JPH088519Y2 - 蓄電池用端子固定装置 - Google Patents

蓄電池用端子固定装置

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JPH088519Y2
JPH088519Y2 JP2451591U JP2451591U JPH088519Y2 JP H088519 Y2 JPH088519 Y2 JP H088519Y2 JP 2451591 U JP2451591 U JP 2451591U JP 2451591 U JP2451591 U JP 2451591U JP H088519 Y2 JPH088519 Y2 JP H088519Y2
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敏一 山本
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Furukawa Battery Co Ltd
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Furukawa Battery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓄電池用端子固定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄電池用端子固定装置として、図
7に示すように、中間部で直角に折り曲げた屈曲端子板
から成る端子Aを、蓄電池の蓋Bの上面に設けた封口剤
充填用凹部Cの底面に設けた極柱貫通孔Dを挿通して外
部に突出する極柱Eの突出端部に該端子Aの水平板部a
に設けた極柱用嵌合孔Fを溶接するに当たり、該端子A
を所定位置に固定保持した状態で溶接が行われるように
するため、該凹部C内に、該端子Aの水平板部aを両側
から挟持する挟持用突起G,Gを左右に配設したものが
知られている。
【0003】然るに、上記の端子固定装置は、該端子片
Aの水平板部aの両側縁に該一対の挟持用突起G,Gの
先端を当接させて挟持せしたにすぎないので、該端子A
はその両挟持点を中心として幅方向に動揺する傾向があ
る。その上、端子Aの屈曲部を中心として上下方向に動
揺を生ずる傾向があるので、その位置固定は不安定であ
る。従って、端子は、その溶接時に位置ずれを生ずるこ
とがあるばかりでなく、溶接後、該凹部Cに封口剤を充
填し溶接部を密着せしめた後でも、該端子Aに外部電機
機器の接続部材を接続する際などの外力で端子Aが動
き、その結果、その溶接部のシール性や封口剤との密着
性が劣化乃至破壊され、遂には、電解液の滲み出し、端
子Aの腐食をもたらす不都合がある。
【0004】又、別の蓄電池用固定装置として、図8示
のものが公知である。該装置は次のように構成されてい
る。即ち、端子Hは、その屈曲端子板の垂直板部hにそ
の両側から突出する左右一対の耳I,Iを配設して成る
ものに形成する一方、該蓋Bの凹部C内に、該左右一対
の耳I,Iを嵌着するスリットJ,Jをもつ左右一対の
固定用突起K,Kを配設して成るものである。
【0005】然るに、この固定装置は、該固定用突起
K,Kの該スリットJ,J内に、該端子Hの該左右一対
の耳I,Iを嵌着して位置決め固定するものであるが、
該スリットJ,Jには、該耳I,Iを不動に嵌着保持す
るに適した幅と長さをもつ寸法精度が要求される。即
ち、例えば、その幅が耳Iの厚さより広すぎれば、これ
に嵌合した耳Iのがたつきを生じ、位置決め固定の作用
をなさず、逆に狭すぎる場合は、該耳Iを嵌着できない
不都合をもたらす。仮に、スリットJ,Jの精度が正し
くても、該端子Hの耳I,IをこれらスリットJ,Jに
嵌着せしめる作業は煩わしく、作業能率が悪い。従っ
て、作業能率を向上せしめるために、例えば、スリット
J,Jを僅かに広幅とすると、該耳Iを挟持固定作用が
劣化し、該端子Hの屈曲部を中心に上下方向の揺動を生
じ易くなり、前記と同様の不都合をもたらす。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
蓄電池用端子固定装置の不都合を解消し、端子を容易に
所定位置に設置固定して溶接を行うことができ、外力な
どによる端子の動揺がなく長期に亘り安定堅牢な端子の
