JPH08876B2 - ポリマー組成物の製造方法 - Google Patents

ポリマー組成物の製造方法

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JPH08876B2
JPH08876B2 JP60125958A JP12595885A JPH08876B2 JP H08876 B2 JPH08876 B2 JP H08876B2 JP 60125958 A JP60125958 A JP 60125958A JP 12595885 A JP12595885 A JP 12595885A JP H08876 B2 JPH08876 B2 JP H08876B2
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acid ester
citrate
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、クエン酸エステルを含むポリマー組成物、
例えばPVC組成物の製造方法に関するものである。以下
の説明においては、ポリマーの代表例としてPVCに関し
て説明を行うが、他のポリマーにおいても本発明の思想
を適用することができるということは当業者には明らか
であろう。
クエン酸エステルはポリビニルクロリド(PVC)樹脂
用の有用な可塑剤である。何故なら、これらのエステル
のあるものは、従来使用されていたフタル酸エステルと
比して低い毒性度を示すからである。ある種のクエン酸
エステルをPVC組成物およびPVC物品中に可塑剤として使
用した場合、石ケン水抽出に対する改良された耐性、お
よび低温性および移行特性を含めた他の利点が認められ
た。
ある種のクエン酸エステルを可塑剤として使用したPV
C組成物から形成された医療用物品は、従来の可塑剤を
使用したPVC配合物と比して、全血および血小板に対し
て改良された環境を与える。そのような医療用物品は下
記から構成され得る: 1.全血、充填赤血球、血小板および血漿の貯蔵用バツ
グ; 2.血液、血液製品および品質静脈内流体の輸送用の静脈
内配管; 3.留置用静脈内および動脈内カテーテル;および 4.(a)腎透析器具; (b)心臓切開手術に使用されるような小体酸素供給
器; (c)肺動脈不全用の膜酸素供給器; (d)輸血用の血小板および白血球を収集するための
食作用; および (e)集約的(intensive)血漿交換器具、 に使用される、全血と接触する配管用可撓性材料。
クエン酸エステルの製造は、エステル化反応工程後に
過剰のアルコールを除去せしめるある種のチタネート触
媒を使用することにより、著しく増進されることが見出
された。
従来の技術 クエン酸を使用して商業的に製造したクエン酸エステ
ルは以前から長期間市販されており、そしてPVC樹脂の
可塑剤として使用されている。しかしながら、PVC樹脂
組成物から製造した物品の性能は、今までに知られてい
るクエン酸エステル又は従来のフタル酸エステル可塑剤
のいずれを使用したものでも多くの固有の欠点があつ
た。例えば、医療品等級のPVC組成物が血液バツグ、管
および多様の健康に関連した物品の形成に使用されてお
り、そして近年、そのような物品の製造に毒性が主な関
心事となつている。最近の報告で、ジ−2−エチルヘキ
シルフタレート(DEHP)又は(DOP)およびジ−2−エ
チル−ヘキシルアジペート(DEHA)が歯類動物の肝臓発
癌物質であることが確認された。
インビトロの研究で、慣用の血液バツグ内に21日間貯
蔵した全血および24時間貯蔵した血小板で見られるDEHA
濃度にて、人間の二倍体線維芽細胞の生長が著しく阻止
されることが証明された。サルの輸血の研究で、輸血の
停止後から26カ月までの間、生理学的および組織学的な
肝臓異常が明らかにされた。腎臓透析を受けている患者
は、サルに肝臓障害を生じさせた量のほぼ10ないし20倍
の量のDEHPを受け入れていた。DEHPはまた、動物内でペ
ルオキシソーム増殖体でありそして多分肝発癌物質であ
ることが証明された。これらの結果は、ラツトおよびマ
ウスの標準国立癌研究所国立毒物学生物検査プログラム
研究(standard National Cancer Institute National
Toxicology Bioassay Program Study)により大いに支
