JPH0882020A - 断熱パネルの製造方法 - Google Patents

断熱パネルの製造方法

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JPH0882020A
JPH0882020A JP6241831A JP24183194A JPH0882020A JP H0882020 A JPH0882020 A JP H0882020A JP 6241831 A JP6241831 A JP 6241831A JP 24183194 A JP24183194 A JP 24183194A JP H0882020 A JPH0882020 A JP H0882020A
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JP
Japan
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phenol resin
heat insulating
resin
reinforcing structure
insulating panel
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JP6241831A
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English (en)
Inventor
Toru Mizukami
徹 水上
Yuji Yokoo
祐次 横尾
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
Original Assignee
Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形の際の作業性に優れ、均一な断熱性を有
し、高強度で、防火、耐火性に優れるとともに、パネル
にした際の引張剥離強度に優れた断熱パネルの製造方法
を提供する。 【構成】 補強用構造体1の両面に、この補強用構造体
1に接する面を熱可塑性物質4で被覆した発泡性フェノ
ール樹脂2と無機質繊維シート3との複合物5を積層
し、その外側にホットメルトフィルム又は熱硬化性樹脂
を介して表皮材6を積層して加熱加圧し、発泡性フェノ
ール樹脂を発泡硬化させるか、あるいは、補強用構造体
1の両面に、熱可塑性物質4で被覆した上記複合物5を
積層し、加熱加圧して発泡性フェノール樹脂を発泡硬化
させて芯材を形成し、この芯材の両面に表皮材を貼付す
ることにより、断熱パネルを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度で、防火、耐火
性に優れていて、特に内外壁、間仕切り、ドア、天井用
等に好適な断熱パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内外壁、間仕切り、ドア、天井等に使用
する断熱パネルとしては、従来、ウレタンフォームを芯
材として、それに表皮材を貼付したパネルが主に使用さ
れている。しかしながら、ウレタンフォームは、断熱性
に優れる反面、可燃性であるため、これを建築物等に使
用した場合には、火災防止等のために消防法によって建
築物の敷地面積や建設地域が規制される場合がある。
【0003】このため、上記規制を受ける場所では、防
火、耐火性を考慮して、ウレタンフォームに難燃剤を添
加した断熱パネル、押出し発泡ポリスチレンボードの両
面に石こうボードを貼付した断熱パネル、又はイソシア
ヌレートフォームを芯材にして表皮材を貼付した断熱パ
ネル等が使用されているが、防火、耐火性がまだ十分で
はなく、さまざまな消火設備の設置が必要とされてい
る。
【0004】また、有機系フォームとして最も不燃性が
高いものにフェノール樹脂フォームが知られているが、
単独では芯材としての強度が劣り、表皮材との接着性も
低いため、フェノール樹脂フォーム単独では断熱パネル
の芯材としては利用できないという欠点を有している。
この欠点を解消する手段として、特開平3−10914
5号、特開平4−319428号、及び特開平5−22
2784号には、断熱パネル等の芯材として、フェノー
ル樹脂フォームとハニカム体との複合体を用いたものが
