JPH0891286A - Lng船のドームシール装置 - Google Patents

Lng船のドームシール装置

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JPH0891286A
JPH0891286A JP25160894A JP25160894A JPH0891286A JP H0891286 A JPH0891286 A JP H0891286A JP 25160894 A JP25160894 A JP 25160894A JP 25160894 A JP25160894 A JP 25160894A JP H0891286 A JPH0891286 A JP H0891286A
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JP
Japan
Prior art keywords
dome
bellows
temperature
top plate
joint member
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Pending
Application number
JP25160894A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujitani
尭 藤谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドーム部をシールするベローズの劣化を防止
して気密性を維持する。 【構成】 ドーム天板8の周縁部の下面に、継手部材1
4を全周にわたり配置してボルト16により気密に取り
付ける。継手部材14と倉口縁9との間に、ゴム製のベ
ローズ12を配置してボルト16により気密に取り付け
る。ドーム5の外周位置に温風送給管18を導設する。
温風送給管18から温風17をドーム周囲のスペース5
aにのみ送給してベローズ12を温めることにより、外
気が低温になってもベローズ12の温度を限界温度より
も下げないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLNG船のドームシール
装置に関するもので、特に寒冷地に行くLNG船に用い
るドームシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LNG船は、図2の(イ)(ロ)に一例
を示す如く、船体1の船倉2内に、たとえば、アルミ合
金製の自立角型のタンク4を支持台3を介して設置し、
該タンク4の口となるドーム5を、船体1の甲板6上へ
倉口7から突出位置させ、該ドーム5を塞ぐドーム天板
(頂板)8と倉口縁9との間をシール装置によってシー
ルするようにしてある。
【0003】又、タンク4と船体1との間には保冷材1
0があり、これを保護するために外気の侵入を防止する
目的でドーム5と船体1の結合部の気密性を必要として
いる。したがって、上記LNG船のドーム5の構造は、
ドーム部周囲のスペース5aと外気とを遮断する気密性
を持ち、且つ船体1とタンク4の相対変位を拘束しない
フレキシビリティを持つことが必要であり、そのため、
図3の(イ)に図2の(ロ)のA部を拡大して示す如
く、倉口縁9上とドーム天板8の周縁部下面との間に、
フレキシビリティを有するネオプレン系又はシリコン系
のゴム材からなるベローズ12を直接装着して用いるよ
うにした方式が採用されており、上記ベローズ12によ
ってドーム周囲のスペース5aと外気と遮断する気密性
を確保すると共に、船体1とタンク4との間の相対変位
による倉口縁9とドーム天板8との間の相対変位をベロ
ーズ12で吸収するようにしてある。11はドーム天板
8上に施した断熱材を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、たとえば、
外気温が+45℃〜−45℃にも変化する日本−アラス
カ間等の航路を走っているLNG船の場合、この温度変
化によるドーム天板8の変形とベローズ12の劣化でド
ーム5部の気密性が損われる。
【0005】すなわち、上記ドーム天板8は、気温が高
いと反り上がる変形をし、気温が低いとベローズ12の
ゴム系材料が低温で劣化するため、ドーム5部の気密性
が損われる。
【0006】従来は、上記LNG船において、ドーム天
板8の高温による変形を防ぐために、全面に断熱材11
を施して断熱するようにしているが、気温が下がり、且
つタンク4内にLNG(−162℃)を入れたとき、ド
ーム天板8の温度はLNGの温度近くまで低下すること
になるため、ベローズ12のゴム系材料も−50℃以下
の低温となってしまい、ベローズ12が早期に劣化して
