JPH087978B2 - テープカートリッジのケース成形方法 - Google Patents

テープカートリッジのケース成形方法

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JPH087978B2
JPH087978B2 JP8649588A JP8649588A JPH087978B2 JP H087978 B2 JPH087978 B2 JP H087978B2 JP 8649588 A JP8649588 A JP 8649588A JP 8649588 A JP8649588 A JP 8649588A JP H087978 B2 JPH087978 B2 JP H087978B2
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修 山本
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,テープカートリッジにおいてテープ巻量視
認用の透明窓を有するケースの成形方法に関する。
〔従来の技術〕
この種のテープカートリッジのケースとして,例え
ば,第8図に示すように2色成形法で窓孔2を有するケ
ース本体1を1次成形し,ケース本体1の窓孔2内に透
明窓板3を2次成形する方法がある。
第9図(a)・(b)にその2色成形金型の一般的な
構造を示し,第9図(a)は1次成形の状態を,第9図
(b)に2次成形の状態を示している。第9図(a)に
おいて窓孔成形用のスライドコア7を矢印A方向に前進
させてケース本体成形用の上金型5に突き当て,この状
態で上下金型5・6の間に形成される1次成形空間8に
1次成形材料(不透明な樹脂)を射出して窓孔2を有す
るケース本体1を冷却造形する。このさい1次成形空間
8内に発生するガスは下金型6の上端におけるスライド
コア7との接合面部に設けたガス抜きスリット9から排
出される。
次に,第9図(b)に示すようにスライドコア7を後
退させて上金型5との間に2次成形空間10を形成し,こ
の空間10に2次成形材料(透明な樹脂)を2次成形ゲー
ト11から射出することにより,ケース本体1の窓孔2内
に透明窓板3を一体に2次成形している。この2次成形
にさいし,スライドコア7の後退位置は下金型6の高さ
より少し上方位置に,又はそれと同じ高さに設定してい
るため,前記ガス抜きスリット9が1次成形品たるケー
ス本体1で塞がれてしまい,2次成形時に排ガス不良が生
じる。このためスライドコア7や下金型6がガス腐食で
損傷を受けやすく,またケース本体1および透明窓板3
の内面にバリ等が発生し,テープに損傷を加える等の問
題を招く。
かかる2次成形時における排ガス不良対策として,先
に本出願人により第10図(a)・(b)に示すようなも
のを提案した(特開昭62−219380号公報)。そこでは,
第10図(a)に示すように下金型6の上端に凸部20を設
けておいて,2次成形時にスライドコア7を後退させる
と,第10図(b)に示すようにガス抜きスリット9が2
次成形空間10と連通するようにしてある。したがって,
これによれば2次成形時における排ガス不良の発生を防
止できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者がその後知見したところによれば,下金型6
側の前記凸部20は欠損しやすく,また凸部20の存在より
ケース本体1の窓孔2と透明窓板3との接合面積が減少
し,組立後にケース本体1又は透明窓板3に外力が加え
られたときその接合面部が外れ易くなることに気付い
た。
そこで本発明は,上記のようなコアバック方式の2色
射出成形法でケース本体と透明窓板とを一体成形するケ
ース成形方法において,2次成形時における排ガス不良対
策にあたり,金型の欠損問題やケース本体の窓孔と透明
窓板との接合面部の外れ問題を解消することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために,本発明のテープカートリ
ッジのケース成形方法では,ケース本体成形用の上下金
型5・6と,下金型6内の窓孔成形用のスライドコア7
とでもって窓孔2を有するケース本体1を1次成形にし
たのち,前記スライドコア7を後退させて前記ケース本
体1の窓孔2内に透明窓板3を2次成形するさい,前記
スライドコア7の後退位置を前記下金型6よりも下方位
置に設定することによって,2次成形空間10が下金型6の
上端におけるスライドコア7との接合面部に設けてある
1次成形用のガス抜きスリット9と連通するものとし
た。
また,本発明では,スライドコア7の窓孔内周面に面
する上端部7aの周面の全周又は一部を,窓板厚み方向に
複数段となるような断面形状に形成しておいて,2次成形
時にスライドコア7を後退させることにより2次成形空
間10が下金型6のスライドコア7との接合面部に設けて
ある1次成形用のガス抜きスリット9と連通するように
したものである。
〔作用〕
しかるときは,2次成形時にもガス抜き通路を確保でき
