JPH0877855A - 真空バルブ用接点材料 - Google Patents
真空バルブ用接点材料Info
- Publication number
- JPH0877855A JPH0877855A JP6212241A JP21224194A JPH0877855A JP H0877855 A JPH0877855 A JP H0877855A JP 6212241 A JP6212241 A JP 6212241A JP 21224194 A JP21224194 A JP 21224194A JP H0877855 A JPH0877855 A JP H0877855A
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- Japan
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- skeleton
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポア等の不健全な部分が内部に発生するのを
防ぎ、電気的性能を向上させた真空バルブ用接点材料を
得る。 【構成】 耐弧粉末を焼結して得られるスケルトンを備
えた耐弧成分と、スケルトンに方向性凝固によって注入
される溶融導電成分とを有する。
防ぎ、電気的性能を向上させた真空バルブ用接点材料を
得る。 【構成】 耐弧粉末を焼結して得られるスケルトンを備
えた耐弧成分と、スケルトンに方向性凝固によって注入
される溶融導電成分とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空バルブ用接点材料に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】真空バルブ用接点材料に要求される特性
としては、耐溶着・耐電圧・遮断に対する各性能で示さ
れる基本三要件と、この他に温度上昇・接触抵抗が低く
安定していることが重要な要件となっている。しかしな
がら、これらの要件のなかには相反するものがある関係
上、単一の金属種によって全ての要件を満足させること
は不可能である。このため、実用化されている多くの接
点材料においては、不足する性能を相互に補えるような
2種以上の元素を組合せ、かつ、大電流用または高電圧
用等のように特定の用途に合った接点材料の開発が行わ
れ、それなりに優れた特性を有するものが開発されてい
る。例えば、大容量真空遮断器用接点材料例えば、大容
量真空バルブ用接点材料としては、Cu−Cr接点材料
が主流である。このCu−Cr接点材料を製造する1つ
の方法として、焼結溶浸法がある。これは、Crを焼結
して得たCrスケルトンにCuを溶浸させるというもの
である。
としては、耐溶着・耐電圧・遮断に対する各性能で示さ
れる基本三要件と、この他に温度上昇・接触抵抗が低く
安定していることが重要な要件となっている。しかしな
がら、これらの要件のなかには相反するものがある関係
上、単一の金属種によって全ての要件を満足させること
は不可能である。このため、実用化されている多くの接
点材料においては、不足する性能を相互に補えるような
2種以上の元素を組合せ、かつ、大電流用または高電圧
用等のように特定の用途に合った接点材料の開発が行わ
れ、それなりに優れた特性を有するものが開発されてい
る。例えば、大容量真空遮断器用接点材料例えば、大容
量真空バルブ用接点材料としては、Cu−Cr接点材料
が主流である。このCu−Cr接点材料を製造する1つ
の方法として、焼結溶浸法がある。これは、Crを焼結
して得たCrスケルトンにCuを溶浸させるというもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな真空バルブ用接点材料では、Cuを注入したCrス
ケルトンが表面から内部へと凝固していくため、内部に
ポア等の不健全な部分が生じやすい。このため、電気的
性能が低下してしまう。本発明の目的は、ポア等の不健
全な部分が内部に発生するのを防ぎ、電気的性能を向上
させた真空バルブ用接点材料を提供することにある。
うな真空バルブ用接点材料では、Cuを注入したCrス
ケルトンが表面から内部へと凝固していくため、内部に
ポア等の不健全な部分が生じやすい。このため、電気的
性能が低下してしまう。本発明の目的は、ポア等の不健
全な部分が内部に発生するのを防ぎ、電気的性能を向上
させた真空バルブ用接点材料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、耐弧粉末を焼結して得られるスケルトンを
