JPH0876327A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0876327A
JPH0876327A JP21481594A JP21481594A JPH0876327A JP H0876327 A JPH0876327 A JP H0876327A JP 21481594 A JP21481594 A JP 21481594A JP 21481594 A JP21481594 A JP 21481594A JP H0876327 A JPH0876327 A JP H0876327A
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emulsion
silver halide
layer
light
solution
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JP21481594A
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Nobue Satou
伸江 佐藤
Hideaki Haraga
秀昭 原賀
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料の製造直後からユーザーが使用した
現像されるまでの期間が比較的長くても、又ストロボ等
の高照度下で撮影されても高画質のプリントが得られる
カラーネガ写真を提供する。 【構成】 支持体上に、各々少なくとも1層の赤色感光
性層、緑色感光性層、及び青色感光性層を有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料において、安定性パラメータ
ー(μ)が0.07以下であり、かつ少なくとも一つの曲線
について直線性パラメーター(j)が下記の条件を満た
すことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 j=1.00±0.01

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関し、特に撮影用カラーネガ感光材料に関
し、経時安定性に優れ、高照度不軌に対して良好な結果
が得られるハロゲン化銀カラー写真感光材料に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真用のハロゲン化銀感光材料に
対する性能上の要請は益々厳しくなっており、感度、カ
ブリ、粒状性等の写真基本諸特性に対して、一層高水準
の要求が生じている。特に最近にあっては、コンパクト
ズームカメラや、一般に使い捨てカメラと称されるレン
ズ付フィルムの普及に伴い、高感度化は写真感光材料の
必須要件となっている。更に、カメラの高機能化によっ
て、一般ユーザーも種々の撮影技術を駆使することが容
易になり、あらゆる露光条件下における感度、階調の再
現性も強く求められるようになった。
【0003】ハロゲン化銀写真感光材料に高照度短時間
露光した場合と低照度長時間露光した場合では、それが
同一露光量であっても得られる画像濃度が一定になるこ
とは少ない。この様な、露光照度に依存する感度、階調
の変化を相反則不軌という。なお、最適露光条件に対し
て、高照度露光した場合の相反則不軌を高照度不軌、低
照度露光した場合の相反則不軌を低照度不軌という。
【0004】相反則不軌が大きい感光材料では、照度及
び光源に応じて露光時間を補正しなければならず、又、
多層カラー感光材料において各層の相反則不軌が異なる
場合には、露光時間によって得られる画像に色の偏りが
現れる。特に高照度不軌はたとえばストロボ撮影の際、
頻繁に起きると考えられる。
【0005】この様な相反則不軌特性を改良すべく、ハ
ロゲン化銀感光材料について、各種の改良技術の開発が
行われている。ハロゲン化銀乳剤における相反則不軌改
良のための従来技術としては、主にハロゲン化銀粒子に
金属イオン(主に周期律表第8族)をドープする方法が
とられている。これらの技術内容については、特開平2-
20852号、同2-20853号、同2-20854号、同2-20855号、同
3-118535号、同3-118536号等の特許に開示されている。 更にこれたの技術を組み合わせた構成として、特開平1-1
21844号、同2-156239号、同2-234151号、同2-20852号等
に開示がある。
【0006】しかし、これらの技術は、照度不軌改良に
は効果があるが、保存性が劣化するという問題があり、
この保存性を実害性のない範囲になるまで金属イオンの
ドープ量を減らすと、本来の照度不軌改良効果がなくな
るというジレンマがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は現像所
におけるプリント收率の高いカラーネガ写真感光材料を
得ることにより、エンドユーザーに高品質のカラープリ
ントを提供することにある。
【0008】とりわけ、感光材料の製造終了時から撮影
が終わって現像されるまでの期間が比較的長期に及んだ
場合や高照度下で撮影された場合においてもプリント收
率が低下することなく高画質のプリントが得られるハロ
ゲン化銀カラーネガ写真の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下によ
り達成された。即ち、支持体上に、各々少なくとも1層
の赤色感光性層、緑色感光性層、及び青色感光性層を有
するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、安定性
パラメーター(μ)が0.07以下であり、かつ直線性パラ
メーター(j)が下記の条件を満たすことを特徴とする
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0010】j=1.00±0.01 また、好ましくは前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
が、支持体上に各々少なくとも2層の赤色感光性層、緑
色感光性層、及び青色感光性層を有するハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料であり、いずれかの色感光性層のうち
最高感光性層ではない乳剤層の少なくとも1層の乳剤層
が多価金属イオンを粒子内部に有するハロゲン化銀乳剤
を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感
光材料。
【0011】以下に本発明について詳述する。
【0012】安定性パラメーター(μ)は以下の方法で
求められる。
【0013】即ち、支持体上に、各々少なくとも1層の
赤色感光性層、緑色感光性層、及び青色感光性層を有す
るハロゲン化銀カラー写真感光材料において、該感光材
料が下記処理(1)〜(3)を順次経た後に現像された
場合(a)と、(4)のみの処理を経て現像された場合
(b)との間で以下により定義される。
【0014】処理過程 (1)露光前保存 45℃、40%RH環境下で3週間 (2)露光I シャッタースピード10-4sec 相関色温度5500Kの光源、光学クサビ使用 (3)露光後保存 40℃、20%RH環境下で4週間 (4)露光II シャッタースピード1/200sec 相関色温度5500Kの光源、光学クサビ使用 上記(b)の処理過程を経て得られるマゼンタ発色濃度
関数曲線D-(logE)における最小濃度Dmin[M]+0.15の
濃度D0を与える露光量logE0より更にΔlogE=2.5にある
logE5までの範囲において、ΔlogE=0.5単位毎にとった
露光量点logEi(i=0,1,2,3,4,5)での濃度Dbi(i=0,1,
2,3,4,5)と、同一露光量点における上記(a)の処理
過程を経て得られるD-(logE)曲線の濃度Dai(i=0,1,2,
3,4,5)の差を3色(イエロー、マゼンタ、シアン)について
求め、その3つを成分とする露光量点iにおける3次元ベ
クトル
【0015】
【数1】
【0016】を想定する。
【0017】この時、
【0018】
【数2】