て2次成形空間10内のガスを確実に排出することができ
る。
また,そのガス抜きのための下金型6やスライドコア
7の設計にさいしても前述した従来のもののごとき破損
しやすい凸部20などを設けなくて済むため,シンプルな
形状に製作できる。
さらに,ケース本体1の窓孔2と透明窓板3と接合面
積を確保できることになる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示してい
る。
第2図および第3図において,Cはテープカートリッジ
のケースで,広い窓孔2を有するケース本体1と,ケー
ス本体1の窓孔2内に一体成形された駆動軸挿入あな4
を有する透明窓板3とからなり,両者は次のようにして
コアーバック方式の2色射出成形法で成形される。
まず第1図(a)に示すようにケース本体成形用の上
下金型5・6をセットするとともに,下金型6に窓孔成
形用のスライドコア7をセットして1次成形空間8を形
成する。下金型6の下端におけるスライドコア7との接
合面部には,ガス抜きスリット9が1次成形空間8内の
樹脂最終充填部位に相当する箇所に設けてある。かくし
て,1次成形空間8内に1次成形材料を噴出して冷却造形
することにより,窓孔2を有するケース本体1が得られ
る。その際,1次成形空間8内のガスはガス抜きスリット
9から排出される。
1次成形後に,第1図(b)に示すようにスライドコ
ア7を下金型6より更に下方位置となるまで後退させる
と,1次成形品たるケース本体1との間に2次成形空間10
が形成され,該空間10と前記ガス抜きスリット9とが連
通する。かくして,上金型5に設けてある2次成形ゲー
ト11より透明な2次成形樹脂を2次成形空間10内に射出
することにより,第3図に示すごとくケース本体1の窓
孔2内に透明窓板3がこの内面3aの全体をケース本体1
の内面1aより下方に凸となる形に,また窓孔2の内周面
全体に透明窓板3が一体接合する形に成形される。この
とき上金型5およびスライドコア7にセットしてあるコ
ア12・13によって透明窓板3に駆動軸挿入あな4が形成
される。この2次成形時,2次成形空間10はガス抜きスリ
ット9に連通しており,該空間10内のガスは該スリット
9から確実に排出される。
なお,2次成形ゲート11は第2図に示すごとく透明窓板
3のほぼ中央位置に設定してある。
〔第2実施例〕 第4図(a)・(b)および第5図は本発明の第2実
施例を示す。この実施例では,スライドコア7の上端部
7aの周面の周方向一部に段落ち部14を設け,該上端部7a
の周面一部を窓板厚み方向に上下二段階となるような断
面形状に形成する。そしてスライドコア7の後退位置が
第4図(b)に示すように下金型6より少し上方か又は
同一高さの位置に設定した場合でも,2次成形時のガス抜
き通路15を確保し得るものとした。その他の金型構成に
ついては第1実施例の場合と同様である。
しかるときは,第4図(a)に示す1次成形では,第
1実施例と同様に窓孔2を有するケース本1が成形され
る。尤も,ケース本体1の窓孔2の内周面一部(樹脂の
最終充填部位)に,スライドコア7の上端部7aの段落ち
部14によって突部16(第5図参照)が形成される点が,
第1実施例で得られる窓孔2の形状と異なるものとな
る。
第4図(b)に示す2次成形では,ケース本体1の窓
孔2内に透明窓板3がこの内面3aをケース本体1の内面
1aより少し上方となるかまたは面一となるように一体成
形されること,また透明窓板3の周方向一部が窓孔2の
前記突部16に沿う形に接合されること以外については,
第1実施例の場合と同様である。
なお,この実施例において,第4図(b)に示すよう
に,ガス抜き通路15のクリアランスαをバリの出ない範
囲以下(ポリスチレンなどでは通常15〜20μm程度)に
おさえることにより,ケース本体1および透明窓板3の
当該箇所に突部が形成されないようにすることが可能と
なる。
〔第3実施例〕 第6図(a)・(b)は本発明の第3実施例を示して
いる。この実施例では,2次成形時のガス抜き通路15を確
保するために,スライドコア7の上端部7aの周面一部に
段落ち部14を設ける点については,第2実施例と同様で
あり,それと異なるところは,段落ち部14が第2実施例
の場合よりもガス抜き通路幅を広くすべく大きい形に形
成されている点である。
〔その他の実施例〕
第2実施例および第3実施例では,いずれもガス抜き
通路15は第5図に示すように成形樹脂の最終充填部位に
相当する突部16の形成箇所だけに設定したが,これに代
えて第7図に示すように透明窓板3の全周にわたる箇所
lにガス抜き通路15を形成するようにしてもよく,この
方がガス抜き面だけを考えた場合はより効果的であろ
う。
また,第2実施例および第3実施例においてスライド
コア7の上端部7aの周面一部又は全周の断面形状を上下
2段階の形に形成するに代えて,それ以上の複数段の形
状に形成するもよい。
尤も,本発明は透明窓板3が広大な場合に有効である
が,小形の窓板にも同様に適用できる。
また,オーディオ用テープカートリッジのケースのみ
