JPH0891863A - 補強用ガラスロービング及びその製造方法 - Google Patents
補強用ガラスロービング及びその製造方法Info
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- JPH0891863A JPH0891863A JP22361994A JP22361994A JPH0891863A JP H0891863 A JPH0891863 A JP H0891863A JP 22361994 A JP22361994 A JP 22361994A JP 22361994 A JP22361994 A JP 22361994A JP H0891863 A JPH0891863 A JP H0891863A
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- glass roving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 硬化体へのロービング配置工程を簡単にして
作業時間を節減することにより、加工設備の稼働率の向
上を図るとともに、補強効果の高い構造を有する補強用
ガラスロービング及びその製造方法を提供する。 【構成】硬化体の補強に使用するガラスロービングにお
いて、複数のストランド糸を直線状に並べてガラスロー
ビングの主体部を構成する主ストランド糸2と、該主ス
トランド糸2の外側に波状や環状の側環糸81,82を
形成する副ストランド糸3とで繊維束Aが形成され、繊
維束Aの外側に蔓巻ストランド糸6が蔓状に巻付けられ
て補強用ガラスロービングが構成される。また、この補
強用ガラスロービングの製造方法は、副ストランド糸3
の送り速度を、主ストランド糸2の送り速度よりも早い
速度で送りながら、主ストランド糸2の外側に副ストラ
ンド糸3を配置して繊維束Aを形成し、繊維束Aの外側
に蔓巻ストランド糸6を巻付けて行う。
作業時間を節減することにより、加工設備の稼働率の向
上を図るとともに、補強効果の高い構造を有する補強用
ガラスロービング及びその製造方法を提供する。 【構成】硬化体の補強に使用するガラスロービングにお
いて、複数のストランド糸を直線状に並べてガラスロー
ビングの主体部を構成する主ストランド糸2と、該主ス
トランド糸2の外側に波状や環状の側環糸81,82を
形成する副ストランド糸3とで繊維束Aが形成され、繊
維束Aの外側に蔓巻ストランド糸6が蔓状に巻付けられ
て補強用ガラスロービングが構成される。また、この補
強用ガラスロービングの製造方法は、副ストランド糸3
の送り速度を、主ストランド糸2の送り速度よりも早い
速度で送りながら、主ストランド糸2の外側に副ストラ
ンド糸3を配置して繊維束Aを形成し、繊維束Aの外側
に蔓巻ストランド糸6を巻付けて行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化性樹脂体やコンク
リート構造体等の硬化体において、これら製品の強度補
強のために使用する補強用ガラスロービング及びその製
造方法に関する。
リート構造体等の硬化体において、これら製品の強度補
強のために使用する補強用ガラスロービング及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】硬化性樹脂体やコンクリート構造体等の
補強には、従来の剛性物質に代り、近年はガラス繊維を
始め、炭素繊維等の無機繊維やナイロン等の有機合成繊
維もその特性を生かして使用されている。
補強には、従来の剛性物質に代り、近年はガラス繊維を
始め、炭素繊維等の無機繊維やナイロン等の有機合成繊
維もその特性を生かして使用されている。
【0003】これらの繊維は、通常、フィラメントと呼
称される素繊維を集束剤等により数百本束ねて、ストラ
ンドとし、更にストランドを数十本引き揃え或いは一体
としたロービングに形成されている。
称される素繊維を集束剤等により数百本束ねて、ストラ
ンドとし、更にストランドを数十本引き揃え或いは一体
としたロービングに形成されている。
【0004】ここでは、最も一般的なガラス繊維を従来
技術の代表例として説明する。
技術の代表例として説明する。
【0005】図8及び図9は、特開平2−14846号
公報に記載の、従来のロービング製造方法の一例を示す
