JPH0882845A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH0882845A
JPH0882845A JP24221994A JP24221994A JPH0882845A JP H0882845 A JPH0882845 A JP H0882845A JP 24221994 A JP24221994 A JP 24221994A JP 24221994 A JP24221994 A JP 24221994A JP H0882845 A JPH0882845 A JP H0882845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
image quality
film
camera
zoom
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24221994A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hayakawa
正浩 早川
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】カメラ1Aは、撮影光学系30、ファインダー
光学系4、ファインダー光学系4の倍率のみを変更して
ズーミングを行うトリミングズーム手段1a、レリーズ
スイッチ、ズームレバー、モード選択ボタン、外部表示
用LCD、ファインダー内表示用LCD、発音手段、ズ
ームコード板81、ズームコード接片85、磁気ヘッド
および制御手段を有している。制御手段は、望遠側への
ズーミングの際、ISO感度、プリント画面フォーマッ
ト、希望プリントサイズおよびトリミング倍率Sを読み
込み、これらに基づいて粒子サイズγを求め、γmax
(許容粒子サイズ)≧γか否かを判断し、γmax <γの
場合には、望遠側へのズーミングを禁止し、かつ、その
旨をファインダー内表示用LCD等により報知する。 【効果】トリミングズームによるプリント画像の画質の
悪化を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント時のトリミン
グにより疑似的な望遠効果を得ることが可能なカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】ファインダー光学系で視認される実視界
画面に対応するフィルム上の画面領域を印画紙にプリン
トすることにより疑似的な望遠効果を得るトリミングズ
ームカメラ(カメラ)が知られている。このようなカメ
ラでは、ズーミングの際、ファインダー光学系のズーミ
ングのみが行われ、撮影の際、そのズーミングによる拡
大率および拡大範囲等、すなわち、ファインダー光学系
で視認される実視界画面に対応するフィルム上の画面領
域を特定するトリミング情報がフィルムに書き込まれ
る。そして、撮影されたフィルムから印画紙へプリント
する際、フィルムから読み出された前記トリミング情報
に基づいてトリミングが行われ、これにより望遠効果の
ある写真を得ることができる。
【0003】しかし、このトリミングズームカメラの場
合には、フィルムから印画紙へプリントする際、トリミ
ング情報に基づいて画像が拡大されるので、画質の変動
が大きく、このため、無造作にトリミングズームを行っ
て撮影すると、トリミングによりフィルムの銀粒子やボ
ケの領域も拡大されてプリントされてしまい、これによ
り、粒子が粗く、ボケの目立つ、画質の悪い写真になる
といった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トリ
ミングズームに基づく画質不良の写真の撮影を防止し得
るカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0006】(1) 被写体像をフィルム面へ結像させ
る撮影光学系と、倍率を変更し得るファインダー光学系
と、前記ファインダー光学系の倍率を変更する変倍手段
と、前記変倍手段の作動を制御する制御手段とを有し、
前記ファインダー光学系で視認される実視界画面に対応
するフィルム上の画面領域を印画紙にプリントすること
により疑似的な望遠効果を得るカメラであって、前記フ
ァインダー光学系の望遠側へのズーミングの際、プリン
ト画像の画質が許容範囲を超える場合には、前記制御手
段は、前記ファインダー光学系の倍率増加を禁止するよ
う制御することを特徴とするカメラ。
【0007】(2) 前記制御手段は、フィルムから印
画紙へプリントされたときのプリント画像の画質の程度
を示す画質情報を作成する演算部を有し、前記ファイン
ダー光学系の望遠側へのズーミングの際、前記演算部に
おいて作成された前記画質情報に基づいて、前記プリン
ト画像の画質が許容範囲内か否かを判断する上記(1)
に記載のカメラ。
【0008】(3) 前記制御手段は、前記画質情報と
して、前記プリント画像におけるフィルムの銀粒子サイ
ズまたは前記プリント画像における錯乱円径を求める上
記(2)に記載のカメラ。
【0009】(4) 前記プリント画像の画質が許容範
囲を超えた場合、その旨を報知する報知手段を有する上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカメラ。
【0010】(5) 前記プリント画像の画質は、前記
ファインダー光学系で視認される実視界画面に対応する
フィルム上の画面領域を特定するトリミング情報、フィ
ルムの感度、プリント画面フォーマット、撮影者が希望
するプリントサイズ、露出情報、カメラから被写体まで
の距離および前記撮影光学系の焦点距離のうちの少なく
とも1つの情報に基づいて決定される上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載のカメラ。
【0011】(6) 前記ファインダー光学系で視認さ
れる実視界画面に対応するフィルム上の画面領域を特定
するトリミング情報を記録する記録手段を有する上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載のカメラ。
【0012】
【実施例】以下、本発明のカメラを添付図面に示す好適
実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のカ
メラの第1実施例を示す斜視図である。同図に示すよう
に、第1実施例のカメラ(トリミングズームカメラ)1
Aは、カメラ本体2を有し、このカメラ本体2の正面
(前面)には、撮影光学系30、その撮影光学系30の
鏡筒31および測距手段74が、カメラ本体2の背面に
は、ズームレバー72が、カメラ本体2の上面には、外
部表示手段である外部表示用の液晶表示素子(LCD)
5、発音手段76、レリーズスイッチ71および複数の
モード選択ボタン77が、カメラ本体2の側面には、ズ
ーム禁止解除スイッチ78が、それぞれ設置され、カメ
ラ本体2の正面から背面に渡って、倍率を変更し得るフ
ァインダー光学系(ファインダー変倍光学系)4が設置
されている。
【0013】また、カメラ1Aは、ファインダー光学系
4の倍率を変更する変倍手段であるトリミングズーム手
段を有している。図2は、カメラ1Aのトリミングズー
ム手段の構成例を示す斜視図である。同図に示すよう
に、トリミングズーム手段1aは、ズーム駆動用のズー
ムモータ11と、全体形状がほぼ長方形のカム板43と
を有している。このカム板43は、カメラ本体2に対
し、ファインダー光学系4の光軸45と垂直な方向に、
移動可能に設置されている。
【0014】ファインダー光学系4は対物側から順に、
第1の変倍光学系レンズ41、第2の変倍光学系レンズ
42および図示しない接眼光学系(アイピースレンズ)
を有しており、第2の変倍光学系レンズ42は、カメラ
本体2に対し、ファインダー光学系4の光軸45の方向
に移動可能に設置され、第1の変倍光学系レンズ41お
よび接眼光学系は、それぞれ、カメラ本体2に対し、固
定的に設置されている。
【0015】カム板43には、カム溝431と、カム板
43を移動する際、その方向を規制するガイド溝432
とが形成されている。この場合、ガイド溝432は、フ
ァインダー光学系4の光軸45と垂直な方向に形成さ
れ、カム溝431は、ガイド溝432に対して所定角度
傾斜して形成されている。
【0016】ガイド溝432には、カメラ本体2に形成
された2つの突起441および442が挿入されてお
り、カム板43は、このガイド溝432と、両突起44
1、442とによって、ガイド溝432の長手方向にの
み移動し得るようになっている。
【0017】また、第2の変倍光学系レンズ42は、図
示しない規制部材により、その光軸45の方向にのみ移
動し得るように規制されており、カム溝431には、第
2の変倍光学系レンズ42の下部に突設された突起42
1が挿入されている。カム板43を移動させると、突起
421がカム溝431に沿って移動し、これにより第2
の変倍光学系レンズ42が光軸45の方向に移動する。
【0018】ここで、カム溝431の一端が広角端46
1、カム溝431の他端が望遠端462となっている。
広角端461では、ファインダー光学系4で視認される
実視界画面と、フィルム100上の画面のプリント画面
フォーマットに応じた画面領域とが対応し、広角端46
1から望遠端462までの範囲のうち、広角端461を
除いた範囲では、ファインダー光学系4で視認される実
視界画面と、フィルム上でトリミングされる画面とが対
応するようになっている。
【0019】ズームモータ11からの動力は、ピニオン
ギヤ91を含む複数の歯車を備えた変速機構(動力中継
