JPH0892213A - カルバゾールの製造方法 - Google Patents
カルバゾールの製造方法Info
- Publication number
- JPH0892213A JPH0892213A JP6234680A JP23468094A JPH0892213A JP H0892213 A JPH0892213 A JP H0892213A JP 6234680 A JP6234680 A JP 6234680A JP 23468094 A JP23468094 A JP 23468094A JP H0892213 A JPH0892213 A JP H0892213A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platinum
- supported
- catalyst
- carbazole
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Indole Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工業的に実施する場合に経済的に有用なカル
バゾールの製造方法を提供する。 【構成】 成型担体上に当該担体に対して0.1〜10
wt%の白金を担持してなり且つCO吸着量が9.85
×10-4mol/g−白金以上である高分散担持した白
金担持触媒又は炭素粉末担体上に当該担体に対して0.
1〜20wt%の白金を担持してなり且つCO吸着量が
25.1×10-4mol/g−白金以上である高分散担
持した白金担持触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水
素環化する。
バゾールの製造方法を提供する。 【構成】 成型担体上に当該担体に対して0.1〜10
wt%の白金を担持してなり且つCO吸着量が9.85
×10-4mol/g−白金以上である高分散担持した白
金担持触媒又は炭素粉末担体上に当該担体に対して0.
1〜20wt%の白金を担持してなり且つCO吸着量が
25.1×10-4mol/g−白金以上である高分散担
持した白金担持触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水
素環化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジフェニルアミンを脱水
素環化してカルバゾールを製造する方法に関する。ま
た、本発明は粗カルバゾールから高純度のカルバゾール
を製造する方法に関する。
素環化してカルバゾールを製造する方法に関する。ま
た、本発明は粗カルバゾールから高純度のカルバゾール
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カルバゾールは染料、顔料等の原料とし
て有用な物質である。カルバゾールは、コールタール中
に0.1〜1%程度含まれており、通常、コールタール
より分離精製することにより製造できる。従来より知ら
れているカルバゾールの製造方法として、例えばコール
タールを蒸留して得られる沸点300〜400℃の留分
を冷却晶析し、得られる固形分を溶剤抽出する方法があ
る。しかしながら、この溶剤抽出法は工程が複雑であ
り、高純度のカルバゾールを収率よく得ることが困難で
ある等の問題点があるため経済的に有用な製造方法とは
言えない。
て有用な物質である。カルバゾールは、コールタール中
に0.1〜1%程度含まれており、通常、コールタール
より分離精製することにより製造できる。従来より知ら
れているカルバゾールの製造方法として、例えばコール
タールを蒸留して得られる沸点300〜400℃の留分
を冷却晶析し、得られる固形分を溶剤抽出する方法があ
る。しかしながら、この溶剤抽出法は工程が複雑であ
り、高純度のカルバゾールを収率よく得ることが困難で
ある等の問題点があるため経済的に有用な製造方法とは
言えない。
【0003】また、同じようにコールタールを蒸留して
得られる沸点300〜400℃の留分を冷却晶析し、得
られる固形分に一価のアルコールを添加して共沸蒸留を
行ってカルバゾールを回収する方法も提案されている
(米国特許2675345明細書)。しかしながら、こ
の方法でも高純度のカルバゾールを効率よく得ることは
できず、共沸剤の回収も容易でないという問題点がある
ため経済的に有用な製造方法とは言えない。上記の方法
は何れもコールタール中から分離精製によりカルバゾー
ルを回収する方法であり、コールタール中に0.1〜1
%程度しか含まれていないカルバゾールを回収すること
は経済的に有用な製造方法とは言えない。
得られる沸点300〜400℃の留分を冷却晶析し、得
られる固形分に一価のアルコールを添加して共沸蒸留を
行ってカルバゾールを回収する方法も提案されている
(米国特許2675345明細書)。しかしながら、こ
の方法でも高純度のカルバゾールを効率よく得ることは
できず、共沸剤の回収も容易でないという問題点がある
ため経済的に有用な製造方法とは言えない。上記の方法
は何れもコールタール中から分離精製によりカルバゾー
ルを回収する方法であり、コールタール中に0.1〜1
%程度しか含まれていないカルバゾールを回収すること
は経済的に有用な製造方法とは言えない。
【0004】本発明者らはカルバゾールを工業的に安価
に製造するために安価な原料から、例えば、ジフェニル
アミンから化学合成により製造することを考えた。ジフ
ェニルアミンから化学合成によりカルバゾールを製造す
る方法としては、シリカ、アルミナ或いはシリカ/アル
ミナに白金を担持した触媒を用いたジフェニルアミンの
脱水素環化反応による合成も報告されている(特公昭3
7−9234号公報)。しかしながら、この方法は、重
量時間空間速度を0.3以下とする必要があり、また、
ベンゼン、アニリン等の副産物の生成が多く、収率も低
