JPH0886362A - 軸受部のシ−ル構造 - Google Patents
軸受部のシ−ル構造Info
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- JPH0886362A JPH0886362A JP24877394A JP24877394A JPH0886362A JP H0886362 A JPH0886362 A JP H0886362A JP 24877394 A JP24877394 A JP 24877394A JP 24877394 A JP24877394 A JP 24877394A JP H0886362 A JPH0886362 A JP H0886362A
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- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールリング6を駆動軸1の凹溝1bの内側
面との間で摩擦係数の低い樹脂被膜5を介して摺動させ
ることにより、この摺動を円滑にし摩擦熱の発生を抑制
して、耐久性の高い軸受部のシール構造を提供する。 【構成】 PPS製の駆動軸1における凹溝1bの内側
面にフッ素樹脂のコーティングによる樹脂被膜5を形成
した軸受部のシール構造。
面との間で摩擦係数の低い樹脂被膜5を介して摺動させ
ることにより、この摺動を円滑にし摩擦熱の発生を抑制
して、耐久性の高い軸受部のシール構造を提供する。 【構成】 PPS製の駆動軸1における凹溝1bの内側
面にフッ素樹脂のコーティングによる樹脂被膜5を形成
した軸受部のシール構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸と軸受とが相対的
に回転するラジアル軸受部において、この軸受部を通っ
て流体が移動するのを封止するためのシール構造に関す
る。
に回転するラジアル軸受部において、この軸受部を通っ
て流体が移動するのを封止するためのシール構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種機器の内部から回転力を取り出した
り、或いは機器内部の設けた回転装置部分を外部から回
転駆動する場合、これら機器のケ−シングに形成した円
孔に回転軸を挿通し、この回転軸によって回転力を取り
出したり内部の回転装置を駆動する必要がある。このよ
うな回転駆動機構を備えた機器においては内部が高圧と
なる場合が多く、前記ケ−シング内に存在する高圧の流
体が外部に漏出しないように回転軸の外表面と円孔の内
周面との間のシ−ル性を保持する為の軸受部のシ−ル装
置を設ける必要がある。
り、或いは機器内部の設けた回転装置部分を外部から回
転駆動する場合、これら機器のケ−シングに形成した円
孔に回転軸を挿通し、この回転軸によって回転力を取り
出したり内部の回転装置を駆動する必要がある。このよ
うな回転駆動機構を備えた機器においては内部が高圧と
なる場合が多く、前記ケ−シング内に存在する高圧の流
体が外部に漏出しないように回転軸の外表面と円孔の内
周面との間のシ−ル性を保持する為の軸受部のシ−ル装
置を設ける必要がある。
【0003】図6は従来から用いられている軸受部のシ
−ル構造を示す概要図である。このシ−ル装置は、機器
を構成するハウジング2に形成した円孔2cに駆動軸1
を嵌挿し、該駆動軸1の外表面全周にわたって凹溝1b
を形成すると共に該凹溝1b内にシ−ルリング6を嵌め
入れて密封する構造となっている。このシ−ルリング6
はゴム等の弾性材を断面X字状の環体として形成され、
内周縁をその全周にわたって駆動軸1外周面に形成した
凹溝1bに嵌め入れて摺接させ僅かな隙間を介して対向
させた構造となっている。尚、この凹溝1b内には、シ
ールリング6と隣合わせに平板リング状のバックアップ
リングを挿嵌することにより、このシールリング6が機
器内の圧力に付勢されて軸受部の間隙にかみ込むのを防
止する対策を施す場合もある。
−ル構造を示す概要図である。このシ−ル装置は、機器
を構成するハウジング2に形成した円孔2cに駆動軸1
を嵌挿し、該駆動軸1の外表面全周にわたって凹溝1b
を形成すると共に該凹溝1b内にシ−ルリング6を嵌め
入れて密封する構造となっている。このシ−ルリング6
はゴム等の弾性材を断面X字状の環体として形成され、
内周縁をその全周にわたって駆動軸1外周面に形成した
凹溝1bに嵌め入れて摺接させ僅かな隙間を介して対向
させた構造となっている。尚、この凹溝1b内には、シ
ールリング6と隣合わせに平板リング状のバックアップ
リングを挿嵌することにより、このシールリング6が機
器内の圧力に付勢されて軸受部の間隙にかみ込むのを防
止する対策を施す場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記軸受シ−
ル構造における軸受部に着目すると、図7に示すよう
に、シールリング5の外周面がハウジング2の軸受2a
の内周面と接する面の周囲長さ(2πr1 )は、シール
リング6の内周面が駆動軸1のシール溝1bの底面と接
する面の周囲長さ(2πr2 )よりも長くなる。従っ
