JPH08760A - 体操用着地マット - Google Patents

体操用着地マット

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JPH08760A
JPH08760A JP6137245A JP13724594A JPH08760A JP H08760 A JPH08760 A JP H08760A JP 6137245 A JP6137245 A JP 6137245A JP 13724594 A JP13724594 A JP 13724594A JP H08760 A JPH08760 A JP H08760A
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B6/00Mats or the like for absorbing shocks for jumping, gymnastics or the like

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着地安全性及び着地安定性を改善し、国際体
操連盟(FIG)が予定している1995年以降の認定
基準に適合する着地マットを提供する。 【構成】 厚さ10〜30mm、25%圧縮硬さ0.2
0〜0.50kgf/cm2 、反発弾性40〜60%の
発泡合成樹脂材からなる一次緩衝用トップ層と、厚さ1
5〜50mm、25%圧縮硬さ1.0〜4.0kgf/
cm2 の発泡合成樹脂材からなる硬い着地安定用中間層
と、厚さ50〜175mm、25%圧縮硬さ0.040
〜0.060kgf/cm2 、反発弾性35〜50%の
柔らかい発泡合成樹脂材からなる主緩衝用下部層とを上
から順次に積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は体操用着地マット、更
に詳しくは鉄棒、跳馬、吊輪、平行棒、あん馬、段違い
平行棒、平均台等の体操競技や練習に使用される着地マ
ットに関する。
【0002】
【技術的背景】この種の体操用着地マットに求められる
主たる性能は、良好な着地安全性と着地安定性である。
着地安全性は、いうまでもなくジムナストの着地衝撃を
吸収緩和し、身体の安全を確保するために求められる性
能であり、着地安定性は、ジムナストの着地時の動的荷
重を面で受け止め、足の局部的な沈み込みを防止して着
地姿勢の安全を確保し易くするために求められる性能で
ある。
【0003】これらの性能は、定量的に次のa)b)
c)の3つのパラメーターで評価される。
【0004】a)FO−max(称呼:エフオーマック
ス) 衝撃減衰値あるいは衝撃時の最大制止力値(BREAK
FORCE)といわれるもので、着地マットに衝撃力
が加えられた時の最大制動力としてN値で求められる。
極端に高いFO−maxは、例えば完全な硬直表面に着
地する場合が想定され、逆に極めて低いFO−max
は、例えば軽業師が高所から安全ネット上に落下するよ
うな場合が想定される。而して着地マットは、優れた着
地安全性のためには、なるべく低いFO−max値を示
すものであることが要請される。
【0005】b)S−ein(称呼:エスアイン) 衝撃を受けたときのマット面の沈み込み量、即ち圧縮変
形度合いをもって評価されるものである。S−ein値
が大きければ、それだけFO−maxを低く抑えること
が可能であるが、着地マットの場合、ジムナストの着地
安定性を良好に確保しうることが必要であるから、大き
なS−ein値はかえって有害であり、望まれるのは上
記低FO−max値でありながらなるべく小さいS−e
in値を示すものであることである。
【0006】c)S−ruck(称呼:エスラック) 反発力の大きさを示すパラメーターであり、衝撃後の反
動弾力高さ、即ちはね返りの高さとして測定される。こ
れが極端に小さいと、着地安全性を確保することができ
ないが、大きすぎても、着地後のジムナストに有害な跳
ね上げの力が作用し、良好な着地安全性を確保すること
ができない。従って、いわば中位のS−ruck値を示
すものであることが求められるが、実際上は、所要のF
O−max値を確保するかぎり低すぎるS−ruck値
であることはなく、ある上限値以下のS−ruck値を
示すものであることをもって満足しうる。
