JPH0875556A - 光パルス形状測定器 - Google Patents
光パルス形状測定器Info
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- JPH0875556A JPH0875556A JP29781494A JP29781494A JPH0875556A JP H0875556 A JPH0875556 A JP H0875556A JP 29781494 A JP29781494 A JP 29781494A JP 29781494 A JP29781494 A JP 29781494A JP H0875556 A JPH0875556 A JP H0875556A
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Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は光パルス幅が1ps以下から数ns
にわたる光パルスの時間波形を1ps以下の高分解能で
計測する新しい光パルス形状測定器を提供することを目
的とする。 【構成】 上記目的を達成するために、本発明は半絶縁
基板上に形成されたマイクロストリップラインまたはコ
プレーナラインと、このラインに構成された2対の電極
を有し同一特性の光伝導素子(フォトコンダクタ)の新
しい検出手段を用い、第1電極では被測定光パルスを光
電変換し、第2電極では被測定光パルスに同期を取りつ
つ発振させた極細の光プローブパルスに遅延時間τを与
えつつ第1電極からの電気信号をサンプリングして検出
信号を得る。この検出信号は被測定光パルスと光プロー
ブパルスとのの相互相関波形y(t)であることから、
この検出信号をデコンボリューションして元の波形に戻
し、表示する構成とする。
にわたる光パルスの時間波形を1ps以下の高分解能で
計測する新しい光パルス形状測定器を提供することを目
的とする。 【構成】 上記目的を達成するために、本発明は半絶縁
基板上に形成されたマイクロストリップラインまたはコ
プレーナラインと、このラインに構成された2対の電極
を有し同一特性の光伝導素子(フォトコンダクタ)の新
しい検出手段を用い、第1電極では被測定光パルスを光
電変換し、第2電極では被測定光パルスに同期を取りつ
つ発振させた極細の光プローブパルスに遅延時間τを与
えつつ第1電極からの電気信号をサンプリングして検出
信号を得る。この検出信号は被測定光パルスと光プロー
ブパルスとのの相互相関波形y(t)であることから、
この検出信号をデコンボリューションして元の波形に戻
し、表示する構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光パルス幅が
1ps(ピコ秒=10−12 秒)以下の極短光パルス
幅から数ns(ナノ秒=10−9秒)の連続して発振す
る光パルスの時間波形を、あるいはその光パルスを入力
し出力する被試験素子のインパルス応答光パルスの時間
波形を、1ps以下の高分解能で高速に測定する光パル
ス形状測定器に関する。
1ps(ピコ秒=10−12 秒)以下の極短光パルス
幅から数ns(ナノ秒=10−9秒)の連続して発振す
る光パルスの時間波形を、あるいはその光パルスを入力
し出力する被試験素子のインパルス応答光パルスの時間
波形を、1ps以下の高分解能で高速に測定する光パル
ス形状測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光パルスの測定は、光の干渉を利
用して自己相関で測定するオートコリレータや、PD
(フォト・ダイオード)のようなO/E変換器を通して
サンプリング・スコープで測定していた。
用して自己相関で測定するオートコリレータや、PD
(フォト・ダイオード)のようなO/E変換器を通して
サンプリング・スコープで測定していた。
【0003】オートコリレータによる光パルスの形状測
定では分解能は高くとれるが、被測定光がマルチモード
では干渉縞がとれないので測定できず、測定できるのは
単一モードの光のみである。サンプリング・スコープで
は測定できる最高周波数は、約50GHzであり、最高
分解能はたかだか20ps程度である。
定では分解能は高くとれるが、被測定光がマルチモード
では干渉縞がとれないので測定できず、測定できるのは
単一モードの光のみである。サンプリング・スコープで
は測定できる最高周波数は、約50GHzであり、最高