割れ等が発生して気密性を損う結果となっていた。その
ため、上記ベローズ12の劣化を防ぐためには高級なゴ
ム材料を使用していたので、高価で不経済であるばかり
でなく、その使用温度限界もシリコン系で−80℃、ネ
オプレン系で−50℃程度であり、割れが発生しても補
修は困難であることから、ベローズ12自体で気密性の
低下に対処するには限界があった。
【0007】一方、ドーム天板8上に上述した如き断熱
材11を設けないで、ドーム天板8の温度を上げるよう
にすると、ベローズ12の極端な温度低下を抑えること
はできるが、外気温が高くなるとドーム天板8は反り上
がり等の変形を起してしまうので、やはり気密性を低下
させてしまうことになる。
【0008】又、従来、図3の(ロ)に示す如く、ベロ
ーズ12とドーム天板8の周縁部との間に、たとえば、
木製の断熱部材13を介在させて、締め付けて気密性を
保つようにしたものもある。
【0009】しかし、断熱部材13の吸湿劣化、変質、
膨潤、乾燥等による変形のため、充分にその機能を発揮
させることができずにドーム部の気密性が損われてしま
う問題がある。
【0010】そこで、本発明は、タンクが−162℃、
外気が−40℃以下の極寒になってもドームシールに用
いるベローズの温度を限界温度以上に保てるようにする
ドームシール装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、倉口を通して船体甲板上へ突出位置させ
たタンクドームを塞ぐドーム天板の周縁部下面に、金属
製の継手部材を全周にわたり気密に取り付け、且つ該継
手部材と倉口縁上との間にゴム製のベローズを配置して
気密に取り付け、更に、タンクドームの外周位置に、ベ
ローズ冷却防止用の温風を送給するための温風送給管を
導設した構成とする。
【0012】
【作用】ドームの外周位置に導設した温風送給管から温
風をドーム内に送給すると、ベローズを内側から温める
ことができる。したがって、タンク内にLNGを入れた
状態で外気が低温になっても、ベローズの温度を限界温
度よりも下げてしまうことがなく、ベローズの劣化を防
止できることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】図1の(イ)(ロ)は本発明の一実施例を
示すもので、図2の(イ)(ロ)に示したと同様に、船
体1の船倉2内に設置したアルミ合金製のLNGタンク
4のドーム5を、船体1の甲板6上へ倉口7を通して突
出位置させ、該ドーム5の上端をドーム天板8で塞ぐよ
うにしてある構成において、上記ドーム天板8の周縁部
の下面に、ステンレススチール製の型材からなる継手部
材14をフッ素樹脂系のパッキン15を挟んでボルト1
6により締め付けて気密に取り付けると共に、該継手部
材14と倉口縁9上との間にゴム系材料からなるベロー
ズ12を配置して、ベローズ12を継手部材14及び倉
口縁9にボルト16によって気密に取り付け、且つ上記
ドーム5の外周位置に、ベローズ12の付近のみを温め
るようにしてベローズの冷却を防止するようにする温か
いイナートガス等の温風17を送給するための温風送給
管18を導設して、該温風送給管18からドーム部周囲
のスペース5a内へ送給する温風17によってベローズ
12付近を温められるようにし、更に、上記継手部材1
4の内側に温度センサ19を取り付け、該温度センサ1
9で検出した温度を基に上記温風送給管18による温風
17の送給させるようにする。
【0015】更に、ドーム天板8には、熱収縮を許容で
きるように、継手部材14に対するボルト16の挿通孔
として熱収縮方向に延びる長孔20が設けてある。又、
船倉2内には、通常、30℃程度の温度としたN2 ガス
の如きイナートガスがジェネレータにより供給されて充
填されるようにしてあるので、このイナートガス用の配
管を、直接、あるいは、分岐させて上記温風送給管18
として用いるようにする。
【0016】なお、上記継手部材14にステンレススチ
ールを用いたのは、ステンレススチールが通常のスチー
ルやアルミ合金に比して断熱性がよいためである。
【0017】図1(イ)において、図2と同一部分には
同一符号が付してある。
【0018】タンク4内にLNG(−162℃)を入れ
ると、タンク4は半径方向に熱収縮する。この熱収縮に
よりタンク4と船体1は相対変位を生じるが、この相対
変位をベローズ12によって吸収することができる。
又、この際、LNGの冷熱がドーム天板8に伝わること
によりドーム天板8も収縮し、その収縮力は、継手部材
14との間を締め付けているボルト16に作用すること
になるが、ドーム天板8に設けたボルト16の挿通孔は
図1(ロ)に示すように収縮方向に延びる長孔20とし
てあるため、ドーム天板8の動きを許容することができ
