JPH0889130A - 浄化装置 - Google Patents
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- JPH0889130A JPH0889130A JP6262022A JP26202294A JPH0889130A JP H0889130 A JPH0889130 A JP H0889130A JP 6262022 A JP6262022 A JP 6262022A JP 26202294 A JP26202294 A JP 26202294A JP H0889130 A JPH0889130 A JP H0889130A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バクテリア等の増殖を格段に効率化でき、且
つ大幅に小型化できる観賞魚又は活魚用容器の浄化装置
を提供する。 【構成】 本発明の観賞魚又は活魚用容器の浄化装置
は、重力方向と平行又はほぼ平行な方向を長手方向とす
る容器内に、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の
小球が充填されて成る浄化槽と、この浄化槽内に、重力
方向と平行又はほぼ平行な方向に、前記水槽内の水を所
定の圧力を加えながら通過させる通過手段と、を含んで
いる。
つ大幅に小型化できる観賞魚又は活魚用容器の浄化装置
を提供する。 【構成】 本発明の観賞魚又は活魚用容器の浄化装置
は、重力方向と平行又はほぼ平行な方向を長手方向とす
る容器内に、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の
小球が充填されて成る浄化槽と、この浄化槽内に、重力
方向と平行又はほぼ平行な方向に、前記水槽内の水を所
定の圧力を加えながら通過させる通過手段と、を含んで
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観賞魚を収容する水槽
や活魚を収容する生け簀などの容器(以下、これらをま
とめて「水槽」という)内の水を浄化するための浄化装
置、特に海中に生息する魚類を収容する水槽に使用する
浄化装置に関する。
や活魚を収容する生け簀などの容器(以下、これらをま
とめて「水槽」という)内の水を浄化するための浄化装
置、特に海中に生息する魚類を収容する水槽に使用する
浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、観賞魚を飼うための水槽で
は、水槽内で観賞魚から排泄されるアンモニア成分や大
腸菌などを生分解(生物濾過)するための浄化装置が備
えられている。この浄化装置に使用される浄化槽には、
浄化媒体として、例えば表面が疎に形成された多数のセ
ラミック球が使用されている。またこれらのセラミック
球としては、大体半径が5mm以上のものが使用されて
いる(例えば、特開昭59−4493号参照)。観賞魚
用水槽の使用を開始するときは、まずこの浄化槽内にバ
クテリアの濃縮液を入れ、前記セラミック球の表面にバ
クテリアを増殖させるようにする。前記のように従来の
浄化装置において、表面が粗なセラミック球が使用され
ることが多いのは、表面が粗である方が表面積が大きく
なり、バクテリアが増殖する効率が高くなると考えられ
ているためである。バクテリアがうまく増殖した後は、
水槽内の水がこの浄化槽を通過するときに、セラミック
球の表面に増殖したバクテリアが前記アンモニア成分等
を酸化分解するようになっている。具体的には、アンモ
ニアはバクテリアにより亜硝酸に分解され、亜硝酸は他
の種類のバクテリアにより硝酸(無害)に分解されるよ
うになっている。
は、水槽内で観賞魚から排泄されるアンモニア成分や大
腸菌などを生分解(生物濾過)するための浄化装置が備
えられている。この浄化装置に使用される浄化槽には、
浄化媒体として、例えば表面が疎に形成された多数のセ
ラミック球が使用されている。またこれらのセラミック
球としては、大体半径が5mm以上のものが使用されて
いる(例えば、特開昭59−4493号参照)。観賞魚
用水槽の使用を開始するときは、まずこの浄化槽内にバ
クテリアの濃縮液を入れ、前記セラミック球の表面にバ
クテリアを増殖させるようにする。前記のように従来の
浄化装置において、表面が粗なセラミック球が使用され
ることが多いのは、表面が粗である方が表面積が大きく
なり、バクテリアが増殖する効率が高くなると考えられ
ているためである。バクテリアがうまく増殖した後は、
水槽内の水がこの浄化槽を通過するときに、セラミック
球の表面に増殖したバクテリアが前記アンモニア成分等
を酸化分解するようになっている。具体的には、アンモ
ニアはバクテリアにより亜硝酸に分解され、亜硝酸は他
の種類のバクテリアにより硝酸(無害)に分解されるよ
うになっている。
【0003】また従来の浄化装置では、水槽内の水を循
環させるために、浄化装置の出口側にポンプが設けられ
ている。このポンプは従来は浄化装置の出口側に設けら
れているが、それは、浄化装置の入口側にポンプを設け
ると水中のゴミなども一緒に浄化槽に送ることになって
しまい、浄化槽に目詰まりが生じてしまう恐れがある等
の理由からである。
環させるために、浄化装置の出口側にポンプが設けられ
ている。このポンプは従来は浄化装置の出口側に設けら
れているが、それは、浄化装置の入口側にポンプを設け
ると水中のゴミなども一緒に浄化槽に送ることになって
しまい、浄化槽に目詰まりが生じてしまう恐れがある等
の理由からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなセラミック球などを使用した従来の浄化装置では、
浄化槽内にバクテリア濃縮液を加えた後のバクテリアが
増殖する効率が極めて悪い。そのため、水槽内のアンモ
ニア成分の分解が不十分で亜硝酸が水槽内に充満してし
まうことが少なくない。亜硝酸が水槽内に充満してしま
うと、ユーザーは、水槽の水を全て排出し、水槽内を洗
浄し、水も新しく取り替えて、改めて浄化槽にバクテリ
ア濃縮液を加える最初の段階からやり直す必要があっ
た。また従来の浄化装置は浄化効率が悪いためある程度
の浄化作用を発揮させるためにはかなり大きなサイズの
ものにする必要があるという不都合があった。
うなセラミック球などを使用した従来の浄化装置では、
浄化槽内にバクテリア濃縮液を加えた後のバクテリアが
増殖する効率が極めて悪い。そのため、水槽内のアンモ
ニア成分の分解が不十分で亜硝酸が水槽内に充満してし
まうことが少なくない。亜硝酸が水槽内に充満してしま
うと、ユーザーは、水槽の水を全て排出し、水槽内を洗
浄し、水も新しく取り替えて、改めて浄化槽にバクテリ
ア濃縮液を加える最初の段階からやり直す必要があっ
た。また従来の浄化装置は浄化効率が悪いためある程度
の浄化作用を発揮させるためにはかなり大きなサイズの
ものにする必要があるという不都合があった。
【0005】本発明はこのような従来の浄化装置の問題
点に着目してなされたものであり、バクテリア等の微生
物の増殖の効率を格段に向上させることができる浄化装
置を提供することを目的とし、さらに水槽内に収容でき
るような大きさに小型化しても十分な浄化作用を発揮さ
せることができる浄化装置を提供することを目的とす
る。
点に着目してなされたものであり、バクテリア等の微生
物の増殖の効率を格段に向上させることができる浄化装
置を提供することを目的とし、さらに水槽内に収容でき
るような大きさに小型化しても十分な浄化作用を発揮さ
せることができる浄化装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本願の第1の発明の浄化装置は、重力方向と平
行又はほぼ平行な方向を長手方向とする容器内に、表面
が粗でなく滑らかに形成された多数の小球が充填されて
成る浄化槽と、この浄化槽内に対して、重力方向と平行
又はほぼ平行な方向に、所定の圧力を加えながら水槽内
の水を通過させる通過手段と、を含むことを特徴として
いる。
るための本願の第1の発明の浄化装置は、重力方向と平
行又はほぼ平行な方向を長手方向とする容器内に、表面
が粗でなく滑らかに形成された多数の小球が充填されて
成る浄化槽と、この浄化槽内に対して、重力方向と平行
又はほぼ平行な方向に、所定の圧力を加えながら水槽内
の水を通過させる通過手段と、を含むことを特徴として
いる。
【0007】また本発明では、前記通過手段は、浄化槽
の重力方向側から所定の圧力を加えながら水を供給し、
浄化槽の重力方向と反対側から水を排出させるものであ
る、ことが望ましい。
の重力方向側から所定の圧力を加えながら水を供給し、
浄化槽の重力方向と反対側から水を排出させるものであ
る、ことが望ましい。
【0008】また本発明では、前記浄化槽内に充填され
た各小球は、互いに均等又はほぼ均等な大きさに形成さ
れていることが望ましい。
た各小球は、互いに均等又はほぼ均等な大きさに形成さ
れていることが望ましい。
【0009】また本発明では、前記浄化槽内に充填され
た各小球は、真球又はほぼ真球に形成されていることが
