JPH0878285A - 可変コンデンサ - Google Patents

可変コンデンサ

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JPH0878285A
JPH0878285A JP21141494A JP21141494A JPH0878285A JP H0878285 A JPH0878285 A JP H0878285A JP 21141494 A JP21141494 A JP 21141494A JP 21141494 A JP21141494 A JP 21141494A JP H0878285 A JPH0878285 A JP H0878285A
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JP
Japan
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electrodes
piezoelectric
capacitor
electrode
bias
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JP21141494A
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Inventor
Hiroyuki Baba
広之 馬場
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス電圧の印加により連続的に容量を変
化させることができ、大きな容量変化率及び小型、大容
量を実現し得る可変コンデンサを得る。 【構成】 両端面に容量取り出しのための外部電極2
9,30を有する積層コンデンサよりなるコンデンサ部
22の外表面に第2の電極31を形成し、その外側に圧
電材料層32を立体的に構成し、圧電材料層32の外表
面に第2の電極31と圧電材料層32を介して対向する
ように第1の電極33を形成することにより、コンデン
サ部22に圧電バイアス部23を一体化してなる可変コ
ンデンサ21。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変コンデンサに関
し、特に、圧電効果を利用して誘電体層に歪みを加えて
容量を調整することを可能とした可変コンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電容量を変化させ得る可変コンデンサ
としては、誘電体を介して対向されている電極間の対向
面積を変化させるものが知られている。しかしながら、
電極間の対向面積を変化させるものでは、電極の一部を
トリミングなどにより除去するものであるため、電極の
一部を切断した後には、容量を増加させる方向には容量
を調整することができない。
【0003】また、複数の金属板を対向配置し、一方の
金属板を移動させることにより金属板間の対向面積を変
化させる、いわゆるバリコンと称されているものも古く
から知られている。しかしながら、バリコンは、全体の
形状が大きく、機械的に容量を変化させるものであるた
め、電気信号により容量を変化させることができない。
【0004】そこで、上記のような問題を解決するもの
として、小型でありながら、静電容量を連続的にかつ電
気的に変化し得る可変コンデンサが、特公平5−199
70号公報に開示されている。
【0005】上記可変コンデンサの構造を、図1及び図
2を参照して説明する。上記先行技術の可変コンデンサ
では、図1に示すように、強誘電体セラミックスを主体
とするセラミックグリーンシート1〜6を用いる。図1
において、セラミックグリーンシート2〜5上には、そ
れぞれ、バイアス電極7、容量電極8、容量電極9及び
バイアス電極10が形成されている。上記セラミックグ
リーンシート1〜6を、セラミックグリーンシート3,
4間にさらに電極の形成されていないセラミックグリー
ンシートを適宜の枚数挿入した状態で積層し、一体焼成
することにより、図2に示す焼結体11が得られる。図
2は、得られた焼結体の右側面断面図である。
【0006】焼結体11内においては、容量電極8,9
が誘電体層11aを介して対向されている。容量電極
8,9は、それぞれ、焼結体11の側面11b,11c
に引き出されている。従って、両側面に外部電極を形成
