JPH0892500A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

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JPH0892500A
JPH0892500A JP23193294A JP23193294A JPH0892500A JP H0892500 A JPH0892500 A JP H0892500A JP 23193294 A JP23193294 A JP 23193294A JP 23193294 A JP23193294 A JP 23193294A JP H0892500 A JPH0892500 A JP H0892500A
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water
epoxy resin
coating composition
coating
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JP23193294A
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English (en)
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Toshiya Tomihari
俊哉 富張
Junji Okamoto
淳二 岡本
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Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属罐の内面塗装等に適する消泡性に優れ、
泡による被膜欠陥が少なく、安全性の高い水性塗料組成
物を提供する。 【構成】 水性塗料主剤に、ジラウリルチオジプロピオ
ネート等のジチオカルボン酸エステルを水性塗料主剤固
形分に対して0.01〜10重量%配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性塗料組成物に関
し、詳しくは、金属罐の内面コーティング等に適する抑
泡性・消泡性に優れた水性塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、塗料分野において、溶剤の使
用による問題点を回避するために種々の用途において水
性塗料への移行が検討されており、金属表面の防食用、
特に、食品、飲料用の金属罐の内面コーティングに用い
られる塗料は、省資源、省エネルギー、低公害化、及
び、安全性の点から水性塗料への移行が望まれている。
水性塗料の主剤としては、溶剤系の塗料と同様に、被膜
の性状の観点からエポキシ樹脂が主として検討され、エ
ポキシ樹脂を水中に好適に分散させる種々の技術が提案
されている。これらの技術のうち、エポキシ樹脂を界面
活性剤を用いて分散させる方法は、用いる界面活性剤に
よってエポキシ樹脂が劣化したり、経時的な分散安定性
に劣る傾向があり、実用には適さなかった。
【0003】この欠点を解決するために、エポキシ樹脂
を修飾することにより、自己乳化性を有するエポキシ樹
脂を得ることも行われている。これらの代表的なものと
しては、特開昭55−75460号公報、同57−10
5418号公報、同53−1228号公報等に記載のも
のが挙げられ、例えば、アクリル酸、メタクリル酸を含
有するモノマーを共重合したカルボキシル基含有アクリ
ル樹脂中のカルボキシル基と芳香族エポキシ樹脂中のエ
ポキシ基とを部分的にエステル化させエポキシ樹脂中に
カルボキシル基を導入し、該カルボキシル基を塩基で中
和することによってエポキシ樹脂を水性化する方法等が
挙げられる。前記技術はいずれもアクリル酸、メタクリ
ル酸の働きによって乳化力のあるセグメントをエポキシ
樹脂中に導入するものである。また、未変性のエポキシ
樹脂をアクリル系樹脂の界面活性作用を利用して強制分
散することにより、エポキシ樹脂を分散した水性樹脂分
散体を製造し、塗料に使用することも提案されている。
【0004】しかしながら、これらの水性塗料はチクソ
トロピック性が高く、このため、塗布方法によっては被
膜に欠陥が生じる虞がある。
【0005】これらの水性塗料の塗布方法として閉鎖系
であるスプレーコーティングによる塗布方法を用いれば
ある程度の均一性を有する被膜を形成しうるが、低コス
トで簡単に大量の金属板に塗布しうる開放系のロールコ
ーティングを用いるとロールによって水性塗料が攪拌さ
れるため、また、水性塗料が純関されるために空気を巻
き込み、多量の泡が発生し、その泡に起因する被膜欠陥
が発生するという問題があった。これは、特に食品等を
封入する罐の内面塗装において大きな問題となる。即
ち、被膜欠陥が発生すると、食品が直接罐の金属面に接
触することになり、食品の変質や劣化をもたらす虞があ
ることから、安全、衛生上の問題を引き起こす原因とも
なるためである。これを防止するため、消泡剤を配合す
ることも検討されているが、公知の消泡剤で有効なもの
はシリコン系であるが、安全性の問題、また、ハジキに
より塗膜欠陥を生じる虞があるため食品に直接接触する
ような食品用の罐の内面被覆には使用することができな
かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記欠点を
考慮してなされたものであり、本発明の目的は、エポキ
シ樹脂等の水性塗料主剤の分散安定性を向上させ、抑泡
性、消泡性に優れ、欠陥のない被膜を形成することがで
き、しかも、食品等に用いることができる安全性の高い
罐の内面被覆に適した水性塗料組成物を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
水性塗料組成物は、水性塗料主剤に、下記一般式(I)
で表される化合物を配合したことを特徴とする。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 及びR2 は、炭素数1から4
のアルキル基を表し、互いに同じでも異なっていてもよ
い。R3 及びR4 は、炭素数10〜20のアルキル基を
表し、互いに同じでも異なっていてもよい。) 本発明の請求項2記載の水性塗料組成物は、請求項1記
載の水性塗料組成物であって、前記一般式(I)で表さ
れる化合物を、前記水性塗料主剤の固形分に対して0.