分解能はたかだか20ps程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近の超高速光技術の
進展はとどまるところを知らず、光パルスの測定も益々
高分解能の測定器が望まれているが、前述のように高速
で高分解能の測定技術は未だ確定されていない。この発
明は光パルスの測定を高速で分解能は1psあるいはそ
れ以下の高分解能で測定する光パルス形状測定器を提供
するものである。
進展はとどまるところを知らず、光パルスの測定も益々
高分解能の測定器が望まれているが、前述のように高速
で高分解能の測定技術は未だ確定されていない。この発
明は光パルスの測定を高速で分解能は1psあるいはそ
れ以下の高分解能で測定する光パルス形状測定器を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は半絶縁基板上に形成されたマイクロストリ
ップラインまたはコプレーナライン(以下総称して「伝
送ライン」という)とその伝送ラインに構成された2対
の電極とを有する光伝導素子(フォトコンダクタ)から
成る検出手段を用いて測定する。被測定光パルスを検出
手段の伝送ラインに構成された第1電極に照射して光電
変換するディテクタとして動作させ、その光電変換した
電気信号を第2電極では光プローブパルスを遅延時間を
変えつつ照射してサンプリングし、被測定光パルスと光
プローブパルスとの相互相関波形y(t)を伝送ライン
の他端から検出し、その検出信号をデコンボリューショ
ンして元の波形に戻し、表示するものである。ここで、
被測定光パルスを第1電極に光プローブパルスを第2電
極に照射するとしたが、これはどちらの電極でもよく、
つまり光プローブパルスを第1電極に、被測定光パルス
を第2電極に照射しても同一効果を生じるものである
が、説明上、本明細書では上記の構成で説明する。そし
て請求項では「一の電極」として第1電極でも第2電極
でもよく、「他の電極」は他方の電極とすることとす
る。以下詳細に説明する。
に、本発明は半絶縁基板上に形成されたマイクロストリ
ップラインまたはコプレーナライン(以下総称して「伝
送ライン」という)とその伝送ラインに構成された2対
の電極とを有する光伝導素子(フォトコンダクタ)から
成る検出手段を用いて測定する。被測定光パルスを検出
手段の伝送ラインに構成された第1電極に照射して光電
変換するディテクタとして動作させ、その光電変換した
電気信号を第2電極では光プローブパルスを遅延時間を
変えつつ照射してサンプリングし、被測定光パルスと光
プローブパルスとの相互相関波形y(t)を伝送ライン
の他端から検出し、その検出信号をデコンボリューショ
ンして元の波形に戻し、表示するものである。ここで、
被測定光パルスを第1電極に光プローブパルスを第2電
極に照射するとしたが、これはどちらの電極でもよく、
つまり光プローブパルスを第1電極に、被測定光パルス
を第2電極に照射しても同一効果を生じるものである
が、説明上、本明細書では上記の構成で説明する。そし
て請求項では「一の電極」として第1電極でも第2電極
でもよく、「他の電極」は他方の電極とすることとす
る。以下詳細に説明する。
【0006】被測定光パルスを発生する被測定光源は、
光プローブパルスを発生するモードロックレーザ発振器
と同期して被測定光パルスを発生する。高分解能を得る
ためには測定システム全体の同期が大切である。そこで
同期の基準タイミング信号が必要であり、タイミング・
ジェネレータを設けてよく、あるいは被測定光源の発振
タイミング信号を用いてもよいが、本明細書では演算手
段、例えばコンピュータからタイミング信号を送出する
こととする。
光プローブパルスを発生するモードロックレーザ発振器
と同期して被測定光パルスを発生する。高分解能を得る
ためには測定システム全体の同期が大切である。そこで
同期の基準タイミング信号が必要であり、タイミング・
ジェネレータを設けてよく、あるいは被測定光源の発振
タイミング信号を用いてもよいが、本明細書では演算手
段、例えばコンピュータからタイミング信号を送出する
こととする。
【0007】被測定光源からの被測定光パルス、あるい
はその光パルスを入力し出力する被測定素子のインパル
ス応答光パルスは、関数x(t)として検出手段である
伝送ラインの第1電極に照射する。検出手段は、例えば
半絶縁基板であるFe(鉄)をドープしたInP(イン
ジウム・リン)基板上に、金属膜の伝送ラインとその伝
送ラインに超微細間隔のギャップによる2対の電極を有
する光伝導素子(フォトコンダクタ)で構成されてい
る。ここで光伝導素子とは通常は絶縁体であるが、光を