することにより、容量電極8,9と誘電体層11aによ
りコンデンサ部が構成される。
【0007】他方、容量電極8の上方には、誘電体層1
1dを介してバイアス電極7が、容量電極9の下方には
誘電体層11eを介してバイアス電極10が形成されて
いる。バイアス電極7,10は、図1から明らかなよう
に、セラミックグリーンシート2,5の短辺側の側縁に
引き出されている。従って、上記焼結体11の一方の端
面(図2では図示されず)にバイアス電極7が、他方の
端面にバイアス電極10が引き出されている。よって、
焼結体11の両端面に外部電極を形成し、これらの外部
電極から電圧を印加すると、バイアス電極7,10間に
電圧が印加される。
【0008】他方、強誘電体はバイアス特性を示し、従
って、上記バイアス電極7,10間に電圧が印加される
ことにより、その誘電率が変化する。すなわち、バイア
ス電極7,10間に印加する直流電圧を変化させること
により、上記容量電極8,9で取り出される静電容量を
連続的に変化させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示した焼結体11では、1対の容量取得用電極に対し、
2層のバイアス用電極が必要となり、取得容量を低下さ
せることになる。
【0010】また、十分な可変容量を得るためには、バ
イアス電圧による誘電率変化量の大きいことが条件であ
り、そうするためには、誘電体の厚みを厚くする必要が
ある。すなわち、焼結体11の構造では、体積当りの取
得容量が小さいものになってしまう。
【0011】本発明の目的は、小型大容量の可変コンデ
ンサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体層と、
前記誘電体層を挟んで対向する容量取り出し電極とを有
するコンデンサ部と、前記コンデンサ部の外部にコンデ
ンサ部と一体に設けられた圧電バイアス部とを備え、前
記圧電バイアス部が圧電材料層と、圧電材料層の両主面
側に形成された第1,第2の電極とを有する、可変コン
デンサである。
【0013】上記コンデンサ部は、請求項2のように、
積層コンデンサにより構成されていてもよく、あるいは
請求項3のように、巻回型コンデンサより構成されてい
てもよい。
【0014】もっとも、巻回型コンデンサでは、請求項
3に記載のように、両主面に容量取り出し電極が形成さ
れた誘電体を、両主面に第1,第2の電極が形成された
圧電材料層とともに巻回されてなり、前記巻回されてい
る容量取り出し電極及び容量取り出し電極間の誘電体に
より前記コンデンサ部が構成される。
【0015】さらに、積層コンデンサによりコンデンサ
部を構成する際には、上記圧電バイアス部が、積層コン
デンサの厚み方向、すなわち容量取り出しのための電極
対向方向の両側及び一方側に構成されていてもよく、あ
るいは積層コンデンサの側方において圧電バイアス部が
一体に構成されていてもよい。もっとも、好ましくは、
積層コンデンサの電極対向方向の両側に圧電バイアス部
を構成することにより、積層コンデンサ部の容量取り出
しのための電極間に位置する誘電体層に、より効果的に
歪みを与えることができる。
【0016】本発明においてコンデンサ部を構成する誘
電体層としては、セラミック層あるいは合成樹脂などの
適宜の誘電体材料から層を用いることができる。また、
圧電材料層を構成する材料としては、従来より公知の圧
電セラミックス、圧電単結晶、圧電性を示す高分子材料
を用いることができる。
【0017】さらに好ましくは、上記コンデンサ部を構
成する誘電体層及び圧電バイアス部を構成する圧電材料
層を、いずれもセラミックスで構成することにより、周
知の積層コンデンサの製造方法において用いられている
一体焼成技術を用いることができ、一体焼成型の素子と
して構成することができる。
【0018】
【作用】本発明の可変コンデンサでは、コンデンサ部に
より静電容量が取り出される。他方、圧電バイアス部で
は、第1,第2の電極間に電圧を印加することにより圧
電材料層が圧電効果により変形する。さらに、圧電バイ
アス部は、コンデンサ部の外側に一体に設けられている
ため、上記圧電材料層の歪みがコンデンサ部の誘電体層
に伝達され、それによって誘電体層の比誘電率が変化
し、静電容量が変化する。上記容量の変化は、与えられ
る歪みに相関しているため、上記第1,第2の電極から
