JPH089201B2 - 中空成形品の口部結晶化方法及びその装置 - Google Patents

中空成形品の口部結晶化方法及びその装置

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JPH089201B2
JPH089201B2 JP29832090A JP29832090A JPH089201B2 JP H089201 B2 JPH089201 B2 JP H089201B2 JP 29832090 A JP29832090 A JP 29832090A JP 29832090 A JP29832090 A JP 29832090A JP H089201 B2 JPH089201 B2 JP H089201B2
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hollow molded
heating
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三郎 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プリフォーム,最終成形容器または中間成
形容器等の中空成形品の開口側の口部を加熱して結晶化
させる方法及び装置に関し、特に、結晶化された口部に
て要求された寸法精度を満足させることができる中空成
形品の口部結晶化方法及び装置に関する。
[従来の技術] 二軸延伸吹込成形により中空容器を製造すると、その
胴部は二軸に分子配向されて機械的特性に優れるが、そ
の口部は分子配向を受ないため、機械的特性ばかりか、
殺菌のための加熱処理された内容物充填する際の耐熱性
にも劣っている。そこで、口部を局所的に加熱し、その
後徐冷することにより結晶化させ、機械的特性,耐熱性
を高めることが特開昭54−68385号公報等で知られてい
る。
また、口部の加熱方式として、加熱時の口部の内径寸
法を規制するために口部に内挿されるコア体を有するも
のが知られている。特開昭64−55228号公報にはコア
体を熱伝導率の高いものとするもの、特開平2−8821
7号公報にはコア体を予熱した後に口部に内挿するも
の、特公昭61−1288には、コア体の外表面に軸方向で
凹または凸パターンを設けて軸方向の熱収縮を規制する
ものが、それぞれ開示されている。
さらに、特開平2−67119号公報には、ロッキング
リングの局所的加熱と、その上のねじ部の加熱とを別個
に行うものが開示され、特開平1−56892号公報には
口部加熱後に冷却機能を有するコア体を口部に内挿して
徐冷するものが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 口部の結晶化に際して本発明者等が実験を重ねたとこ
ろ、結晶化された口部のうち特に、内容物充填後に装着
されるキャップ等との間のシール用成形部、すなわちね
じ部とその天面が、熱収縮により変形してしまう事態が
多く生じた。
このような課題に対して、従来の〜の提案によれ
ば、口部に内挿されるコア体により口部内径が規制さ
れ、口部の内壁面の寸法精度が維持されるのみである。
の公報ではさらに、口部の軸方向の変形が防止される
が、上記のシール用成形部の変形は完全に防止し得な
い。の提案は外径の相違に拘らず口部の完全な結晶化
を果たすのみであり、上述した課題の達成には寄与して
いない。
そこで、本発明の目的とするところは、結晶化された
口部の寸法精度をより高めることができ、シール効果の
高い口部を実現できる中空成形品の口部結晶化方法及び
その装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明方法は、中空成形品の開口側の口部に、ねじ部
及びその天面から成るシール用成形部を具備し、その口
部の成形樹脂を結晶化するにあたり、 前記シール用成形部の外壁面の加熱温度を、それ以外
の口部外壁面の加熱温度より低く設定して加熱すること
を特徴とする。
この方法を実施する本発明装置は、 少なくとも前記シール用成形部の外壁面の周囲を熱雰
囲気とする熱処理容器と、 前記シール成形部以外の口部外壁面と対向する位置に
配置され、該外壁面を輻射加熱する加熱手段と、 を設けて構成できる。
中空成形品の開口側に口部を有し、その口部の内側に
コアを挿入しながら前記口部の外壁面を加熱して、口部