01〜10重量%配合したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3記載の水性塗料組成物
は、請求項1又は2記載の水性塗料組成物であって、前
記水性塗料主剤が、エポキシ樹脂を含むことを特徴とす
る。
【0011】次に、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明の下記一般式(I)で表される化合物は、下記一般
式(II)で表されるチオジカルボン酸と炭素数10〜2
0を有する脂肪族アルコールとのエステルである。
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1 及びR2 は、炭素数1から4
のアルキル基を表し、互いに同じでも異なっていてもよ
い。R3 及びR4 は、炭素数10〜20のアルキル基を
表し、互いに同じでも異なっていてもよい。)
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1 及びR2 は、一般式(I)に
おけるのと同義である。)ここで、R1 及びR2 は、炭
素数1から4のアルキル基を表し、メチル基、エチル
基、プロピル基が好ましい。また、R3 及びR4 は、炭
素数10〜20のアルキル基を表し、炭素数12から1
8のアルキル基が好ましく、消泡性の観点から、特に、
ラウリル基、ステアリル基、ミリスチル基、セチル基で
あることが好ましい。また、R1 及びR2 、R3 及びR
4 は同じである化合物が、簡単に製造しうるという観点
から好ましい。
【0016】具体的には、下記式で表される化合物が挙
げられるが、本発明の化合物はこれに制限されるもので
はない。
【0017】
【化5】
【0018】このうち、特に好ましいものとしては、
(1)ジラウリルチオジプロピオネート及び(2)ジス
テアリルチオジプロピオネートが挙げられる。これら
は、例えば、DLTP「ヨシトミ」、DSTP「ヨシト
ミ」(商品名:吉富製薬社製)、スミットLG、ラスミ
ットSG(商品名:第一工業製薬社製)、アンチオック
スL、アンチオックスS(商品名:日本油脂社製)等の
市販品として入手可能であり、米国FDAに合格してお
り、食品等の包装にも使用しうる安全性の高い化合物で
ある。
【0019】これらの化合物は、水性塗料主剤の固形分
に対して0.01〜10重量%添加することが好まし
く、消泡効果の観点から0.1〜0.5重量%であるこ
とがさらに好ましい。添加量が0.01重量%未満では
消泡性が不十分であり、10重量%を超えると形成され
る被膜の強度が低下するため、いずれも好ましくない。
【0020】本発明の水性塗料組成物に用いられる水性
塗料主剤には特に制限はなく、水性塗料主剤自体が加熱
殺菌に耐えるものであって、且つ、金属表面に良好な被
膜を形成しうるものであれば、前記一般式(I)の化合
物を添加することにより、消泡性に優れた性能を発現す
るため任意に使用しうる。本発明において水性塗料主剤
とは、水性塗料組成物中にあって、塗料の被膜形成に寄
与する材料を指すものである。代表的な水性塗料主剤と
しては、被膜の強度、耐久性、安定性の観点からエポキ
シ樹脂を主とする水性塗料主剤が挙げられ、各種自己乳
化型エポキシ樹脂、アクリル樹脂を用いて強制乳化させ
たエポキシ樹脂分散体等を用いることができる。具体例
を挙げれば、a)アクリル酸、メタクリル酸を含有する
モノマーを共重合したカルボキシル基含有アクリル樹脂
中のカルボキシル基と芳香族エポキシ樹脂中のエポキシ
基とを、ジメチルアミノエタノール、ジエタノールアミ
ン等のエステル化触媒の存在下に部分的にエステル化さ
せ、エポキシ樹脂中にカルボキシル基を導入し、該カル
ボキシル基を塩基で中和することによってエポキシ樹脂
を水性化した水性塗料主剤、b)アクリル酸、メタクリ
ル酸のカルボキシル基とエポキシ樹脂中のエポキシ基と
を水酸化ナトリウム等のエステル化触媒の存在下に部分
的にエステル化させ、エポキシ樹脂にアクリロイル基を