溶接封口部をもつ蓄電池用端子固定装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成した蓄電池用端子固定装置に係り、その構成は、中
間部で直角に折り曲げて成る屈曲端子板の水平板部の先
端部に極柱用嵌合孔を設け、その垂直板部にこれから左
右に突出する一対の係合用突起を配設して成る端子を用
意する一方、蓄電池蓋の上面に極柱貫通孔を囲んで設け
た封口剤充填用凹部内に、その後部に、該端子の垂直板
部の背面を支承する背面支承用突起と、該背面支承用突
起の斜め前方左右に、該端子の該一対の係合用突起の前
面を支承する一対の前面支承用突起とを配設し、且つ該
端子の該水平板部を両側から挟持する一対の挟持用突起
を、少なくとも一対配設して成る。
【0008】
【作用】該端子を、該凹部内に、その水平板部の先端部
の該極柱用嵌合孔を該凹部の該極柱挿通孔に挿通した極
柱の上端部に嵌合し、溶接するに当たり、該端子の水平
板部の両側縁を該凹部に配設した少なくとも一対の挟持
用突起で挟持するので、該端子の所定の位置決め固定が
得られる。更にその垂直板部の下部背面を該凹部に設け
た該背面支承用突起に当接させる一方、その垂直板部よ
り側方に突出した該一対の係合用突起を前面を該凹部に
配設した左右一対の前面支承用突起の背面に当接せしめ
ることにより、該端子の幅方向及び上下方向の揺動は防
止される。
【0009】又、本考案の上記構成によれば、該背面支
承用突起と、その斜め左右前方の前面支承用突起との間
に該端子の該垂直板部の下部両側部を挿入し得る広いス
ペース、夫々形成されると共に該左右の前面支承用突起
の背後に、該垂直板部の両側の係合用突起が収容される
広い収容空間が夫々形成されるので、該凹部に挿入した
該端子の該垂直板部の背面を該背面支承用突起に容易に
せしめることができると同時に、その両側の係合用突起
を該前面支承用突起に容易に当接せしめることができ、
端子のこれらの突起による固定作業を容易に成し得られ
る。
【0010】尚、該背面支承用突起を、該凹部より上方
に垂直板部の略全長に延長する背高突起に形状するとき
は、該端子の該垂直板部をその略全長に亘り背面から支
承できるので、該端子の該垂直板部に前方からの外力を
受けても、該垂直板部が後方へ撓むことがなく、該端子
動揺を防止できる。
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施例を詳述する。図1乃至
図3は、本考案の蓄電池用端子固定装置を示す。
【0012】図面で1は、端子を示す。端子1は、比較
的長手の鋼材などから成り、中間部を直角に折り曲げ、
水平板部1aと垂直板部1bとから成る屈曲端子板から
成る。更に、図示の例では、該垂直板部1bの中間部を
更に直角に、該水平板部1a側に折り曲げた外部の電子
又は電気応用機器のソケットなどの接続用器具を装着す
るに適した外部端子接続用板部1cを有する全体として
コ字状の屈曲端子板に形成した。更に、該端子1は、そ
の水平板部1aの先端部には、その中心軸線上に極柱用
嵌合孔2を形成し、更に、その垂直板部1bの下部に、
その両側から一体に突出する左右一対の係合用突起3,
3を配設した。該突起3,3は、金属板からの打ち抜き
により、該垂直板部1bと同じ厚さの耳板状突起に形成
された。かくして、本考案の端子固定装置に用いる端子
1を用意する。
【0013】一方、蓄電池4のモノブロック式合成樹脂
成形電槽に施された合成樹脂成形蓋5には、その上面
に、該蓋5の壁を貫通して設けた極柱貫通孔6を囲繞し
て封口剤充填用凹部7を設けた。図示の例では、該凹部
7は、略長方形の所定深さの凹部7に形成し、該凹部7
内に本考案の端子固定用突起を次のように配設した。
尚、図示の例では、該凹部は、蓋5の一隅の一段低い段
面に形成され、その底面の長さ方向の1側に偏位し、且
つその中心軸線上に円形の極柱貫通孔6を設けた。該貫
通孔6には、電槽の内部から上方に突出する一方の端子
極柱8の上方に突出せしめ、その突出端部に本考案の上
記端子1をその嵌合孔2で嵌合し且つ、その中心軸線上
に正しく不動に位置せしめた状態で該極柱8に溶接する
べく、本考案によれば、該凹部7内に、下記のようにし
て固定用突起を配備する。
【0014】即ち、該凹部7内の後部に、その後端壁面
にその中央部から前方に所望長さ突出して、該端子1の
垂直板部1bの下部の背面を支承する背面支承用突起9
を設けると共に、該突起9の斜め前方左右に、該凹部7
