JPH0887959A - 電子源用のマイクロチップの製造方法及びこの方法により得られた電子源用マイクロチップ - Google Patents

電子源用のマイクロチップの製造方法及びこの方法により得られた電子源用マイクロチップ

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JPH0887959A
JPH0887959A JP9888595A JP9888595A JPH0887959A JP H0887959 A JPH0887959 A JP H0887959A JP 9888595 A JP9888595 A JP 9888595A JP 9888595 A JP9888595 A JP 9888595A JP H0887959 A JPH0887959 A JP H0887959A
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロチップの陰極の特性及び大表面にお
ける一様性を向上させることができる電子源用のマイク
ロチップの製造方法及び前記方法を用いて得られる電子
源用のマイクロチップを得ることを目的とする。 【構成】 本電子源の製造方法は、陰極導電体(8)の
システムと、中間絶縁体23の上に置かれたグリッド
(10a)と、前記陰極導電体の上に堆積されたマイク
ロチップ(18)とを備え、前記グリッドが下面(I)
と上面(S)との間に幾何学的に位置しており、前記マ
イクロチップが第1の清浄工程と、この後の表面エッチ
による仕上げ又は改良工程とが施されることを特徴とす
る。なお、本願出願のマイクロチップは2つの部分から
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、例えばイメ
ージディスプレーのために使用される平面マトリクスス
クリーンのような、電子放射効果を持った放射型陰極シ
ステムに関する。特に、マイクロチップの陰極の特性及
び大表面における一様性を向上させることができる製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】そのような放射マイ
クロチップシステム及びその製造方法は、例えば、19
86,1.24の仏国特許公開2,593,953に詳
しく記載されている。これを参照すると、後述する図
1、図2、図3を寄せ集めたようなタイプの構造のマイ
クロチップを製造するための手順が知られている。
【0003】図1には、既に製造された構造が示されて
いる。この構造は、絶縁層により囲まれた基層を含み、
陰極を構成する導電体8と、中間に配置された絶縁層1
2を介して積層されたグリッド10aと、マイクロチッ
プ製造操作中マスクするために表面に配置された例えば
ニッケル層23とを備える。このニッケル層23、グリ
ッド10a及び絶縁層12は穴16を備えており、この
底部は、陰極8に電気的に接続される導電体により構成
される、将来マイクロチップを形づくる堆積するための
部分である。
【0004】マイクロチップの製造のために、図2にを
参照することにより達成される以下の方法が示される。
まず、例えば完全な構造にモリブデン層18aが堆積す
る場所を確保する。この層18aはおよそ1.8μmの
厚さを有する。前記構造の表面に関して通常の投射条件
の下で堆積される。この堆積工程は、可能な限り、前記
穴16内に高さ1.2〜1.5μmの高さのモリブデン
の円錐18が形成されるようになっている。これは、電
気化学的なプロセスが使用されたニッケル層23の選択
的な溶解といった方法により行われる。図3に、この方
法が示される。例えばニオブがグリッド10aに穴を開
け、マイクロチップ18からの電子放射が達成される。
【0005】いくつかの技術の変形の範囲内で、図1、
図2及び図3に述べたよく知られた方法が、放射性陰極
システムのマイクロチップを製造するために現在使用さ
れている。しかし、このように得られたマイクロチップ
はいくつかの欠陥を有している。すなわち、まず、前述
の方法で製造したという事実から得られる結果は、独立
のチップ及び/又は独立した陰極間の再現性のある形状
ではなく、特に量産過程で必要とする大きな表面ではな
おさらである。図2及び図3中の符号18で示す完全な
円錐形状をいつも有することは有り得ないという事実が
ある。このように、通常、図4で示すような形状が与え
るように曲線の半径が最大となった形状を呈する。これ
は、放射性能を明かに減ずる傾向にある。すなわち、マ
イクロチップ−グリッド間電圧を与える電流密度が発生
させられる。他方、陰極の製造には、前記チップの製造
の後に置き換える、特に、前記グリッドを製造する導体
ストリップを区切るための、少なくとも一つの写真製版
工程を必要とする。この工程は、前記チップの上に十分
な汚染の危険を生じさせる(生体汚染やクリーニングト
レース(cleaning traces)など)。
【0006】また、チップの放射性能は、チップの形状
やその表面状態によりかなり変化する。
【0007】これらの条件の下で、マイクロチップの小
さな部分が前記システムの電子の流れを規制するもの
で、この効果は非常に不十分であり、前記放射は、完全
な陰極の上では均一ではない。
【0008】欧州特許公開434330によれば、曲線
の半径を改良するために製造後にチップをエッチするこ
とが知られている。しかしながら、この方法は大きな表
面を持つ陰極には適してはいない。
【0009】
【発明の開示】本発明は、マイクロチップの幾何学性及
び表面状態の均一性を可能な限り向上させることができ
る方法に関し、電子源用のマイクロチップの製造に適し
た方法に関する。
【0010】この方法は、独立点と独立源との間の散乱
の特徴をおおよそ減少することにより、前記不利点をで
きるだけ解消することができ、同じくらい高い放射レベ
ルを持つような、均一な平面や生産に適した特質を持っ
たマイクロチップの陰極を製造することができる。
【0011】さらに、本発明は、陰極導電体システム
と、グリッドにより囲まれた中間絶縁体及びマイクロチ
ップと、前記グリッドは下面と上面との間に幾何学的に
配置された電子源用マイクロチップの製造方法に関し、
前記マイクロチップが、清浄工程とこの後の表面の腐食
による仕上げ又は改良工程とを備えることを特徴として
いる。
【0012】他方、例えば仏国特許公開2,593,9
53に説明されている方法によりマイクロチップを製造
することを示し、本発明は、表面状態を可能な限り均一
にする第1の洗浄工程を最初に実行することを提案し、
この後、マイクロチップの形状を与えるために補足的に
腐食させる仕上げ又は改良工程は、できる限り閉ざされ
た状態で所望の理想状態、すなわち、曲線の半径が可能
な限り小さく(数ダースナノメータより小さい程度)と
される。
【0013】特に、この最適化は、このマイクロチップ
の先端の点又はチップを持った円錐に可能な限り近い形
状を追求することを含み、他方、比較的大きな電場を達
成することができるように、チップ効果を増加させるこ
とができるようにすることを目的とする。
【0014】さらに、前記仕上げ工程は、湿式化学的洗
浄を含む第2の清浄工程を有している。
【0015】好ましくは、前記第1の洗浄工程は、第1
の湿式化学的洗浄工程と、例えばO−2プラズマを使用
した第2の洗浄工程とを備える。
【0016】本発明によれば、表面を腐食する仕上げ工
程は、他の周知の方法、例えば制御された化学的な又は
電気化学的なエッチや反応性イオンエッチやイオンボン
バードメント(bombardment)により達成することができ
る。
【0017】本発明に係る方法の特徴によれば、マイク
ロチップの表面のエッチは数ダース〜数千オングストロ
ームの厚さを越えて行われる。
【0018】本発明の方法の他の利点は、フラットディ
スプレイの製造の場合遭遇する非常に広い放射面を処理
することができる。このように、この方法は、可能な限
り簡単に得られたマイクロチップのおおよその形状を、
正確にすることができる。これにより、個々のチップ間
の放射特徴について散乱を減少させることにより、前記
先行技術よりもより良く非常に高い電子放射レベルに導
かれる。このため、電子を抽出するために前記グリッド
と前記陰極電極との間に印加すべき必要な供給電圧を可
能な限り減らすことができる。
【0019】本発明の基本的構成は、おおよその後の形
状(大きな表面を製造することが簡単でかつ高価でな
い。)を与えるマイクロチップの製造工程を含み、マイ
クロチップの清浄することと、反応性イオンエッチや他
の化学的又は電気化学的エッチ方法を用いて曲線の半径
を改良及び均一化することを含む。
【0020】少なくとも2つの部分からをマイクロチッ
プ製造するとき、特に有利である。すなわち、ベースで
ある第1の部分は、基本的に円錐台をしており、前記仕
上げ工程により腐食されないか非常に腐食され難くい材
料から選択された第1の導電体材料から構成されてお
り、第2の部分は反応性チップから構成され、前記第1
の部分に堆積して形成され、前記第2の部分は、前記仕
上げ工程により腐食される材料から選択された導電体材
料から構成されている。
【0021】なお、「導電体」という用語は、半導体材
料も含まれる。
【0022】前記第1の部分(ベース)はその頂点が前
記グリッドの下面とおおよそ同じレベルとなるようにさ
れている。
【0023】以下に記載する特別の場合には、本発明に
より利益が得られる。前記マイクロチップが仕上げ工程
で感受性の高い1種の材料から製造されているときに
は、仕上げ時間を制御しなければならない。このよう
に、もし時間が過度である場合には、前記チップの頂点
は、非常に早く前記グリッドの下面の下になってしま
う。この結果、電子放射効果が非常に悪くなる。もし、
時間が少ないと、曲線の半径が最適ではなく、仕上げ工
程で要求される効果を達成することができない。
【0024】しかしながら、前述の方法により2つの部
分から形成されていても、仕上げ時間は前記チップの曲
線の最適な半径を得るために適当でなければならない。
しかし、もし長すぎても、チップの頂点は前記グリッド
の下面よりも上方に残留している。なぜなら、それは、
非腐食性又は難腐食性であるからである。
【0025】本発明は、陰極導電体のシステムと、中間
の絶縁体をもった積層されたグリッドと、前記絶縁体と
グリッドに形成された穴に堆積されたマイクロチップと
を備え、前記グリッドは下面と上面との間に幾何学的に
位置している電子放射用のマイクロチップにおいて、少
なくとも2つの部分からなり、第1の部分は、高さがH
の円錐台をし、第1の導電体材料から形成されており、
第2の部分は、円錐状のチップからなり、第1の部分に
堆積され、第2の導電体材料から形成されており、第1
及び第2の材料は、第2の材料が前記第1の材料に比べ
て選択的に腐食されることにより仕上げ又は改良ができ
るように選択され、前記腐食は制御された化学的又は電
気化学的エッチ、反応性イオンエッチ、又はイオンボン
バードメントからなっている。
【0026】前記高さHは、前記第1の部分の頂点が前
記グリッドの下面と実質的に同一であるような高さとな
っている。
【0027】このように、本発明は、陰極導電体の上に
直接ではなく堆積されたマイクロチップへの集積に、例
えば、前記マイクロチップと陰極導電体との間に挿入さ
れた絶縁層上に堆積に適用することができる。
【0028】
【実施例】本発明について、以下に示す限定的でない実
施例に基づいて、図面を参照しつつ詳細に記述する。
【0029】本発明の構成段階は、電子放射用マイクロ
チップを有する陰極を製造に適した方法として周知であ
る。そのような方法は、例えば仏国特許公開2,59
3,953(対応米国特許:4,857,161号)に
示されている。これは、要約すれば、以下の段階を備え
る。
【0030】すなわち、シリコンの酸化物層7(図1参
照)を基板6上に約100nmの厚さで陰極的スパッタ
(cathodic sputtering)によって堆積させる段階と、陰
極導体8をその上におおよそ160nmの厚さで形成す
るための、インジウムの酸化物の第1の導電性層からな
る層7を陰極的スパッタにより堆積させる段階と、おお
よそ1μmの厚さの第2の酸化シリコンの絶縁層を形成
する化学的な蒸気堆積工程(水酸化珪素と、フォスフォ
ネ(phoshene)又は酸素ガス)と、第3の導電層を前記
シリコン酸化物の層上に形成し、前記グリッド10a
(ニオブからなり厚さがおおよそ0.4μmである)を
形成する蒸気堆積工程と、前記第3の導電性層中にSF
6プラズマを用いた反応性イオンエッチ(RIE)によ
り、前記第2の層12中にCHF3プラズマを用いた反
応性イオンエッチ又はフッ化水素酸の溶液中及びアンモ
ニア水中における化学的エッチにより、穴16(おおよ
そ直径1.3μm)を開口する工程と、前記構造の表面
に対してすれすれの入射条件でニッケル層23(図2参
照)の蒸気堆積工程(蒸発軸と前記層10aの表面とに
より形成される角度αは厳格に15゜でありニッケル層
はおおよそ150nmの厚さを有しており)と、図2及
び図3を連結した記載した方法によりマイクロチップを
形成する工程(本願出願の内容の開始である)と、グリ
ッドに対して平行に配置された第2の導電性ストリップ
の上の第3の層をエッチングする工程と、を備える。
【0031】本発明によれば、他のいずれかの段階の前
に表面の均一な状態が得られるように、これらの段階は
まず清浄工程を伴っている。これらの清浄工程は、2段
階から構成される。すなわち、苛性アルカリ溶液(10
%TFD4水溶液)中において超音波を利用したおおよ
そ5分間の湿式化学的清浄と、酸素プラズマ中(例えば
ネクストラル550(登録商標)中で溶解する装置が使
用される)における活性イオンエッチによる清浄とを備
える。
【0032】前記後者の操作は、例えば、250ワット
の電力で、プラズマの圧力が100ミリトリーで流速が
100cm3/minが状態で約10分間行われる。
【0033】前記清浄工程は、例えばSF6プラズマ
(同様なものは前述した。)中で活性イオンエッチによ
り行われ、モリブデンチップの場合にはチップエッチン
グ又は仕上げ工程を伴う。この工程は、可能な限り、O
2プラズマの下で清浄される間に形成されるモリブデン
の酸化物の層を除去するようにする。マイクロチップが
エッチングされ、可能であればそれらの形状が調整さ
れ、それらの曲率半径が部分的に減少ることが許容され
る。六フッ化イオウのプラズマの活性状態は、例えば以
下に述べるようである。操作は、流速40cm3/mi
nで、プラズマの圧力が30ミリトリーで400Wの電
力で20秒間続けられる。この処理の最後で、マイクロ
チップが高い比率で、図5の理想的な円錐状形状に示す
ような同じ形状で非常に均一な表面を持った形状を備え
るようになる。
【0034】図6(a)は、仕上げ処理前のマイクロチ
ップの放射性能(図中点線で示す曲線)と、仕上げ処理
後のマイクロチップの放射性能(図中実線で示す曲線)
を示すグラフである。このグラフでは、平方ミリメータ
当りのマイクロアンペアで示される電流密度が縦軸にプ
ロットされ、ボルトで示されるグリッド−マイクロチッ
プ間の電圧が横軸にプロットされたものである。放射性
能は前記処理の結果明かに増大している。このように、
曲線の最後の部分の曲率が数ダースマノメータよりも小
さくなっているマイクロチップが得られる。
【0035】図6(b)は、仕上げ処理後のマイクロチ
ップの放射性能(図6(a)と同様のものである。)
と、第2の洗浄工程後のマイクロチップの放射性能(図
中で実線で表す。)とを示す。これにより、第2の洗浄
工程によりさらに放射性能が十分広い範囲で改善されて
いることがわかる。
【0036】他方、チップ仕上げ方法は、前に述べた、
例えば制御された化学的又は電気化学的エッチ又はイオ
ンボンバードメント(bombardment)と交換することがで
きる。
【0037】さらに、第2の湿式化学的清浄工程は、お
およそ30分間、前述した苛性アルカリ溶液中で行われ
る。
【0038】仕上げ工程が達成される時間は、マイクロ
チップが仕上げ操作に敏感な材料例えばモリブデンであ
る一つの材料から製造される場合には制御されなければ
ならない。
【0039】前記グリッド10aは、いわゆる下面
(I)と上面(S)との2つの面間に幾何学的に位置し
ている(図1〜図5と同一の手段6,8,10aを備え
た、図7(a)、図7(b)、図7(c)、図8(a)
〜(c)参照)。
【0040】もし、仕上げ時間が過大であると、前記チ
ップ10の頂点が、図7(a)に記載するように、前記
グリッド10aの下面Iの下に早く位置する。もし、仕
上げ時間が十分でないと、曲線の曲率が図7(b)に示
すように最適でなく、シーク効果を十分に達成すること
ができない。
【0041】このように、一つの金属から製造される構
造においては、曲線の最適な半径が得られるように仕上
げ時間を十分長くしなければならないが、余り長いと図
7(c)に示すように、チップがグリッドの下面Iの上
になってしまう。
【0042】しかしながら、チップが少なくとも2種の
金属から製造されるときには、仕上げ時間は、同様に厳
格にする必要がある。
【0043】仕上げ前のチップの構造は、図8(a)に
示される。すなわち、前述した仕上げ工程により非常に
腐食され難い金属の中から選ばれた第1の金属例えばモ
リブデンからなる円錐台状で高さがHである第1の部分
又はベース20と、前記第1部分上に直接堆積され、前
記仕上げ工程で腐食されやすい第2の材料例えばモリブ
デン(Mo)、クロム(Cr)、シリコン(Si)、鉄
(Fe)又はニッケル(Ni)から形成された現実のチ
ップを形成する第2の部分22とを備える。
【0044】このマイクロチップを得る方法によれば、
以前に説明した単一の材料から製造されるマイクロチッ
プの製造方法から得られる構造と同一のものが得られ
る。第1の工程は、例えばニオブからなる層18aを前
記ニッケル層23上に図2に示すような通常の入射条件
下の蒸気堆積法により堆積を生じさせる。前記穴16中
に堆積された材料の高さと蒸気堆積時間とには直接的な
関係がある。このように、前記蒸気堆積は、前記ベース
20を形成する円錐台の所望の高さHが達したとき、中
断される。そして、前記蒸気堆積は、前記部分22を得
るために、第2の例えばモリブデンのような第2の材料
により継続される。前記組立体は、図8(a)の形状の
ような実質的に円錐となっている。
【0045】このように、前記ベース20の高さHは、
グリッド10aの下面よりも上に位置するように得られ
る前記円錐の頂点Aに対して適当でなければならない。
おそらく、Aは、上述した堆積操作により前記グリッド
10aの上面よりも上に位置しているであろう。この目
的のため、前記高さHは実質的に前記絶縁材12の厚さ
とほぼ同一となっており、すなわち、この実施例では、
前記グリッド10aの下面から陰極導電体8が距離をお
いて分離されている。
【0046】もし、絶縁層が前記マイクロチップと陰極
導電体間に差し込まれているならば、前記絶縁層の厚さ
の計算が必要となる。
【0047】前述の清浄及び仕上げ操作を可能な限り実
行する。前記部分20及び22から製造された材料を初
期に選択すれば、前記部分22は仕上げ操作により唯一
腐食される。前記方法(図8(b)又は(c))により
得られる構造は、以下のような形をもっている。
【0048】第1の実質的な円錐台は、前記グリッド1
0aの下面Iから陰極導電体8までの距離、すなわち絶
縁層12の厚さeに実質的に等しい高さHを備え、例え
ばHは0.8e〜1.1eの範囲にある(ここで、再び
マイクロチップと陰極導電体との間の絶縁層の現状を可
能な限り計算する必要がある。)。
【0049】第2の円錐部分は、円錐台部分20の上部
断面の直径Dよりもその直径dが小さくなっている。
【0050】仕上げ中、曲線の所望の曲率を得られなけ
ればならない(図8(b)参照)。しかしながら、もし
前記時間が長ければ、チップの頂点8’が仕上げ操作に
よるエッチングにより仕上げ操作によって腐食されない
前記部分20の上に前記グリッド10aの下面よりもか
ろじて上なるように留まっている。このように、エッチ
ング時間が余りにも長いと前記チップは消滅するだけで
ある。
【0051】限定的でない実施例によれば、前記絶縁材
はシリカからなり、厚さは1μm以内であり、ニオブ
(Nb)製のグリッドはおおよそ0.4μmの厚さを有
し、グリッドの穴はおおよそ1.4μmの直径を有し、
ニオブ製のチップのベース20を構成する金属は、0.
8〜1.1μmの間の厚さを有し、前記部分22はモリ
ブデンからなり、前記チップを構成するために必要な厚
さ例えば仕上げ前に1μmを備えてなり、この部分の仕
上げは、完全なモリブデンからなるマイクロチップの場
合に前述したのと同様な方法に置き換えることができ
る。
【0052】最後に、本発明で記述した方法により得ら
れたマイクロチップの陰極は、少なくとも一つの陽極
と、米国特許4,857,161(仏国特許公開2,5
93,953)、同5,225,820(仏国特許公開
2,633,763)又は同5,194,780(仏国
特許公開2,663,462)に記載されるディスプレ
ーを製造するための陰極発光材料とを持った構造と組み
合わされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の方法によるマイクロチップを製造段
階を示す図である。
【図2】従来技術の方法によるマイクロチップを製造段
階を示す図である。
【図3】従来技術の方法によるマイクロチップを製造段
階を示す図である。
【図4】周知の方法により得られるマイクロチップの形
状の図を示す。
【図5】臨まれる理想の円錐形状を示す図である。
【図6】図6(a)、(b)は最終処理の前後のマイク
ロチップの放射性能及び第2の清浄工程の前後のマイク
ロチップの放射性能を示す図である。
【図7】図7(a)、(b)、(c)は、単一の材料か
ら製造されたマイクロチップから得られる、過度の、不
十分の、及び適正な処理に関する形状を示す図である。
【図8】図8(a)、(b)、(c)は、2つの部分か
らなるマイクロチップの最終工程を示す。
【符号の説明】
6 基板 8 陰極導電体 10a グリッド 12 絶縁層 18 マイクロチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・ランボー フランス・38640・クレクス・ヴィラジ・ ドュ・リフ・29

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極導電体のシステムと、中間の絶縁体
    とマイクロチップとの上に置かれたグリッドとを備え、
    前記グリッドは幾何学的に下面(I)と上面(S)との
    間に位置してなる電子源の製造方法又は製造物におい
    て、前記マイクロチップは第1の清浄工程及びこの後の
    表面エッチングによる仕上げ工程が実行されることを特
    徴とする電子源用のマイクロチップの製造方法又はこの
    方法により得られた電子源用マイクロチップ。
  2. 【請求項2】 前記仕上げ工程が湿式化学的清浄からな
    る第2の清浄工程を有する請求項1記載の電子源用のマ
    イクロチップの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の清浄工程が第1に湿式化学的
    清浄工程及び/又は第2のプラズマ清浄工程を備えた請
    求項1又は請求項2に記載の電子源用のマイクロチップ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記化学的清浄が苛性アルカリ溶液中に
    おいて実行される請求項2又は3に記載の電子源用のマ
    イクロチップの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記表面エッチ仕上げ工程が、制御され
    た化学的又は電気化学的エッチ、反応性イオンエッチ、
    イオンボンバードメント(ionic bombardment)の内のい
    ずれかにより達成される請求項1記載の電子源用のマイ
    クロチップの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記仕上げ工程は、SF6プラズマによ
    る反応性イオンエッチからなっている請求項5記載の電
    子源用のマイクロチップの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記マイクロチップの表面エッチは、数
    ダースから数千オングストロームの厚さ以上行われる請
    求項1〜6のいずれかに記載の電子源用のマイクロチッ
    プの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記清浄工程及び仕上げ工程の前に、前
    記マイクロチップが少なくとも2つの部分から製造され
    ており、 ベースとなる第1の部分は前記仕上げ工程により腐食さ
    れないかきわめて腐食されにくい材料から選択された第
    1の導電体材料から製造されており、 第2の部分は、実際のチップを構成し前記第1の部分の
    上に堆積させられ、この第2の部分は前記仕上げ工程に
    より腐食される材料から選択された第2の導電体材料か
    ら形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の電子源用のマイクロチップの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ベースが、前記グリッドの下面
    (I)のレベルと実質的に同一な頂点を持つ高さ(H)
    を有する請求項8記載の電子源用のマイクロチップの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の部分が、ニオブ(Nb)か
    らなっている請求項8記載の電子源用のマイクロチップ
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の部分が、モリブデン(M
    o)、クロム(Cr)、シリコン(Si)、鉄(Fe)
    又はニッケル(Ni)からなっている請求項8記載の電
    子源用のマイクロチップの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかによる方法
    による電子源の製造を含む陰極発光によるディスプレイ
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 陰極導電体のシステムと、中間の絶縁
    体とマイクロチップの上に配置されたグリッドとを備
    え、前記マイクロチップが前記グリッドと絶縁体の形成
    された穴中に堆積して形成され、前記グリッドが下面
    (I)と上面(S)との間に幾何学的に位置し、前記マ
    イクロチップは少なくとも2つの部分からなり、 第1の部分は、第1の導電体材料から製造され、高さ
    (H)の円錐台となっており、 第2の部分は、第2の導電体材料から製造され、前記第
    1の部分の上に堆積され、円錐チップを構成し、 第1及び第2の材料は、第2の材料が前記第1の材料に
    対して選択的腐食により仕上げされるように選択されて
    いる電子源用マイクロチップ。
  14. 【請求項14】 前記選択的腐食が、制御された化学的
    又は電気化学的エッチ、反応性イオンエッチ、イオンボ
    ンバードメント(ionic bombardment)である請求項13
    に記載の電子源用マイクロチップ。
  15. 【請求項15】 前記第1の部分の高さ(H)が、前記
    グリッドの下面(I)と実質的に同じレベルに頂点があ
    るようになっている請求項13又は14に記載の電子源
    用マイクロチップ。
  16. 【請求項16】 前記第1の部分がニオブにより形成さ
    れていることを特徴とする請求項13〜15のいずれか
    に記載の電子源用マイクロチップ。
  17. 【請求項17】 前記第2の部分が、モリブデン(M
    o)、クロム(Cr)、シリコン(Si)、鉄(Fe)
    又はニッケル(Ni)からなっている請求項13〜16
    記載の電子源用マイクロチップ。
  18. 【請求項18】 請求項13〜17のいずれかの電子源
    用マイクロチップを有したことを特徴とする陰極発光に
    よるディスプレイ手段。
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