JPH0890646A - プラスチツク中空容器の成形方法 - Google Patents
プラスチツク中空容器の成形方法Info
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- JPH0890646A JPH0890646A JP22509794A JP22509794A JPH0890646A JP H0890646 A JPH0890646 A JP H0890646A JP 22509794 A JP22509794 A JP 22509794A JP 22509794 A JP22509794 A JP 22509794A JP H0890646 A JPH0890646 A JP H0890646A
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- Japan
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- container
- axis
- plastic sheet
- pattern
- blade
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 プラスチックシート1を融点近辺に加熱し、
延伸用具2の軸21の周囲に円周状に配した複数のブレ
ード3の先端31を径方向に拡張させ、プラスチックシ
ート1を二軸方向に延伸するにあたり、ブレード先端3
1の拡張パターンが容器5半径方向をx軸、容器中心を
y軸とし、容器5開口部51の中心を座標原点とし底面
52方向を正とし、y軸を中心に回転させ、特定の空間
内を通ることを特徴とするプラスチック中空容器の成形
方法。 【効果】 深絞りのプラスチック中空容器の成形におい
て、容器側壁の肉厚分布を均一にすることができ、薄く
なるおそれがないので容器壁厚みを余分に設定する必要
がなく、原料削減と同時に成形時の冷却時間の短縮が可
能となり生産速度の向上が計れる。
延伸用具2の軸21の周囲に円周状に配した複数のブレ
ード3の先端31を径方向に拡張させ、プラスチックシ
ート1を二軸方向に延伸するにあたり、ブレード先端3
1の拡張パターンが容器5半径方向をx軸、容器中心を
y軸とし、容器5開口部51の中心を座標原点とし底面
52方向を正とし、y軸を中心に回転させ、特定の空間
内を通ることを特徴とするプラスチック中空容器の成形
方法。 【効果】 深絞りのプラスチック中空容器の成形におい
て、容器側壁の肉厚分布を均一にすることができ、薄く
なるおそれがないので容器壁厚みを余分に設定する必要
がなく、原料削減と同時に成形時の冷却時間の短縮が可
能となり生産速度の向上が計れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチツクシートを
二軸方向に延伸して中空容器を成形する方法に関するも
のである。
二軸方向に延伸して中空容器を成形する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂からプラスチツク容
器を製造する方法としては、ブロー成形法、熱成形法及
び射出成形法などが主として行われているが、このうち
プラスチツクシートを加熱軟化して成形型の内面に押し
付けて成形する、熱成形法がコスト的に最も有利であ
る。
器を製造する方法としては、ブロー成形法、熱成形法及
び射出成形法などが主として行われているが、このうち
プラスチツクシートを加熱軟化して成形型の内面に押し
付けて成形する、熱成形法がコスト的に最も有利であ
る。
【0003】この熱成形法には熱可塑性樹脂を融点より
も低いが延伸成形可能な温度に加熱して成形を行う固相
成形法と、熱可塑性樹脂を融点以上に加熱し成形を行う
溶融成形法とがあるが、前者の固相成形法では容器側壁
部に分子配向が賦与され、強度、透明性、ガスバリヤー
性等の向上が期待される反面、容器壁の熱収縮性による
耐熱性の低下が問題となり特に熱間充填やレトルト殺菌
を必要とする保存性容器の用途には到底応用できない。
も低いが延伸成形可能な温度に加熱して成形を行う固相
成形法と、熱可塑性樹脂を融点以上に加熱し成形を行う
溶融成形法とがあるが、前者の固相成形法では容器側壁
部に分子配向が賦与され、強度、透明性、ガスバリヤー
性等の向上が期待される反面、容器壁の熱収縮性による
耐熱性の低下が問題となり特に熱間充填やレトルト殺菌
を必要とする保存性容器の用途には到底応用できない。