望ましい。
た各小球は、真球又はほぼ真球に形成されていることが
望ましい。
【0010】また本発明では、前記浄化槽内に充填され
た各小球は、半径約0,5〜5mmの大きさに形成され
ていることが望ましい。
た各小球は、半径約0,5〜5mmの大きさに形成され
ていることが望ましい。
【0011】さらに本願の第2の発明による浄化装置で
は、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の微小な隙
間を含み、これらの互いに隣り合う各隙間は互いに一部
が連続して全体として水が通過できる状態に形成されて
いる浄化媒体を含む浄化槽と、この浄化槽内に対して所
定の圧力を加えながら前記水槽内の水を通過させる通過
手段と、を含むことを特徴としている。
は、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の微小な隙
間を含み、これらの互いに隣り合う各隙間は互いに一部
が連続して全体として水が通過できる状態に形成されて
いる浄化媒体を含む浄化槽と、この浄化槽内に対して所
定の圧力を加えながら前記水槽内の水を通過させる通過
手段と、を含むことを特徴としている。
【0012】またこの第2の発明では、前記通過手段
は、浄化槽の重力方向側から浄化槽内に所定の圧力を加
えながら水槽内の水を供給し、浄化槽の重力方向と反対
側から水を排出させるものであることが望ましい。
は、浄化槽の重力方向側から浄化槽内に所定の圧力を加
えながら水槽内の水を供給し、浄化槽の重力方向と反対
側から水を排出させるものであることが望ましい。
【0013】
【作用】上述のように、本発明の浄化装置においては、
表面が粗でなく滑らかに形成された多数の小球が充填さ
れて成る浄化槽内に対して、重力方向と平行又はほぼ平
行な方向に、所定の圧力を加えながら水槽内の水を通過
させるようにしているので、浄化槽内は常に所定の圧
力、例えば30g/cm2以上の圧力がかけられた状態
におかれることになる。そして、この常に所定の圧力が
かけられた状態は、本発明者の実験によれば、バクテリ
アの効率的な増殖に極めて適した状態となる。このこと
は、バクテリアが海中で繁殖する状態が常に所定の圧力
がかけられた状態であることからも推測されるものであ
る。
表面が粗でなく滑らかに形成された多数の小球が充填さ
れて成る浄化槽内に対して、重力方向と平行又はほぼ平
行な方向に、所定の圧力を加えながら水槽内の水を通過
させるようにしているので、浄化槽内は常に所定の圧
力、例えば30g/cm2以上の圧力がかけられた状態
におかれることになる。そして、この常に所定の圧力が
かけられた状態は、本発明者の実験によれば、バクテリ
アの効率的な増殖に極めて適した状態となる。このこと
は、バクテリアが海中で繁殖する状態が常に所定の圧力
がかけられた状態であることからも推測されるものであ
る。
【0014】また本発明では、このような所定の圧力が
かけられた状態の浄化槽内において、重力方向と平行又
はほぼ平行な方向に前記容器内の水を通過させて浄化さ
せるようにしているが、これは次のような作用をもたら
す。すなわち、浄化槽内では重力による水圧がかかって
いるが、重力方向と直交する方向の各層についてみる
と、その各層毎に等しい水圧がかかっている。また、通
過する水も、重力方向と平行又はほぼ平行な方向に流さ
れるので、流される水は前記各層の全体を隈無く均等に
通過して行く。よって本発明では、水は浄化槽の全体を
隈無く均等に通過していくことになる。すなわち、いま
仮に浄化槽が重力方向と直交する方向に長手方向になっ
ており、且つ水が重力方向と直交する方向に流れて行く
場合を考えると、水は重力の作用により浄化槽の下側を
中心に流れて行き浄化槽の上側をあまり通過せず、浄化
槽の全体を均等に通過することができず、効率的な浄化
ができないことになる(これを防ごうとすれば、浄化槽
の中を水が直線的に通過しないようにするための仕切板
を複数設ける必要があるが、このような板を設けると全
体が大型化してしまうという欠点がある)が、このよう
な場合と比較して本発明では前述のように水は浄化槽の
全体を均等に通過していくので、浄化効率が格段に向上
されるようになる。
かけられた状態の浄化槽内において、重力方向と平行又
はほぼ平行な方向に前記容器内の水を通過させて浄化さ
せるようにしているが、これは次のような作用をもたら
す。すなわち、浄化槽内では重力による水圧がかかって
いるが、重力方向と直交する方向の各層についてみる
と、その各層毎に等しい水圧がかかっている。また、通
過する水も、重力方向と平行又はほぼ平行な方向に流さ
れるので、流される水は前記各層の全体を隈無く均等に
通過して行く。よって本発明では、水は浄化槽の全体を
隈無く均等に通過していくことになる。すなわち、いま
仮に浄化槽が重力方向と直交する方向に長手方向になっ
ており、且つ水が重力方向と直交する方向に流れて行く
場合を考えると、水は重力の作用により浄化槽の下側を
中心に流れて行き浄化槽の上側をあまり通過せず、浄化
槽の全体を均等に通過することができず、効率的な浄化
ができないことになる(これを防ごうとすれば、浄化槽
の中を水が直線的に通過しないようにするための仕切板
を複数設ける必要があるが、このような板を設けると全
体が大型化してしまうという欠点がある)が、このよう
な場合と比較して本発明では前述のように水は浄化槽の
全体を均等に通過していくので、浄化効率が格段に向上
されるようになる。
【0015】また本発明では、前記浄化槽内に充填され
た各小球を、表面が疎でなく滑らかに形成するようにし
ている。従来の浄化装置では、浄化媒体となる小球の表
面はなるべく粗にして表面積を大きくした方がバクテリ
アが生息する場所が広くなり効率的であると考えられ、
実際にセラミック球などが使用されてきた。しかし、本
発明者の実験では、このような従来の常識とは逆に、所
定の圧力がかけられた状態の下では、例えばガラスやプ
ラスチックなどの表面が滑らかな素材で形成した表面が
滑らかな小球を使用した方が、バクテリアの繁殖は格段
に向上することが判明した。これは、従来は浄化槽内に
圧力を加えるという発想がなかったのに対し、本発明者
は浄化槽内に海中におけると同様な所定の圧力を加える
という新しい発想の下で実験を行ったことにより判明し
た事実である。
た各小球を、表面が疎でなく滑らかに形成するようにし
ている。従来の浄化装置では、浄化媒体となる小球の表
面はなるべく粗にして表面積を大きくした方がバクテリ
アが生息する場所が広くなり効率的であると考えられ、
実際にセラミック球などが使用されてきた。しかし、本
発明者の実験では、このような従来の常識とは逆に、所
定の圧力がかけられた状態の下では、例えばガラスやプ
ラスチックなどの表面が滑らかな素材で形成した表面が
滑らかな小球を使用した方が、バクテリアの繁殖は格段
に向上することが判明した。これは、従来は浄化槽内に
圧力を加えるという発想がなかったのに対し、本発明者
は浄化槽内に海中におけると同様な所定の圧力を加える
という新しい発想の下で実験を行ったことにより判明し
た事実である。
【0016】また本発明において、前記通過手段を、浄
化槽の重力方向の側から所定の圧力を加えながら水を供
給し、浄化槽の重力方向の反対側から水を排出させるよ
うに構成している。これにより、浄化槽内では、常に重
力により水の流れ(重力方向と反対方向への流れ)が抑
制されることになり、その結果、所定の圧力を加えなが
ら水を供給しても水は浄化槽内を比較的ゆっくりと流
れ、しかも浄化槽内には所定の圧力がかけられるように
なる(これに対し、重力方向の反対の方向側から所定の
圧力を加えながら水を供給し、しかも水が浄化槽内を比
較的ゆっくりと流れしかも浄化槽内に所定の圧力を加え
るようにさせるためには、水の流れを抑制するための複
数の仕切板などを備える必要がある)。
化槽の重力方向の側から所定の圧力を加えながら水を供
給し、浄化槽の重力方向の反対側から水を排出させるよ
うに構成している。これにより、浄化槽内では、常に重
力により水の流れ(重力方向と反対方向への流れ)が抑
制されることになり、その結果、所定の圧力を加えなが
ら水を供給しても水は浄化槽内を比較的ゆっくりと流
れ、しかも浄化槽内には所定の圧力がかけられるように
なる(これに対し、重力方向の反対の方向側から所定の
圧力を加えながら水を供給し、しかも水が浄化槽内を比
較的ゆっくりと流れしかも浄化槽内に所定の圧力を加え
るようにさせるためには、水の流れを抑制するための複
数の仕切板などを備える必要がある)。
【0017】これにより、浄化槽内には常に所定の圧
力、例えば30g/cm2以上の圧力が常に加えられ、
しかも水は比較的ゆっくりと低速度で流れるようにな
る。本発明者の実験によると、表面が滑らかに形成され
た小球により多数の隙間が形成された浄化槽内に所定の
圧力が加えられ、且つその中を浄化対象である水が比較
的ゆっくりと流れるとき、バクテリアの増殖効率は大幅
に向上し、浄化効率も格段に上昇する。このように水が
比較的ゆっくりと流れると浄化効率が高まるのは、その