持された。
別のPVC可塑剤を開発する工業的試みは、制限された
範囲で成功した。最近の比較研究で使用されるポリマー
の二つ、PVC-TOTMおよびポリオレフイン、は現在血小板
を7日間まで貯蔵することを許可されている。これはイ
ンビボでの生存および機能の研究並びにPVC-DEHPと比較
してそれらのポリマーのガス透過性が改良されているこ
との両者に基づく。上記の組成物(PVC-DEHPおよびポリ
オレフィン)およびその他の今まで試みられた全ての組
成物は赤血球生存の研究に適していないことが証明され
た。上述の組成物はまた赤血球の浸透脆弱性の増大、血
漿ヘモグロビン量の増大、および赤血球カリウム量の増
大を示す。このことは、赤血球膜病変を意味する。
フタル酸エステルのあるものは優れた可塑化性を有す
るが、それらは発癌性の疑いがあるために、将来医薬品
として使用する候補としては疑問がある。代替物とし
て、アセチルトリ−n−ブチルおよびトリ−n−ブチル
シトレートのような公知のクエン酸エステルが医薬級用
途のPVC可塑剤として試みられたが、これらの化合物は
高い石ケン水抽出パーセントを有するため、充分満足な
ものではなく、従つて多くの医学分野の用途に有用では
ないであろうことが判明された。また、PVC可塑剤とし
て使用した場合に適切な毒性および物理的特性を有する
ことが判明された新規なクエン酸エステルについて、新
しい製造技術を考案しなければならないことがわかつ
た。
発明が解決しようとする問題点 従つて本発明の目的は、生物学的研究において優れた
毒性試験結果を与えるPVC可塑剤を提供することであ
る。
本発明の別の目的は、従来の押打成形法、カレンダー
リング法又はプラスチゾル法を用いて容易に加工するこ
とができるPVC組成物用の可塑剤を提供することであ
る。
本発明の更に別の目的は、新規なクエン酸エステル、
即ち:PVC組成物中に加えた場合に望ましい物性を有する
可塑剤として使用することができるアセチルトリ−n−
ヘキシルシトレート、n−ブチリルトリ−n−ヘキシル
シトレート、アセチルトリ−n−(ヘキシル/オクチル
/デシル)シトレート、およびアセチルトリ−n−(オ
クチル/デシル)シトレート、を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、皮膚毒性、経口毒性および
遺伝子検定(genetic assay)に関する毒物学研究で優
れた結果を示すPVC組成物およびそれから形成した物品
を提供することにある。
本発明の他の目的は、全血又は血小板を収容するのに
改良された環境を与える血液バツグのような医療用物品
およびその製法を提供することにある。
本発明はまた、有機チタネートを使用した4種の新規
なクエン酸エステルの製法を提供して、経済的且つ効率
的な製法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的および利点は、以下の詳述から当業
者に明らかであろう。
問題を解決するための手段 次式: (式中、R1、R2およびR3はCH3ないしC18H37を表わし、 R4はCH3ないしC7H15を表わす) で表わされるクエン酸エステル、より詳しくはアセチル
トリ−n−ヘキシルシトレート、n−ブチリルトリ−n
−ヘキシルシトレート、アセチルトリ−n−(ヘキシル
/オクチル/デシル)シトレート、およびアセチルトリ
−n−(オクチル/デシル)シトレート、は有機チタネ
ート触媒を使用して製造され、そのようなエステルはPV
C組成物の医薬品等級可塑剤として有用であることが見
出された。該可塑剤は低い毒性度を有し、そして健康管
理および医薬品等級の用途に必要な、適当に釣合つた物
性をPVCに付与する。該クエン酸エステルの製造工程は
エステル化、過剰のアルコールの除去、およびその後の
アシル化を含む。次に慣用の中和および仕上げ工程が行
われる。アシル化工程は約110℃未満の温度で行われ
る。
PVC樹脂を、適当な安定剤および潤滑剤と共に上記の
クエン酸エステルの一つを合わせて、可塑化されたPVC
を形成し、そのPVCを押出成形、カレンダーリング又は
その他の方法の加工を行つて、血液バツグ、管およびそ
の他の製品を含む適当な製品とすることができる。この
ようにして製造した物品は低い毒性度を有し、そして優
れた抽出性、特に石ケン水抽出試験において優れた抽出
