JPH0880742A - ドア下部のシール構造 - Google Patents
ドア下部のシール構造Info
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- JPH0880742A JPH0880742A JP6217670A JP21767094A JPH0880742A JP H0880742 A JPH0880742 A JP H0880742A JP 6217670 A JP6217670 A JP 6217670A JP 21767094 A JP21767094 A JP 21767094A JP H0880742 A JPH0880742 A JP H0880742A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス成形性が良く、水の侵入を確実に防止
でき、クリップをパーティングシールに係合させる作業
が確実行えるドア下部のシール構造を提供する。 【構成】 中空部28の上下に板状部31、32を形成
し、その上側の板状部31にウエザストリップ8の下端
8bを当接させたので、上側の板状部31と第2取付部
34との密着性が高まり、水Wの侵入を確実に防止でき
る。ウエザストリップ8の下端8bを上側の板状部31
に当接させても、パーティングシール27のリップ29
の角度が変化しないため、第2取付部34の外側への変
位量d2 を十分に小さくして、ドアインナパネル33及
びサイドシル35の最大変形量d、eを小さくできるた
め、両者のプレス成形性も良くなる。
でき、クリップをパーティングシールに係合させる作業
が確実行えるドア下部のシール構造を提供する。 【構成】 中空部28の上下に板状部31、32を形成
し、その上側の板状部31にウエザストリップ8の下端
8bを当接させたので、上側の板状部31と第2取付部
34との密着性が高まり、水Wの侵入を確実に防止でき
る。ウエザストリップ8の下端8bを上側の板状部31
に当接させても、パーティングシール27のリップ29
の角度が変化しないため、第2取付部34の外側への変
位量d2 を十分に小さくして、ドアインナパネル33及
びサイドシル35の最大変形量d、eを小さくできるた
め、両者のプレス成形性も良くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドア下部のシール構造
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドア下部のシール構造としては、
例えば図4〜図9に示すようなものが知られている(類
似技術として、特開昭60−234021号公報参
照)。尚、図中において、Aを外側、Bを内側として説
明する。
例えば図4〜図9に示すようなものが知られている(類
似技術として、特開昭60−234021号公報参
照)。尚、図中において、Aを外側、Bを内側として説
明する。
【0003】1はフロントドアで、ドアインナパネル2
とドアアウタパネル3とから成っている。4はサイドシ
ル(の外側部分)で、ドア開口下部のステップ部を形成
する部材である。そして、このサイドシル4の外側に位
置するドアインナパネル2の下部には、その一般部5か
ら外側へ向けてD1 だけ変位した位置に第1取付部6が
形成され、第1取付部6の下部には更にD2 だけ外側へ
変位した位置に第2取付部7が形成されている。第1取
付部6にはウエザストリップ8が取付けられ、第2取付
部7にはパーティングシール9が取付けられている。そ
して、このパーティングシール9により、フロントドア
1の下端とサイドシル4との隙間Sから侵入する水Wを
防いでいる。
とドアアウタパネル3とから成っている。4はサイドシ
ル(の外側部分)で、ドア開口下部のステップ部を形成
する部材である。そして、このサイドシル4の外側に位
置するドアインナパネル2の下部には、その一般部5か
ら外側へ向けてD1 だけ変位した位置に第1取付部6が
形成され、第1取付部6の下部には更にD2 だけ外側へ
変位した位置に第2取付部7が形成されている。第1取
付部6にはウエザストリップ8が取付けられ、第2取付
部7にはパーティングシール9が取付けられている。そ
して、このパーティングシール9により、フロントドア
1の下端とサイドシル4との隙間Sから侵入する水Wを
防いでいる。
【0004】ウエザストリップ8の中空部10にはクリ
ップ11の頭部11aが係合された状態となっており、
該クリップ11を第1取付部6の上方の第1上面部12
へ取付けることにより、ウエザストリップ8を第1取付
部6に対して取付けた状態にしている。ウエザストリッ
プ8のリップ13は、外側へE1 だけ変位したサイドシ