【0019】上記μ0〜μ4のうち最大値を該ハロゲン
化銀カラー写真感光材料の安定性パラメターμの値と定
義する。 本発明において、(a)の処理過程を経た場合、及び
(b)の処理過程を経た場合のいずれにおいても、その
対象となる感光材料は、塗布→乾燥→エイジング工程が
終了してからの(但し、例えば特開平5-289224号公報に開
示さてているような速効性の硬膜剤を用いている場合は
塗布→乾燥工程を経てからの)未露光のままの常温、常湿
状態での経過期間が3カ月以内のものとする。
【0020】また、(a),(b)は同一工程を経て、
かつ常温、常湿状態での経過期間も上記規定範囲内にお
いて同じものを使用することとする。
【0021】本発明における保存、露光、現像、濃度測
定は、以下に示す方法に従い行うものとする(一部JI
S K7614-1981に準ずる)。
【0022】〈1〉露光前保存 45℃、40%RHの環境下で3週間保存。但し、感光材料
は光学クサビを用いた露光が可能な大きさに予め切断し
ておく。
【0023】〈2〉露光 −1−露光試験は温度20±5℃、60±10%RHの室温で
行い、試験する感光材料はこの状態に1時間以上放置し
た後使用する。
【0024】−2−露光面における基準光の相対分光エ
ネルギー分布は下記に示されるようなものとする。
【0025】
【表1】
【0026】−3−露光面における照度変化は光学クサ
ビを用いて行い、もちいる光学クサビはどの部分でも分
光透過濃度の変動が360〜700nmの波長域で400nm未満の
領域で10%以内、400nm以上の領域は5%以内のものを
用いる。
【0027】〈3〉露光後保存 40℃、20%RH環境下で4週間保存。
【0028】〈4〉現像処理 (b)の処理過程を経る場合の露光から現像処理まで
の間及び(a)の処理過程を経る場合の露光後保存終了
時から現像処理までの間は、試験する感光材料を温度20
±5℃、60±10%RHの状態に保つ。
【0029】現像処理は(b)の処理過程を経る場
合、露光後30分以上6時間以内に完了させ、(a)の処
理過程を経る場合、露光後保存終了時から30分以上6時
間以内に完了させる。
【0030】現像処理 イーストマンコダック社製C−41処理を行う。
【0031】〈5〉濃度測定 濃度はlog10(Ф0/Ф)で表す。Ф0は濃度測定のため
の照明光束、Фは被測定部の透過光束である。濃度測定
の幾何条件は照明光束が法線方向の平行光束であり、透
過光束として透過して半空間に拡散された全光束を用い
ることを基準とし、これ以外の測定方法を用いる場合に
は標準濃度片による補正を行う。また測定の際、乳剤膜
面は受光装置側に体面させるものとする。濃度測定は
青、緑、赤のステータスM濃度とし、その分光特性は温
度計に使用する光源、光学系、光学フィルター、受光装
置の総合的な特性として表2、3に示す値になるように
する。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】以上の様にして保存、露光、現像し、濃度
測定そて求めたイエロー、マゼンタ、シアン濃度を、露
光量の常用対数(logE)に対してプロットし、濃度関数
曲線D-(logE)を測定する。
【0035】本発明においては、以下の手順で求められ
る、安定性パラメターμを設定し、このμの値が下記式
を満たすことを特徴としている。
【0036】μ≦0.07 この様に求めた安定性パラメータμの値を0.07以下にす
ることによって本発明の効果が得られるものであるが、
より好ましい安定性パラメータμの範囲は0.01≦μ≦0.
05である。
【0037】安定性パラメータμの値は(a)と(b)
の処理過程における濃度関数曲線がi=0〜5の露光量点
で3色各々全く同一濃度であるか、又は各露光量点で3
色各々同じように変化する場合に0となるものである
が、μ=0の値を得るには技術的に達成が極めて困難で
あり、一方、μの値が0.05以下であれば、カラープリン
との品質はμの値によらず同一レベルの結果が得られ
る。
【0038】本発明の直線性パラメータjについて説明
する。
【0039】前記(b)の処理過程を経て得られるイエ
ロー、マゼンタ、シアンの3色の濃度関数曲線D-(log
E)において下記式よりg(i)とhを求め、このg
(i)とhとの比j(i)を求める。
【0040】
【数3】
【0041】上記j0〜j4のうち1より最も隔たりの
ある値を直線性パラメーターjと定義する。
【0042】更に下記式の定める範囲にある濃度関数曲
線は、マゼンタ発色濃度関数曲線であることが好まし
く、より好ましくは、マゼンタ及びシアンの各発色濃度
関数曲線において成り立つことがよい。更に最も好まし
くは、イエロー、マゼンタ、シアンの3色いずれについ
ての発色濃度関数曲線においても成り立つことである。
【0043】このような上記式を満たすような感光材料
を作製するには、例えば同一色感光性層中に複数の乳剤
層を設けたり使用するハロゲン化銀粒子の粒子サイズを
適切に選択したり、前記同一色感光性層中の複数の乳剤
層各層のおける塗布銀量、カプラー添加量を調節したり
他の感光性層に拡散性DIR化合物を含有させたりする
ことにより得ることができる。
【0044】請求項1に記載される本発明のハロゲン化
銀カラー写真感光材料は、例えば以下の技術により達成
することができる。即ち、粒子内部に還元増感された乳
剤を含有する乳剤層を少なくとも1層存在し、かつ粒子
内部に還元増感された乳剤を全く含まない乳剤層が少な
くとも1層存在しているハロゲン化銀カラー写真感光材
料である。ここで、還元増感された乳剤を含有する乳剤
層とは、該乳剤層中に、粒子内部に還元増感されている
粒子からなる乳剤と、そうでない乳剤とが混在していて
もよいことを意味しており、かつ前者の乳剤の塗布銀量
が、該乳剤層の塗布総銀量の5%以上であることを意味
している。
【0045】また、ハロゲン化銀乳剤として沃臭化銀粒
子を用いる場合には、赤色感光性乳剤層、緑色感光性乳
剤層、青色感光性乳剤層それぞれの平均沃度含有率の差
が2モル%以内であることも請求項1の条件を達成する
うえで有効である。
【0046】また前記還元増感は、ハロゲン化銀乳剤又
は粒子成長のための混合溶液に還元剤を添加することに
よって行われる。あるいは、ハロゲン化銀乳剤又は粒子
成長のための混合溶液をpAg7以下の低pAg下で、又はp
H7以上の高pH条件下で熟成又は粒子成長させること
によって行なわれる。これらの方法を組み合わせて行な
う方法は、本発明において好ましい態様である。
【0047】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の還
元増感に使用される還元剤として好ましいものは二酸化
チオ尿素,アスコルビン酸及びその誘導体、第1錫塩が
挙げられる。他の適当な還元剤としては、ボラン化合
物、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、
シラン化合物、アミン及びポリアミン類及び亜硫酸塩等
が挙げられる。添加量は、ハロゲン化銀1モル当たり10
-2〜10-8モルが好ましい。
【0048】低pAg熟成を行なうためには、銀塩を添加
することができるが、水溶性銀塩が好ましく、水溶性銀
塩としては硝酸銀が好ましい。熟成時のpAgは7以下が
適当であり、好ましくは6以下、更に好ましくは1〜3
である(ここで、pAg=−log[Ag+]である)。
【0049】高pH熟成は、例えばハロゲン化銀乳剤あ
るいは粒子成長の混合溶液にアルカリ性化合物を添加す
ることによって行われる。アルカリ性化合物としては、
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、アンモニア等を用いることができ
る。ハロゲン化銀形成にアンモニア性硝酸銀を添加する
方法においては、アンモニアの効果が低下するためアン
モニアを除くアルカリ性化合物が好ましく用いられる。
【0050】還元増感のための銀塩、アルカリ性化合物
の添加方法としては、ラッシュ添加でもよいし、あるい
は一定時間をかけて添加してもよい。この場合には、一
定流量で添加してもよいし、関数様に流量を変化させて