導入したアクリル変性エポキシ樹脂を得て、該アクリル
変性エポキシ樹脂とアクリル酸、メタクリル酸を含有す
るモノマーを共重合することによって、エポキシ樹脂中
にカルボキシル基を導入し、該カルボキシル基を塩基で
中和することによってエポキシ樹脂を水性化した水性塗
料主剤、c)エポキシ樹脂とアクリル酸、メタクリル酸
を含有するモノマーとを過酸化物のようなラジカル発生
剤の存在下に重合することによって、エポシキ樹脂の脂
肪鎖骨格上にアクリル酸、メタクリル酸がグラフト重合
した重合体と、カルボキシル基含有アクリル樹脂との混
合物であるグラフト変性物が得られ、該グラフト変性物
中のカルボキシル基を塩基で中和することによってエポ
キシ樹脂を水性化した水性塗料主剤、d)エポキシ樹脂
とフェノール樹脂とをアクリル樹脂の界面活性作用を利
用して、高剪断力を与えて強制分散させ、水を添加して
転相した後、所望により溶剤を除去して得られた水性樹
脂分散体を用いる水性塗料主剤等の水性塗料主剤を用い
ることができる。
【0021】ここで用いうるエポキシ樹脂とは、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールF等の
ビスフェノール類とエピクロルヒドリンとをアルカリ触
媒の存在下に縮合させて得られるもので、1分子中に
1.1個〜2.0個のエポキシ基を有し、数平均分子量
が1400以上のものが挙げられる。市販品としては、
シェル化学社製のエピコート1004、エピコート10
07、エピコート1009、エピコート1010(以
上、商品名)等がある。さらに、上記ビスフェノール型
エポキシ樹脂のエポキシ基又は水酸基に脱水ヒマシ油脂
肪酸、大豆油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸等の植物油脂肪酸若
しくはビスフェノールA等の変性剤を反応せしめた変性
エポキシ樹脂やフェノキシ樹脂等も使用することができ
る。
【0022】また、水性塗料主剤の添加量は水性塗料組
成物が適用される基材の種類、所望される被膜強度等に
よって任意に選択することができる。
【0023】本発明の水性塗料組成物には、上記のほ
か、本発明の効果を損なわない範囲において、塗装性の
向上や、用途に応じた機能を付与するために、有機溶
剤、界面活性剤、滑り剤、防錆剤、顔料、充填剤等の添
加剤を配合することができる。
【0024】本発明の水性塗料組成物が適用される金属
板等の基材としては、未処理鋼板、処理鋼板、亜鉛板、
ブリキ板、クロムメッキ鋼板やクロム酸処理鋼板等のテ
ィンフースチール、ニッケルメッキ鋼板、アルミメッキ
鋼板、アルミ等が挙げられる。
【0025】また、金属板への塗布方法としては、特に
制限はないが、例えば、エアスプレー、エアレススプレ
ー、静電スプレー等のスプレー塗装、ロールコーター塗
装、浸漬塗装、電着塗装等が挙げられ、これらのうちで
も特に泡の発生による被膜欠陥が問題となるロールコー
ター塗装に適用した場合、本発明の効果が著しい。
【0026】本発明の水性塗料組成物の焼付条件として
は、特に制限はないが、一般的には温度が150〜23
0℃、焼付時間は2〜30分間の範囲から選択される。
【0027】
【実施例】以下に具体例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下、特に記載のない場合、「部」、「%」はそれぞれ
「重量部」、「重量%」を表す。 (製造例1) 1−1.アクリル樹脂溶液(B−1)の調製 (1)プロピレングリコールモノプロピルエーテル 200部 (2)2−ブタノール 300部 (3)メタクリル酸 133部 (4)スチレン 100部 (5)アクリル酸エチル 100部 (6)過酸化ベンゾイル 12部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)及び(2)
を仕込み、(3)〜(6)の混合液の1/4量を添加し
た。100℃まで加熱した後、攪拌しながら(3)〜
(6)の混合液の残量を2時間かけて滴下した。滴下終