開示されている。
【0005】これらのうち、特開平3−109145
号、特開平4−319428号には、ハニカム体の両面
に、ガラス繊維等のマット状繊維物に発泡性フェノール
樹脂を加熱融着させた複合物を積層し、加熱加圧するこ
とにより発泡成形した芯材が開示されている。
【0006】しかしながら、マット状繊維物に発泡性フ
ェノール樹脂を加熱融着させた後、冷却固化させたもの
は、非常にもろいという欠点を有している。そのため、
マット状繊維状物と発泡性フェノール樹脂との複合物を
ハニカム体の両面に配置する際に、上記複合物をフラッ
トな状態に保っておかないと、発泡性フェノール樹脂が
脱落しやすく、ハニカム体のコア内に発泡したフェノー
ル樹脂が均一に充填されず、したがって、断熱性にムラ
を生じるという問題を有していた。
【0007】また、上記欠点のため、マット状繊維状物
と発泡性フェノール樹脂との複合物を、フラットな板状
の状態で、折り曲げないように注意して取り扱わなけれ
ばならず、長いままロール状にして保管することができ
ないという問題があった。この場合、長いままロール状
にして保管できるなら、必要に応じて所望の長さに切り
出すことができるので、フラットな板状の状態で保管す
る場合より、歩留が向上する。
【0008】更に、上記の断熱パネルの芯材の、フェノ
ール樹脂フォームとマット状繊維物の剥離強度は、マッ
ト状繊維物のアンカー効果により多少改善されるもの
の、ウレタンフォームの剥離強度と比較すると半分程度
にすぎず、十分とはいえない。なお、一般建築物にパネ
ルだけで自立させて用いられる耐力外壁用パネルの剥離
強度は、少なくともウレタンフォーム芯材並みの2kg/c
m2以上が要求される。
【0009】一方、特開平5−222784号公報に
は、ハニカム体にフェノール樹脂フォームを充填してな
る芯材の片面又は両面に、鉱物質繊維ボードを積層し、
更にその外側を表皮材で被覆してなる断熱パネルが開示
されている。この断熱パネルは、芯材の外側に高密度の
鉱物質繊維ボードを配置し、断熱パネル全体の厚さに対
する、鉱物質繊維ボードの厚さと表皮材の厚さとの合計
が占める割合を高くしているため、防火、耐火性に優れ
ている。
【0010】しかしながら、この場合もフェノール樹脂
フォームと鉱物質繊維ボードとの剥離強度が、不十分で
あるという問題を有していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が
有する前述の問題点を解消するためになされたものであ
り、その目的は、成形の際の作業性に優れ、均一な断熱
性を有し、高強度で、防火、耐火性に優れるとともに、
パネルにした際の引張剥離強度に優れた断熱パネルの製
造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の断熱パネルの製造方法の一つは、補強用構
造体の両面に、発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シー
トとの複合物を積層し、更にその両外側に、ホットメル
トフィルム又は熱硬化性樹脂の層を介して表皮材を積層
した後、加熱加圧して前記発泡性フェノール樹脂を発泡
硬化させる断熱パネルの製造方法であって、前記発泡性
フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物の、前記
補強用構造体に接する面を熱可塑性物質で被覆しておく
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明の断熱パネルの製造方法のも
う一つは、補強用構造体の両面に、発泡性フェノール樹
脂と無機質繊維シートとの複合物を積層した後、加熱加
圧して前記発泡性フェノール樹脂を発泡硬化させて芯材
とし、この芯材の両面に表皮材を貼付する断熱パネルの
製造方法であって、前記発泡性フェノール樹脂と無機質
繊維シートとの複合物の、前記補強用構造体に接する面
を熱可塑性物質で被覆しておくことを特徴とする。
【0014】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て更に詳細に説明する。本発明において、補強用構造体
としては、例えば、ハニカム体、波形構造体、図3に示