概略図である。
公報に記載の、従来のロービング製造方法の一例を示す
概略図である。
【0006】図8及び図9において、aはストランド糸
bを巻取った複数のケーキであり、クリルスタンドc内
に収納されている。
bを巻取った複数のケーキであり、クリルスタンドc内
に収納されている。
【0007】dはロービングワインダであり、トラバー
スガイドe1,e2、張力調整ガイドローラ群f、カウ
ントプーリg、及び巻取軸h、並びに図示しない駆動装
置により構成されている。
スガイドe1,e2、張力調整ガイドローラ群f、カウ
ントプーリg、及び巻取軸h、並びに図示しない駆動装
置により構成されている。
【0008】複数のケーキaの内側面から取り出された
複数のストランド糸bは、ケーキ用糸道ガイドj及び取
纏め用糸道ガイドkを経て並行に集束されてロービング
Rを形成し、ロービングワインダdの巻取力に引張られ
ながら、調整用のパーテンサm、ワインダ用糸道ガイド
nを経てトラバースガイドe1に導かれる。
複数のストランド糸bは、ケーキ用糸道ガイドj及び取
纏め用糸道ガイドkを経て並行に集束されてロービング
Rを形成し、ロービングワインダdの巻取力に引張られ
ながら、調整用のパーテンサm、ワインダ用糸道ガイド
nを経てトラバースガイドe1に導かれる。
【0009】続いて、ロービングRは、トラバースガイ
ドe1,e2により、巻取軸hの軸方向に所定寸法分ず
つ移動を続けるとともに、張力調整ガイドローラ群fに
より巻取堅さを調整されて巻取軸h上に並列状態で巻取
られる。
ドe1,e2により、巻取軸hの軸方向に所定寸法分ず
つ移動を続けるとともに、張力調整ガイドローラ群fに
より巻取堅さを調整されて巻取軸h上に並列状態で巻取
られる。
【0010】この状態を続け、ロービングRが巻取軸h
上に所定長巻取られると、カウントプーリgが巻取軸h
の駆動を停止するようになされている。
上に所定長巻取られると、カウントプーリgが巻取軸h
の駆動を停止するようになされている。
【0011】ここで、フィラメントからストランドを作
る際は、構成する複数のフィラメントは全て同じ早さで
送り込んで集束された後、製品として巻取られるが、こ
の市販品のストランドからロービングを形成する際も、
各ストランドは等速で送り込まれる。
る際は、構成する複数のフィラメントは全て同じ早さで
送り込んで集束された後、製品として巻取られるが、こ
の市販品のストランドからロービングを形成する際も、
各ストランドは等速で送り込まれる。
【0012】その結果、ロービングを構成する個々のフ
ィラメントは全て同長で同張力を有し、繊維の長・短や
不揃いに起因する波状や環状の突起のない平滑な製品に
仕上げられる。
ィラメントは全て同長で同張力を有し、繊維の長・短や
不揃いに起因する波状や環状の突起のない平滑な製品に
仕上げられる。
【0013】従って、該ロービングを封入した硬化体の
曲げ強度等の補強効果は、ロービングの布設方向にのみ
働き、ロービング相互間すなわち布設方向と直角の方向
には効果がないため、図10及び図11に示すように、
縦方向ロービングRvとは別に横方向ロービングRhを
配して対応させていた。
曲げ強度等の補強効果は、ロービングの布設方向にのみ
働き、ロービング相互間すなわち布設方向と直角の方向
には効果がないため、図10及び図11に示すように、
縦方向ロービングRvとは別に横方向ロービングRhを
配して対応させていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】例えば矩形体に樹脂を
注入して成形する際に、上述の如き手法で製作されたロ
ービングを縦方向のみに配置すれば、横方向への補強効
果は期待できず、横からの曲げ強さ等は弱くなるために
図10及び図11に示す如く、縦横両方にロービングR
v,Rhを配置するのが常法であった。
注入して成形する際に、上述の如き手法で製作されたロ
ービングを縦方向のみに配置すれば、横方向への補強効
果は期待できず、横からの曲げ強さ等は弱くなるために
図10及び図11に示す如く、縦横両方にロービングR
v,Rhを配置するのが常法であった。
【0015】従って、折返しが少なく、作業が単純な長
手方向のロービングRv配置のみでなく、該ロービング
Rvの配置作業の中間に、折返しの多い横方向のロービ