ならず,その他の,例えばビデオ用テープカートリッジ
のケースなどにも同様に適用できることは言うまでもな
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、2次成形時に窓
孔成形用のスライドコア7が1次成形用のガス抜きスリ
ット9を有する下金型6よりも下方位置になるまで後退
することにより,2次成形空間10が前記ガス抜きスリット
9と連通する。従って,2次成形時におけるガス抜きとし
て,金型製作に際し下金型6やスライドコア7の設計も
前述した従来例のごとき破損しやすい凸部20などを設け
なくてシンプルな形状で製作できて金型故障の無いもの
にできる。またケース本体1の窓孔2と透明窓板3との
接合面積を確保できるため,その接合面部における外力
による外れ防止にも有利である。
また本発明では,スライドコア7の窓孔内周面に面す
る上端部7aの周面の全周又は一部を,窓板厚み方向に複
数段となるような断面形状に形成しておき,2次成形時に
おけるスライドコア7の後退で該スライドコア7の上端
部7aと前記ガス抜きスリット9との間に,2次成形空間10
と連通するガス抜き通路15が形成されるようにした。従
って,スライドコア7はこの上端部7aの周面を削り取る
等の加工をすることで足り,故障の無い金型製作が可能
になり,ケース本体1の窓孔2と透明窓板3との接合面
積を確保し得る。製品設計上,透明窓板3の内面全体を
ケース内面側より凸にすることができない場合も,2次成
形時におけるガス抜き通路15を確保できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)・(b)ないし第3図は本発明の第1実施
例を示しており,第1図(a)・(b)は成形金型の断
面図,第2図はテープカートリッジの平面図,第3図は
第2図におけるA−A線拡大断面図である。 第4図(a)・(b)および第5図は本発明の第2実施
例を示しており,第4図(a)・(b)は成形金型の断
面図,第5図はテープカートリッジの平面図である。 第6図(a)・(b)は本発明の第3実施例を示す成形
金型の断面図である。 第7図は本発明の更に別実施例を示すテープカートリッ
ジの平面図である。 第8図および第9図(a)・(b)は従来例を示してお
り,第8図はテープカートリッジのケース本体と透明窓
板の一体接合部を示す断面図,第9図(a)・(b)は
成形金型の断面図である。 第10図(a)・(b)は別の従来例を示す成形金型の断
面図である。 1……ケース本体, 2……窓孔, 3……透明窓板, 5……上金型, 6……下金型, 7……スライドコア, 7a……スライドコアの上端部, 8……1次成形空間, 9……ガス抜きスリット, 10……2次成形空間, 15……ガス抜き通路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体成形用の上下金型5・6と,下
    金型6内の窓孔成形用のスライドコア7とでもって,窓
    孔2を有するケース本体1を1次成形する工程と,前記
    スライドコア7を後退させてケース本体1の前記窓孔2
    内に透明窓板3を2次成形する工程とからなり, 前記下金型6の上端におけるスライドコア7との接合面
    部に,1次成形空間8と連通するガス抜きスリット9が設
    けられており, 2次成形時に前記スライドコア7を前記下金型6よりも
    下方位置になるまで後退させることにより,2次成形空間
    10が前記ガス抜きスリット9と連通すべく形成されるよ
    うにしたことを特徴とするテープカートリッジのケース
    成形方法。
  2. 【請求項2】ケース本体成形用の上下金型5・6と,下
    金型6内の窓孔成形用のスライドコア7とでもって,窓
    孔2を有するケース本体1を1次成形する工程と,前記
    スライドコア7を後退させてケース本体1の前記窓孔2
    内に透明窓板3を2次成形する工程とからなり, 前記下金型6の上端におけるスライドコア7との接合面
    部に,1次成形空間8と連通するガス抜きスリット9が設
    けられており, スライドコア7の窓孔内周面に面する上端部7aの周面の
    全周又は一部を,窓板厚み方向に複数段となるような断
    面形状に形成しておき,2次成形時におけるスライドコア
    7の後退により,該スライドコア7の上端部7aと前記ガ
    ス抜きスリット9との間に,2次成形空間10と連通するガ
    ス抜き通路15が形成されるようにしたことを特徴とする
    テープカートリッジのケース成形方法。
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KR102721522B1 (ko) * 2024-03-27 2024-10-25 대한민국 식물 바이러스 및 바이로이드 28종의 pcr 검사를 위한 양성대조군 플라스미드 및 이의 용도
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