JPH088926Y2 - マスタシンンダ - Google Patents

マスタシンンダ

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JPH088926Y2
JPH088926Y2 JP8961089U JP8961089U JPH088926Y2 JP H088926 Y2 JPH088926 Y2 JP H088926Y2 JP 8961089 U JP8961089 U JP 8961089U JP 8961089 U JP8961089 U JP 8961089U JP H088926 Y2 JPH088926 Y2 JP H088926Y2
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pressure chamber
hydraulic pressure
hydraulic
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信治 坂田
利博 中野
清彦 皆川
均 市岡
英明 飯島
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用液圧ブレーキ装置及び液圧クラツチ
装置に利用されるマスタシリンダに関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 従来、この種のマスタシリンダとして実開昭63−1422
51号公報に示されるものがある。
このマスタシリンダにおいては、大気中よりリザーバ
タンクを介してシリンダボデイの内孔内に侵入しようと
する異物は、リザーバタンクに設けられたストレーナに
より除去されるものの、液圧配管の接続部等で発生する
バリ等の異物のシリンダボデイの内孔内への侵入は防止
されていない。そのため、液圧配管系からの異物の侵入
によつて、シールカツプの密封不良を誘発すると共に、
圧力室とリザーバタンクとの連通孔がピストンに設けら
れ、該連通孔をピストンの摺動に連動して開閉せしめる
バルブ機構を有するタイプのマスタシリンダにおいては
異物のかみ込みによるバルブ機構の作動不良を誘発し、
制動力不足が発生するという問題があつた。
この問題は、圧力室と液圧管路間に濾過部材を配設す
ることによつて両者間を流通する作動液を濾過すること
により解消可能であるが、これによると常時両者間の作
動液の流動抵抗が増し、マスシリンダからホイールシリ
ンダに至る液圧配管内の気泡の排出作業(エアー抜き作
業)を行う際には、著しく所要時間がかかり、該作業の
効率を低下せしめると共に、マスタシリンダの作動の応
答性を悪化せしめる。また、コンペンセイテイングポー
トをシールカツプが閉塞して圧力室に圧力を発生せしめ
るタイプのマスタシリンダにおいては、濾過部材の流動
抵抗により圧力室の圧力上昇勾配が大きくなり、コンペ
ンセイテイングポート通過前において大きくシールカツ
プを拡径せしめて、それにより該ポートによつてシール
カツプが損傷するという問題がある。
そこで本考案は、エア抜き作業の作業効率の低下及び
当該マスタシリンダの応答性の低下等を招くことなく、
液圧管路内の作動液中に混入された異物のシリンダボデ
イの内孔内への侵入を防止することを、その技術的課題
とする。
〔考案の構成〕
上記した技術的課題を解決するために講じた技術的手
段は、作動液を収容するシリンダボデイの内孔内にピス
トンが液密的に軸方向へ摺動可能に嵌挿され、同内孔内
にアウトレツトポートを介して液圧管路に常時連通する
圧力室と補給ポートを介してリザーバに常時連通する補
給室とを形成してなるマスタシリンダにおいて、前記ア
ウトレツトポート内に所定量移動可能に介装され前記圧
力室と前記液圧管路間を流通する作動液を濾過する濾過
部材と、該濾過部材を前記圧力室側に常時付勢し前記濾
過部材を前記シリンダボテイの前記液圧管路側端面に着
座させる付勢部材とから成り、前記圧力室から前記液圧
管路への作動液の自由な流通を許容し、前記液圧管路か
ら前記圧力室へ流通する作動液のみを前記濾過部材によ
り濾過する弁機構を前記アウトレツトポートに設けたこ
と、である。
(作用及び考案の効果) 濾過部材及び付勢部材により構成される弁機構は一方
向弁として機能し、液圧管路から圧力室へ作動液が流動
する時には付勢部材により濾過部材がシリンダボデイの
液圧管路側端面に着座させられ、濾過部材を介してのみ
の液流通が許容され、また圧力室から液圧管路へ作動液
が流動する時には付勢部材に抗して濾過部材がシリンダ
ボデイの液圧管路側端面から離間し、濾過部材を介して
のみならず濾過部材を介さない自由な液流通が許容され
る。従つて、エアー抜き作業の作業効率の低下及び当該
マスタシリンダの応答性の低下等を招くことなく、液圧
管路内の作動液中に混入された異物のシリンダボデイの
内孔内への侵入が防止される。
(実施例) 以下、本考案に従つたマスタシリンダの一実施例を図
面に基づき説明する。
第1図において、マスタシリンダ10はコンベンシヨナ
ル形及びポートレス型の内部構造を備えており、シリン