いため、効率の良い製造方法とは言えない。ここで、重
量時間空間速度とは反応部へ1時間当りに導入されるジ
フェニルアミン(重量部)の触媒(重量部)に対する比
である。
に製造するために安価な原料から、例えば、ジフェニル
アミンから化学合成により製造することを考えた。ジフ
ェニルアミンから化学合成によりカルバゾールを製造す
る方法としては、シリカ、アルミナ或いはシリカ/アル
ミナに白金を担持した触媒を用いたジフェニルアミンの
脱水素環化反応による合成も報告されている(特公昭3
7−9234号公報)。しかしながら、この方法は、重
量時間空間速度を0.3以下とする必要があり、また、
ベンゼン、アニリン等の副産物の生成が多く、収率も低
いため、効率の良い製造方法とは言えない。ここで、重
量時間空間速度とは反応部へ1時間当りに導入されるジ
フェニルアミン(重量部)の触媒(重量部)に対する比
である。
【0005】上記の公知技術は、本発明と同じく化学合
成による方法であるが、触媒の成分が異なるため、以下
に詳細に説明する本発明とは別のものである。すなわ
ち、従来より知られているカルバゾールの製造方法は、
何れも工業的に実施す場合に経済的に有用な製造方法を
確立するという点からすると、必ずしも充分満足の行く
ものではない。
成による方法であるが、触媒の成分が異なるため、以下
に詳細に説明する本発明とは別のものである。すなわ
ち、従来より知られているカルバゾールの製造方法は、
何れも工業的に実施す場合に経済的に有用な製造方法を
確立するという点からすると、必ずしも充分満足の行く
ものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、工業
的に実施する場合に経済的に有用なカルバゾールの製造
方法を提供することにある。すなわち、本発明は新しい
触媒を用いた新規な製造方法により、安価なジフェニル
アミンを脱水素環化することによってカルバゾールを製
造する方法を提供することを目的とする。本発明の目的
は、また、ジフェニルアミンを脱水素環化により得られ
た反応物(粗カルバゾール)から安価な溶媒を用いて抽
出または再結晶することにより、カルバゾールを収率良
く回収する方法を提供することにある。
的に実施する場合に経済的に有用なカルバゾールの製造
方法を提供することにある。すなわち、本発明は新しい
触媒を用いた新規な製造方法により、安価なジフェニル
アミンを脱水素環化することによってカルバゾールを製
造する方法を提供することを目的とする。本発明の目的
は、また、ジフェニルアミンを脱水素環化により得られ
た反応物(粗カルバゾール)から安価な溶媒を用いて抽
出または再結晶することにより、カルバゾールを収率良
く回収する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決するため研究した結果、特定の担体に白金
を高分散担持した白金担持触媒を用いることにより、ジ
フェニルアミンの脱水素環化反応が効率よく進行するこ
とを見出し本発明を完成した。本発明は成型担体上に当
該担体に対して0.1〜10wt%の白金を担持してな
り且つCO吸着量が9.85×10-4mol/g−白金
以上である高分散担持した白金担持触媒を用いて、ジフ
ェニルアミンを脱水素環化するカルバゾールの製造方法
にある。
な課題を解決するため研究した結果、特定の担体に白金
を高分散担持した白金担持触媒を用いることにより、ジ
フェニルアミンの脱水素環化反応が効率よく進行するこ
とを見出し本発明を完成した。本発明は成型担体上に当
該担体に対して0.1〜10wt%の白金を担持してな
り且つCO吸着量が9.85×10-4mol/g−白金
以上である高分散担持した白金担持触媒を用いて、ジフ
ェニルアミンを脱水素環化するカルバゾールの製造方法
にある。
【0008】本発明は、また、炭素粉末担体上に当該担
体に対して0.1〜20wt%の白金を担持してなり且
つCO吸着量が25.1×10-4mol/g−白金以上
である高分散担持した白金担持触媒を用いて、ジフェニ
ルアミンを脱水素環化するカルバゾールの製造方法にあ
る。さらに、本発明は、前述の高分散担持した白金担持
触媒に、更に、担体に対して0.01〜10wt%の硫
黄を担持した触媒や、担体に対して0.01〜10wt
%のアルカリ金属、例えば、ナトリウム、カリウム等を
担持した触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水素環化
するカルバゾールの製造方法にある。
体に対して0.1〜20wt%の白金を担持してなり且
つCO吸着量が25.1×10-4mol/g−白金以上
である高分散担持した白金担持触媒を用いて、ジフェニ
ルアミンを脱水素環化するカルバゾールの製造方法にあ
る。さらに、本発明は、前述の高分散担持した白金担持
触媒に、更に、担体に対して0.01〜10wt%の硫
黄を担持した触媒や、担体に対して0.01〜10wt
%のアルカリ金属、例えば、ナトリウム、カリウム等を
担持した触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水素環化
するカルバゾールの製造方法にある。
【0009】本発明において用いる高分散担持した白金
担持触媒は、特定の担体上に特定量の白金を担持してな
り且つ担持した白金が高分散状態にある白金担持触媒で
ある。本発明者の知見によれば、白金担持触媒には、C
Oを白金表面上に選択的に化学吸着する性質がある。担
体が同じで担持した白金量が同じ白金担持触媒の場合、
担持した白金の分散状態が高くなる程、CO吸着量が高
くなる。そこで、COの吸着量から担持した白金の分散
状態を調べることができる。
担持触媒は、特定の担体上に特定量の白金を担持してな
り且つ担持した白金が高分散状態にある白金担持触媒で