方が、水へのバクテリアによる化学反応が十分に行われ
るためと考えられる。また、付随的な作用ではあるが、
本発明では、重力方向側から水を供給することにより、
浄化槽の底に不純物が重力により沈殿することも防止さ
れるようになる。
力、例えば30g/cm2以上の圧力が常に加えられ、
しかも水は比較的ゆっくりと低速度で流れるようにな
る。本発明者の実験によると、表面が滑らかに形成され
た小球により多数の隙間が形成された浄化槽内に所定の
圧力が加えられ、且つその中を浄化対象である水が比較
的ゆっくりと流れるとき、バクテリアの増殖効率は大幅
に向上し、浄化効率も格段に上昇する。このように水が
比較的ゆっくりと流れると浄化効率が高まるのは、その
方が、水へのバクテリアによる化学反応が十分に行われ
るためと考えられる。また、付随的な作用ではあるが、
本発明では、重力方向側から水を供給することにより、
浄化槽の底に不純物が重力により沈殿することも防止さ
れるようになる。
【0018】また本発明では、前記浄化槽内に充填され
た各小球は、真球又はほぼ真球に形成されているので、
これらの各小球により形成される各隙間は、互いに均等
な大きさになり、バクテリアの繁殖により適した環境が
作られる。
た各小球は、真球又はほぼ真球に形成されているので、
これらの各小球により形成される各隙間は、互いに均等
な大きさになり、バクテリアの繁殖により適した環境が
作られる。
【0019】また本発明では、前記浄化槽内に充填され
た各小球は、半径0,5〜5mmの均等な大きさに形成
されているので、これらの各小球により形成される各隙
間の大きさも所定の小さいサイズに形成され、バクテリ
アの繁殖により適した環境が作られる。
た各小球は、半径0,5〜5mmの均等な大きさに形成
されているので、これらの各小球により形成される各隙
間の大きさも所定の小さいサイズに形成され、バクテリ
アの繁殖により適した環境が作られる。
【0020】さらに本願の第2の発明による浄化装置で
は、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の微小な隙
間を含み、これらの隙間が互いに一部が連続して全体と
して水が通過できる状態に形成されている浄化槽を備
え、この浄化槽に対して所定の圧力を加えながら前記水
槽内の水を通過させるようにしているので、表面が滑ら
かに形成された多数の微小な隙間の存在、これらの隙間
に対して所定の圧力、例えば30g/cm2以上の圧力
が加えられている状態、というバクテリアが効率的に繁
殖するのに適した条件を満たす環境が形成される。
は、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の微小な隙
間を含み、これらの隙間が互いに一部が連続して全体と
して水が通過できる状態に形成されている浄化槽を備
え、この浄化槽に対して所定の圧力を加えながら前記水
槽内の水を通過させるようにしているので、表面が滑ら
かに形成された多数の微小な隙間の存在、これらの隙間
に対して所定の圧力、例えば30g/cm2以上の圧力
が加えられている状態、というバクテリアが効率的に繁
殖するのに適した条件を満たす環境が形成される。
【0021】またこの第2の発明では、浄化槽の重力方
向側から浄化槽内に所定の圧力を加えながら水槽内の水
を供給し、浄化槽の重力方向と反対側から水を排出させ
るようにしているので、水を所定の圧力を加えながら供
給しても、重力が水の流れを抑制するように働くので、
水は浄化槽内を比較的ゆっくりと低速度で流れるように
なる。したがって、所定の圧力が加えられた状態で水が
ゆっくりと低速度で流れるという、バクテリアの繁殖に
適し且つバクテリアによる水の化学反応に適した状態
が、実現されるようになる。
向側から浄化槽内に所定の圧力を加えながら水槽内の水
を供給し、浄化槽の重力方向と反対側から水を排出させ
るようにしているので、水を所定の圧力を加えながら供
給しても、重力が水の流れを抑制するように働くので、
水は浄化槽内を比較的ゆっくりと低速度で流れるように
なる。したがって、所定の圧力が加えられた状態で水が
ゆっくりと低速度で流れるという、バクテリアの繁殖に
適し且つバクテリアによる水の化学反応に適した状態
が、実現されるようになる。
【0022】
実施例1.図1は本発明の実施例1に係る浄化装置とそ
れが備えられた観賞魚用水槽を示す略図、図2は図1の
浄化装置を示す斜視図、図3は図1の浄化装置の中央断
面図である。図1において、符号1は例えば海水魚を飼
うための50〜60l用の水槽、2は水槽1内の水(海
水)、3は水槽1内の底に敷き詰められた底砂、4はポ
ンプ(本実施例では、例えば独エーハイム社の商品名
「エーハイム2007」(消費電力3W、流量180l
/h、適合水標30〜60cm、外寸65(φ)×17
0(H)mm)を使用)、4aは水槽1内の水2を水中
ポンプ4に供給する前にゴミなどを除去して濾過するた
めのスポンジ、5は水中ポンプ4からの水がパイプ6を
介して供給される浄化槽である。
れが備えられた観賞魚用水槽を示す略図、図2は図1の
浄化装置を示す斜視図、図3は図1の浄化装置の中央断
面図である。図1において、符号1は例えば海水魚を飼
うための50〜60l用の水槽、2は水槽1内の水(海
水)、3は水槽1内の底に敷き詰められた底砂、4はポ
ンプ(本実施例では、例えば独エーハイム社の商品名
「エーハイム2007」(消費電力3W、流量180l
/h、適合水標30〜60cm、外寸65(φ)×17
0(H)mm)を使用)、4aは水槽1内の水2を水中
ポンプ4に供給する前にゴミなどを除去して濾過するた
めのスポンジ、5は水中ポンプ4からの水がパイプ6を
介して供給される浄化槽である。
【0023】次に、本実施例の浄化装置の構成を図2及
び図3に基づいて説明する。図2及び図3において、符
号4aは例えばスポンジ製のフィルターで、水槽1内の
水2は、このフィルター4aで濾過された後に、ポンプ
4により吸込部4bから吸い込まれて、浄化槽5に送ら
れる。また図2及び図3において、符号11は浄化槽の
容器本体、12はこの容器本体11の上の開口を塞ぐた
めの蓋体である。容器本体11の下方は水中ポンプ4か
らの水を供給するパイプ6がつながっている。容器本体
11下端の符号13はこのパイプ6からの水が注ぎ込ま
れる空洞部である。この空洞部13の上には、簀の子状
の小さい複数の開口を有する板14が固定されている。
この板14は後述の濾材としての多数の小球17を支持
するためのものである。この板14の上には、比較的大
きなゴミを濾過するための比較的目の粗いウール製フィ
ルター15が積層され、さらにその上には比較的小さい
ゴミを濾過するための比較的目の細かいウール製フィル
ター16が積層されている。この容器本体11内のフィ
ルター16の上には、多数の小球17が敷き詰められ、
充填されている。
び図3に基づいて説明する。図2及び図3において、符
号4aは例えばスポンジ製のフィルターで、水槽1内の
水2は、このフィルター4aで濾過された後に、ポンプ
4により吸込部4bから吸い込まれて、浄化槽5に送ら
れる。また図2及び図3において、符号11は浄化槽の
容器本体、12はこの容器本体11の上の開口を塞ぐた
めの蓋体である。容器本体11の下方は水中ポンプ4か
らの水を供給するパイプ6がつながっている。容器本体
11下端の符号13はこのパイプ6からの水が注ぎ込ま
れる空洞部である。この空洞部13の上には、簀の子状
の小さい複数の開口を有する板14が固定されている。
この板14は後述の濾材としての多数の小球17を支持
するためのものである。この板14の上には、比較的大
きなゴミを濾過するための比較的目の粗いウール製フィ
ルター15が積層され、さらにその上には比較的小さい
ゴミを濾過するための比較的目の細かいウール製フィル
ター16が積層されている。この容器本体11内のフィ
ルター16の上には、多数の小球17が敷き詰められ、
充填されている。
【0024】この小球17の上には、図3に示すよう
に、比較的目の細かいウール製の抑えシート18、比較
的目の粗いウール製の抑えシート19及び簀の子状板2
0が積層されている。前記シート18は小球17を抑え
るためのもの、前記シート19はシート18と板20と
の間の緩衝のためのものである。この板20の上は、浄
化され濾過された水を通過させるための空洞部21とな
っている。この空洞部21に運ばれた水は、排出用パイ
プ22及びL型パイプ23を介して、浄化槽5の外部に
排出され、水槽1に戻される。なおこのL型パイプ23
は、図2のα方向に回動できるようになっているので、
ユーザーは、このL型パイプ23を回動させて水の排出
場所を任意に調整できるようになっている。
に、比較的目の細かいウール製の抑えシート18、比較
的目の粗いウール製の抑えシート19及び簀の子状板2
0が積層されている。前記シート18は小球17を抑え
るためのもの、前記シート19はシート18と板20と
の間の緩衝のためのものである。この板20の上は、浄
化され濾過された水を通過させるための空洞部21とな
っている。この空洞部21に運ばれた水は、排出用パイ