ル4の第1対応部14に当接し、ウエザストリップ8の
上端8aは一般部5に密着し、下端8bは第2取付部7
へ至る第2上面部15に密着している。
ップ11の頭部11aが係合された状態となっており、
該クリップ11を第1取付部6の上方の第1上面部12
へ取付けることにより、ウエザストリップ8を第1取付
部6に対して取付けた状態にしている。ウエザストリッ
プ8のリップ13は、外側へE1 だけ変位したサイドシ
ル4の第1対応部14に当接し、ウエザストリップ8の
上端8aは一般部5に密着し、下端8bは第2取付部7
へ至る第2上面部15に密着している。
【0005】一方、パーティングシール9は全体が断面
半円形状を呈した中空部16と、この中空部16の上部
から斜め下向きに形成されたリップ17とから成ってい
る。中空部16に設けられた取付孔18にはクリップ1
9の頭部19aが挿入されて係合した状態となってお
り、パーティングシール9はこのクリップ19を介して
第2取付部7へ取付けられている。パーティングシール
9のリップ17は、取付けられた状態で前記サイドシル
4の第2対応部20へ当接する。尚、この第2対応部2
0は前記第1対応部14よりも外側へE2 だけ変位した
位置にある。
半円形状を呈した中空部16と、この中空部16の上部
から斜め下向きに形成されたリップ17とから成ってい
る。中空部16に設けられた取付孔18にはクリップ1
9の頭部19aが挿入されて係合した状態となってお
り、パーティングシール9はこのクリップ19を介して
第2取付部7へ取付けられている。パーティングシール
9のリップ17は、取付けられた状態で前記サイドシル
4の第2対応部20へ当接する。尚、この第2対応部2
0は前記第1対応部14よりも外側へE2 だけ変位した
位置にある。
【0006】また、パーティングシール9を第2取付部
7へ取付けた状態において、パーティングシール9の中
空部16は、上方に位置するウエザストリップ8の下端
8bと接触しないようになっている。逆に言えば、ウエ
ザストリップ8の下端8bとパーティングシール9とが
接触しないように、第1取付部6と第2取付部7との間
の変位量D2 を十分に確保している。なぜならば、ウエ
ザストリップ8の下端8bがパーティングシール9の中
空部16に当接すると、該下端8bの当接により中空部
16が変形して、リップ17の角度がより下向きにな
り、リップ17の先端が十分な弾性力で第2対応部20
へ当接しなくなるため、このような状態になるのを避け
るために、前記第2取付部7の変位量D2 を十分に大き
くして、ウエザストリップ8の下端8bがパーティング
シール9に接触しないようにしたものである。
7へ取付けた状態において、パーティングシール9の中
空部16は、上方に位置するウエザストリップ8の下端
8bと接触しないようになっている。逆に言えば、ウエ
ザストリップ8の下端8bとパーティングシール9とが
接触しないように、第1取付部6と第2取付部7との間
の変位量D2 を十分に確保している。なぜならば、ウエ
ザストリップ8の下端8bがパーティングシール9の中
空部16に当接すると、該下端8bの当接により中空部
16が変形して、リップ17の角度がより下向きにな
り、リップ17の先端が十分な弾性力で第2対応部20
へ当接しなくなるため、このような状態になるのを避け
るために、前記第2取付部7の変位量D2 を十分に大き
くして、ウエザストリップ8の下端8bがパーティング
シール9に接触しないようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ウエザストリップ8とパー
ティングシール9とを非接触にするために、第2取付部
7の変位量D2 を大きくしていたため、両者の最大変形
量D、Eがそれぞれ大きくなる。従って、ドアインナパ
ネル2及びサイドシル4を各々プレス成形するに際にお
いて、大きなプレス圧を要すると共に金型にも相当の負
担がかかるため、プレス成形性の面で不利になってい
る。
うな従来の技術にあっては、ウエザストリップ8とパー
ティングシール9とを非接触にするために、第2取付部
7の変位量D2 を大きくしていたため、両者の最大変形
量D、Eがそれぞれ大きくなる。従って、ドアインナパ
ネル2及びサイドシル4を各々プレス成形するに際にお
いて、大きなプレス圧を要すると共に金型にも相当の負
担がかかるため、プレス成形性の面で不利になってい
る。
【0008】また、パーティングシール9が主に断面半
円状の中空部16から形成されており全体が変形し易い
状態となっているため、隙間Sから侵入する水Wの勢い
が強い場合には、パーティングシール9全体が傾いて
(図6参照)、第2取付部7に対するパーティングシー
ル9の密着性が低下し、該パーティングシール9と第2