の成形樹脂を結晶化する装置を改良した本発明装置で
は、 前記コア体外壁面と前記口部と内壁面との間のエアー
を放出するエアー放出経路、または、前記中空容器内部
のエアーを外部に放出するエアー放出経路を前記コア体
に形成している。
同様にコア体を口部に内挿する装置を改良した本発明
装置では、この口部に内挿されるコア体に、前記口部の
内壁面を100〜180℃の範囲の所定温度に加熱する熱手段
を内蔵させている。
[作用] 本発明者等の着目した課題として、口部のうち特にね
じ部及びその天面で構成されるシール用成形部の高い寸
法精度の確保がある。この領域はロッキングリング,サ
ポートリング等の他の領域に比べて薄肉であるので熱容
量が小さく、上記他の領域よりも低い加熱温度とするこ
とで、結晶化させるに十分な熱を付与しながらも過度の
温度上昇を押さえることができ、熱収縮による変形を防
止できる。
この方法は、シール用成形部を熱雰囲気に晒すのみと
し、他の領域を輻射熱によって加熱する装置により実現
できる。
コア体を口部に内挿する装置の改良として、本発明者
等はコア体外表面と口部の内壁との間のわずかな間隙に
滞留する膨張したエアーによる弊害、即ち口部の変形に
着目した。これは、その膨張エアーを逃すエアー放出経
路をコア体に形成することで解決できた。また、開口側
がコア体により密封されることで、中空成形品の内部の
膨張したエアーも逃げ場がなく、口部の変形の原因にな
ると考えられる。このような成形品内部の膨張エアーの
放出経路をコア体に形成することも、口部の変形防止に
有用である。
口部に内挿されるコア体は、従来加熱手段を内蔵せ
ず、単に熱伝導率の良い材質で構成するか、あるいは内
挿前にコア体を予熱するのみであったが、コア体により
内径を規制できる口部内壁側からの加熱、しかもコア体
に内蔵されて加熱中に亘って所定温度を維持できる加熱
により、より均一な加熱が可能となって、口部の変形防
止に寄与できる。ここで、コア体に内蔵された加熱手段
の加熱温度が100℃未満であると、結晶化に時間がかか
り過ぎ、結晶化のための処理サイクル上実用的でない。
その加熱温度が180℃を上回ると、コア体を口部から引
き抜く際に、口部内壁面が荒れるか、あるいは口部自体
が変形し好ましくない。また、口部外壁からの加熱を併
せて行えば、結晶化に至る加熱処理時間を短縮できる。
上記各結晶化装置は、ほぼ一周の円周経路に沿って、
多数の中空成形品を公転させて搬送し、かつ、公転中に
中空成形品を自転させて行うことで、比較的小スーペー
スにて連続的にしかも均一な結晶化処理を行うことがで
きる。
[実施例] 以下、本発明を耐熱性中空容器の成形方法及び装置に
適用した一実施例について、図面を参照して具体的に説
明する。
本実施例では、プリフォームの成形後に、一次ブロー
成形工程,熱収縮工程,二次ブロー成形工程の各工程を
経て、最終容器である耐熱性中空容器を成形している。
このような成形方法は、特開昭62−270316号公報に開示
され公知である。
そして、上記の成形方法は、1回のブロー成形工程に
より、成形した容器と比較して各ブロー成形がそれぞれ
低い中位の温度で行われ、その前工程にて、それぞれ高
い明確な温度での熱処理を受けているので、二つの明確
な二軸方向の結晶方位を持ち、これが最終工程で厳しい
温度条件に置かれた容器の機械的抵抗をかなり強化し、
耐熱性中空容器を得られるということが知られている。
上記の成形工程により、中空容器の有底筒状の胴部の
耐熱性が確保されるが、以下に本発明の特徴であるその
口部の耐熱性を確保するための装置および方法につい
て、第1図〜第3図を参照して説明する。
本実施例では、例えばポリ・エチレン・テレフタレー
トで成形された一次ブロー成形品10の口部14を結晶化さ
せて白化させることで、口部14の耐熱性を向上させてい
る。この一次ブロー成形品10は、予め射出成形されたプ
リフォーム(図示せず)を二軸延伸吹込成形して得ら
れ、有底筒状の胴部12の開口側に前記口部14を有してい
る。前記口部14は、その上側に形成されキャップが螺合
されるねじ部16と、その下側のロッキングリング18a,サ
ポートリング18bとから成り、これらは、プリフォーム
の射出成形工程にて、予め高い寸法精度で成形されてい
る。特に、前記ねじ部16とその天面16aは、キャップが
螺合された際のシール用成形部として機能するため、最
終容器に於ても、高い寸法精度が維持されなければなら