て、摩擦抵抗はシ−ルリング6の外周面側の方が大きい
ためこのシールリング6はシール溝1bの底面との間で
摺動し、ハウジング2側に従動することになる。また、
回転速度の差が大きくなり機器内部の圧力が高くなった
場合には、図7に示したように、シールリング6が高圧
側とは反対側(低圧側)に付勢されるので、シール溝1
b内の低圧側の側面との間でも摺動が発生する。そし
て、このような摺動が起きると、シールリング6とシー
ル溝1bの底面や低圧側の側面との間のすべりによって
摩擦熱が発生する。
ル構造における軸受部に着目すると、図7に示すよう
に、シールリング5の外周面がハウジング2の軸受2a
の内周面と接する面の周囲長さ(2πr1 )は、シール
リング6の内周面が駆動軸1のシール溝1bの底面と接
する面の周囲長さ(2πr2 )よりも長くなる。従っ
て、摩擦抵抗はシ−ルリング6の外周面側の方が大きい
ためこのシールリング6はシール溝1bの底面との間で
摺動し、ハウジング2側に従動することになる。また、
回転速度の差が大きくなり機器内部の圧力が高くなった
場合には、図7に示したように、シールリング6が高圧
側とは反対側(低圧側)に付勢されるので、シール溝1
b内の低圧側の側面との間でも摺動が発生する。そし
て、このような摺動が起きると、シールリング6とシー
ル溝1bの底面や低圧側の側面との間のすべりによって
摩擦熱が発生する。
【0005】ところで、従来の軸受のシ−ル装置は、駆
動軸1とハウジング2の双方を耐熱性が極めて高い鋼材
によって構成していたので、上記のようにシール溝1b
内で摩擦熱が発生しても何ら問題は生じなかった。しか
しながら、最近、駆動装置で使用される前記駆動軸1側
を合成樹脂化して軽量化を図りたいという要請が生じて
来ている。そして、このような樹脂化を行う場合には、
駆動軸1が動力を伝達するものであるため、PPS(ポ
リフェニレンサルファイド)等のように機械的強度の高
い樹脂材料が選択される。
動軸1とハウジング2の双方を耐熱性が極めて高い鋼材
によって構成していたので、上記のようにシール溝1b
内で摩擦熱が発生しても何ら問題は生じなかった。しか
しながら、最近、駆動装置で使用される前記駆動軸1側
を合成樹脂化して軽量化を図りたいという要請が生じて
来ている。そして、このような樹脂化を行う場合には、
駆動軸1が動力を伝達するものであるため、PPS(ポ
リフェニレンサルファイド)等のように機械的強度の高
い樹脂材料が選択される。
【0006】ところが、このように強度的基準を優先し
て材料選択されたPPS等の樹脂材料は、必ずしも十分
に高い耐熱性を得ることができないため、これを駆動軸
1として用いた場合に、上記のような摺動による摩擦熱
が発生すると、図8に示すように、シール溝1bの底部
や低圧側の側面の樹脂材料が摩耗や熱変形により凹凸形
状となってシール効果を低下させるおそれがあるという
問題があった。例えば、図6に示した軸受のシ−ル構造
において、常温の環境で駆動軸1とハウジング2の相対
的な回転速度を低速の50rpmとして試験を行うと、
この場合には摩擦熱の発熱量が少ないために特に問題は
生じないが、回転速度を高速の1000rpmに高めた
場合に、摺動部分が高温となって短時間でシール溝1b
内に凹凸形状が発生するようになる。また、100℃以
上の雰囲気中では、比較的低速でもシール溝1b内に凹
凸形状が発生する場合がある。
て材料選択されたPPS等の樹脂材料は、必ずしも十分
に高い耐熱性を得ることができないため、これを駆動軸
1として用いた場合に、上記のような摺動による摩擦熱
が発生すると、図8に示すように、シール溝1bの底部
や低圧側の側面の樹脂材料が摩耗や熱変形により凹凸形
状となってシール効果を低下させるおそれがあるという
問題があった。例えば、図6に示した軸受のシ−ル構造
において、常温の環境で駆動軸1とハウジング2の相対
的な回転速度を低速の50rpmとして試験を行うと、
この場合には摩擦熱の発熱量が少ないために特に問題は
生じないが、回転速度を高速の1000rpmに高めた
場合に、摺動部分が高温となって短時間でシール溝1b
内に凹凸形状が発生するようになる。また、100℃以
上の雰囲気中では、比較的低速でもシール溝1b内に凹
凸形状が発生する場合がある。
【0007】この発明は、上記事情に鑑み、合成樹脂製
の駆動軸におけるシールリングとの摺動面にフッ素樹脂
等による樹脂コーティングを行うことにより、シールリ
ングとの摺動に耐え得る軸受部のシール構造を提供する
ことを目的としている。
の駆動軸におけるシールリングとの摺動面にフッ素樹脂
等による樹脂コーティングを行うことにより、シールリ
ングとの摺動に耐え得る軸受部のシール構造を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、軸受部のシ−ル構造が、樹脂材料からなる軸部材
と、この軸部材を嵌合させて相対的に回転自在となる金
属材料からなる軸受部材とによって構成される軸受部で
あって、軸部材の外周面の嵌合部分に円周方向の全周に
わたってシール溝が穿設されると共に、弾性体からなる
リング状のシールリングがこのシール溝内に挿嵌され、
その内外周をシール溝の底面と軸受部材の内周面とにそ