されるような卵パック状の多数の凹部32と凸部33と
を有する構造体31等が好ましく用いられる。発泡性フ
ェノール樹脂が両面から発泡したとき、それぞれの面か
ら発泡したフェノール樹脂フォームが、補強用構造体の
内部の少なくとも半分に至って、内部に完全に充填され
るような構造体を用いるのが好ましく、特にハニカム体
を用いるのが好ましい。
【0015】上記ハニカム体としては、特に限定され
ず、公知のものを使用することができる。ハニカム体の
セル形状の例としては、ハニカムコア、ロールコア、コ
ルゲートコア等を挙げることができ、材質の例として
は、クラフト紙、セミ中芯紙等のペーパーハニカム、ア
ルミニウム等の金属ハニカム等を挙げることができる。
しかし、断熱パネルの断熱性を低下させないため、熱伝
導率が小さいペーパーハニカムが好ましい。また、ペー
パーハニカムの場合には、難燃性等を向上させる目的
で、フェノール樹脂、水酸化アルミニウム等を含浸させ
てあってもよい。
【0016】本発明におけるフェノール樹脂としては、
従来使用されているフェノール樹脂を使用することがで
きるが、硬化剤による表皮材の腐食が発生しないノボラ
ック型のフェノール樹脂を使用することが好ましい。こ
のフェノール樹脂に発泡剤を添加混合することで、発泡
性フェノール樹脂を得ることができる。発泡剤として
は、加熱によって熱分解してガスを発生する無機系及び
有機系発泡剤が使用され、特にジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン等の有機系発泡剤が好ましく使用される。
【0017】上記発泡性フェノール樹脂には、発泡硬化
後の不燃性を向上させるために、フェノール樹脂に対し
て1〜70重量%、望ましくは10〜60重量%の難燃剤を添
加してもよい。上記添加量が1重量%未満では難燃剤の
効果が十分でなく、添加量が70重量%を超える場合には
発泡性フェノール樹脂の発泡を大きく阻害し、断熱性能
を低下させ、断熱パネルの重量の大幅な増加を招くので
好ましくない。難燃剤としては、ハロゲン系難燃剤、り
ん系難燃剤、三酸化アンチモン、又は水酸化アルミニウ
ムや水酸化マグネシウム等の無機水酸化物を使用するこ
とができるが、難燃剤がその分解脱水による吸熱効果を
有するという点で無機水酸化物を使用することが好まし
い。
【0018】本発明における無機質繊維シートとして
は、ガラス繊維、岩綿、アルミナ繊維等の織布、不織
布、紙、又は繊維を堆積させて樹脂バインダーによって
固着させたマット等を使用することができ、中でも、価
格や、発泡性フェノール樹脂が担持されやすいという点
で、ガラスチョップドストランドマットが好ましく使用
される。また、無機質繊維シートは、フェノール樹脂フ
ォームとの接着性を向上させるために表面処理を施して
あってもよい。
【0019】更に、無機質繊維シートは、厚さが0.1 〜
5mmであることが好ましく、特に0.2 〜3mmであること
が好ましい。厚さが0.1 mm未満の場合は、シートの面方
向に沿った通気性が低く、表皮材に塗布した接着剤等が
シート全体に浸透して、上記通気性がより低下するの
で、発泡性フェノール樹脂の発泡時に発生する発泡剤の
余剰ガス及びハニカム体のセル内の空気がパネル外へ抜
けにくくなり、ハニカム体のセル内へフェノール樹脂フ
ォームが完全に充填されず空隙が残る。厚さが5mmより
大きい場合には、無機質繊維シート内の、フェノール樹
脂フォーム及び表皮材に塗布した接着剤等が浸透してい
ない層の厚さが大きくなり、この層からの層間剥離が問
題となる。また、無機質繊維シートが断熱層となり、一
体成形時に発泡性フェノール樹脂の加熱発泡の所要時間
が極端に長くなるので実用的ではない。
【0020】また、無機質繊維シートは、単位面積重量
が30〜1500g/m2であることが好ましい。単位面積重量が
30g/m2未満では発泡性フェノール樹脂が担持されにく
く、また複合物としたときの強度も低いので取扱性に劣
る。単位面積重量が1500g/m2より大きい場合には、通気
性が低くなる。
【0021】本発明において熱可塑性物質としては、溶
融又は軟化する温度が150 ℃以下である熱可塑性物質を
用いるのが好ましく、フィルムにした際に強度が優れて
いることから、熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性エラスト