与えるバイアス電圧を変化させることにより、容量を連
続的に変化させることができる。
【0019】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ、本発明の非
限定的な実施例を説明することにより、本発明を明らか
にする。
【0020】図3は、本発明の第1の実施例に係る可変
コンデンサを示す斜視図である。可変コンデンサ21
は、直方体状の積層コンデンサからなるコンデンサ部2
2と、コンデンサ部22の外側に一体化された圧電バイ
アス部23とを有する。圧電バイアス部23は、コンデ
ンサ部22の一対の端面及び一方の側面を露出させ、残
りの3面を取り囲むように形成されている。
【0021】コンデンサ部22の構造を、図4及び図5
を参照して説明する。コンデンサ部22は、積層コンデ
ンサにより構成されている。すなわち、誘電体セラミッ
クスよりなる直方体状の焼結体24を有し、該焼結体2
4内には、内部電極25〜28が誘電体層を介して重な
り合うように配置されている。内部電極25,27は、
焼結体24の一方端面に形成された外部電極29に電気
的に接続されている。内部電極26,28は、焼結体2
4の他方端面に形成された外部電極30に電気的に接続
されている。従って、外部電極29,30により、目的
とする静電容量が取り出される。
【0022】さらに、コンデンサ部22では、長さ方向
略中央部において、焼結体24を周回するように後述の
圧電バイアス部23の第2の電極を構成するための電極
31が形成されている。
【0023】上記コンデンサ22は、従来より周知の積
層コンデンサの製造方法を用いることにより得ることが
できる。すなわち、誘電体セラミックスを主体とするセ
ラミックグリーンシート上に内部電極25〜28を構成
するための電極パターンを形成し、内部電極パターンの
形成された複数枚のセラミックグリーンシートを積層
し、さらに必要に応じて上下に適宜の枚数のセラミック
グリーンシートを積層し、厚み方向に圧着した後一体焼
成することにより焼結体24を得ることができる。ま
た、焼結体24を得た後に、上記外部電極29,30及
び電極31を、導電ペーストの塗布・焼き付け、あるい
は蒸着、スパッタリングもしくはメッキ等の適宜の薄膜
形成法により形成することができる。
【0024】図3に戻り、コンデンサ部22の外側に一
体化された圧電バイアス部23は、本実施例では、チタ
ン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスのような適宜の圧
電セラミックスよりなる圧電材料層32と、圧電材料層
32の外表面上に形成された電極33とを有する。電極
33は、本発明の圧電バイアス部の第1の電極を構成す
るものであり、可変コンデンサ21の上面、一方の側面
及び下面に至るように形成されている。
【0025】従って、図6に横断面図で示すように、圧
電材料層32を挟んで、電極31,33が対向されてい
る。よって、電極31,33間に電圧を印加すれば、圧
電効果により、圧電材料層32が伸縮する。この伸縮に
伴う歪みが、コンデンサ部22の焼結体24に伝えられ
る。その結果、内部電極25〜28間の誘電体層が歪
み、容量が変化される。この容量変化は、電極31,3
3間に加えられるバイアス電圧に依存し、従って、バイ
アス電圧の大きさを変化させることにより、静電容量を
連続的に変化させることができる。
【0026】また、本実施例の可変コンデンサ21で
は、側面に容量取り出しのための外部電極29,30が
露出されており、圧電バイアス部を構成するための電極
31,33も可変コンデンサ21の側面あるいは底面に
露出されている。従って、プリント回路基板等に容易に
表面実装することができる。すなわち、チップ型の表面
実装可能な電子部品として可変コンデンサ21を提供す
ることができる。
【0027】なお、上記圧電バイアス部23は、コンデ
ンサ部22を得た後に、圧電セラミックスを含有するグ
リーンシートを図示のように貼り付け、しかる後焼成
し、圧電材料層32を焼成した後に、上記電極33を形
成することにより形成することができる。あるいは、コ
ンデンサ部22の形成にあたり、焼成に先立ち外部電極
29,30及び電極31を構成するための導電ペースト
を付与し、しかる後未焼成の圧電グリーンシートを圧電
材料層32の形状となるように貼り合わせ、電極33を