備えた耐弧成分と、スケルトンに方向性凝固によって注
入される溶融導電成分とを有することを要旨とする。
に本発明は、耐弧粉末を焼結して得られるスケルトンを
備えた耐弧成分と、スケルトンに方向性凝固によって注
入される溶融導電成分とを有することを要旨とする。
【0005】
【作用】従来の焼結溶浸法によって接点材料を製造する
場合、接点に不健全部分が生ずるのは、溶浸材であるC
uがCrスケルトン中に均一に注入されないからと考え
られる。従って、解決策としては、Crスケルトンの表
面張力の増大及びCr粉末の濡れ性の向上があげられ
る。表面張力を増大させるためには、Cr粉末の粒径を
小さくして毛細管現象がより顕著に生ずるようにしてや
れば良い。一方、Cr粉末の濡れ性を向上させるために
は、Cr粉末の粒径を大きくして比表面積を減少させ、
粉末表面の酸化物の形成を抑制してやれば良い。
場合、接点に不健全部分が生ずるのは、溶浸材であるC
uがCrスケルトン中に均一に注入されないからと考え
られる。従って、解決策としては、Crスケルトンの表
面張力の増大及びCr粉末の濡れ性の向上があげられ
る。表面張力を増大させるためには、Cr粉末の粒径を
小さくして毛細管現象がより顕著に生ずるようにしてや
れば良い。一方、Cr粉末の濡れ性を向上させるために
は、Cr粉末の粒径を大きくして比表面積を減少させ、
粉末表面の酸化物の形成を抑制してやれば良い。
【0006】このように、解決策としてあげられる2つ
の点を満足するには相反することを達成する必要がある
ため、従来の焼結溶浸法では広範囲にわたって健全な組
織を有するCu−Cr接点の製造が困難であった。
の点を満足するには相反することを達成する必要がある
ため、従来の焼結溶浸法では広範囲にわたって健全な組
織を有するCu−Cr接点の製造が困難であった。
【0007】これに対し、本発明者等の研究の結果、C
rスケルトンに下から徐々に凝固させるという方向性凝
固により溶融導電成分であるCuを注入したので、広範
囲にわたり健全な組織を有するCu−Cr接点の製造を
実現することができる。
rスケルトンに下から徐々に凝固させるという方向性凝
固により溶融導電成分であるCuを注入したので、広範
囲にわたり健全な組織を有するCu−Cr接点の製造を
実現することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を詳細に説明する
が、まず本発明の一実施例を示す真空バルブ用接点材料
が適用される真空バルブについて、図1、図2を参照し
て説明する。
が、まず本発明の一実施例を示す真空バルブ用接点材料
が適用される真空バルブについて、図1、図2を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す真空バルブ
用接点材料が適用される真空バルブの構成図である。同
図において、1は遮断室で、絶縁材料によりほぼ円筒状
に形成された絶縁容器2と、この両端に封止金具3a,
3bを介して設けた金属性の蓋体4a,4bとで真空気
密に構成されている。しかして、上記遮断室1内には、
導電棒5,6の対向する端部に取り付けられた一対の電
極7,8が配設され、上部の電極7を固定電極、下部の
電極8を可動電極としている。
用接点材料が適用される真空バルブの構成図である。同
図において、1は遮断室で、絶縁材料によりほぼ円筒状
に形成された絶縁容器2と、この両端に封止金具3a,
3bを介して設けた金属性の蓋体4a,4bとで真空気
密に構成されている。しかして、上記遮断室1内には、
導電棒5,6の対向する端部に取り付けられた一対の電
極7,8が配設され、上部の電極7を固定電極、下部の
電極8を可動電極としている。
【0010】また、可動電極8の電極棒6には、ベロー
ズ9が取り付けられ遮断室1内を真空気密に保持しなが
ら電極8の軸方向の移動を可能にし、このベローズ9上
部には金属性のアークシールド10が設けられ、ベローズ
9がアーク蒸気で覆われることを防止している。11は上
記電極7,8を覆うようにして遮断室1内に設けられた
金属性のアークシールドで、絶縁容器2がアーク蒸気で
覆われることを防止している。
ズ9が取り付けられ遮断室1内を真空気密に保持しなが
ら電極8の軸方向の移動を可能にし、このベローズ9上
部には金属性のアークシールド10が設けられ、ベローズ
9がアーク蒸気で覆われることを防止している。11は上
記電極7,8を覆うようにして遮断室1内に設けられた
金属性のアークシールドで、絶縁容器2がアーク蒸気で
覆われることを防止している。
【0011】さらに、電極8は、図2に拡大して示すよ