性を与える。石ケン水抽出試験は標準的な試験であり、
その結果は人間の血液のような体液を用いて得られる結
果と非常に似ている。
上記のクエン酸エステルを使用したPVC組成物から成
形した医療用物品は、全血又は血小板の貯蔵に使用した
場合、改良された安定性を示す。
クエン酸エステルの四つの好ましい形態は以下の通り
である: 1.アセチルトリ−n−ヘキシルシトレート 2.n−ブチリルトリ−n−ヘキシルシトレート 3.アセチルトリ−n−(ヘキシル/オクチル/デシル)
シトレート 4.アセチルトリ−n−(オクチル/デシル)シトレート 上記記載のクエン酸エステルの好ましい製造方法は、
150℃、好ましくは125〜130℃の温度範囲の低温で、適
当なアルコール(例えばクエン酸アセチルトリ−n−ヘ
キシルの製造の場合にはn−ヘキシルアルコール)を、
有機チタネート(テトラ−n−ブチルチタネート)の存
在下においてクエン酸によってエステル化し、過剰のn
−ヘキシルアルコールを除去し、次に生成したエステル
を酸無水物と反応させる工程を含む。150℃を超える温
度でエステル化を行うとクエン酸エステルが迅速な分解
を受け、多数の分解生成物が生成する。150℃よりも若
干低い程度の温度においては、主たる分解生成物はアコ
ニテートエステルである。生成したエステルと酸無水物
との反応は約110℃未満の温度で起こる。テトラ−n−
ブチルチタネートが好ましい。何故なら、チタネートの
アルキル基とクエン酸エステルのアルキル基との間で起
きるエステル交換が、通常クエン酸エステル中に存在し
ないアルキル基を導入する結果とならないからである。
好ましいPVC組成物は、中程度の分子量のPVC樹脂を上
記のクエン酸エステルの一種と2ないし1の割合で、必
要に応じて安定剤、潤滑剤および増量剤と共に混合・微
粉砕することを含む。好ましいPVC組成物から製造した
物品には血液バツグ、管およびその他の医学および健康
管理分野の物品が含まれる。
血液バツグのような医療用物品は医薬級の成分から、
PVC樹脂とクエン酸エステル可塑剤と以下のその他の成
分とを有するPVC組成物を生成して製造することができ
る: 重量部 (a)固有粘度0.97を有するPVC樹脂 100 (b)n−ブチリルトリ−n−ヘキシルシトレート50
(c)エポキシ化大豆油 10 (d)安定剤Ca/Zn 1 (e)潤滑剤(ステアリン酸) 0.1 成分を慣用法により混合しそして融解する。成分を混
合しそして310〜360゜F(154〜182℃)の範囲の温度でブ
レンダーを使用する等の慣用手段により融解し、次いで
押出機からペレツト化する。ペレツトを次に押出機内で
再融解しそして混合して、第2回の押出成形でフイル
ム、成形物品等を生成させる。
次にフイルム素材を切断しそして合わせてシールし
て、全血、充填赤血球、血小板、血漿および静脈内溶液
の貯蔵用のバツグを形成する。そのような血液バツグは
一般に、充填および空にするための又は管挿入用の一つ
又はそれ以上の開口部を有する透明な小袋から成る。
作用 ある種のクエン酸エステル、即ちアセチルトリ−n−
ヘキシルシトレート、n−ブチリルトリ−n−ヘキシル
シトレート、アセチルトリ−n−(ヘキシル/オクチル
/デシル)シトレートおよびアセチルトリ−n−(オク
チル/デシル)シトレートは、慣用のプラスチゾル法、
カレンダーリング又は押出成形法によりPVC樹脂と配合
した場合に、医学の用途に特に有用であることが見出さ
れた。そのような可塑化PVCは良好な透明度、良好な低
温性、低い揮発性および種々の媒体に対して低い抽出性
を有する。また、激毒性が低いことが示され、そして中
程度の分子量のPVC樹脂と完全な相溶性を有するため
に、上記の4種の指定されたエステルは無比且つ貴重な
ものとなる。研究により、上記4種のクエン酸エステル
は毒性物質でなく、直性的な皮膚刺激性又は注ぎ洗いし
ない目に対する眼刺激性でないことが示され、そして経
口投与しても全身毒性の徴候が生じずそして断食したマ
ウス又はラツトで死亡が示されなかつた。遺伝子又は染
色体量での変異原性を検出するための遺伝的毒物学的検
出で、これらのエステルはインビトロで微生物細胞又は
哺乳類細胞のいずれの遺伝子突然変異も又はインビボ又
はインビトロにおいて染色体突然変異を誘発しないこと
が示された。研究によりまた、インビボ条件において、
これらのクエン酸エステルは、人間が曝されると予想さ