部)9を介して、従動部材であるカム板43に伝達さ
れ、これによりカム板43がガイド溝432の長手方向
に移動し得るよう構成されている。この場合、カム板4
3の前端部裏面には、変速機構9のピニオンギヤ91と
噛合するラックギヤ433が、前記ガイド溝432と平
行な方向に沿って形成されている。
【0020】カメラ1Aでは、このようなトリミングズ
ーム手段1aにより、疑似変倍(トリミングズーム)を
行う。なお、前記「疑似変倍」とは、撮影光学系30は
変倍されず、ファインダー光学系4が変倍され、その変
倍されたファインダー光学系4で視認される実視界画面
に相当するフィルム上の画面領域をトリミングし、この
トリミング領域をプリントすることで望遠効果を得るこ
とをいう。
【0021】カム板43の後端部表面には、ズームコー
ド板81が設置されている。このズームコード板81
は、導通、非導通の所定のパターンが、ガイド溝432
と平行な方向に沿って、4列に形成配置された導電板を
有している。この導電板によってズームコードが構成さ
れている。
【0022】また、カメラ本体2には、4つの接点を有
するズームコード接片85が設置されている。このズー
ムコード接片85は、その4つの接点が、ズームコード
板81のズームコードに接触するよう配置されている。
【0023】前記ズームコード板81とズームコード接
片85とによって、カメラ本体2に対するカム板43の
位置を検出する検出手段が構成されている。この場合、
ズームコード接片85の4つの各接点がズームコードに
接触した時の接点間のオン、オフのパターンによって、
カメラ本体2に対するカム板43の位置が検出され、こ
の位置に対応するズーム駆動後のファインダー光学系4
のズーム倍率、すなわちトリミング倍率S(トリミング
情報)等が特定される。
【0024】ここで、前記「トリミング倍率S」とは、
プリント時のトリミングの拡大率、すなわち、図8に示
すように、ファインダー光学系4で視認される実視界画
面に対応するフィルム100上の画面領域104に対す
る、フィルム100上のフルサイズのコマ(撮影画面)
103のプリント画面フォーマットに対応する画面領域
の面積比(≧1)をいう。このトリミング倍率Sは、広
角端461を1倍としたときのファインダー光学系4の
倍率に相当する。
【0025】図3は、カメラ1Aを示す部分断面図であ
る。同図に示すように、カメラ1Aは、記録手段である
磁気ヘッド12を有している。この磁気ヘッド12は、
カメラ1Aに装填されたフィルム100の裏面側であっ
て、フィルム100の後述する磁気トラックと対向し得
る位置に配置されている。
【0026】図3に示すように、パトローネPをカメラ
1Aのパトローネ装填部27に装填し、パトローネPか
ら露出したフィルム100の一端をスプール28に巻き
付けて、図示しない裏蓋を閉じると、フィルム100
は、一旦、スプール28に全て巻き取られ、撮影開始位
置で走行が停止される。
【0027】撮影を行うと、その後フィルム100は、
次のコマまで、パトローネP内に設置されたフィルム巻
き付け軸P1に巻き取られる。そして、これと同時に、
記録すべき情報の電気信号が磁気ヘッド12へ入力さ
れ、磁気ヘッド12で電磁変換されて、走行中のフィル
ム100の磁気トラックへ磁気記録される。
【0028】図8は、フィルム100上の画面領域と、
印画紙上の画面との対応を示す模式図である。同図に示
すように、フィルム100の一端側には、その長手方向
に沿って磁気トラック101が形成されている。この磁
気トラック101には、プリント画面フォーマット、希
望プリントサイズ、ファインダー光学系4で視認される
実視界画面に対応するフィルム100上の画面領域10
4を特定するトリミング情報として、例えば、トリミン
グ倍率S、フィルム100から印画紙110へプリント
されたときのプリント画像の画質の程度を示す画質情報
に基づくそのプリント画像の画質の判断結果(以下、単
に「画質判断結果」という)等の各種情報が磁気ヘッド
12により記録される。また、フィルム100の他端側
には、フィルム走行制御(フィルム走行および検知)の
ためのパーフォレーション102が設けられている。
【0029】図4および図5は、それぞれ、カメラ1A
のファインダー内を示す図である。図9に示すように、
カメラ1Aは、ファインダー内表示手段であるファイン
ダー内表示用の液晶表示素子(LCD)6を有してい
る。図4に示すように、ファインダー内のファインダー
画面63の図4中左側には、ファインダー内表示用のL
CD6による表示がなされる表示領域60が形成されて
いる。そして、この表示領域60の下部には、フィルム
100から印画紙110へプリントされたときのプリン
ト画像の画質の程度を示す画質情報に基づく画質判断結
果が、星記号61により表示される。この場合、表示さ
れる星の数(0、1、2、3)によって画質の程度が示
され、その星の数が少ない程、画質が良い。
【0030】前記画質情報は、トリミング情報(トリミ
ング倍率S)、フィルム100の感度(ISO感度)、
プリント画面フォーマット(ハイビジョンサイズ、35
mmサイズおよびパノラマサイズ等)、撮影者が希望する
プリントサイズ(サービスサイズ、キャビネサイズ、6
切、4切、半切および全紙等)、露出情報(絞り等)、
カメラ1Aから被写体までの距離および撮影光学系30
の焦点距離のうちの所定の情報に基づいて作成される。
すなわち、フィルム100から印画紙110へプリント
されたときのプリント画像の画質は、前記所定の情報に
基づいて決定される。ここで、前記「決定」とは、実際
にプリント画像の画質を決定する場合だけでなく、実際
には画質を決定しなくとも画質決定のための要素を特定
することによって、画質を間接的に決定する場合を含む
概念である。
【0031】なお、トリミング情報(トリミング倍率
S)は、プリント時のトリミング倍率指定の他に、前記
画質情報の作成のための情報、すなわち、プリント画像
の画質を決定するための情報としても用いられる。ま
た、図5に示すように、表示領域60の下部には、前記
画質判断結果の他、トリミング倍率Sが、「数字」
「・」「×」記号62により表示される。
【0032】図6および図7は、それぞれ、カメラ1A
の外部表示用のLCD5の表示例を示す平面図である。
図6に示すように、LCD5の図6中右下には、フィル
ム100から印画紙110へプリントされたときのプリ
ント画像の画質の程度を示す画質情報に基づく画質判断
結果が、星記号51により表示される。この場合、前記
ファインダー内表示と同様に、表示される星の数(0、
1、2、3)によって画質の程度が示され、その星の数
が少ない程、画質が良い。また、図7に示すように、L
CD5の中央部には、トリミング倍率Sが、「数字」
「・」「×」記号52により表示される。
【0033】図9は、カメラ1Aの回路構成例を示すブ
ロック図である。同図に示すように、カメラ1Aは、制
御手段10を有している。この制御手段10は、通常、
マイクロコンピュータ(CPU)で構成され、後述する
ズーミングの制御(トリミングズーム手段1aの作動の
制御)、フィルム100から印画紙110へプリントさ
れたときのプリント画像の画質の程度を示す画質情報の
作成およびその画質情報に基づく画質の判断の他、シー
ケンス制御、露出演算、自動露出や自動焦点合わせの実
行、磁気ヘッド12の記録制御等のカメラ1Aにおける
諸機能の制御を行う。
【0034】制御手段10には、レリーズスイッチ71
a、測光測距スイッチ71b、望遠側ズームスイッチ7
2a、広角側ズームスイッチ72b、プリント画面フォ
ーマット選択スイッチ73、ズーム禁止解除スイッチ7
8、測距手段74、測光手段75、ズームコード接片8
5、許容粒子サイズ入力手段14、フィルム走行検出手
段16、ISO感度検出手段17、希望プリントサイズ
入力手段18、撮影光学系検出手段19、ズーム制御手
段20、フィルム走行制御手段21、報知制御手段2
2、情報記録制御手段23、絞り駆動手段24、フォー
カス駆動手段25およびシャッタ駆動手段26が、それ
ぞれ、電気的に接続されている。
【0035】また、ズーム制御手段20には、ズームモ
ータ11、フィルム走行制御手段21には、フィルム走
行モータ13、報知制御手段22には、発音手段76、
ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用のL
CD5、情報記録制御手段23には、磁気ヘッド12
が、それぞれ、電気的に接続されている。
【0036】図1に示すレリーズスイッチ71は、2段
スイッチで構成され、測光測距スイッチ71b(1段
目)がオンすると、後述する測光手段75および測距手
段74がそれぞれ作動し、さらに、レリーズスイッチ7
1a(2段目)がオンすると、シャッタ駆動手段26に
よりシャッタが作動して撮影が行われる。
【0037】また、ズームレバー72を望遠側に変位さ
せると、望遠側ズームスイッチ72aがオンし、ズーム
制御手段20は、望遠側ズームスイッチ72aがオンし
ている間、ズームモータ11を望遠側へ駆動させる。こ
れによりファインダー光学系4の望遠側へのズーミング
がなされる。
【0038】逆に、ズームレバー72を広角側に変位さ
せると、広角側ズームスイッチ72bがオンし、ズーム
制御手段20は、広角側ズームスイッチ72bがオンし
ている間、ズームモータ11を広角側へ駆動させる。こ
れによりファインダー光学系4の広角側へのズーミング
がなされる。なお、この望遠側および広角側へのズーミ
ングの作用および制御については、後に詳述する。
【0039】プリント画面フォーマット選択スイッチ7
3は、プリント画面フォーマットを選択するためのスイ