れぞれ圧接させたシール構造において、軸部材における
少なくともシール溝の内側面のシールリングとの摺動面
が、軸部材の樹脂材料よりも摩擦係数の低い及び/又は
耐熱性の高い保護用樹脂材料によってコーティングされ
たことを特徴とする。
に、軸受部のシ−ル構造が、樹脂材料からなる軸部材
と、この軸部材を嵌合させて相対的に回転自在となる金
属材料からなる軸受部材とによって構成される軸受部で
あって、軸部材の外周面の嵌合部分に円周方向の全周に
わたってシール溝が穿設されると共に、弾性体からなる
リング状のシールリングがこのシール溝内に挿嵌され、
その内外周をシール溝の底面と軸受部材の内周面とにそ
れぞれ圧接させたシール構造において、軸部材における
少なくともシール溝の内側面のシールリングとの摺動面
が、軸部材の樹脂材料よりも摩擦係数の低い及び/又は
耐熱性の高い保護用樹脂材料によってコーティングされ
たことを特徴とする。
【0009】また、軸受部のシ−ル構造が、樹脂材料
からなる軸部材と、この軸部材を嵌合させて相対的に回
転自在となる金属材料からなる軸受部材とによって構成
される軸受部であって、軸受部材の内周面の嵌合部分に
円周方向の全周にわたってシール溝が穿設されると共
に、弾性体からなるリング状のシールリングがこのシー
ル溝内に挿嵌され、その内外周を軸部材の外周面とシー
ル溝の底面とにそれぞれ圧接させたシール構造におい
て、軸部材の外周面における少なくとも軸受部材のシー
ル溝との対向面が、軸部材の樹脂材料よりも摩擦係数の
低い及び/又は耐熱性の高い保護用樹脂材料によってコ
ーティングされたことを特徴とする。
からなる軸部材と、この軸部材を嵌合させて相対的に回
転自在となる金属材料からなる軸受部材とによって構成
される軸受部であって、軸受部材の内周面の嵌合部分に
円周方向の全周にわたってシール溝が穿設されると共
に、弾性体からなるリング状のシールリングがこのシー
ル溝内に挿嵌され、その内外周を軸部材の外周面とシー
ル溝の底面とにそれぞれ圧接させたシール構造におい
て、軸部材の外周面における少なくとも軸受部材のシー
ル溝との対向面が、軸部材の樹脂材料よりも摩擦係数の
低い及び/又は耐熱性の高い保護用樹脂材料によってコ
ーティングされたことを特徴とする。
【0010】更に、前記軸部材がポリフェニレンサル
ファイドからなると共に、上記保護用樹脂材料がポリテ
トラフルオロエチレンであることを特徴とする。
ファイドからなると共に、上記保護用樹脂材料がポリテ
トラフルオロエチレンであることを特徴とする。
【0011】
【作用】軸部材と軸受部材とが相対的に回転する場合、
シール溝内のシールリングは、その内外周の半径の相違
により、軸受部材に従動して回転し、軸部材に対して摺
動する。しかし、の手段では、このシールリングが摺
動する軸部材のシール溝の内側面が保護用樹脂材料によ
ってコーティングされ、の手段では、シールリングが
摺動する軸部材の外周面が保護用樹脂材料によってコー
ティングされている。ここで、保護用樹脂材料が摩擦係
数の低いものである場合には、シールリングの摩擦抵抗
が軸部材の本来の樹脂材料上で摺動する場合よりも小さ
くなるので、摺動が円滑になると共に摩擦熱の発生が抑
制され、この軸部材の摺動部が摩耗したり熱変形を起こ
すのを防止することができる。また、保護用樹脂材料が
耐熱性の高いものである場合には、シールリングの摺動
によって発生する摩擦熱に抗して軸部材の本来の樹脂材
料を保護することができる。
シール溝内のシールリングは、その内外周の半径の相違
により、軸受部材に従動して回転し、軸部材に対して摺
動する。しかし、の手段では、このシールリングが摺
動する軸部材のシール溝の内側面が保護用樹脂材料によ
ってコーティングされ、の手段では、シールリングが
摺動する軸部材の外周面が保護用樹脂材料によってコー
ティングされている。ここで、保護用樹脂材料が摩擦係
数の低いものである場合には、シールリングの摩擦抵抗
が軸部材の本来の樹脂材料上で摺動する場合よりも小さ
くなるので、摺動が円滑になると共に摩擦熱の発生が抑
制され、この軸部材の摺動部が摩耗したり熱変形を起こ
すのを防止することができる。また、保護用樹脂材料が
耐熱性の高いものである場合には、シールリングの摺動
によって発生する摩擦熱に抗して軸部材の本来の樹脂材
料を保護することができる。
【0012】更にの手段では、軸部材の樹脂材料とし
て機械的強度が高く比較的耐熱性も有するPPSを用い
ると共に、コーティングを行う保護用樹脂材料として、
このPPSよりも摩擦係数が十分に低く、かつ耐熱性も
高いフッ素樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレン樹
脂)を用いるので、高速回転でも摩擦抵抗が小さく且つ
高温雰囲気でもシ−ルリングとの摺動に耐える樹脂製軸
受シ−ルとすることが出来る。
て機械的強度が高く比較的耐熱性も有するPPSを用い
ると共に、コーティングを行う保護用樹脂材料として、
このPPSよりも摩擦係数が十分に低く、かつ耐熱性も
高いフッ素樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレン樹