【0007】国際体操連盟(略称:FIG)の定めると
ころによれば、上記FO−max値、S−ein値、S
−ruck値は、次のようにして測定すべきものとされ
ている。即ち、1000×2000mmの大きさの試験
体着地マット上に定めた9個所の測定点に、直径10c
m、重さ20kgの金属製の筒状落下物体を、80cm
の高さから各10回づつ、合計90回の落下試験を行
い、3回目以降の落下試験により各測定点から求められ
た合計72回の測定値の平均値をもってあらわすべきも
のとしている。
【0008】そして、従来、FIGが国際的な体操競技
に使用可能な着地マットとして認定していた上記の各特
性値は、後記表1に示すように、例えば男子用の200
mm厚さの着地マットにおいて、FO−max値:36
50N(約372.19kgf)以下、S−ein値:
110mm以下、S−ruck値:120mm以下であ
った。
【0009】ところが、近年、例えば鉄棒の3回宙返り
降りなど益々難度の高い技を行うジムナストの増加に伴
い、危険防止の観点から着地マットの性能の見直しが行
われており、近い将来において、下記の表1に示すよう
にFIGの認定基準がより一層厳しいものに改定される
ことが確実視される状況に至っている。
【0010】
【表1】
【0011】
【従来の技術】従来、この種の着地マットとしては、本
発明者の先の提案に係る実公平4−34845号公報に
示されるものが公知であり、国際的な体操競技等におい
てFIG認定品として広く使用されてきた。
【0012】この従来品は、やや硬めの上部層を、上か
ら20〜40倍発泡のポリエチレン発泡体と10〜20
倍発泡のポリエチレン発泡体との積層で構成し、その下
に柔らかいポリウレタンフォーム製の下部層を積層し、
下部層の厚さを上部層の厚さ以下として積層ユニットを
構成したものであり、要すればこのユニットをマットの
所要厚さに応じて複数個積層してカバーシート内に収容
し実用に供するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記構成の着地マットにおいては、前記の新しいFIG
基準に適合し得るものではなかった。特にFO−max
値の適合性を欠き、着地安全性に充分な満足を得ること
ができなかった。
【0014】そこで、本発明者は、従来品の構成の範囲
内で、FO−max値の改善をはかるべく、構成材料の
材質変更を含めて種々検討を重ねたが、概して低いFO
−maxが得られるようにすると、受衝マット面の局部
的な沈み込みが大きくなり、荷重を面で受け止める所謂
面とり感に乏しいものとなって着地安定性が損なわれる
のみならず、底突き感を発生するものとなって身体衝撃
を安全限度内に抑制するという安全面の要請に対し不安
要素を残すものとなるという本質的な問題点があること
が知見された。
【0015】而して、この発明は、着地安全性及び着地
安定性の両面において、従来品より更に一層改善された
着地マットを提供すること、更に具体的には前記のFI
G新基準値に対して十分な適合性を有する着地マットを
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、最上層の一次緩衝用トップ層と、そ
の下の着地安定用中間層と、更にその下に重ねられる主
緩衝用下部層との大きく3つの構成部分に別けて検討
し、それぞれの材料の有すべき最適物性を見出だすこと
により完成し得たものである。
【0017】即ち、この発明は、上記3つの層の組合わ
せからなるものにおいて、前記一次緩衝用トップ層は、
厚さ10〜30mm、圧縮硬さ(25%圧縮硬さ、JI
SK−6767準拠…以下同じ)0.20〜0.50k
gf/cm2 、反発弾性(JIS K−6401準拠…
以下同じ)40〜60%の発泡合成樹脂材の単一層で構
成され、前記着地安定用中間層は、全体厚さ15〜50
mm、圧縮硬さ(平均)1.0〜4.0kgf/cm2
の発泡合成樹脂材の一層ないし複数層で構成され、前記
主緩衝用下部層は、全体厚さ50〜175mm、圧縮硬
さ(平均)0.040〜0.060kgf/cm2 、全
体の反発弾性35〜50%の発泡合成樹脂材の一層ない
し複数層で構成され、かつ前記一次緩衝用トップ層と着
地安定用中間層との合計厚さが、主緩衝用下部層の厚さ
より小に設定されてなることを特徴とする、体操用着地