取付部7との間から水Wの一部が上方へ侵入してしまう
おそれがある。
円状の中空部16から形成されており全体が変形し易い
状態となっているため、隙間Sから侵入する水Wの勢い
が強い場合には、パーティングシール9全体が傾いて
(図6参照)、第2取付部7に対するパーティングシー
ル9の密着性が低下し、該パーティングシール9と第2
取付部7との間から水Wの一部が上方へ侵入してしまう
おそれがある。
【0009】更に、パーティングシール9が断面半円状
の中空部16から主に形成されていることは、該パーテ
ィングシール9にクリップ19を係合させる作業性の面
においても好ましくない。すなわち、パーティングシー
ル9にクリップ19を係合させる作業は、図7及び図8
に示すように保持装置21を用いて行われる。この保持
装置21は、水平方向で接近・離反自在な一対の下治具
22、23と、該下治具22、23に対して上下動自在
な上治具24とから構成されている。各下治具22、2
3の対応面22a、23aは各々パーティングシール9
の表面に相応した湾曲面となっており、上治具24には
パーティングシール9の幅よりも小さい開口25が形成
されている。従って、互いに接近させた下治具22、2
3の対応面22a、23aにて、取付孔18を上に向け
た状態でパーティングシール9を保持し、その上から上
治具24を載せて、開口25の両端部にてパーティング
シール9の両端部を押さえる。そして、アーム26に取
付けたクリップ19を上側から降ろし、その頭部19a
を取付孔18内に挿入して係合させるようになっている
が、下治具22、23の対応面22a、23aが各々パ
ーティングシール9の表面に相応した湾曲面となってい
るため、クリップ19の頭部19aを挿入する際に、パ
ーティングシール9が対応面22a、23a内で回転し
て(図8参照)、クリップ19の取付孔18への挿入作
業が確実に行えない場合ある。このように、従来のよう
な形状をしたパーティングシール9では、保持装置21
を用いてクリップ19を係合させる作業性の面において
不都合である。
の中空部16から主に形成されていることは、該パーテ
ィングシール9にクリップ19を係合させる作業性の面
においても好ましくない。すなわち、パーティングシー
ル9にクリップ19を係合させる作業は、図7及び図8
に示すように保持装置21を用いて行われる。この保持
装置21は、水平方向で接近・離反自在な一対の下治具
22、23と、該下治具22、23に対して上下動自在
な上治具24とから構成されている。各下治具22、2
3の対応面22a、23aは各々パーティングシール9
の表面に相応した湾曲面となっており、上治具24には
パーティングシール9の幅よりも小さい開口25が形成
されている。従って、互いに接近させた下治具22、2
3の対応面22a、23aにて、取付孔18を上に向け
た状態でパーティングシール9を保持し、その上から上
治具24を載せて、開口25の両端部にてパーティング
シール9の両端部を押さえる。そして、アーム26に取
付けたクリップ19を上側から降ろし、その頭部19a
を取付孔18内に挿入して係合させるようになっている
が、下治具22、23の対応面22a、23aが各々パ
ーティングシール9の表面に相応した湾曲面となってい
るため、クリップ19の頭部19aを挿入する際に、パ
ーティングシール9が対応面22a、23a内で回転し
て(図8参照)、クリップ19の取付孔18への挿入作
業が確実に行えない場合ある。このように、従来のよう
な形状をしたパーティングシール9では、保持装置21
を用いてクリップ19を係合させる作業性の面において
不都合である。
【0010】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、プレス成形性が良く、水の侵入
を確実に防止でき、クリップをパーティングシールに係
合させる作業が確実行えるドア下部のシール構造を提供
するものである。
てなされたものであり、プレス成形性が良く、水の侵入
を確実に防止でき、クリップをパーティングシールに係
合させる作業が確実行えるドア下部のシール構造を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
パーティングシールが、クリップの頭部を係合させる取
付孔が設けられ且つサイドシルに当接するリップが一体
的に形成された中空部と、該中空部の上下に形成された
板状部とから成り、前記上側の板状部の表面にウエザス
トリップの下端が当接している。。
パーティングシールが、クリップの頭部を係合させる取
付孔が設けられ且つサイドシルに当接するリップが一体
的に形成された中空部と、該中空部の上下に形成された
板状部とから成り、前記上側の板状部の表面にウエザス