了後、温度を100℃に保持しながら、さらに2時間攪
拌した。かくして、固形分40%のアクリル樹脂溶液
(B−1)を得た。
【0028】 1−2.水性塗料主剤(C−1)の調製 (1)プロピレングリコールモノプロピルエーテル 66部 (2)エピコート1009(油化シェルエポキシ(株)製) 200部 (3)アクリル樹脂溶液(B−1) 150部 (4)ジメチルアミノエタノール 13部 (5)イオン交換水 871部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)及び(2)
を仕込み、120℃にて2時間加熱攪拌し、エポキシ樹
脂を溶解した。その後冷却し、(3)を添加した後、1
00℃にて攪拌しながら、(4)を添加し、1時間反応
させた後冷却した。60℃まで降温した後、(5)を1
20分かけて滴下し、目的とする水性塗料主剤(C−
1)を得た。塗料中の固形分は20%、溶剤量は12
%、粘度は#4フォードカップで18秒/25℃であっ
た。
【0029】(製造例2) 2−1.フェノール樹脂溶液(A−1)の調製 (1)イオン交換水 80部 (2)21.5%水酸化ナトリウム水溶液 72部 (3)ビスフェノールA 140部 (4)37%ホルマリン 400部 (5)20%塩酸 70部 (6)1−ブタノール 180部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)〜(4)を
仕込み、50℃にて2時間反応させ、その後、昇温して
70℃にて1時間反応させたところ、赤褐色透明な樹脂
溶液を得た。該樹脂溶液を40℃まで冷却し、(5)を
添加したところ、数分間で上層が無色透明の水層と、下
層が褐色の有機層とに分離した。上層をデカンテーショ
ンにて分離した後、(6)を添加して、固形分54%の
フェノール樹脂溶液(A−1)を得た。
【0030】2−2.水性塗料主剤(C−2)の調製 製造例1における水性塗料主剤(C−1)100部に対
して、前記フェノール樹脂溶液(A−1)を2.0部を
常温にて攪拌しながら添加し、水性塗料主剤(C−2)
を得た。この塗料の固形分は20%、粘度は#4フォー
ドカップで16秒/25℃であった。
【0031】(製造例3) 3−1.エポキシ変性変性物の調製 (1)エチレングリコールモノエチルエーテル 350部 (2)エピコート1100L(油化シェルエポキシ(株)製)645部 (3)10%水酸化ナトリウム水溶液 1部 (4)ハイドロキノン 0.02部 (5)メタクリル酸 4部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)及び(2)
を仕込み、120℃にて2時間加熱攪拌し、エポキシ樹
脂を溶解した。その後昇温し、130℃にて攪拌しなが
ら(3)〜(5)を添加し、温度を130℃に保持して
3時間反応させ、その後冷却して取り出した。得られた
樹脂溶液は、固形分64.5%、樹脂酸価0.2(固形
分当たり)であった。
【0032】 3−2.水性分散体(D−1)の製造 (1)メチルイソブチルケトン 23部 (2)エポキシ変性変性物 171部 (3)スチレン 16.7部 (4)アクリル酸エチル 19.5部 (5)メタクリル酸 19.5部 (6)ブチルセロソルブ 33.4部 (7)アゾビスイソブチロニトリル 2.4部 (8)アゾビスイソブチロニトリル 0.6部 (9)メチルエチルケトン 10部 (10)ジメチルアミノエタノール 8部 (11)イオン交換水 537部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)を仕込み、
80℃にて還流しながら、(2)〜(7)の混合溶液を
3時間かけて滴下した。滴下終了後90℃に昇温し、滴
下終了後60分後に(8)を添加した。さらに90℃に
て60分間反応した後、冷却した。70℃まで降温した
後(9)及び(10)を添加した。その後(11)を1
20分かけて滴下し、水性分散体(D−1)を得た。分
散体の固形分は19.7%、溶剤量は15%、粘度は#