照射すると電気伝導体となる物質をいう。電極は対向型
電極や櫛型電極が用いられ、そのギャップ幅は数μm以
下である。1μm以下にすることも可能である。このよ
うに極小ギャップにして、導電時のオン抵抗を40Ω以
下とし、電極間容量を3fF(3フェムト・ファラッド
=3×10−15 F)とした。このようにして高速で
高分解能の新しい検出手段が得られた。高速・高分解能
の検出手段は、同期信号と同様に高分解能を得るに必須
の手段である。検出手段である伝送ラインの第1電極側
の一端には直流電源を接続して第1電極に電界を加えて
おく。第2電極側の伝送ラインの他端は出力端子とす
る。
はその光パルスを入力し出力する被測定素子のインパル
ス応答光パルスは、関数x(t)として検出手段である
伝送ラインの第1電極に照射する。検出手段は、例えば
半絶縁基板であるFe(鉄)をドープしたInP(イン
ジウム・リン)基板上に、金属膜の伝送ラインとその伝
送ラインに超微細間隔のギャップによる2対の電極を有
する光伝導素子(フォトコンダクタ)で構成されてい
る。ここで光伝導素子とは通常は絶縁体であるが、光を
照射すると電気伝導体となる物質をいう。電極は対向型
電極や櫛型電極が用いられ、そのギャップ幅は数μm以
下である。1μm以下にすることも可能である。このよ
うに極小ギャップにして、導電時のオン抵抗を40Ω以
下とし、電極間容量を3fF(3フェムト・ファラッド
=3×10−15 F)とした。このようにして高速で
高分解能の新しい検出手段が得られた。高速・高分解能
の検出手段は、同期信号と同様に高分解能を得るに必須
の手段である。検出手段である伝送ラインの第1電極側
の一端には直流電源を接続して第1電極に電界を加えて
おく。第2電極側の伝送ラインの他端は出力端子とす
る。
【0008】前記被測定光パルスに同期してモードロッ
クレーザ発振器では光プローブパルスを発生させる。光
プローブパルスは、例えばパルス幅が80fs(80フ
ェムト秒=80×10−15 秒)で繰り返し周波数が
100MHz程度の極めて細いインパルス列の光プロー
ブパルスである。分解能を高めるには、極短光パルスも
必須要件の一つである。この光プローブパルスを遅延手
段を通して遅延時間τを与えつつ上記検出手段の第2電
極に照射して、伝送ラインの第1電極側から入力される
光電変換された電気パルス信号x(t)を、光プローブ
パルスの関数h(t+τ)でサンプリングする。する
と、その検出手段からの出力信号y(t)はx(t)と
h(t+τ)との相互相関波形となる。
クレーザ発振器では光プローブパルスを発生させる。光
プローブパルスは、例えばパルス幅が80fs(80フ
ェムト秒=80×10−15 秒)で繰り返し周波数が
100MHz程度の極めて細いインパルス列の光プロー
ブパルスである。分解能を高めるには、極短光パルスも
必須要件の一つである。この光プローブパルスを遅延手
段を通して遅延時間τを与えつつ上記検出手段の第2電
極に照射して、伝送ラインの第1電極側から入力される
光電変換された電気パルス信号x(t)を、光プローブ
パルスの関数h(t+τ)でサンプリングする。する
と、その検出手段からの出力信号y(t)はx(t)と
h(t+τ)との相互相関波形となる。
【0009】つまり、検出手段の伝送ラインからの検出
信号y(t)は、y(t)=∫x(τ)h(t+τ)d
τ 但し積分は−無限大から+無限大までとなる。この
検出信号y(t)を演算手段でデコンボリューションす
ると元の波形に復元することとなり、この復元波形を表
示手段に表示する。ここで表示手段とはいかなる表示で
あっても全てを含むものとする。例えばCRT表示やプ
リントアウトの表示はもとより、データ伝送による他部
署での表示やデータ加工後の表示や一時記憶し後に表示
することも含む。
信号y(t)は、y(t)=∫x(τ)h(t+τ)d
τ 但し積分は−無限大から+無限大までとなる。この
検出信号y(t)を演算手段でデコンボリューションす
ると元の波形に復元することとなり、この復元波形を表
示手段に表示する。ここで表示手段とはいかなる表示で
あっても全てを含むものとする。例えばCRT表示やプ
リントアウトの表示はもとより、データ伝送による他部
署での表示やデータ加工後の表示や一時記憶し後に表示
することも含む。
【0010】光プローブパルスに遅延時間τを与える遅
延手段には、従来技術の可動鏡を用いてよい。1μm
(1ミクロン=1×10−6m)の可動鏡移動で、光プ
ローブパルスに往復で6.6fsの遅延を与える。即
ち、光速は3×108 m/sであるから、2×10−