トリップの下端が当接している。。
【0012】請求項2記載の発明は、第1取付部に対す
る第2取付部の外側への変位量を小さく設定したもので
ある。
る第2取付部の外側への変位量を小さく設定したもので
ある。
【0013】請求項3記載の発明は、少なくとも上側の
板状部の端部に第2取付部に密着する突起部を長手方向
に沿って形成したものである。
板状部の端部に第2取付部に密着する突起部を長手方向
に沿って形成したものである。
【0014】請求項4記載の発明は、前記パーティング
シールの中空部に設けられた取付孔へクリップの頭部を
係合させる際に、該パーティングシールをその板状部を
上向きにした状態で保持するためのものであり、パーテ
ィングシールの板状部を挟持する上治具と下治具とから
成る保持装置である。
シールの中空部に設けられた取付孔へクリップの頭部を
係合させる際に、該パーティングシールをその板状部を
上向きにした状態で保持するためのものであり、パーテ
ィングシールの板状部を挟持する上治具と下治具とから
成る保持装置である。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、パーティングシ
ールの中空部の上下に板状部を形成し、その上側の板状
部にウエザストリップの下端を当接させたので、上側の
板状部と第2取付部との密着性が高まり、水の一部がパ
ーティングシールと第2取付部との間から上方へ侵入す
るのを確実に防止することができる。ウエザストリップ
の下端を、中空部でなく、上側の板状部のみに当接させ
ているため、パーティングシールのリップ角度に影響を
与えるようなことはない。
ールの中空部の上下に板状部を形成し、その上側の板状
部にウエザストリップの下端を当接させたので、上側の
板状部と第2取付部との密着性が高まり、水の一部がパ
ーティングシールと第2取付部との間から上方へ侵入す
るのを確実に防止することができる。ウエザストリップ
の下端を、中空部でなく、上側の板状部のみに当接させ
ているため、パーティングシールのリップ角度に影響を
与えるようなことはない。
【0016】請求項2記載の発明によれば、前述のよう
に、ウエザストリップの下端を上側の板状部に当接させ
ても、パーティングシールのリップ角度が変化する心配
がないため、第1取付部に対する第2取付部の外側への
変位量を十分に小さくすることが可能となる。この変位
量が小さくなると、ドアインナパネル及びそれに対応す
るサイドシルの最大変形量も小さくなり、両者のプレス
成形性が良くなる。
に、ウエザストリップの下端を上側の板状部に当接させ
ても、パーティングシールのリップ角度が変化する心配
がないため、第1取付部に対する第2取付部の外側への
変位量を十分に小さくすることが可能となる。この変位
量が小さくなると、ドアインナパネル及びそれに対応す
るサイドシルの最大変形量も小さくなり、両者のプレス
成形性が良くなる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、少なくとも
上側の板状部の端部に第2取付部に密着する突起部を長
手方向に沿って形成したため、上側の板状部と第2取付
部との密着性が更に高まり、水の侵入をより確実に防止
できる。
上側の板状部の端部に第2取付部に密着する突起部を長
手方向に沿って形成したため、上側の板状部と第2取付
部との密着性が更に高まり、水の侵入をより確実に防止
できる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、パーティン
グシールの板状部を上治具と下治具とで挟持するため、
クリップを挿入して係合させる際に、パーティングシー
ルが回転せず係合作業が行い易くなる。
グシールの板状部を上治具と下治具とで挟持するため、
クリップを挿入して係合させる際に、パーティングシー
ルが回転せず係合作業が行い易くなる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0020】この実施例に係るパーティングシール27
の中空部28は従来よりも小さくて、断面四角形状を呈
したものである。リップ29はこの中空部28の下端か
ら斜め下向きに形成されている。中空部28の外側面に
は従来同様に、クリップ30の頭部30aを挿入して係
合させるための取付孔18が形成されている。また、こ
の中空部28の上下には各々板状部31、32が形成さ
れており、この各板状部31、32の端部には第2取付
部に密着する突起部31a、32aが長手方向に沿って
形成されている。
の中空部28は従来よりも小さくて、断面四角形状を呈
したものである。リップ29はこの中空部28の下端か
ら斜め下向きに形成されている。中空部28の外側面に