ッチ、すなわち、普通サイズ(35mmサイズ、縦横比
2:3)、パノラマサイズ(縦横比約1:3)およびハ
イビジョンサイズ(縦横比9:16)のうちから、いず
れかを選択するためのスイッチであり、プリント画面フ
ォーマット選択スイッチ73により所望のプリント画面
フォーマットを選択すると、その選択したプリント画面
フォーマットに設定される。
【0040】プリント画面フォーマットが普通サイズ
(35mmサイズ)またはパノラマサイズに設定される場
合には、その際、図4に示すように、ファインダー光学
系4で視認される実視界画面は、図示しない公知の装置
によりファインダー画面(ハイビジョンサイズのファイ
ンダー画面)63の一部がマスキングされることによっ
て、前記設定されるプリント画面フォーマットと同じ縦
横比の画面に変更される。図4中一点鎖線で囲まれる画
面が普通サイズ(35mmサイズ)の場合のファインダー
画面64、二点鎖線で囲まれる画面がパノラマサイズの
場合のファインダー画面65である。前記マスキング
は、例えば、ファインダー内に設置された透過型液晶表
示セグメントの駆動による遮光によって行われる。
【0041】なお、ハイビジョンサイズを基本にする
と、パノラマ撮影においては、通常、フィルムの上下方
向両端部を遮光して拡大プリントすることにより、プリ
ント画面をハイビジョンサイズからパノラマサイズに変
更し、普通サイズ(35mmサイズ)での撮影において
は、通常、フィルムの左右方向両端部を遮光して拡大プ
リントすることにより、プリント画面をハイビジョンサ
イズから普通サイズに変更する。
【0042】カメラ1Aでは、後述するように、望遠側
へのズーミングの際、プリント画像の画質が許容範囲を
超える場合には、望遠側へのズーミングを禁止(停止)
するようになっており、ズーム禁止解除スイッチ78
は、この望遠側へのズーミング禁止(停止)の解除を行
うためのスイッチである。ズーム禁止解除スイッチ78
がオンしている場合には、前記望遠側へのズーミング禁
止が解除され、これにより画質の許容範囲を超えても望
遠側へズーミングすることができ、ズーム禁止解除スイ
ッチ78がオフしている場合には、プリント画像の画質
が許容範囲を超えると、望遠側へのズーミングが禁止さ
れる。
【0043】測光手段75は、図示しない受光素子によ
り被写体の輝度を測定するもので、得られた情報(測光
情報)は、制御手段10に入力され、適正な露光量を得
るために、測光手段75からの測光情報に基づき、演算
部において露出演算がなされ、これにより絞り値(Fナ
ンバー)およびシャッタ速度が決定される。
【0044】測距手段74は、例えば、パッシブ方式に
よりカメラ1Aから被写体までの距離情報あるいはカメ
ラ1A内の予定焦点面(フィルム面)に対する焦点ずれ
量(ディフォーカス量)を測定するもので、得られた情
報(測距情報)は、制御手段10に入力される。
【0045】絞り駆動手段24は、絞り駆動用のモータ
を有している。前述したように、測光手段75から制御
手段10に被写体の輝度情報が入力されると、制御手段
10は、この輝度情報に基づいて、露出演算を行い適正
な絞り値およびシャッタ速度を決定する。そして、絞り
を前記適正絞り値にする指令信号を絞り駆動手段24へ
入力する。絞り駆動手段24は、この指令により絞り駆
動用のモータを所定量回転駆動させて、絞りを駆動す
る。
【0046】フォーカス駆動手段25は、合焦点駆動用
のモータを有している。前述したように、測距手段74
から制御手段10に測距情報が入力されると、制御手段
10は、この測距情報に基づいて、合焦させるための指
令信号をフォーカス駆動手段25へ入力する。フォーカ
ス駆動手段25は、この合焦指令により合焦点駆動用の
モータを所定量回転駆動させて、撮影光学系30のうち
の焦点合わせレンズを駆動し、合焦状態を得る。ズーム
コード接片85からは、カメラ本体2に対するカム板4
3の位置に対応する信号(例えば、トリミング倍率S)
が、制御手段10に入力される。
【0047】図3に示すように、カメラ1Aのパトロー
ネ装填部27には、パトローネPに設けられたDXコー
ド、すなわち、フィルムのISO感度等のフィルム情報
を担持したDXコードからそのISO感度情報の読み取
りを行うISO感度検出手段17が設けられている。こ
のISO感度検出手段17は、複数の突起状の接点17
1が、それぞれ、コイルバネ172により、パトローネ
装填部27の内側へ向かって付勢され、かつ、フィルム
100の上下方向(幅方向)に沿って配置された構成と
なっている。
【0048】カメラ1Aのパトローネ装填部27にパト
ローネPが装填されると、パトローネPに設けられたD
XコードへISO感度検出手段17の各接点171が接
触し、DXコードの導通、非導通のパターンによって、
フィルム100のISO感度に対応する信号が制御手段
10に入力され、ISO感度が読み取られる。
【0049】図1に示すモード選択ボタン77の接点
は、希望プリントサイズ入力手段18および許容粒子サ
イズ入力手段14に電気的に接続されており、このモー
ド選択ボタン77を操作することにより、後述する希望
プリントサイズ(印画紙サイズ)および許容粒子サイズ
等を入力することができる。
【0050】希望プリントサイズ入力手段18からは、
撮影者の希望するプリントサイズ(印画紙サイズ)、例
えば、サービスサイズ、キャビネサイズ、6切、4切、
半切および全紙等に対応する信号が、制御手段10に入
力される。
【0051】許容粒子サイズ入力手段14は、フィルム
100から印画紙110へプリントされたときのプリン
ト画像の銀粒子サイズの許容範囲(許容粒子サイズ)を
入力するための手段である。許容粒子サイズ入力手段1
4からは、撮影者が決定した許容粒子サイズγmax に対
応する信号が、制御手段10に入力され、この許容粒子
サイズγmax は、後述するように、プリント画像の画質
の許容範囲(境界値)を示す情報として用いられる。
【0052】撮影光学系検出手段19は、撮影光学系3
0の焦点距離および絞り値等を検出するための手段であ
り、例えば、絞り優先の自動露出やマニュアル露出の場
合、撮影光学系検出手段19からは、絞り値に対応する
信号が制御手段10に入力される。
【0053】フィルム走行制御手段21は、フィルム1
00の給送および巻上の際、フィルム走行モータ13を
駆動させ、フィルムを走行させる。フィルム走行検出手
段16からは、フィルム100の走行(巻上)を示す信
号が、制御手段10に入力される。そして、制御手段1
0は、このフィルム100の走行を示す信号に基づき、
フィルム走行の際、情報記録制御手段23へ記録信号を
入力する。また、制御手段10は、フィルム走行制御手
段21に対し停止信号を入力し、フィルム走行制御手段
21は、この停止信号に基づき規定の位置でフィルム1
00を停止させる。
【0054】情報記録制御手段23は、制御手段10か
ら前記記録信号が入力されると、磁気ヘッド12によ
り、走行中のフィルム100の磁気トラック101へ、
トリミング倍率S、プリント画面フォーマット、希望プ
リントサイズおよび画質判断結果等の各種情報の記録を
行う。
【0055】報知制御手段22は、発音手段76を駆動
し、この発音手段76により画質判断結果を、例えば、
音声、ブザー等の音によって報知する。この場合、音
声、音の強弱、音の高低、音のサイクル等により、画質
の程度が報知される。
【0056】また、報知制御手段22は、ファインダー
内表示用のLCD6および外部表示用のLCD5をそれ
ぞれ駆動し、このLCD6およびLCD5により、それ
ぞれ、画質判断結果と、トリミング倍率Sとを報知す
る。この場合、前述したように、表示される星の数
(0、1、2、3)によって画質の程度が示される。ま
た、コード板81およびコード接片85から入力される
信号に基づいてトリミング倍率Sが読み取られ、その読
み取られたトリミング倍率Sが表示される。なお、前記
発音手段76、ファインダー内表示用のLCD6および
外部表示用のLCD5が、それぞれ、報知手段を構成し
ている。
【0057】次に、カメラ1Aのズーミング時の動作に
ついて説明する。 [広角側から望遠側へのズーミング]撮影者がズームレ
バー72を望遠側に変位させると、望遠側ズームスイッ
チ72aがオンし、ズームモータ11が図2中時計回り
に回転駆動する。これにより変速機構9の歯車を順次介
して、ピニオンギヤ91が図2中反時計回りに、かつ減
速されて回転し、ラックギヤ433とピニオンギヤ91
とによりピニオンギヤ91の回転運動がカム板43の直
線運動に変換され、カム板43は、図2中左側へ移動す
る。
【0058】カム板43が移動すると、カム溝431と
突起421とによって、ファインダー光学系4の第2の
変倍光学系レンズ42は、ファインダー光学系4の光軸
45に沿って、図2中前方(第1の変倍光学系レンズ4
1へ接近する方向)、すなわち望遠側に移動する。
【0059】ここで、広角端461では、フィルム10
0上の画面のプリント画面フォーマットに応じた画面領
域と、ファインダー光学系4で視認される実視界画面と
が対応しているので、トリミング倍率S=1が、磁気ヘ
ッド12を介して磁気トラック101に記録され、プリ
ント時には、トリミング倍率S=1でプリントされる。
【0060】一方、広角端461以外では、フィルム1
00上の画面のプリント画面フォーマットに応じた画面
領域と、ファインダー光学系4で視認される実視界画面
とは対応していない。そのため、ファインダー光学系4
で視認される実視界画面に対応するフィルム100上の
画面領域を特定するトリミング情報として、トリミング