マットを要旨とする。
【0018】この発明に係る体操用着地マットは、図3
(イ)に示すように上記3つの層の一体積層品(A)を
外装カバーシート(4)内に包被したターポリンカバー
タイプの製品として、あるいはまたトップ層を除く中間
層と下部層との積層物(B)を外装カバーシート(4)
内に包被してアンダーマット(A1 )を形成する一方、
分離したトップ層(1)(11)の上面側にカーペット
(5)を積層一体化して大面積のトップマット(A2 )
を形成し、両者(A1 )(A2 )を重ね合せ状に敷設し
て使用するオーバーマットタイプの製品として、実用に
供されるものである。
【0019】この発明に係る着地マットの構成を、添附
図面を参照しながら更に具体的にかつ詳しく説明すれば
次の通りである。
【0020】
【構成の具体的な説明】
(一次緩衝用トップ層)図1〜2に示す各種実施例にお
いて、(1)(11)はいずれも最上位に配置された発
泡合成樹脂材の単一層からなる一次緩衝用トップ層であ
る。
【0021】該トップ層(1)(11)は、着地時の初
期衝撃を一次的に受け止めるもので、主として着地感の
向上に寄与する。
【0022】従って、硬さにおいて中程度のものである
ことが必要であり、その他、厚さ、反発弾性が所定の範
囲内のものであることが必要である。
【0023】即ち、圧縮硬さ(25%圧縮硬さ、JIS
K−6767準拠…以下同じ)はこれが0.20kg
f/cm2 未満では、着地時にその下の比較的硬い安定
用中間層の影響をもろに足裏に受け、着地感の悪いもの
となる。一方、圧縮硬さ0.50kgf/cm2 をこえ
るものでは、衝撃吸収力に劣り、やはり着地感の悪いも
のとなる。その最適範囲は、後述するように使用材料と
の関係において若干異なる。
【0024】厚さは、これが10mm未満では硬さが低
すぎる場合と同様の欠点が派生し、底突き感がでる一
方、30mmをこえる厚いものとすると着地時に局部的
な沈み込みが発生して着地安定性を阻害する。最も好適
な厚さ範囲は、15〜25mmである。
【0025】反発弾性(JIS K−6401準拠…以
下同じ)は、これが40%未満では着地時の面取り感に
乏しいものとなり、着地感の劣化を招く。しかし、60
%をこえる高い反発弾性を有すると、はね返り力が強す
ぎて、着地安定性を阻害する。最も好ましい反発弾性の
範囲は、45〜55%程度である。
【0026】トップ層(1)(11)の材料は上記物性
を満足する発泡合成樹脂材であれば何でも良く、その種
類は特に限定されない。実験結果によれば、発泡倍率1
0〜20倍のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EV
A)発泡体、あるいは30倍発泡のウレタン樹脂発泡体
を1/3〜1/8程度の厚さに加熱圧縮した圧縮ウレタ
ン樹脂発泡体を好適に用い得る。前者のEVAの場合、
その圧縮硬さが0.40〜0.50kgf/cm2 程度
のものが最好適であり、後者の圧縮ウレタン樹脂発泡体
の場合、圧縮硬さ0.20〜0.30kgf/cm2
度のものでが最好適である。
【0027】(着地安定用中間層)上記一次緩衝用トッ
プ層(1)(11)の下面側には、着地安定用中間層
(2)(12)が配設される。該中間層(2)(12)
は、ターポリンカバータイプの着地マットとして使用す
る場合には、トップ層(1)(11)と接合一体化され
るが、オーバーマットタイプの着地マットとして使用さ
れる場合には、トップ層(1)(11)とは分離したも
のとして形成される。
【0028】該中間層(2)(12)は、着地時のジム
ナストの足裏を面で受け止め、所謂面とり感を与えて着
地姿勢の安定をとり易くするものであり、それ故に、硬
さにおいてやや硬めであり、着地に基づく動的荷重を下
部層の広い面積に対して分散する機能を果しうるもので
あることが必要である。
【0029】この着地安定用中間層(2)(12)は、
図1に示すように合成樹脂発泡材による単一層として形
成しても良いし、図2に示すように中間第1単位層(1
2a)と中間第2単位層(12b)との2層構成による
ものとしても良い。更に3層以上に構成することも許容
される。
【0030】いずれの構成にあっても、その全体厚さは
15〜50mm、圧縮硬さは、単一層または2層以上の
場合の平均値において1.0〜4.0kgf/cm2