マーを用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例
えば、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル
系の樹脂等を用いるのが好ましい。また、熱可塑性エラ
ストマーとしては、例えば、合成ゴム系等のホットメル
トパウダー、ホットメルトフィルム等を用いるのが好ま
しい。なお、これらはいずれも市販もされている。
【0022】また、熱可塑性物質は、無機質繊維シート
に発泡性フェノール樹脂を付着させた面であって、発泡
性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物の、補
強用構造体に接する面に、フィルム状に被覆される。そ
の厚さは、0.02〜1mmが好ましく、0.03〜0.5 mmがより
好ましい。こうして熱可塑性物質で被覆することによ
り、発泡性フェノール樹脂の脱落が防止されるととも
に、発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合
物と、補強用構造体との接着性が向上する。なお、上記
熱可塑性物質の厚さが、0.02mmより薄いと、これらの効
果が十分に発揮されず、1mmより厚いと、成形時に発泡
性フェノール樹脂の発泡を阻害するとともに、補強用構
造体によって構成されている空間の空気が逃げにくくな
り、そのために防火、耐火性が低くなる。
【0023】本発明の断熱パネルでは、表皮材が断熱パ
ネルの表裏両面ともに金属板であるか、あるいは一方の
面が金属板でもう一方の面が無機質ボードであること
が、防火、耐火性を向上させ、更に、透湿による結露や
芯材の劣化及び断熱性能の低下を防止するために好まし
い。表皮材として用いる金属板としては、鋼板、アルミ
ニウム板等を使用することができ、金属板は、外観向
上、腐食防止等のために、塗装又は表面処理を施してあ
ってもよい。また、無機質ボードとしては、石こうボー
ド、石綿セメント板、けい酸カルシウム板、スラグ石こ
う板、ALC板等を使用することができる。
【0024】また、本発明において、表皮材の接着手段
としてのホットメルトフィルムとしては、軟化点が50〜
200 ℃の接着性を有するホットメルトフィルムを使用す
ることが好ましい。軟化点が50℃より低い場合には、断
熱パネルの保管、輸送時に表皮材が剥離するおそれがあ
り、軟化点が200 ℃より高い場合には、断熱パネルの一
体成形が困難となる。このようなホットメルトフィルム
としては、例えば、市販のポリオレフィン系、ポリアミ
ド系、又はポリエステル系等のホットメルトフィルムが
挙げられる。
【0025】また、表皮材の接着手段として表皮材に塗
布する熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂等の接着性を有する樹脂が好ましく使用される。こ
のうち、接着力及び耐久性の面から、特にエポキシ樹脂
に硬化剤を添加した組成物が好ましい。
【0026】本発明の断熱パネルの製造方法において
は、まず、無機質繊維シートに発泡性フェノール樹脂を
加熱融着させ、更に補強用構造体に接する面を熱可塑性
物質で被覆した複合物を製造する。この複合物の製造方
法の一つとしては、無機質繊維シート上に粉体の発泡性
フェノール樹脂を散布し、その上に、同じく粉体の熱可
塑性物質を散布した後、それぞれの樹脂が溶融する温度
以上で、かつ、発泡性フェノール樹脂が発泡硬化する温
度以下に加熱して、無機質繊維シートへ発泡性フェノー
ル樹脂を融着させるとともに、熱可塑性物質を溶融させ
てフィルム状とする方法がある。また、他の製造方法と
して、無機質繊維シート上に粉体の発泡性フェノール樹
脂を散布し、その上に、予めフィルム状とした熱可塑性
物質を載置し、それぞれの樹脂が溶融する温度以上で、
かつ、発泡性フェノール樹脂が発泡硬化する温度以下に
加熱して、これらを一体化させる方法もある。
【0027】本発明の断熱パネルの製造方法の一つは、
次のような一体成形法によるものである。すなわち、図
2に示すように、補強用構造体1の両面に、補強用構造
体1に接する面が熱可塑性物質4で被覆された、発泡性