添加してもよい。また、何回かに分割して必要量を添加
してもよい。可溶性銀塩及び/又は可溶性ハロゲン化物
の反応容器中への添加に先立ち、反応容器中に存在せし
めていてもよいし、あるいは可溶性ハロゲン化物溶液中
に混入し、ハロゲン化物とともに添加してもよい。更に
は、可溶性銀塩、可溶性ハロゲン化物とは別個に添加を
行なってもよい。
【0051】本発明に用いられる還元増感されたハロゲ
ン化銀乳剤の作製において、種粒子から結晶成長させる
形態を使用する場合は、低pAg熟成は種乳剤の形成後、
すなわち種粒子の脱塩直前〜脱塩後までの工程の間に硝
酸銀を添加して熟成させることが好ましい。特に種粒子
の脱塩後に硝酸銀を添加して熟成させるのが好ましく、
熟成温度は40℃以上、50℃〜80℃が好ましい。熟成時間
は30分以上、50〜150分が好ましく用いられる。
【0052】種粒子から成長させる形態において、高p
H熟成を行なう場合は、成長後の粒子の体積に対して、
70%に相当する部分が成長するまでにpH7以上の環境
を少なくとも1回は経て粒子成長させる必要があり、成
長後の粒子の体積に対して、50%に相当する部分が成長
するまでにpH7以上の環境を少なくとも1回は経て粒
子成長させることが更に好ましく、成長後の粒子の体積
に対して、40%に相当する部分が成長するまでにpH8
以上の環境を少なくとも1回は経て粒子成長させること
が特に好ましい。
【0053】本発明に用いられる還元増感されたハロゲ
ン化銀乳剤には酸化剤を用いることができる。酸化剤と
しては以下のものを使用することができる。例えば、過
酸化水素(水)及びその付加物:H2O2、NaBO2、H2O2−3H2
O2、Na4P2O7−2H2O2、2Na2SO4−H2O2−2H2Oなど。ペル
オキシ酸塩:K2S2O3、K2C2O3、K4P2O3、K2[Ti(O2)C2O4]
-3H2O。過酢酸、オゾン、沃素、臭素、チオスルホン酸
系化合物などが挙げられる。
【0054】前記乳剤で用いる酸化剤の添加量は、還元
剤の種類、還元増感条件、酸化剤の添加時期、添加条件
によりその量に影響を受けるが、用いた還元剤1モル当
たり10-2〜10-5モルが好ましい。
【0055】酸化剤の添加時期は、ハロゲン化銀乳剤製
造工程中であればどこでもよい。還元剤の添加に先立っ
て添加することもできる。
【0056】本発明に係るハロゲン化銀粒子に還元増感
を施す位置としては、粒子内部であれば良く、好ましく
は、ハロゲン化銀の実質的な成長がハロゲン化銀量で50
%終了する以前に還元増感を施すのが好ましく、実質的
な成長が開始される時点がさらに好ましい。
【0057】ここで粒子内部とは、粒子の最表面より50
Åの部分を除く部分を指す。
【0058】本発明においてハロゲン化銀量で50%と
は、本発明におけるハロゲン化銀粒子の実質的な成長の
開始から終了までの間に、該ハロゲン化銀粒子の成長が
行われる保護コロイドを含む水溶液中において形成され
たハロゲン化銀総量の50%を言う。
【0059】本発明に記載されているハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料において、更に好ましい実施態様として
は、少なくとも1層の乳剤層が、ハロゲン化銀粒子の実
質的な成長過程において、分散媒として使用されるゼラ
チンのアデニン含有量が0.2ppm以下であるところのハロ
ゲン化銀粒子を含有することである。
【0060】本発明においてゼラチン1g当りのアデニ
ン量を測定する方法は写真用ゼラチン試験法(写真用ゼ
ラチン試験法合同審議会刊、第7版、項目19、27〜28
頁)に詳しく記載されており、本発明に係るゼラチンも
ここに記されている方法を用いることによって、ゼラチ
ン中のアデニン含有量を定量することができる。
【0061】本発明に係るゼラチンに関してアデニン含
有量は0.2ppm以下であればよく、好ましくは0.1ppm以
下、さらに好ましくは0.05ppm以下である。
【0062】また、本発明に係るゼラチンは、本発明の
効果を有効に発現させる為に上記した実質的な粒子成長
の際の分散媒として使用されるものであり、核生成中に
も使用されてもよい。
【0063】また当業界では、脱塩後の乳剤にゼラチン
水溶液を加えて、ある温度にて数十分間撹拌分散させた
後、蒸留水を加えて乳剤として一旦仕上げることが一般
的に知られているが、望ましくはこのゼラチン水溶液の
ゼラチンに本発明に係るゼラチンを用い、且つ、上記し
た実質的な成長の際の分散媒として使用されることが最
も好ましい。
【0064】本発明に係るゼラチンは1種単独で用いて
も良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。2種以
上のゼラチンを組み合わせる際、ゼラチンのアデニン量
は組み合わされる個々のアデニン量を指すものではな
く、組み合わされたゼラチン全体のアデニン含有量を指
す。
【0065】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、シアンカプラーを含有する赤感性層、マゼンタカプ
ラーを含有する緑感性層、イエローカプラーを含有する
青感性層を有しているものが好ましく、更にこれらの各
感光性層は各々2層以上であるものが好ましい。
【0066】該ハロゲン化銀カラー感光材料はいずれか
の色感光性のうち最高感度層ではない乳剤層の少なくと
も1層の粒子内部に上記金属化合物を含有することが好
ましい。
【0067】各感光性層の積層順序は特に限定がなく、
目的に応じて種々の積層順序をとることができる。例え
ば支持体側から順に赤感性層、緑感性層、青感性層の順
に積層することができ、また、これとは逆に、支持体側
から順に青感性層、緑感性層、赤感性層の順に積層する
ことができる。
【0068】また、同一の感色性を有する二層の感光層
の間に異なる感色性を有する感光層が挟まれたように設
置してもよい。また、色再現改良の目的で赤感性層、緑
感性層、青感性層の3層に加えて第4の或はそれ以上の
感色性の感光性層を設けることもできる。第4のあるい
はそれ以上の感色性の感光性層を用いる層構成について
は特開昭61-34541号、同61-201245号、同61-198236号、
同62-160448号に記載されており、これらを参考にする
ことができる。
【0069】この場合は第4あるいはそれ以上の感色性
の感光層は、いずれの積層位置に配置しても良い。また
第4あるいはそれ以上の感色性の感光層は単独でも複数
の層からなっていてもよい。
【0070】上記各感光性層の間および最上層、最下層
には各種の非感光性層を設けてもよい。
【0071】これら非感光性層には、特開昭61-43748
号、同59-113438号、同59-113440号、同61-20037号、同
61-20038号などに記載されているようなカプラー、DI
R化合物等が含まれていてもよく、通常用いられるよう
に混色防止剤を含んでいてもよい。また、これら非感光
性層は、RD308119、1002頁 VII-K項に記載されてい
るフィルタ層や中間層等の補助層であってもよい。
【0072】この発明の感光材料においてとり得る層構
成としては、RD308119、1002頁 VII-K項に記載され
ている順層、逆層、ユニット構成等を挙げることができ
る。
【0073】同一の感色性を有する感光層が二層ある場
合、これら感光層は同一のものであってもよく、また、
西独特許923,045号に記載されるような高感度乳剤層、
低感度乳剤層の二層構造であってもよい。この場合、通
常は、支持体に向かって順次感光度が低くなる様に配列
するのが好ましく、また各乳剤層の間には非感光性層が
設けられていてもよい。また、特開昭57-112751号、同6
2-200350号、同62-206541号、同62-206543号等に記載さ
れているように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支
持体に近い側に高感度乳剤層を配置してもよい。
【0074】具体例として、支持体から最も遠い側か
ら、低感度青感性層(BL)/高感度青感性層(BH)/高
感度緑感性層(GH)/低感度緑感性層(GL)/高感度赤