ングRhの配置作業を挿入するという面倒な工程が必要
となる。
手方向のロービングRv配置のみでなく、該ロービング
Rvの配置作業の中間に、折返しの多い横方向のロービ
ングRhの配置作業を挿入するという面倒な工程が必要
となる。
【0016】また、縦方向から注入された樹脂が、該横
方向のロービングRhにより、円滑な流入を阻害される
ために、樹脂注入速度が低下して、硬化体加工設備の稼
働率の低下を招くという問題点があった。
方向のロービングRhにより、円滑な流入を阻害される
ために、樹脂注入速度が低下して、硬化体加工設備の稼
働率の低下を招くという問題点があった。
【0017】特に、電柱等の長尺物を加工する場合は、
硬化剤を添加して直ちに樹脂注入を開始するが、硬化剤
添加後一定時間を経過すれば、樹脂の粘度が急激に増大
して、注入作業が極めて困難になるという問題があっ
た。
硬化剤を添加して直ちに樹脂注入を開始するが、硬化剤
添加後一定時間を経過すれば、樹脂の粘度が急激に増大
して、注入作業が極めて困難になるという問題があっ
た。
【0018】従って、電柱等の長尺物の場合には、注入
時間がおおよそ5分以内に制限されており、横方向のロ
ービングRhの抵抗により注入時間が延引すると、粘度
増加による注入不全を招くことになる。
時間がおおよそ5分以内に制限されており、横方向のロ
ービングRhの抵抗により注入時間が延引すると、粘度
増加による注入不全を招くことになる。
【0019】さらに、縦横に配置されたロービングR
v,Rhの隙間部分には補強体がないために、収縮性の
高い樹脂を使用する場合は、隙間部分に小さい亀裂が発
生する虞があり、これを防止するには多量のロービング
配置が必要となる。
v,Rhの隙間部分には補強体がないために、収縮性の
高い樹脂を使用する場合は、隙間部分に小さい亀裂が発
生する虞があり、これを防止するには多量のロービング
配置が必要となる。
【0020】また、ストランドマットやロービングクロ
スとの2種構造とした場合は、横方向の配置作業時間は
短縮され隙間もなくなるが、樹脂の注入状態は悪化す
る。
スとの2種構造とした場合は、横方向の配置作業時間は
短縮され隙間もなくなるが、樹脂の注入状態は悪化す
る。
【0021】さらに、円筒状の構造体の場合は、上記横
方向のロービングRhを配置する代わりに蔓巻状にロー
ビングを巻付けることもできるが、縦方向に張設したロ
ービングRvの形状を歪ませることになり、場所により
ロービング密度すなわち強度が異なるとともに、隙間に
よる亀裂問題が解決しないという欠点があった。
方向のロービングRhを配置する代わりに蔓巻状にロー
ビングを巻付けることもできるが、縦方向に張設したロ
ービングRvの形状を歪ませることになり、場所により
ロービング密度すなわち強度が異なるとともに、隙間に
よる亀裂問題が解決しないという欠点があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の補強用ガラスロ
ービングは、硬化性樹脂体やコンクリート構造体等の硬
化体の補強に使用するガラスロービングにおいて、複数
のストランド糸を直線状に並べてガラスロービングの主
体部を構成する主ストランド糸と、該主ストランド糸の
外側に波状や環状の側環糸を形成する副ストランド糸と
で繊維束が形成され、当該繊維束の外側に蔓巻ストラン
ド糸が蔓状に巻付けられて構成されたものである。
ービングは、硬化性樹脂体やコンクリート構造体等の硬
化体の補強に使用するガラスロービングにおいて、複数
のストランド糸を直線状に並べてガラスロービングの主
体部を構成する主ストランド糸と、該主ストランド糸の
外側に波状や環状の側環糸を形成する副ストランド糸と
で繊維束が形成され、当該繊維束の外側に蔓巻ストラン
ド糸が蔓状に巻付けられて構成されたものである。
【0023】本発明の補強用ガラスロービングの製造方
法は、副ストランド糸の送り速度を、主ストランド糸の
送り速度よりも早い速度で送りながら、主ストランド糸
の外側に副ストランド糸を配置して繊維束を形成し、当
該繊維束の外側に蔓巻ストランド糸を巻付けるものであ
る。
法は、副ストランド糸の送り速度を、主ストランド糸の
送り速度よりも早い速度で送りながら、主ストランド糸
の外側に副ストランド糸を配置して繊維束を形成し、当
該繊維束の外側に蔓巻ストランド糸を巻付けるものであ
る。
