の一つ
    または相隣接しない二つ以上のメチレン基は酸素原子に
    より置換されていてもよく、(C)はトランス−1,4
    −シクロヘキシレン基、ピリミジン−2,5−ジイル基
    または1,4−フェニレン基を示し、(D)はトランス
    −1,4−シクロヘキシレン基または1,4−フェニレ
    ン基を示し、Z4は−C≡C−、−COO−、−CH2
    2−または単結合を示し、式(IV)において、R8は炭
    素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアル
    ケニル基を示し、いずれにおいても基中の任意の一つま
    たは相隣接しない二つ以上のメチレン基は酸素原子によ
    り置換されていてもよく、R9は炭素数1〜10のアル
    キル基、アルコキシ基または炭素数2〜10のアルコキ
    シメチル基を示し、(E)はトランス−1,4−シクロ
    ヘキシレン基またはピリミジン−2,5−ジイル基を示
    し、(G)はトランス−1,4−シクロヘキシレン基ま
    たは側位の一つのHがFで置換されていてもよい1,4
    −フェニレン基を示し、(J)はトランス−1,4−シ
    クロヘキシレン基または1,4−フェニレン基を示し、
    5は−CH2CH2−、−COO−または単結合を示
    し、Z6は−C≡C−、−COO−または単結合を示
    す。)で表される化合物の群から選択される少なくとも
    一つの化合物をさらに含有することを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載の液晶組成物。
  5. 【請求項5】 液晶組成物の全重量に対して第三成分の
    混合割合が60%以下である、請求項4に記載の液晶組
    成物。
  6. 【請求項6】 第三成分として、一般式(V)または(V
    I) 【化5】 (式(V)において、R4は炭素数1〜10のアルキル基
    を示し、Q3はHまたはFを示し、kは0または1を示
    し、式(VI)において、R5は炭素数1〜10のアルキ
    ル基を示し、(B)はトランス−1,4−シクロヘキシ
    レン基または1,4−フェニレン基を示し、Q4および
    5はHまたはFを示し、Z2およびZ3はそれぞれ独立
    に−COO−または単結合を示し、hは0または1を示
    す。)で表される化合物の群から選択される少なくとも
    一つの化合物をさらに含有することを特徴とする請求項
    2に記載の液晶組成物。
  7. 【請求項7】 第四成分として、一般式(V)または(V
    I) 【化6】 (式(V)において、R4は炭素数1〜10のアルキル基
    を示し、Q3はHまたはFを示し、kは0または1を示
    し、式(VI)において、R5は炭素数1〜10のアルキ
    ル基を示し、(B)はトランス−1,4−シクロヘキシ
    レン基または1,4−フェニレン基を示し、Q4および
    5はHまたはFを示し、Z2およびZ3はそれぞれ独立
    に−COO−または単結合を示し、hは0または1を示
    す。)で表される化合物の群から選択される少なくとも
    一つの化合物をさらに含有することを特徴とする請求項
    4または5に記載の液晶組成物。
  8. 【請求項8】 液晶組成物の全重量に対して第三成分の
    混合割合が50%以下である、請求項6に記載の液晶組
    成物。
  9. 【請求項9】 液晶組成物の全重量に対して第四成分の
    混合割合が50%以下である、請求項7に記載の液晶組
    成物。
  10. 【請求項10】 一般式(I)において、R1およびR2
    がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基またはア
    ルコキシ基である、請求項1〜9のいずれか一項に記載
    の液晶組成物。
  11. 【請求項11】 一般式(III)において、R6およびR
    7がそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基、アル
    コキシ基または炭素数2〜10のアルコキシメチル基を
    示し、Z4が−C≡C−、−COO−または単結合を示
    す、請求項4、5、7、9および10の中のいずれか一
    項に記載の液晶組成物。
  12. 【請求項12】 一般式(IV)において、R8が炭素数
    1〜10のアルキル基を示し、R9が炭素数1〜10の
    アルキル基またはアルコキシ基を示す、請求項4、5、
    7および9〜11の中のいずれか一項に記載の液晶組成
    物。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一項に記載
    の液晶組成物を用いる液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10176167A (ja) * 1996-12-13 1998-06-30 Merck Patent Gmbh 電気光学液晶ディスプレイ
WO2006112582A1 (en) * 2005-04-21 2006-10-26 Doosan Corporation Deuterated organic electroluminescent material, preparation method thereof and organic light emitting diode using the same
JP2008111113A (ja) * 2006-10-05 2008-05-15 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

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WO2006112582A1 (en) * 2005-04-21 2006-10-26 Doosan Corporation Deuterated organic electroluminescent material, preparation method thereof and organic light emitting diode using the same
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