倍率S(>1)が、磁気ヘッド12を介して磁気トラッ
ク101に記録され、このトリミング倍率Sに基づい
て、プリント時にトリミングが行われる。トリミングさ
れたプリント画像と、ファインダー画像は対応する。
【0061】また、このズーミングの際に、前述したよ
うに、ズームコード板81およびズームコード接片85
から入力される信号に基づいてトリミング倍率Sが読み
取られ、この読み取られたトリミング倍率Sは、ファイ
ンダー内表示用のLCD6および外部表示用のLCD5
によってそれぞれ表示される。
【0062】[望遠側から広角側へのズーミング]撮影
者がズームレバー72を広角側に変位させると、広角側
ズームスイッチ72bがオンし、ズームモータ11が前
記と逆回りに回転駆動する。これにより、変速機構9の
歯車を順次介して、ピニオンギヤ91が図2中時計回り
に、かつ減速されて回転し、ラックギヤ433とピニオ
ンギヤ91とによりピニオンギヤ91の回転運動がカム
板43の直線運動に変換され、カム板43は、図2中右
側へ移動する。
【0063】カム板43が移動すると、カム溝431と
突起421とによって、ファインダー光学系4の第2の
変倍光学系レンズ42は、ファインダー光学系4の光軸
45に沿って、図2中後方(第1の変倍光学系レンズ4
1と第2の変倍光学系レンズ42の間隔が広がる方
向)、すなわち広角側に移動する。
【0064】ここで、前記と同様、広角端461ではト
リミング倍率S=1が、広角端461以外では所定のト
リミング倍率S(>1)が、磁気ヘッド12を介して磁
気トラック101に記録され、このトリミング倍率Sに
基づいて、プリントされる。また、前記と同様、トリミ
ング倍率Sは、ファインダー内表示用のLCD6および
外部表示用のLCD5によってそれぞれ表示される。
【0065】次に、制御手段10のズーミング時の動作
について説明する。 [広角側から望遠側へのズーミング]制御手段(画質情
報作成手段)10は、その演算部において、フィルム1
00から印画紙110へプリントされたときのプリント
画像の画質の程度を示す画質情報を作成する。すなわ
ち、トリミング倍率S1 (≧1)、フィルム100のI
SO感度、プリント画面フォーマットおよび希望プリン
トサイズに基づいて、フィルム100から印画紙110
へプリントされたときのプリント画像の銀粒子サイズ
(粒子サイズ)γを算出する。
【0066】そして、作成した画質情報に基づいて、プ
リント画像の画質が許容範囲内か否かを判断し、許容範
囲を超える場合には、望遠側へのズーミング(ファイン
ダー光学系4の倍率増加)を禁止(停止)し、許容範囲
を超えた旨の報知を行う。すなわち、粒子サイズγが、
許容粒子サイズ入力手段14から入力された銀粒子サイ
ズの許容範囲に含まれるか否か(許容粒子サイズ(γ
max )≧粒子サイズ(γ)か否か)を判断し、γmax
γである場合には、望遠側へのズーミングを禁止し、発
音手段76、ファインダー内表示用のLCD6および外
部表示用のLCD5(報知手段)は、その画質判断結果
(γmax <γである旨)を報知する。
【0067】また、現在の条件におけるプリント画像の
画質の程度をより詳細に報知するため、γmax <γであ
る場合には、さらに、粒子サイズ(γ)を1より大きい
値(α)で徐した値(γ/α)が、許容粒子サイズ入力
手段14から入力された銀粒子サイズの許容範囲に含ま
れるか否か(γmax ≧γ/αか否か)を判断し、その画
質判断結果を報知する。以下、具体的に説明する。
【0068】図10は、ズーム禁止解除スイッチ78が
オフしている場合の制御手段10の望遠側へのズーミン
グ時の動作を示すフローチャートである。以下、このフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0069】望遠側ズームスイッチ72aがオンする
と、コード板81およびコード接片85から入力される
信号に基づいて、望遠端462か否かを判断する(ステ
ップ501)。
【0070】ステップ501において望遠端462では
ないと判断した場合には、ISO感度検出手段17によ
りフィルム100のISO感度を読み込む(ステップ5
02)。
【0071】次いで、プリント画面フォーマットを読み
込む(ステップ503)。次いで、希望プリントサイズ
を読み込む(ステップ504)。次いで、ズームモータ
11を図2中時計回りに回転駆動(正転)させる(ステ
ップ505)。
【0072】次いで、コード板81およびコード接片8
5から入力される信号に基づきトリミング倍率S1 を特
定し、そのトリミング倍率S1 を読み込む(ステップ5
06)。
【0073】次いで、フィルム100のISO感度、プ
リント画面フォーマット、希望プリントサイズおよびト
リミング倍率S1 に基づいて、フィルム100から印画
紙110へプリントされたときのプリント画像の銀粒子
サイズ(粒子サイズ)γを求める(ステップ507)。
【0074】ここで、下記表1、表2および表3に示す
ように、ISO感度、プリント画面フォーマットおよび
希望プリントサイズには、それぞれ、係数γ1 、γ2
よびγ3 が対応しており、これらの係数を用いて粒子サ
イズγを算出する。このテーブル化された情報は、予
め、制御手段10の図示しないメモリーに記憶されてい
る。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】制御手段10は、読み込んだISO感度、
プリント画面フォーマットおよび希望プリントサイズに
対応する係数γ1 、γ2 およびγ3 を、それぞれ、前記
メモリーから読み出し、その各係数γ1 、γ2 およびγ
3 と、読み込んだトリミング倍率S1 とを下記(1)式
に代入して、粒子サイズγを計算する。 γ=γ1 ×γ2 ×γ3 ×S1 ・・・(1)
【0079】例えば、ISO感度がISO 100、プ
リント画面フォーマットがパノラマサイズ、希望プリン
トサイズがキャビネサイズ、トリミング倍率S1 が2倍
の場合、γ1 =1.2、γ2 =1.5、γ3 =2、S1
=2を上記(1)式に代入し、それを計算する。この結
果は、下記の通りである。 γ=γ1 ×γ2 ×γ3 ×S1 =1.2×1.5×2×2 =7.2
【0080】次いで、撮影者によって予め入力されてい
る許容粒子サイズγmax を読み込み、γmax ≧γか否か
を判断する(ステップ508)。例えば、γmax =9の
場合、γmax >γであるから、ステップ508では
「Y」が選択される。
【0081】ステップ508においてγmax ≧γと判断
した場合には、警告を行わない。すなわち、発音手段7
6はブザー音を出さず、ファインダー内表示用のLCD
6および外部表示用のLCD5は、それぞれ星印を表示
しない。そして、コード板81およびコード接片85か
ら入力される信号に基づいて、望遠端462か否かを判
断する(ステップ509)。ステップ509において望
遠端462ではないと判断した場合には、望遠側ズーム
スイッチ72aがオフしたか否かを判断する(ステップ
510)。
【0082】ステップ510において望遠側ズームスイ
ッチ72aがオンしていると判断した場合には、ステッ
プ506に戻り、再びステップ506〜510を実行
し、ステップ510において望遠側ズームスイッチ72
aがオフしたと判断した場合には、ズームモータ11を
停止する(ステップ511)。また、ステップ509に
おいて望遠端462と判断した場合には、ズームモータ
11を停止する(ステップ511)。
【0083】また、ステップ508においてγmax <γ
と判断した場合には、ズームモータ11を強制的に停止
し、これにより望遠側へのズーミングを禁止(停止)す
る(ステップ512)。例えば、望遠側ズームスイッチ
72aがオンした時に既にγmax <γの場合には、ズー
ムモータ11は初めから駆動せず、ズーミングの途中で
γmax <γとなった場合には、ズームモータ11は、γ
max <γとなった時に強制的に駆動を停止する。
【0084】次いで、γmax ≧γ/1.5か否かを判断
する(ステップ513)。ステップ513においてγ
max ≧γ/1.5と判断した場合には、レベル1、2お
よび3の3段階からなる警告のうち最も画質が良い旨を
示すレベル1の警告を行う(ステップ514)。すなわ
ち、発音手段76は、大、中および小のうち小のブザー
音を発し、ファインダー内表示用のLCD6および外部
表示用のLCD5は、それぞれ、星印を1つ表示する。
【0085】次いで、望遠側ズームスイッチ72aがオ
フしたか否かを判断する(ステップ515)。ステップ
515において望遠側ズームスイッチ72aがオンして
いると判断した場合には、ステップ514に戻り、ステ
ップ515において望遠側ズームスイッチ72aがオフ
したと判断するまで警告を続行する。
【0086】また、ステップ513においてγmax <γ
/1.5と判断した場合には、γma x ≧γ/2か否かを
判断する(ステップ516)。ステップ516において
γmax ≧γ/2と判断した場合には、レベル1〜3のう
ち中間の画質を示すレベル2の警告を行う(ステップ5
17)。すなわち、発音手段76は、中のブザー音を発
し、ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用
のLCD5は、それぞれ、星印を2つ表示する。
【0087】次いで、望遠側ズームスイッチ72aがオ
フしたか否かを判断する(ステップ518)。ステップ
518において望遠側ズームスイッチ72aがオンして
いると判断した場合には、ステップ517に戻り、ステ
ップ518において望遠側ズームスイッチ72aがオフ
したと判断するまで警告を続行する。