6m/3×108 m/s=6.6×10−15 s=
6.6fsとなる。従って1μmの可動鏡の移動毎に、
その遅延された光プローブパルスでサンプリングする
と、分解能は6.6fsとなる。そして例えば全体の移
動区間を5cmとすると、333psの遅延を与えるこ
とになり、被測定光パルスを6.6fsの分解能で33
3ps区間の波形を測定できることとなる。可動鏡を移
動させるには、演算装置からのタイミング信号を受けて
ステージドライバで可動鏡を駆動するとよい。
延手段には、従来技術の可動鏡を用いてよい。1μm
(1ミクロン=1×10−6m)の可動鏡移動で、光プ
ローブパルスに往復で6.6fsの遅延を与える。即
ち、光速は3×108 m/sであるから、2×10−
6m/3×108 m/s=6.6×10−15 s=
6.6fsとなる。従って1μmの可動鏡の移動毎に、
その遅延された光プローブパルスでサンプリングする
と、分解能は6.6fsとなる。そして例えば全体の移
動区間を5cmとすると、333psの遅延を与えるこ
とになり、被測定光パルスを6.6fsの分解能で33
3ps区間の波形を測定できることとなる。可動鏡を移
動させるには、演算装置からのタイミング信号を受けて
ステージドライバで可動鏡を駆動するとよい。
【0011】遅延手段としては、可動鏡を用いずに可動
部が不要の光変調器で行うこともできる。例えばタンタ
ル酸リチウム(LiTaO3 )結晶やニオブ酸リチウ
ム(LiNbO3 )結晶のようなE/O変調器は、ポ
ッケルス効果により電界を与えることで光の屈折率を変
化させ、屈折率の変化は光速度の変化となり、光プロー
ブパルスに遅延τを与えることができる。電界を変える
ことにより遅延時間τが変化する。従って、可動鏡のよ
うな可動部が無くなり集積化が可能となり、測定の高速
化と信頼性の向上も図れる。また遅延手段としてE/O
変調器の他に磁気光学変調器等の光変調器を用いること
もできる。
部が不要の光変調器で行うこともできる。例えばタンタ
ル酸リチウム(LiTaO3 )結晶やニオブ酸リチウ
ム(LiNbO3 )結晶のようなE/O変調器は、ポ
ッケルス効果により電界を与えることで光の屈折率を変
化させ、屈折率の変化は光速度の変化となり、光プロー
ブパルスに遅延τを与えることができる。電界を変える
ことにより遅延時間τが変化する。従って、可動鏡のよ
うな可動部が無くなり集積化が可能となり、測定の高速
化と信頼性の向上も図れる。また遅延手段としてE/O
変調器の他に磁気光学変調器等の光変調器を用いること
もできる。
【0012】ところで、前記可動鏡で遅延手段を構成す
ると、例えば1μmステップで移動して全区間を5cm
とすると、前述のように6.6fsの分解能で333p
sまでのパルス幅の被測定パルスを測定することができ
るが、それ以上のパルス幅のものは部分的な測定とな
る。そこで移動の全区間を10cmとしても、たかだか
667psまでの測定である。しかしながら、状況によ
っては数ns(ナノ秒=10−9秒)までの被測定パル
ス信号を測定したい場合があるが、可動鏡での測定は困
難であった。
ると、例えば1μmステップで移動して全区間を5cm
とすると、前述のように6.6fsの分解能で333p
sまでのパルス幅の被測定パルスを測定することができ
るが、それ以上のパルス幅のものは部分的な測定とな
る。そこで移動の全区間を10cmとしても、たかだか
667psまでの測定である。しかしながら、状況によ
っては数ns(ナノ秒=10−9秒)までの被測定パル
ス信号を測定したい場合があるが、可動鏡での測定は困
難であった。
【0013】この問題を解決するために、被測定光パル
スを発生する被測定光源と光プローブパルスを発生する
モードロックレーザ発振器との間に遅延同期手段を設け
ることにより解決できた。遅延同期手段とは同期を完全
に取りながら、一方のモードロックレーザ発振器を数p
sから数nsの遅延時間を与えて駆動させるものであ
る。従って、遅延同期手段は高精度の遅延素子でもよ
く、高精度の時計を用いてもよく、あるいは信号発生器
(SG)をランプ信号で位相変調して遅延制御してもよ
い。以下、本発明の実施例について説明する。
スを発生する被測定光源と光プローブパルスを発生する
モードロックレーザ発振器との間に遅延同期手段を設け
ることにより解決できた。遅延同期手段とは同期を完全
に取りながら、一方のモードロックレーザ発振器を数p
sから数nsの遅延時間を与えて駆動させるものであ
る。従って、遅延同期手段は高精度の遅延素子でもよ