感性層(RH)/低感度赤感性層(RL)の順、または、B
H/BL/GL/GH/RH/RLの順、またはBH/
BL/GH/GL/RL/RHの順に設置することを挙
げることができる。
【0075】また特公昭55-34932号公報に記載されてい
るように、支持体から最も遠い側から青感性層/GH/
RH/GL/RLの順に配列することもできる。また特
開昭56-25738号、同62-63936号公報に記載されているよ
うに、支持体から最も遠い側から青感性層/GL/RL
/GH/RHの順に配列することもできる。
【0076】また特公昭49-15495号公報に記載されてい
るように感度の異なる同一の感色性を有する感光層を3
層用いることができる。これら3層は上層に高感度のハ
ロゲン化銀乳剤層、中層に中感度のハロゲン化銀乳剤
層、下層に低感度のハロゲン化銀乳剤層と配置される。
また、特開昭59-202464号公報に記載されているよう
に、支持体より離れた側から中感度のハロゲン化銀乳剤
層、高感度のハロゲン化銀乳剤層、低感度のハロゲン化
銀乳剤層の順に配置してもよい。
【0077】このような感光度の異なる3層から構成さ
れる場合、これら3層の積層順序は任意であり、例えば
積層順序としては、高感度のハロゲン化銀乳剤層、低感
度のハロゲン化銀乳剤層、中感度のハロゲン化銀乳剤層
の順、或は低感度のハロゲン化銀乳剤層、中感度のハロ
ゲン化銀乳剤層、高感度のハロゲン化銀乳剤層などが挙
げられる。また、同一の感色性を有する感光層を4層以
上とすることもできる。この場合にも、上記の如く配列
は任意である。
【0078】上記のように、それぞれの感光材料の目的
に応じて種々の層構成、配列を選択することができる。
【0079】本発明におけるハロゲン化銀乳剤は、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(RD)No.17643、22
〜23頁(1978年12月)“I.乳剤製造 (Emulsion prepara
tionand types) ”、および同(RD)No.18716、648
頁、グラフキデ著『写真の物理と化学』ポールモンテル
社刊 (P.Glafkides,Chemic et Phisique Photogr
aphique, Paul Motel,1967)、ダフィン著『写真乳剤
化学』、フォーカルプレス社刊 (G.F.Duffin, Phot
ographic Emulsion Chemistry Focal Press1966)、
ゼリクマンら著『写真乳剤の製造と塗布』、フォーカル
プレス社刊(V,L.Zelikman etal, Making and Coa
ting Photographic Emulsion, FocalPress, 1964)
などに記載された方法を用いて調製することができる。
【0080】乳剤は米国特許3,574,628号、同3,665,394
号および英国特許1,413,748号などに記載された単分散
乳剤も好ましい。
【0081】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程で、各
種の写真用添加剤を用いることができる。
【0082】このような工程で使用される化合物として
は例えば、前述の(RD)No.17643、同No.18716及び同
No.308119に記載されている各種の化合物を用いること
ができる。これら3つの(RD)に記載されている化合
物の種類と記載箇所を下記に掲載した。
【0083】 〔項 目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 〔RD18716〕 化学増感剤 996 III−A項 23 648 分光増感剤 996 IV−A-A,B,C,D,H,I,J項 23〜24 648〜9 強色増感剤 996 IV−A−E,J項 23〜24 648〜9 カブリ防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649 色濁り防止剤 1002 VII−I項 25 650 色素画像安定剤 1001 VII−J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIIIC,XIII−C項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルター染料 1003 VIII 25〜26 バインダー 1003 IX 26 651 スタチック防止剤 1006 XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤 1005 XI 26〜27 650 マット剤 1007 XVI 現像剤(感材中に含有) 1011 XXB項 本発明の感光材料には、ホルムアルデヒドガスによる写
真性能の劣化を防止するために、米国特許4,411,987号
や同4,435,503号に記載されたホルムアルデヒドと反応
して、固定化できる化合物を感光材料に添加することが
好ましい。
【0084】また、本発明に係る乳剤の化学熟成はアデ
ニンの存在下で行うこともできる。
【0085】この発明に係るハロゲン化銀乳剤は、平均
沃化銀含有率が4〜20mol%を含む沃臭化銀を含有する
のが好ましく、平均沃化銀含有率が5〜15mol%を含む
沃臭化銀を含有するのが特に好ましい。この発明におけ
るハロゲン化銀乳剤は、この発明の目的を阻害しない範
囲で塩化銀を含有していてもよい。
【0086】この発明において、現像開始点をハロゲン
化銀粒子表面の特異箇所及びその近傍に偏らせて形成し
たハロゲン化銀粒子を含むハロゲン化銀乳剤と共にそれ
以外のハロゲン化銀乳剤を用いる場合、それらハロゲン
化銀乳剤としては、立方体、八面体、十四面体のような
規則的な結晶を有するもの、球状、板状のような変則的
な結晶形を有するもの、双晶面などの結晶欠陥を有する
もの、或はそれらの複合形でもよい。
【0087】前述した以外のハロゲン化銀粒子の粒径
は、約0.2μm以下の微粒子でも投影面積直径が約10μm
に至るまでの大サイズ粒子でもよく、多分散乳剤でも単
分散乳剤でもよい。
【0088】本発明のハロゲン化銀カラー感光材料には
種々のカラーカプラーを使用することができる。
【0089】イエローカプラーとしては、例えば米国特
許3,933,051号、同4,022,620号、同4,326,024号、同4,4
01,752号、同4,248,961号、特公昭58-10739号、英国特
許1,425,020号、同4,314,023号、同4,511,649号、欧州
特許249,473A号、などに記載のものが好ましい。
【0090】マゼンタカプラーとしては5-ピラゾロン系
及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許
4,310,619号、同4,351,897号、欧州特許第73,636号、米
国特許3,061,432号、同3,725,067号、(RD)24220(198
4年6月)、特開昭60-33552号、(RD)No.24230(1984年
6月)、特開昭60-43659号、同61-72238号、同60-35730
号、同55-118034号、同60-185951号、米国特許4,500,63
0号、同4,540,654号、同4,556,630号、国際公開WO88/
04795号等に記載のものが特に好ましい。
【0091】シアンカプラーとしては、本発明のカプラ
ーと組み合わせて公知のフェノール系及びナフトール系
カプラーが挙げられ例えば、米国特許4,228,233号、同
4,296,200号、同2,369,929号、同2,810,171号、同2,77
2,162号、同2,895,826号、同3,772,002号、同3,758,308
号、同4,334,011号、同4,327,173号、西独特許公開3,32
9,729号、欧州特許121,365A号、同249,453A号、米国
特許3,446,622号、同4,333,999号、同4,775,616号、同
4,451,559号、同4,427,767号、同4,690,889号、同4,25
4,212号、同4,296,199号、特開昭61-42658号等に記載さ