ない。
口部14の結晶化装置として、熱処理容器20が設けられ
ている。この熱処理容器20は、口部14の天面16a及びね
じ部16の周囲を覆うように形成され、この下端部は開口
している。この下端側では、前記ロッキングリング18a,
サポートリング18bと対向する位置に、加熱用厚肉部22
が設けられ、各リング18a,18bとの間の間隙がより狭く
設定されている。そして、この加熱用厚肉部22の外表面
22aにヒータ24が設けられている。この熱処理容器20の
下端開口側と密着して冷却保持部材26が設けられてい
る。この冷却保持部材26は、前記熱処理容器20の開口部
と密着することで、その内部を所定の気密度で密封し、
かつ、冷却媒体例えば冷水を循環させる冷水ジャケット
28を内蔵している。この冷却保持部材26は、例えば第1
図の左右方向に開閉可能に2つに分割され、その分割面
に臨んで形成されたリング孔に、口部14の直下を挿通
し、冷却保持部材26上に前記サポートリング18bの下面
を支持できるように構成している。この結果、一次ブロ
ー成形品10はこの冷却保持部材26によって支えられるこ
とになる。
上記の構成は、口部14の外壁の熱処理のための装置で
あり、本実施例では口部14の内壁の熱処理を行うため
に、口部14に内挿される加熱コア体30が設けられてい
る。この加熱コア体30は、大別して中心部の芯材32と、
周辺部の加熱回転体36とから成り、加熱回転体36は芯材
32に対して回動自在に支持されている。前記芯材32に
は、温調流体例えば温水を循環可能な温水ジャケット34
が設けられている。この温水ジャケット34内に温水を循
環させることで、芯材32,加熱回転体36を介して前記口
部14の内壁面を加熱することが可能となる。
前記加熱回転体36の表面36aには、エアベント40が設
けられている。このエアベント40は、主として前記加熱
回転体36の表面36aと口部14の内壁面との間の僅かな隙
間に滞留する空気を逃がすためのものである。この実施
例においては、エアベント40を第4図(A)に示すよう
に、加熱回転体36の周方向で所定間隔ごとに縦軸に沿っ
て凹状に形成した縦溝42で構成している。この縦溝42の
上端は、前記口部14の天面16aより高い位置に設定され
て熱処理容器20内に連通し、その下端は一次ブロー成形
品10の胴部12内部と連通している。なお、第2図に示す
ように、前記加熱コア体30の上端側には、前記ヒータ24
の温度制御を行うヒータコントローラ50と、前記温水ジ
ャケット34に接続されたインポート34a及びアウトポー
ト34bが設けられている。
次に、第3図を参照して、結晶化装置における一次ブ
ロー成形品10の搬送装置について説明する。
本実施例では一次ブロー成形品10を円周経路に沿って
進行させ、そのほぼ一周を1サイクルとして口部14の結
晶化を行っている。そのために、回転円盤60が設けら
れ、この回転円盤60の周縁にはその円周方向の所定間隔
位置に多数の支持アーム62が設けられ、この支持アーム
62によって前記熱処理容器20,冷却保持部材26及び熱処
理容器20等を支持している。また、この回転円盤60の側
壁には回転可能な回転体64が設けられている。この回転
体64は、前記各支持アーム62と対応する位置にそれぞれ
2つの回転体64a,64bとして配置され、冷却保持部材26
に支持された一次ブロー成形品10の胴部12と転接してい
る。さらに、回転円盤60と同心で配置された外壁カバー
66の内面には、前記一次ブロー成形品10の胴部12と接触
するように突出したリブ68が、この結晶化装置に一次ブ
ロー成形品10を搬入出するための領域を除いた領域に亘
って形成されている。このため、回転円盤60が回転する
と、一次ブロー成形品10は公転すると共に、この公転中
に亘ってリブ68との接触により一次ブロー成形品10に自
転力が作用し、2つの回転体64a,64bと転接して回転案
内されながら自転することになる。
この結晶化装置には一次ブロー成形品10を搬入出する
ための搬入ガイド70及び搬出ガイド74が設けられ、各ガ
イド70,74はそれぞれ、直進される一次ブロー成形品10
を円周経路に導き、あるいは、円周経路より直進経路に
導く湾曲部72,76を有している。さらに湾曲部72,76に沿
って一次ブロー成形品10を1つずつステップ送りするた
めの送り機構80,82が設けられている。この各送り機構8