【0004】一方、後者の溶融成形法では延伸作用によ
る配向や残留歪みがないので熱間充填やレトルト殺菌を
必要とする保存性容器の用途に向いている。しかし溶融
成形法では、樹脂溶融物の張力が低く、しかも温度に敏
感なため不均一な延伸が生じやすく、容器は肉厚の均一
性を得るのは困難であった。
る配向や残留歪みがないので熱間充填やレトルト殺菌を
必要とする保存性容器の用途に向いている。しかし溶融
成形法では、樹脂溶融物の張力が低く、しかも温度に敏
感なため不均一な延伸が生じやすく、容器は肉厚の均一
性を得るのは困難であった。
【0005】このような問題を解決するために、図1に
断面の正面図を示すように延伸用具2の軸21の周囲に
円周状に配した複数のブレード3の先端31を、前記延
伸用具2を軸方向に移動させることにより軟化したプラ
スチツクシート1の一面に押し付けるとともに前記ブレ
ードの先端を径方向に拡張させ、前記プラスチツクシー
トを二軸方向に延伸することにより、薄肉化を防ぐプラ
スチツク中空容器の成形方法(特開昭55−7486号
公報参照)が行われるようになった。
断面の正面図を示すように延伸用具2の軸21の周囲に
円周状に配した複数のブレード3の先端31を、前記延
伸用具2を軸方向に移動させることにより軟化したプラ
スチツクシート1の一面に押し付けるとともに前記ブレ
ードの先端を径方向に拡張させ、前記プラスチツクシー
トを二軸方向に延伸することにより、薄肉化を防ぐプラ
スチツク中空容器の成形方法(特開昭55−7486号
公報参照)が行われるようになった。
【0006】この方法では、ブレードの先端は、最初軸
方向にのみ移動し、ついで軸方向に移動を続けながら拡
張し、最後にまた軸方向にのみ移動するという動きによ
り、容器高さをH、容器胴部外径をDとするときHが6
5mmであり、Dが105mm,すなわち高さと胴径の
比率すなわちH/Dが0.62の容器を成形することが
示されている。
方向にのみ移動し、ついで軸方向に移動を続けながら拡
張し、最後にまた軸方向にのみ移動するという動きによ
り、容器高さをH、容器胴部外径をDとするときHが6
5mmであり、Dが105mm,すなわち高さと胴径の
比率すなわちH/Dが0.62の容器を成形することが
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の方
法では、比較的浅い容器は肉厚分布が均一なものが得ら
れていたが、容器の高さHと胴部外径Dの比、H/Dが
0.8以上の深絞り容器ではこの従来のパターンでは肉
厚分布は均一とならず、特に高さ方向上部の開口部側が
薄肉となる嫌いがあった。
法では、比較的浅い容器は肉厚分布が均一なものが得ら
れていたが、容器の高さHと胴部外径Dの比、H/Dが
0.8以上の深絞り容器ではこの従来のパターンでは肉
厚分布は均一とならず、特に高さ方向上部の開口部側が
薄肉となる嫌いがあった。
【0008】H/Dが0.8以上の深絞り容器で熱間充
填やレトルト殺菌に利用できる容器を溶融成形法で製造
するにあたり、容器の胴部側壁の厚み分布を均一にする
ための方法について鋭意検討を実施した。
填やレトルト殺菌に利用できる容器を溶融成形法で製造
するにあたり、容器の胴部側壁の厚み分布を均一にする
ための方法について鋭意検討を実施した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記ブレード
先端の拡張パターンを工夫して深絞り容器の側壁の肉厚
分布を均一にせんとするもので、プラスチツクシートを
融点近辺に加熱し、延伸用具の軸の周囲に円周状に配し
た複数のブレードの先端を、前記延伸用具を軸方向に移
動させることにより前記プラスチツクシートの一面に押
し付けるとともに前記ブレードの先端を径方向に拡張さ
せ、前記プラスチツクシートを二軸方向に延伸するにあ
たり、ブレード先端の拡張パターンが、容器半径方向を
x軸、容器中心をy軸とし、容器開口部の中心を座標原
点とし底面方向を正とし、容器半径、高さをそれぞれ
x、y軸の100とするとき、この座標系において(35,
0),(35,32),(40,42),(40,63),(58,92),(100,100)の各点
を結ぶ線分と(50,0),(50,32),(78,78),(100,100)の各点
を結ぶ線分で囲まれる範囲をy軸を中心に回転させてで
きる空間内を通ることを特徴とするプラスチツク中空容
器の成形方法である。
先端の拡張パターンを工夫して深絞り容器の側壁の肉厚