く、高精度の時計を用いてもよく、あるいは信号発生器
(SG)をランプ信号で位相変調して遅延制御してもよ
い。以下、本発明の実施例について説明する。
【0014】
【実施例】図1に本発明の一実施例の構成図を、図2に
他の実施例の構成図を、図3に遅延手段25の他の実施
例を示す。図1の基づいて説明する。演算手段16から
は被測定光源10やモードロックレーザ発振器21やス
テージドライバ27やA/D変換手段15等にタイミン
グ信号を送出して駆動させる。タイミング信号は演算手
段16以外からでも特定信号を基準に用いて測定システ
ムの同期を取ってもよい。被測定光源10はタイミング
信号毎に被測定光パルス40を発生する。被測定光パル
ス40、あるいは図示していないが、この被測定光パル
ス40を入力し出力する被測定素子のインパルス応答光
パルスを、レンズ29aで集光し、検出手段11の第1
電極13aを照射する。
他の実施例の構成図を、図3に遅延手段25の他の実施
例を示す。図1の基づいて説明する。演算手段16から
は被測定光源10やモードロックレーザ発振器21やス
テージドライバ27やA/D変換手段15等にタイミン
グ信号を送出して駆動させる。タイミング信号は演算手
段16以外からでも特定信号を基準に用いて測定システ
ムの同期を取ってもよい。被測定光源10はタイミング
信号毎に被測定光パルス40を発生する。被測定光パル
ス40、あるいは図示していないが、この被測定光パル
ス40を入力し出力する被測定素子のインパルス応答光
パルスを、レンズ29aで集光し、検出手段11の第1
電極13aを照射する。
【0015】一方、モードロックレーザ発振器21はタ
イミング信号により、被測定光源10と同期して光プロ
ーブパルス42を発生する。光プローブパルス42のパ
ルス幅は、80fsで、繰り返し周波数は100MHz
程度でよい。このモードロックレーザ発振器21は、例
えば米国のスペクトラ・フィジィクス社製のモードロッ
ク・チタンサファイヤレーザ発振器を用いることができ
る。この製品は主レーザ23にチタンサファイヤレーザ
を、励起用レーザ24にアルゴンレーザを、同期回路2
2には Lok to Clock を用いて上記の光プローブパルス
42を発生できる。
イミング信号により、被測定光源10と同期して光プロ
ーブパルス42を発生する。光プローブパルス42のパ
ルス幅は、80fsで、繰り返し周波数は100MHz
程度でよい。このモードロックレーザ発振器21は、例
えば米国のスペクトラ・フィジィクス社製のモードロッ
ク・チタンサファイヤレーザ発振器を用いることができ
る。この製品は主レーザ23にチタンサファイヤレーザ
を、励起用レーザ24にアルゴンレーザを、同期回路2
2には Lok to Clock を用いて上記の光プローブパルス
42を発生できる。
【0016】この光プローブパルス42はミラー28
a、28bを通して、遅延手段25の可動鏡26に達
し、可動鏡26で反射されてミラー28cで90度反射
し、レンズ29bで集光されて検出手段11の第2電極
13bを照射し、第1電極13aからの光電変換された
パルス信号をサンプリングする。このサンプリングは可
動鏡26を被測定光パルス40のパルス幅分のマイナス
側からプラス側の時間分移動させながら、多数のサンプ
リングを行う。サンプリングされた検出信号は、前述の
ように相互相関波形y(t)である。この相互相関波形
y(t)をデコンボリューションすると元の波形が求ま
る。
a、28bを通して、遅延手段25の可動鏡26に達
し、可動鏡26で反射されてミラー28cで90度反射
し、レンズ29bで集光されて検出手段11の第2電極
13bを照射し、第1電極13aからの光電変換された
パルス信号をサンプリングする。このサンプリングは可
動鏡26を被測定光パルス40のパルス幅分のマイナス
側からプラス側の時間分移動させながら、多数のサンプ
リングを行う。サンプリングされた検出信号は、前述の
ように相互相関波形y(t)である。この相互相関波形
y(t)をデコンボリューションすると元の波形が求ま
る。
【0017】遅延手段25の可動鏡26は、ステージド
ライバ27の駆動で光の進行方向に対し前後に移動で
き、光プローブパルス42に遅延時間τを与えつつサン
プリング信号を作る。ステージドライバ27は演算手段
16からのタイミング信号を受けて可動鏡26をステッ
プ状あるいは連続して駆動する。
ライバ27の駆動で光の進行方向に対し前後に移動で
き、光プローブパルス42に遅延時間τを与えつつサン
プリング信号を作る。ステージドライバ27は演算手段