れているものが好ましい。
【0092】発色色素の不要吸収を補正するためのカラ
ード・カプラーは、米国特許4,163,670号、特公昭57-39
413号、米国特許4,004,929号、同4,138,258号、英国特
許1,146,368号に記載のものが好ましい。また米国特許
4,744,181号に記載のカップリング時に放出された蛍光
色素により発色色素の不要吸収を補正するカプラーや、
米国特許4,777,120号に記載の現像主薬と反応して色素
を形成しうる色素プレカーサー基を離脱基として有する
カプラーを用いることも好ましい。
【0093】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、米国特許4,366,237号、英国特許2,125,570
号、欧州特許96,570号、西独特許(公開)3,234,533号に
記載のものが好ましい。
【0094】ポリマー化された色素形成カプラーの典型
例は米国特許3,451,820号、同4,080,211号、同4,367,28
2号、同4,409,320号、同4,576,910号、英国特許2,102,1
73号等に記載されている。
【0095】カップリングに伴って写真的に有用な残基
を放出するカプラーもまたこの発明で好ましく使用でき
る。
【0096】現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進
剤を放出するカプラーとしては、英国特許2,097,140
号、同2,131,188号、特開昭59-157638号、同59-170840
号に記載のものが好ましい。
【0097】その他、本発明の感光材料に用いることの
できるカプラーとしては、米国特許4,130,427号に記載
の競争カプラー、米国特許4,283,472号、同4,338,393
号、同4,310,618号に記載の多当量カプラー、特開昭60-
185950号、特開昭62-24252号等に記載のDIRレドック
ス化合物放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、
DIRカプラー放出レドックス化合物、もしくはDIR
レドックス放出レドックス化合物、欧州特許173,302A
号に記載の離脱後複色する色素を放出するカプラー、
(RD) No.11449、同24241、特開昭61-201247号等に記
載の漂白促進剤放出カプラー、米国特許4,553,477号等
に記載のリガンド放出カプラー、特開昭63-75747号に記
載のロイコ色素を放出するカプラー等が挙げられる。
【0098】また、本発明にはさらに種々のカプラーを
使用することができ、その具体例は下記(RD)17643及
び(RD)308119に記載されている。下記にその関連ある
記載箇所を示す。
【0099】 〔項 目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 イエローカプラー 1001 VII−D項 VII C〜G項 マゼンタカプラー 1001 VII−D項 VII C〜G項 カラードカプラー 1002 VII−G項 VII G項 DIRカプラー 1001 VII−F項 VII F項 BARカプラー 1002 VII−F項 その他の有用残基 1001 VII−F項 放出カプラー アルカリ可溶カプラー 1001 VII−E項 本発明に使用する添加剤は、RD308119XIVに記載されて
いる分散法などにより、添加することができる。
【0100】本発明のハロゲン化銀カラー感光材料に於
ける支持体は、任意のものを用いることができる。透明
支持体の場合には、写真乳剤層を塗設した透明支持体に
光がエッジから入射したときに起こるライトパイピング
現象(ふちカブリ)を防止する目的で、この写真支持体
中に染料を含有させることが好ましい。
【0101】透明支持体の厚みは、特に限定されるもの
ではないが、通常120μm以下、好ましくは40〜120μmで
あり、更に好ましくは50〜110μmである。
【0102】透明支持体の写真構成層を形成する表面に
は、必要に応じて、写真構成層の形成に先んじてコロナ
放電等の表面活性化処理および/または下引き層を塗設
することができる。
【0103】この発明のハロゲン化銀カラー感光材料を
ロール状の形態で使用する場合にはカートリッジに収納
した形態を取るのが好ましい。カートリッジとして最も
一般的なものは現在の135フォーマットのパトローネで
ある。その他、下記特許で提案されたカートリッジも使
用できる。
【0104】実開昭58-67329号、特開昭58-181035号、
特開昭58-182634号、実開昭58-195236号、米国特許4,22
1,479号、特願昭63-57785号、特願昭63-183344号、特願
昭63-325638号、特願平1-25362号、特願平1-21862号、
特願平1-30246号、特願平1-20222号、特願平1-21863
号、特願平1-37181号、特願平1-33108号、特願平1-8519
8号、特願平1-172595号、特願平1-172594号、特願平1-1
72593号、米国特許4,846,418号、米国特許4,848,693
号、米国特許4,832,275号。
【0105】この発明のハロゲン化銀カラー感光材料を
用いて色素画像を得るには露光後、通常知られているカ
ラー現像処理を行うことができる。この発明のハロゲン
化銀カラー感光材料は前述(RD)17643、28〜29頁、(R
D)18716、647頁及び(RD)308119 XIXに記載された通
常の方法によって現像処理することができる。
【0106】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料
のISO感度は、100以上が好ましい。
【0107】ここでいうISO感度は、先に述べた濃度
関数曲線D−(logE)と同一に求めた曲線より、以下の
〜の手順によって決定する。
【0108】 青、緑、赤の各々の最小濃度に対し
て、0.15高い濃度に対応する露光量をルックス・秒で表
してそれぞれEB、EG、ERとする。
【0109】 EB、EG、ERのうち値の最も大きい
もの(感度の最も低いもの)をESとする。
【0110】 ISO感度Sを下式に従い計算する。
【0111】
【数4】
【0112】本発明においては、上述したDmin〔C〕
は、光学濃度0.25以下であることが好ましく、0.20以下
であることが更に好ましい。
【0113】また、本発明では、Dmin〔M〕−Dmin
〔C〕の値は、光学濃度差で0.40以下であることがの好
ましく、0.35以下であることが更に好ましい。
【0114】更にまた、本発明では、Dmin〔Y〕−Dm
in〔M〕の値は、光学濃度差で−0.20から0.30の範囲に
あることが好ましく、−0.10から0.20の範囲にあること
が更に好ましい。
【0115】本発明の感光材料は、これにセシウム137(
137Cs)をγ線の線源にしたγ線発生装置を用いて、該γ
線を2.5mR/min強度で40分間照射した後の、上記したD
min〔Y〕,Dmin〔M〕,Dmin〔C〕の少なくともい
ずれか、特に好ましくはすべての変化幅が0.15以下であ
るものが好ましく、より好ましくは0.10以下、更に好ま
しくは0.05以下のものがよい。
【0116】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0117】実施例1 (ゼラチンAの調製)牛骨のハードボーンを原料とし、
消石灰懸濁液で60日間処理し、36度で抽出後、H型陽イ
オン交換樹脂による処理をしその後−OH型陰イオン交換
樹脂による処理を行った。アデニン含有量は0.02ppm/
gである。このゼラチンをAとする。
【0118】(ゼラチンBの調製)牛骨を原料とし、消
石灰懸濁液で60日間処理し、70度で抽出後、H型陽イオ
ン交換樹脂による処理をしその後−OH型陰イオン交換樹
脂による処理を行った。アデニン含有量は0.25ppm/g
である。このゼラチンをBとする。
【0119】得られたゼラチンA,Bのアデニン含有量
測定結果はゼラチンAは0.02ppm/g,ゼラチンBが0.2