【0088】また、ステップ516においてγmax <γ
/2と判断した場合には、レベル1〜3のうち最も画質
が悪い旨を示すレベル3の警告を行う(ステップ51
9)。すなわち、発音手段76は、大のブザー音を発
し、ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用
のLCD5は、それぞれ、星印を3つ表示する。
【0089】次いで、望遠側ズームスイッチ72aがオ
フしたか否かを判断する(ステップ520)。ステップ
520において望遠側ズームスイッチ72aがオンして
いると判断した場合には、ステップ519に戻り、ステ
ップ520において望遠側ズームスイッチ72aがオフ
したと判断するまで警告を続行する。以上でこのプログ
ラムは終了する。
【0090】なお、前述したように、このプログラム
は、ズーム禁止解除スイッチ78がオフしている場合の
ものであり、ズーム禁止解除スイッチ78がオンしてい
る場合には、ステップ512の「ズームモータストッ
プ」動作は省略される。すなわち、ステップ508にお
いてγmax <γと判断した場合でも、その判断に基づく
ズームモータ11の強制的な停止(望遠側へのズーミン
グ禁止)はなされない。
【0091】[望遠側から広角側へのズーミング]制御
手段(画質情報作成手段)10は、前記望遠側へのズー
ミングの場合と同様、フィルム100から印画紙110
へプリントされたときのプリント画像の画質の程度を示
す画質情報として、プリント画像の粒子サイズγ’を求
める。
【0092】そして、粒子サイズγ’が、許容粒子サイ
ズ入力手段14から入力された銀粒子サイズの許容範囲
に含まれるか否か、すなわち、許容粒子サイズ(γ
max )≧粒子サイズ(γ’)か否かを判断する。広角側
へのズーミングは、この判断結果にかかわらず許可され
る。また、γmax <γ’の場合には、発音手段76、フ
ァインダー内表示用のLCD6および外部表示用のLC
D5(報知手段)により、その画質判断結果(γmax
γ’である旨)の報知を行う。
【0093】また、プリント画像の画質の程度をより詳
細に報知するため、γmax <γ’である場合には、さら
に、粒子サイズ(γ’)を1より大きい値(α)で徐し
た値(γ’/α)が、許容粒子サイズ入力手段14から
入力された銀粒子サイズの許容範囲に含まれるか否か、
すなわち、γmax ≧γ’/αか否かを判断し、その画質
判断結果を報知する。以下、具体的に説明する。
【0094】図11は、制御手段10の広角側へのズー
ミング時の動作を示すフローチャートである。以下、こ
のフローチャートに基づいて説明する。広角側ズームス
イッチ72bがオンすると、コード板81およびコード
接片85から入力される信号に基づいて、広角端461
か否かを判断する(ステップ601)。
【0095】ステップ601において広角端461では
ないと判断した場合には、ISO感度検出手段17によ
りフィルム100のISO感度を読み込む(ステップ6
02)。
【0096】次いで、プリント画面フォーマットを読み
込む(ステップ603)。次いで、希望プリントサイズ
を読み込む(ステップ604)。次いで、ズームモータ
11を図2中反時計回りに回転駆動(逆転)させる(ス
テップ605)。
【0097】次いで、コード板81およびコード接片8
5から入力される信号に基づきトリミング倍率S2 を特
定し、そのトリミング倍率S2 を読み込む(ステップ6
06)。
【0098】次いで、フィルム100のISO感度、プ
リント画面フォーマット、希望プリントサイズおよびト
リミング倍率S2 に基づいて、フィルム100から印画
紙110へプリントされたときのプリント画像の銀粒子
サイズ(粒子サイズ)γ’を求める(ステップ60
7)。
【0099】この場合、前記望遠側へのズーミングの場
合と同様に、制御手段10は、前記表1〜3に示す読み
込んだISO感度、プリント画面フォーマットおよび希
望プリントサイズに対応する係数γ1 、γ2 およびγ3
を、それぞれ、メモリーから読み出し、その各係数γ
1 、γ2 およびγ3 と、読み込んだトリミング倍率S2
とを下記(2)式に代入して、粒子サイズγ’を計算す
る。 γ’=γ1 ×γ2 ×γ3 ×S2 ・・・(2)
【0100】次いで、撮影者によって予め入力されてい
る許容粒子サイズγmax を読み込み、γmax ≧γ’か否
かを判断する(ステップ608)。ステップ608にお
いてγmax ≧γ’と判断した場合には、警告を行わな
い。すなわち、発音手段76はブザー音を出さず、ファ
インダー内表示用のLCD6および外部表示用のLCD
5は、それぞれ星印を表示しない。そして、コード板8
1およびコード接片85から入力される信号に基づい
て、広角端461か否かを判断する(ステップ60
9)。
【0101】ステップ609において広角端461では
ないと判断した場合には、広角側ズームスイッチ72b
がオフしたか否かを判断する(ステップ610)。ステ
ップ610において広角側ズームスイッチ72bがオン
していると判断した場合には、ステップ606に戻り、
再びステップ606〜610を実行し、ステップ610
において広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断
した場合には、ズームモータ11を停止する(ステップ
619)。また、ステップ609において広角端461
と判断した場合には、ズームモータ11を停止する(ス
テップ619)。
【0102】また、ステップ608においてγmax
γ’と判断した場合には、γmax ≧γ’/1.5か否か
を判断する(ステップ611)。ステップ611におい
てγmax ≧γ’/1.5と判断した場合には、レベル
1、2および3の3段階からなる警告のうち最も画質が
良い旨を示すレベル1の警告を行う(ステップ61
2)。すなわち、発音手段76は、大、中および小のう
ち小のブザー音を発し、ファインダー内表示用のLCD
6および外部表示用のLCD5は、それぞれ、星印を1
つ表示する。
【0103】次いで、広角側ズームスイッチ72bがオ
フしたか否かを判断する(ステップ613)。ステップ
613において広角側ズームスイッチ72bがオンして
いると判断した場合には、ステップ606に戻り、再び
ステップ606以降を実行する。ステップ613におい
て広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断した場
合には、ズームモータ11を停止する(ステップ61
9)。
【0104】また、ステップ611においてγmax
γ’/1.5と判断した場合には、γmax ≧γ’/2か
否かを判断する(ステップ614)。ステップ614に
おいてγmax ≧γ’/2と判断した場合には、レベル1
〜3のうち中間の画質を示すレベル2の警告を行う(ス
テップ615)。すなわち、発音手段76は、中のブザ
ー音を発し、ファインダー内表示用のLCD6および外
部表示用のLCD5は、それぞれ、星印を2つ表示す
る。
【0105】次いで、広角側ズームスイッチ72bがオ
フしたか否かを判断する(ステップ616)。ステップ
616において広角側ズームスイッチ72bがオンして
いると判断した場合には、ステップ606に戻り、再び
ステップ606以降を実行する。ステップ616におい
て広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断した場
合には、ズームモータ11を停止する(ステップ61
9)。
【0106】また、ステップ614においてγmax
γ’/2と判断した場合には、レベル1〜3のうち最も
画質が悪い旨を示すレベル3の警告を行う(ステップ6
17)。すなわち、発音手段76は、大のブザー音を発
し、ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用
のLCD5は、それぞれ、星印を3つ表示する。
【0107】次いで、広角側ズームスイッチ72bがオ
フしたか否かを判断する(ステップ618)。ステップ
618において広角側ズームスイッチ72bがオンして
いると判断した場合には、ステップ606に戻り、再び
ステップ606以降を実行する。ステップ618におい
て広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断した場
合には、ズームモータ11を停止する(ステップ61
9)。以上でこのプログラムは終了する。
【0108】トリミングズーム手段によるズーミング
(疑似変倍)を行う場合には、プリント時にトリミング
領域の画像が拡大されるので、画質の変動が大きく、こ
のため無造作にズーミングを行うと、望遠側へのズーミ
ングのし過ぎによって画質が極端に低下することがある
が、本発明のカメラ1Aによれば、望遠側へのズーミン
グの際、プリント画像の粒子サイズによる画質が許容範
囲を超える場合には、該望遠側へのズーミングが禁止さ
れるので、粒子の粗さが目立つ写真(粗粒子写真)の撮
影を防止でき、よって画質の良い写真(プリント画像)
を得ることができる。
【0109】また、本発明のカメラ1Aでは、プリント
画像の画質の程度を示す画質情報(粒子サイズγ、
γ’)に基づいて、プリント画像の画質が判断され、そ
の結果が、発音手段76、ファインダー内表示用のLC
D6および外部表示用のLCD5によってそれぞれ報知
されるので、撮影者は、そのプリント画像の粒子サイズ
による画質の程度を聴覚や視覚により感知することがで
きる。
【0110】すなわち、望遠側へのズーミングにおい
て、初めに画質が許容範囲内にある場合には、画質が許
容範囲を超えた時に望遠側へのズーミングが禁止される