分布を均一にせんとするもので、プラスチツクシートを
融点近辺に加熱し、延伸用具の軸の周囲に円周状に配し
た複数のブレードの先端を、前記延伸用具を軸方向に移
動させることにより前記プラスチツクシートの一面に押
し付けるとともに前記ブレードの先端を径方向に拡張さ
せ、前記プラスチツクシートを二軸方向に延伸するにあ
たり、ブレード先端の拡張パターンが、容器半径方向を
x軸、容器中心をy軸とし、容器開口部の中心を座標原
点とし底面方向を正とし、容器半径、高さをそれぞれ
x、y軸の100とするとき、この座標系において(35,
0),(35,32),(40,42),(40,63),(58,92),(100,100)の各点
を結ぶ線分と(50,0),(50,32),(78,78),(100,100)の各点
を結ぶ線分で囲まれる範囲をy軸を中心に回転させてで
きる空間内を通ることを特徴とするプラスチツク中空容
器の成形方法である。
【0010】このようなブレード先端の拡張パターンを
採用することにより、縦軸および横軸の延伸のタイミン
グが改善され、深絞りであっても側壁の肉厚分布を均一
にすることができる。
採用することにより、縦軸および横軸の延伸のタイミン
グが改善され、深絞りであっても側壁の肉厚分布を均一
にすることができる。
【0011】平らなプラスチツクシートから円筒状の中
空容器を成形する場合は、全体の肉厚を一定にしようと
すると、縦方向の延伸倍率が容器の開口部に近い程、大
きくなっており、周方向延伸倍率は底部に近い部分程大
きくなっている。
空容器を成形する場合は、全体の肉厚を一定にしようと
すると、縦方向の延伸倍率が容器の開口部に近い程、大
きくなっており、周方向延伸倍率は底部に近い部分程大
きくなっている。
【0012】一方、ブレードとの接触による滑り摩擦抵
抗と、接触による冷却とによって延伸を制限しながら、
軸方向への移動と径方向への拡張によって延伸倍率をコ
ントロールしている本発明において、ブレードの動きの
なかで径方向への拡張が早いとむしろ容器底部の肉厚が
大きく、開口部に近い部分の肉厚が小さくなり、ブレー
ドの拡張のタイミングが遅いと逆の傾向があること、さ
らに拡張の程度が大きいとそれに対応した部分の肉厚が
大きく、他の部分が薄くなるということが見出だされ
た。
抗と、接触による冷却とによって延伸を制限しながら、
軸方向への移動と径方向への拡張によって延伸倍率をコ
ントロールしている本発明において、ブレードの動きの
なかで径方向への拡張が早いとむしろ容器底部の肉厚が
大きく、開口部に近い部分の肉厚が小さくなり、ブレー
ドの拡張のタイミングが遅いと逆の傾向があること、さ
らに拡張の程度が大きいとそれに対応した部分の肉厚が
大きく、他の部分が薄くなるということが見出だされ
た。
【0013】そしてこの拡張パターンは、容器高さを
H、容器胴部外径をDとするときHが70mm以上12
0mm以下であり、かつ高さと胴径の比率すなわちH/
Dが1以上1.5以下である容器に対して特に好ましく
適用される。
H、容器胴部外径をDとするときHが70mm以上12
0mm以下であり、かつ高さと胴径の比率すなわちH/
Dが1以上1.5以下である容器に対して特に好ましく
適用される。
【0014】以下、本発明を添付図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図1は本発明のプラスチツク中空容器
の成形方法を実施するための装置の一例を示す断面の正
面図、図2、図3は各々ブレード先端の拡張パターンの
例を示すグラフ、図4、図5は各々成形されたプラスチ
ツク中空容器の肉厚分布を示すグラフである。
詳しく説明する。図1は本発明のプラスチツク中空容器
の成形方法を実施するための装置の一例を示す断面の正
面図、図2、図3は各々ブレード先端の拡張パターンの
例を示すグラフ、図4、図5は各々成形されたプラスチ
ツク中空容器の肉厚分布を示すグラフである。
【0015】本発明は、図1〜図3に示すように、プラ
スチツクシート1を融点近辺に加熱し、延伸用具2の軸
21の周囲に円周状に配した複数のブレード3の先端3
1を、前記延伸用具2を軸方向に移動させることにより
前記プラスチツクシート1の一面に押し付けるとともに
前記ブレード3の先端31を径方向に拡張させ、前記プ
ラスチツクシート1を二軸方向に延伸するにあたり、ブ
レード先端31の拡張パターン4が、容器5半径方向を
x軸、容器中心をy軸とし、容器5開口部51の中心を
座標原点とし底面52方向を正とし、容器半径、高さを