ダボデイ11、プライマリピストン12、セカンダリピスト
ン13、一対のリターンスプリング14,15及びバルブ機構2
0を備えている。
シリンダボデイ11は一端が開口する有底筒状に形成さ
れていて内部に作動液を収容するもので、その内孔11a
内にその外周2か所にプライマリカツプ16a,セカンダリ
カツプ16bが嵌着されたプライマリピストン12とその外
周3か所にプライマリカツプ17a,セカンダリカツプ17b
及びプレツシヤカツプ17cが嵌着されたセカンダリピス
トン13が液密的に軸方向に摺動可能に嵌挿されている。
両ピストン12,13間及びセカンダリピストン13(詳細に
は、後述するリテーナ22)とホルダ18間には各リターン
スプリング14,15が介装されていて、プライマリピスト
ン12はリターンスプリング14により図示右方に付勢され
シリンダボデイ11の開口端部に嵌着したサークリツプ19
に当接して図示非作動位置に保持され、またセカンダリ
ピストン13はリターンスプリング14よりもばね力が僅か
に大きいリターンスプリング15により後述するコネクテ
イングロツド23がホルダ18に係合する図示位置まで図示
右方へ付勢された状態にてリターンスプリング14により
図示左方に付勢されていて図示非作動位置に保持されて
いる。これにより、プライマリピストン12はシリンダボ
デイ11の内孔11a内を補給ポート11bを介して常時リザー
バRに連通するプライマリ補給室R1と、コンペンセイテ
イングポート11cを介してリザーバRに連通すると共に
アウトレツトポート11dを介して図示せぬ液圧管路に常
時連通するプライマリ圧力室R2とに区画している。ま
た、セカンダリピストン13は内孔11aを補給ポート11eを
介して常時リザーバRに連通するセカンダリ補給室R3
と、バルブ機構20を介してセカンダリ補給室R3に連通す
ると共にアウトレツトポート11fを介して常時図示せぬ
液圧管路に連通するセカンダリ圧力室R4とに区画してい
る。
セカンダリピストン13はその先端部にセカンダリ圧力
室R4側に開口する凹所13aを有し、該凹所13a内に後述す
るバルブ機構20の弁体21及び圧縮スプリング22が介装さ
れている。セカンダリピストン13の凹所13aの底部には
その軸心に軸孔13bが形成されていて、該軸孔13bは絞り
孔13cを介してセカンダリ補給室R3に連通している。
バルブ機構20は、セカンダリピストン13の先端部にリ
テーナ24を用いて組付けられたコネクテイングロツド23
と、該コネクテイングロツド23の一端に嵌着された弁体
21と、コネクテイングロツド23とリテーナ24間に介装さ
れてコネクテイングロツド23を図示右方に付勢しセカン
ダリピストン13の図示非作動位置において凹所13aの底
部に形成された弁座から弁体21を所定間隔離間させる圧
縮スプリング22により構成されている。
コネクテイングロツド23は、図示右端部をセカンダリ
ピストン13の凹所13a内に軸方向へ移動可能に収容され
て、セカンダリピストン13の先端部に形成された環状凹
部に嵌着したリテーナ24により抜け止めされていて、図
示左端部にてシリンダボデイ11の内孔11a底面にシリン
ダボデイ11に螺合固定されたストツパボルト30により固
定されたホルダ18に係脱可能に係合されている。尚、リ
テーナ24はセカンダリピストン13のランド部へ延びてお
り、プライマリカツプ17aの抜け止めをなす。
かかるバルブ機構20においては、セカンダリピストン
13が図示非作動位置にあるときコネクテイングロツド23
の図示左端部がホルダ18に係合して弁体21が弁座から所
定間隔離間し、またセカンダリピストン13が図示非作動
位置から設定量以上移動するとき圧縮スプリング22の作
用により、弁体21が弁座に着座しコネクテイングロツド
23の図示左端部がホルダ18から離脱する。
また本実施例においては、第2図に拡大して示すよう
にアウトレツトポート11fには液圧管路側より筒状のシ
ート40が圧入固定されていると共に、アウトレツトポー
ト11fは段付状に形成されている。アウトレツトポート1
1f内には、段部11gとシート40間にそのフランジ部41aの
一側を段部11gに着座可能に濾過部材41が介装されてい
る。濾過部材41は筒状を呈し、第3図に示すようにその
外周に複数の切欠き41cを有するフランジ部41aを有して
いる。段部11gよりセカンダリ圧力室R4側のアウトレツ
トポート11f内における濾過部材41の筒部には、本実施
例においてはナイロン樹脂からなるメツシユ状のフイル
タ部41bが設けられていて、該フイルタ部41bによりセカ
ンダリ圧力室R4と図示せぬ液圧管路間を流通する作動液
を濾過するようになつている。尚、濾過部材は、金網状
の金属製のフイルタ部を有していても良い。また、フラ
ンジ部41aの他側にはシート40との間に濾過部材41をフ
ランジ部41aの一側が段部11gに着座する側に所定荷重で
常時付勢し、通常時フランジ部41aの一側を段部11gに着
座させるスプリング42が介装されている。尚、第2図に
はアウトレツトポート11fを拡大して示したが、アウト
レツトポート11dも同じ構成になつている。