の左右の両側壁面に、これから突出して該端子1の該一
対の係合用突起3,3の前面を支承する一対の前面支承
用突起10,10を配設し、更に、本考案によれば、該
凹部7の左右の両側壁面から突出して、該端子1の該水
平板部1aを両側から挟持する一対の挟持用突起を少な
くとも一対配設して成る固定用突起の配備を構成したも
のであるが、この実施例によれば、図1に明示のよう
に、前記の前面支承用突起10,10を、該端子1の該
水平板部1aの両側縁に圧接する長手のものに形成し、
該一対の挟持用突起11,11を兼ねるものに形成し
た。
【0015】かくして、本考案の上記端子1と上記凹部
7内の突起配備とを組み合わせることにより、本考案の
蓄電池用端子固定装置が構成されるが、その端子1の固
定は次のように行う。即ち、該端子1を該凹部7内に挿
入し、その極柱用嵌合孔2を該極柱8に嵌合し、その水
平板部1aをその凹部7の底面に載置したとき、該端子
1は、次のようにその凹部の中心軸線上に位置決めされ
ると共に、その左右動及び上下動の全くない状態に下記
のように固定される。
【0016】即ち、該端子1を、その凹部7の底面にそ
の水平板部1aを載置するとき、該一対の挟持用突起1
1,11間に挿入すれば、その所定の中心線上に位置決
め固定され、自ら該水平板部1aは、その両側から該一
対の挟持用突起11,11で挟持され、換言すれば、該
端子1は、その所定の中心線上に位置せしめられる。こ
の際その端子1の垂直板部1bの背面の中央部は、該背
面支承用突起9に当接させ、同時に該垂直板部1bの下
部両側の左右一対の係合用突起3,3の前面を夫々対向
する該左右一対の前面支承用突起10,10の背面に当
接させる。
【0017】かくして、該端子1は、その背面から該背
面支承用突起9で支承されると同時に、その両側の係合
用突起3,3を介してその前面から支承されるので、該
端子1の屈曲部を中心とする上下方向の揺動とその左右
方向への揺動は共に一挙に防止される。従って、かゝる
固定状態の端子1は、極柱8との溶接が安定良好に得ら
れるばかりでなく、その溶接性、該凹部7内に封口剤を
充填し、その溶接部の密着した良好な封口状態も安定良
好に維持でき、前記従来の端子固定装置に生じた不都合
を解消することができる。
【0018】従って又、本考案の上記構成によれば、該
凹部7内に、その後端面中央に該背面支承突起9とその
斜め前方左右に一対の前面支承用突起10,10を配備
したので、該突起9,9とその左右の突起10,10の
間には、左右に係合用突起3,3をもつ該端子1の垂直
板部1bの両側部を容易に挿入し得る広いスペース1
2,12が形成されると共に、該左右の前面支承用突起
10,10の背後には該垂直板部1bの両側の係合用突
起3,3を収容し得る広い収容空間13,13が形成さ
れるので、該端子1の垂直板部1bの背面を該背面支承
用突起9に容易に当接せしめることができると同時に、
その両側の係合用突起3,3を前記の左右のスペース1
2,12を介して該広い収容空間13,13内に挿入収
容してその夫々の前面支承用突起10,10に容易に当
接せしめることができ、該端子1の凹部7内への挿入固
定作業を容易になし得る。従って、前記従来のスリット
に耳片を挿入する式に見られる固定装置の欠点である寸
法精度を要求されず、又煩わしい挿入作業を解消でき
る。
【0019】而も、本考案の構成によれば、必要に応じ
て、該背面支承突起9の前面と左右の前面支承用突起1
0,10の背面との間隔を、該端子1の垂直板部1bの
厚さより少許狭幅に形成することができ、これによれ
ば、該背面支承用突起9による該垂直板部1bを前方へ
押圧し、その両側の係合用突起3,3をその夫々の前面
支承用突起10,10に対する圧接力を増大して、その
固定力の増大をもたらすこともでき有利である。
【0020】尚、該背面支承用突起9及び左右の前面支
承用突起10,10は、肉薄の細いリブ状に形成すれ
ば、蓋成形時における樹脂のひけ等が発生しない。
【0021】該背面支承突起9は、図2及び図3に明示
のように、該凹部7より上方に該端子1の該垂直板部1
bの略全長に延長した延長部9aを有する背高突起とす
るときは、該垂直板部1bの背面支承を更に良好にし、
その該端子接続用板部1cに、外部接続部材を装着する
ときの押圧力により、該垂直板部1bが後方に撓むこと
を防止し、安定良好な端子の動揺を防止することができ