ある。本発明者の知見によれば、白金担持触媒には、C
Oを白金表面上に選択的に化学吸着する性質がある。担
体が同じで担持した白金量が同じ白金担持触媒の場合、
担持した白金の分散状態が高くなる程、CO吸着量が高
くなる。そこで、COの吸着量から担持した白金の分散
状態を調べることができる。
【0010】本発明において使用する高分散担持した白
金担持触媒の担体としては成型担体又は炭素粉末を用い
る。成型担体としては、シリカ、アルミナ、シリカ/ア
ルミナ等の成型体を用いることができる。本発明におい
て用いる成型担体としては、平均粒子径が100μm以
上、特に500〜5000μmのものが好適である。
金担持触媒の担体としては成型担体又は炭素粉末を用い
る。成型担体としては、シリカ、アルミナ、シリカ/ア
ルミナ等の成型体を用いることができる。本発明におい
て用いる成型担体としては、平均粒子径が100μm以
上、特に500〜5000μmのものが好適である。
【0011】粉末担体としては、炭素質の粉末又はその
成形体、具体的には、カーボンブラック、コークス粉
末、活性炭粉末、メソカーボンマイクロビーズの炭化物
等及びこれらを造粒又は成形したものを用いることがで
きる。本発明において用いる炭素粉末担体としては、平
均粒子径が100μm以下、特に1〜50μmのものが
好適である。
成形体、具体的には、カーボンブラック、コークス粉
末、活性炭粉末、メソカーボンマイクロビーズの炭化物
等及びこれらを造粒又は成形したものを用いることがで
きる。本発明において用いる炭素粉末担体としては、平
均粒子径が100μm以下、特に1〜50μmのものが
好適である。
【0012】本発明においては、高分散担持した白金担
持触媒、即ち、従来の白金担持触媒と比較してCO吸着
量が高い白金担持触媒をジフェニルアミンの脱水素環化
反応の触媒として用いる。具体的には、担体が成型担体
である場合、担持する白金の量が担体に対して0.1〜
10wt%であり且つCO吸着量が9.85×10-4m
ol/g−白金以上、好ましくは10.7×10-4〜
4.48×10-4mol/g−白金である白金担持触媒
を用いる。また、担体が炭素粉末担体である場合、担持
する白金の量が担体に対して0.1〜20wt%であり
且つCO吸着量が25.1×10-4mol/g−白金以
上、好ましくは26.0×10-4〜53.7×10-4m
ol/g−白金である白金担持触媒を用いる。
持触媒、即ち、従来の白金担持触媒と比較してCO吸着
量が高い白金担持触媒をジフェニルアミンの脱水素環化
反応の触媒として用いる。具体的には、担体が成型担体
である場合、担持する白金の量が担体に対して0.1〜
10wt%であり且つCO吸着量が9.85×10-4m
ol/g−白金以上、好ましくは10.7×10-4〜
4.48×10-4mol/g−白金である白金担持触媒
を用いる。また、担体が炭素粉末担体である場合、担持
する白金の量が担体に対して0.1〜20wt%であり
且つCO吸着量が25.1×10-4mol/g−白金以
上、好ましくは26.0×10-4〜53.7×10-4m
ol/g−白金である白金担持触媒を用いる。
【0013】本発明に用いる触媒の調製方法、即ち、担
体上に白金を担持させる方法は特に限定しない。例え
ば、担体上に白金化合物を吸着させた後、還元する方法
がある。白金化合物としては、塩化白金酸(H2 PtC
l6 )を使用できる。塩化白金酸を担体上に担持させる
方法としては、アルカリ条件下で、担体と塩化白金酸と
を接触させ、加熱する方法がある。担体に吸着させた塩
化白金酸の還元には、還元剤として泡水ヒドラジンを使
用できる。
体上に白金を担持させる方法は特に限定しない。例え
ば、担体上に白金化合物を吸着させた後、還元する方法
がある。白金化合物としては、塩化白金酸(H2 PtC
l6 )を使用できる。塩化白金酸を担体上に担持させる
方法としては、アルカリ条件下で、担体と塩化白金酸と
を接触させ、加熱する方法がある。担体に吸着させた塩
化白金酸の還元には、還元剤として泡水ヒドラジンを使
用できる。
【0014】本発明においてジフェニルアミンの脱水素
環化反応に用いる装置は回分式、連続式のいずれでも良
い。本発明におけるジフェニルアミンの脱水素環化反応
は、水素雰囲気中又は不活性ガス雰囲気中において反応
温度300〜650℃、反応圧力30kg/cm2 G以
下の反応条件下で行うのがよい。ジフェニルアミンの脱
水素環化反応によるカルバゾールの製造方法は、カルバ
ゾールの生成と水添分解反応によるベンゼン、アニリン
の生成とが起こる競争反応であり、反応温度が650℃
以上の場合及び反応圧力が30kg/cm2 G以上の場
合は、ベンゼン、アニリンの生成が多くなる。また、反
応温度が300℃以下の場合、カルバゾールの生成がほ
とんど起こらない。
環化反応に用いる装置は回分式、連続式のいずれでも良
い。本発明におけるジフェニルアミンの脱水素環化反応
は、水素雰囲気中又は不活性ガス雰囲気中において反応
温度300〜650℃、反応圧力30kg/cm2 G以
下の反応条件下で行うのがよい。ジフェニルアミンの脱
水素環化反応によるカルバゾールの製造方法は、カルバ
ゾールの生成と水添分解反応によるベンゼン、アニリン
の生成とが起こる競争反応であり、反応温度が650℃
以上の場合及び反応圧力が30kg/cm2 G以上の場
合は、ベンゼン、アニリンの生成が多くなる。また、反
応温度が300℃以下の場合、カルバゾールの生成がほ
とんど起こらない。
【0015】反応雰囲気は、収率の点から言うと一般的
には不活性ガス雰囲気とするのが好ましい。ただし、触
媒のカーボン劣化を抑制し、触媒寿命を長くしたい場
合、特に連続式で行なう場合には、水素雰囲気とするの
が好ましい。本発明においてジフェニルアミンの脱水素
環化反応を連続式反応装置で行う場合の重量時間空間速
度は、反応効率の点より、0.4以上、好ましくは0.