プ22及びL型パイプ23を介して、浄化槽5の外部に
排出され、水槽1に戻される。なおこのL型パイプ23
は、図2のα方向に回動できるようになっているので、
ユーザーは、このL型パイプ23を回動させて水の排出
場所を任意に調整できるようになっている。
【0025】なお本実施例では、水槽1の全体の高さは
例えば360mm、水槽1内の底から水面の高さは約3
30mm、底砂3の底からの高さは約5〜70mmであ
る。また浄化槽の容器本体11の大きさは、例えば直径
50mm(図3の符号a)、高さ350mm(図3の符
号b)で、この中に小球17が充填されている部分の大
きさは、例えば直径40mm、高さ200mm(図3の
符号c)である。また図1のように、浄化槽5は水槽1
の水2の中に沈められ縦方向(重力方向と平行な方向)
に立てられており、L型パイプ23のみが水の上に突出
している。また浄化槽5の下端部分と水中ポンプ4の下
方は底砂3内に埋没させられている。
例えば360mm、水槽1内の底から水面の高さは約3
30mm、底砂3の底からの高さは約5〜70mmであ
る。また浄化槽の容器本体11の大きさは、例えば直径
50mm(図3の符号a)、高さ350mm(図3の符
号b)で、この中に小球17が充填されている部分の大
きさは、例えば直径40mm、高さ200mm(図3の
符号c)である。また図1のように、浄化槽5は水槽1
の水2の中に沈められ縦方向(重力方向と平行な方向)
に立てられており、L型パイプ23のみが水の上に突出
している。また浄化槽5の下端部分と水中ポンプ4の下
方は底砂3内に埋没させられている。
【0026】また本実施例では、前記小球17は、ガラ
ス又はプラスチック製で、表面は粗でなく滑らかに形成
されている。また前記小球17は、例えば半径0.5〜
5mmの互いにほぼ均等な大きさに形成されている。本
発明では、小球17の半径は、水槽1の大きさに対応し
て決められ、小さい水槽なら半径0.5〜1mmでよ
く、水槽1が大きくなる毎に半径が1〜2mm、2〜3
mm、4〜5mm、5mm〜10mmも有り得る。また
これらの小球17は、真球又はほぼ真球に形成されてい
る。したがって、本実施例では、図4に示すように、ほ
ぼ真球で均等な大きさに形成され、かつ表面17aが滑
らかに形成された多数の各小球17の間には、多数の微
小な隙間31が形成されるが、この多数の微小な隙間3
1も、互いにほぼ均等な大きさで、互いに所定の間隔を
介して存在することになる。
ス又はプラスチック製で、表面は粗でなく滑らかに形成
されている。また前記小球17は、例えば半径0.5〜
5mmの互いにほぼ均等な大きさに形成されている。本
発明では、小球17の半径は、水槽1の大きさに対応し
て決められ、小さい水槽なら半径0.5〜1mmでよ
く、水槽1が大きくなる毎に半径が1〜2mm、2〜3
mm、4〜5mm、5mm〜10mmも有り得る。また
これらの小球17は、真球又はほぼ真球に形成されてい
る。したがって、本実施例では、図4に示すように、ほ
ぼ真球で均等な大きさに形成され、かつ表面17aが滑
らかに形成された多数の各小球17の間には、多数の微
小な隙間31が形成されるが、この多数の微小な隙間3
1も、互いにほぼ均等な大きさで、互いに所定の間隔を
介して存在することになる。
【0027】また本実施例の浄化槽5は、前述のよう
に、水槽1の水中に縦方向(重力方向と平行な方向)に
立てられており、その下方向(重力方向)の側からポン
プ4及びパイプ6により浄化すべき水が供給され、その
上方向(重力方向と反対の方向)の側からパイプ22,
23により浄化された水が排出されるようになってい
る。すなわち、本実施例では、水は浄化槽5内を重力方
向側からその反対方向側に流れるようになっている。こ
のように、重力に逆らって水を下から上方向に上げて行
くには、所定の圧力を加えて水を供給する必要がある。
また、このように所定の圧力を加えても、重力が水の上
昇を妨げるため、水は浄化槽5内を低速でゆっくりと上
昇して行くことになる。よって、本実施例では、ポンプ
4で所定の圧力を加えて水を供給すると、浄化槽5内の
多数の小球17の間の多数の隙間31には、常に所定の
圧力が加えられた状態となる。またこの隙間31には、
水が低速でゆっくりと流れて行く。したがって、この浄
化槽5内の前記多数の各隙間31の全てには、所定の圧
力が均一に加えられ、水がゆっくりと低速で流れるとい
うバクテリアが増殖しやすく、且つ、水に対してバクテ
リアが十分に反応しやすい環境が成立することになる。
に、水槽1の水中に縦方向(重力方向と平行な方向)に
立てられており、その下方向(重力方向)の側からポン
プ4及びパイプ6により浄化すべき水が供給され、その
上方向(重力方向と反対の方向)の側からパイプ22,
23により浄化された水が排出されるようになってい
る。すなわち、本実施例では、水は浄化槽5内を重力方
向側からその反対方向側に流れるようになっている。こ
のように、重力に逆らって水を下から上方向に上げて行
くには、所定の圧力を加えて水を供給する必要がある。
また、このように所定の圧力を加えても、重力が水の上
昇を妨げるため、水は浄化槽5内を低速でゆっくりと上
昇して行くことになる。よって、本実施例では、ポンプ
4で所定の圧力を加えて水を供給すると、浄化槽5内の
多数の小球17の間の多数の隙間31には、常に所定の
圧力が加えられた状態となる。またこの隙間31には、
水が低速でゆっくりと流れて行く。したがって、この浄
化槽5内の前記多数の各隙間31の全てには、所定の圧
力が均一に加えられ、水がゆっくりと低速で流れるとい
うバクテリアが増殖しやすく、且つ、水に対してバクテ
リアが十分に反応しやすい環境が成立することになる。
【0028】比較例.次に、この実施例1を図5の比較
例と比較して、そのメリットを説明する。なおこの比較
例は、特願平5−351238号により本発明者が提案
しているものである。この比較例では、浄化槽33は、
水槽1の上に、その横方向(重力方向と直交する方向)
が長手方向となるように備えられており、浄化される水
は、図5の右方向側から左方向側(すなわち、重力方向
とほぼ直交する方向)に流れるようになっている。すな
わち、図5において、容器本体36内には、左右両端に
それぞれフィルター40,41が備えられ、それらの間
に多数の小球42が充填されている。水槽1内の水は、
フィルター34a及びパイプ34を介してポンプ35に
より汲み上げられ、浄化槽33の図の右端から供給さ
れ、浄化及び濾過されて、図の左端からパイプ43を介
して排出され、水槽1に戻される。
例と比較して、そのメリットを説明する。なおこの比較
例は、特願平5−351238号により本発明者が提案
しているものである。この比較例では、浄化槽33は、
水槽1の上に、その横方向(重力方向と直交する方向)
が長手方向となるように備えられており、浄化される水
は、図5の右方向側から左方向側(すなわち、重力方向
とほぼ直交する方向)に流れるようになっている。すな
わち、図5において、容器本体36内には、左右両端に
それぞれフィルター40,41が備えられ、それらの間
に多数の小球42が充填されている。水槽1内の水は、
フィルター34a及びパイプ34を介してポンプ35に
より汲み上げられ、浄化槽33の図の右端から供給さ
れ、浄化及び濾過されて、図の左端からパイプ43を介
して排出され、水槽1に戻される。
【0029】ところで、この比較例では、ポンプ35は
所定の圧力を加えながら水を供給するが、そのままだと
浄化槽33内部を高速で通過してしまい、水が十分にバ
クテリアと反応しなくなってしまうし、高速で水が通過
する環境ではバクテリアも十分に増殖しない恐れがあ
る。また、圧力で押された水は、重力により浄化槽33
の上半分をほとんど通過せず下半分の部分のみを主とし
て通過し、浄化槽33全体を均等に通過しない恐れがあ
る。そこで、このような不都合を避けるため、この比較
例では、多数の小球42の間に、上方から突出する仕切
板39と下方から突出する仕切板38とを交互に複数箇
所に突出させ、水がこれらの仕切板38,39により浄
化槽33の全体を均等に通過し、しかも水がポンプ35
の圧力によって押し出されてもこの仕切板38,39が
邪魔になって水が高速では通過できないようにしてい
る。
所定の圧力を加えながら水を供給するが、そのままだと
浄化槽33内部を高速で通過してしまい、水が十分にバ
クテリアと反応しなくなってしまうし、高速で水が通過
する環境ではバクテリアも十分に増殖しない恐れがあ
る。また、圧力で押された水は、重力により浄化槽33
の上半分をほとんど通過せず下半分の部分のみを主とし
て通過し、浄化槽33全体を均等に通過しない恐れがあ
る。そこで、このような不都合を避けるため、この比較
例では、多数の小球42の間に、上方から突出する仕切
板39と下方から突出する仕切板38とを交互に複数箇
所に突出させ、水がこれらの仕切板38,39により浄
化槽33の全体を均等に通過し、しかも水がポンプ35
の圧力によって押し出されてもこの仕切板38,39が
邪魔になって水が高速では通過できないようにしてい
る。
【0030】この比較例でも、仕切板38,39によ
り、水を浄化槽33全体に均一にしかも低速で移動させ
ながら、浄化槽33内に所定の圧力をかけることが可能
であり、よって、バクテリアを十分に増殖させ、しかも
水を十分にバクテリアと反応させることができる。しか
し、この比較例では、複数の仕切板38,39を備える
必要があるので、それだけ装置が大型化してしまうし、
それだけ製造コストも上がってしまう。また水槽1の上
に浄化装置を備えると、海水からの塩分が水槽1の上に
付着して汚れてしまう(いわゆる塩ダレ)という問題が
ある。これに対し、本実施例では、浄化槽を縦方向に立
てることにより、比較例の仕切板38,39の水の流れ
を抑えるという作用を重力の作用により行うようにした
ので、仕切板38,39も不要になっている。また縦方
向に置いているので、比較例のように水槽1に塩分が付
着することもないというメリットが得られる。また本実
施例では、仕切板38,39が不要となるだけ小型化で
きしかも縦方向に立てて使用できるので、水槽1の中に
入れることができるのもメリットの一つである。
り、水を浄化槽33全体に均一にしかも低速で移動させ
ながら、浄化槽33内に所定の圧力をかけることが可能
であり、よって、バクテリアを十分に増殖させ、しかも
水を十分にバクテリアと反応させることができる。しか
し、この比較例では、複数の仕切板38,39を備える
必要があるので、それだけ装置が大型化してしまうし、
それだけ製造コストも上がってしまう。また水槽1の上
に浄化装置を備えると、海水からの塩分が水槽1の上に
付着して汚れてしまう(いわゆる塩ダレ)という問題が
ある。これに対し、本実施例では、浄化槽を縦方向に立
てることにより、比較例の仕切板38,39の水の流れ
を抑えるという作用を重力の作用により行うようにした
ので、仕切板38,39も不要になっている。また縦方
向に置いているので、比較例のように水槽1に塩分が付
着することもないというメリットが得られる。また本実
施例では、仕切板38,39が不要となるだけ小型化で
きしかも縦方向に立てて使用できるので、水槽1の中に
入れることができるのもメリットの一つである。
【0031】次に本実施例の動作を説明する。本実施例
においては、浄化槽5内に多数の小球17が充填され、
さらに、バクテリア等の微生物の濃縮液が予め入れられ
ている。そして、水槽1内の水2は、フィルター4aに
より濾過された水がポンプ4により、所定の圧力をかけ
られながら、浄化槽5に供給される。この水はフィルタ
ー15,16によりさらに濾過されて、各小球17の間
の各隙間31に送られるが、重力によりその通過が妨げ
られるため、浄化槽5内には所定の圧力がかけられた状
態になり、且つ水は低速でゆっくりと浄化槽5内の全体
を均等に通過していく。この過程で、水は前記の各隙間
31内の小球17の表面17aに増殖したバクテリアと
反応し、水2に含まれるアンモニアや亜硝酸成分は各小
球12の表面に増殖したバクテリア等の微生物により生
物分解される。そして、この浄化された水2は、水槽1
内に戻されるが、この動作が、前記ポンプ4により、連
続的に繰り返される。
においては、浄化槽5内に多数の小球17が充填され、
さらに、バクテリア等の微生物の濃縮液が予め入れられ
ている。そして、水槽1内の水2は、フィルター4aに
より濾過された水がポンプ4により、所定の圧力をかけ
られながら、浄化槽5に供給される。この水はフィルタ
ー15,16によりさらに濾過されて、各小球17の間
の各隙間31に送られるが、重力によりその通過が妨げ
られるため、浄化槽5内には所定の圧力がかけられた状
態になり、且つ水は低速でゆっくりと浄化槽5内の全体
を均等に通過していく。この過程で、水は前記の各隙間
31内の小球17の表面17aに増殖したバクテリアと
反応し、水2に含まれるアンモニアや亜硝酸成分は各小
球12の表面に増殖したバクテリア等の微生物により生
物分解される。そして、この浄化された水2は、水槽1
内に戻されるが、この動作が、前記ポンプ4により、連
続的に繰り返される。
【0032】次に、本実施例の浄化槽内でのバクテリア
等の微生物の増殖の動作について説明する。本実施例に
おいては、バクテリア等の微生物の濃縮液が入れられる
浄化槽5内には、前述のように、予め多数の小球17が
充填されている。これらの小球17は、例えば半径1〜
2mmの極めて小さな真球であるため、この浄化槽内に
は、極めて多数の小球が備えられるようになっている。
その結果、本実施例の浄化槽内には、図4に示すよう
に、各小球17の間の隙間31が極めて多く形成される
ようになる。本実施例においてバクテリア等の微生物が
増殖する場所は、これらの隙間31内の小球17の表面
17a(図4参照)であるが、本実施例においては、こ
れらの隙間31は前述のように極めて多く形成されてい
るので、それだけバクテリア等の増殖する場所(前記の
小球表面17a)も極めて多く形成されることになる。
よって、本発明ではバクテリア等の増殖が極めて効率的
に行われるようになる。
等の微生物の増殖の動作について説明する。本実施例に
おいては、バクテリア等の微生物の濃縮液が入れられる
浄化槽5内には、前述のように、予め多数の小球17が
充填されている。これらの小球17は、例えば半径1〜
2mmの極めて小さな真球であるため、この浄化槽内に
は、極めて多数の小球が備えられるようになっている。
その結果、本実施例の浄化槽内には、図4に示すよう
に、各小球17の間の隙間31が極めて多く形成される
ようになる。本実施例においてバクテリア等の微生物が
増殖する場所は、これらの隙間31内の小球17の表面
17a(図4参照)であるが、本実施例においては、こ
れらの隙間31は前述のように極めて多く形成されてい
るので、それだけバクテリア等の増殖する場所(前記の
小球表面17a)も極めて多く形成されることになる。
よって、本発明ではバクテリア等の増殖が極めて効率的
に行われるようになる。
【0033】また本実施例では、浄化槽5内に備えられ
る各小球17は互いに均等な大きさに形成されている。
そのため、これらの各小球17の間に形成される多数の
微小な隙間31も、互いに均等な形状・大きさとなる
(図4参照)。そして本実施例では、前述のようにポン
プ4から所定の圧力を加えて水が反重力方向に供給さ
れ、しかも水の流れは重力により妨げられるので、浄化
槽5の前記隙間31には常に所定の圧力がかけられた状
態になっている。
る各小球17は互いに均等な大きさに形成されている。
そのため、これらの各小球17の間に形成される多数の
微小な隙間31も、互いに均等な形状・大きさとなる
(図4参照)。そして本実施例では、前述のようにポン
プ4から所定の圧力を加えて水が反重力方向に供給さ
れ、しかも水の流れは重力により妨げられるので、浄化
槽5の前記隙間31には常に所定の圧力がかけられた状
態になっている。
【0034】ところで、本発明者は、多くの実験によ
り、バクテリア等は少なくとも30g/cm2以上の圧
力、望ましくは50g/cm2以上の圧力を加えた状態
で生存させた方が、前記圧力を加えない状態と比較し
て、格段に増殖の効率が高まることを発見した。これ
は、バクテリアが自然の海底で増殖する環境が常に所定
の圧力がかけられていることからも裏付けられる。
り、バクテリア等は少なくとも30g/cm2以上の圧
力、望ましくは50g/cm2以上の圧力を加えた状態
で生存させた方が、前記圧力を加えない状態と比較し
て、格段に増殖の効率が高まることを発見した。これ
は、バクテリアが自然の海底で増殖する環境が常に所定
の圧力がかけられていることからも裏付けられる。
【0035】また、本発明者の実験では、従来の半径5
mm以上のセラミック小球をバクテリア等の増殖のため
の浄化媒体として使用した場合と、本実施例の半径2m
mのガラス小球を初めとする半径0.5〜5mm(望ま
しくは1〜3mm)の小球を浄化媒体として使用した場
合とを比較すると、後者の方が格段にバクテリア等の増
殖効率が高まることを発見した。これは、半径の小さい
小球を使用すると、各小球の間に形成される隙間の数
が、半径の大きい小球を使用した場合に比べて格段に多
くなることに関係している。すなわち、バクテリア等
は、前記の隙間31の中で小球17の表面17aの上に
繁殖すると考えられるので、前記の隙間の数が多いだけ
バクテリア等の増殖効率は高くなる。よって、前記の浄
化媒体としての小球17は、半径0.5〜5mm(望ま
しくは1〜3mm)の比較的小さいものを使用するのが
望ましいのである。なお本発明者の実験によれば、前記
の小球17の望ましい半径のサイズは半径0.5〜5m
mの範囲内のものが望ましいが、その最適なサイズは水
槽1の大きさと関係している。つまり、水槽1が小さい
と小球17のサイズも比較的小さいものが望ましく、水
槽1が大きいと小球17のサイズは比較的大きいもので
もよい。
mm以上のセラミック小球をバクテリア等の増殖のため
の浄化媒体として使用した場合と、本実施例の半径2m
mのガラス小球を初めとする半径0.5〜5mm(望ま
しくは1〜3mm)の小球を浄化媒体として使用した場
合とを比較すると、後者の方が格段にバクテリア等の増
殖効率が高まることを発見した。これは、半径の小さい
小球を使用すると、各小球の間に形成される隙間の数
が、半径の大きい小球を使用した場合に比べて格段に多
くなることに関係している。すなわち、バクテリア等
は、前記の隙間31の中で小球17の表面17aの上に
繁殖すると考えられるので、前記の隙間の数が多いだけ
バクテリア等の増殖効率は高くなる。よって、前記の浄
化媒体としての小球17は、半径0.5〜5mm(望ま
しくは1〜3mm)の比較的小さいものを使用するのが
望ましいのである。なお本発明者の実験によれば、前記
の小球17の望ましい半径のサイズは半径0.5〜5m
mの範囲内のものが望ましいが、その最適なサイズは水
槽1の大きさと関係している。つまり、水槽1が小さい
と小球17のサイズも比較的小さいものが望ましく、水
槽1が大きいと小球17のサイズは比較的大きいもので
もよい。
【0036】また、本発明者の実験では、従来の市販の
半径2mm程度の表面が粗に形成されたセラミック球を
使用してバクテリア等を増殖した場合と、本実施例によ
る半径2mmの表面が滑らかなガラス球又はプラスチッ
ク球で真球度の高いものを使用してバクテリア等を増殖
させた場合とでは、後者の方が格段に増殖の効率が向上
することを発見した。これらの実験結果は、おそらく従
来のセラミック球では真球度の高いもの作ることが難し
くその真球度に大きなばらつきが生じてしまっているこ
と、また、従来のセラミック球では半径の均等な球を多
数作ることが難しくその半径の大きさにかなりのばらつ
きが生じてしまっていること、などと関係していると考
えられる。
半径2mm程度の表面が粗に形成されたセラミック球を
使用してバクテリア等を増殖した場合と、本実施例によ
る半径2mmの表面が滑らかなガラス球又はプラスチッ
ク球で真球度の高いものを使用してバクテリア等を増殖
させた場合とでは、後者の方が格段に増殖の効率が向上
することを発見した。これらの実験結果は、おそらく従
来のセラミック球では真球度の高いもの作ることが難し
くその真球度に大きなばらつきが生じてしまっているこ
と、また、従来のセラミック球では半径の均等な球を多
数作ることが難しくその半径の大きさにかなりのばらつ
きが生じてしまっていること、などと関係していると考
えられる。
【0037】つまり、本発明者の実験によると、バクテ
リア等の増殖のためには、図4に示すような微小な隙間
31は、互いに均等な大きさに形成されることが望まし
い。なぜなら、隙間31の大きさ・形状が互いに均等に
形成されていれば、前記ポンプ4等の加圧手段により加
えられる圧力も、各隙間31の全てに均等に加えられる
ようになり、また、この圧力により浄化層内を移動する
水の状態(水の移動速度など)も、各隙間31全てにお
いてそれぞれ均等になる。このように、各隙間31内の
状態が均等になるということは、バクテリア等の繁殖の
環境が各隙間31で全て均等になる、ということであ
り、バクテリア等の増殖のために極めて効率が良くなる
と考えられる。
リア等の増殖のためには、図4に示すような微小な隙間
31は、互いに均等な大きさに形成されることが望まし
い。なぜなら、隙間31の大きさ・形状が互いに均等に
形成されていれば、前記ポンプ4等の加圧手段により加
えられる圧力も、各隙間31の全てに均等に加えられる
ようになり、また、この圧力により浄化層内を移動する
水の状態(水の移動速度など)も、各隙間31全てにお
いてそれぞれ均等になる。このように、各隙間31内の
状態が均等になるということは、バクテリア等の繁殖の
環境が各隙間31で全て均等になる、ということであ
り、バクテリア等の増殖のために極めて効率が良くなる
と考えられる。
【0038】このように、本発明者の実験によれば、バ
クテリア等の増殖に最適な環境を作るためには、前述の
ような微小な隙間31を互いに均等な大きさ・形状に形
成することが望ましいと言える。そして、前記の隙間3
1を均等な大きさ・形状に形成するためには、小球17
はなるべく真球に近いことが必要である。また本発明者
は主としてガラス製又はプラスチック製の真球を使用し
てバクテリア増殖の実験を行い、極めて良好な結果を得
た。これらの結果から導き出せることとして、前記小球
17は、セラミックのように表面が疎ではなく表面が滑
らかな素材(ガラスやプラスチック等)で形成すること
が、バクテリアの増殖効率を高めるために望ましいと言
える。また、前述のような真球度が高く且つ互いに均等
な大きさをもつ小球を多数個形成するには、セラミック
などではなく、表面が滑らかな素材で形成することが容
易であり、特にガラスやプラスチック等で形成すること
は、製造が容易になり、製造コストも安価になるという
利点がある。
クテリア等の増殖に最適な環境を作るためには、前述の
ような微小な隙間31を互いに均等な大きさ・形状に形
成することが望ましいと言える。そして、前記の隙間3
1を均等な大きさ・形状に形成するためには、小球17
はなるべく真球に近いことが必要である。また本発明者
は主としてガラス製又はプラスチック製の真球を使用し
てバクテリア増殖の実験を行い、極めて良好な結果を得
た。これらの結果から導き出せることとして、前記小球
17は、セラミックのように表面が疎ではなく表面が滑
らかな素材(ガラスやプラスチック等)で形成すること
が、バクテリアの増殖効率を高めるために望ましいと言
える。また、前述のような真球度が高く且つ互いに均等
な大きさをもつ小球を多数個形成するには、セラミック
などではなく、表面が滑らかな素材で形成することが容
易であり、特にガラスやプラスチック等で形成すること
は、製造が容易になり、製造コストも安価になるという
利点がある。
【0039】従来より、バクテリア等を増殖させるため
の浄化媒体は、その表面が疎になっているセラミックや
セメント等で製造する方が、バクテリア等の繁殖場所の
面積が大きくなるので増殖の効率が良いとされていた。
そのため、前記浄化媒体は、セラミックやセメント等の
表面が疎になる素材を使用して形成するのが通常であっ
た(例えば、特開昭59−4493号参照)。しかしな
がら、本発明者の実験結果は、表面が滑らかなガラスや
プラスチック等の素材を使用して形成した真球を浄化媒
体として使用した(さらに所定の圧力を加えた状態にす
る)場合の方が格段に増殖の効率が向上されており、前
述のような従来の常識とは全く正反対の結果を生じてい
る。
の浄化媒体は、その表面が疎になっているセラミックや
セメント等で製造する方が、バクテリア等の繁殖場所の
面積が大きくなるので増殖の効率が良いとされていた。
そのため、前記浄化媒体は、セラミックやセメント等の
表面が疎になる素材を使用して形成するのが通常であっ
た(例えば、特開昭59−4493号参照)。しかしな
がら、本発明者の実験結果は、表面が滑らかなガラスや
プラスチック等の素材を使用して形成した真球を浄化媒
体として使用した(さらに所定の圧力を加えた状態にす
る)場合の方が格段に増殖の効率が向上されており、前
述のような従来の常識とは全く正反対の結果を生じてい
る。
【0040】従来のセラミック球などを浄化媒体として
使用した場合は、バクテリア等の増殖効率が悪い。その
ため、観賞魚の水槽をユーザーが新しく購入した場合、
従来は、水槽内の水に含まれるアンモニアやアンモニア
が分解されて生じる亜硝酸がなかなかバクテリア等で分
解されず、水槽内に亜硝酸が充満し、観賞魚が死滅し水
槽内が赤色になってしまうことが少なくなかった。そし
てこの場合、従来では、水槽内の全ての水を全く新しく
取り替えて、初めからやり直す必要があった。しかし、
本発明者の実験では、本実施例の浄化装置を使用する
と、前述のように水槽内に亜硝酸が充満し水槽内が赤色
になってしまった場合でも、そのまま水を取り替えるこ
となく、本実施例のポンプを駆動して水を浄化装置に通
過させながら循環させ続けると、約2週間で亜硝酸が無
害の硝酸に分解されてしまい、観賞魚が飼育できる状態
になることが分かった。これは、本実施例を使用すれば
バクテリア等の増殖の効率が極めて高いことを示してい
る。
使用した場合は、バクテリア等の増殖効率が悪い。その
ため、観賞魚の水槽をユーザーが新しく購入した場合、
従来は、水槽内の水に含まれるアンモニアやアンモニア
が分解されて生じる亜硝酸がなかなかバクテリア等で分
解されず、水槽内に亜硝酸が充満し、観賞魚が死滅し水
槽内が赤色になってしまうことが少なくなかった。そし
てこの場合、従来では、水槽内の全ての水を全く新しく
取り替えて、初めからやり直す必要があった。しかし、
本発明者の実験では、本実施例の浄化装置を使用する
と、前述のように水槽内に亜硝酸が充満し水槽内が赤色
になってしまった場合でも、そのまま水を取り替えるこ
となく、本実施例のポンプを駆動して水を浄化装置に通
過させながら循環させ続けると、約2週間で亜硝酸が無
害の硝酸に分解されてしまい、観賞魚が飼育できる状態
になることが分かった。これは、本実施例を使用すれば
バクテリア等の増殖の効率が極めて高いことを示してい
る。
【0041】また本実施例の浄化装置を使用した実験で