5ppm/gであった。
【0120】(脱塩後に低pAg熟成を施した種乳剤T−
1の調製)以下に示す方法によって、2枚の平行な双晶
面を有した種乳剤を調製した。
【0121】 (A液) オセインゼラチン 80.0g 臭化カリウム 47.0g HO(CH2CH2O)m{CH(CH3)CH2O}19.8(CH2CH2O)nH(m+n=9.7)の10重量% メタノール溶液 0.48ml 蒸留水で8000.0mlに仕上げる (B液) 硝酸銀 1200.0g 蒸留水で1600.0mlに仕上げる オセインゼラチン 32.2g (C液) 臭化カリウム 790.0g 沃化カリウム 70.34g 蒸留水で1600.0mlに仕上げる (D液) アンモニア水 470.0ml 40℃で激しく攪拌した(A液)に、(B液)と(C液)
をダブルジェット法により7.7分間で添加し核の生成を
行なった。この間、pBrは1.60に保った。
【0122】その後、30分間かけて温度を20℃に下げ
た。さらに、(D液)を1分間で添加し、引き続き5分
間の熟成を行なった。熟成時のKBr濃度は0.03mol/l、
アンモニア濃度は0.66mol/lであった。熟成終了後、p
Hを6.0に調整し、常法に従って脱塩を行なった。
【0123】脱塩後の乳剤に、10重量%のゼラチン水溶
液1884mlを加え、60℃で15分間撹拌分散させた後、21.0
gの硝酸銀を含む水溶液130mlを添加して乳剤のpAg値を
1.9に調整して還元増感を設し、引き続き60℃で80分間
撹拌熟成させた。その後、14.5gの臭化カリウムを含む
水溶液193mlを添加し、乳剤温度を40℃に下げて蒸留水
を加え5360gの乳剤として仕上げた。この種乳剤粒子を
電子顕微鏡で観察したところ、互いに平行な2枚の双晶
面を有する球状粒子であった。
【0124】この種乳剤粒子の平均粒径は0.217μm、2
枚の平行な双晶面を有する粒子は、全粒子の75%(個数
比)であった。
【0125】(脱塩後に低pAg熟成を施さない種乳剤T
−2の調製)脱塩までは上記種乳剤T−1と同様に調整
し、脱塩後の乳剤に10重量%のゼラチン水溶液を加え、
60℃で30分間撹拌分散させた後、蒸留水を加えて5360g
の乳剤として仕上げた。
【0126】(ハロゲン化銀乳剤Em−1の調製)以下
に示す8種類の溶液〔(溶液A)に上記種乳剤(T−
1)を含む〕を用いて本発明に係る、2枚の平行な双晶
面を有した平板状の単分散乳剤Em−1を調製した。
【0127】 (溶液A) ゼラチンA 67.0g 蒸留水 3176.0ml HO(CH2CH2O)m{CH(CH3)CH2O}19.8(CH2CH2O)nH (m+n=9.77) の10重量%メタノール溶液 2.5ml 種乳剤(T−1) 98.51g 蒸留水で3500mlに仕上げる (溶液B) 0.5N硝酸銀水溶液 948ml (溶液C) 臭化カリウム 52.88g ゼラチンA 35.55g 蒸留水で948mlに仕上げる (溶液D) 3.5N硝酸銀水溶液 4471ml (溶液E) 臭化カリウム 1862.2g オセインゼラチン 200g 蒸留水で4471mlに仕上げる (溶液F) 3重量%のゼラチンと、沃化銀粒子(平均粒径0.05μm) から成る微粒子乳剤(*) 2465.5g (*)調製法を以下に示す。
【0128】0.06molの沃化カリウムを含む6.0重量%の
ゼラチン溶液5000mlに、7.06molの硝酸銀と、7.06molの
沃化カリウムを含む水溶液各々2000mlを、10分間かけて
添加した。微粒子形成中のpHは硝酸を用いて2.0にし、
温度は40℃に制御した。粒子形成後に、炭酸ナトリウム
水溶液を用いてpHを6.0に調整した。仕上がり重量は1
2.53kgであった。
【0129】 (溶液G) 1.75N臭化カリウム水溶液 必要量 (溶液H) 25重量%塩化ナトリウム水溶液50mlにK2IrCl6を829μg添加し、硝酸により pHを1.0以下に調整した溶液 51ml 反応容器に(溶液A)を添加し、激しく撹拌しながら、
(溶液B)〜(溶液F)を表4に示した組み合わせに従
って同時混合法により添加を行ない、種結晶を成長さ
せ、コア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を調製した。
【0130】ここで、(1)(溶液B)、(溶液C)及
び(溶液F)の添加速度、(2)(溶液D)、(溶液
E)及び(溶液F)の添加速度、(3)(溶液D)及び
(溶液E)の添加速度は、それぞれハロゲン化銀粒子の
臨界成長速度に見合ったような時間に対して関数様に変
化させ、成長している種結晶以外に小粒子の発生及びオ
ストワルド熟成により多分散化しないように適切な添加
速度にコントロールした。
【0131】また、結晶成長の全域に渡って、反応容器
内の溶液温度を75℃、pAgを8.8にコントロールした。pA
gをコントロールするために、必要に応じて(溶液G)
を添加した。反応溶液の添加時間に対するその時点での
粒径及び表面を形成するハロゲン化銀相の沃化銀含有率
を表4に示した。
【0132】粒子成長後に、特開平5-72658号に記載の
方法に従い脱塩処理を施し、その後ゼラチンを加え再分
散し、40℃にてpHを5.80、pAgを8.06に調整した。得ら
れた乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、平均粒径1.22μ
m、平均アスペクト比1.9、粒径分布13.7%の平板状乳剤
であることが確認された。
【0133】
【表4】
【0134】(乳剤Em−2の調製)さらに、Em−2
の製造方法において、(溶液A)中の種乳剤を(T−
2)にした以外はEm−1と同様の製造方法により、乳
剤Em−2を調製した。
【0135】(乳剤Em−3の調製)また、Em−3の
製造方法において、ゼラチンをBにした以外はEm−1
と同様の製造方法により、乳剤Em−3を調製した。
【0136】(乳剤Em−4の調製)また、Em−4の
製造方法において、ゼラチンをBにした以外はEm−2
と同様の製造方法により、乳剤Em−4を調製した。
【0137】(乳剤Em−5の調製)Em−5の製造方
法において表4に示す溶液添加時間233.55分の時点で溶
液Hをラッシュ添加した以外はEm−1と同様の製造方
法により、乳剤Em−5を調製した。
【0138】(乳剤Em−6の調製)Em−6の製造方
法において(溶液A)中の種乳剤を(T−2)にした以
外はEm−5と同様の製造方法により乳剤Em−6を調
製した。
【0139】(乳剤Em−7の調製)Em−7の製造方
法においてゼラチンをBにした以外はEm−5と同様の
製造方法により乳剤Em−7を調製した。
【0140】(乳剤Em−8の調製)反応容器に種乳剤
を(T−2)に変更した(溶液A)を添加し、激しく撹
拌しながら、(溶液B)〜(溶液D)を表5に示した組
み合わせに従って同時混合法により添加を行ない、種結
晶を成長させ、コア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を調製
した。
【0141】ここで、(1)(溶液B)、(溶液C)及
び(溶液D)の添加速度、(2)(溶液B)及び(溶液
C)の添加速度は、それぞれハロゲン化銀粒子の臨界成
長速度に見合ったような時間に対して関数様に変化さ
せ、成長している種結晶以外に小粒子の発生及びオスト
ワルド熟成により多分散化しないように適切な添加速度
にコントロールした。
【0142】また、結晶成長の全域に渡って、反応容器
内の溶液温度を75℃、pAgを8.8にコントロールした。pA
gをコントロールするために、必要に応じて(溶液E)
を添加した。反応溶液の添加時間に対するその時点での
粒径及び表面を形成するハロゲン化銀相の沃化銀含有率
を表5に示した。
【0143】粒子成長後に、特開平5-72658号に記載の
方法に従い脱塩処理を施し、その後ゼラチンを加え再分
散し、40℃にてpHを5.80、pAgを8.06に調整した。得ら
れた乳剤粒子の電子顕微鏡写真から、平均粒径0.75μ
m、平均アスペクト比2.0、粒径分布18.0%の平板状乳剤
であることが確認された。
【0144】
【表5】