れる現実的レベルの濃度において急速且つ完全に加水分
解することも示された。
実施例 クエン酸エステルの製法は次の通りである: 例1.アセチルトリ−n−ヘキシルシトレートの製造 n−ヘキシルアルコール330ポンド(150kg)、クエン
酸180ポンド(82kg)、テトラ−n−ブチルチタネート
1.54ポンド(0.70kg)およびヘプタン15ガロン(56.775
l)を、撹拌器、温度計、蒸気カラム、コンデンサーお
よびヘプタンを還流しながら反応を行う間に形成した水
を除去するために設置されたデカンターを備えた容器に
充填する。エステル化は140℃で行い、アコニテート(T
HA)レベルを0.5%以下に保持する。アコニテートレベ
ルは、反応時間をより長くし、より低温で最適な時間行
うことによって0.2%以下の範囲に保持することがで
き、約125〜130℃の温度によってこの範囲のアコニテー
トレベルを得ることができる。約130℃の温度において
は、アコニテート生成が一定になり優れた純度を有する
クエン酸エステルが得られるという独特の結果が得られ
る。エステル化の間、水をデカンターから定期的に除去
して、適当な温度と反応損度を維持する。エステル化反
応は、140℃で、エステル化混合物がクエン酸として最
大酸度0.5%を分析するまで継続するが、より純度の高
い生成物を得るためにより低い温度のエステル化反応及
びより低い酸度を用いることができる。次に、容器を12
0℃に冷却し、そして水を分離器から除去し、そしてそ
の中のヘプタンもまた将来使用するために除去する。容
器の還流ラインを閉じそして系の圧力をゆつくり下げ
る。反応がまを再び140℃に加熱し、そして蒸気を導入
して残留アルコールの除去を助ける。この真空蒸気抜取
りは、アルコールが慣用の実験室テストで検出されなく
なるまで続ける。も早アルコールが見出せなくなつた
時、蒸気を止め、温度を100℃に下げ、そしてチツ素ガ
スを用いて真空破壊する。
次に、濃硫酸(H2SO4)0.4ポンド(0.18kg)を容器に
充填し、その後容器を密閉し、そして無水酢酸約107ポ
ンド(49kg)(所定のモル量)を温度が110℃を越えな
いように遅い速度で添加する。無水酢酸の全量を添加し
た後、混合物の撹拌をアセチル化反応が完了するまで約
1時間続ける。
次に、系を十分な真空にしそして十分な熱を加えて、
蒸留を適当な速度で進行させる。この工程は、酢酸が慣
用の実験室テストで5%以下であることが示されるまで
続け、その時点で混合物を中和するために75℃に冷却す
る。
残りの中和、漂白、洗浄等の工程は、慣用のエステル
化工程における場合と同様にして行う。
例2.n−ブチリルトリ−n−ヘキシルシトレートの製
造: 例1で使用した容器に再びn−ヘキシルアルコール33
0ポンド(150kg)、クエン酸180ポンド(82kg)および
テトラ−n−ブチルチタネート1.54ポンド(0.70kg)を
充填する。エステル化反応を、ヘプタン−アルコール抜
取りである例1における場合と同様にして行う。その後
ブチリル化を、アセチル化工程で前に記載したように濃
硫酸0.4ポンド(0.18kg)および無水n−酪酸166ポンド
(72kg)を添加して行う。酪酸は上記のようにして又は
中和により除去し得る。
慣用のエステル化工程においては、アルコール抜取り
は、硫酸、メタンスルホン酸又はp−トルエンスルホン
酸のような酸触媒を使用した場合、有害な結果を引起す
ことなく行うことができる。しかしながら、本発明のク
エン酸エステルの製造においては、アルコール抜取り
は、これらの酸触媒を使用するとアコニテート形成、色
の悪さ、低い収率およびその他の純度の問題のために行
えないことが見出された。本発明の方法は従来の方法と
比して明らかな利点を与える。
エステル化温度を130℃又は好ましくは125〜130℃の
範囲に低めることによって、クエン酸エステルの収率を
高純度にし、かつアコニテート生成及び非アセチル化エ
ステルを最小にすることができることが分かった。下表
は、クエン酸アセチルトリ−n−ヘキシルの製造中に生
成するトリ−n−ヘキシルアコニテート(THA)の割合
を示すものであり、これによれば、反応はクエン酸とし
て酸度約0.2%において停止している。アコニテートレ
ベルは、反応時間25〜19時間、温度125〜130℃で約0.14
〜0.19の範囲である。温度を140℃から130℃に低めるこ