4フォードカップで15秒/25℃であった。
【0033】3−3.水性塗料主剤(C−3)の調製 前記水性分散体(D−1)100部に対して、前記製造
例1のフェノール樹脂溶液(A−1)を3.0部を常温
にて攪拌しながら添加し、水性塗料主剤(C−3)を得
た。この塗料の固形分は21%、粘度は#4フォードカ
ップで17秒/25℃であった。
【0034】(製造例4) 4−1.水性分散体(D−2)の製造 (1)エチレングリコールモノブチルエーテル 100部 (2)1−ブタノール 60部 (3)エピコート1010(油化シェルエポキシ(株)製) 150部 (4)メタクリル酸 20部 (5)スチレン 10部 (6)エチルアクリレート 7.5部 (7)過酸化ベンゾイル 2部 (8)ジメチルアミノエタノール 15部 (9)イオン交換水 285部 (10)イオン交換水 350部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)〜(3)を
仕込み、加熱溶解した。110℃まで加熱した後、攪拌
しながら、(4)〜(7)を均一混合溶解した溶液を、
2時間かけて滴下した。滴下終了後も温度を110℃に
保持して、4時間攪拌した後、冷却した。80℃まで降
温した後、(8)及び(9)の混合溶液を60分かけて
滴下した。滴下終了後(10)を120分かけて滴下
し、水性分散体(D−2)を得た。分散体中のアクリル
樹脂に含まれるカルボキシル基の中和率は72.5モル
%であり、この分散体の固形分は18.8%、溶剤量は
16%、粘度は#4フォードカップで18秒/25℃で
あった。
【0035】4−2.水性塗料主剤(C−4)の調製 前記水性分散体(D−2)100部に対して、前記製造
例1のフェノール樹脂溶液(A−1)を2.0部を常温
にて攪拌しながら添加し、水性塗料主剤(C−4)を得
た。この塗料の固形分は20%、粘度は#4フォードカ
ップで19秒/25℃であった。
【0036】(製造例5) 5−1.エポキシ樹脂溶液の調製 (1)エピコート1009(油化シェルエポキシ(株)製) 40部 (2)酢酸ブチル 45部 (3)n−ブタノール 15部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)〜(3)を
仕込み、徐々に加熱して、110℃まで昇温し、3時間
かけて溶解して、固形分40.0%のエポキシ樹脂溶液
を得た。
【0037】 5−2.フェノール樹脂溶液(A−2)の調製 (1)ビスフェノールA 264部 (2)p−クレゾール 66部 (3)37%ホリマリン 176部 (4)25%アンモニア水 20部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)〜(3)を
仕込み、加熱して80℃にて30分溶解後、70℃に降
温し、(4)を発熱に注意しながら滴下した。反応温度
を80℃に保持して3時間反応させた。反応終了後、酢
酸ブチル50%、n−ブタノール50%の混合溶剤47
4部にて抽出し、温度90〜110℃で加熱還流させる
ことで約3時間かけて脱水を行ない、固形分40.5
%、重量平均分子量1560のフェノール樹脂溶液(A
−2)を得た。
【0038】 5−3.エポキシ樹脂とフェノール樹脂混合液の調製 (1)エポキシ樹脂溶液 80部 (2)フェノール樹脂溶液(A−2) 20部 (1)及び(2)のエポキシ樹脂溶液とフェノール樹脂
溶液を混合した固形分40.1%の混合溶液を得た。
【0039】 5−4.アクリル樹脂溶液(B−2)の調製 (1)n−ブタノール 598部 (2)スチレン 60部 (3)アクリル酸エチル 120部 (4)メタクリル酸メチル 60部 (5)メタクリル酸 160部 (6)過酸化ベンゾイル 2部 窒素ガスを封入した4つ口フラスコに(1)〜(6)の
各々半量を仕込み、加熱して90℃に保持した。90℃
まで加熱した後、攪拌しながら(1)〜(6)の混合液
の残量を2時間かけて滴下した。滴下終了後、温度を9
0℃に保持しながら、さらに5時間攪拌した。かくし