【0145】(乳剤Em−9の調製)Em−9の製造方
法において表5に示す溶液添加時間61.33分の時点で溶
液Hをラッシュ添加した以外はEm−8と同様の製造方
法により乳剤Em−9を調製した。
【0146】(乳剤Em−10の調製)Em−10の製造方
法において、ゼラチンをBにした以外はEm−9と同様
の製造方法により乳剤Em−10を調製した。
【0147】実施例2 (ハロゲン化銀カラー写真感光材料試料の作製)Em−
1にアデニン水溶液を添加した状態で金・硫黄増感を施
し、これらの乳剤を用いてトリアセチルセルロースフィ
ルム支持体上に下記に示すような組成の各層を順次支持
体側から形成して、多層カラー写真感光材料(試料10
1)を作製した。
【0148】以下のすべての記載において、ハロゲン化
銀写真感光材料中の添加量は、特に記載のない限り1m2
当たりのグラム数を示す。また、ハロゲン化銀およびコ
ロイド銀は銀に換算して示し、増感色素においては同一
層内のハロゲン化銀1mol当たりのモル数で示した。
【0149】又、ここに使用されているEm−1以外の
沃臭化銀乳剤は、全て粒子内部に還元増感されておら
ず、またそれらの粒子成長過程で、アデニン含有率0.2p
pm以下のゼラチンは使用されていない。
【0150】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤 (UV−1) 0.20 高沸点有機溶媒(Oil−1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層:中間層 高沸点有機溶媒(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層;低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率 2.0モル%) 0.21 増感色素(SD─1) 2.8×10-4 増感色素(SD─2) 1.9×10-4 増感色素(SD─3) 1.9×10-5 増感色素(SD─4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.48 シアンカプラー(C─2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.021 DIR化合物 (D─1) 0.020 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層;中感度赤感性層 Em−8 0.62 増感色素(SD─1) 2.3×10-4 増感色素(SD─2) 1.2×10-4 増感色素(SD─3) 1.6×10-5 増感色素(SD─4) 1.2×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.15 シアンカプラー(C─2) 0.18 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.030 DIR化合物 (D─1) 0.013 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.30 ゼラチン 0.93 第5層;高感度赤感性層 Em−1 1.27 増感色素(SD─1) 1.3×10-4 増感色素(SD─2) 1.3×10-4 増感色素(SD─3) 1.6×10-5 シアンカプラー(C─2) 0.12 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.013 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.14 ゼラチン 0.91 第6層;中間層 高沸点有機溶媒(Oil−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層;低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.61 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率 2.0モル%) 0.20 増感色素(SD─4) 7.4×10-5 増感色素(SD─5) 6.6×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.18 マゼンタカプラー(M─2) 0.44 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.12 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.75 ゼラチン 1.95 第8層;中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.87 増感色素(SD─6) 2.4×10-4 増感色素(SD─7) 2.4×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.058 マゼンタカプラー(M─2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.070 DIR化合物 (D─2) 0.025 DIR化合物 (D─3) 0.002 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.50 ゼラチン 1.00 第9層;高感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 1.27 マゼンタカプラー(M─2) 0.084 マゼンタカプラー(M─3) 0.064 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.012 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.27 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.012 ゼラチン 1.00 第10層;イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−2) 0.15 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第11層;中間層 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 ゼラチン 0.60 第12層;低感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.073 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 3.0モル%) 0.16 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率 2.0モル%) 0.20 増感色素(SD─8) 2.2×10-4 増感色素(SD─9) 2.7×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.89 DIR化合物 (D─1) 0.010 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.30 ゼラチン 1.20 第13層;高感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率10.0モル%) 0.95 増感色素(SD─8) 7.3×10-5 増感色素(SD─9) 2.8×10-5 イエローカプラー(Y─1) 0.16 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.093 ゼラチン 0.80 第14層;第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm,沃化銀含有率 1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV─1) 0.065 紫外線吸収剤(UV─2) 0.10 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.07 高沸点溶媒 (Oil─3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.40 ゼラチン 1.31 第15層;第2保護層 アルカリ可溶性マット剤 (平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 尚上記組成物の他に、塗布助剤Su−1,分散助剤Su−