物性を有するものであることが必要である。反発弾性の
大きさは、上記硬さの範囲内のものであればさして問題
にならない。
【0031】厚さが15mm未満では、着地の面とり感
を確保することができず、着地安定性に劣るものとな
る。逆に、50mmをこえて厚すぎるときは、着地マッ
トの規定厚みの中で中間層の占める割合が大きくなりす
ぎ、ひいてはその下の主緩衝用下部層の厚みが相対的に
減少することになるため、着地衝撃の吸収緩和特性に劣
るものとなり好ましくない。最も好適な厚さは、概ね2
0〜35mm程度の範囲である。
【0032】圧縮硬さは中間層(2)(12)において
極めて重要な要素である。これが平均値において1.0
kgf/cm2 未満では、良好な着地安定性の確保が困
難である。逆に4.0kgf/cm2 をこえて硬すぎる
と、着地時に痛みを感じさせるおそれがあり、ジムナス
トの身体の安全性の確保の上から好ましくない。最も好
適な硬さ範囲は、1.5〜3.5kgf/cm2 であ
る。
【0033】図2に示すように中間層(12)を第1単
位層(12a)と第2単位層(12b)の2層で構成す
る場合、上位の第1単位層(12a)を相対的に柔らか
く、下位の第2単位層(12b)を相対的に硬いものと
することが好ましい。更に具体的には、例えば第1単位
層(12a)に圧縮硬さ0.7〜2.0kgf/cm2
で厚さ10〜20mmの合成樹脂発泡材を、第2単位層
(12b)にそれより硬い圧縮硬さ2.0〜4.0kg
f/cm2 で厚さ15〜25mmの合成樹脂発泡材を用
いるのが好適である。
【0034】中間層(2)(12)の材料は、発泡倍率
3〜15倍、とくに好ましくは5〜11倍程度のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)発泡体を用いるの
が好ましい。2層以上の複数層で構成する場合も、平均
値において上記発泡倍率のものとすることが望ましい。
EVA発泡体以外にも、例えば低発泡ポリエチレン樹脂
発泡体、ポリスチレン樹脂発泡体等を用いても良い。
【0035】(主緩衝用下部層)上記の中間層(2)
(12)の下面側には、これと接合一体化して主緩衝用
の下部層(3)(13)が設けられる。
【0036】この下部層(3)(13)は、FO−ma
x値の低減に主たる貢献を果すものであり、従って、着
地安全性の確保に主要な役割を担うものである。
【0037】このために、十分に柔らかいものであるこ
と、及びトップ層(1)(11)と中間層(2)(1
2)の厚さの合計よりも更に大きい十分な厚さを有する
ものであることが必要であり、更には着地安定性を阻害
しないために反発弾性の比較的小さい50%以下のもの
であることが必要である。
【0038】即ち、全体厚さにおいて50〜175m
m、圧縮硬さ(複数層の場合には平均値)において0.
040〜0.060kgf/cm2 、全体の反発弾性に
おいて35〜50%の発泡合成樹脂材からなるものであ
ることを必要とする。
【0039】全体厚さが50mm未満では、最も厚さの
薄い100mmの着地マットの場合でさえ、所要の衝撃
吸収能力を実現することができず、FO−max値のF
IG新基準値を充足することができない。逆に175m
mをこえて厚すぎるときは、着地マットの最大厚さ20
0mmの場合においてさえ、下部層の占める厚み割合が
過大となり、相対的にトップ層(1)(11)及び中間
層(2)(12)の厚みが減少するため、良好な着地安
定性の確保が困難になる。
【0040】最も好適な下部層(3)(13)の厚さの
範囲は、着地マットの厚さとの関係で異なる。例えば厚
さ100mmあるいは120mmの着地マットの場合
で、好適な下部層(3)(13)の厚さは60〜90m
m、同様にマット厚さ150mmの場合で80〜130
mm、マット厚さ200mmの場合で120〜170m
mの範囲である。
【0041】一方、下部層(3)(13)における圧縮
硬さは特に重要であり、下部層(3)(13)の全体の
平均値として圧縮硬さが0.040kgf/cm2 未満
では、着地時に底突き感を生じさせるおそれが発生する
と共に、マットの圧縮変形量が過大となるため低S−e
in値の要請を満たすことができず、着地不安定を招
く。一方、0.060kgf/cm2 をこえる硬さの硬
いものでは、着地時の衝撃吸収性に劣り、前記FO−m