0,82の回転駆動力としては、単一のモーターなどの駆動
源により回転されるスプロケット84の駆動力を、複数の
チェーン,スプロケットを介して各送り機構80,82に伝
達し、両送り機構80,82の同期駆動を行っている。な
お、円周経路における一次ブロー成形品10の入口位置A
では、前記冷却保持部材26の閉鎖駆動及び加熱コア体30
の下降駆動が行われ、その出口位置Bでは、冷却保持部
材26の開放駆動及び加熱コア体30の離脱駆動が行われる
ことになる。このような各駆動は、例えば前記回転円板
60の駆動力に基づくカム駆動などを採用できる。
各加熱コア体30への温水供給/排水,冷却保持部材26
への冷却供給/排水及びヒータコントローラ50への電源
供給は、回転円盤60の外よりその中心に向かうアーム
(例えば上下で2本ある)90に沿って行われ、このアー
ム90は回転円盤60の中心軸部92に連結されている。そし
て、この中心軸部92より円周上の各部に向けて、温水/
冷水管94aと電源ケーブル94bを1組とする多数組が放射
状に伸びている。
次に上記実施例装置の作用について説明する。一次ブ
ロー成形品10は第3図の右側の搬入ガイド70に沿って直
進し、送り機構80の回転駆動により湾曲部72に沿って回
転案内され、口部結晶化装置の円周経路の入口位置Aに
到達する。この位置Aにおいて、冷却保持部材26が閉鎖
駆動され、一次ブロー成形品10のサポートリング18bが
冷却保持部材26によって支えられる。さらに、加熱コア
体30が下降駆動されて、その先端部が口部14に内挿され
る。この際、回転円盤60が回転駆動されているため、こ
の回転円盤60の支持アーム62に取り付けられた冷却保持
部材26,熱処理容器20及び加熱コア体30と共に、一次ブ
ロー成形品10が公転駆動されることになる。この回転駆
動により、一次ブロー成形品10の胴部12が、外側のリブ
68と接触すると、このリブ68によって自転力が付与され
て、2つの回転体64a,64bと転接しながら、一次ブロー
成形品10が自転駆動されることになる。この自転駆動に
より、加熱コア体30における外側の加熱回転体36が、一
次ブロー成形品10と一体的に回転することになる。この
ような自公転は入口位置Aから出口位置Bに亘って行わ
れ、その間に亘って下記の結晶化のための加熱が実施さ
れることになる。
次に、この結晶化装置における一次ブロー成形品10の
口部14の結晶化動作について説明する。
本実施例では、口部14の外表面及び内表面をそれぞれ
個別的に加熱している。まず、口部14の外表面の加熱に
ついて説明する。
この口部14の外表面の加熱作用としては、大別して下
記の2つの加熱作用がある。まず、第1図に示す領域a
は口部14におけるロッキングリング18a及びサポートリ
ング18bと対応する領域であり、この領域aは輻射熱に
よる加熱が行われる。この領域aと対向する加熱用厚肉
部22の外表面22aにはヒータ24が設けられている。この
ヒータ24によって加熱された加熱用厚肉部22は、熱処理
容器20の他の領域よりも大きい熱容量を有している。さ
らに、この加熱用厚肉部22の内表面22bと、前記各18a,1
8bの外表面との間の間壁が狭く設定されているので、口
部14の領域aに対応する部分を効率良く輻射加熱するこ
とができる。尚、本実施例ではヒータ24の表面温度を例
えば240〜270℃程度に設定維持し、領域aに対して結晶
化に十分な輻射熱、好ましくは80〜180℃、さらに好ま
しくは100〜160℃の熱エネルギーを付与することができ
る。尚、加熱用厚肉部22の内表面22bに例えば遠赤外線
放射材をコーティングしておき、輻射熱効率を向上させ
ることもできる。
次に、口部14における領域bは、シール機能のために
寸法精度が重要なねじ部16及びその天面16aと対応して
いる。
この領域bにおいても、上述した領域aと同様に輻射
熱により高温度で加熱すると、比較的薄肉で温度上昇が
速いねじ部16及びその天面16aの熱収縮が大きく、キャ
ップを螺合した際のシール機能が損われ、充填された内
容物の漏れなどが生ずる恐れがある。そこで、本実施例
では、この領域bについては輻射熱による加熱を避け、
熱処理容器20内の熱雰囲気内に晒すことによって加熱し
ている。この熱処理容器20内部の雰囲気は、前記ヒータ
24からの輻射熱及び加熱コア体30からの輻射熱により、
所定温度例えば240〜320℃に設定され、領域bをこの熱