ので、粗粒子写真の撮影を防止でき、望遠側および広角
側へのズーミングにおいて、初めから画質が許容範囲を
超えている場合には、報知手段による報知(表示される
星印の数等)により画質の程度を把握できるので、例え
ば、画質が許容範囲に含まれるまで広角側へズーミング
することにより粗粒子写真の撮影を防止できる。
【0111】また、カメラ1Aでは、前記画質情報に基
づくプリント画像の画質判断結果は、磁気ヘッド12に
よりフィルム100の磁気トラック101に磁気記録さ
れるので、フィルム100から印画紙110へ画像をプ
リントする際、その情報を利用することができる。例え
ば、プリント画像の画質が悪い旨が記録されていた場
合、そのままプリントするか、最終的な引き伸ばし倍率
(トリミング倍率S、プリント画面フォーマット、印画
紙サイズ等)を変更することにより画質を向上させてプ
リントするかを選択することができ、引き伸ばし倍率を
変更する場合には画質の良いプリント画像を得ることが
できる。
【0112】なお、このカメラ1Aでは、撮影者が許容
粒子サイズγmax を入力するようになっているが、この
他例えば、許容粒子サイズγmax は、予め、カメラの工
場出荷時に設定されるようにしてもよい。
【0113】次に、撮影時におけるトリミング情報や画
質判断結果の記録およびプリント時のトリミングについ
て説明する。前述したように、レリーズスイッチ71の
1段目がオンすると、測光手段75および測距手段76
がそれぞれ作動し、さらに、レリーズスイッチ71の2
段目がオンすると、シャッタ駆動手段26によりシャッ
タが作動して撮影が行われる。
【0114】撮影が終了すると、フィルム100は、1
コマ分巻き上げられる。そして、ズームコード板81お
よびズームコード接片85によって予め検出されている
撮影した画像に関するトリミング倍率Sやその他の情報
が、このフィルム走行の際、磁気ヘッド12により、フ
ィルム100の磁気トラック101へ記録される。
【0115】フィルム100がカメラ1Aの装填部から
取り出され、現像された後、該フィルム100より印画
紙へプリントが行われる場合には、所定の情報読取装置
により、フィルム100の磁気トラック101からプリ
ントする画像に関するプリント画面フォーマット、希望
プリントサイズ(印画紙サイズ)、トリミング倍率Sお
よび画質判断結果等の各情報が読み出される。そして、
この読み出された情報に基づいて、印画紙が、サービス
サイズ、キャビネサイズ、6切、4切、半切および全紙
等から選択される。
【0116】次いで、所定のプリント装置へ、現像済の
フィルム100および印画紙がセットされ、読み出され
たプリント画面フォーマットおよびトリミング倍率Sに
従ってプリントが行われる。
【0117】具体的には、図8に示すように、現像済の
フィルム100のコマ(撮影画面)103のうち、ファ
インダー光学系4で視認される実視界画面(点線で示
す)に対応するフィルム100上の画面領域104が、
トリミング倍率Sに基づいて拡大され、印画紙110の
画面111にプリントされる。
【0118】この場合、フィルム100のコマ103の
中心と、ファインダー光学系4で視認される実視界画面
に対応するフィルム100上の画面領域104の中心と
は、互いに一致しているので、トリミング倍率Sのみか
ら、ファインダー光学系4で視認される実視界画面に対
応するフィルム100上の画面領域104を特定するこ
とができる。
【0119】次に、本発明のカメラの第2実施例を説明
する。図12は、本発明のカメラの第2実施例を示すブ
ロック図である。以下、前述したカメラ1Aとの共通点
については説明を省略し、相違点を説明する。カメラ1
Bの構造は、図1〜図7に示すカメラ1Aと同様であ
り、また、カメラ1Bの回路構成は、図12に示すよう
に、カメラ1Aの許容粒子サイズ入力手段14に代り、
許容錯乱円入力手段15を設けた以外はカメラ1Aと同
様である。
【0120】モード選択ボタン77の接点は、希望プリ
ントサイズ入力手段18および許容錯乱円入力手段15
に電気的に接続されており、このモード選択ボタン77
を操作することにより、希望プリントサイズ(印画紙サ
イズ)および許容錯乱円の寸法等を入力することができ
る。
【0121】許容錯乱円入力手段15は、フィルム10
0から印画紙110へプリントされたときのプリント画
像における許容錯乱円の寸法(直径)を入力するための
手段である。許容錯乱円入力手段15からは、撮影者が
決定した許容錯乱円の直径δmax に対応する信号が、制
御手段10に入力され、この許容錯乱円径δmax は、後
述するように、プリント画像の画質の許容範囲(境界
値)を示す情報として用いられる。
【0122】次に、制御手段10のズーミング時の動作
について説明する。 [広角側から望遠側へのズーミング]制御手段(画質情
報作成手段)10は、その演算部において、フィルム1
00から印画紙110へプリントされたときのプリント
画像の画質の程度を示す画質情報を作成する。すなわ
ち、トリミング倍率S3 (≧1)、フィルム100上の
許容錯乱円の直径δ0 、プリント画面フォーマット、希
望プリントサイズおよび露出情報(例えば、Fナンバ
ー)に基づいて、フィルム100から印画紙110へプ
リントされたときのプリント画像における錯乱円の径直
δを算出する。
【0123】そして、作成した画質情報に基づいて、プ
リント画像の画質が許容範囲内か否かを判断し、許容範
囲を超える場合には、望遠側へのズーミング(ファイン
ダー光学系4の倍率増加)を禁止(停止)し、許容範囲
を超えた旨の報知を行う。すなわち、錯乱円径δが、許
容錯乱円入力手段15から入力された許容錯乱円の直径
δmax 以下であるか否か(許容錯乱円径(δmax )≧錯
乱円径(δ)か否か)を判断し、δmax <δである場合
には、望遠側へのズーミングを禁止し、発音手段76、
ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用のL
CD5(報知手段)は、その画質判断結果(δmax <δ
である旨)を報知する。
【0124】なお、前記「錯乱円」とは、光学系によ
る、物点の像のボケの円をいい、この錯乱円の直径が小
さい程肉眼で見てピントが鮮鋭と認められ、直径があま
り大きくなるとボケた状態となる。このボケと鮮鋭との
臨界の直径をもつ円を前記「許容錯乱円」という。
【0125】また、現在の条件におけるプリント画像の
画質の程度をより詳細に報知するため、δmax <δであ
る場合には、さらに、錯乱円径(δ)を1より大きい値
(β)で徐した値(δ/β)が、許容錯乱円入力手段1
5から入力された許容錯乱円径(δmax )以下か否か
(δmax ≧δ/βか否か)を判断し、その画質判断結果
を報知する。以下、具体的に説明する。
【0126】図13は、ズーム禁止解除スイッチ78が
オフしている場合の制御手段10の望遠側へのズーミン
グ時の動作を示すフローチャートである。以下、このフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0127】望遠側ズームスイッチ72aがオンする
と、コード板81およびコード接片85から入力される
信号に基づいて、望遠端462か否かを判断する(ステ
ップ701)。ステップ701において望遠端462で
はないと判断した場合には、測光手段75が作動する
(ステップ702)。
【0128】次いで、測光手段75からの測光情報に基
づき露出演算を行い、これによりシャッタ速度およびF
ナンバー(F値)Fを算出する(ステップ703)。次
いで、プリント画面フォーマットを読み込む(ステップ
704)。次いで、希望プリントサイズを読み込む(ス
テップ705)。次いで、ズームモータ11を図2中時
計回りに回転駆動(正転)させる(ステップ706)。
【0129】次いで、コード板81およびコード接片8
5から入力される信号に基づきトリミング倍率S3 を特
定し、そのトリミング倍率S3 を読み込む(ステップ7
07)。
【0130】次いで、フィルム100上の許容錯乱円径
δ0 、撮影光学系30の開放F値F0 、撮影光学系30
のF値F、プリント画面フォーマット、希望プリントサ
イズおよびトリミング倍率S3 に基づいて、フィルム1
00から印画紙110へプリントされたときのプリント
画像における錯乱円径δを求める(ステップ708)。
【0131】ここで、下記表4および表5に示すよう
に、プリント画面フォーマットおよび希望プリントサイ
ズには、それぞれ、係数δ1 およびδ2 が対応してお
り、これらの係数を用いて錯乱円径δを算出する。この
テーブル化された情報は、予め、制御手段10の図示し
ないメモリーに記憶されている。
【0132】
【表4】
【0133】
【表5】
【0134】制御手段10は、読み込んだプリント画面
フォーマットおよび希望プリントサイズに対応する係数
δ1 およびδ2 を、それぞれ、前記メモリーから読み出
し、その各係数δ1 およびδ2 と、読み込んだトリミン
グ倍率S3 と、算出したF値(F)とを下記(3)式に
代入して、錯乱円径δを計算する。なお、下記(3)式
におけるフィルム100上の許容錯乱円径δ0 は、予
め、カメラの工場出荷時に設定されている。 δ=δ0 ×(F0 /F)×δ1 ×δ2 ×S3 ・・・(3)
【0135】例えば、フィルム100上の許容錯乱円径
δ0 が35μm、開放F値であるF0 が3.5、F値が
3.5、プリント画面フォーマットがハイビジョンサイ
ズ、希望プリントサイズがキャビネサイズ、トリミング
倍率S3 が1.5倍の場合、δ0 =35μm、F0
3.5、F=3.5、δ1 =1、δ2 =2、S3 =1.