8〜1.2程度とするのがよい。
には不活性ガス雰囲気とするのが好ましい。ただし、触
媒のカーボン劣化を抑制し、触媒寿命を長くしたい場
合、特に連続式で行なう場合には、水素雰囲気とするの
が好ましい。本発明においてジフェニルアミンの脱水素
環化反応を連続式反応装置で行う場合の重量時間空間速
度は、反応効率の点より、0.4以上、好ましくは0.
8〜1.2程度とするのがよい。
【0016】本発明においては、ジフェニルアミンの脱
水素反応により得られた反応物(粗カルバゾール)を、
炭素数1〜5のアルコールを用いて抽出または再結晶す
ることにより高純度のカルバゾールを製造することがで
きる。この方法は、純度95%以上、特に98%以上の
カルバゾールを製造する場合に有効である。
水素反応により得られた反応物(粗カルバゾール)を、
炭素数1〜5のアルコールを用いて抽出または再結晶す
ることにより高純度のカルバゾールを製造することがで
きる。この方法は、純度95%以上、特に98%以上の
カルバゾールを製造する場合に有効である。
【0017】
【作用】金属担持触媒を用いてジフェニルアミンを脱水
素環化する場合、ジフェニルアミンは触媒担体上におい
て活性水素を発生してカルバゾールに変換される。発生
した活性水素は触媒表面上に吸着し、担体上を移動して
担持金属の表面上で周囲に存在する化合物の水素化又は
水素化分解を促進するため、ジフェニルアミンがベンゼ
ン又はアニリンに変換されてしまう。
素環化する場合、ジフェニルアミンは触媒担体上におい
て活性水素を発生してカルバゾールに変換される。発生
した活性水素は触媒表面上に吸着し、担体上を移動して
担持金属の表面上で周囲に存在する化合物の水素化又は
水素化分解を促進するため、ジフェニルアミンがベンゼ
ン又はアニリンに変換されてしまう。
【0018】本発明に用いる白金担持触媒は、高分散担
持した白金の作用により、従来の金属担持触媒と同じく
担体上において発生した活性水素を担体上を移動させる
機能とともに、当該活性水素を白金の表面上で水素分子
に変換し、触媒表面から脱離させる機能(逆スピルオー
バー現象と言う)を有する。本発明においては、この逆
スピルオーバー現象により、副反応となるベンゼン又は
アニリンの生成が抑制されていると考えられる。本発明
は、このような逆スピルオーバー現象を有する触媒とし
て、前述のとおり高分散担持した白金担持触媒が有効で
あるとの知見に基いて完成されたものである。
持した白金の作用により、従来の金属担持触媒と同じく
担体上において発生した活性水素を担体上を移動させる
機能とともに、当該活性水素を白金の表面上で水素分子
に変換し、触媒表面から脱離させる機能(逆スピルオー
バー現象と言う)を有する。本発明においては、この逆
スピルオーバー現象により、副反応となるベンゼン又は
アニリンの生成が抑制されていると考えられる。本発明
は、このような逆スピルオーバー現象を有する触媒とし
て、前述のとおり高分散担持した白金担持触媒が有効で
あるとの知見に基いて完成されたものである。
【0019】本発明の高分散担持した白金担持触媒に更
に硫黄を担持した触媒は担持金属(白金)の表面上での
活性水素の吸着を抑制できるため、より一層、逆スピル
オーバー現象を加速する触媒となりうる。また、本発明
の高分散担持した白金担持触媒に更にナトリウム又はカ
リウム等のアルカリ金属を担持した触媒の利点は、触媒
表面上にジフェニルアミンの窒素原子の方が吸着すると
窒素原子のところで分解が起り、副反応が多く起ること
に対し、その逆状態となるように、すなわち、ベンゼン
環の方が吸着し、脱水素環化が促進されるように触媒表
面がマイナスに保たれる点にある。
に硫黄を担持した触媒は担持金属(白金)の表面上での
活性水素の吸着を抑制できるため、より一層、逆スピル
オーバー現象を加速する触媒となりうる。また、本発明
の高分散担持した白金担持触媒に更にナトリウム又はカ
リウム等のアルカリ金属を担持した触媒の利点は、触媒
表面上にジフェニルアミンの窒素原子の方が吸着すると
窒素原子のところで分解が起り、副反応が多く起ること
に対し、その逆状態となるように、すなわち、ベンゼン
環の方が吸着し、脱水素環化が促進されるように触媒表
面がマイナスに保たれる点にある。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、工業的に安価なジフェ
ニルアミンを脱水素環化することにより、高収率で経済
的にカルバゾールを製造できる。また、本発明によって
製造したカルバゾール(粗カルバゾール)を炭素数1〜
5のアルコールを用いて抽出または再結晶することによ
って、高純度カルバゾールを経済的に得ることができ
る。
ニルアミンを脱水素環化することにより、高収率で経済
的にカルバゾールを製造できる。また、本発明によって
製造したカルバゾール(粗カルバゾール)を炭素数1〜
5のアルコールを用いて抽出または再結晶することによ
って、高純度カルバゾールを経済的に得ることができ
る。
【0021】
〔白金担持触媒の調製〕5%白金/炭素粉末触媒(白金高分散品) 純水266mlに10%水酸化ナトリウム水溶液16g
を投入後、炭素粉末担体〔平均粒子径25μm〕20.