雰囲気に晒すことで、徐々に加熱して熱収縮を生ずるこ
となく結晶化を行っている。
次に、口部14の内壁面の結晶化について説明する。こ
の口部14には加熱コア体30が内挿され、その外層を形成
する加熱回転体36が口部14の内壁面と密着し、一次ブロ
ー成形品10の自転駆動により口部14と一体的に回転して
いる。そこで、加熱コア体30の芯材32に形成した温水ジ
ャケット34に、所定温度に温調された温水を循環させる
ことで、その熱は芯材32,加熱回転体36を介して、口部1
4の内壁面に伝達されることになる。このように、加熱
コア体30を口部14に内挿することで、口部14の内径を規
制して熱変形を防止し、この口部14内壁と直接接触する
加熱コア体30による加熱温度も、好ましくは、80〜180
℃、さらに好ましくは100〜160℃とすることで内壁を効
率良く加熱できる。このように、口部14の内壁及び外壁
の両側から効率良く加熱することで、口部14の全体を結
晶化するための処理時間を従来より大幅に短縮すること
ができる。本実施例では、第3図に示す結晶化装置にお
ける円周経路上の1サイクル搬送時間を例えば150秒に
設定し、この短い時間内に口部14のほぼ全体を結晶化す
ることができた。
なお、上述した口部14の加熱にあたり、サポートリン
グ18bを支える冷却保持部材26を冷却しているので、サ
ポートリング18b及びその下方の肩部などの熱変形を防
止できる。
次に、加熱コア体30に設けたエアベント40の作用につ
いて説明する。
本実施例では回転体36の表面36aに、複数の縦溝42を
形成している。この縦溝42により、前記表面36aと口部1
4の内壁面との間の僅かな間壁に溜ったエアーを、熱処
理容器20内部に逃すことができる。この様なエア抜きを
行わないと、上記間壁に溜った空気が熱膨脹し口部14に
歪みが生じてその変形が発生することになるが、本実施
例のようにエアー抜きを行うことで、高い寸法精度の口
部14を維持することが可能となる。上記の縦溝42には主
として加熱回転体36の表面36aと口部14の内壁面との間
のエアーを抜くことにあるが、この縦溝42よって、熱処
理容器20と内部と一次ブロー成形品10の胴部12と連通さ
せることにより、下記のように作用することも考えられ
る。すなわち、加熱コア体30の挿入により一次ブロー成
形品10の胴部12内部のエアーも熱膨脹する。この膨脹し
たエアーを、前記縦溝42に沿って熱処理容器20内部に逃
すことができるので、胴部12内部の熱膨脹したエアーに
よる変形をも防止することが可能となる。
なお、このエアー抜きのため溝の数及び形状について
は種々の変形実施が可能である。
第4図(B)は、前記縦溝42に代えて、加熱回転体36
の表面36aに、らせん溝44を形成したものである。この
らせん溝44によっても上述した作用を確保できることを
加えて、加熱回転体36が一次ブロー成形品10と共に同図
の矢印C方向に回転すると、このらせん溝44内のエアー
は同図矢印D方向に沿って回転しながら上方に導かれ、
そのエアーを熱処理20内部に効率良く逃がすことが可能
となる。このらせん溝44を複数条に形成することもでき
る。
尚、第4図(A),(B)は縦溝42,らせん溝44の構
成は、加熱コア体30に加熱回転体36を有しないもの、即
ち加熱コア体を芯材32のみで構成するものにも適用でき
る。
第4図(C)は、加熱コア体30が回転されないものに
エアベントを設けた一例を示している。口部14の内壁と
回転接触する加熱コア体30の表面30aには、該表面30aに
開口して中心に向かう多数の横孔46が多数設けられ、こ
の各横孔46は加熱コア体30の中心にてその軸方向に貫通
する縦孔48とそれぞれ連通している。このような構成に
よれば、前記表面30aと口部14の内壁面との間に溜った
エアーは横孔46を介して縦孔48に導かれ、この縦孔48を
介して外気に放出されることになる。この縦孔48の下端
側を前記一次ブロー成形品10の胴部12と連通するように
貫通させることで、胴部12内の膨脹したエアを外気に放
出することが可能となる。胴部12内の膨脹したエアーの
みを放出する場合には、上記縦孔48のみを1又は複数貫
通して設けるだけで良い。
なお、第4図(C)に示すように、加熱回転体36を有
しない場合には、加熱コア体30の表面30aと前記口部14
の内壁面とが回転接触することになる。このような場合
には、その表面30aに4フッ化エチレン樹脂,シリコン