ax値を好適範囲内に制御することができない。即ち実
用面においてジムナストの足裏、膝等に痛みを生じさせ
るおそれが生じ、高度の安全性を保証することができな
い。最も好適な圧縮硬さは、0.045〜0.055k
gf/cm2 である。
【0042】反発弾性は、着地安定性の確保の上から重
要である。これが35%未満では、前記同様に底突き感
がでてくるため好ましくないが、下部層が50%をこえ
る高い反発弾性を有するときは、着地後においてジムナ
ストをはね上げようとする力が大きく作用し、着地姿勢
の安定保持が困難なものとなり、致命的な欠陥につなが
る。最も好適な反発弾性の範囲は、概ね42〜48%程
度である。
【0043】下部層(3)(13)の最も好ましい構成
態様は、図1及び図2に示すように、これを物性の異な
った複数の単位層の積層物によって構成することであ
る。図示実施例においては上位の第1単位層(3a)
(13a)と、中位の第2単位層(3b)(13b)
と、下位の第3単位層(3c)(13c)との3層構成
によるものとした例が示されている。もっとも2層構成
としても良いし、4層以上の第n単位層までの積層によ
るものとしても良い。
【0044】上記のような積層構成をとる場合、上位の
単位層から順次に、下位の単位層に至るに従って圧縮硬
さを減少させたものとすることが好ましい。かつこの場
合、第1単位層(3a)(13a)の圧縮硬さを0.0
50〜0.080kgf/cm2 、第2単位層(3b)
(13b)の圧縮硬さを0.030〜0.060kgf
/cm2 、第3単位層(3c)(13c)の圧縮硬さを
0.020〜0.045kgf/cm2 の範囲とし、上
下に隣り合う単位層間の硬さの差を0.030kgf/
cm2 以下とくに0.005〜0.020kgf/cm
2 の範囲に設定するものとなすことが好ましい。
【0045】下部層(3)(13)の使用材料は、上記
の物性値を有する軟質合成樹脂発泡材であれば適用可能
であり、特に限定されるものではないが、柔らかくて反
発弾性が比較的小さいものとして、密度15〜50kg
/m3 のポリウレタン樹脂発泡体であって、各単位層の
全体の平均密度において25〜40kg/m3 程度のポ
リウレタン樹脂発泡体を用いるのが好適である。
【0046】なお、下部層(3)(13)は、その構成
単位層相互において接着剤で接合一体化され、また上位
する中間層(2)とも同様に接合一体化されるものであ
る。ここに用いられる接着剤は、例えばウレタン系、ア
クリル系、酢酸ビニル系等の接着剤が一般的である。
【0047】
【実施例】トップ層、中間層及び下部層の使用材料とし
て、下記表2の材料を用いた。
【0048】
【表2】
【0049】(実施例1〜3)上表2の材料を用い、下
表3に示す組合わせにより、図1に示す積層態様で、厚
さ120mm(実施例1)、150mm(実施例2)、
200mm(実施例3)の各種着地マットを作製した。
【0050】
【表3】
【0051】(実施例4〜6)表2の材料を下表4に示
す組合わせで用い、図2に示す積層態様で、厚さ120
mm(実施例4)、150mm(実施例5)、200m
m(実施例6)の各種着地マットを形成した。
【0052】
【表4】
【0053】(比較例1)実公平4−34845号公報
に示される第1図の実施例に準じて、下記表5に示す第
1〜第5層の積層ユニットを形成し、該ユニットを上下
に2つ重ね合わせ接合一体化して厚さ120mmの着地
マットを作製した。
【0054】
【表5】
【0055】(対比評価)上記実施例1〜6及び比較例
による各着地マットにつき、合成繊維製の基布を使用し
た塩化ビニル樹脂製のカバーシートで全体を包み込んで
ターポリンカバータイプの着地マット製品に構成し、そ
のそれぞれにつき、FO−max値、S−ein値、S
−ruck値を測定した。この測定方法は、前記したF
IG規格に準拠して行った。
【0056】そして、この測定結果を、前記のFIG新
基準値と対比して下記表6に示す。
【0057】
【表6】
【0058】表6の結果に見られるとおり、本発明に係
る着地マットはFIG規格の各種厚みのものにおいて、
いずれもFIG新基準値を十分にクリアーするものであ
り、比較例に示される従来品に較べ、より一層安全性、