脂)を用いるので、高速回転でも摩擦抵抗が小さく且つ
高温雰囲気でもシ−ルリングとの摺動に耐える樹脂製軸
受シ−ルとすることが出来る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照しながら説明する。図1乃至図3はこの発明の第
1実施例を示すものであって、図1はこの発明の軸受部
のシ−ル構造の部分縦断面図、図2は軸受部のシール構
造を示す部分拡大縦断面図、図3は駆動軸とシールリン
グを示す部分断面斜視図である。なお、図6乃至図8に
示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番
号を付記する。
を参照しながら説明する。図1乃至図3はこの発明の第
1実施例を示すものであって、図1はこの発明の軸受部
のシ−ル構造の部分縦断面図、図2は軸受部のシール構
造を示す部分拡大縦断面図、図3は駆動軸とシールリン
グを示す部分断面斜視図である。なお、図6乃至図8に
示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番
号を付記する。
【0014】この実施例は、駆動装置における軸受部の
シール構造について説明する。この軸受部のシール構造
は、軸部材である駆動軸1と、この駆動軸1を嵌合させ
て相対的に回転自在となる軸受部材であるハウジング2
とからなる。ハウジング2は、鋼製のほぼ筒状の軸受部
材であって、両端部に形成された嵌合孔をそれぞれ軸受
2aとすると共に、これらの軸受2aの間に内径の大き
く広がった圧力室2bが形成されている。一方、駆動軸
1は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)からなる
軸部材であり、両側部がハウジング2の両軸受2aに隙
間嵌めで嵌合され、ハウジング2との間で相対的に回転
自在となる。そして、図6で説明したと同様に、この圧
力室2b内には、ハウジング2の内周面及び駆動軸1の
外周面にそれぞれスプライン2cとスプライン1aが形
成され、アウタープレート3とインナープレート4が係
合されると共に、シリコンオイルが少量の空気と共に充
填されている。
シール構造について説明する。この軸受部のシール構造
は、軸部材である駆動軸1と、この駆動軸1を嵌合させ
て相対的に回転自在となる軸受部材であるハウジング2
とからなる。ハウジング2は、鋼製のほぼ筒状の軸受部
材であって、両端部に形成された嵌合孔をそれぞれ軸受
2aとすると共に、これらの軸受2aの間に内径の大き
く広がった圧力室2bが形成されている。一方、駆動軸
1は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)からなる
軸部材であり、両側部がハウジング2の両軸受2aに隙
間嵌めで嵌合され、ハウジング2との間で相対的に回転
自在となる。そして、図6で説明したと同様に、この圧
力室2b内には、ハウジング2の内周面及び駆動軸1の
外周面にそれぞれスプライン2cとスプライン1aが形
成され、アウタープレート3とインナープレート4が係
合されると共に、シリコンオイルが少量の空気と共に充
填されている。
【0015】なお、ハウジング2は、鋼以外の金属材料
を用いることもできる。また、駆動軸1は、PPS以外
の他の機械的強度の高い樹脂材料を用いてもよい。
を用いることもできる。また、駆動軸1は、PPS以外
の他の機械的強度の高い樹脂材料を用いてもよい。
【0016】上記ハウジング2の両軸受2aに対向する
駆動軸1の外周面には、それぞれ円周方向の全周にわた
ってシール溝1bが穿設されている。そして、図2に詳
細に示すように、このシール溝1bの内側面には、フッ
素樹脂であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
がコーティングされ樹脂被膜5が形成されている。PT
FEは、駆動軸1に用いられるPPSよりも摩擦係数が
十分に低く、かつ耐熱性も高い樹脂材料である。このP
TFEのコーティングは、フッ素樹脂系塗料を塗布し硬
化させることにより行うが、PTFEのシートの貼り付
け等によってコーティングすることも可能である。この
コーティングによる樹脂被膜5は、少なくともシール溝
1bの内側面における底面と、圧力室2bとは反対側
(低圧側)の側面とに形成される必要があるが、図示で
は圧力室2b側(高圧側)の側面にも形成されている。
また、この樹脂被膜5は、シール溝1bの内側面のみな
らず、その周囲の駆動軸1の外周面に形成されていても
よい。
駆動軸1の外周面には、それぞれ円周方向の全周にわた
ってシール溝1bが穿設されている。そして、図2に詳
細に示すように、このシール溝1bの内側面には、フッ
素樹脂であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
がコーティングされ樹脂被膜5が形成されている。PT
FEは、駆動軸1に用いられるPPSよりも摩擦係数が
十分に低く、かつ耐熱性も高い樹脂材料である。このP
TFEのコーティングは、フッ素樹脂系塗料を塗布し硬
化させることにより行うが、PTFEのシートの貼り付
け等によってコーティングすることも可能である。この