は従来同様に、クリップ30の頭部30aを挿入して係
合させるための取付孔18が形成されている。また、こ
の中空部28の上下には各々板状部31、32が形成さ
れており、この各板状部31、32の端部には第2取付
部に密着する突起部31a、32aが長手方向に沿って
形成されている。
【0021】そして、この実施例に係るドアインナパネ
ル33の第2取付部34の変位量d 2 は従来(図5の変
位量D2 )よりも小さく設定されている。従って、ドア
インナパネル33の最大変形量dはその分だけ従来より
も小さくなっている。一方、サイドシル35の第2対応
部36の変位量e2 も前記第2取付部34に対応して小
さくなっており、サイドシル35の最大変形量eも従来
より小さくなっている。このようにドアインナパネル3
3及びサイドシル35の最大変形量d、eがそれぞれ従
来よりも小さくなっているため、両者をプレス成形によ
り製造する際の圧力も小さくて済み、金型に加わる負担
も小さくなり、プレス成形性が良い。
ル33の第2取付部34の変位量d 2 は従来(図5の変
位量D2 )よりも小さく設定されている。従って、ドア
インナパネル33の最大変形量dはその分だけ従来より
も小さくなっている。一方、サイドシル35の第2対応
部36の変位量e2 も前記第2取付部34に対応して小
さくなっており、サイドシル35の最大変形量eも従来
より小さくなっている。このようにドアインナパネル3
3及びサイドシル35の最大変形量d、eがそれぞれ従
来よりも小さくなっているため、両者をプレス成形によ
り製造する際の圧力も小さくて済み、金型に加わる負担
も小さくなり、プレス成形性が良い。
【0022】そして、前述のように第2取付部34の変
位量d2 を小さくしているため、クリップ30によりパ
ーティングシール27を第2取付部34に取付けると、
ウエザストリップ8の下端8bが、パーティングシール
27の上側の板状部31の上に、めくれた状態で当接す
る。この下端8bがめくれた状態になっている分、上側
の板状部31には該下端8bの弾性復元力に応じた押圧
力が付加された状態となる。また、このようにウエザス
トリップ8の下端8bが、パーティングシール27の上
側の板状部31に当接しても、リップ29の角度には影
響しない。つまり、ウエザストリップ8の下端8bが、
もし中空部28に当接すれば、リップ29の角度に影響
を与えるが、板状部31に当接しただけでは、リップ2
9の角度は変化しない。
位量d2 を小さくしているため、クリップ30によりパ
ーティングシール27を第2取付部34に取付けると、
ウエザストリップ8の下端8bが、パーティングシール
27の上側の板状部31の上に、めくれた状態で当接す
る。この下端8bがめくれた状態になっている分、上側
の板状部31には該下端8bの弾性復元力に応じた押圧
力が付加された状態となる。また、このようにウエザス
トリップ8の下端8bが、パーティングシール27の上
側の板状部31に当接しても、リップ29の角度には影
響しない。つまり、ウエザストリップ8の下端8bが、
もし中空部28に当接すれば、リップ29の角度に影響
を与えるが、板状部31に当接しただけでは、リップ2
9の角度は変化しない。
【0023】このように、特にパーティングシール27
の上側の板状部31においては、端部に形成した突起部
31aが第2取付部34に対して密着すると共に、その
突起部31a部分がウエザストリップ8の下端8bにて
押されているため、図2に示すように、隙間Sから侵入
した水Wの勢いにより、パーティングシール27が傾い
たとしても、水Wの一部がパーティングシール27と第
2取付部34との間から上側へ侵入することはない。
の上側の板状部31においては、端部に形成した突起部
31aが第2取付部34に対して密着すると共に、その
突起部31a部分がウエザストリップ8の下端8bにて
押されているため、図2に示すように、隙間Sから侵入
した水Wの勢いにより、パーティングシール27が傾い
たとしても、水Wの一部がパーティングシール27と第
2取付部34との間から上側へ侵入することはない。
【0024】更に、この実施例のような形状のパーティ
ングシール27は、クリップ30の頭部30aを中空部
28へ挿入して係合させる作業を行う上においても有利
である。すなわち、この実施例のパーティングシール2
7は、断面四角形をした中空部28に板状部31、32
を形成した形状となっているため、保持装置39の各下
治具37、38の対応面37a、38aもパーティング
シール27の表面形状に相応した段差形状となる。従っ
て、パーティングシール27はこの対応面37a、38
a上では回転しにくい状態になっている。しかも、上治
具24の開口25の両端部と、下治具37、38とで、