0gを加えて攪拌した。次に、塩化白金酸(H2 PtC
l6 )を2.5gの純水に溶解し、1時間かけて滴下し
た。その後、85〜90℃に昇温して30分間保持し、
続いて泡水ヒドラジン(H2 NNH2 ・H2 O)を0.
64g投入し、更に、30分間保持して触媒を還元し
た。還元終了後、冷却して触媒を濾過し、純温水で濾液
に塩素が検出されなくなるまで洗浄した。その後、風乾
して触媒を得た。乾燥重量で20gの触媒が得られ、白
金の担持量は炭素粉末担体に対して5wt%であった。
を投入後、炭素粉末担体〔平均粒子径25μm〕20.
0gを加えて攪拌した。次に、塩化白金酸(H2 PtC
l6 )を2.5gの純水に溶解し、1時間かけて滴下し
た。その後、85〜90℃に昇温して30分間保持し、
続いて泡水ヒドラジン(H2 NNH2 ・H2 O)を0.
64g投入し、更に、30分間保持して触媒を還元し
た。還元終了後、冷却して触媒を濾過し、純温水で濾液
に塩素が検出されなくなるまで洗浄した。その後、風乾
して触媒を得た。乾燥重量で20gの触媒が得られ、白
金の担持量は炭素粉末担体に対して5wt%であった。
【0022】硫黄担持白金/炭素粉末触媒(白金高分散
品) 純水150mlに前記の方法で調製した5%白金/炭素
粉末触媒(高分散品)を乾燥重量換算で20g加えて懸
濁し、攪拌した。次に、純水15mlに硫化ソーダ(N
a2 S)を0.53g溶解し、上記スラリーに投入し
た。そして、1時間攪拌保持した後、スラリーを濾過し
て風乾した。得られた触媒の硫黄担持量は炭素粉末担体
に対して0.8wt%であった。
品) 純水150mlに前記の方法で調製した5%白金/炭素
粉末触媒(高分散品)を乾燥重量換算で20g加えて懸
濁し、攪拌した。次に、純水15mlに硫化ソーダ(N
a2 S)を0.53g溶解し、上記スラリーに投入し
た。そして、1時間攪拌保持した後、スラリーを濾過し
て風乾した。得られた触媒の硫黄担持量は炭素粉末担体
に対して0.8wt%であった。
【0023】ナトリウム担持白金/炭素粉末触媒(白金
高分散品) 純水150mlに前記の方法で調製した5%白金/炭素
粉末触媒(高分散品)を乾燥重量換算で20g加えて懸
濁し、攪拌した。次に、純水15mlに水酸化ナトリウ
ムを2.31g溶解し、上記スラリーに投入した。そし
て、1時間攪拌保持した後、スラリーを濾過して風乾し
た。得られた触媒のナトリウム担持量は炭素粉末担体に
対して1.0wt%であった。
高分散品) 純水150mlに前記の方法で調製した5%白金/炭素
粉末触媒(高分散品)を乾燥重量換算で20g加えて懸
濁し、攪拌した。次に、純水15mlに水酸化ナトリウ
ムを2.31g溶解し、上記スラリーに投入した。そし
て、1時間攪拌保持した後、スラリーを濾過して風乾し
た。得られた触媒のナトリウム担持量は炭素粉末担体に
対して1.0wt%であった。
【0024】1%白金/炭素ビーズ触媒の調製方法(白
金高分散品) 純水40mlに塩化白金酸(H2 PtCl6 )を0.5
2g溶解し、炭素ビーズ担体〔平均粒子径600μm〕
20gを投入後、白金の吸着により白金溶液の色が消え
た後、10%水酸化ナトリウム3.3gを投入し、更に
90℃以上に昇温して白金を完全に吸着させた。次に、
泡水ヒドラジンを0.13g投入後、30分間保持して
触媒を還元した。触媒を濾別後、純温水で洗浄液に塩素
が検出されなくなるまで洗浄した後、100℃で乾燥を
行った。得られた触媒は20gで、白金の担持量は炭素
ビーズ担体に対して1.0wt%であった。
金高分散品) 純水40mlに塩化白金酸(H2 PtCl6 )を0.5
2g溶解し、炭素ビーズ担体〔平均粒子径600μm〕
20gを投入後、白金の吸着により白金溶液の色が消え
た後、10%水酸化ナトリウム3.3gを投入し、更に
90℃以上に昇温して白金を完全に吸着させた。次に、
泡水ヒドラジンを0.13g投入後、30分間保持して
触媒を還元した。触媒を濾別後、純温水で洗浄液に塩素
が検出されなくなるまで洗浄した後、100℃で乾燥を
行った。得られた触媒は20gで、白金の担持量は炭素
ビーズ担体に対して1.0wt%であった。
【0025】5%白金/炭素ビーズ触媒の調製方法(白
金高分散品) 純水40mlに塩化白金酸(H2 PtCl6 )を2.9
7g溶解し、炭素ビーズ担体〔平均粒子径600μm〕
20gを投入後、白金の吸着により白金溶液の色が消え
た後、10%水酸化ナトリウム19.0gを投入し、更
に90℃以上に昇温して白金を完全に吸着させた。次
に、泡水ヒドラジンを0.74g投入後、30分間保持
して触媒を還元した。そして、触媒を濾別後、純温水で
洗浄液に塩素が検出されなくなるまで洗浄した後、10
0℃で乾燥を行った。20gの触媒が得られ、白金の担
持量は炭素ビーズ担体に対して5wt%であった。
金高分散品) 純水40mlに塩化白金酸(H2 PtCl6 )を2.9
7g溶解し、炭素ビーズ担体〔平均粒子径600μm〕