コーティングによる樹脂被膜5は、少なくともシール溝
1bの内側面における底面と、圧力室2bとは反対側
(低圧側)の側面とに形成される必要があるが、図示で
は圧力室2b側(高圧側)の側面にも形成されている。
また、この樹脂被膜5は、シール溝1bの内側面のみな
らず、その周囲の駆動軸1の外周面に形成されていても
よい。
【0017】上記シール溝1b内には、図3に示すよう
なゴム等の弾性材料を断面X字形のリング状に成型した
シールリング6がそれぞれ挿嵌されている。このシール
リング6は、内外周の間の幅がシール溝1bの深さより
も少し太くなっているので、駆動軸1がハウジング2の
軸受2aに嵌合した際に、その内外周がシール溝1bの
底面と軸受2aの内周面とにそれぞれ圧接される。従っ
て、圧力室2b内に充填されたシリコンオイルは、この
シールリング6によって封止され、これによって軸受部
のシール構造が形成される。また、シールリング6は、
図2に示したように、圧力室2b内が高圧となった場合
に低圧側に付勢される。従って、このシールリング6
は、シール溝1bの内側面における底面と低圧側の側面
に圧接されるので、必ず上記樹脂被膜5を介してこれら
の面と接するようになる。
なゴム等の弾性材料を断面X字形のリング状に成型した
シールリング6がそれぞれ挿嵌されている。このシール
リング6は、内外周の間の幅がシール溝1bの深さより
も少し太くなっているので、駆動軸1がハウジング2の
軸受2aに嵌合した際に、その内外周がシール溝1bの
底面と軸受2aの内周面とにそれぞれ圧接される。従っ
て、圧力室2b内に充填されたシリコンオイルは、この
シールリング6によって封止され、これによって軸受部
のシール構造が形成される。また、シールリング6は、
図2に示したように、圧力室2b内が高圧となった場合
に低圧側に付勢される。従って、このシールリング6
は、シール溝1bの内側面における底面と低圧側の側面
に圧接されるので、必ず上記樹脂被膜5を介してこれら
の面と接するようになる。
【0018】ところで、上記シール溝1b内には、シー
ルリング6が低圧側に付勢された場合に軸受2aとの間
隙にかみ込まれるのを防止するために、このシールリン
グ6の低圧側に平板リング状のバックアップリングを挿
嵌する場合がある。そして、この場合には、シールリン
グ6がシール溝1bの低圧側の側面にバックアップリン
グを介して圧接されるので、樹脂被膜5をこの低圧側の
側面に形成する必要は必ずしもなくなる。ただし、この
際には、バックアップリングを樹脂被膜5と同様の樹脂
材料で構成することが好ましい。
ルリング6が低圧側に付勢された場合に軸受2aとの間
隙にかみ込まれるのを防止するために、このシールリン
グ6の低圧側に平板リング状のバックアップリングを挿
嵌する場合がある。そして、この場合には、シールリン
グ6がシール溝1bの低圧側の側面にバックアップリン
グを介して圧接されるので、樹脂被膜5をこの低圧側の
側面に形成する必要は必ずしもなくなる。ただし、この
際には、バックアップリングを樹脂被膜5と同様の樹脂
材料で構成することが好ましい。
【0019】なお、上記シールリング6は、断面X字形
状のXリングに限らず、断面コの字形状のリップシール
やD字形状のDリング等を用いることもできる。また、
シール溝1bの断面形状は、図示のような矩形に限ら
ず、このシールリング6の形状に応じて適宜な凹形状と
することができる。
状のXリングに限らず、断面コの字形状のリップシール
やD字形状のDリング等を用いることもできる。また、
シール溝1bの断面形状は、図示のような矩形に限ら
ず、このシールリング6の形状に応じて適宜な凹形状と
することができる。
【0020】上記構成の軸受部のシール構造は、駆動軸
1とハウジング2とが相対的に回転した場合に、シール
溝1b内のシールリング6がその内外周の半径の相違に
よりハウジング2に従動して回転する。従って、このシ
ールリング6は、駆動軸1におけるシール溝1bの底面
と低圧側の側面とに樹脂被膜5を介して圧接された状態
で摺動することになる。しかしながら、この樹脂被膜5
に用いられるPTFEは、駆動軸1の樹脂材料であるP
PSよりも摩擦係数が極めて低いために、シールリング
6が非常に滑らかに摺動し摩擦熱の発生も十分に少なく
なる。
1とハウジング2とが相対的に回転した場合に、シール
溝1b内のシールリング6がその内外周の半径の相違に
よりハウジング2に従動して回転する。従って、このシ
ールリング6は、駆動軸1におけるシール溝1bの底面
と低圧側の側面とに樹脂被膜5を介して圧接された状態
で摺動することになる。しかしながら、この樹脂被膜5
に用いられるPTFEは、駆動軸1の樹脂材料であるP
PSよりも摩擦係数が極めて低いために、シールリング
6が非常に滑らかに摺動し摩擦熱の発生も十分に少なく
なる。
【0021】この結果、この実施例の軸受部のシール構
造によれば、シールリング6が樹脂被膜5を介して円滑
に摺動するので、この摺動によるシール溝1bの内側面
の摩耗が減少すると共に、摩擦熱の発生が抑制されるこ
とにより熱変形の発生も防止することができる。従っ
て、これら摩耗や熱変形によってシール溝1bの内側面