構成するための導電ペーストを印刷し、最後に一体焼成
することにより、可変コンデンサ21を得ることも可能
である。また、一体焼成後に導電ペーストの塗布・焼き
付けあるいは蒸着、スパッタリングもしくはメッキ等の
薄膜形成法により電極33を形成してもよい。
【0028】上記のように、コンデンサ部22及び圧電
バイアス部23をセラミックスで構成し、しかも両者を
焼結により一体化した構成では、圧電材料層32に歪み
が与えられた場合、その歪みが効率よくコンデンサ部2
2の誘電体層に伝達される。
【0029】図7は、本発明の第2の実施例に係る可変
コンデンサを示す斜視図である。可変コンデンサ41
は、直方体状の焼結体42を用いて構成されている。こ
の焼結体42内の構造を、図8及び図9を参照して説明
する。
【0030】図8は、図7のA−A線に沿う断面図を、
図9はB−B線に沿うに断面図である。焼結体42内に
おいては、上から順に、保護セラミック層42a、圧電
体セラミック層42b、誘電体セラミック層42c、圧
電体セラミック層42d及び保護セラミック層42eが
構成されている。これらの各セラミック層42a〜42
eは、それぞれの層を構成するのに適当なセラミックグ
リーンシートを用意し、積層し、一体焼成することによ
り構成されている。
【0031】誘電体セラミック層42cにおいては、内
部電極43〜46が誘電体層を介して重なり合うように
配置されている。内部電極43,45は、焼結体42の
一方側面中央に引き出されている。焼結体42の一方側
面中央には、外部電極47が形成されており、外部電極
47に、内部電極43,45が接続されている。同様
に、内部電極44,46は焼結体42の他方側面に引き
出されており、他方側面中央において、外部電極48に
電気的に接続されている。従って、外部電極47,48
により、目的とする静電容量が取り出される。
【0032】他方、圧電体セラミック層42bの下面及
び圧電体セラミック層42dの上面には、それぞれ、第
1の電極49,50が形成されている。第1の電極49
は、焼結体42の一方端面に引き出されており、該一方
端面に形成された外部電極51に電気的に接続されてお
り、他方、第1の電極50は焼結体42の他方端面に引
き出されており、該他方端面に形成された外部電極52
に電気的に接続されている。この場合、第1の電極4
9,50は、いずれも焼結体42の両端面に引き出され
るように形成され、外部電極51,52の両方に接続さ
れていてもよい。さらに、圧電体セラミック層42b,
42dの外側主面には、第2の電極53,54が形成さ
れている。第2の電極53,54は、それぞれ、圧電体
セラミック層42b,42dを介して、上記第1の電極
49,50に対向されている。第2の電極53,54
は、焼結体42の周囲には露出されていない。もっと
も、保護セラミック層42a,42eに設けられたビア
ホール電極55,56により、第2の電極53,54
が、それぞれ、外部電極57,58に電気的に接続され
ている。
【0033】本実施例の可変コンデンサ41では、上記
誘電体層42cが配置されている部分においてコンデン
サ部が構成されており、その上下に圧電バイアス部が構
成されている。すわなち、誘電体セラミック層42cの
上方には、圧電体セラミック層42b及び第1,第2の
電極49,53により圧電バイアス部が構成されてお
り、他方、誘電体セラミック層42cの下方において
は、圧電体セラミック層42d及び第1,第2の電極5
0,54により圧電バイアス部が構成されている。
【0034】使用に際しては、外部電極51と外部電極
57との間にバイアス電圧を印加することにより、圧電
体セラミック層42bを伸縮させて、コンデンサ部で取
り出される静電容量を変化させることができる。同様
に、外部電極52と外部電極58とに電圧を印加させる
ことによっても、コンデンサ部により取り出される静電
容量を変化させることができる。さらに、外部電極5
1,57の一方を、外部電極52,58の一方と共通接
続し、外部電極51,57の他方と外部電極52,58
の他方とを共通接続することにより、上下の圧電バイア
ス部を同じ量だけ歪ませ、それによって間のコンデンサ
部から取り出される静電容量を、より大きく変化させる
こともできる。
【0035】本実施例においても、コンデンサ部を構成
している誘電体セラミック層42c及び圧電バイアス部