フェノール樹脂2と無機質繊維シート3との複合物5を
積層し、更にその両外側に表皮材6を、ホットメルトフ
ィルムを配した面、あるいは熱硬化性樹脂を塗布した面
が無機質繊維シート3の方へ向くように積層する。
【0028】続いて、この積層体7を、上型8及び下型
9を有するプレス装置にセットし、加熱加圧して発泡性
フェノール樹脂2を発泡硬化させ、上記各層を一体成形
する方法によって断熱パネルを得ることができる。スペ
ーサー10はプレス装置の上型8と下型9との間隔を、
目的とする断熱パネルの厚さに合わせるために使用され
る。また、複数の積層体7と積層体7との間に面状ヒー
ターを挿入することによって、複数の断熱パネルの多段
プレス成形を行うことも可能である。
【0029】本発明において、断熱パネルの一体成形
は、一般に使用される加熱機能を備えたプレス装置で行
うことができる。一体成形時の温度は、150 〜200 ℃が
好ましい。上記温度が150 ℃未満であると、発泡性フェ
ノール樹脂の発泡が不十分となるか、又は、成形時間が
長くなって経済的ではない。また、上記温度が200 ℃を
超えると、フェノール樹脂が徐々にではあるが熱分解を
おこして断熱パネルの品質が低下するので好ましくな
い。
【0030】また、本発明のもう一つの製造方法は、次
のようにして行うことができる。すなわち、補強用構造
体の両面に、この補強用構造体に接する面が熱可塑性物
質で被覆された、発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シ
ートとの複合物を積層し、この積層物を加熱加圧して、
発泡性フェノール樹脂を発泡硬化させて芯材を形成す
る。その後、得られた芯材の両外側に、表皮材を貼付す
る。
【0031】加熱加圧して芯材を成形する際に用いる装
置、及び温度は、上記一体成形による製造方法に用いる
装置、及び温度と同様とするのが好ましい。
【0032】また、芯材に、表皮材を貼付する方法は、
エポキシ樹脂等の接着剤を表皮材に塗布した後、常温又
は加熱下で、芯材に接着する等の方法によるのが好まし
い。
【0033】図1に示すように、こうして得られた断熱
パネル11は、補強用構造体1の内部空間に、発泡した
フェノール樹脂フォームが充填されてなるコア12と、
その外側両面に接合された無機質繊維シート3と、更に
その外側両面に接合された表皮材6とで構成されてい
る。なお、熱可塑性物質4は、補強用構造体1の両面か
ら発泡して充填されたフェノール樹脂フォームの間に挟
まれる。
【0034】本発明の製造方法により得られる断熱パネ
ルの厚さは、特に限定されないが、外壁材等の特に防
火、耐火性が必要とされる場合には、40mm以上が好まし
い。厚さが40mm未満の場合には、断熱性が不十分であ
り、また防火、耐火性も十分ではない。
【0035】
【作用】本発明の断熱性パネルの製造方法によれば、発
泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物の補
強用構造体に接する面を熱可塑性物質で被覆したので、
熱可塑性物質からなる被膜によって発泡性フェノール樹
脂の脱落が防止されることから、作業性が向上する。ま
た、発泡性フェノール樹脂の脱落が防止されるので、補
強用構造体の内部空間にフェノール樹脂フォームが均一
に充填され、パネルとした際に均一な断熱性が得られ
る。また、熱可塑性物質は、発泡性フェノール樹脂と無
機質繊維シートとの複合物と、補強用構造体との接着性
を向上させる役割も果たすので、得られたパネルは、剥
離強度に優れており、防火、耐火性が要求される一般建
築物の耐力外壁用パネルとしても使用可能となる。
【0036】また、本発明の断熱パネルの製造方法にお
いて、無機質繊維シートは、発泡性フェノール樹脂を担
持するだけではなく、発泡性フェノール樹脂が発泡する
際に発生する発泡剤の余剰な分解ガス及び補強用構造体
によって構成されている空間内の空気を外へ逃がすため
の通路としての役割も果す。このように、余剰の分解ガ
ス等が断熱パネルの内部に残ることがないため、補強用
構造体によって構成されている空間内にフェノール樹脂
フォームが完全に充填し、断熱パネルの断熱性が向上
し、全面にわたって均一となる。
【0037】
【実施例】
実施例1 無機質繊維シートとして、単位面積重量が300 g/m2のガ