に凹凸形状が生じシール効果が低減するというおそれが
なくなり、駆動軸1に樹脂材料を用いた場合にも軸受部
のシ−ル構造の耐久性を高めることができるようにな
る。
造によれば、シールリング6が樹脂被膜5を介して円滑
に摺動するので、この摺動によるシール溝1bの内側面
の摩耗が減少すると共に、摩擦熱の発生が抑制されるこ
とにより熱変形の発生も防止することができる。従っ
て、これら摩耗や熱変形によってシール溝1bの内側面
に凹凸形状が生じシール効果が低減するというおそれが
なくなり、駆動軸1に樹脂材料を用いた場合にも軸受部
のシ−ル構造の耐久性を高めることができるようにな
る。
【0022】この実施例の軸受部のシ−ル構造と、駆動
軸1にPPSを用いた従来のシール構造との比較実験を
行った結果、常温の環境で駆動軸1とハウジング2のい
ずれかを回転させて相対速度を低速の50rpmとした
場合には、いずれもシール溝1bの内側面に摩耗や熱変
形による凹凸形状はほとんど発生しなかった。しかし、
高温の150℃の雰囲気中で低速の50rpm,中速の
100rpm及び高速の1000rpmの各相対回転速
度の試験を3秒間ずつ行うと、従来例では全ての場合に
凹凸形状が発生したのに対して、本実施例ではいずれの
場合にも凹凸形状はほとんど発生しなかった。従って、
本実施例の軸受部のシ−ル構造は、150℃の雰囲気中
で1000rpmという過酷な条件であっても、短時間
であれば十分に使用可能となる。
軸1にPPSを用いた従来のシール構造との比較実験を
行った結果、常温の環境で駆動軸1とハウジング2のい
ずれかを回転させて相対速度を低速の50rpmとした
場合には、いずれもシール溝1bの内側面に摩耗や熱変
形による凹凸形状はほとんど発生しなかった。しかし、
高温の150℃の雰囲気中で低速の50rpm,中速の
100rpm及び高速の1000rpmの各相対回転速
度の試験を3秒間ずつ行うと、従来例では全ての場合に
凹凸形状が発生したのに対して、本実施例ではいずれの
場合にも凹凸形状はほとんど発生しなかった。従って、
本実施例の軸受部のシ−ル構造は、150℃の雰囲気中
で1000rpmという過酷な条件であっても、短時間
であれば十分に使用可能となる。
【0023】図4及び図5はこの発明の第2実施例を示
すものであって、図4は駆動装置の軸受部のシ−ル構造
の部分縦断面図、図5は軸受部のシール構造を示す部分
拡大縦断面図である。なお、図1及び図2に示した第1
実施例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付
記して説明を省略する。
すものであって、図4は駆動装置の軸受部のシ−ル構造
の部分縦断面図、図5は軸受部のシール構造を示す部分
拡大縦断面図である。なお、図1及び図2に示した第1
実施例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付
記して説明を省略する。
【0024】この実施例は、第1実施例と同様の軸受部
のシ−ル構造における軸受部のシール構造について説明
する。ただし、ここでは、第1実施例で示したシール溝
をハウジング2の軸受2a側に形成した場合を示す。
のシ−ル構造における軸受部のシール構造について説明
する。ただし、ここでは、第1実施例で示したシール溝
をハウジング2の軸受2a側に形成した場合を示す。
【0025】図4に示すように、ハウジング2の両軸受
2aの内周面には、それぞれ全周にわたってシール溝2
dが形成されている。これらのシール溝2d内には、第
1実施例と同様のシールリング6がそれぞれ挿嵌され、
その内外周がシール溝2dの底面と駆動軸1の外周面に
圧接されてシール構造を形成している。また、これらの
シール溝2d内には、シールリング6の低圧側にバック
アップリングを挿嵌する場合もある。
2aの内周面には、それぞれ全周にわたってシール溝2
dが形成されている。これらのシール溝2d内には、第
1実施例と同様のシールリング6がそれぞれ挿嵌され、
その内外周がシール溝2dの底面と駆動軸1の外周面に
圧接されてシール構造を形成している。また、これらの
シール溝2d内には、シールリング6の低圧側にバック
アップリングを挿嵌する場合もある。
【0026】駆動軸1の外周面におけるハウジング2の
シール溝2dとの対向面には、図5に詳細に示すよう
に、第1実施例におけるシール溝1bの内側面と同様
に、PTFEがコーティングされて樹脂被膜5が形成さ
れている。なお、この樹脂被膜5は、駆動軸1の外周面
の他の部分にも形成されていてもよい。
シール溝2dとの対向面には、図5に詳細に示すよう
に、第1実施例におけるシール溝1bの内側面と同様
に、PTFEがコーティングされて樹脂被膜5が形成さ
れている。なお、この樹脂被膜5は、駆動軸1の外周面
の他の部分にも形成されていてもよい。
【0027】上記構成の軸受部のシール構造は、駆動軸
1とハウジング2とが相対的に回転した場合に、シール
リング6がハウジング2に従動して回転し、駆動軸1の
外周面の樹脂被膜5に圧接された状態で摺動することに
なる。しかしながら、この樹脂被膜5に用いられるPT
FEは、駆動軸1の樹脂材料であるPPSよりも摩擦係
数が極めて低いために、シールリング6は非常に滑らか