安定性にすぐれるものであることを確認し得た。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、上述のようにFIG
がより高度な着地安全性、着地安定性の実現のために定
めようとしているFO−max、S−ein、S−ru
ckの新基準に適合可能な着地マットを提供しうるもの
であり、ひいては、安全性、安定性に卓越したものとな
し得て、近時の益々難度の高い技に挑戦されるウルトラ
D級更にはE級の体操競技用にも好適に使用しうるもの
となし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施態様を示す断面図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施態様を示す断面図であ
る。
【図3】(イ)(ロ)はこの発明による着地マットの使
用態様を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1、11…一次緩衝用トップ層 2、12…着地安定用中間層 12a…中間第1単位層 12b…中間第2単位層 3、13…下部層 3a、13a…下部第1単位層 3b、13b…下部第2単位層 3c、13c…下部第3単位層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次緩衝用トップ層と、その下面側に重
    ねられた着地安定用中間層と、更にその下面側に積層さ
    れた主緩衝用下部層との組合わせからなり、 前記一次緩衝用トップ層は、厚さ10〜30mm、圧縮
    硬さ(25%圧縮硬さ、JIS K−6767準拠…以
    下同じ)0.20〜0.50kgf/cm2 、反発弾性
    (JIS K−6401準拠…以下同じ)40〜60%
    の発泡合成樹脂材の単一層で構成され、 前記着地安定用中間層は、全体厚さ15〜50mm、圧
    縮硬さ(平均)1.0〜4.0kgf/cm2 の発泡合
    成樹脂材の一層ないし複数層で構成され、 前記主緩衝用下部層は、全体厚さ50〜175mm、圧
    縮硬さ(平均)0.040〜0.060kgf/c
    2 、全体の反発弾性35〜50%の発泡合成樹脂材の
    一層ないし複数層で構成され、 かつ前記一次緩衝用トップ層と着地安定用中間層との合
    計厚さが、主緩衝用下部層の厚さより小に設定されてな
    ることを特徴とする、体操用着地マット。
  2. 【請求項2】 一次緩衝用トップ層が、圧縮硬さ0.2
    0〜0.30kgf/cm2 圧縮ウレタン樹脂発泡体か
    らなる請求項1記載の体操用着地マット。
  3. 【請求項3】 一次緩衝用トップ層が、発泡倍率10〜
    20倍、圧縮硬さ0.40〜0.50kgf/cm2
    エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体からなる請求項
    1または2に記載の体操用着地マット。
  4. 【請求項4】 着地安定用中間層が、発泡倍率5〜15
    倍のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂発泡体からなる請
    求項1または2に記載の体操用着地マット。
  5. 【請求項5】 着地安定用中間層が、上から圧縮硬さ
    0.7〜2.0kgf/cm2 の中間第1単位層と、同
    2.0〜4.0kgf/cm2 の中間第2単位層との積
    層からなる請求項4に記載の体操用着地マット。
  6. 【請求項6】 主緩衝用下部層が、密度(平均)25〜
    40kg/m3 のポリウレタン樹脂発泡体からなる請求
    項1ないし5のいずれか1に記載の体操用着地マット。
  7. 【請求項7】 主緩衝用下部層は、上位の第1単位層か
    ら下位の第n単位層に至るに従って圧縮硬さを小とした
    第1〜第n単位層の積層からなる請求項1〜6のいずれ
    か1に記載の体操用着地マット。
  8. 【請求項8】 主緩衝用下部層の相互に隣り合う単位層
    間の圧縮硬さの差が、0.030kgf/cm2 以下に
    設定されてなる請求項7記載の体操用着地マット。
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