2,粘度調整剤V−1、硬膜剤H−1,H−2,安定剤
ST−1,カブリ防止剤AF−1,染料AI−1、AI
−2、重量平均分子量:10,000及び重量平均分子量:1,
100,000の2種のAF−2及び防腐剤DI−1を添加し
た。DI−1の添加量は9.4mg/m2であった。
【0151】上記試料に用いた化合物の構造を以下に示
す。
【0152】
【化1】
【0153】
【化2】
【0154】
【化3】
【0155】
【化4】
【0156】
【化5】
【0157】
【化6】
【0158】
【化7】
【0159】
【化8】
【0160】
【化9】
【0161】次に表6に示すように第4層,第5層に用
いる乳剤及び第3層,第7層,第12層のカプラー添加量
を変更した以外は試料101と全く同様にして試料102〜11
2を作製した。
【0162】
【表6】
【0163】このようにして得られた感光材料試料は、
塗布乾燥終了後、40℃,相対湿度60%で5日間のエイジ
ング処理を施してから前記の安定性パラメータμ、直線
性パラメータjの求め方に従ってμ、jの値を算出し
た。これらの結果を表7に示す。
【0164】実施例3 実施例2の試料101〜112を、コニカ製レンズ付フィルム
「撮りっきりコニカもっとMiNiフラッシュ」に装填し、
晴天時の正午前後の屋外シーン(シーン1)および室内
でのストロボ使用のシーン(シーン2)をそれぞれ100
シーンずつ、合計200シーン実際に撮影した。撮影済み
の試料は、撮影後12時間以内に下記に示す現像処理を行
い、露光現像処理後のネガフィルムを得た。
【0165】次に試料101〜112を45℃,40%RH環境下
で3週間放置した後、前記と同様にコニカレンズ付フィ
ルムに装填し、晴天時の正午前後の屋外シーン(シーン
1)およびストロボ使用シーン(シーン2)をそれぞれ
100シーンずつ、合計200シーン実際に撮影し、その後40
℃,20%RHの環境下で3週間放置してから、下記に示
す現像処理を行った。
【0166】 (処理工程) 処理工程 処理時間 処理温度 補充量* 発色現像 3分15秒 38± 0.3℃ 780cc 漂 白 45秒 38± 2.0℃ 150ml 定 着 1分30秒 38± 2.0℃ 830ml 安 定 60秒 38± 5.0℃ 830ml 乾 燥 1分 55± 5.0℃ − *補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0167】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は、以下のものを使用した。
【0168】発色現像液及び発色補充液 現像液 補充液 水 800cc 800cc 炭酸カリウム 30g 35g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 3.0g 亜硫酸カリウム 3.0g 5.0g 臭化ナトリウム 1.3g 0.4g 沃化カリウム 1.2mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 3.1g 塩化ナトリウム 0.6g − 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N- (β-ヒドロキシルエチル)アニリン硫酸塩 4.5g 6.3g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 2.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウム又は20%硫
酸を用いて発色現像液はpH10.06に、補充液はpH10.18
に調整する。
【0169】漂白液及び漂白補充液 漂白液 補充液 水 700cc 700cc 1,3-ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g 硝酸ナトリウム 40g 50g 臭化アンモニウム 150g 200g 氷酢酸 40g 56g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を
用いて漂白液はpH4.4に、補充液はpH4.0に調整する。
【0170】定着液及び定着補充液 定着液 補充液 水 800cc 800cc チオシアン酸アンモニウム 120g 150g チオ硫酸アンモニウム 150g 180g 亜硫酸ナトリウム 15g 20g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いて定着液はpH6.2に、補
充液はpH6.5に調整後、水を加えて1リットルとする。
【0171】安定液及び安定補充液 水 900cc p-オクチルフェノールのエチレンオキシド10モル付加物 2.0g ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1g シロキサン(UCC製L−77) 0.1g アンモニア水 0.5cc 水を加えて1リットルとした後、アンモニア水又は50%
硫酸を用いてpH8.5に調整する。
【0172】次にこの処理後の感光材料試料(露光現像
後のネガフィルム)を用い、コニカ(株)製NSP−15
01QAプリンターを用いコニカ(株)製カラーペーパー
タイプQAA5にプリント露光し、コニカ(株)製カラー
ペーパー処理プロセスCPK−2を用いてEサイズプリ
ントを得た。得られたプリント1枚ごとに一般ユーザー
を想定したコニカ(株)従業員家族6名をパネラーとして
1点(劣悪)〜5点(最良)の5段階の絶対評価を行っ
た。
【0173】シーン1、シーン2の各々の平均得点を求
め各試料について表7にまとめて示した。
【0174】結果を表7に示す。
【0175】
【表7】
【0176】表7から明らかなように、本発明の試料
は、製造終了後から撮影を経て、現像されるまでの環境
状況、期間およびストロボ撮影かどうかなどの差によ
る、プリント評価の落差がほとんどなく、かつ高い値を
示していることがわかる。
【0177】
【発明の効果】安定性パラメーター及び直線性パラメー
ターをある特定の範囲とすることにより撮影条件による
差のない安定したプリント画像が得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、各々少なくとも1層の赤色
    感光性層、緑色感光性層、及び青色感光性層を有するハ
    ロゲン化銀カラー写真感光材料において、安定性パラメ
    ーター(μ)が0.07以下であり、かつ直線性パラメータ
    ー(j)が下記の条件を満たすことを特徴とするハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料。 j=1.00±0.01
  2. 【請求項2】 支持体上に、各々少なくとも2層の赤色
    感光性層、緑色感光性層、及び青色感光性層を有するハ
    ロゲン化銀カラー写真感光材料において、いずれかの色
    感光性層のうち最高感光性層ではない乳剤層の少なくと
    も1層の乳剤層が多価金属イオンを粒子内部に有するハ
    ロゲン化銀乳剤を含有することを特徴とする請求項1記
    載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
JP21481594A 1994-09-08 1994-09-08 ハロゲン化銀カラー写真感光材料 Pending JPH0876327A (ja)

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