16からのタイミング信号を受けて可動鏡26をステッ
プ状あるいは連続して駆動する。
【0018】検出手段11は前述のように、例えば半絶
縁基板であるInP基板上に金属膜の伝送ライン12と
この伝送ライン12に超微細間隔のギャップを有する2
対の電極による光伝導素子から構成され、この伝送ライ
ン12の一端に直流電源18を接続して第1電極13a
に電界を加えておく。第1電極13a及び第2電極13
bのギャップ幅は数μm以下である。よって第1電極1
3aでの被測定光パルス40及び第2電極13bでの遅
延を与えられた光プローブパルス42の照射は、感度よ
く光電変換ができ、被測定光パルス40を時間を少しづ
つずらしながらサンプリングすることができる。ここで
前述のように、伝送ラインとはマイクロストリップライ
ンまたはコプレーナラインのことを指す。
縁基板であるInP基板上に金属膜の伝送ライン12と
この伝送ライン12に超微細間隔のギャップを有する2
対の電極による光伝導素子から構成され、この伝送ライ
ン12の一端に直流電源18を接続して第1電極13a
に電界を加えておく。第1電極13a及び第2電極13
bのギャップ幅は数μm以下である。よって第1電極1
3aでの被測定光パルス40及び第2電極13bでの遅
延を与えられた光プローブパルス42の照射は、感度よ
く光電変換ができ、被測定光パルス40を時間を少しづ
つずらしながらサンプリングすることができる。ここで
前述のように、伝送ラインとはマイクロストリップライ
ンまたはコプレーナラインのことを指す。
【0019】サンプリングされた検出信号は、例えばロ
ックイン・アンプのような増幅器14で増幅してA/D
変換する。A/D変換手段15は検出されたアナログ信
号をタイミング信号に応じてデジタル信号に変換する。
そのデジタル化された検出信号を、演算手段16に与
え、演算手段16ではデコンボリューションの演算を行
う。表示手段17はその演算結果を表示する。表示手段
17は前述のようにいかなる表示手段をも含む。
ックイン・アンプのような増幅器14で増幅してA/D
変換する。A/D変換手段15は検出されたアナログ信
号をタイミング信号に応じてデジタル信号に変換する。
そのデジタル化された検出信号を、演算手段16に与
え、演算手段16ではデコンボリューションの演算を行
う。表示手段17はその演算結果を表示する。表示手段
17は前述のようにいかなる表示手段をも含む。
【0020】図2は他の実施例の構成図である。図1と
比較して被測定光源10とモードロックレーザ発振器2
1との間に遅延同期手段20を追加している。遅延同期
手段20はパルス幅が数nsという被測定光パルス40
を測定するために、光プローブパルス42の遅延時間を
数nsまで広げるために設けて解決した。つまり、前述
したように遅延手段25の可動鏡26での遅延時間は、
最大10cm移動しても667ps範囲までしか測定で
きないからである。
比較して被測定光源10とモードロックレーザ発振器2
1との間に遅延同期手段20を追加している。遅延同期
手段20はパルス幅が数nsという被測定光パルス40
を測定するために、光プローブパルス42の遅延時間を
数nsまで広げるために設けて解決した。つまり、前述
したように遅延手段25の可動鏡26での遅延時間は、
最大10cm移動しても667ps範囲までしか測定で
きないからである。
【0021】被測定光源10とSG(信号発生器)31
はフェイズロック、つまり同期してそれぞれが発振して
いる。SG31は例えばドイツのローデ・アンド・シュ
ワルツ社製のSMH型信号発生器を用いることができ
る。RG(ランプ信号発生器)30はHP社製のファン
クション・ジェネレータを用いてランプ信号41を発生
させることができる。RG30はタイミング信号でラン
プ信号41を発生し、SG31に与えている。SG31
ではランプ信号41を位相シフト用入力端子に入力し、
位相変調かけて正確な遅延信号を発生し、モードロック
レーザ発振器21の同期回路22に出力し光プローブパ
ルス42を発生させる。
はフェイズロック、つまり同期してそれぞれが発振して
いる。SG31は例えばドイツのローデ・アンド・シュ
ワルツ社製のSMH型信号発生器を用いることができ
る。RG(ランプ信号発生器)30はHP社製のファン
クション・ジェネレータを用いてランプ信号41を発生
させることができる。RG30はタイミング信号でラン
プ信号41を発生し、SG31に与えている。SG31
ではランプ信号41を位相シフト用入力端子に入力し、
位相変調かけて正確な遅延信号を発生し、モードロック