それぞれx、y軸の100とするとき、この座標系にお
いて(35,0),(35,32),(40,42),(40,63),(58,92),(100,10
0)の各点を結ぶ線分41と(50,0),(50,32),(78,78),(10
0,100)の各点を結ぶ線分42で囲まれる範囲をy軸を中
心に回転させてできる空間内を通ることを特徴とするプ
ラスチツク中空容器の成形方法である。
スチツクシート1を融点近辺に加熱し、延伸用具2の軸
21の周囲に円周状に配した複数のブレード3の先端3
1を、前記延伸用具2を軸方向に移動させることにより
前記プラスチツクシート1の一面に押し付けるとともに
前記ブレード3の先端31を径方向に拡張させ、前記プ
ラスチツクシート1を二軸方向に延伸するにあたり、ブ
レード先端31の拡張パターン4が、容器5半径方向を
x軸、容器中心をy軸とし、容器5開口部51の中心を
座標原点とし底面52方向を正とし、容器半径、高さを
それぞれx、y軸の100とするとき、この座標系にお
いて(35,0),(35,32),(40,42),(40,63),(58,92),(100,10
0)の各点を結ぶ線分41と(50,0),(50,32),(78,78),(10
0,100)の各点を結ぶ線分42で囲まれる範囲をy軸を中
心に回転させてできる空間内を通ることを特徴とするプ
ラスチツク中空容器の成形方法である。
【0016】先端31を有するブレード3を複数本円周
状に配しこれを軸ピン6によって延伸用具2の周囲に対
称的に支持する。この延伸用具2は軸21に固定されて
おり、軸21の上下方向の運動により延伸用具2を軸方
向に移動させる事ができる。
状に配しこれを軸ピン6によって延伸用具2の周囲に対
称的に支持する。この延伸用具2は軸21に固定されて
おり、軸21の上下方向の運動により延伸用具2を軸方
向に移動させる事ができる。
【0017】延伸用具2に軸ピン6によって取り付けら
れたブレード3は軸ピン6を支点にして径方向にのみ運
動する事ができる。
れたブレード3は軸ピン6を支点にして径方向にのみ運
動する事ができる。
【0018】延伸用具2が上昇しブレード先端31が溶
融状態のプラスチツクシート1を持ち上げ成形型7に押
し込むとともに、ブレードの他端32がカム8壁面に接
触し、カムの形状に従ったパターンでブレード先端31
は径方向に拡張する。
融状態のプラスチツクシート1を持ち上げ成形型7に押
し込むとともに、ブレードの他端32がカム8壁面に接
触し、カムの形状に従ったパターンでブレード先端31
は径方向に拡張する。
【0019】このような機構によりプラスチツクシート
1を成形型7内に押し上げて、かつブレード先端31の
径方向拡張パターンをカム8形状により制御することが
できる。
1を成形型7内に押し上げて、かつブレード先端31の
径方向拡張パターンをカム8形状により制御することが
できる。
【0020】
【実施例】プラスチツクシート1として全体厚み5m
m、樹脂構成がポリプロピレン/接着性樹脂/エチレン
酢酸ビニル共重合体けん化物/接着性樹脂/ポリプロピ
レンの対称構成で、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化
物層の厚みが0.5mmのシートを使い、シート温度2
00℃、ブレード先端の軸方向移動速度が20mm/秒
の条件でプラスチツク中空容器を成形した。
m、樹脂構成がポリプロピレン/接着性樹脂/エチレン
酢酸ビニル共重合体けん化物/接着性樹脂/ポリプロピ
レンの対称構成で、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化
物層の厚みが0.5mmのシートを使い、シート温度2
00℃、ブレード先端の軸方向移動速度が20mm/秒
の条件でプラスチツク中空容器を成形した。
【0021】容器高さ100mm、容器胴部外径67m
m即ち、H/D=1.5の直缶型容器用の成形型7を用
いて、図2に示す各ブレード先端の拡張パターンでブレ
ードを拡張させ、容器成形を行った。
m即ち、H/D=1.5の直缶型容器用の成形型7を用
いて、図2に示す各ブレード先端の拡張パターンでブレ
ードを拡張させ、容器成形を行った。
【0022】パターン411:座標が(39,0),(39,31),
(44,42),(44,62),(59,91),(100,100)の各点を通る。
(44,42),(44,62),(59,91),(100,100)の各点を通る。