る。
【0022】図4乃至図6は、本考案の他の実施例を示
し、上記と同じ部分は同じ参照番号を付した。この変形
例によれば、該前面支承用突起10,10は、前面支承
用突起専用とし、これとは別個に、該端子1の水平板部
1aの中間部を両側から挟持するべく、該凹部7の両側
壁面の中間部より突出してその水平板部1aの両側縁に
当接し挟持する左右一対の挟持用突起11,11を配設
した。尚、この場合、前記の前面支承用突起10,10
を必要に応じ、挟持用として作用する長手突起とし、或
いはこれとは別個に2対以上の挟持用突起を配設して、
複数対の挟持用突起で該水平板部1aを挟持するように
してもよい。
【0023】尚、この場合、該端子1の該水平板部1a
には、その両側から夫々一対の中間に嵌合溝14,14
を形成した前後一対の嵌合用突起15,15を配設し、
前記の左右一対の挟持用突起11,11を該嵌合溝1
4,14内に夫々嵌合させて位置決め作用と端子1の左
右方向の動揺防止作用を更に備えるようにした。
【0024】
【考案の効果】このように本考案によるときは、互いに
直角に折り曲げた屈曲板から成り、その垂直板部に左右
一対の係合用突起を配設した端子を、蓋に設けた底面に
極柱貫通孔を有する封口剤充填用凹部の後部に背面支承
用突起と、その突起の斜め前方左右に一対の前面支承用
突起と少なくとも一対の挟持用突起とを配備したので、
該端子を該凹部内に挿入し該極柱貫通孔を挿通する極柱
に溶接するに当たり、その水平板部を該凹部の底面に載
置するとき、該水平板部は該一対の挟持用突起で所定の
位置に挟持されて位置決めし得ると共に、該端子の該垂
直板部の背面を該背面支承用突起に当接させると同時
に、その左右一対の係合用突起をその夫々対向する左右
一対の前面支承用突起に当接させることにより、該端子
の上下動及び左右動を防止され、端子の安定した固定状
態で、極柱との溶接ができ、又、その後、該凹部内に充
填した封口剤の溶接部との密着シール性を良好に維持で
きるなどの効果を有する。
【0025】上記の構成において、該背面支承用突起を
該凹部より上方に、該端子の該垂直板部の略全長に亘り
延長した背高突起とすることにより、外力による該垂直
板部の動揺を抑止し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蓄電池用端子固定装置の1例の上面図
である。
【図2】図1のII−II線裁断面図である。
【図3】図1示の本考案装置の分解斜面図である。
【図4】本考案の蓄電池用端子固定装置の他例の上面図
である。
【図5】図4のV−V線裁断面図である。
【図6】図4示の本考案装置の分解斜面図である。
【図7】従来の蓄電池用端子固定装置の1例の分解斜面
図である。
【図8】従来の蓄電池用端子固定装置の他例の分解斜面
図である。
【符号の説明】
1 端子 1a 水平板部 1b 垂直板部 2 極柱用嵌合
孔 3 係合用突起 4 蓄電池 5 蓋 6 極柱貫通孔 7 凹部 8 極柱 9 背面支承用突起 10 前面支承
用突起 11 挟持用突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部で直角に折り曲げて成る屈曲端子
    板の水平板部の先端部に極柱用嵌合孔を設け、その垂直
    板部にこれから左右に突出する一対の係合用突起を配設
    して成る端子を用意する一方、蓄電池蓋の上面に極柱貫
    通孔を囲んで設けた封口剤充填用凹部内に、その後部
    に、該端子の垂直板部の背面を支承する背面支承用突起
    と、該背面支承用突起の斜め前方左右に、該端子の該一
    対の係合用突起の前面を支承する一対の前面支承用突起
    とを配設し、且つ該端子の該水平板部を両側から挟持す
    る一対の挟持用突起を、少なくとも一対配設して成る蓄
    電池用端子固定装置。
  2. 【請求項2】 該背面支承用突起は、該凹部より上方に
    該端子の該垂直板部の略全長に亘り延長する背高突起に
    形成して成る請求項1の蓄電池用端子固定装置。
JP2451591U 1991-01-21 1991-01-21 蓄電池用端子固定装置 Expired - Lifetime JPH088519Y2 (ja)

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