以上の構成から成る本実施例の作用を説明する。
ブレーキペダルの踏み込み操作時、図示しないプツシ
ユロツドによりプライマリピストン12が図示左方へ押動
されて所定量摺動すると、プライマリカツプ16aがコン
ペンセイテイングポート11cを通過し、リザーバRとプ
ライマリ圧力室R2間の連通が遮断される。これにより、
プライマリ圧力室R2内の液圧が上昇し、該液圧をアウト
レツトポート11dを介して図示しない液圧管路に付与す
る。それと同時に、セカンダリピストン13が図示左方へ
摺動し、設定量以上摺動すると弁体21が圧縮スプリング
22の作用により弁座に着座すると共にコネクテイングロ
ツド23がホルダ18から離脱し、セカンダリ圧力室R4内の
液圧を上昇させ、該液圧をアウトレツトポート11fを介
して図示せぬ液圧管路に付与する。この時、コンペンセ
イテイングポート11c及び絞り孔13cの作用により、各圧
力室R2,R4内の液圧上昇が早められ、ブレーキの効きが
良くされる。上述したブレーキペダルの踏み込み操作時
には、スプリング42に抗して濾過部材41が図示しない液
圧管路側に移動し段部11gからフランジ部41aが離間する
ため、セカンダリ圧力室R4(プライマリ圧力室R2)から
図示しない液圧管路への液流通は濾過部材41のフイルタ
部41bを介してのみならずフランジ部41a外周の切欠き41
cを介した自由な液流通が許容され、マスタシリンダの
応答性が低下することはない。
ブレーキペダルの踏み込み操作が解除されると、各ピ
ストン12,13が各リターンスプリング14,15の作用により
図示した非作動位置に復帰され、各補給室R1,R3と各圧
力室R2,R4とが夫々連通される。この時、図示しない液
圧管路の管路抵抗により圧力室R2,R4内に負圧が生じる
と、補給室R1,R3側の作動液がプライマリカツプ16a,17a
の背面よりピストン12,13のフランジ部に形成した複数
個の小孔を介して圧力室R2,R4内へ吸い込まれて流入
し、ピストン12,13が図示した非作動位置に復帰するの
が緩慢になるのを防ぐ。また、この時には濾過部材41及
びスプリング42により構成される弁機構Vは一方向弁と
して機能し、図示しない液圧管路からセカンダリ圧力室
R4(プライマリ圧力室R2)へ作動液が流動する際にはス
プリング42によりフランジ部41aが段部11gに着座させら
れ、フイルタ部41bを介してのみの液流通が許容され
る。そのため、図示しない液圧管路内の作動液中に混入
された異物のシリンダボデイの内孔内への侵入が防止さ
れる 以上のように本実施例によれば、エアー抜き作業の作
業効率の低下及び当該マスタシリンダの応答性の低下等
を招くことなく、図示しない液圧管路内の作動液中に混
入された異物のシリンダボデイ11の内孔11a内への侵入
が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従つたマスタシリンダの一実施例を示
す断面図、第2図は第1図における本考案の要旨部分の
拡大図、第3図は第2図におけるA−A断面図である。 10……マスタシリンダ、11……シリンダボデイ、11a…
…内孔、12……プライマリピストン、13……セカンダリ
ピストン、14,15……リターンスプリング、11f……アウ
トレツトポート、41……濾過部材、41a……フランジ
部、41b……フイルタ部、41c……切欠き、42……スプリ
ング(付勢部材)、V……弁機構、R1……プライマリ補
給室、R2……プライマリ圧力室、R3……セカンダリ補給
室、R4……セカンダリ圧力室。
フロントページの続き (72)考案者 飯島 英明 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 審査官 一ノ瀬 覚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動液を収容するシリンダボデイの内孔内
    にピストンが液密的に軸方向へ摺動可能に嵌挿され、同
    内孔内にアウトレツトポートを介して液圧管路に常時連
    通する圧力室と補給ポートを介してリザーバに常時連通
    する補給室とを形成してなるマスタシリンダにおいて、
    前記アウトレツトポート内に所定量移動可能に介装され
    前記圧力室と前記液圧管路間を流通する作動液を濾過す
    る濾過部材と、該濾過部材を前記圧力室側に常時付勢し
    前記濾過部材を前記シリンダボデイの前記液圧管路側端
    面に着座させる付勢部材とから成り、前記圧力室から前
    記液圧管路への作動液の自由な流通を許容し、前記液圧
    管路から前記圧力室へ流通する作動液のみを前記濾過部
    材により濾過する弁機構を前記アウトレツトポートに設
    けたことを特徴とするマスタシリンダ。
JP8961089U 1989-07-28 1989-07-28 マスタシンンダ Expired - Lifetime JPH088926Y2 (ja)

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