とによって、アコニテートレベルを0.35から0.19%に低
下させる(約45%の減少)のにわずか90分しか要しない
ことが分かった。示されているように、アコニテートレ
ベルは、温度を140℃から130℃に約10℃低下させること
によって、反応完了指標としての酸度0.2%(クエン
酸)に基づく反応時間を実質的に増加させることなく大
きく低下させることができる。アコニテートレベルの安
定化は、エステル化における約130℃の温度において起
こり、これは、低いアコニテートレベルを有する高純度
のエステルを製造する方法を提供する。アコニテートの
割合及び他の不純物がより低いと、医療グレードの生成
物に必要な高品質の可塑剤を提供する。
低いpK値を有するクエン酸のような酸は、150℃又は
それより低い範囲の低温においてチタネート触媒と共に
相乗効果を示すと考えられる。高いpK値を有するフタル
酸はこれらの低温においてはチタネート触媒によっては
エステル化を受けない。
また、テトラキス−2−エチルヘキシルチタネートの
ような他の有機チタネート触媒も本発明の4種のエステ
ルの製造に使用できるが、テトラ−n−ブチルチタネー
トを使用した場合に優れた結果が得られることが証明さ
れた。
PVC組成物の製造および試験 組 成 重量部 樹脂(中程度の分子量のPVC) 100 可塑剤 50 安定剤(カルシウム/亜鉛) 2.5 潤滑剤(ステアリン酸) 0.25 上記の配合物を325〜340゜F(163〜171℃)にて5〜10
分間混合微粉砕した。微粉砕素材をプレス〔340〜360゜F
(171〜182℃)および32,000psiにて3分間〕して40−
および−70ミルシートとし、そして評価のために室温に
て48時間老化させた。40ミル試料について行つた抽出試
験を除いて全ての試験は、70ミルプレス素材から切断し
た試料を用いて行つた。性能データは、以下に詳述する
ように、許容されるASTM法に変更を加えて得た。
#1−アセチルトリ−n−ブチルシトレート #2−アセチルトリ−n−ヘキシルシトレート #3−n−ブチリルトリ−n−ヘキシルシトレート #4−アセチルトリ−n−(ヘキシル/オクチル/デシ
ル)シトレート #5−アセチルトリ−n−(オクチル/デシル)シトレ
ート 表5の可塑剤性能データはクエン酸エステル/エポキ
シ化大豆油(ESO)ブレンドを用いた試験の結果を示
す。ESOはDEHPと組合せて、DEHPを基準として1〜5%
の範囲の量で安定化の助剤として通常使用される。2.5/
97.5ESO/クエン酸エステルの割合を、研究の基点として
使用した。この組合せの試験結果を第1欄に示す。性
質、特に石ケン水抽出についての著しい改良が認められ
る。
ESO−エステル/エポキシ化大豆油 #2−アセチルトリ−n−ヘキシルシトレート #3−n−ブチリルトリ−n−ヘキシルシトレート #5−アセチルトリ−n−(オクチル/デシル)シトレ
ート ESOはクエン酸エステルよりも安価なので、ESOをクエ
ン酸エステルの一部の代りにすることができれば可塑剤
コストの低減となる。表5の第2〜5欄に、より高いES
O/クエン酸エステル比を用いた試験結果が示され、そし
て20/80のESO/クエン酸エステル比までそして多分その
比を越える割合において著しい性質の改良が示される。
全血および血小板のインビトロ評価を、ジ−2−エチル
ヘキシルフタレート(DEPH)、又はトリ−2−エチルヘ
キシルトリメリテート(TOTM)を用いて可塑化したPVC
組成物から製造した血液バツグ中で行い、そして本発明
のクエン酸エステルを使用したバツグと比較した。その
結果は表6において、改良されたクエン酸エステルを用
いて形成したPVC血液バツグ中に貯蔵した場合に全血お
よび血小板の特性が改良されることを示す。これらの研
究において、以下に示されるように、グルコースの減量
は生きた血液細胞による消費の増大を示す。
下記の表7に示されるように、血小板を7日間血液バ
ツグに貯蔵した後、ポリオレフインポリマーを使用した
PVCバツグについては血小板総数は47%の減少、TOTMを
用いて可塑化したPVCバツグについては血小板総数は38
%の減少、そして新規なクエン酸エステルにて可塑化し
たPVCバツグについては血小板総数はわずか25%の減少
であつた。
これらの試験結果は、新規なクエン酸エステルで可塑
化したPVC組成物中における血小板の生存率はポリオレ