20gを投入後、白金の吸着により白金溶液の色が消え
た後、10%水酸化ナトリウム19.0gを投入し、更
に90℃以上に昇温して白金を完全に吸着させた。次
に、泡水ヒドラジンを0.74g投入後、30分間保持
して触媒を還元した。そして、触媒を濾別後、純温水で
洗浄液に塩素が検出されなくなるまで洗浄した後、10
0℃で乾燥を行った。20gの触媒が得られ、白金の担
持量は炭素ビーズ担体に対して5wt%であった。
【0026】〔CO吸着量の測定方法〕白金触媒はCO
を吸着する性質がある。ここではCOは触媒中の白金表
面のみに化学吸着される。白金を同一量担持した触媒の
場合、白金が高分散(細かく分散)していればCO吸着
量は多く、白金が低分散(大きく分散)していればCO
吸着量は少なくなる。従ってCO吸着量を測定すること
は白金粒子の分散状態を調べる指標となる。その測定は
一般的なガラス真空系吸着装置でも、流通式パルス吸着
装置でも行える。流通式パルス吸着装置で行なった前述
の各触媒のCO吸着量は次のようであった。
を吸着する性質がある。ここではCOは触媒中の白金表
面のみに化学吸着される。白金を同一量担持した触媒の
場合、白金が高分散(細かく分散)していればCO吸着
量は多く、白金が低分散(大きく分散)していればCO
吸着量は少なくなる。従ってCO吸着量を測定すること
は白金粒子の分散状態を調べる指標となる。その測定は
一般的なガラス真空系吸着装置でも、流通式パルス吸着
装置でも行える。流通式パルス吸着装置で行なった前述
の各触媒のCO吸着量は次のようであった。
【0027】 触 媒 CO吸着量(mol/g−白金) 5%白金/炭素粉末 3.13×10-3 1%白金/炭素ビーズ 2.24×10-3 5%白金/炭素ビーズ 3.58×10 -3 〔カルバゾールの製造〕実施例1 100ccの振とう式ステンレス製オートクレーブに、
めのう乳鉢で細かく粉砕した1.0gの1%白金/炭素
ビーズ触媒と10gのジフェニルアミンとを仕込み、オ
ートクレーブ内を窒素で置換した後、450℃まで昇温
して反応を開始した。反応時間は450℃に達するまで
に2時間を要し、450℃に到達してからさらに2時間
反応を継続した。反応後の圧力は16kg/cm2 Gで
あった。得られた反応液を分析した結果、カルバゾール
の収率は54.9%、選択率は77.5%であった。
めのう乳鉢で細かく粉砕した1.0gの1%白金/炭素
ビーズ触媒と10gのジフェニルアミンとを仕込み、オ
ートクレーブ内を窒素で置換した後、450℃まで昇温
して反応を開始した。反応時間は450℃に達するまで
に2時間を要し、450℃に到達してからさらに2時間
反応を継続した。反応後の圧力は16kg/cm2 Gで
あった。得られた反応液を分析した結果、カルバゾール
の収率は54.9%、選択率は77.5%であった。
【0028】本明細書で言うカルバゾールの収率及び選
択率はそれぞれ以下に示す計算式による: [収率](%)=[反応後に得られたカルバゾールのモ
ル数]÷[反応前の原料ジフェニルアミンのモル数]×
100; [選択率](%)=[反応後に得られたカルバゾール重
量]÷[反応したジフェニルアミンの重量]×100実施例2 触媒として0.05gの5%白金/炭素粉末を使用した
以外は実施例1と同様の条件で反応を行った。反応後の
圧力は17kg/cm2 Gであった。反応物を分析した
結果、カルバゾールの収率は70.4%、選択率は8
1.8%であった。
択率はそれぞれ以下に示す計算式による: [収率](%)=[反応後に得られたカルバゾールのモ
ル数]÷[反応前の原料ジフェニルアミンのモル数]×
100; [選択率](%)=[反応後に得られたカルバゾール重
量]÷[反応したジフェニルアミンの重量]×100実施例2 触媒として0.05gの5%白金/炭素粉末を使用した
以外は実施例1と同様の条件で反応を行った。反応後の
圧力は17kg/cm2 Gであった。反応物を分析した
結果、カルバゾールの収率は70.4%、選択率は8
1.8%であった。
【0029】実施例3 触媒として、0.8%の硫黄を担持した5%白金/炭素
粉末0.20gを使用した以外は実施例1と同様の条件
で反応を行った。反応物を分析した結果、カルバゾール
の収率は42.9%、選択率は92.3%であった。
粉末0.20gを使用した以外は実施例1と同様の条件
で反応を行った。反応物を分析した結果、カルバゾール
の収率は42.9%、選択率は92.3%であった。
【0030】実施例4 触媒として、1%ナトリウムを担持した5%白金/炭素
粉末0.20gを使用した以外は実施例1と同様の条件
で反応を行った。反応物を分析した結果、カルバゾール
の収率は59.9%、選択率は87.1%であった。
粉末0.20gを使用した以外は実施例1と同様の条件
で反応を行った。反応物を分析した結果、カルバゾール
の収率は59.9%、選択率は87.1%であった。
【0031】実施例5 1%白金/炭素ビーズ触媒14gを固定床流通反応装置
