JPH0885879A - 銅板屋根の緑青修復方法 - Google Patents

銅板屋根の緑青修復方法

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JPH0885879A
JPH0885879A JP24673794A JP24673794A JPH0885879A JP H0885879 A JPH0885879 A JP H0885879A JP 24673794 A JP24673794 A JP 24673794A JP 24673794 A JP24673794 A JP 24673794A JP H0885879 A JPH0885879 A JP H0885879A
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JP
Japan
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patina
copper
blasting
roof
coating
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Application number
JP24673794A
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English (en)
Inventor
Kunio Kurihara
邦男 栗原
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IZUMI DOUBAN KK
Original Assignee
IZUMI DOUBAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 銅板屋根の緑青成分の劣化によって生じた変
色・剥離部の修復を現場で簡単な作業によって行い密着
性、耐久性および色調にすぐれた人工緑青発色層を再現
することのできる方法を提供する。 【構成】 既設の塗装被覆による銅板緑青屋根の緑青成
分の劣化・剥落部の修復方法において、前記塗装被覆を
湿式ブラスト又は乾式ブラスト処理によって剥ぎ取ると
共に銅板表面を粗面化・活性化させ、次いで通常の緑青
発色処理液をベースとする無機化合物の緑青発色剤を塗
工することを特徴とする銅板緑青屋根の修復方法。 【効果】 ブラストおよび塗装工程のみからなる簡単な
現場作業によって銅板屋根の劣化剥離した緑青発色層を
短時間で効果的に修復し密着性、色調にすぐれかつ耐久
性の高い人工緑青銅板屋根を再現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既存の銅板屋根の緑
青修復方法に係り特に、塗装被覆により形成された人工
緑青銅板屋根の緑青成分の劣化被覆を除いて、銅屋根の
基材表面との密着性に優れた緑青を再現させることので
きる現場施工に適した銅板屋根の緑青修復方法に関す
る。
【0002】
【従来技術の問題点および発明が解決すべき課題】寺社
建築物等の銅屋根においては、銅基材の表面が長年にわ
たって大気中の水分、塩分、酸素、炭酸ガスおよび硫黄
化合物等の影響を受けて塩基性硫酸銅〔CuSO4 ・3
Cu(OH)2 〕、塩基性炭酸銅〔CuCO3 ・3Cu
(OH)2〕および場合によっては塩基性塩化銅〔Cu
Cl2 ・3Cu(OH)2 〕等を形成することによって
趣きの深い色調を持ちかつ耐蝕性に優れたいわゆる緑青
に変わって行くが、近年このような銅基材に人工的に短
期間で緑青を生じさせる人工緑青銅板の研究および開発
が進められ実用化の段階に到っている。
【0003】このような人工緑青銅板屋根については塗
装被覆法による緑青屋根製品が従来技術の主流である
が、銅基板表面と緑青発色層との密着性が必ずしも充分
ではなく、急激な温度サイクルによる応力負荷の反復や
周囲環境における化学的成分の影響による変性劣化のた
めに、天然緑青の場合とは異なって経時的に剥離や変色
を生じる。このため人工緑青屋根の実用的な施工が普及
して以来10余を経過した現在ではすでに所々に修復を
必要とする事例が生じている。
【0004】一般に、塗装被覆による緑青銅板は下地塗
膜処理を施した上に緑青成分が被覆されていおり、この
被覆緑青成分が剥落した後では下地塗膜が残ったまま劣
化し、下地が表面に出て茶褐色を呈している。従来の修
復方法においては、このような劣化褪色した緑青銅板屋
根に緑青発色処理液を再度塗工して新たな緑青を発生さ
せていたが、ほとんどの場合修復後一年程度で再度剥離
が生じることが知られている。
【0005】緑青銅板屋根の修復の場合は、工場におけ
る人工緑青銅板の製造とは異なって、修復対象が広い面
積にわたり、かつ作業が足場の不安定な高所の屋根で行
われることから、現場での修復作業には充分な設備や資
材を活用することが困難であり、技術的および時間的に
も制約があった。このため、たとえば剥離剤による塗膜
の除去等も試みたが、なお充分な対案とはいえず効果的
な解決手段の提供が当面の課題となっている。
【0006】本発明者等は前記緑青銅板屋根の修復によ
り形成された緑青発色層の短期間での剥離が銅基材面と
の不充分な密着に起因することにあるものと考え、修復
処理に先立って銅基材の塗装被覆を予め完全に剥離除去
することに着目し、その手段として湿式ブラスト又は乾
式ブラスト法を適用して緑青劣化被膜を剥ぎ取り、次い
で緑青発色液を塗工したところ、従来の人工緑青製品と
変わりのない優れた色調と耐蝕性のある緑青銅板屋根が
再現され、かつ施工後2〜3年を経過しても何等緑青層
に剥離や変色が認められないことを確認し本発明を完成
するに到った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち前記本発明の課