フイン又はPVC-TOTM組成物中のそれよりも大きいことを
示す。
管の押出成形、シート又はフイルムに圧延して血液バ
ツグおよびその他の医療用物品を形成するのに適したPV
C組成物は、下記の一般式の可塑剤を含む: 式中、R1、R2およびR3はCH3ないしC18H37であり、 R4はCH3ないしC7H15である。
上記の可塑剤は、PVC樹脂の固有粘度が約0.90ないし
1.20である、粘度により決定して中程度の分子量のPVC
樹脂;多くの商標名で販売されているステアリン酸カル
シウム/亜鉛安定剤;およびステアリン酸のような潤滑
剤を含む、医薬級又はFDA許可の成分を有するPVC組成物
中に混入される。或いは、医療用物品は、エポキシ化大
豆油を0ないし30重量部の範囲で添加したPVC組成物か
ら形成することができる。出発配合物は下記成分を含み
得る: 成分 重量部 (a)PVC樹脂(固有粘度0.9ないし1.20) 100 (b)クエン酸エステル 40〜70 (c)エポキシ化大豆油 0〜30 (d)安定剤 0.5〜5.0 (e)潤滑剤 0.050〜0.5 血小板15を収容し本発明のクエン酸エステル可塑剤を
用いて形成した管11を有する典型的な血液バツグ10を第
1図および第2図に示す。注ぎ口12および13はバツグ10
を充填又は空にするのに使用し得、そして注ぎ口13はそ
れに挿入された管11と共に示されている。バツグ10は本
発明のPVC組成物から、業界で従来製造されている適当
な厚さのPVCシートを切断したパネルをヒートシールす
ることにより形成される。管11は本発明のクエン酸エス
テルを使用してPVC組成物から製造され、そして所望の
厚さ、直径および長さに押出成形又はその他の方法で成
形し得る。
種々の他のPVC組成物を配合でき、そして本願明細書
に示された例および説明は例示のためのものであり、本
発明の範囲を限定するためのものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクエン酸エステル可塑剤を用いて形
成した典型的な血液バツグを示し;そして 第2図は、第1図の血液バツグの側面図である。 各図面中の符号は次のようである: 10:血液バツグ;11:管;12:注ぎ口;13:注ぎ口;15:血小板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード・ピー・フラッピャー アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27284,カーナーズビル,チェルシー・プ レース 1770 (56)参考文献 特開 昭59−33343(JP,A) 特開 昭59−8744(JP,A) 特開 昭51−17967(JP,A) 特開 昭57−207635(JP,A) 特開 昭52−141853(JP,A) 特開 昭49−54323(JP,A) 特公 昭55−34935(JP,B2) 米国特許2445911(US,A)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クエン酸を、式:R1OH又はR2OH及び/又はR
    3OH(ここでR1、R2及びR3はCH3〜C18H37である)の一以
    上のアルコールと共に、エステル化のために有機チタネ
    ートの存在下で加熱し; 過剰のアルコールを除去し; 温度を110℃以下に保持しながら適当な酸無水物及び硫
    酸を加えることによって、150℃で2時間加熱した後に2
    5℃において穏やかな臭いを示す熱安定特性を有する上
    式のエステルが得られるまでクエン酸を反応させる; ことによって次式: (式中、R1、R2及びR3は上記に定義した通りであり、R4
    はCH3〜C7H15である) の純度99%のクエン酸エステルを製造し; 該クエン酸エステルを、ポリマー樹脂と共に組成物に配
    合する; 工程を含むポリマー組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】クエン酸エステルを製造する該工程が、次
    式: のクエン酸エステル(クエン酸アセチルトリ−n−ヘキ
    シル)を製造する工程である特許請求の範囲第1項記載
    のポリマー組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】クエン酸エステルを製造する該工程が、次