の反応管に充填して、450℃で常圧反応を行った。水
素を毎分40cc流しつつ原料ジフェニルアミンを毎時
14g供給した。カルバゾールの収率は43.6%、選
択率は97.7%であった。
の反応管に充填して、450℃で常圧反応を行った。水
素を毎分40cc流しつつ原料ジフェニルアミンを毎時
14g供給した。カルバゾールの収率は43.6%、選
択率は97.7%であった。
【0032】実施例6 原料ジフェニルアミンを毎時7g供給した以外は実施例
5と同様の条件で反応を行った。カルバゾールの収率は
80.4%、選択率は95.3%であった。
5と同様の条件で反応を行った。カルバゾールの収率は
80.4%、選択率は95.3%であった。
【0033】実施例7 触媒を5%白金/炭素ビーズとした以外は実施例5と同
様の条件で反応を行った。カルバゾールの収率は67.
5%、選択率は75.4%であった。
様の条件で反応を行った。カルバゾールの収率は67.
5%、選択率は75.4%であった。
【0034】実施例8 実施例5の反応によって得られた反応物(粗カルバゾー
ル)100部に対して400部のイソプロピルアルコー
ルを加えて還流温度で1時間攪拌を行った。室温まで放
置冷却した後、濾過により固液分離をした。得られた結
晶を20部のメチルアルコールで洗浄濾過して残液を除
去した。結晶分を加熱乾燥して精製カルバゾール55部
を得た。精製カルバゾールの純度は99.2%、原料に
対するカルバゾールの回収率は91.2%であった。
ル)100部に対して400部のイソプロピルアルコー
ルを加えて還流温度で1時間攪拌を行った。室温まで放
置冷却した後、濾過により固液分離をした。得られた結
晶を20部のメチルアルコールで洗浄濾過して残液を除
去した。結晶分を加熱乾燥して精製カルバゾール55部
を得た。精製カルバゾールの純度は99.2%、原料に
対するカルバゾールの回収率は91.2%であった。
【0035】比較例1 触媒として0.2gの10%パラジウム/炭素を使用し
た以外は実施例1と同様の条件で反応を行った。反応物
を分析したところ、カルバゾールの収率は10.7%、
選択率は71.0%であった。使用した10%パラジウ
ム/炭素のCO吸着量を測定したところ2.02×10
-3mol/g−パラジウムであった。
た以外は実施例1と同様の条件で反応を行った。反応物
を分析したところ、カルバゾールの収率は10.7%、
選択率は71.0%であった。使用した10%パラジウ
ム/炭素のCO吸着量を測定したところ2.02×10
-3mol/g−パラジウムであった。
【0036】比較例2 触媒として1%白金/γ−アルミナ(市販品)を使用し
た以外は実施例5と同様の条件で反応を行った。カルバ
ゾールの収率は15.4%、選択率は24.6%であっ
た。使用した1%白金/γ−アルミナ触媒のCO吸着量
を測定したところ8.95×10-4mol/g−白金で
あった。
た以外は実施例5と同様の条件で反応を行った。カルバ
ゾールの収率は15.4%、選択率は24.6%であっ
た。使用した1%白金/γ−アルミナ触媒のCO吸着量
を測定したところ8.95×10-4mol/g−白金で
あった。
【0037】比較例3 触媒として、白金の担持量が炭素粉末担体に対して5w
t%であり且つCO吸着量が19.7×10-4mol/
g−白金である白金/炭素粉末触媒(標準品)を用いて
実施例1と同様の条件で反応を行った。カルバゾールの
収率は10.0%、選択率は51.1%であった。
t%であり且つCO吸着量が19.7×10-4mol/
g−白金である白金/炭素粉末触媒(標準品)を用いて
実施例1と同様の条件で反応を行った。カルバゾールの
収率は10.0%、選択率は51.1%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 光昭 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 小西 由高 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中村 博志 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 室井 ▲高▼城 東京都港区浜松町2丁目4番1号 エヌ・ イーケムキャット株式会社内 (72)発明者 池谷 秀明 東京都港区浜松町2丁目4番1号 エヌ・ イーケムキャット株式会社内 (72)発明者 橋本 剛 千葉県市川市中国分3丁目19番3号
Claims (6)
- 【請求項1】 成型担体上に当該担体対して0.1〜1
0wt%の白金を担持してなり且つCO吸着量が9.8
5×10-4mol/g−白金以上である高分散担持した
白金担持触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水素環化
することを特徴とするカルバゾールの製造方法。 - 【請求項2】 炭素粉末担体上に当該担体に対して0.