は、バクテリアの増殖効率が極めて高く、好気性バクテ
リアがアンモニアや亜硝酸を分解するときに多量の酸素
を取り込んで多量の炭酸ガスを排出するようになった。
そして、この多量に排出された炭酸ガスのため、水槽内
で水草類(海草類)が繁殖するようになった。従来、家
庭用の小型水槽では、水草類を繁殖することは炭酸ガス
が少ないため極めて難しいとされていたが、本実施例を
使用すれば水草を繁殖させることが可能になったわけ
で、これも本実施例による優れた効果の一つと言える。
なお、以上により、本実施例の浄化装置を使用する場合
は、バクテリアの増殖により水槽内に多量の炭酸ガスが
発生するので、観賞魚の生存に必要な酸素を水槽内に供
給するために、エアーレーションを併用することが望ま
しい。
は、バクテリアの増殖効率が極めて高く、好気性バクテ
リアがアンモニアや亜硝酸を分解するときに多量の酸素
を取り込んで多量の炭酸ガスを排出するようになった。
そして、この多量に排出された炭酸ガスのため、水槽内
で水草類(海草類)が繁殖するようになった。従来、家
庭用の小型水槽では、水草類を繁殖することは炭酸ガス
が少ないため極めて難しいとされていたが、本実施例を
使用すれば水草を繁殖させることが可能になったわけ
で、これも本実施例による優れた効果の一つと言える。
なお、以上により、本実施例の浄化装置を使用する場合
は、バクテリアの増殖により水槽内に多量の炭酸ガスが
発生するので、観賞魚の生存に必要な酸素を水槽内に供
給するために、エアーレーションを併用することが望ま
しい。
【0042】実施例2.次に本発明の実施例2を説明す
る。図6は、この実施例2に使用する浄化媒体を示す斜
視図である。この実施例2では、多数の小球17を除
き、他の容器11などの浄化槽5の構成は、実施例1と
同様である。この実施例2の浄化槽5では、実施例1の
小球17の代わりに、図6に示す浄化媒体32が備えら
れている。この浄化媒体32は、表面が疎でなく滑らか
に形成された多数の微小な隙間を含み、これらの隙間は
隣り合うもの同志が互いに一部が連続して全体として水
が通過できる状態に形成されている。つまり、本発明者
の実験結果では、要するに、図4に示すような多数の微
小な隙間31と、その隙間31を覆う滑らかな表面17
aと、これらの微小な隙間に所定の圧力が加えられてい
るという条件の下では、バクテリアが効率的に増殖でき
る、ということが判明した。したがって、このような多
数の隙間31を作るためには、実施例1のように多数の
小球17を充填するのが最も簡単ではあるが、図6に示
すように、多数の微小な隙間(これらの隣り合う各隙間
は互いに一部が連続して全体として水を通過させられる
ようになっている)を持ち、しかも表面が粗でなく滑ら
かに形成されたものを、例えば筒状に形成することによ
っても、バクテリアの増殖に適した浄化媒体を実現する
ことができる。この浄化媒体32は、表面を滑らかにす
る必要があるので、例えばガラスやプラスチックなどの
表面が滑らかな素材で形成されることが望ましい。この
図6に示す浄化媒体32を使用し、浄化槽5の重力方向
の側から水をこの浄化媒体32に供給し、重力方向と反
対の側から水を排出させることにより、この浄化媒体3
2には常に所定の圧力がかけられ、しかも水は低速でゆ
っくりと反重力方向に流れるようになるので、実施例1
と同様に、バクテリアの増殖に適し、且つ水へのバクテ
リアの反応が良好な環境が現出されるようになる。
る。図6は、この実施例2に使用する浄化媒体を示す斜
視図である。この実施例2では、多数の小球17を除
き、他の容器11などの浄化槽5の構成は、実施例1と
同様である。この実施例2の浄化槽5では、実施例1の
小球17の代わりに、図6に示す浄化媒体32が備えら
れている。この浄化媒体32は、表面が疎でなく滑らか
に形成された多数の微小な隙間を含み、これらの隙間は
隣り合うもの同志が互いに一部が連続して全体として水
が通過できる状態に形成されている。つまり、本発明者
の実験結果では、要するに、図4に示すような多数の微
小な隙間31と、その隙間31を覆う滑らかな表面17
aと、これらの微小な隙間に所定の圧力が加えられてい
るという条件の下では、バクテリアが効率的に増殖でき
る、ということが判明した。したがって、このような多
数の隙間31を作るためには、実施例1のように多数の
小球17を充填するのが最も簡単ではあるが、図6に示
すように、多数の微小な隙間(これらの隣り合う各隙間
は互いに一部が連続して全体として水を通過させられる
ようになっている)を持ち、しかも表面が粗でなく滑ら
かに形成されたものを、例えば筒状に形成することによ
っても、バクテリアの増殖に適した浄化媒体を実現する
ことができる。この浄化媒体32は、表面を滑らかにす
る必要があるので、例えばガラスやプラスチックなどの
表面が滑らかな素材で形成されることが望ましい。この
図6に示す浄化媒体32を使用し、浄化槽5の重力方向
の側から水をこの浄化媒体32に供給し、重力方向と反
対の側から水を排出させることにより、この浄化媒体3
2には常に所定の圧力がかけられ、しかも水は低速でゆ
っくりと反重力方向に流れるようになるので、実施例1
と同様に、バクテリアの増殖に適し、且つ水へのバクテ
リアの反応が良好な環境が現出されるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本願の第1の発明
による浄化装置においては、表面が疎でなく滑らかに形
成された多数の小球により多数の多数の微小な隙間を形
成し、この微小な各隙間に対して、所定の圧力を加えな
がら前記水槽内の水を通過させるようにしたので、各隙
間には、常に所定の圧力が加えられ、バクテリアの増殖
に適した環境を作出できる。
による浄化装置においては、表面が疎でなく滑らかに形
成された多数の小球により多数の多数の微小な隙間を形
成し、この微小な各隙間に対して、所定の圧力を加えな
がら前記水槽内の水を通過させるようにしたので、各隙
間には、常に所定の圧力が加えられ、バクテリアの増殖
に適した環境を作出できる。
【0044】また、この第1の発明では、浄化槽を縦方
向(重力方向とほぼ平行な方向)に置き、浄化槽の重力
方向側から浄化槽内に所定の圧力を加えながら水槽内の
水を供給し、浄化槽の重力方向と反対側から水を排出さ
せるようにすることにより、比較例のように仕切板(図
5の符号38,39参照)などを設けなくても、所定の
圧力による水の流れが重力により妨げられるので、浄化
槽内は常に所定の圧力がかけられ水も低速でゆっくりと
ながれるという、バクテリアの増殖に極めて適した環境
が実現できるようになる。よって、比較例のように仕切
板を設ける必要がなくなるので、浄化装置を小型化で
き、製造コストも提言できるようになる。また、浄化槽
を小型化でき縦方向におくようにしたので、水槽の中に
浄化槽を入れることができるようになり、水槽全体の省
スペース化が可能になる。また、比較例のように浄化槽
を水槽の上に置くと海水からの塩ダレが発生して水槽が
汚れるという不都合があったが、本発明のように水槽の
中に入れるとそのような不都合は避けられる。
向(重力方向とほぼ平行な方向)に置き、浄化槽の重力
方向側から浄化槽内に所定の圧力を加えながら水槽内の
水を供給し、浄化槽の重力方向と反対側から水を排出さ
せるようにすることにより、比較例のように仕切板(図
5の符号38,39参照)などを設けなくても、所定の
圧力による水の流れが重力により妨げられるので、浄化
槽内は常に所定の圧力がかけられ水も低速でゆっくりと
ながれるという、バクテリアの増殖に極めて適した環境
が実現できるようになる。よって、比較例のように仕切
板を設ける必要がなくなるので、浄化装置を小型化で
き、製造コストも提言できるようになる。また、浄化槽
を小型化でき縦方向におくようにしたので、水槽の中に
浄化槽を入れることができるようになり、水槽全体の省
スペース化が可能になる。また、比較例のように浄化槽
を水槽の上に置くと海水からの塩ダレが発生して水槽が
汚れるという不都合があったが、本発明のように水槽の
中に入れるとそのような不都合は避けられる。
【0045】また本発明では、浄化層内において、バク
テリア等の微生物の増殖に適した小空間(各小球間の隙
間)を多数形成することができるので、バクテリア等の
増殖の効率を飛躍的に高めることができる。またその結
果、従来は観賞魚用水槽内で亜硝酸が充満して観賞魚が
死滅した場合は、水槽内の水を全て取り替える必要があ
ったが、本発明の浄化装置を使用した場合は、観賞魚が
死滅した後の亜硝酸の充満した水をそのまま浄化し続け
ることにより、数週間内で、増殖したバクテリア等によ
り亜硝酸が全て分解され、観賞魚が生育できる環境に変
えることができる。また、本発明の浄化装置を使用する
と、バクテリア等の増殖が極めて効率的になされるの
で、バクテリア等の増殖により水槽内に多量の炭酸ガス
を発生させることができ、家庭用水槽(海水用)内で水
草を繁殖させることが可能になる。
テリア等の微生物の増殖に適した小空間(各小球間の隙
間)を多数形成することができるので、バクテリア等の