    式: のクエン酸エステル(クエン酸n−ブチリルトリ−n−
    ヘキシル)を製造する工程である特許請求の範囲第1項
    記載のポリマー組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】クエン酸エステルを製造する該工程が、次
    式: のクエン酸エステル[(クエン酸アセチルトリ−n−
    (ヘキシル/オクチル/デシル)]を製造する工程であ
    る特許請求の範囲第1項記載のポリマー組成物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】クエン酸エステルを製造する該工程が、次
    式: のクエン酸エステル[(クエン酸アセチルトリ−n−
    (オクチル/デシル)]を製造する工程である特許請求
    の範囲第1項記載のポリマー組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】クエン酸エステルが、150℃で2時間加熱
    した後に50〜60APHAを超えない色を示す更なる熱安定特
    性を有する特許請求の範囲第1項記載のポリマー組成物
    の製造方法。
  7. 【請求項7】クエン酸エステルが、ポリマー100重量部
    あたり40〜70重量部の量で組成物中に存在する特許請求
    の範囲第1項記載のポリマー組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】クエン酸を、式:R1OH又はR2OH及び/又はR
    3OH(ここでR1、R2及びR3はCH3〜C18H37である)の一以
    上のアルコールと共に、エステル化のために有機チタネ
    ートの存在下で加熱し; 過剰のアルコールを除去し; 温度を110℃以下に保持しながら適当な酸無水物及び硫
    酸を加えることによって、150℃で2時間加熱した後に2
    5℃において穏やかな臭いを示す熱安定特性を有する上
    式のエステルが得られるまでクエン酸を反応させる; ことによって次式: (式中、R1、R2及びR3は上記に定義した通りであり、R4
    はCH3〜C7H15である) の純度99%のクエン酸エステルを製造し; 該クエン酸エステルを、PVC樹脂と配合してPVC組成物を
    形成する; 工程を含む特許請求の範囲第1項記載のポリマー組成物
    の製造方法。
  9. 【請求項9】クエン酸エステルを製造する該工程が、次
    式: のクエン酸エステル(クエン酸アセチルトリ−n−ヘキ
    シル)を製造する工程である特許請求の範囲第8項記載
    のポリマー組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】クエン酸エステルを製造する該工程が、
    次式: のクエン酸エステル(クエン酸n−ブチリルトリ−n−
    ヘキシル)を製造する工程である特許請求の範囲第8項
    記載のポリマー組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】クエン酸エステルを製造する該工程が、
    次式: のクエン酸エステル[(クエン酸アセチルトリ−n−
    (ヘキシル/オクチル/デシル)]を製造する工程であ
    る特許請求の範囲第8項記載のポリマー組成物の製造方
    法。
  12. 【請求項12】クエン酸エステルを製造する該工程が、
    次式: のクエン酸エステル[(クエン酸アセチルトリ−n−
    (オクチル/デシル)]を製造する工程である特許請求
    の範囲第8項記載のポリマー組成物の製造方法。
  13. 【請求項13】クエン酸エステルが、150℃で2時間加
    熱した後に50〜60APHAを超えない色を示す更なる熱安定
    特性を有する特許請求の範囲第8項記載のポリマー組成
    物の製造方法。
  14. 【請求項14】クエン酸エステルが、ポリマー100重量
    部あたり40〜70重量部の量で組成物中に存在する特許請
    求の範囲第8項記載のポリマー組成物の製造方法。
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