を構成するための圧電体セラミック層42b,42dが
一体焼成型のセラミックスにより構成されているため、
低い電圧で静電容量を大きく変化させ得る。
【0036】第2の実施例では、上下の圧電バイアス部
の外側に保護セラミック層42a,42eを設けていた
が、保護セラミック層42a,42eは省略してもよ
い。このような変形例を図10に示す。図10は、上記
変形例の横断面図であり、前述した第2の実施例の図8
に相当する図である。
【0037】図10に示す変形例の可変コンデンサ61
では、上下の圧電バイアス部を構成する圧電体セラミッ
ク層42b,42dが露出されている。従って、第1の
電極53,54がセラミック焼結体42の上面及び下面
に露出されており、第2の実施例におけるビアホール電
極55,56及び外部電極57,58が省略されてい
る。その他の点については、第2の実施例と同様である
ため、同一部分については、同一の参照番号を付するこ
とにより、その説明は省略する。
【0038】図11〜図15を参照して、本発明の第3
の実施例に係る可変コンデンサを説明する。本実施例
は、巻回型コンデンサを利用したものであり、図11に
示す3枚のグリーンシートを積層し、巻回することによ
り構成される。
【0039】図11を参照して、誘電体セラミックスよ
りなるセラミックグリーンシート71と、圧電体セラミ
ックスを主体とするセラミックグリーンシート72と、
セラミックグリーンシート73とが用意される。誘電体
セラミックスよりなるセラミックグリーンシート71の
上面及び下面には、図12に側面断面図で示すように、
容量取り出しのための電極74,75が形成されてい
る。電極74,75は、それぞれ、セラミックグリーン
シート71の異なる側面に至るように形成されている。
この電極74,75の側面部74a,75aは、後述の
ように外部との電気的接続のために用いられる部分であ
る。
【0040】図11に戻り、セラミックグリーンシート
72の上面には、圧電バイアス部を構成する第1の電極
76が形成されている。第1の電極76は、グリーンシ
ート72の一方端面72aに至るように形成されてい
る。第1の電極76の端面部76aは、後述のように、
外部との電気的接続のために用いられる。
【0041】本実施例では、上記セラミックグリーンシ
ート71〜73を積層し、それによって図13に示すグ
リーンシート積層体77を得る。次に、図13に示すグ
リーンシート積層体77を一方端77aを中心として巻
回することにより、図14に示す巻回体78を得ること
ができる。巻回体78では、一方端面78a側に、上述
した容量取り出しのための電極74の側面部74aが露
出されている。図14では図示されていないが、巻回体
78の他方端面78b側にも、容量取り出しのための電
極75の側面部75a(図11参照)が露出されてい
る。他方、巻回体78の外側端部には、上記第1の電極
76の端面部76aが露出されている。
【0042】本実施例では、上記巻回体78を焼成する
ことにより略円筒状の焼結体を得る。しかる後、図15
に示すように、得られた焼結体79の両端面を覆うよう
に金属キャップ80,81を装着する。金属キャップ8
0,81の内面は、前述した容量取り出しのための電極
74,75の側面部74a,75aに電気的に接続され
る。従って、金属キャップ80,81から目的とする静
電容量が取り出される。他方、円筒状の焼結体79に
は、導電性材料、例えば金属よりなるリング82が固定
される。また、このリング82には、例えばはんだ等に
より上記第1の電極76の端面部76aが電気的に接続
される。従って、リング82と、金属キャップ80との
間に電圧を印加することにより、上記圧電体セラミック
スを主体とするセラミックグリーンシート72が焼成さ
れて構成される圧電材料層にバイアス電圧が印加され、
圧電材料層が伸縮する。またこの圧電材料層の伸縮によ
り、圧電材料層と共に巻回されているコンデンサ部を構
成している誘電体層も歪み、それによって静電容量が変
化される。
【0043】すなわち、本実施例では、上記容量取り出
しのための電極74が、圧電バイアス部を構成する第2
の電極をも兼ねている。なお、図15では、上記金属キ
ャップ80,81及びリング82を設けたが、さらに、
金属キャップ80,81及びリング82に、適宜のリー
ド端子を接続し、リード端子付きの電子部品として構成
してもよい。