に摺動し摩擦熱の発生も十分に小さくなる。
1とハウジング2とが相対的に回転した場合に、シール
リング6がハウジング2に従動して回転し、駆動軸1の
外周面の樹脂被膜5に圧接された状態で摺動することに
なる。しかしながら、この樹脂被膜5に用いられるPT
FEは、駆動軸1の樹脂材料であるPPSよりも摩擦係
数が極めて低いために、シールリング6は非常に滑らか
に摺動し摩擦熱の発生も十分に小さくなる。
【0028】この結果、この実施例の軸受部のシール構
造の場合にも、シールリング6が樹脂被膜5を介して円
滑に摺動し摩擦熱の発生を抑制するので、摩耗や熱変形
によって駆動軸1の外周面に凹凸形状が生じシール効果
が低減するというおそれがなくなり、駆動軸1に樹脂材
料を用いた場合にも軸受部のシール構造の耐久性を高め
ることができるようになる。
造の場合にも、シールリング6が樹脂被膜5を介して円
滑に摺動し摩擦熱の発生を抑制するので、摩耗や熱変形
によって駆動軸1の外周面に凹凸形状が生じシール効果
が低減するというおそれがなくなり、駆動軸1に樹脂材
料を用いた場合にも軸受部のシール構造の耐久性を高め
ることができるようになる。
【0029】上記樹脂被膜5は、駆動軸1の樹脂材料よ
りも摩擦係数が低くかつ耐熱性が高いものを用いるのが
好ましく、第1と第2の実施例で示した駆動軸1にPP
Sを用い樹脂被膜5にPTFEを用いる組み合わせが最
適なものとなる。しかし、この樹脂被膜5は、駆動軸1
の樹脂材料よりも少なくとも摩擦係数の低いものであれ
ば他の樹脂材料を使用することもできる。また、駆動軸
1に用いる樹脂材料よりも耐熱性が高いポリアミド(P
A)系やポリイミド(PI)系等の樹脂材料を用いるこ
とも可能である。この場合、摩擦熱の発生の抑制効果は
あまり期待できないが、この摩擦熱による熱変形の発生
を防止できるので、これによって駆動軸1に凹凸形状が
生じるのを防ぐことができる。また、駆動軸1の樹脂材
料によっては、この樹脂被膜5にウレタン(PUR)系
の樹脂材料を用いることも可能となる。
りも摩擦係数が低くかつ耐熱性が高いものを用いるのが
好ましく、第1と第2の実施例で示した駆動軸1にPP
Sを用い樹脂被膜5にPTFEを用いる組み合わせが最
適なものとなる。しかし、この樹脂被膜5は、駆動軸1
の樹脂材料よりも少なくとも摩擦係数の低いものであれ
ば他の樹脂材料を使用することもできる。また、駆動軸
1に用いる樹脂材料よりも耐熱性が高いポリアミド(P
A)系やポリイミド(PI)系等の樹脂材料を用いるこ
とも可能である。この場合、摩擦熱の発生の抑制効果は
あまり期待できないが、この摩擦熱による熱変形の発生
を防止できるので、これによって駆動軸1に凹凸形状が
生じるのを防ぐことができる。また、駆動軸1の樹脂材
料によっては、この樹脂被膜5にウレタン(PUR)系
の樹脂材料を用いることも可能となる。
【0030】なお、上記第1と第2の実施例では、駆動
装置の軸受部のシール構造について示したが、回転する
軸受部で流体を封止するシール構造であれば、他のどの
ような軸受部のシール構造にも実施することができる。
装置の軸受部のシール構造について示したが、回転する
軸受部で流体を封止するシール構造であれば、他のどの
ような軸受部のシール構造にも実施することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の軸受部のシール構造によれば、軸部材にコーティン
グされた保護用樹脂材料によってシールリングの摺動時
の摩擦抵抗が低減され、又は摺動によって発生した摩擦
熱から軸部材の樹脂材料が保護されるので、軸部材の摺
動部が摩耗したり熱変形を生じてシール効果が低下する
のを防止でき、シール構造の耐久性を高めることができ
るという効果を奏する。
明の軸受部のシール構造によれば、軸部材にコーティン
グされた保護用樹脂材料によってシールリングの摺動時
の摩擦抵抗が低減され、又は摺動によって発生した摩擦
熱から軸部材の樹脂材料が保護されるので、軸部材の摺
動部が摩耗したり熱変形を生じてシール効果が低下する
のを防止でき、シール構造の耐久性を高めることができ
るという効果を奏する。
【図1】この発明の第1実施例を示すものであって、軸
受部のシ−ル構造の部分縦断面図である。
受部のシ−ル構造の部分縦断面図である。
【図2】この発明の第1実施例を示すものであって、軸
受部のシール構造を示す部分拡大縦断面図である。
受部のシール構造を示す部分拡大縦断面図である。
【図3】この発明の第1実施例を示すものであって、駆
動軸とシールリングを示す部分断面斜視図である。
動軸とシールリングを示す部分断面斜視図である。
【図4】この発明の第2実施例を示すものであって、軸
受部のシ−ル構造の部分縦断面図である。
受部のシ−ル構造の部分縦断面図である。
【図5】この発明の第2実施例を示すものであって、軸
受部のシール構造を示す部分拡大縦断面図である。
受部のシール構造を示す部分拡大縦断面図である。
【図6】従来例を示すものであって、軸受部のシ−ル構
造の縦断面図である。
造の縦断面図である。
【図7】従来例を示すものであって、軸受部のシール構
造を示す部分拡大縦断面図である。
造を示す部分拡大縦断面図である。