レーザ発振器21の同期回路22に出力し光プローブパ
ルス42を発生させる。
【0022】図2の遅延同期手段20は被測定光源10
と同期を取りつつ、正確な遅延信号を発生させるもので
ある。従って、RG30及びSG31に代え、高精度の
遅延回路や高精度の時計(クロック発生器)に置き換え
ることもできる。
と同期を取りつつ、正確な遅延信号を発生させるもので
ある。従って、RG30及びSG31に代え、高精度の
遅延回路や高精度の時計(クロック発生器)に置き換え
ることもできる。
【0023】図3は遅延手段25の他の実施例である。
モードロックレーザ発振器21からの光プローブパルス
42は、光変調器35を通過して検出手段11の第2電
極13bを照射する。光変調器35は光の可変遅延素子
でもある。図3ではE/O変調器で示しているが、磁気
光学変調器でもよい。光変調器35に電界又は磁界を加
えると電界又は磁界の強さに比例して、光の遅延時間τ
が変化する。従って、光変調器35に加える電圧又は電
流を変化させて電界を変え、遅延時間τを変化させた光
プローブパルス42を第2電極13bに照射し、第1電
極13aで光電変換された被測定光パルス40をサンプ
リングする。被測定光パルス40は高n物質(高屈折率
物質)36を通して一定時間遅延させて第1電極13a
を照射する。光変調器35の遅延時間と調和をとるため
である。この高n物質36は被測定光源10に内蔵させ
てもよい。サンプリングされた検出信号は、前述のよう
に、被測定光パルス40と光プローブパルス42との相
互相関波形y(t)である。この相互相関波形y(t)
をデコンボリューションして元の波形に戻し、表示す
る。
モードロックレーザ発振器21からの光プローブパルス
42は、光変調器35を通過して検出手段11の第2電
極13bを照射する。光変調器35は光の可変遅延素子
でもある。図3ではE/O変調器で示しているが、磁気
光学変調器でもよい。光変調器35に電界又は磁界を加
えると電界又は磁界の強さに比例して、光の遅延時間τ
が変化する。従って、光変調器35に加える電圧又は電
流を変化させて電界を変え、遅延時間τを変化させた光
プローブパルス42を第2電極13bに照射し、第1電
極13aで光電変換された被測定光パルス40をサンプ
リングする。被測定光パルス40は高n物質(高屈折率
物質)36を通して一定時間遅延させて第1電極13a
を照射する。光変調器35の遅延時間と調和をとるため
である。この高n物質36は被測定光源10に内蔵させ
てもよい。サンプリングされた検出信号は、前述のよう
に、被測定光パルス40と光プローブパルス42との相
互相関波形y(t)である。この相互相関波形y(t)
をデコンボリューションして元の波形に戻し、表示す
る。
【0024】上述のように、光変調器35で光遅延素子
を構成すると、電圧又は電流を変えるだけで遅延時間τ
を変化することができ、可動部分が不要である。従って
測定器の固体化、集積化が可能となり、また測定の高速
化や信頼性の向上も図れる。
を構成すると、電圧又は電流を変えるだけで遅延時間τ
を変化することができ、可動部分が不要である。従って
測定器の固体化、集積化が可能となり、また測定の高速
化や信頼性の向上も図れる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明
は、従来測定不可能であったパルス幅が1ps以下の極
短光パルスから数nsの光パルスを、分解能を1ps以
下の高分解能で測定できるので、従来の分解能の数十分
の1の高分解能である。しかも検出手段11である光伝
導素子の改良によりこれ以上の超高分解能の測定器も可
能である。このように本発明の技術的効果は大である。
は、従来測定不可能であったパルス幅が1ps以下の極
短光パルスから数nsの光パルスを、分解能を1ps以
下の高分解能で測定できるので、従来の分解能の数十分
の1の高分解能である。しかも検出手段11である光伝
導素子の改良によりこれ以上の超高分解能の測定器も可
能である。このように本発明の技術的効果は大である。
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成図である。
【図3】図1、図2の遅延手段25の他の実施例の構成
図である。
図である。