【0024】
【作用】複数のストランド糸を直線状に並べて、ロービ
ングの主体部である主ストランドを構成せしめるととも
に、主ストランド糸より早い速度で複数の副ストランド
糸を繰出して、直線状の主ストランド糸群と余剰部が弛
んだ副ストランド糸群より成る繊維束を形成し、この繊
維束の外側から蔓巻ストランド糸で蔓状に巻上げること
により、側環系を有する補強用ガラスロービングを形成
せしめる。
ングの主体部である主ストランドを構成せしめるととも
に、主ストランド糸より早い速度で複数の副ストランド
糸を繰出して、直線状の主ストランド糸群と余剰部が弛
んだ副ストランド糸群より成る繊維束を形成し、この繊
維束の外側から蔓巻ストランド糸で蔓状に巻上げること
により、側環系を有する補強用ガラスロービングを形成
せしめる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0026】図1及び図2は、本発明に係る補強用ガラ
スロービング及びその製造方法を示す概略図である。
スロービング及びその製造方法を示す概略図である。
【0027】同図において、1は複数(図示例では4基
のみ表示)の主ストランド装置であり、主紡錘枠11、
該主紡錘枠11の一端に連結される制動装置12、後述
する主調整ロール13、及び主糸道ガイド14により構
成されている。
のみ表示)の主ストランド装置であり、主紡錘枠11、
該主紡錘枠11の一端に連結される制動装置12、後述
する主調整ロール13、及び主糸道ガイド14により構
成されている。
【0028】前記主紡錘枠11には、主ストランド糸2
を巻取った主ケーキ21が装着されている。
を巻取った主ケーキ21が装着されている。
【0029】前記主紡錘枠11の下方には、主ケーキ2
1上の主ストランド糸2の繰出位置により左右する糸流
に対応するための紡錘型の主調整ロール13が配設さ
れ、さらに前方には、糸流を固定する主糸道ガイド14
が各々配設されている。
1上の主ストランド糸2の繰出位置により左右する糸流
に対応するための紡錘型の主調整ロール13が配設さ
れ、さらに前方には、糸流を固定する主糸道ガイド14
が各々配設されている。
【0030】3は複数(図示例では2条)の副ストラン
ド糸であり、副ストランド糸3が巻取られた副ケーキ3
1は、副糸道ガイド32を備えたクリルスタンド33内
に収納されており、副糸道ガイド32の前方には、副ス
トランド糸3の送り速度を調整するための可変速の加速
ローラ35を備えた駆動装置34が配設されている。
ド糸であり、副ストランド糸3が巻取られた副ケーキ3
1は、副糸道ガイド32を備えたクリルスタンド33内
に収納されており、副糸道ガイド32の前方には、副ス
トランド糸3の送り速度を調整するための可変速の加速
ローラ35を備えた駆動装置34が配設されている。
【0031】この副ストランド糸3は、副ケーキ31の
内側から引き出される。
内側から引き出される。
【0032】上記複数の主ストランド糸2と複数の副ス
トランド糸3とを合流させる地点には、鼓状の第1収束
ローラ41が配設され、後述する蔓巻装置5の上・下に
は、該主ストランド糸2群及び副ストランド糸3群で構
成された繊維束Aの通過位置を保持する鼓状の第2収束
ローラ42及び張力調整ローラ43が夫々配設されてい
る。
トランド糸3とを合流させる地点には、鼓状の第1収束
ローラ41が配設され、後述する蔓巻装置5の上・下に
は、該主ストランド糸2群及び副ストランド糸3群で構
成された繊維束Aの通過位置を保持する鼓状の第2収束
ローラ42及び張力調整ローラ43が夫々配設されてい
る。
【0033】蔓巻装置5は、先端に蔓巻ガイド51を配
設した蔓巻紡錘枠52と、該蔓巻紡錘枠52を搭載し、
中心部に貫通穴53を有するドーナツ状の回転台板54
と、電磁制動機を具備した減速電動機及び回転台板駆動
手段を有する蔓巻駆動装置55から構成されている。
設した蔓巻紡錘枠52と、該蔓巻紡錘枠52を搭載し、
中心部に貫通穴53を有するドーナツ状の回転台板54
と、電磁制動機を具備した減速電動機及び回転台板駆動
手段を有する蔓巻駆動装置55から構成されている。
【0034】蔓巻紡錘枠52上には、蔓巻ストランド糸
6を巻取った蔓巻ケーキ61が装着され、回転台板54
の回転により貫通穴53を通過する繊維束Aの外側を旋
回するようになされている。