5を上記(3)式に代入し、それを計算する。この結果
は、下記の通りである。 δ=δ0 ×(F0 /F)×δ1 ×δ2 ×S3 =35μm×(3.5/3.5)×1×2×1.5 =105μm
【0136】次いで、撮影者によって予め入力されてい
る許容錯乱円径δmax を読み込み、δmax ≧δか否かを
判断する(ステップ709)。例えば、δmax =60μ
mの場合、δmax <δであるから、ステップ607では
「N」が選択される。
【0137】ステップ709においてδmax ≧δと判断
した場合には、警告を行わない。すなわち、発音手段7
6はブザー音を出さず、ファインダー内表示用のLCD
6および外部表示用のLCD5は、それぞれ星印を表示
しない。そして、コード板81およびコード接片85か
ら入力される信号に基づいて、望遠端462か否かを判
断する(ステップ710)。
【0138】ステップ710において望遠端462では
ないと判断した場合には、望遠側ズームスイッチ72a
がオフしたか否かを判断する(ステップ711)。ステ
ップ711において望遠側ズームスイッチ72aがオン
していると判断した場合には、ステップ707に戻り、
再びステップ707〜711を実行し、ステップ711
において望遠側ズームスイッチ72aがオフしたと判断
した場合には、ズームモータ11を停止する(ステップ
712)。
【0139】また、ステップ710において望遠端46
2と判断した場合には、ズームモータ11を停止する
(ステップ712)。また、ステップ709においてδ
max <δと判断した場合には、ズームモータ11を強制
的に停止し、これにより望遠側へのズーミングを禁止
(停止)する(ステップ713)。例えば、望遠側ズー
ムスイッチ72aがオンした時に既にδmax <δの場合
には、ズームモータ11は初めから駆動せず、ズーミン
グの途中でδmax <δとなった場合には、ズームモータ
11は、δmax <δとなった時に強制的に駆動を停止す
る。
【0140】次いで、δmax ≧δ/1.5か否かを判断
する(ステップ714)。ステップ714においてδ
max ≧δ/1.5と判断した場合には、レベル1、2お
よび3の3段階からなる警告のうち最も画質が良い旨を
示すレベル1の警告を行う(ステップ715)。すなわ
ち、発音手段76は、大、中および小のうち小のブザー
音を発し、ファインダー内表示用のLCD6および外部
表示用のLCD5は、それぞれ、星印を1つ表示する。
【0141】次いで、望遠側ズームスイッチ72aがオ
フしたか否かを判断する(ステップ716)。ステップ
716において望遠側ズームスイッチ72aがオンして
いると判断した場合には、ステップ715に戻り、ステ
ップ716において望遠側ズームスイッチ72aがオフ
したと判断するまで警告を続行する。
【0142】また、ステップ714においてδmax <δ
/1.5と判断した場合には、δma x ≧δ/2か否かを
判断する(ステップ717)。ステップ717において
δmax ≧δ/2と判断した場合には、レベル1〜3のう
ち中間の画質を示すレベル2の警告を行う(ステップ7
18)。すなわち、発音手段76は、中のブザー音を発
し、ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用
のLCD5は、それぞれ、星印を2つ表示する。
【0143】次いで、望遠側ズームスイッチ72aがオ
フしたか否かを判断する(ステップ719)。ステップ
719において望遠側ズームスイッチ72aがオンして
いると判断した場合には、ステップ718に戻り、ステ
ップ719において望遠側ズームスイッチ72aがオフ
したと判断するまで警告を続行する。
【0144】また、ステップ717においてδmax <δ
/2と判断した場合には、レベル1〜3のうち最も画質
が悪い旨を示すレベル3の警告を行う(ステップ72
0)。すなわち、発音手段76は、大のブザー音を発
し、ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用
のLCD5は、それぞれ、星印を3つ表示する。
【0145】次いで、望遠側ズームスイッチ72aがオ
フしたか否かを判断する(ステップ721)。ステップ
721において望遠側ズームスイッチ72aがオンして
いると判断した場合には、ステップ720に戻り、ステ
ップ721において望遠側ズームスイッチ72aがオフ
したと判断するまで警告を続行する。以上でこのプログ
ラムは終了する。
【0146】なお、前述したように、このプログラム
は、ズーム禁止解除スイッチ78がオフしている場合の
ものであり、ズーム禁止解除スイッチ78がオンしてい
る場合には、ステップ713の「ズームモータストッ
プ」動作は省略される。すなわち、ステップ709にお
いてδmax <δと判断した場合でも、その判断に基づく
ズームモータ11の強制的な停止(望遠側へのズーミン
グ禁止)はなされない。
【0147】[望遠側から広角側へのズーミング]制御
手段(画質情報作成手段)10は、前記望遠側へのズー
ミングの場合と同様、フィルム100から印画紙110
へプリントされたときのプリント画像の画質の程度を示
す画質情報として、プリント画像における錯乱円の直径
δ’を求める。
【0148】そして、錯乱円径δ’が、許容錯乱円入力
手段15から入力された許容錯乱円の直径δmax 以下で
あるか否か、すなわち、許容錯乱円径(δmax )≧錯乱
円径(δ’)か否かを判断する。広角側へのズーミング
は、この判断結果にかかわらず許可される。また、δ
max <δ’の場合には、発音手段76、ファインダー内
表示用のLCD6および外部表示用のLCD5(報知手
段)により、その画質判断結果(δmax <δ’である
旨)の報知を行う。
【0149】また、プリント画像の画質の程度をより詳
細に報知するため、δmax <δ’である場合には、さら
に、錯乱円径(δ’)を1より大きい値(β)で徐した
値(δ’/β)が、許容錯乱円入力手段15から入力さ
れた許容錯乱円径(δmax )以下か否か、すなわち、δ
max ≧δ’/βか否かを判断し、その画質判断結果を報
知する。以下、具体的に説明する。
【0150】図14は、制御手段10の広角側へのズー
ミング時の動作を示すフローチャートである。以下、こ
のフローチャートに基づいて説明する。広角側ズームス
イッチ72bがオンすると、コード板81およびコード
接片85から入力される信号に基づいて、広角端461
か否かを判断する(ステップ801)。
【0151】ステップ801において広角端461では
ないと判断した場合には、測光手段75が作動する(ス
テップ802)。次いで、測光手段75からの測光情報
に基づき露出演算を行い、これによりシャッタ速度およ
びFナンバー(F値)F’を算出する(ステップ80
3)。
【0152】次いで、プリント画面フォーマットを読み
込む(ステップ804)。次いで、希望プリントサイズ
を読み込む(ステップ805)。次いで、ズームモータ
11を図2中反時計回りに回転駆動(逆転)させる(ス
テップ806)。
【0153】次いで、コード板81およびコード接片8
5から入力される信号に基づきトリミング倍率S4 を特
定し、そのトリミング倍率S4 を読み込む(ステップ8
07)。
【0154】次いで、フィルム100上の許容錯乱円径
δ0 、撮影光学系30の開放F値F0 、撮影光学系30
のF値F’、プリント画面フォーマット、希望プリント
サイズおよびトリミング倍率S4 に基づいて、フィルム
100から印画紙110へプリントされたときのプリン
ト画像における錯乱円径δ’を求める(ステップ80
8)。
【0155】この場合、前記望遠側へのズーミングの場
合と同様に、制御手段10は、前記表1および2に示す
読み込んだプリント画面フォーマットおよび希望プリン
トサイズに対応する係数δ1 およびδ2 を、それぞれ、
メモリーから読み出し、その各係数δ1 およびδ2 と、
読み込んだトリミング倍率S4 と、算出したF値
(F’)とを下記(4)式に代入して、錯乱円径δ’を
計算する。 δ’=δ0 ×(F0 /F’)×δ1 ×δ2 ×S4 ・・・(4)
【0156】次いで、撮影者によって予め入力されてい
る許容錯乱円径δmax を読み込み、δmax ≧δ’か否か
を判断する(ステップ809)。ステップ809におい
てδmax ≧δ’と判断した場合には、警告を行わない。
すなわち、発音手段76はブザー音を出さず、ファイン
ダー内表示用のLCD6および外部表示用のLCD5
は、それぞれ星印を表示しない。そして、コード板81
およびコード接片85から入力される信号に基づいて、
広角端461か否かを判断する(ステップ809)。
【0157】ステップ809において広角端461では
ないと判断した場合には、広角側ズームスイッチ72b
がオフしたか否かを判断する(ステップ811)。ステ
ップ811において広角側ズームスイッチ72bがオン
していると判断した場合には、ステップ807に戻り、
再びステップ807〜811を実行し、ステップ811
において広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断
した場合には、ズームモータ11を停止する(ステップ
820)。
【0158】また、ステップ810において広角端46
1と判断した場合には、ズームモータ11を停止する
(ステップ820)。また、ステップ809においてδ
max <δ’と判断した場合には、δmax ≧δ’/1.5
か否かを判断する(ステップ812)。
【0159】ステップ812においてδmax ≧δ’/
1.5と判断した場合には、レベル1、2および3の3
段階からなる警告のうち最も画質が良い旨を示すレベル
1の警告を行う(ステップ813)。すなわち、発音手
段76は、大、中および小のうち小のブザー音を発し、
ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用のL
CD5は、それぞれ、星印を1つ表示する。
【0160】次いで、広角側ズームスイッチ72bがオ
フしたか否かを判断する(ステップ814)。ステップ
814において広角側ズームスイッチ72bがオンして
いると判断した場合には、ステップ807に戻り、再び
ステップ807以降を実行する。ステップ814におい
て広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断した場
合には、ズームモータ11を停止する(ステップ82
0)。
【0161】また、ステップ812においてδmax
δ’/1.5と判断した場合には、δmax ≧δ’/2か
否かを判断する(ステップ815)。ステップ815に
おいてδmax ≧δ’/2と判断した場合には、レベル1
〜3のうち中間の画質を示すレベル2の警告を行う(ス
テップ816)。すなわち、発音手段76は、中のブザ
ー音を発し、ファインダー内表示用のLCD6および外
部表示用のLCD5は、それぞれ、星印を2つ表示す
る。
【0162】次いで、広角側ズームスイッチ72bがオ
フしたか否かを判断する(ステップ817)。ステップ
817において広角側ズームスイッチ72bがオンして
いると判断した場合には、ステップ807に戻り、再び
ステップ807以降を実行する。ステップ817におい
て広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断した場
合には、ズームモータ11を停止する(ステップ82
0)。
【0163】また、ステップ815においてδmax
δ’/2と判断した場合には、レベル1〜3のうち最も