増殖の効率を飛躍的に高めることができる。またその結
果、従来は観賞魚用水槽内で亜硝酸が充満して観賞魚が
死滅した場合は、水槽内の水を全て取り替える必要があ
ったが、本発明の浄化装置を使用した場合は、観賞魚が
死滅した後の亜硝酸の充満した水をそのまま浄化し続け
ることにより、数週間内で、増殖したバクテリア等によ
り亜硝酸が全て分解され、観賞魚が生育できる環境に変
えることができる。また、本発明の浄化装置を使用する
と、バクテリア等の増殖が極めて効率的になされるの
で、バクテリア等の増殖により水槽内に多量の炭酸ガス
を発生させることができ、家庭用水槽(海水用)内で水
草を繁殖させることが可能になる。
【0046】また本発明の浄化装置においては、前記小
球を、真球又はほぼ真球に形成することにより、各小球
の間の隙間の形状と大きさを、互いに高精度に均等に形
成することができ、バクテリア等の増殖をより一層効率
化させられるようになる。
球を、真球又はほぼ真球に形成することにより、各小球
の間の隙間の形状と大きさを、互いに高精度に均等に形
成することができ、バクテリア等の増殖をより一層効率
化させられるようになる。
【0047】また本発明の浄化装置においては、前記小
球を表面が疎でない滑らかな素材で形成することによ
り、バクテリアの増殖効率が向上し、且つ前記の浄化媒
体となる小球を真球又はほぼ真球に形成することが容易
になる。
球を表面が疎でない滑らかな素材で形成することによ
り、バクテリアの増殖効率が向上し、且つ前記の浄化媒
体となる小球を真球又はほぼ真球に形成することが容易
になる。
【0048】また本願の第2の発明による浄化装置にお
いては、表面が疎でなく滑らかに形成され、且つ互いに
隣り合う一部が連続した多数の微小な隙間を含む浄化槽
に対して、所定の圧力を加えながら前記水槽内の水を通
過させるようにしたので、各隙間には、常に所定の圧力
が加えられ、バクテリアの増殖に適した環境を作出でき
る。また、この第2の発明で、浄化槽の重力方向側から
浄化槽内に所定の圧力を加えながら水槽内の水を供給
し、浄化槽の重力方向と反対側から水を排出させるよう
にすることにより、比較例のように仕切板などを設けな
くても、所定の圧力による水の流れが重力により妨げら
れるので、浄化槽内は常に所定の圧力がかけられ且つ水
も低速でゆっくりとながれるという、バクテリアの増殖
に極めて適した環境が実現できるようになる。
いては、表面が疎でなく滑らかに形成され、且つ互いに
隣り合う一部が連続した多数の微小な隙間を含む浄化槽
に対して、所定の圧力を加えながら前記水槽内の水を通
過させるようにしたので、各隙間には、常に所定の圧力
が加えられ、バクテリアの増殖に適した環境を作出でき
る。また、この第2の発明で、浄化槽の重力方向側から
浄化槽内に所定の圧力を加えながら水槽内の水を供給
し、浄化槽の重力方向と反対側から水を排出させるよう
にすることにより、比較例のように仕切板などを設けな
くても、所定の圧力による水の流れが重力により妨げら
れるので、浄化槽内は常に所定の圧力がかけられ且つ水
も低速でゆっくりとながれるという、バクテリアの増殖
に極めて適した環境が実現できるようになる。
【図1】本発明の実施例1に係る浄化装置とこれを使用
した観賞魚用水槽を示す略図である。
した観賞魚用水槽を示す略図である。
【図2】図1の浄化装置を示す斜視図である。
【図3】図1の浄化装置を示す中央断面図である。
【図4】本実施例の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の比較例を示す略図である。
【図4】本発明の実施例2の浄化媒体を示す斜視図であ
る。
る。
1 水槽 2 水(海水) 3 底砂 4 ポンプ 5 浄化槽 4a,15,16 フィルター 11 容器本体 12 蓋体 13,21 空洞部 14,20 簀の子状板 17 小球 18,19 ウール 31 隙間 32 浄化媒体
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る浄化装置とこれを使用
した観賞魚用水槽を示す略図である。
した観賞魚用水槽を示す略図である。
【図2】図1の浄化装置を示す斜視図である。
【図3】図1の浄化装置を示す中央断面図である。
【図4】本実施例の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の比較例を示す略図である。
【図6】本発明の実施例2の浄化媒体を示す斜視図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 水槽 2 水(海水) 3 底砂 4 ポンプ 5 浄化槽 4a,15,16 フィルター 11 容器本体 12 蓋体 13,21 空洞部 14,20 簀の子状板 17 小球 18,19 ウール 31 隙間 32 浄化媒体
Claims (7)
- 【請求項1】 観賞魚又は活魚用の水槽(ここでの「水
槽」には生け簀を含む。以下同じ)内の水を浄化するた
めの浄化装置であって、 重力方向と平行又はほぼ平行な方向を長手方向とする容
器内に、表面が疎でなく滑らかに形成された多数の小球
が充填されて成る浄化槽と、 この浄化槽内に、重力方向と平行又はほぼ平行な方向
に、前記水槽内の水を所定の圧力を加えながら通過させ
る通過手段と、を含むことを特徴とする浄化装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の浄化装置において、前
記通過手段は、浄化槽の重力方向側から浄化槽内に所定
の圧力を加えながら水槽内の水を供給し、浄化槽の重力
方向と反対側から水を排出させるものである、ことを特
徴とする浄化装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の浄化装置におい
て、前記浄化槽内に充填された各小球は、互いに均等又
はほぼ均等な大きさに形成されていることを特徴とする
浄化装置。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の浄化装置に
おいて、前記浄化槽内に充填された各小球は、真球又は
ほぼ真球に形成されていることを特徴とする浄化装置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4に記載の浄化装
置において、前記浄化槽内に充填された各小球は、半径
が約0,5〜5mmの大きさに形成されていることを特
徴とする浄化装置。 - 【請求項6】 観賞魚又は活魚用の水槽内の水を浄化す
るための浄化装置であって、 表面が疎でなく滑らかに形成された多数の微小な隙間を
含み、これらの互いに隣り合う各隙間は互いに一部が連
続しており全体として水が通過できる状態に形成されて
いる浄化媒体を含む浄化槽と、 この浄化槽内に対して、所定の圧力を加えながら前記水
槽内の水を通過させる通過手段と、を含むことを特徴と
する浄化装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の浄化装置において、前
記通過手段は、浄化槽の重力方向側から浄化槽内に所定
の圧力を加えながら水槽内の水を供給し、浄化槽の重力
方向と反対側から水を排出させるものである、ことを特
徴とする浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262022A JPH0889130A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262022A JPH0889130A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889130A true JPH0889130A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17369939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6262022A Pending JPH0889130A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0889130A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021506345A (ja) * | 2017-12-19 | 2021-02-22 | マイク ビーティ, | 高効率のエアリフトポンプ |
| CN115557601A (zh) * | 2022-11-08 | 2023-01-03 | 成都理工大学 | 生物质微球及其制备方法与应用、生物反应器、地下井 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6262022A patent/JPH0889130A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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