6を巻取った蔓巻ケーキ61が装着され、回転台板54
の回転により貫通穴53を通過する繊維束Aの外側を旋
回するようになされている。
【0035】7は、ガラスロービング8を巻取る巻取装
置であり、巻取ドラム71と電磁制動機を具備した可変
速電動機を装着した巻取ドラム駆動装置72、及びトラ
バースガイド73を駆動するトラバース装置74、並び
に巻取速度計測装置75を連結した紡錘型のカウントプ
ーリ76により構成されている。
置であり、巻取ドラム71と電磁制動機を具備した可変
速電動機を装着した巻取ドラム駆動装置72、及びトラ
バースガイド73を駆動するトラバース装置74、並び
に巻取速度計測装置75を連結した紡錘型のカウントプ
ーリ76により構成されている。
【0036】図3は、上述のように構成された装置の制
御系を示している。
御系を示している。
【0037】この制御装置9は、各電動機用の電磁開閉
器341,551,721,741、速度設定装置75
1、速度制御装置722、速度制御器342、及び巻取
長計測装置752等を備えている。
器341,551,721,741、速度設定装置75
1、速度制御装置722、速度制御器342、及び巻取
長計測装置752等を備えている。
【0038】次に、本発明に係る補強用ガラスロービン
グの製造方法について説明する。
グの製造方法について説明する。
【0039】極細のガラス繊維フィラメント数十乃至数
百本を集束してなる各ストランド糸のケーキ21,31
及び61は、所定の各位置に配置される。
百本を集束してなる各ストランド糸のケーキ21,31
及び61は、所定の各位置に配置される。
【0040】図2及び図3において、まず、数十本の主
ストランド糸2を各々の主ストランド装置1から引出
し、第1・第2収束ローラ41・42を経て貫通穴53
を通過させた後、張力調整ローラ43及びカウントプー
リ76を経てトラバースガイド73を通し、巻取ドラム
71に到達させる。
ストランド糸2を各々の主ストランド装置1から引出
し、第1・第2収束ローラ41・42を経て貫通穴53
を通過させた後、張力調整ローラ43及びカウントプー
リ76を経てトラバースガイド73を通し、巻取ドラム
71に到達させる。
【0041】次に、主ストランド糸2より少ない数(例
えば各1割程度)の副ストランド糸3群を各々の副ケー
キ31から繰出し、副糸道ガイド32、加速ローラ35
を通し、第1収束ローラ41を経て巻取ドラム71ま
で、主ストランド糸2より長目の状態で主ストランド糸
2群に沿わせる。
えば各1割程度)の副ストランド糸3群を各々の副ケー
キ31から繰出し、副糸道ガイド32、加速ローラ35
を通し、第1収束ローラ41を経て巻取ドラム71ま
で、主ストランド糸2より長目の状態で主ストランド糸
2群に沿わせる。
【0042】続いて、蔓巻ケーキ61から蔓巻ガイド5
1を通して蔓巻ストランド糸6を引出し、貫通穴53の
位置から巻取ドラム71まで蔓巻ストランド糸6によ
り、主ストランド糸2群と副ストランド糸3群とからな
る繊維束Aを外側から蔓状に緊縛した後、繊維束Aと蔓
巻ストランド糸6とを巻取ドラム71に固定して準備作
業を終わる。
1を通して蔓巻ストランド糸6を引出し、貫通穴53の
位置から巻取ドラム71まで蔓巻ストランド糸6によ
り、主ストランド糸2群と副ストランド糸3群とからな
る繊維束Aを外側から蔓状に緊縛した後、繊維束Aと蔓
巻ストランド糸6とを巻取ドラム71に固定して準備作
業を終わる。
【0043】準備作業が終われば、巻取ドラム駆動装置
72、トラバース装置74、蔓巻駆動装置55及び加速
ローラ駆動装置34用の各電磁開閉器721,741,
551及び341を一斉に投入して運転を開始する(図
3参照)。
72、トラバース装置74、蔓巻駆動装置55及び加速
ローラ駆動装置34用の各電磁開閉器721,741,
551及び341を一斉に投入して運転を開始する(図
3参照)。
【0044】ここで主ストランド糸2は、巻取ドラム7
1に巻取られて、主ケーキ21の外面から繰出される
が、制動装置12の抵抗があるために過剰繰出しをする
ことなく適正速度を維持しており、副ストランド糸3群
は、加速ローラ35の各々の設定速度で送り出され、第
1収束ローラ41以降で繊維束Aを構成する。(図1参
照) この際、可変速電動機を使用している巻取ドラム駆動装