【0023】パターン412:座標が(37,0),(37,58),
(60,91),(100,100)の各点を通る。
(60,91),(100,100)の各点を通る。
【0024】パターン413:座標が(39,0),(39,31),
(44,42),(44,88),(100,100)の各点を通る。
(44,42),(44,88),(100,100)の各点を通る。
【0025】パターン414:座標が(39,0),(39,20),
(46,42),(46,62),(59,91),(100,100)の各点を通る。
(46,42),(46,62),(59,91),(100,100)の各点を通る。
【0026】各パターンで成形した容器側壁の縦方向肉
厚分布を図4に示す。図2における線分41と線分42
の間に収まる本発明のパターン411により成形した容
器は、図4の肉厚分布T411に示すように厚みは均一
であり、厚みの最大と最小の差は0.04mmと極めて
少なくなった。
厚分布を図4に示す。図2における線分41と線分42
の間に収まる本発明のパターン411により成形した容
器は、図4の肉厚分布T411に示すように厚みは均一
であり、厚みの最大と最小の差は0.04mmと極めて
少なくなった。
【0027】一方、図2におけるパターン412により
成形する場合はブレード先端上昇の初期段階での径方向
拡張がなく、単に縦方向の延伸がなされ、その結果、図
4の肉厚分布T412に示すように容器側壁の底部側が
薄肉となった。
成形する場合はブレード先端上昇の初期段階での径方向
拡張がなく、単に縦方向の延伸がなされ、その結果、図
4の肉厚分布T412に示すように容器側壁の底部側が
薄肉となった。
【0028】また、パターン413では、肉厚分布はT
413に示すように、容器開口部から30〜50mmと
なる部分の厚みが薄くなったが、この理由としてはブレ
ード先端上昇距離の60〜90%の高さ位置での径方向
拡張が無いため、この部分の延伸が制限を受けず肉厚が
厚くならなかったためと考えられる。
413に示すように、容器開口部から30〜50mmと
なる部分の厚みが薄くなったが、この理由としてはブレ
ード先端上昇距離の60〜90%の高さ位置での径方向
拡張が無いため、この部分の延伸が制限を受けず肉厚が
厚くならなかったためと考えられる。
【0029】そして、パターン414では肉厚分布はT
414に示すように、容器の底部に近い部分が厚くなっ
たが、この理由としてはブレード先端31がy軸で20
の高さ位置という早いタイミングで径方向拡張が開始さ
れ、底部に近い部分の延伸が制限を受けて肉厚が大きく
なったためと考えられる。
414に示すように、容器の底部に近い部分が厚くなっ
たが、この理由としてはブレード先端31がy軸で20
の高さ位置という早いタイミングで径方向拡張が開始さ
れ、底部に近い部分の延伸が制限を受けて肉厚が大きく
なったためと考えられる。
【0030】パターン414,415における例では、
ブレード先端31が上昇をはじめてから容器高さに対し
てy軸が25〜45の高さにおいて、径方向拡張を開始
するのが望ましいことが判明した。
ブレード先端31が上昇をはじめてから容器高さに対し
てy軸が25〜45の高さにおいて、径方向拡張を開始
するのが望ましいことが判明した。
【0031】次にプラスチツクシート1として全体厚み
4.2mm、樹脂構成がポリプロピレン/接着性樹脂/
エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物/接着性樹脂/ポ
リプロピレンの対称構成で、エチレン酢酸ビニル共重合
体けん化物層の厚みが0.4mmのシートを使い、シー
ト温度200℃、ブレード先端の軸方向移動速度が20
mm/秒の条件でプラスチツク中空容器を成形した。
4.2mm、樹脂構成がポリプロピレン/接着性樹脂/
エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物/接着性樹脂/ポ
リプロピレンの対称構成で、エチレン酢酸ビニル共重合
体けん化物層の厚みが0.4mmのシートを使い、シー
ト温度200℃、ブレード先端の軸方向移動速度が20
mm/秒の条件でプラスチツク中空容器を成形した。
【0032】容器高さ70mm、容器胴部外径70mm
即ち、H/D=1.0の直缶型容器用の成形型7を用い
て、図3に示す各ブレード先端の拡張パターンでブレー
ドを拡張させ、容器成形を行った。
即ち、H/D=1.0の直缶型容器用の成形型7を用い
て、図3に示す各ブレード先端の拡張パターンでブレー