樹脂などの滑り性を改善する樹脂をコーティングするも
のが好ましい。このような樹脂のコーティングにより、
表面温度の高い加熱コア体30の表面36aが、肌荒れによ
って口部14の回転を害することを防止することができ
る。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。
上記実施例では、口部14の結晶化を一次ブロー成形品
10の口部14に対して行ったが、放出成形されたプリフォ
ーム後の状態であれば、プリフォーム,熱収縮後の成形
品或いは最終容器の成形品の状態にて、その口部の結晶
化を行うこともできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法及び装置によれば、中
空成形品の口部の結晶化のための加熱処理によっても、
口部の熱収縮に伴う変形を最少限に押さえ、特に寸法精
度が要求されるシール用成形部の熱変形を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用した口部結晶化装置における熱
処理部の拡大断面図、 第2図は熱処理部及び一次ブロー成形品10の概略断面
図、 第3図は、口部結晶化装置の搬送系を示す概略説明図、 第4図(A)〜(C)は、それぞれ加熱コア体に形成さ
れるエアベントを説明るすための概略斜視図である。 14……口部、16……ねじ部、 16a……天面、20……熱処理容器、 24……ヒータ、26……冷却保持部材、 30……加熱コア体、34……温水ジャケット、 36……加熱回転体、40……エアベント、 42……縦溝、44……らせん溝、 46……横孔、48……縦孔、 60……回転円盤、62……支持アーム、 64……回転体、68……リブ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空成形品の開口側の口部に、ねじ部及び
    その天面から成るシール用成形部を具備し、その口部の
    成形樹脂を結晶化するにあたり、 前記シール用成形部の外壁面の加熱温度を、それ以外の
    口部外壁面の加熱温度より低く設定して加熱することを
    特徴とする中空成形品のための口部結晶化方法。
  2. 【請求項2】中空成形品の開口側の口部に、ねじ部及び
    その天面から成るシート用成形部を具備し、その口部の
    成形樹脂を結晶化する装置において、 少なくとも前記シール用成形部の外壁面の周囲を熱雰囲
    気とする熱処理容器と、 前記シール用成形部以外の口部外壁面と対向する位置に
    配置され、該外壁面を輻射加熱する加熱手段と、 を設けたことを特徴とする請求項(1)の方法を実施す
    るための中空成形品の口部結晶化装置。
  3. 【請求項3】中空成形品の開口側に口部を有し、その口
    部の内側にコア体を挿入しながら前記口部の外壁面を加
    熱して、口部の成形樹脂を結晶化する装置において、 前記コア体外壁面と前記口部の内壁面との間のエアーを
    放出するエアー放出経路を前記コア体に形成したことを
    特徴とする中空成形品の口部結晶化装置。
  4. 【請求項4】中空成形品の開口側に口部を有し、その口
    部の内側にコア体を挿入しながら前記口部の外壁面を加
    熱して、口部の成形樹脂を結晶化する装置において、 前記中空成形品内部のエアーを外部に放出するエアー放
    出経路を前記コア体に形成したことを特徴とする中空成
    形品の口部結晶化装置。
  5. 【請求項5】中空成形品の開口側に口部を有し、その口
    部の内側にコア体を挿入しながら前記口部の外壁面を加
    熱して、口部の成形樹脂を結晶化する装置において、 前記コア体は、前記口部の内壁面を100〜180℃の範囲の
    所定温度に加熱する加熱手段を内蔵したことを特徴とす
    る中空成形品の口部結晶化装置。
  6. 【請求項6】請求項(2)乃至(5)のいずれか1項に
    おいて、 ほぼ一周する円周経路に沿って所定の間隔で複数の前記
    中空成形品を公転させる手段と、この公転中に前記中空
    成形品を自転させる手段とを設け、前記円周経路を辿る
    ことで1サイクルの結晶化処理を行うことを特徴とする
    中空成形品の口部結晶化装置。
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