JPH088454B2 - 周波数変調回路 - Google Patents

周波数変調回路

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JPH088454B2
JPH088454B2 JP63078903A JP7890388A JPH088454B2 JP H088454 B2 JPH088454 B2 JP H088454B2 JP 63078903 A JP63078903 A JP 63078903A JP 7890388 A JP7890388 A JP 7890388A JP H088454 B2 JPH088454 B2 JP H088454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、周波数変調(FM)出力の中心周波数の変
化に無関係に一定レベルの高調波成分の除去を可能にし
た周波数変調回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、マルチバイブレータ方式の周波数変調回路が知
られているが、この周波数変調回路のFM出力には、通
常、矩形波出力であるため、多くの奇数次の高調波成分
が含まれており、このような周波数変調回路を、たとえ
ば、VTRのFMオーディオ系に用いると、FM出力に含まれ
ている高次高調波がビデオ系に侵入し、忠実度を低下さ
せる原因になる。たとえば、第3図に示すように、周波
数変調器(MOD)2の出力部側に低域通過フィルタ(LP
F)4を設置することが行われ、LPF4にはπ型フィルタ
が用いられる。このようなπ型フィルタで構成すると、
ICに内蔵することが困難であり、IC化を前提としてLPF4
には、たとえば、第4図に示す二次アクティブLPFが用
いられる。
この二次アクティブLPFは、演算増幅器6の前段に抵
抗8、10、キャパシタ12を設置するとともに、演算増幅
器6の入力側と出力側との間にキャパシタ14を設置し、
ICに内蔵可能な回路として構成される。Rは抵抗値、
C、2Cは容量値を表す。
そして、MOD2では、第5図のAに示すように、基準中
心周波数f0を中心にした本来のFM出力VFMが得られると
ともに、一次および二次の高調波周波数f1、f2を中心に
した高調波成分のFM出力が得られる。
また、LPF4では、第5図のBに示すように、中心周波
数f0に対応したカットオフ周波数fCを持つフィルタ特性
が設定されているので、第5図のCに実線で示すよう
に、一次および二次の高調波周波数f1、f2の各成分は、
減衰利得G1、G2により、中心周波数(キャリア周波数)
f0の成分に比較して不都合を生じない程度の低レベルに
抑えられる。VFM0は、高調波成分を除去した最終的なFM
出力を表す。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、LPF4のカットオフ周波数fCは、素子特性の
ばらつきを考慮して中心周波数f0から十分に離れた周波
数に設定することが行われている。このため、高調波成
分に対し、十分な減衰比が取り難く、しかも、カットオ
フ周波数fCが素子特性のばつきによって変化すると、高
調波成分に対する減衰比率が変り、高調波成分を十分に
減衰させることができない。
また、カットオフ周波数fCを固定値とした場合には、
PAL方式、SECAM方式など、中心周波数f0が異なる方式、
或いは、左右チャネルで異なる中心周波数f0のステレオ
周波数変調では、中心周波数f0に対するカットオフ周波
数fCの最適化が崩れ、高調波成分の除去が中心周波数f0
によって不十分になるおそれがあった。たとえば、第5
図のCに示すf0′、f0″に変更すると、これに伴って高
調波周波数f1、f2もf1′、f1″、f2′、f2″となるの
で、中心周波数f0とカットオフ周波数fCとの関係が崩
れ、減衰利得G1、G2もG1′、G1″、G2′、G2″のように
変化し、減衰利得G1′では、高調波周波数f1の成分を十
分に除去できないことになる。
そこで、この発明は、中心周波数f0およびカットオフ
周波数fCに一定の相関関係を持たせ、任意の中心周波数
f0に対応して最適なカットオフ周波数fCを設定するとと
もに、中心周波数f0のずれに無関係に不要高調波成分の
除去を可能にした周波数変調回路の実現を目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の周波数変調回路は、第1図に例示するよう
に、電圧または電流によって制御される制御発振器を以
て構成されるとともに、中心周波数を設定するためのキ
ャパシタを備えて、入力信号の振幅変化に応じた周波数
変化を持つ周波数変調出力を得る変調器(MOD22)と、
この変調器の周波数変調出力に含まれる高調波周波数成
分が除去可能な複数のカットオフ周波数が設定されると
ともに、前記中心周波数の変化に応じてカットオフ周波
数が制御されるアナログ可変フィルタ(26)と、前記変
調器の前記周波数変調出力から中心周波数の変動を表す
周波数偏差を検出し、この周波数偏差に応じて前記アナ
ログ可変フィルタの前記カットオフ周波数を選択的に切
り換える特性制御部(28)とを備えたことを特徴とす
る。
〔作用〕
変調器(MOD22)は、任意の中心周波数f0を基準に入
力信号Viの振幅変化に応じた周波数変化を持つ周波数変
調出力VFMを発生する。この変調器(MOD22)の中心周波