うに、導電棒6にロウ付け部12によって固定されるか、
また、かしめによって圧着接続されている。接点13a
は、電極8にロウ付け14で固着されている。なお、図1
における13bは固定側接点である。
うに、導電棒6にロウ付け部12によって固定されるか、
また、かしめによって圧着接続されている。接点13a
は、電極8にロウ付け14で固着されている。なお、図1
における13bは固定側接点である。
【0012】次に、本実施例による接点の製造方法の一
例について述べる。例えば10-3Paオーダーの真空中
で、例えば1150℃×1時間の条件で焼結して製造したC
rスケルトンと溶浸材であるCuを、坩堝内で上下に配
置する。この積層構造を有するCrとCuを、真空中で
例えば1100℃に加熱し、導電成分であるCuを溶融させ
る。CuがCrスケルトン中に注入された後、加熱部分
または坩堝を移動させる。例えば、4mm/分の速度で下
から上へと凝固させていき、これにより、Cu−Cr合
金を得る。このような上記Cu−Cr合金について所定
の評価を行った。以下、表1に基づいて説明する。
例について述べる。例えば10-3Paオーダーの真空中
で、例えば1150℃×1時間の条件で焼結して製造したC
rスケルトンと溶浸材であるCuを、坩堝内で上下に配
置する。この積層構造を有するCrとCuを、真空中で
例えば1100℃に加熱し、導電成分であるCuを溶融させ
る。CuがCrスケルトン中に注入された後、加熱部分
または坩堝を移動させる。例えば、4mm/分の速度で下
から上へと凝固させていき、これにより、Cu−Cr合
金を得る。このような上記Cu−Cr合金について所定
の評価を行った。以下、表1に基づいて説明する。
【0013】
【表1】
【0014】実施例1、比較例1・2 Crスケルトンの空隙率を50%として、従来方法と溶浸
時の雰囲気の真空度を変えて、方向性凝固により製造し
たCu−Cr合金の組織観察、密度測定を行った。
時の雰囲気の真空度を変えて、方向性凝固により製造し
たCu−Cr合金の組織観察、密度測定を行った。
【0015】比較例1は従来の焼結溶浸法により製造し
たものである。すなわち、10-3Paオーダーの真空中
で、1150℃×1時間の条件で焼結して製造したCrスケ
ルトンと溶浸材である無酸素銅を坩堝内で上下に配置
し、10-3Paオーダーの真空中で1100℃に加熱し、1時
間保持後に冷却してCu−Cr合金を得た。比較例1で
は、大部分の接点についてポアが微量に存在しただけで
あったが、10枚の接点のうち2〜3枚は組織中にポアが
目立ち、局所的なCrリッチ部分が観察されるというよ
うに、バラツキが大きかった。
たものである。すなわち、10-3Paオーダーの真空中
で、1150℃×1時間の条件で焼結して製造したCrスケ
ルトンと溶浸材である無酸素銅を坩堝内で上下に配置
し、10-3Paオーダーの真空中で1100℃に加熱し、1時
間保持後に冷却してCu−Cr合金を得た。比較例1で
は、大部分の接点についてポアが微量に存在しただけで
あったが、10枚の接点のうち2〜3枚は組織中にポアが
目立ち、局所的なCrリッチ部分が観察されるというよ
うに、バラツキが大きかった。
【0016】一方、方向性凝固により1×10-3Paの真
空度で作製した実施例1では、組織が良好で相対密度も
100 %であった。同様にして真空度を1×10-3Paに代
えて作製した比較例2では、緑色に変色している部分が
存在した。また相対密度も最も低かった。
空度で作製した実施例1では、組織が良好で相対密度も
100 %であった。同様にして真空度を1×10-3Paに代
えて作製した比較例2では、緑色に変色している部分が
存在した。また相対密度も最も低かった。
【0017】実施例2・3、比較例3・4 Crスケルトンの空隙率を80,60,40,20%として、方
向性凝固により製造したCu−Cr合金の組織観察、密
度測定を行った。
向性凝固により製造したCu−Cr合金の組織観察、密
度測定を行った。
【0018】空隙率80%の比較例3では、空隙率が高す
ぎるためCr粉末を固形化出来ず、スケルトンを製造出
来なかった。空隙率が60%の実施例2は、組織中に局所
的にわずかにポアが観察されたが、実用に耐えられるも
のであった。
ぎるためCr粉末を固形化出来ず、スケルトンを製造出
来なかった。空隙率が60%の実施例2は、組織中に局所
的にわずかにポアが観察されたが、実用に耐えられるも
のであった。
【0019】空隙率40%の実施例3、空隙率20%の比較
例4は、組織が良好で相対密度も高かった。しかし、空
隙率20%の比較例4では、接触抵抗(Rc)が大きく、
実用的ではなかった。
例4は、組織が良好で相対密度も高かった。しかし、空
隙率20%の比較例4では、接触抵抗(Rc)が大きく、
実用的ではなかった。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、耐弧粉末
を焼結して得られるスケルトンを備えた耐弧成分と、ス
ケルトンに方向性凝固によって注入される溶融導電成分
とを有するので、ポア等の不健全な部分が内部に発生す
るのを防ぎ、電気的性能を向上させた真空バルブ用接点
材料を得ることができる。
を焼結して得られるスケルトンを備えた耐弧成分と、ス
ケルトンに方向性凝固によって注入される溶融導電成分
とを有するので、ポア等の不健全な部分が内部に発生す
るのを防ぎ、電気的性能を向上させた真空バルブ用接点
材料を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の真空バルブ用接点材料が適
用される真空バルブの断面図。
用される真空バルブの断面図。
【図2】[図1]の要部拡大断面図。
7…固定電極、8…可動電極、13a…可動側接点、13b
…固定側接点
…固定側接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥冨 功 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 耐弧粉末を焼結して得られるスケルトン
を備えた耐弧成分と、前記スケルトンに方向性凝固によ
って注入される溶融導電成分とを有する真空バルブ用接
点材料。 - 【請求項2】 前記耐弧成分のスケルトンの空隙率が30
〜70%であることを特徴とする請求項1記載の真空バル
ブ用接点材料。 - 【請求項3】 前記溶融導電成分は、10-2Pa以下の真
空雰囲気で前記スケルトンに注入されることを特徴とす
る請求項1または請求項2のいずれかに記載の真空バル
ブ用接点材料。 - 【請求項4】 前記耐弧成分のスケルトンの原料粉末は
Crであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の真空バルブ用接点材料。 - 【請求項5】 前記溶融導電成分はCuであることを特
徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の真空バ
ルブ用接点材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212241A JPH0877855A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 真空バルブ用接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212241A JPH0877855A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 真空バルブ用接点材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0877855A true JPH0877855A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16619316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6212241A Pending JPH0877855A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 真空バルブ用接点材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0877855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104209520A (zh) * | 2014-09-12 | 2014-12-17 | 福达合金材料股份有限公司 | 一种电触头的制作方法 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212241A patent/JPH0877855A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104209520A (zh) * | 2014-09-12 | 2014-12-17 | 福达合金材料股份有限公司 | 一种电触头的制作方法 |
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