10 被測定光源 11 検出手段 12 コプレーナライン 13a 第1電極 13b 第2電極 14 増幅器 15 A/D変換手段 16 演算手段 17 表示手段 20 遅延同期手段 21 モードロックレーザ発振器 22 同期回路 23 主レーザ 24 励起用レーザ 25 遅延手段 26 可動鏡 27 ステージドライバ 28a、28b、28c ミラー 29a、29b レンズ 30 RG(ランプ信号発生器) 31 SG(信号発生器) 35 光変調器 36 高n物質(高屈折率物質) 40 被測定光パルス 41 ランプ信号 42 光プローブパルス
Claims (3)
- 【請求項1】 同期信号により被測定光パルス(40)
を発生させる被測定光源(10)と、 上記被測定光源(10)と同期して光プローブパルス
(42)を発振するモードロックレーザ発振器(21)
と、 上記モードロックレーザ発振器(21)で発振された上
記光プローブパルス(42)に任意の遅延時間を与える
遅延手段(25)と、 半絶縁基板上に形成された伝送ライン(12)と上記伝
送ライン(12)に構成された2対の電極(13a、1
3b)を有する光伝導素子から成り、上記伝送ライン
(12)の一端に直流電圧が印加され他端を出力端子と
し、上記2対の電極の一の電極に上記被測定光パルス
(40)が照射され、他の電極に上記光プローブパルス
(42)が照射される検出手段(11)と、 上記検出手段(11)で検出された電気信号をA/D変
換するA/D変換手段(15)と、 上記A/D変換手段(15)の出力信号をデコンボリュ
ーションする演算手段(16)と、 上記演算手段(16)の演算結果を表示する表示手段
(17)と、を具備することを特徴とする光パルス形状
測定器。 - 【請求項2】 同期信号により被測定光パルス(40)
を発生させる被測定光源(10)と、 上記被測定光源(10)と同期して任意の遅延同期信号
を発生する遅延同期手段(20)と、 上記遅延同期手段(20)からの上記遅延同期信号によ
り光プローブパルス(42)を発振するモードロックレ
ーザ発振器(21)と、 上記モードロックレーザ発振器(21)で発振された上
記光プローブパルス(42)に任意の遅延時間を与える
遅延手段(25)と、 半絶縁基板上に形成された伝送ライン(12)と上記伝
送ライン(12)に構成された2対の電極(13a、1
3b)を有する光伝導素子から成り、上記伝送ライン
(12)の一端に直流電圧が印加され他端を出力端子と
し、上記2対の電極の一の電極に上記被測定光パルス
(40)が照射され、他の電極に上記光プローブパルス
(42)が照射される検出手段(11)と、 上記検出手段(11)で検出された電気信号をA/D変
換するA/D変換手段(15)と、 上記A/D変換手段(15)の出力信号をデコンボリュ
ーションする演算手段(16)と、 上記演算手段(16)の演算結果を表示する表示手段
(17)と、を具備することを特徴とする光パルス形状
測定器。 - 【請求項3】 遅延手段(25)は遅延時間を任意に可
変できる光変調器の遅延手段(35)である請求項1又
は2記載の光パルス形状測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29781494A JPH0875556A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 光パルス形状測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29781494A JPH0875556A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 光パルス形状測定器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875556A true JPH0875556A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=17851512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29781494A Pending JPH0875556A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 光パルス形状測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0875556A (ja) |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP29781494A patent/JPH0875556A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |