JPH0888543A - デジタイザ及びこれを用いた光電センサ - Google Patents

デジタイザ及びこれを用いた光電センサ

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JPH0888543A
JPH0888543A JP6246984A JP24698494A JPH0888543A JP H0888543 A JPH0888543 A JP H0888543A JP 6246984 A JP6246984 A JP 6246984A JP 24698494 A JP24698494 A JP 24698494A JP H0888543 A JPH0888543 A JP H0888543A
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JP
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signal
transistors
transistor
comparator
voltage
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JP6246984A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Shibata
国春 柴田
Hidetoshi Matsumoto
英俊 松本
Keiji Owatari
恵史 大渡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコードリーダ等に用いられる光電センサ
において、これに内蔵されるデジタイザのIC化を容易
にする。 【構成】 バーコード1のパターンを読み取る光電セン
サ10を、光電部11とデジタイザ12で構成する。バ
ーコードの読取信号はデジタイザ12で波形整形し、2
値化信号に変換する。このときアナログの入力信号Vs
の立ち上がり時には、トランジスタQ1の出力に抵抗R
3の電圧を重畳させ、コンバレータ16の反転入力端1
6aに与える。また入力信号Vsの立ち下がり時には、
トランジスタQ2の出力に抵抗R4の電圧を重畳させ、
コンバレータ16の非反転入力端16bに与える。こう
するとコンパレータ16の弁別電圧にヒステリシス電圧
が付加され、安定した2値化信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電式のバーコードリ
ーダやエンコーダ等に用いられるデジタイザ及びこれを
用いた光電センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バーコードを読取るバーコードリーダに
は光電センサとして、投光素子と受光素子と信号処理回
路とが設けられている。光電センサは投光素子から出射
された光ビーム(レーザビーム)を走査し、バーコード
のパターンからの反射光を受光素子で受光し、信号処理
回路によりこの光信号をコード解読信号に変換する。こ
のようなバーコードリーダに用いられる光電センサと、
光電センサに内蔵されるデジタイザの構成を図4に示
す。
【0003】多くの商品には、バーコード1が印刷又は
ラベルにより設けられている。図4に示すようにバーコ
ード1のパターン1aは白地に線幅の異なる黒のストラ
イプが印刷されたものである。パターン1aの形式は夫
々の規格によって異なっている。バーコードの規格の種
類に係わらず、投光素子2により光ビームを出射し、こ
れを光学系を介するか、又は手動操作によりパターン1
aを特定の方向に走査し、その反射光を受光素子3で検
出するようになっている。受光素子3から出力されるア
ナログ電圧はアンプ4により増幅される。アンプ4の出
力信号は一般にパターン1aの濃度差や走査条件によっ
て電圧レベルが変化する。
【0004】一般のバーコードリーダでは、パターン1
aから検出される白黒のストライプ幅を比較することに
よりコード解読を行っている。このためパターン1aか
ら得られる複数のパルス幅を夫々正確に検出しなければ
ならない。そこでバーコードリーダには、アナログ信号
を波形整形して二値化するデジタイザが設けられてい
る。
【0005】図4の一点鎖線で示す回路部は従来のデジ
タイザ5の構成例を示す回路図である。本図に示すよう
にデジタイザ5は、互いに逆方向に並列接続されたショ
ットキーダイオード(以下、ダイオードという)D1,
D2、コンパレータ6、コンパレータ6の出力を分圧帰
還するための抵抗R1,R2、及び入力電圧のピーク時
のアナログ電圧を保持するためのコンデンサC1を含ん
で構成される。
【0006】図示のようにコンパレータ6及び抵抗R
1,R2から構成される回路はヒステリシス回路と呼ば
れ、コンパレータ6の入力電圧がスレッシュホールド電
圧付近にあるときに、入力電圧や電源電圧等のわずかの
変動にも反応して出力電圧がばたつくのを防止する回路
である。このばたつきをなくすためにはスレッシュホー
ルド電圧付近にヒステリシスを持たせることで解決でき
る。
【0007】図5(a)はヒステリシス回路を含むデジ
タイザ5に正弦波のアナログ信号が入力された場合の各
部の波形図であり、図5(b)はコンパレータ6の出力
波形である。図5(a)に示すようにS点のアナログ信
号(入力電圧Vs)がコンパレータ6の反転入力端6a
に印加される場合を考える。図5の時刻t0で示すよう
に、入力電圧Vsが0から徐々に上昇するとき、コンデ
ンサC1はダイオードD1を介して充電される。ダイオ
ードD1,D2の順方向降下電圧をVF とするとき、コ
ンデンサC1のa点における端子電圧はVs−VF とな
る。この場合コンパレータ6の反転入力端6aの電圧は
非反転入力端6bの電圧より高くなり、コンパレータ6
の出力端6cの電圧はLレベルとなる。
【0008】ここでコンパレータ6のLレベル時の出力
電圧をVL とし、Hレベル時の出力電圧をVH とし、a
点,b点における電圧を夫々Va,Vbとする。b点に
おける電圧Vbは、Vaより次の(1)式で示す電圧V
1 を減じた値となる。 V1 =R1/(R1+R2)×(Va−VL )・・・(1) このように図5(a),(b)に示すように時刻t0〜t1
にかけて入力電圧Vsは電圧Vbより(VF +V1 )だ
け大きくなり、コンパレータ6の出力はLレベルに保持
されている。
【0009】さて時刻t1で入力電圧Vsがピーク値に達
して電圧が低下し始める。このときダイオードD1,D
2は夫々オフとなるので、コンデンサC1の端子電圧V
aは時刻t1の値が保持される。入力電圧Vsが降下し、
時刻t2で電圧Vbと等しくなった場合を考える。このと
きコンパレータ6は反転し、図5(b)に示すように出
力端6cはHレベルとなる。ここでコンパレータ6の出
力がHレベルとなったとき、非反転入力端6bに正帰還
される電圧は次の(2)式のようになる。 V2 =R1/(R1+R2)×(VH −Va) ・・・(2) 時刻t2の直後に入力端6bの電圧は(V1 +V2 )だけ
上昇し、電圧Vbは図5(a)に示すようになる。この
ため時刻t2より入力電圧VsとVbの差分値が更に大き
くなり、Hレベルとなったコンパレータ6の出力は安定
に保持される。
【0010】次に入力電圧Vsが低下し、負のレベルに
なった場合を考える。図5に示す時刻t3ではVsが負と
なり、コンデンサC1の電荷はダイオードD2を介して
放電される。この場合ダイオードD2の順方向電圧がV
F であるので、電圧Vaは入力電圧VsよりVF だけ高
い値に保持されている。コンパレータ6の出力端6cか
ら正帰還の電圧が入力されるので、電圧Vbは電圧Va
より電圧V2 だけ高い値となる。
【0011】やがて時刻t4で入力電圧Vsが最下点に達
し、これより電圧が上昇すると、ダイオードD2がオフ
であるので、コンデンサC1の電荷は時刻t4の値が保持
される。やがて時刻t5でVs=Vbとなると、コンパレ
ータ6は再び反転する。このとき図5(b)に示すよう
にコンパレータ6の出力端6cはLレベルとなり、この
電圧が正帰還され、入力端6bの電圧は(V1 +V2
の値だけ下降する。このため入力端6a,6b間の電圧
差はより一層大きくなり、Lレベルとなったコンパレー
タ6の出力状態は安定に保持される。
【0012】このようにしてバーコード1から読み取ら
れた光電信号が2値信号に変換され、この2値信号が図
示しないコード解読回路に与えられてコードに変換され
る。従ってパターン1aにおける反射信号のレベルが多
少変動しても、2値信号は安定に出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のデジタイザでは、ダイオードD1,D2として
F が小さく、逆方向のリーク電流が小さいものを選ぶ
必要があった。このためダイオードD1,D2としてシ
ョットキーダイオードが使用されるが、デジタイザをI
C内に内蔵しようとすると、ショットキーダイオードの
ような特性を示す素子を他の回路部と共に同一チップ上
に形成するためには、IC製造プロセスにおいて特殊な
工程が必要となる。
【0014】又抵抗R1,R2は、コンデンサC1への
充放電を極力小さくするため、普通数MΩ以上の抵抗値
が設定される。このような高抵抗の素子を通常のICプ
ロセスに設けることは極めて困難であり、バーコードリ
ーダの信号処理回路をIC化するという目的に適さなく
なる。またこのようなダイオードD1,D2及び抵抗R
1,R2を外付けにした場合、信号処理回路の実装面積
が増大し、価格が高くなるという欠点が生じる。
【0015】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、通常のICプロセスで構成でき
るデジタイザを実現すると共に、このデジタイザを用い
たバーコードリーダの光電センサを実現することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、入力信号を弁別してH又はLレベルに2値化するデ
ジタイザであって、2つの入力端のアナログ電圧の大小
を比較して、2値化信号を出力するコンパレータと、コ
ンパレータの出力がL及びHレベルのとき、夫々オン及
びオフとなる第1群のトランジスタと、コンパレータの
出力がH及びLレベルのとき、夫々オン及びオフとなる
第2群のトランジスタと、第1群のトランジスタのオン
時に定電流を供給する第1の電流源と、第2群のトラン
ジスタのオン時に定電流を供給する第2の電流源と、第
1群のトランジスタのオン時に第1の電流源により定電
流が供給され、該定電流に比例した電圧に入力信号を重
畳した信号をコンパレータの一方の入力端に与える第3
のトランジスタと、第2群のトランジスタのオン時に第
2の電流源により定電流が供給され、該定電流に比例し
た電圧に入力信号を重畳した信号をコンパレータの他方
の入力端に与える第4のトランジスタと、一端が第4の
トランジスタの入力端に接続され、他端が接地されたコ
ンデンサと、入力信号の入力端とコンデンサの間に接続
され、第1及び第2群のトランジスタからのスイッチン
グ信号によってコンデンサの充放電を制御する双方向性
のスイッチング素子と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0017】本願の請求項2の発明は、入力信号を弁別
して入力信号をH又はLレベルに2値化するデジタイザ
であって、2つの入力端のアナログ電圧の大小を比較し
て、2値化信号を出力するコンパレータと、コンパレー
タの出力がL及びHレベルのとき、夫々オン及びオフと
なる第1群のトランジスタと、コンパレータの出力がH
及びLレベルのとき、夫々オン及びオフとなる第2群の
トランジスタと、第1群のトランジスタのオン時に定電
流を供給する第1の電流源と、第2群のトランジスタの
オン時に定電流を供給する第2の電流源と、第1群のト
ランジスタのオン時に第1の電流源により定電流が供給
され、該定電流に比例した電圧に入力信号を重畳した信
号をコンパレータの一方の入力端に与える第3のトラン
ジスタと、第2群のトランジスタのオン時に第2の電流
源により定電流が供給され、該定電流に比例した電圧に
入力信号を重畳した信号をコンパレータの他方の入力端
に与える第4のトランジスタと、一端が第4のトランジ
スタの入力端に接続され、他端が接地されたコンデンサ
と、コンデンサと並列に接続され、コンパレータの出力
がHレベルのときコンデンサの電荷の一部を引き抜く第
5のトランジスタと、入力信号の入力端とコンデンサの
間に接続され、第1及び第2群のトランジスタからのス
イッチング信号によってコンデンサの充放電を制御する
双方向性のスイッチング素子と、を具備することを特徴
とするものである。
【0018】本願の請求項3の発明は、濃度差を有する
バーコードの情報を読み取り、読み取り信号を波形成形
により2値化して、コード識別のための信号を生成する
光電センサであって、バーコードに光ビームを照射する
投光素子と、バーコードの反射光を光電変換する受光素
子と、受光素子の信号を増幅するアンプと、アンプの信
号を波形整形する請求項1又は2記載のデジタイザと、
を具備することを特徴とするものである。
【0019】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1及び2
記載の発明によれば、アナログの入力電圧がデジタイザ
に入力され、その電圧が正のピーク値に向かって上昇す
るとき、第1群のトランジスタがオン状態となり、第3
のトランジスタが導通して一定のヒステリシス電圧が入
力電圧に重畳される。この信号がコンパレータの反転入
力端に印加されると、その出力はLレベルとなる。次に
入力電圧が負のピーク値に向かって下降するとき、第2
群のトランジスタがオン状態となり、第4のトランジス
タが導通して一定のヒステリシス電圧が入力電圧に重畳
される。この信号がコンパレータの非反転入力端に印加
されると、その出力はHレベルとなる。このヒステリシ
ス電圧は、第1及び第2の電流源の電流値によって決定
され、入力電圧の値がノイズによって多少レベル変動し
ても、コンパレータから2値信号が安定に出力される。
【0020】また本願の請求項3記載の発明によれば、
バーコードに対して投光素子の光ビームを走査し、受光
素子により反射光を検出する。この検出光をアンプで増
幅しデジタイザに与えると、入力信号が波形整形され、
バーコードの濃淡パターンに応じてパルス幅の変化する
2値信号が安定に出力される。
【0021】
【実施例】本発明の第1実施例におけるデジタイザと光
電センサについて図1,図2を参照しつつ説明する。図
1は第1実施例の光電センサ10の全体構成を示すブロ
ック図である。本図に示すように光電センサ10は光電
部11とデジタイザ12により構成される。
【0022】従来例と同様に光電部11は、投光素子1
3,受光素子14,アンプ15により構成される。投光
素子13は光ビームを出射するもので、図示しない光学
系によりその光ビームがパターン1aを含むバーコード
1に対して光学的に走査される。なお光ビームの走査方
法は、ハンディ型のバーコードリーダにあっては、手動
により走査される。受光素子14はバーコード1の白黒
のパターン1aにより反射された光を受光するもので、
その信号はアンプ15により増幅される。
【0023】さて従来例のように入力回路にダイオード
を有する回路に代わって、信号の増幅又はインピーダン
ス変換用のトランジスタQ1〜Q4と、スイッチング用
のトランジスタQ5〜Q8を用いて入力信号の弁別を行
う回路が構成されている。トランジスタQ5〜Q8は例
えばPNPトランジスタであり、そのエミッタは定電流
源I1 ,I2 ,I3 ,I4 に夫々接続されている。トラ
ンジスタQ1,Q2はPNP型、トランジスタQ3,Q
4はNPN型である。ここでトランジスタQ5,Q6は
第1群のトランジスタ、トランジスタQ7,Q8は第2
群のトランジスタを構成している。又トランジスタQ1
はインピーダンス変換用の第3のトランジスタ、トラン
ジスタQ2はQ1と同様に第4のトランジスタである。
【0024】アンプ15の出力端はトランジスタQ1の
ベース,トランジスタQ3のコレクタ,トランジスタQ
4のエミッタに共通接続されている。又トランジスタQ
1のエミッタは抵抗R3を介してトランジスタQ5のコ
レクタに接続され、トランジスタQ3のベースはトラン
ジスタQ6のコレクタに接続されている。更にトランジ
スタQ4のベースはトランジスタQ8のコレクタに接続
され、トランジスタQ4のコレクタはトランジスタQ3
のエミッタと共にコンデンサC2の一端に接続されてい
る。又コンデンサC2の他端は接地されている。
【0025】トランジスタQ2はトランジスタQ1と同
様にコレクタが接地され、そのエミッタは抵抗R4を介
してトランジスタQ7のコレクタに接続される。コンパ
レータ16は従来例と同様に、反転入力端16a,非反
転入力端16b,出力端16cを有するもので、図示し
ない入力段の回路は例えばPNPのトランジスタ等で構
成されている。そしてトランジスタQ1のエミッタは抵
抗R3を介してコンパレータ16の反転入力端16aに
接続され、微小なバイアス電流がトランジスタQ1に供
給されているものとする。またトランジスタQ2のエミ
ッタも抵抗R4を介しコンパレータ16の非反転入力端
16bに接続され、コンパレータ16により微小なバイ
アス電流が供給されているものとする。次にコンパレー
タ16の出力端16cは抵抗R5を介しトランジスタQ
5,Q6のベースに接続される。又コンパレータ16の
出力端16cはインバータ17と抵抗R6の直列接続体
を介し、トランジスタQ7,Q8のベースに接続されて
いる。
【0026】このように構成された光電センサ10の動
作について図1の回路図と、図2の信号波形図とを用い
て説明する。ここで説明の都合上、図1においてトラン
ジスタQ2のベース,トランジスタQ3のエミッタ,ト
ランジスタQ4のコレクタの共通接続点をx点とする。
またトランジスタQ5のコレクタ及びコンパレータ16
の入力端16aの共通接続点をy点とする。更にトラン
ジスタQ7のコレクタとコンパレータ16の入力端16
bの共通接続点をz点とする。
【0027】図2(a)はアンプ15から入力されるア
ナログ信号(入力電圧Vs)とx点(電圧Vx)の信号
波形図であり、図2(b)はy点(電圧Vy)及びz点
(電圧Vz)の信号波形図である。又図2(c)はコン
パレータ16の出力端16cの信号波形図である。
【0028】さてトランジスタQ1,Q2はインピーダ
ンス変換器として機能するトランジスタで、コンパレー
タ16から流出する電流によるバイアス時にはVBE1
BE2 であるとする。図2の時刻t0以降に示すように、
入力電圧Vsが0、Vxが0である初期状態から、入力
電圧Vsがあるレベルに上昇するまでの動作について考
える。この場合トランジスタQ1はコンパレータ16の
バイアス電流により動作しているので、デジタイザ12
の入力電圧VsはトランジスタQ1を介し、コンパレー
タ16の入力端16aに与えられる。このときトランジ
スタQ5がオンであれば、抵抗R3に第1の電流源から
電流I1 が流れ、コンデンサC2の電荷が初期状態では
0であるので、Vy>Vzとなる。
【0029】このためコンパレータ16の出力端16c
はLレベルとなる。この状態では第1群のトランジスタ
Q5,Q6のベースはLレベル、第2群のトランジスタ
Q7,Q8のベースはHレベルとなり、トランジスタQ
5,Q6はオン、トランジスタQ7,Q8はオフとな
る。この場合トランジスタQ6から電流が供給され、ト
ランジスタQ3がオンとなる。このため図2(a)に示
すように入力電圧Vsが上昇すると、その電圧がトラン
ジスタQ3を介しコンデンサC2に充電される。このた
め入力電圧Vsがピーク値に達する時刻t1までは、電圧
Vxは入力電圧Vsとほとんど同じ電圧となって上昇す
る。この状態ではトランジスタQ5,Q1にI1 なる電
流が流れているので、図2(b)に示すように電圧Vy
は電圧VzよりV1 =I1 ×R3だけ高い電圧となる。
このためコンパレータ16の出力端16cはLレベルに
保持されている。
【0030】次に時刻t1で入力電圧Vsがピーク値に達
して下降しようとすると、トランジスタQ4はオフであ
るので、コンデンサC2の電荷はそのまま保持される。
このため時刻t1〜t2にかけてコンパレータ16の入力端
16bの電圧Vzは、図2(b)に示すように正のピー
ク値で一定に保持される。この状態で電圧Vyが低下す
ると、電圧Vyが電圧Vzより小さくなり、コンパレー
タ16が反転する。
【0031】コンパレータ16が反転して出力がHレベ
ルとなるとトランジスタQ5,Q6はオフとなり、トラ
ンジスタQ7,Q8はオンとなる。このときトランジス
タQ2に第2の電流源から電流I2 が供給される。そし
てトランジスタQ5の電流I1 は遮断され、図2(b)
に示すように電圧Vyは電圧Vzに対して時刻t2でI2
×R4の値だけ降下する。又トランジスタQ8からベー
ス電流が供給されてトランジスタQ4はオンとなり、コ
ンデンサC2に充電された電荷の一部がトランジスタQ
4のエミッタ側に放電される。このためx点の電圧Vx
は図2(a)に示すようにI1 ×R3だけ低下して、入
力電圧Vsと同一レベルとなる。又電圧VzはVxから
2 ×R4だけ上昇するため、電圧Vyとの差は図示の
ようにI2 ×R4となる。ここで図2(b)の時刻t2
t4における電圧Vzの波形は、I1 ×R3=I2 ×R4
の場合を示している。
【0032】時刻t2からコンパレータ16がHレベルと
なっている期間、バーコード1から得られる信号レベル
がパターン1aの濃淡及び光ビームの照射状態により影
響を受け、入力電圧Vsが多少変動しても、その変動範
囲が(I2 ×R4)の範囲内であれば、コンパレータ1
6の出力レベルは変化せず、安定した二値信号が得られ
る。
【0033】次に入力電圧Vsが最下点に達した以降の
動作について説明する。図2(a)に示すように最下点
の時刻t3から入力電圧Vsがわずかに上昇すると、トラ
ンジスタQ3はオフであり、トランジスタQ4が逆バイ
アスされているので、コンデンサC2の負の電荷はその
まま保持される。やがて時刻t4で電圧Vyが電圧Vzよ
り大きくなると、コンパレータ16が再び反転する。こ
のときトランジスタQ5,Q6がオンとなり、トランジ
スタQ7,Q8はオフとなる。そしてトランジスタQ1
に再び電流I1 が流れ、入力端16aの電圧VyはI1
×R3の値だけ上昇する。又コンデンサC2の負のピー
ク値に保持された電荷はトランジスタQ3の導通により
放電され、図2(a)に示すように電圧Vxは入力電圧
Vsと同一レベルまで上昇する。
【0034】以上のように入力電圧Vsが上昇又は下降
するとき、コンパレータ16の弁別電圧において(I1
×R3)又は(I2 ×R4)のヒステリシス電圧が夫々
付加され、アナログ電圧の二値化変換特性が向上する。
ここでトランジスタQ3,Q4は、コンデンサC2の電
荷を充放電する双方向性のスイッチング素子を構成して
いる。
【0035】尚電流I1 〜I4 の供給及び遮断方法は図
1に示すような方法に限らず、トランジスタQ1,Q2
をNPN型にし、電流I1 ,抵抗R3,トランジスタQ
1及び電流I2 ,抵抗R4,トランジスタQ2の接続関
係を上下反転し、I1 ,I2を加える順序を逆転しても
構わない。この場合トランジスタQ1,Q2に常にバイ
アスを加えるため、コンパレータ16の入力部はNPN
トランジスタで構成されることが好ましい。更に電流I
3 ,I4 は定電流である必要がなく、単に抵抗を介して
電流を供給するようにしてもよい。
【0036】次に本発明の第2実施例における光電セン
サ20について説明する。図3は第2実施例の光電セン
サ20の構成を示す回路図であり、第1実施例と同様の
光電部11と、一部の回路が付加されたデジタイザ21
により構成される。即ちデジタイザ21は第1実施例と
異なり、コンデンサC2の電荷を放電する放電回路が設
けられている。デジタイザ21におけるその他の回路構
成は図1に示すものと同一であり、同一部分は同一符号
を付して詳細な説明を省略する。図3に示すようにコン
パレータ16の出力端16cに抵抗R7を介し放電回路
用の第5のトランジスタQ9が設けられている。NPN
のトランジスタQ9のコレクタはコンデンサC2の一端
に接続され、エミッタは電流I5 の定電流源18に接続
されている。この電流値I5 は電流I4 と同一とする。
【0037】さて図1に示すデジタイザ12では、図2
の時刻t3で示すように、入力電圧Vsが最小値から上昇
するとき電流I4 がトランジスタQ4のベース・コレク
タを通って流れ、コンデンサC2を充電する恐れがあ
る。このためx点の電圧Vxの最小値のピークホールド
の特性が良好でなくなる。
【0038】これを改善するため本実施例のデジタイザ
21においては、コンパレータ16の出力がHレベルと
なるとき、トランジスタQ8と同期してトランジスタQ
9をオンさせ、電流I4 をキャンセルするようにしてい
る。これによってトランジスタQ4のベース・コレクタ
を通ってコンデンサC2に流れ込むI4 を、トランジス
タQ9を通して引き抜くようにしている。こうするとコ
ンデンサC2に供給される電流は小さく無視できるの
で、電圧Vxの値は最小値にピークホールドされる。
【0039】なお、トランジスタQ9のオンオフによる
電流I4 の供給遮断はこの方法に限定するものではな
い。又この電流値はトランジスタQ8の電流I4 と必ず
しも完全に等しい必要はなく、又定電流である必要もな
い。
【0040】以上のように本実施例のデジタイザでは、
IC化に適さない素子としてショットキーダイオードや
高抵抗を用いることなく、スイッチング用又は増幅用の
トランジスタ素子を用いることにより、ヒステリシス特
性を実現している。このためデジタイザのIC化が容易
となり、バーコードリーダ等に用いられる光電センサの
回路部をより小型化できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1及び2記載
の発明によれば、アナログの入力信号をヒステリシン特
性を有する弁別電圧で弁別するに際し、ショットキーダ
イオードや高い抵抗値の抵抗を用いることなく、トラン
ジスタ回路だけでデジタイザが構成できる。このためデ
ジタイザのIC化が容易となり、回路部の小型化と低価
格が実現できる。
【0042】また本願の請求項3の発明によれば、デジ
タイザをIC化することにより、バーコードリーダとし
て光電センサをより一層小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のデジタイザを含む光電セ
ンサの全体構成を示す回路図である。
【図2】第1実施例のデジタイザの動作を示す信号波形