置72は、主ストランド糸2群の巻取速度が一定になる
ように、巻取速度計測装置75からの信号を受けて発信
する速度設定装置751の指令により、速度制御装置7
22で制御される。同じく可変速電動機を使用する複数
の加速ローラ駆動装置34は、主ストランド糸2群の巻
取速度より数十%早い速度で複数の副ストランド糸3を
繰出すように、速度設定装置751の指令を基準にし
て、速度制御器342により、各々制御される(図3参
照)。
1に巻取られて、主ケーキ21の外面から繰出される
が、制動装置12の抵抗があるために過剰繰出しをする
ことなく適正速度を維持しており、副ストランド糸3群
は、加速ローラ35の各々の設定速度で送り出され、第
1収束ローラ41以降で繊維束Aを構成する。(図1参
照) この際、可変速電動機を使用している巻取ドラム駆動装
置72は、主ストランド糸2群の巻取速度が一定になる
ように、巻取速度計測装置75からの信号を受けて発信
する速度設定装置751の指令により、速度制御装置7
22で制御される。同じく可変速電動機を使用する複数
の加速ローラ駆動装置34は、主ストランド糸2群の巻
取速度より数十%早い速度で複数の副ストランド糸3を
繰出すように、速度設定装置751の指令を基準にし
て、速度制御器342により、各々制御される(図3参
照)。
【0045】その結果、主ストランド糸2群の巻取速度
と副ストランド糸3群の繰出速度が異なるため、副スト
ランド糸3群は主ストランド糸2群の外側で弛みを生じ
るとともに、副ケーキ31の内側面から引出しているた
めに適当な捩れを生ずることになる。
と副ストランド糸3群の繰出速度が異なるため、副スト
ランド糸3群は主ストランド糸2群の外側で弛みを生じ
るとともに、副ケーキ31の内側面から引出しているた
めに適当な捩れを生ずることになる。
【0046】そこで、蔓巻装置5を旋回させれば、蔓巻
装置5の回転速度と繊維束Aの巻取速度との関係で、蔓
巻ストランド6は繊維束Aの外面を、あるピッチを持っ
た蔓巻状態となって集束することになり、この結果、製
品としてのガラスロービング8が製造される。
装置5の回転速度と繊維束Aの巻取速度との関係で、蔓
巻ストランド6は繊維束Aの外面を、あるピッチを持っ
た蔓巻状態となって集束することになり、この結果、製
品としてのガラスロービング8が製造される。
【0047】この際、上述の捩れを持った副ストランド
糸3の弛みが余剰分となってはみ出したものが、蔓巻ス
トランド6に固定されて波状側環糸81や環状側環糸8
2を形成し(図2及び図4参照)、ストランド自身の持
つ剛性や集束時の振動等により2次変形を起こさない、
安定した形状を保つことができる。
糸3の弛みが余剰分となってはみ出したものが、蔓巻ス
トランド6に固定されて波状側環糸81や環状側環糸8
2を形成し(図2及び図4参照)、ストランド自身の持
つ剛性や集束時の振動等により2次変形を起こさない、
安定した形状を保つことができる。
【0048】また、主ストランド糸2群の巻取速度と副
ストランド糸3の繰出速度との差が小さければ波状側環
糸81が、大きければ環状側環糸82が生じやすくな
る。
ストランド糸3の繰出速度との差が小さければ波状側環
糸81が、大きければ環状側環糸82が生じやすくな
る。
【0049】そして、このようにして製造された側環糸
を有するロービング8は、張力調整ローラ43により、
巻取ドラム71上の巻取堅さを均一に調整されるととも
に、トラバース装置74によって左右に移動されるトラ
バースガイド73のリードにより、巻取ドラム71上の
軸方向に所定寸法ずつ送られて、相互の重なりなく順序
正しく巻取られるので、使用時に側環糸によるもつれが
生じることはない。(図1参照) この状態で運転を継続して、所定長のロービング8が巻
取ドラム71に巻取られると、巻取速度計測装置75か
らの信号を受けていた巻取長計測装置752が満杯信号
を発し、破線で示すラインで、電磁開閉器721,74
1,551及び341を遮断して設備の運転を停止す
る。
を有するロービング8は、張力調整ローラ43により、
巻取ドラム71上の巻取堅さを均一に調整されるととも
に、トラバース装置74によって左右に移動されるトラ
バースガイド73のリードにより、巻取ドラム71上の
軸方向に所定寸法ずつ送られて、相互の重なりなく順序
正しく巻取られるので、使用時に側環糸によるもつれが