【0044】同様に、前述した第1,第2の実施例にお
いても、外部電極に必要に応じてリード端子を接続する
ことにより、リード端子付きの電子部品とすることも可
能である。
【0045】また、図15に示した第3の実施例の可変
コンデンサ83において、金属キャップ80,81及び
リング82の外部との電気的接続に必要な部分を残して
周囲に樹脂外装を施してもよい。
【0046】なお、上述してきた第1〜第3の実施例で
は、一体焼成技術を用いて各可変コンデンサが構成され
ていたが、本発明におけるコンデンサ部及び圧電バイア
ス部は、それぞれ、一体焼成技術以外の方法により構成
されていてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コンデ
ンサ部の外側に圧電バイアス部が一体化されており、圧
電バイアス部においては、圧電材料層の両主面に第1,
第2の電極が形成されており、該第1,第2の電極から
バイアス電圧を印加することにより静電容量が変化され
る。すなわち、容量変化率を高めることが可能となる。
【0048】また、誘電体を締め付ける応力によって容
量を変化させるため、誘電体層が3〜10mm程度の薄
層品であっても、十分な容量を得ることができる。よっ
て、外部から電気的に容量を連続的に変化させることが
でき、かつ容量変化率の大きな可変コンデンサを提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変コンデンサの一例を説明するための
分解斜視図。
【図2】従来の可変コンデンサを説明するための断面
図。
【図3】第1の実施例の可変コンデンサを示す斜視図。
【図4】第1の実施例に用いられるコンデンサ部を示す
斜視図。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図。
【図6】図3のB−B線に沿う断面図。
【図7】第2の実施例の可変コンデンサを示す斜視図。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図。
【図9】図7のB−B線に沿う断面図。
【図10】第2の実施例の変形例を示し、第2の実施例
の図8に相当する断面図。
【図11】第3の実施例に用いられるセラミックグリー
ンシート及び電極形状を説明するための分解斜視図。
【図12】誘電体セラミックスを主体とするグリーンシ
ート及びその上下に形成される電極形状を説明するため
の横断面図。
【図13】グリーンシート積層体を示す斜視図。
【図14】第3の実施例で用意される巻回体を示す斜視
図。
【図15】第3の実施例の可変コンデンサを示す正面
図。
【符号の説明】
21,41,61,83…可変コンデンサ 22…コンデンサ部 23…圧電バイアス部 24…誘電体層を構成するための焼結体 25〜28…内部電極 31…第2の電極 32…圧電材料層 33…第1の電極 42b,42d…圧電材料層としての圧電体セラミック
層 42c…誘電体セラミック層 43〜46…容量取り出しのための内部電極 49,50…第1の電極 53,54…第2の電極 74…容量取り出しのための電極(兼用第2の電極) 75…容量取り出しのための電極 76…第1の電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層と、 前記誘電体層を挟んで対向する容量取り出し電極とを有
    するコンデンサ部と、 前記コンデンサ部の外部にコンデンサ部と一体に設けら
    れた圧電バイアス部とを備え、 前記圧電バイアス部が圧電材料層と、圧電材料層の両主
    面に形成された第1,第2の電極とを有する、可変コン
    デンサ。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサ部が積層コンデンサであ
    る、請求項1に記載の可変コンデンサ。
  3. 【請求項3】 両主面に容量取り出し電極が形成された
    誘電体を、両主面に第1,第2の電極が形成された圧電
    材料層とともに巻回されてなり、前記巻回されている容
    量取り出し電極及び容量取り出し電極間の誘電体により
    前記コンデンサ部が構成されている、請求項1に記載の
    可変コンデンサ。
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