画質が悪い旨を示すレベル3の警告を行う(ステップ8
18)。すなわち、発音手段76は、大のブザー音を発
し、ファインダー内表示用のLCD6および外部表示用
のLCD5は、それぞれ、星印を3つ表示する。
【0164】次いで、広角側ズームスイッチ72bがオ
フしたか否かを判断する(ステップ819)。ステップ
819において広角側ズームスイッチ72bがオンして
いると判断した場合には、ステップ807に戻り、再び
ステップ807以降を実行する。ステップ819におい
て広角側ズームスイッチ72bがオフしたと判断した場
合には、ズームモータ11を停止する(ステップ82
0)。以上でこのプログラムは終了する。
【0165】このように、カメラ1Bによれば、望遠側
へのズーミングの際、錯乱円に基づいて、プリント画像
の画質がピンボケを生じない許容範囲内か否かを判断
し、許容範囲を超える場合には、該望遠側へのズーミン
グが禁止されるので、ピンボケの目立つ写真の撮影を防
止でき、よって前述したカメラ1Aと同様に画質の良い
写真(プリント画像)を得ることができる。
【0166】なお、このカメラ1Bでは、撮影者が許容
錯乱円径δmax を入力するようになっているが、この他
例えば、許容錯乱円径δmax は、予め、カメラの工場出
荷時に設定されるようにしてもよい。
【0167】また、このカメラ1Bでは、プログラム自
動露出となっているが、例えば、絞り優先の自動露出や
マニュアル露出の場合には、図13および図14に示す
フローチャートにおいて、ステップ702および802
の「測光」動作と、ステップ703および803の「F
値算出」動作は、それぞれ省略され、予め撮影者が設定
したF値が入力される。
【0168】次に、本発明のカメラの第3実施例を説明
する。第3実施例では、画質情報(粒子サイズγ、
γ’、錯乱円径δ、δ’等)を作成せずに、ズーミング
を制御するような構成になっている。この構成を、フィ
ルムのISO感度、プリント画面フォーマットおよび希
望プリントサイズの3つの要素に基づいてズーミングを
制御する場合について説明する。
【0169】このカメラでは、例えば、下記表6に示す
ように、希望プリントサイズがサービスサイズにおけ
る、フィルムのISO感度と、プリント画面フォーマッ
トと、望遠側へのズーミングを許可するトリミング倍率
Sの上限値との組み合わせをテーブルとして、予め不揮
発性メモリー(例えば、ROM)に記憶しておく。これ
と同様に、希望プリントサイズが、キャビネサイズ、6
切、4切、半切および全紙のそれぞれにおける、フィル
ムのISO感度と、プリント画面フォーマットと、前記
トリミング倍率Sの上限値との組み合わせについても、
テーブルとして、予め不揮発性メモリーに記憶してお
く。
【0170】
【表6】
【0171】そして、望遠側へのズーミングの際、読み
込まれたフィルムのISO感度、プリント画面フォーマ
ットおよび希望プリントサイズに基づいて、望遠側への
ズーミングを許可するトリミング倍率Sの上限値を、前
記テーブル(表6)から読み出して設定し、コード板8
1から読み取った現在のトリミング倍率S5 と、前記設
定されたトリミング倍率Sの上限値とを比較し、現在の
トリミング倍率S5 が前記上限値を超える場合には望遠
側へのズーミングを禁止(停止)するよう構成する。
【0172】例えば、上記表6に示すように、希望プリ
ントサイズがサービスサイズ、フィルムのISO感度が
ISO 100、プリント画面フォーマットがハイビジ
ョンサイズの場合には、前記トリミング倍率Sの上限値
は、7.5倍に設定される。この場合には、望遠側への
ズーミングは、現在のトリミング倍率S5 が7.5倍ま
で許可され、現在のトリミング倍率S5 が7.5倍を超
える場合には禁止される。この他の組み合わせについて
も前記と同様に、現在のトリミング倍率S5 がトリミン
グ倍率Sの上限値を超える場合には、望遠側へのズーミ
ングが禁止される。
【0173】以上、本発明のカメラを、図示の構成例に
基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば、本発明では画質は、トリミング情報
(トリミング倍率S)、フィルム100の感度(ISO
感度)、プリント画面フォーマット(ハイビジョンサイ
ズ、35mmサイズおよびパノラマサイズ等)、撮影者が
希望するプリントサイズ(サービスサイズ、キャビネサ
イズ、6切、4切、半切および全紙等)、露出情報(絞
り等)、カメラから被写体までの距離および撮影光学系
30の焦点距離のうちの少なくとも1つの情報に基づ
き、例えば、前述した各実施例と同様にして決定され
る。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラに
よれば、望遠側へのズーミングの際、フィルムから印画
紙へプリントされたときのプリント画像の画質が許容範
囲を超える場合には、該望遠側へのズーミング(ファイ
ンダー光学系の倍率増加)が禁止されるので、画質の悪
い写真の撮影を防止することができる。
【0175】また、プリント画像の画質が許容範囲を超
えた場合、報知手段によりその旨を報知する構成の場合
には、撮影者は、該プリント画像の画質の程度を感知す
ることができ、これにより画質を改善するような措置を
採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明におけるトリミングズーム手段の構成例
を示す斜視図である。
【図3】本発明のカメラの構成例を示す部分断面図であ
る。
【図4】本発明のカメラのファインダー内を示す図であ
る。
【図5】本発明のカメラのファインダー内を示す図であ
る。
【図6】本発明における外部表示用のLCDの表示例を
示す平面図である。
【図7】本発明における外部表示用のLCDの表示例を
示す平面図である。
【図8】本発明におけるフィルム上の画面領域と、印画
紙上の画面との対応を示す模式図である。
【図9】本発明のカメラの回路構成例を示すブロック図
である。
【図10】本発明における制御手段の望遠側へのズーミ
ング時の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明における制御手段の広角側へのズーミ
ング時の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例のカメラの回路構成例を
示すブロック図である。
【図13】本発明の第2実施例における制御手段の望遠
側へのズーミング時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明の第2実施例における制御手段の広角
側へのズーミング時の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1A、1B カメラ 1a トリミングズーム手段 2 カメラ本体 30 撮影光学系 31 鏡筒 4 ファインダー光学系 41 第1の変倍光学系レンズ 42 第2の変倍光学系レンズ 421 突起 43 カム板 431 カム溝 432 ガイド溝 433 ラックギヤ 441、442 突起 45 光軸 461 広角端 462 望遠端 5 外部表示用のLCD 51 星記号 52 「数字」「・」「×」記号 6 ファインダー内表示用のLCD 60 表示領域 61 星記号 62 「数字」「・」「×」記号 63、64、65 ファインダー画面 71 レリーズスイッチ 71a レリーズスイッチ 71b 測光測距スイッチ 72 ズームレバー 72a 望遠側ズームスイッチ 72b 広角側ズームスイッチ 73 プリント画面フォーマット選択スイッチ 74 測距手段 75 測光手段 76 発音手段 77 モード選択ボタン 78 ズーム禁止解除スイッチ 81 ズームコード板 85 ズームコード接片 9 変速機構 91 ピニオンギヤ 10 制御手段 11 ズームモータ 12 磁気ヘッド 13 フィルム走行モータ 14 許容粒子サイズ入力手段 15 許容錯乱円入力手段 16 フィルム走行検出手段 17 ISO感度検出手段 171 接点 172 コイルバネ 18 希望プリントサイズ入力手段 19 撮影光学系検出手段 20 ズーム制御手段 21 フィルム走行制御手段 22 報知制御手段 23 情報記録制御手段 24 絞り駆動手段 25 フォーカス駆動手段 26 シャッタ駆動手段 27 パトローネ装填部 28 スプール 100 フィルム 101 磁気トラック 102 パーフォレーション 103 コマ 104 画面領域 110 印画紙 111 画面 501〜520 ステップ 601〜619 ステップ 701〜721 ステップ 801〜820 ステップ P パトローネ P1 フィルム巻き付け軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像をフィルム面へ結像させる撮影
    光学系と、倍率を変更し得るファインダー光学系と、前
    記ファインダー光学系の倍率を変更する変倍手段と、前
    記変倍手段の作動を制御する制御手段とを有し、前記フ
    ァインダー光学系で視認される実視界画面に対応するフ
    ィルム上の画面領域を印画紙にプリントすることにより
    疑似的な望遠効果を得るカメラであって、 前記ファインダー光学系の望遠側へのズーミングの際、
    プリント画像の画質が許容範囲を超える場合には、前記
    制御手段は、前記ファインダー光学系の倍率増加を禁止
    するよう制御することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、フィルムから印画紙へ
    プリントされたときのプリント画像の画質の程度を示す
    画質情報を作成する演算部を有し、前記ファインダー光
    学系の望遠側へのズーミングの際、前記演算部において
    作成された前記画質情報に基づいて、前記プリント画像
    の画質が許容範囲内か否かを判断する請求項1に記載の
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画質情報として、
    前記プリント画像におけるフィルムの銀粒子サイズまた
    は前記プリント画像における錯乱円径を求める請求項2
    に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記プリント画像の画質が許容範囲を超
    えた場合、その旨を報知する報知手段を有する請求項1
    ないし3のいずれかに記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記プリント画像の画質は、前記ファイ
    ンダー光学系で視認される実視界画面に対応するフィル
    ム上の画面領域を特定するトリミング情報、フィルムの
    感度、プリント画面フォーマット、撮影者が希望するプ
    リントサイズ、露出情報、カメラから被写体までの距離
    および前記撮影光学系の焦点距離のうちの少なくとも1
    つの情報に基づいて決定される請求項1ないし4のいず
    れかに記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記ファインダー光学系で視認される実
    視界画面に対応するフィルム上の画面領域を特定するト
    リミング情報を記録する記録手段を有する請求項1ない
    し5のいずれかに記載のカメラ。
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