ラスチョップドストランドマットを用い、このマット上
に、発泡性フェノール樹脂(ノボラック型)の粉体を単
位面積あたりの散布量が1000g/m2となるように散布し、
その上に、熱可塑性物質としての、融点85℃、厚さ0.05
mmのポリオレフィン系ホットメルトフィルムである「E
XK」(商品名、ダイアボンド工業社製)を2枚重ねて
乗せた後、95℃で加熱加圧して、発泡性フェノール樹脂
を溶融、融着させて、発泡性フェノール樹脂側をフィル
ム状の熱可塑性物質で被覆した発泡性フェノール樹脂と
無機質繊維シートとの複合物を得た。得られた複合物
は、折り曲げても発泡性フェノール樹脂の脱落がなく、
作業性に優れたものであった。
【0038】次に、補強用構造体として、厚さ50mmのペ
ーパーハニカム(昭和飛行機工業製、品番25−S−10)
を用い、その両面に、上記の複合物を、熱可塑性物質で
被覆された面がペーパーハニカムの方へ向くように積層
し、更にその両外側に、2液性のエポキシ樹脂組成物
(日本チバガイギー社製、主剤XNR3312と硬化剤XN
H3312を20:11の比で混合)を、単位面積あたりの塗布
量が300 g/m2となるように塗布した厚さ0.4 mmのカラー
鋼板を、エポキシ樹脂組成物の塗布面がガラスチョップ
ドストランドマットの方へ向くように積層して、一体成
形用の積層体を作成した。
【0039】次に、加熱機能を備えたプレス装置の温度
を170 ℃とし、上記積層体をセットし、その両脇に高さ
52mmのアルミニウム製のスペーサーを配置し、10分間
加熱加圧してパネルを得た。
【0040】実施例2 実施例1において、発泡性フェノール樹脂に、難燃剤と
しての水酸化アルミニウムを、樹脂に対して2:1で添
加し、それ以外は実施例1と同様にしてパネルを得た。
【0041】実施例3 実施例1において、熱可塑性物質を、融点95℃、厚さ0.
05mmのポリアミド系ホットメルトフィルムである「PA
Y」(商品名、ダイアボンド社製)に替え、それ以外は
実施例1と同様にしてパネルを得た。
【0042】比較例1 実施例1において、複合物を製造する際に、熱可塑性物
質を用いず、それ以外は実施例1と同様にしてパネルを
得た。
【0043】このパネルは、成形時に、発泡性フェノー
ル樹脂の脱落があり、得られたパネルを分解したとこ
ろ、ハニカムのセル内の一部に、フェノール樹脂フォー
ムが完全に充填されずに空隙を有しているところがあっ
た。更に、熱伝導率を測定したところ、測定位置によっ
て0.033 〜0.040kcal/mh℃と大きなバラツキがあった。
【0044】比較例2 表皮材として厚さ0.4 mmのカラー鋼板を使用し、2枚の
表皮材の間に、ウレタンフォームである「スリースーパ
ーウレタンフォームS−20」(商品名、東京エアゾル社
製)を注入し、発泡させて、全体の厚さが52mmのパネル
を得た。
【0045】実験例 実施例1〜3及び比較例1、2で得たパネルについて、
熱伝導率測定、強度試験、表面試験、及び防火、耐火試
験を行った。なお、試験方法は表1に示す方法とした。
熱伝導率については、比較例1のみ測定場所によってバ
ラツキがあったのでその平均値を示した。その結果を表
2に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】 表2中、*は測定場所によりバラツキがあったことから平均値を示す。
【0048】表2の結果から、実施例1〜3はいずれも
高い断熱性と、防火、耐火性とを兼ね備え、パネルとし
ての圧縮強度、曲げ強度が高く、剥離強度も比較例2の
ウレタンフォームを芯材としたパネルと同等に高いこと
がわかる。
【0049】これに対して、比較例1は測定場所によっ
て熱伝導率にバラツキがあり、したがって、断熱性の均
一性に劣り、剥離強度が低いことがわかる。また、比較
例2は、可燃性で、防火、耐火性が不合格であり、パネ
ルとしての曲げ強度に劣ることがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の断熱性パ
ネルの製造方法によれば、熱可塑性物質の被膜によっ
て、発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合