1〜20wt%の白金を担持してなり且つCO吸着量が
25.1×10-4mol/g−白金以上である高分散担
持した白金担持触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水
素環化することを特徴とするカルバゾールの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の白金担持触媒
に、さらに、担体に対して0.01〜10wt%の硫黄
を担持した触媒を用いて、ジフェニルアミンを脱水素環
化することを特徴とするカルバゾールの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の白金担持触媒
に、さらに、担体に対して0.01〜10wt%のアル
カリ金属を担持した触媒を用いて、ジフェニルアミンを
脱水素環化することを特徴とするカルバゾールの製造方
法。 - 【請求項5】 ジフェニルアミンの脱水素環化を水素雰
囲気中又は不活性ガス雰囲気中において反応温度300
〜650℃、反応圧力30kg/cm2 G以下の反応条
件下で行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか
に記載のカルバゾールの製造方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載のジフェニルアミンの脱
水素環化により得られた反応物を炭素数1〜5のアルコ
ールを用いて抽出または再結晶することを特徴とする高
純度カルバゾールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6234680A JPH0892213A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | カルバゾールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6234680A JPH0892213A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | カルバゾールの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892213A true JPH0892213A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16974776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6234680A Pending JPH0892213A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | カルバゾールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0892213A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0808834A1 (de) * | 1996-05-24 | 1997-11-26 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Carbazol |
| JP2013133293A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Waseda Univ | インダンおよび/またはインデンの製造方法 |
| JP2022124454A (ja) * | 2021-02-15 | 2022-08-25 | エヌ・イーケムキャット株式会社 | 縮合多環芳香族化合物の製造方法および分子内環化反応用触媒 |
| CN116803505A (zh) * | 2023-06-13 | 2023-09-26 | 北京海望氢能科技有限公司 | 一种脱氢催化剂、制备方法及其在二苯胺脱氢制备咔唑中的应用 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6234680A patent/JPH0892213A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0808834A1 (de) * | 1996-05-24 | 1997-11-26 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Carbazol |
| US5760247A (en) * | 1996-05-24 | 1998-06-02 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for the preparation of carbazole |
| JP2013133293A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Waseda Univ | インダンおよび/またはインデンの製造方法 |
| JP2022124454A (ja) * | 2021-02-15 | 2022-08-25 | エヌ・イーケムキャット株式会社 | 縮合多環芳香族化合物の製造方法および分子内環化反応用触媒 |
| CN116803505A (zh) * | 2023-06-13 | 2023-09-26 | 北京海望氢能科技有限公司 | 一种脱氢催化剂、制备方法及其在二苯胺脱氢制备咔唑中的应用 |
| CN116803505B (zh) * | 2023-06-13 | 2024-03-26 | 北京海望氢能科技有限公司 | 一种脱氢催化剂、制备方法及其在二苯胺脱氢制备咔唑中的应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2239626C2 (ru) | Способ получения винилацетата | |
| US20050245766A1 (en) | Nickel catalyst, process for the preparation thereof, process for hydrogenation of m-dinitro benzene to m-phenylene diamine | |
| US2960518A (en) | Ethylene production process | |
| JPH0892213A (ja) | カルバゾールの製造方法 | |
| JPH02222731A (ja) | 触媒の回収方法 | |
| US4317923A (en) | Purification of dicarboxylic aromatic acids | |
| CA1126761A (en) | Hydrogenation of aromatic amines | |
| EP0211545B1 (en) | Catalytic reduction process for the production of aromatic amino compounds | |
| JP2573687B2 (ja) | イソプロピルアルコールの製造方法 | |
| JP3862883B2 (ja) | 芳香族エポキシ化合物の核水素化方法 | |
| JP4312334B2 (ja) | インダンの製造方法 | |
| CA1080726A (en) | Process for producing phthalide | |
| US2930803A (en) | Process for the catalytic reduction of alkylated or arylated anthraquinones | |
| JPH10158227A (ja) | N,n−ジメチルホルムアミドの製造方法 | |
| JP3819560B2 (ja) | ハロゲン化フェニルプロピオン酸化合物の製造方法 | |
| US3129263A (en) | Preparation of hydrazine derivatives | |
| JP2921546B2 (ja) | モノアルケニルベンゼン類の精製法 | |
| JPH0662527B2 (ja) | (メタ)アクリルアミドの製造方法 | |
| JP3218102B2 (ja) | インドールまたはインドール誘導体の製造方法 | |
| JP2718179B2 (ja) | 2,2,6,6‐テトラアルキル‐4‐ピペリジノンの精製方法 | |
| JPS598262B2 (ja) | P−フエニレンジアミンの製造方法 | |
| JP2002001118A (ja) | 活性化された白金触媒及びそれを用いたアミンの製造法 | |
| JPS6147420A (ja) | 炭化水素および酸素化炭化水素の製造方法 | |
| JPS58128371A (ja) | インド−ル類の製法 | |
| JP2795492B2 (ja) | インドールまたはインドール誘導体の製造方法 |