題は既設の塗装被覆による銅板緑青屋根の緑青成分の劣
化剥落部を修復する方法において、前記塗装被覆を湿式
ブラスト又は乾式ブラスト処理によって剥ぎ取ると共に
銅板表面を粗面化・活性化させ、次いで緑青発色処理液
をベースとする無機化合物の緑青発色剤を塗工すること
を特徴とする銅板緑青屋根の修復方法によって達成され
る。
【0008】
【作用】本発明においては緑青発色層が部分的に変色・
剥離した銅板屋根の表面に湿式ブラスト又は乾式ブラス
トを施して表面の塗装膜を予め完全に剥離させる。この
場合ブラストとしては基本的には通常の水流ジェット法
等のウォータブラスト又はサンドブラスト法等の技術を
用いることができるが、本発明においては劣化した緑青
塗膜を剥離させて銅基材の表面を完全に露出させさらに
これを粗面化・活性化させる程度にブラストを施すこと
が重要である。
【0009】このように銅基材表面を活性化するブラス
ト処理のためにはその表面を少なくとも約30〜50μ
m程度に粗面化することが必要であり、単に塗膜を剥離
させる程度のブラストでは銅基材との密着性が不充分で
あり、かつ銅表面からの効果的な銅イオンの供給が行わ
れない。一方ブラストを過度に施しても目的とする効果
はそれほど向上せず作業時間が徒に増大する。実際の現
場作業では銅基材の表面に白褐色の金属光沢が生じる程
度のブラスト処理を目安とすればよい。作業性の向上お
よび作業環境上の点から微細な砥粒(珪砂、アランダ
ム、カーボランダム、グラスビーズ等)を含む水流を4
〜6kg/cm2 の高圧で噴射させるウォータジェット
法を用いることが好ましい。
【0010】次いでブラストによって活性化された銅基
材の表面に発色処理液を塗工する。発色処理液としては
従来技術で公知の任意の人工緑青発色処理液を用いるこ
とができ、たとえば特開昭55−110780号に記載
された人工緑青液、同60−96769号に記載された
緑青発生用液組成物、特開昭60−137971号に記
載された緑青処理、特開昭62−192586号に記載
された人工緑青発生液および特開平4−193961号
に記載された緑青の形成方法における処理液又はそれら
の改良処理液等を用いることができる。
【0011】緑青発色処理液の塗布に先立って前処理と
しての下地被覆又は化成処理を施してもよいが、前記の
ように銅板屋根の緑青修復は足場の悪い高所の屋根で施
されるため、作業工程やその内容を極力簡略化すること
が好ましい。本発明においては前記ブラストによって銅
基材の表面が充分活性化される程度に粗面化されている
ので、発色処理液を直接塗工するだけでも緑青化反応が
効果的に進行し、かつ形成された緑青発色層と銅基材と
の密着性が著しく向上する。また粗面化された銅基材の
表面からは緑青化反応に寄与する銅イオンが常に表面側
の緑青発色層に供給されるので、緑青化が持続的に進行
し耐久性のある緑青銅板が再生される。
【0012】また前記のように本発明は緑青銅板屋根の
修復に際して湿式ブラスト又は乾式ブラスト処理を施し
てから発色処理液を塗工するだけの簡単な工程のみから
なるので、足場の悪い屋根における修復作業を特別な熟
練や大規模な装置を必要とせずに容易にかつ短時間に行
うことができ、設備費や人件費を含めた作業コストの低
減および工期の大幅な短縮が得られる。
【0013】
【実施例】以下本発明を実施例によりさらに説明する。
【0014】実施例 人工緑青板屋根施工後10年を経過した塗装被覆法によ
る緑青銅板屋根の茶褐色に劣化した表面に対して微粒硅
砂を混入した水を水5.0Kg/cm2 の水圧で噴射し
て塗装膜を剥離させた。ブラストによって銅基材自体の
表面が完全に露出しかつ粗面化・活性化されたことを表
面に白褐色の金属光沢が生じることによって確認し、次
いで水1リットルについてCuSO4 …50g、(NH
4 2 SO4 …20g、NaCl…10g、FeCl3
…20g、MgCl2 …20g、1N・HCl…70c
cおよび35%H2 2 …60ccの組成からなる緑青
発色処理液を塗布し、十分ブラッシングを行ってから2
日間放置したところ、密着性および耐久性に優れ色調の
良好な緑青被膜が形成された。
【0015】前記実施例においては、作業には通常のブ
ラスト処理および塗装作業の他に何等特別な作業工程を
必要とせず極めて短時間で作業が完了すると共に緑青の
発生が認められ、かつこの緑青被膜は修復作業の施工後
約2年を経過しても何等剥離や変色が認められなかっ
た。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば人工緑青銅板屋根の塗装
被覆の緑青成分の劣化・剥離部の修復工事や、既設銅屋
根の早期緑青化に適切に対応することが可能であり、特
別な熟練や設備を必要としない現場施工法として極めて
有用な効果がもたらされる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の塗装被覆による銅板緑青屋根の緑
    青成分の劣化剥落部を修復する方法において、前記塗装
    被覆を湿式ブラスト又は乾式ブラスト処理によって剥ぎ
    取ると共に銅板表面を粗面化・活性化させ、次いで緑青
    発色処理液をベースとする無機化合物の緑青発色剤を塗
    工することを特徴とする銅板緑青屋根の修復方法。
  2. 【請求項2】 微細な砥粒を含む水流を4〜6kg/c
    2 の高圧で前記塗装被覆にブラストする請求項1記載
    の銅板緑青屋根の修復方法。
JP24673794A 1994-09-16 1994-09-16 銅板屋根の緑青修復方法 Pending JPH0885879A (ja)

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