物から発泡性フェノール樹脂が脱落するのが防止される
ので、成形時の作業性が向上するとともに、複合物をロ
ール状にして保存し、必要に応じて所望の長さに切断し
て使用することもできるので、歩留が向上する。
【0051】また、発泡性フェノール樹脂の脱落が防止
されるので、補強用構造体の内部空間にフェノール樹脂
フォームが均一に充填され、パネルとした際に均一な断
熱性が得られる。更に、熱可塑性物質によって、パネル
とした際の剥離強度も向上するので、防火、耐火性が要
求される一般建築物の耐力外壁用パネルとしても使用可
能となる。
【0052】更にまた、無機質繊維シートによって、発
泡性フェノール樹脂が発泡する際に発生する発泡剤の余
剰な分解ガス及び補強用構造体の内部空間の空気が外へ
逃がされるため、これらのガスが断熱パネルの内部に残
ることがなく、補強用構造体の内部空間にフェノール樹
脂フォームが完全に充填されて、断熱パネルの断熱性が
向上し、全面にわたって均一となる。
【0053】したがって、本発明の製造方法によれば、
高強度で、防火、耐火性に優れた断熱パネルを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱パネルの製造方法の一実施例によ
り製造される断熱パネルを示す断面図である。
【図2】同実施例の一工程を示す側面図である。
【図3】本発明の断熱パネルの製造方法に用いる補強用
構造体の一例である卵パック状構造体を示す部分斜視図
である。
【符号の説明】
1 補強用構造体 2 発泡性フェノール樹脂 3 無機質繊維シート 4 熱可塑性物質 5 複合物 6 表皮材 7 積層体 8 上型 9 下型 10 スペーサー 11 断熱パネル 12 コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/36 J // B29K 61:04 105:04 105:08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強用構造体の両面に、発泡性フェノー
    ル樹脂と無機質繊維シートとの複合物を積層し、更にそ
    の両外側に、ホットメルトフィルム又は熱硬化性樹脂の
    層を介して表皮材を積層した後、加熱加圧して前記発泡
    性フェノール樹脂を発泡硬化させる断熱パネルの製造方
    法であって、前記発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シ
    ートとの複合物の、前記補強用構造体に接する面を熱可
    塑性物質で被覆しておくことを特徴とする断熱パネルの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 補強用構造体の両面に、発泡性フェノー
    ル樹脂と無機質繊維シートとの複合物を積層した後、加
    熱加圧して前記発泡性フェノール樹脂を発泡硬化させて
    芯材とし、この芯材の両面に表皮材を貼付する断熱パネ
    ルの製造方法であって、前記発泡性フェノール樹脂と無
    機質繊維シートとの複合物の、前記補強用構造体に接す
    る面を熱可塑性物質で被覆しておくことを特徴とする断
    熱パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記発泡性フェノール樹脂が、ノボラッ
    ク型フェノール樹脂である請求項1又は2記載の断熱パ
    ネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性物質が、150 ℃以下で溶融
    又は軟化する熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性エラストマ
    ーである請求項1〜3のいずれか一つに記載の断熱パネ
    ルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記補強用構造体が、ハニカム体である
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の断熱パネルの製造
    方法。
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