生じることはない。(図1参照) この状態で運転を継続して、所定長のロービング8が巻
取ドラム71に巻取られると、巻取速度計測装置75か
らの信号を受けていた巻取長計測装置752が満杯信号
を発し、破線で示すラインで、電磁開閉器721,74
1,551及び341を遮断して設備の運転を停止す
る。
【0050】この後、糸端口を処理した後、図示しない
ロービング切断装置でロービング8を切断し、残りのロ
ービング8の末端を次の巻取ドラム71に固定すれば運
転を再開できる。
ロービング切断装置でロービング8を切断し、残りのロ
ービング8の末端を次の巻取ドラム71に固定すれば運
転を再開できる。
【0051】なお、本例では、主ストランド装置1は主
紡錘枠11上に主ケーキ21を装着し、主調整ロール1
3を使用する方式を示したが、図5に示す如く、主ケー
キ21を2本のフィードローラ131,131で支持す
る方式でもよく、巻取速度計測装置75はカウントプー
リ76に限らず、他の装置例えば第2収束ローラ42に
取付けてもよい。
紡錘枠11上に主ケーキ21を装着し、主調整ロール1
3を使用する方式を示したが、図5に示す如く、主ケー
キ21を2本のフィードローラ131,131で支持す
る方式でもよく、巻取速度計測装置75はカウントプー
リ76に限らず、他の装置例えば第2収束ローラ42に
取付けてもよい。
【0052】また、主ケーキ21は、主ストランド糸2
の捩れを避けるために、紡錘の外側から主ストランド糸
2を引出しているが、多少の捩れは差支えない場合に
は、副ストランド糸3の如く、ケーキ内側面から直接引
出す方式を採用してもよい。
の捩れを避けるために、紡錘の外側から主ストランド糸
2を引出しているが、多少の捩れは差支えない場合に
は、副ストランド糸3の如く、ケーキ内側面から直接引
出す方式を採用してもよい。
【0053】さらに、1本の副ストランド糸3が加速ロ
ーラ35に掛けられているが、1組の加速ローラ35に
2本以上の副ストランド糸3を掛けてもよく、また、副
ストランド糸3の員数はいくらでもよい。
ーラ35に掛けられているが、1組の加速ローラ35に
2本以上の副ストランド糸3を掛けてもよく、また、副
ストランド糸3の員数はいくらでもよい。
【0054】このようにして製造された本発明の補強用
ガラスロービングは、図6及び図7に示すように硬化体
内に配置すればよく、このように補強用ガラスロービン
グが配置されることで、多数の側環糸81、82が隣合
うロービングと絡み合うためにロービングの布設方向の
みならず、ロービング相互間にも曲げ強さなどの補強効
果が及ぶことになり、折返しが多く面倒な横方向へのロ
ービング配置作業が不要となる。
ガラスロービングは、図6及び図7に示すように硬化体
内に配置すればよく、このように補強用ガラスロービン
グが配置されることで、多数の側環糸81、82が隣合
うロービングと絡み合うためにロービングの布設方向の
みならず、ロービング相互間にも曲げ強さなどの補強効
果が及ぶことになり、折返しが多く面倒な横方向へのロ
ービング配置作業が不要となる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、従来製法によるロー
ビングの外面が平滑であるのに対し、本発明による補強
用ガラスロービングは、多数の側環糸が隣合うロービン
グと絡み合うためにロービングの布設方向のみならず、
ロービング相互間にも曲げ強さなどの補強効果が及ぶこ
とになる。
ビングの外面が平滑であるのに対し、本発明による補強
用ガラスロービングは、多数の側環糸が隣合うロービン
グと絡み合うためにロービングの布設方向のみならず、
ロービング相互間にも曲げ強さなどの補強効果が及ぶこ
とになる。
【0056】従って、折返しが多く面倒な横方向へのロ
ービング配置作業が不要となり、簡単な縦方向のみの作
業で済むために、作業が簡単になるだけでなく、樹脂の
注入速度が早くなるために作業時間が短縮でき硬化体加
工設備における稼働率の向上を図ることができるととも
に、注入時間の延引による注入不全を防止できる。
ービング配置作業が不要となり、簡単な縦方向のみの作
業で済むために、作業が簡単になるだけでなく、樹脂の
注入速度が早くなるために作業時間が短縮でき硬化体加
工設備における稼働率の向上を図ることができるととも
に、注入時間の延引による注入不全を防止できる。