数f0の変化によってフィルタ(LPF26)のカットオフ周
波数fCを制御することにより、中心周波数f0とカットオ
フ周波数fCとに相関関係を持たせることが可能になり、
中心周波数f0の変化に応じて最適なカットオフ周波数fC
に変化させ、常に、中心周波数f0に対応したカットオフ
周波数fCの最適化が図られる。
〔実 施 例〕
第1図は、この発明の周波数変調回路の実施例を示
す。
周波数変調すべき入力信号Viは、周波数変調回路の前
段側に設けられた信号源20から周波数変調器(MOD)22
に加えられる。
MOD22は、電圧または電流によって制御される制御発
振器を以て構成されており、特定の中心周波数f0を基準
に信号源20からの入力信号Viに応じた周波数変移を持つ
FM出力VFMが得られる。このMOD22に付加されたキャパシ
タ24は、中心周波数f0を設定するための容量C0を持って
いる。
低域通過フィルタ(LPF)26は、アクティブフィルタ
などを以て、MOD22のFM出力VFM中に含まれる高調波周波
数f1、f2の成分を除去可能なカットオフ特性を持ち、そ
のカットオフ周波数fCを外部から制御可能に構成されて
いる。
そして、特性制御部28は、MOD22から中心周波数f0
変動を表す周波数偏差±Δf(=fm〜f0)を検出し、そ
の周波数偏差±Δfに応じた制御出力VCを発生する。こ
の制御出力VCによって、LPF26のカットオフ周波数fC
制御されので、中心周波数f0とカットオフ周波数fCとの
間に相関関係が得られ、常に中心周波数f0に対応した最
適なカットオフ周波数fCが設定される。
この周波数変調回路において、たとえば、第2図のA
に示すように、MOD22における素子特性のばらつきなど
により、中心周波数f0がf0′またはf0″に変動すると、
高調波周波数f1、f2も同様にf1′、f1″、f2′、f2″に
変化する。特性制御部28において、中心周波数f0の周波
数偏差(変動幅)±Δfが検出され、その大きさに応じ
たレベルを持った制御出力VCが得られる。
この制御出力VCがLPF26にカットオフ周波数fCの制御
入力として加えられ、中心周波数f0の変動に対応し、第
2図のBに示すように、カットオフ周波数fC′、fC″に
制御される。
この結果、LPF26には、中心周波数f0の変動に対応し
たカットオフ周波数fCが設定され、高調波周波数f1、f2
に対応して一定の減衰利得G1、G2が設定される。したが
って、第2図のCに示すように、カットオフ周波数fC
よる高調波周波数f1、f2の減衰利得G1、G2と同様に、変
動した高調波周波数f1′、f1″、f2′、f2″に減衰利得
G1′、G1″、G2′、G2″が設定され、高調波周波数f1
f2、f1′、f1″、f2′、f2″の成分が同一レベルで確実
に除去されたFM出力VFM0が出力端子30から取り出され
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、変調器の中
心周波数および低域通過フィルタのカットオフ周波数に
一定の相関関係ができるので、任意の中心周波数に対応
した最適なカットオフ周波数が得られるとともに、中心
周波数に対し、最適なカットオフ周波数を設定して、十
分な減衰比率が設定でき、素子特性のばらつきなどによ
って中心周波数が変動して確実に同一レベルで高調波成
分を除去でき、しかも、中心周波数とカットオフ周波数
との関係を利用して周波数調整を行うこともでき、たと
えば、スレオ周波数変調、PAL方式、SECAM方式など、中
心周波数が異なる方式に対応した周波数出力の取出しも
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の周波数変調回路の実施例を示すブロ
ック図、第2図は第1図に示した周波数変調回路の動作
特性を示す図、第3図は従来の周波数変調回路を示すブ
ロック図、第4図は従来の周波数変調回路に用いられる
アクティブ低域フィルタを示す回路図、第5図は第3図
に示した周波数変調回路の動作特性を示す図である。 20……信号源 22……周波数変調器(変調器) 26……低域通過フィルタ(フィルタ) 28……特性制御部 Vi……入力信号 VFM、VFM0……FM出力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧または電流によって制御される制御発
    振器を以て構成されるとともに、中心周波数を設定する
    ためのキャパシタを備えて、入力信号の振幅変化に応じ
    た周波数変化を持つ周波数変調出力を得る変調器と、 この変調器の周波数変調出力に含まれる高調波周波数成
    分が除去可能な複数のカットオフ周波数が設定されると
    ともに、前記中心周波数の変化に応じてカットオフ周波
    数が制御されるアナログ可変フィルタと、 前記変調器の前記周波数変調出力から中心周波数の変動
    を表す周波数偏差を検出し、この周波数偏差に応じて前
    記アナログ可変フィルタの前記カットオフ周波数を選択
    的に切り換える特性制御部と、 を備えたことを特徴とする周波数変調回路。
JP63078903A 1988-03-31 1988-03-31 周波数変調回路 Expired - Fee Related JPH088454B2 (ja)

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