パーティングシール27の板状部31、32を上下で挟
持するため、このパーティングシール27は完全に回転
不能状態となる。従って、上側から降ろしたクリップ3
0の頭部30aをパーティングシール27の取付孔18
へ係合させる作業を確実に行うことができる。
ングシール27は、クリップ30の頭部30aを中空部
28へ挿入して係合させる作業を行う上においても有利
である。すなわち、この実施例のパーティングシール2
7は、断面四角形をした中空部28に板状部31、32
を形成した形状となっているため、保持装置39の各下
治具37、38の対応面37a、38aもパーティング
シール27の表面形状に相応した段差形状となる。従っ
て、パーティングシール27はこの対応面37a、38
a上では回転しにくい状態になっている。しかも、上治
具24の開口25の両端部と、下治具37、38とで、
パーティングシール27の板状部31、32を上下で挟
持するため、このパーティングシール27は完全に回転
不能状態となる。従って、上側から降ろしたクリップ3
0の頭部30aをパーティングシール27の取付孔18
へ係合させる作業を確実に行うことができる。
【0025】尚、以上の説明ではフロントドアの場合を
例にしたが、リヤドアの場合も同様である。
例にしたが、リヤドアの場合も同様である。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、パーティ
ングシールの中空部の上下に板状部を形成し、その上側
の板状部にウエザストリップの下端を当接させたので、
上側の板状部と第2取付部との密着性が高まり、水の一
部がパーティングシールと第2取付部との間から上方へ
侵入するのを確実に防止することができる。ウエザスト
リップの下端を、中空部でなく、上側の板状部のみに当
接させているため、パーティングシールのリップ角度に
影響を与えるようなことはない。
ングシールの中空部の上下に板状部を形成し、その上側
の板状部にウエザストリップの下端を当接させたので、
上側の板状部と第2取付部との密着性が高まり、水の一
部がパーティングシールと第2取付部との間から上方へ
侵入するのを確実に防止することができる。ウエザスト
リップの下端を、中空部でなく、上側の板状部のみに当
接させているため、パーティングシールのリップ角度に
影響を与えるようなことはない。
【0027】請求項2記載の発明によれば、前述のよう
に、ウエザストリップの下端を上側の板状部に当接させ
ても、パーティングシールのリップ角度が変化する心配
がないため、第1取付部に対する第2取付部の外側への
変位量を十分に小さくすることが可能となる。この変位
量が小さくなると、ドアインナパネル及びそれに対応す
るサイドシルの最大変形量も小さくなり、両者のプレス
成形性が良くなる。
に、ウエザストリップの下端を上側の板状部に当接させ
ても、パーティングシールのリップ角度が変化する心配
がないため、第1取付部に対する第2取付部の外側への
変位量を十分に小さくすることが可能となる。この変位
量が小さくなると、ドアインナパネル及びそれに対応す
るサイドシルの最大変形量も小さくなり、両者のプレス
成形性が良くなる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、少なくとも
上側の板状部の端部に第2取付部に密着する突起部を長
手方向に沿って形成したため、上側の板状部と第2取付
部との密着性が更に高まり、水の侵入をより確実に防止
できる。
上側の板状部の端部に第2取付部に密着する突起部を長
手方向に沿って形成したため、上側の板状部と第2取付
部との密着性が更に高まり、水の侵入をより確実に防止
できる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、パーティン
グシールの板状部を上治具と下治具とで挟持するため、
クリップを挿入して係合させる際に、パーティングシー
ルが回転せず係合作業が行い易くなる。
グシールの板状部を上治具と下治具とで挟持するため、
クリップを挿入して係合させる際に、パーティングシー
ルが回転せず係合作業が行い易くなる。
【図1】この発明の一実施例に係るドア下部のシール構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図2】パーティングシールが傾いた状態を示す図1相
当の断面図である。
当の断面図である。
【図3】保持装置によりクリップをパーティングシール
に挿入する状態を示す断面図である。
に挿入する状態を示す断面図である。
【図4】従来例を示す自動車の側面図である。