ドを拡張させ、容器成形を行った。
【0033】パターン415:座標が(46,0),(46,31),
(74,78),(100,100)の各点を通る。
(74,78),(100,100)の各点を通る。
【0034】パターン416:座標が(37,0),(37,58),
(60,91),(100,100)の各点を通る。
(60,91),(100,100)の各点を通る。
【0035】パターン417:座標が(46,0),(46,31),
(100,100)の各点を通る。
(100,100)の各点を通る。
【0036】各パターンで成形した容器側壁の縦方向肉
厚分布を図5に示す。図3における線分41と線分42
の間に収まる本発明のパターン415により成形した容
器は、図5の肉厚分布T415に示すように厚みは均一
であり、厚みの最大と最小の差は0.04mmと極めて
少なくなった。
厚分布を図5に示す。図3における線分41と線分42
の間に収まる本発明のパターン415により成形した容
器は、図5の肉厚分布T415に示すように厚みは均一
であり、厚みの最大と最小の差は0.04mmと極めて
少なくなった。
【0037】一方、図3におけるパターン416により
成形する場合はブレードの径方向拡張が大きく、最後に
縦方向の延伸がなされ、その結果、図5の肉厚分布T4
16に示すように容器開口部直下が薄肉となり厚みふれ
も大きい。
成形する場合はブレードの径方向拡張が大きく、最後に
縦方向の延伸がなされ、その結果、図5の肉厚分布T4
16に示すように容器開口部直下が薄肉となり厚みふれ
も大きい。
【0038】これは、ブレード3が、その押し上げ位置
に比較して径方向の拡張が大きすぎて制限されながらの
延伸が生じて肉厚が大きくなり、最後に延伸される開口
部に近い部分はプラスチツクシートが不足した状態にな
るためと考えられる。
に比較して径方向の拡張が大きすぎて制限されながらの
延伸が生じて肉厚が大きくなり、最後に延伸される開口
部に近い部分はプラスチツクシートが不足した状態にな
るためと考えられる。
【0039】また、パターン417ではパターン416
に比較して径方向拡張速度を緩やかにしたが、肉厚分布
T417に示すように容器開口部直下が薄肉となる。
に比較して径方向拡張速度を緩やかにしたが、肉厚分布
T417に示すように容器開口部直下が薄肉となる。
【0040】
【発明の効果】本発明はプラスチツクシートを融点近辺
に加熱し、延伸用具の軸の周囲に円周状に配した複数の
ブレードの先端を、前記延伸用具を軸方向に移動させる
ことにより前記プラスチツクシートの一面に押し付ける
とともに前記ブレードの先端を径方向に拡張させ、前記
プラスチツクシートを二軸方向に延伸するにあたり、ブ
レード先端の拡張パターンが、容器半径方向をx軸、容
器中心をy軸とし、容器開口部の中心を座標原点とし底
面方向を正とし、容器半径、高さをそれぞれx、y軸の
100とするとき、この座標系において(35,0),(35,3
2),(40,42),(40,63),(58,92),(100,100)の各点を結ぶ線
分と(50,0),(50,32),(78,78),(100,100)の各点を結ぶ線
分で囲まれる範囲をy軸を中心に回転させてできる空間
内を通ることを特徴とするプラスチツク中空容器の成形
方法であるので、深絞りのプラスチツク中空容器を成形
する場合においても、容器側壁の肉厚分布を均一にする
ことができ、薄くなるおそれがないので容器壁厚みを余
分に設定する必要がないため、原料削減と同時に成形時
の冷却時間の短縮が可能となり生産速度の向上が計れる
という効果がある。
に加熱し、延伸用具の軸の周囲に円周状に配した複数の
ブレードの先端を、前記延伸用具を軸方向に移動させる
ことにより前記プラスチツクシートの一面に押し付ける
とともに前記ブレードの先端を径方向に拡張させ、前記
プラスチツクシートを二軸方向に延伸するにあたり、ブ
レード先端の拡張パターンが、容器半径方向をx軸、容
器中心をy軸とし、容器開口部の中心を座標原点とし底
面方向を正とし、容器半径、高さをそれぞれx、y軸の
100とするとき、この座標系において(35,0),(35,3
2),(40,42),(40,63),(58,92),(100,100)の各点を結ぶ線
分と(50,0),(50,32),(78,78),(100,100)の各点を結ぶ線
分で囲まれる範囲をy軸を中心に回転させてできる空間
内を通ることを特徴とするプラスチツク中空容器の成形