【0057】また、各主ロービング間の隙間にも側環糸
が分布されているために、無繊維部分の容積が大幅に縮
小され、硬化時の収縮が大きい樹脂を使用しても亀裂の
発生を防止することができる。
が分布されているために、無繊維部分の容積が大幅に縮
小され、硬化時の収縮が大きい樹脂を使用しても亀裂の
発生を防止することができる。
【図1】本発明に係る補強用ガラスロービング及びその
製造方法を示す概略図である。
製造方法を示す概略図である。
【図2】本発明に係る補強用ガラスロービングの側環糸
の形成状態を示す概略図である。
の形成状態を示す概略図である。
【図3】本発明に係る補強用ガラスロービングを製造す
る装置の制御系を示す図である。
る装置の制御系を示す図である。
【図4】補強用ガラスロービングの一部を示す拡大図で
ある。
ある。
【図5】主ストランド装置及び巻取速度計測装置の別の
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図6】本発明に係る補強用ガラスロービングの配置状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係る補強用ガラスロービングの配置状
態を示す横断面図である。
態を示す横断面図である。
【図8】従来のロービング製造方法を示す側面図であ
る。
る。
【図9】従来のロービング製造方法を示す平面図であ
る。
る。
【図10】従来のロービングの配置状態を示す縦断面図
である。
である。
【図11】従来のロービングの配置状態を示す横断面図
である。
である。
1 主ストランド装置 2 主ストランド糸 3 副ストランド糸 5 蔓巻装置 6 蔓巻ストランド糸 8 ロービング 81 波状側環糸 82 環状側環糸
Claims (2)
- 【請求項1】 硬化性樹脂体やコンクリート構造体等の
硬化体の補強に使用するガラスロービングにおいて、 複数のストランド糸を直線状に並べてガラスロービング
の主体部を構成する主ストランド糸と、該主ストランド
糸の外側に波状や環状の側環糸を形成する副ストランド
糸とで繊維束が形成され、当該繊維束の外側に蔓巻スト
ランド糸が蔓状に巻付けられて構成されたことを特徴と
する補強用ガラスロービング。 - 【請求項2】 副ストランド糸の送り速度を、主ストラ
ンド糸の送り速度よりも早い速度で送りながら、主スト
ランド糸の外側に副ストランド糸を配置して繊維束を形
成し、当該繊維束の外側に蔓巻ストランド糸を巻付ける
ことを特徴とする補強用ガラスロービングの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22361994A JPH0891863A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 補強用ガラスロービング及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22361994A JPH0891863A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 補強用ガラスロービング及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0891863A true JPH0891863A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16801047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22361994A Pending JPH0891863A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 補強用ガラスロービング及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0891863A (ja) |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP22361994A patent/JPH0891863A/ja active Pending
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