【図5】図4中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図6】パーティングシールが傾いた状態を示す図5相
当の断面図である。
当の断面図である。
【図7】従来の保持装置によりクリップをパーティング
シールに挿入する状態を示す断面図である。
シールに挿入する状態を示す断面図である。
【図8】パーティングシールが回転した状態を示す図7
相当の断面図である。
相当の断面図である。
【図9】従来のパーティングシールを示す斜視図であ
る。
る。
6 第1取付部 8 ウエザストリップ 24 上治具 27 パーティングシール 28 中空部 29 リップ 30 クリップ 30a 頭部 31、32 板状部 31a、32a 突起部 33 ドアインナパネル 34 第2取付部 35 サイドシル 37、38 下治具 39 保持装置 A 外側 B 内側
Claims (4)
- 【請求項1】 サイドシルの外側に位置するドアインナ
パネルの下部に設定された第1取付部にウエザストリッ
プが取付けられ、且つ第1取付部よりも下側で且つ外側
に変位した位置に形成された第2取付部にクリップを介
してパーティングシールが取付けられたドア下部のシー
ル構造において、 前記パーティングシールは、クリップの頭部を係合させ
る取付孔が設けられ且つサイドシルに当接するリップが
一体的に形成された中空部と、該中空部の上下に形成さ
れた板状部とから成り、 前記上側の板状部の表面にウエザストリップの下端が当
接していることを特徴とするドア下部のシール構造。 - 【請求項2】 第1取付部に対する第2取付部の外側へ
の変位量を小さく設定した請求項1記載のドア下部のシ
ール構造。 - 【請求項3】 少なくとも上側の板状部の端部に第2取
付部に密着する突起部を長手方向に沿って形成した請求
項1又は請求項2記載のドア下部のシール構造。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項3に記載したパーテ
ィングシールの中空部に設けられた取付孔へクリップの
頭部を係合させる際に、該パーティングシールをその板
状部を上向きにした状態で保持するためのものであり、
パーティングシールの板状部を挟持する上治具と下治具
とから成っている保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217670A JPH0880742A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | ドア下部のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217670A JPH0880742A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | ドア下部のシール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880742A true JPH0880742A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16707886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6217670A Pending JPH0880742A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | ドア下部のシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880742A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1852287A3 (en) * | 2006-05-01 | 2008-10-22 | Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. | Parting seal for vehicle door |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6217670A patent/JPH0880742A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1852287A3 (en) * | 2006-05-01 | 2008-10-22 | Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. | Parting seal for vehicle door |
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