方法であるので、深絞りのプラスチツク中空容器を成形
する場合においても、容器側壁の肉厚分布を均一にする
ことができ、薄くなるおそれがないので容器壁厚みを余
分に設定する必要がないため、原料削減と同時に成形時
の冷却時間の短縮が可能となり生産速度の向上が計れる
という効果がある。
【図1】本発明のプラスチツク中空容器の成形方法を実
施するための装置の一例を示す断面の正面図
施するための装置の一例を示す断面の正面図
【図2】ブレード先端の拡張パターンの例を示すグラフ
【図3】ブレード先端の拡張パターンの例を示すグラフ
【図4】成形されたプラスチツク中空容器の肉厚分布を
示すグラフ
示すグラフ
【図5】成形されたプラスチツク中空容器の肉厚分布を
示すグラフ
示すグラフ
1 プラスチツクシート 2 延伸用具 21 延伸用具の軸 3 ブレード 31 ブレードの先端 4 拡張パターン 41 線分 42 線分 5 容器 51 開口部 52 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲田 護 滋賀県長浜市三ツ矢町5番8号 三菱樹脂 株式会社長浜工場内
Claims (3)
- 【請求項1】プラスチツクシートを融点近辺に加熱し、
延伸用具の軸の周囲に円周状に配した複数のブレードの
先端を、前記延伸用具を軸方向に移動させることにより
前記プラスチツクシートの一面に押し付けるとともに前
記ブレードの先端を径方向に拡張させ、前記プラスチツ
クシートを二軸方向に延伸するにあたり、ブレード先端
の拡張パターンが、容器半径方向をx軸、容器中心をy
軸とし、容器開口部の中心を座標原点とし底面方向を正
とし、容器半径、高さをそれぞれx、y軸の100とす
るとき、この座標系において(35,0),(35,32),(40,42),
(40,63),(58,92),(100,100)の各点を結ぶ線分と(50,0),
(50,32),(78,78),(100,100)の各点を結ぶ線分で囲まれ
る範囲をy軸を中心に回転させてできる空間内を通ると
ともに、容器開口面を始点とし(100,100)の座標を最終
到達点とし、かつ其の軌跡はx、y軸ともに正方向にの
みの運動を伴うことを特徴とするプラスチツク中空容器
の成形方法。 - 【請求項2】ブレード先端の拡張パターンが、y軸が2
5〜45の範囲に到達した時点でx軸が拡張を開始し、
また最終到達点へはx軸が拡張しながら到達することを
特徴とする請求項1のプラスチツク中空容器の成形方
法。 - 【請求項3】容器高さをH、容器胴部外径をDとすると
きHが50mm以上150mm以下であり、かつ高さと
胴径の比率すなわちH/Dが0.8以上1.5以下であ
る請求項2のプラスチツク中空容器の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22509794A JPH0890646A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | プラスチツク中空容器の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22509794A JPH0890646A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | プラスチツク中空容器の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890646A true JPH0890646A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16823945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22509794A Pending JPH0890646A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | プラスチツク中空容器の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0890646A (ja) |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22509794A patent/JPH0890646A/ja active Pending
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