る。
【0019】上記の状態において、外気が高温(たとえ
ば、+45℃)になったとしても、ドーム天板8はその
上面が断熱材11で覆われているため、ドーム天板8自
体の温度分布は小さくその変形量も小さく抑えることが
できる。
【0020】一方、外気が低温(たとえば、−40℃)
になった場合、ドーム天板8はLNGの温度近くまで温
度低下することにより、継手部材14を介してベローズ
12にもその冷熱が伝わるが、本発明においては、ドー
ム5の外周位置に導設した温風送給管18からイナート
ガスの温風17を送給できるようにしてあるため、ベロ
ーズ12を温風17によって内側から温めることがで
き、これによりベローズ12の温度を限界温度よりも低
下しないように保持することができるので、ベローズ1
2の劣化を防止することができて、ドーム部の気密性を
維持することができる。この際、ドーム5の外周位置の
温度は継手部材14の内側に取り付けた温度センサ19
により検出することができ、該温度センサ19の検出信
号に基づいて温風を送給するようにしてあるので、外気
の温度変化に対処することができる。
【0021】上記において、ドーム部周囲のスペース5
aの温度がベローズ12の許容限界になった場合、たと
えば、アラームを発する等の機能を付加しておくと便利
である。更に、上記継手部材14は、ステンレススチー
ルを用いた場合、図3の(ロ)に示す木製の断熱部材1
3よりは劣るがある程度の熱遮断性を有し、且つ木製の
断熱部材13の如く、吸湿、膨潤、乾燥等による変形、
変質を起さないので、ドーム天板8及びベローズ12に
対するボルト16での締め付けによる気密性を維持する
ことができる。
【0022】このように、本発明においては、ベローズ
12を内側から温めることができてベローズ12の劣化
を防ぐことができるので、ベローズ12の材質として
は、安価なゴム系材料を使用することができる。
【0023】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、継手部材14としてはステンレススチ
ール以外の材料(プラスチックなど)としてもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のLNG船のド
ームシール装置によれば、ドーム天板の周縁部の下面に
金属製の継手部材を気密に取り付け、且つ該継手部材と
倉口縁上との間にゴム製のベローズを入れて気密に取り
付け、更に、タンクドームの外周位置に、温風送給管を
導設した構成を有するので、温風送給管から送給する温
風によってベローズを内側から温めることができ、これ
により、タンクにLNGを入れた状態で外気が低温にな
っても、ベローズの温度を限界温度以下に低下させてし
まうことがなくてベローズの劣化を防止することがで
き、したがって、ベローズとして安価なゴムを用いるこ
とができ、又、吸湿や乾燥等による変形を起さない継手
部材の採用により、ドーム天板及びベローズに対する密
着性を長期間維持することができ、ドーム部の気密性低
下を防止することができる、という優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLNG船のドームシール装置の一実施
例を示すもので、(イ)は拡大断面図、(ロ)はドーム
天板に設けたボルト挿通孔を示す平面図である。
【図2】LNG船の一例を示すもので、(イ)は全体の
概略側面図、(ロ)は船体の拡大縦断面図である。
【図3】図2の(ロ)のA部を拡大して示すもので、
(イ)はベローズのみを取り付けた状態を、又、(ロ)
はベローズと断熱部材を取り付けた状態をそれぞれ示す
シール装置の概要図である。
【符号の説明】
4 タンク 5 ドーム 6 甲板 7 倉口 8 ドーム天板 9 倉口縁 12 ベローズ 14 継手部材 17 温風 18 温風送給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉口を通して船体甲板上へ突出位置させ
    たタンクドームを塞ぐドーム天板の周縁部下面に、金属
    製の継手部材を全周にわたり気密に取り付け、且つ該継
    手部材と倉口縁上との間にゴム製のベローズを配置して
    気密に取り付け、更に、タンクドームの外周位置に、ベ
    ローズ冷却防止用の温風を送給するための温風送給管を
    導設した構成を有することを特徴とするLNG船のドー
    ムシール装置。
JP25160894A 1994-09-21 1994-09-21 Lng船のドームシール装置 Pending JPH0891286A (ja)

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