【図8】従来例を示すものであって、図7におけるシー
ル溝の内側面に凹凸形状が発生した場合を示す部分拡大
縦断面図である。
ル溝の内側面に凹凸形状が発生した場合を示す部分拡大
縦断面図である。
1 駆動軸 1b シール溝 2 ハウジング 2d シール溝 5 樹脂被膜 6 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 吉夫 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 (72)発明者 松井 大明 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂材料からなる軸部材と、この軸部材
を嵌合させて相対的に回転自在となる金属材料からなる
軸受部材とによって構成される軸受部であって、軸部材
の外周面の嵌合部分に円周方向の全周にわたってシール
溝が穿設されると共に、弾性体からなるリング状のシー
ルリングがこのシール溝内に挿嵌され、その内外周をシ
ール溝の底面と軸受部材の内周面とにそれぞれ圧接させ
たシール構造において、 軸部材における少なくともシ
ール溝の内側面のシールリングとの摺動面が、軸部材の
樹脂材料よりも摩擦係数の低い及び/又は耐熱性の高い
保護用樹脂材料によってコーティングされたことを特徴
とする軸受部のシール構造。 - 【請求項2】 樹脂材料からなる軸部材と、この軸部材
を嵌合させて相対的に回転自在となる金属材料からなる
軸受部材とによって構成される軸受部であって、軸受部
材の内周面の嵌合部分に円周方向の全周にわたってシー
ル溝が穿設されると共に、弾性体からなるリング状のシ
ールリングがこのシール溝内に挿嵌され、その内外周を
軸部材の外周面とシール溝の底面とにそれぞれ圧接させ
たシール構造において、 軸部材の外周面における少な
くとも軸受部材のシール溝との対向面が、軸部材の樹脂
材料よりも摩擦係数の低い及び/又は耐熱性の高い保護
用樹脂材料によってコーティングされたことを特徴とす
る軸受部のシール構造。 - 【請求項3】 上記軸部材がポリフェニレンサルファイ
ドからなると共に、上記保護用樹脂材料がポリテトラフ
ルオロエチレンであることを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の軸受部のシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24877394A JPH0886362A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 軸受部のシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24877394A JPH0886362A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 軸受部のシ−ル構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0886362A true JPH0886362A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17183174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24877394A Pending JPH0886362A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 軸受部のシ−ル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0886362A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110878830A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-13 | 深圳市山卓谐波传动科技有限公司 | 密封结构及减速器 |
| CN110878829A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-13 | 深圳市山卓谐波传动科技有限公司 | 密封结构及减速器 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP24877394A patent/JPH0886362A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110878830A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-13 | 深圳市山卓谐波传动科技有限公司 | 密封结构及减速器 |
| CN110878829A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-13 | 深圳市山卓谐波传动科技有限公司 | 密封结构及减速器 |
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