図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるデジタイザを含む
光電センサの回路図である。
【図4】従来例におけるデジタイザを含む光電センサの
構成を示す回路図である。
【図5】従来例のデジタイザの動作を示す信号波形図で
ある。
【符号の説明】
10,20 光電センサ 11 光電部 12,21 デジタイザ 13 投光素子 14 受光素子 15 アンプ 16 コンパレータ 17 インバータ 18 定電流源 Q5〜Q9 トランジスタ R3〜R7 抵抗 C2 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を弁別してH又はLレベルに2
    値化するデジタイザであって、 2つの入力端のアナログ電圧の大小を比較して、2値化
    信号を出力するコンパレータと、 前記コンパレータの出力がL及びHレベルのとき、夫々
    オン及びオフとなる第1群のトランジスタと、 前記コンパレータの出力がH及びLレベルのとき、夫々
    オン及びオフとなる第2群のトランジスタと、 前記第1群のトランジスタのオン時に定電流を供給する
    第1の電流源と、 前記第2群のトランジスタのオン時に定電流を供給する
    第2の電流源と、 前記第1群のトランジスタのオン時に前記第1の電流源
    により定電流が供給され、該定電流に比例した電圧に前
    記入力信号を重畳した信号を前記コンパレータの一方の
    入力端に与える第3のトランジスタと、 前記第2群のトランジスタのオン時に前記第2の電流源
    により定電流が供給され、該定電流に比例した電圧に前
    記入力信号を重畳した信号を前記コンパレータの他方の
    入力端に与える第4のトランジスタと、 一端が前記第4のトランジスタの入力端に接続され、他
    端が接地されたコンデンサと、 前記入力信号の入力端と前記コンデンサの間に接続さ
    れ、前記第1及び第2群のトランジスタからのスイッチ
    ング信号によって前記コンデンサの充放電を制御する双
    方向性のスイッチング素子と、を具備することを特徴と
    するデジタイザ。
  2. 【請求項2】 入力信号を弁別して前記入力信号をH又
    はLレベルに2値化するデジタイザであって、 2つの入力端のアナログ電圧の大小を比較して、2値化
    信号を出力するコンパレータと、 前記コンパレータの出力がL及びHレベルのとき、夫々
    オン及びオフとなる第1群のトランジスタと、 前記コンパレータの出力がH及びLレベルのとき、夫々
    オン及びオフとなる第2群のトランジスタと、 前記第1群のトランジスタのオン時に定電流を供給する
    第1の電流源と、 前記第2群のトランジスタのオン時に定電流を供給する
    第2の電流源と、 前記第1群のトランジスタのオン時に前記第1の電流源
    により定電流が供給され、該定電流に比例した電圧に前
    記入力信号を重畳した信号を前記コンパレータの一方の
    入力端に与える第3のトランジスタと、 前記第2群のトランジスタのオン時に前記第2の電流源
    により定電流が供給され、該定電流に比例した電圧に前
    記入力信号を重畳した信号を前記コンパレータの他方の
    入力端に与える第4のトランジスタと、 一端が前記第4のトランジスタの入力端に接続され、他
    端が接地されたコンデンサと、 前記コンデンサと並列に接続され、前記コンパレータの
    出力がHレベルのとき前記コンデンサの電荷の一部を引
    き抜く第5のトランジスタと、 前記入力信号の入力端と前記コンデンサの間に接続さ
    れ、前記第1及び第2群のトランジスタからのスイッチ
    ング信号によって前記コンデンサの充放電を制御する双
    方向性のスイッチング素子と、を具備することを特徴と
    するデジタイザ。
  3. 【請求項3】 濃度差を有するバーコードの情報を読み
    取り、読み取り信号を波形成形により2値化して、コー
    ド識別のための信号を生成する光電センサであって、 前記バーコードに光ビームを照射する投光素子と、 前記バーコードの反射光を光電変換する受光素子と、 前記受光素子の信号を増幅するアンプと、 前記アンプの信号を波形整形する請求項1又は2記載の
    デジタイザと、を具備することを特徴とする光電セン
    サ。
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