て、固形分39.1%、重量平均分子量112000の
アクリル樹脂溶液(B−2)を得た。
【0040】 5−5.水性塗料(C−5)の調製 (1)エポキシ樹脂とフェノール樹脂混合液 340部 (2)アクリル樹脂溶液(B−2) 60部 (3)25%アンモニア水 15部 (4)イオン交換水 225部 (5)イオン交換水 360部 (1)及び(2)を反応容器中で均一になるまで十分に
攪拌したのち、激しく攪拌しながら(3)及び(4)の
混合溶液を徐々に滴下した。系が均一になるまで十分に
攪拌した後、さらに(5)を激しく攪拌しながら徐々に
滴下して、固形分16.0%の分散体を得た。その後、
60〜90torrで共沸蒸留により固形分38.0%
となるまで水と共に溶剤の殆どを除去し、これにイソブ
タノール及びブチルカルビトールをそれぞれ最終的に塗
料中に5%。10%となるように添加し、イオン交換水
で希釈して、水性塗料(C−5)を得た。この塗料の固
形分は28.3%、粘度は#4フォードカップで45秒
/25℃であった。
【0041】(実施例1〜7及び比較例1〜7) (水性塗料組成物の調製と評価)製造例1〜5で得られ
た水性塗料主剤(C−1)〜(C−5)を用いて、表1
に示す如き配合量で水性塗料組成物を調製した。本発明
の一般式(I)の化合物であるジラウリルチオジプロピ
オネート、ジステアリルチオジプロピオネート(吉富製
薬社製)を配合したものをそれぞれ実施例1〜7とし
た。また、消泡剤を配合しないもの(比較例1、3、
5)及び前記化合物に換えて、本発明の範囲外の消泡剤
である2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエチレンオキサイド付加物(サフィ
ノール420、エアプロダクト社製)及びエチレンオキ
サイド−プロピレンオキサイドブロック共重合体(アデ
カプルロニックL−61、旭電化工業社製)を添加した
もの(比較例2、4、7、8)をそれぞれ比較例1〜7
とした。
【0042】
【表1】
【0043】各水性塗料組成物100mlを容量500
mlのメスシリンダー中に秤量した。先端部を直径1m
mに成形したガラス管をメスシリンダー中の塗料に差し
入れ、200ml/分の流量で窒素ガスを3分間流し
た。その後、直ちに泡を含んだ塗料の容量を秤量し、下
記の基準にしたがって消泡性を評価した結果を表1に示
した。 (評価基準) 泡を含んだ塗料の容量が110ml未満:◎(消泡性に
非常に優れる) 泡を含んだ塗料の容量が110ml以上、150ml未
満:○(消泡性に優れる) 泡を含んだ塗料の容量が150ml以上、300ml未
満:△(消泡性にやや劣る) 泡を含んだ塗料の容量が300ml以上:×(消泡性に
劣る) 表1の結果より明らかなように、本発明の水性塗料組成
物である実施例1〜7は消泡性に優れていたが、他の消
泡剤を添加した比較品1〜7は消泡性が不良であること
がわかった。これらの塗料をロールコーティングで金属
板に塗布したところ、実施例1〜7の塗料を塗布した金
属板は、目視によって観察したところ、泡による被膜欠
陥は見られなかったが、比較品1〜7の塗料を塗布した
金属板は、いずれも泡による被膜欠陥の発生が認められ
た。
【0044】
【発明の効果】本発明の水性塗料組成物は、前記構成と
したので、エポキシ樹脂等の水性塗料主剤の分散安定性
を向上させ、抑泡性、消泡性に優れ、欠陥のない被膜を
形成することができるという優れた効果を示し、しか
も、食品等に用いることができる安全性の高いものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性塗料主剤に、下記一般式(I)で表
    される化合物を配合したことを特徴とする水性塗料組成
    物。 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、炭素数1から4のアルキル基
    を表し、互いに同じでも異なっていてもよい。R3 及び
    4 は、炭素数10〜20のアルキル基を表し、互いに
    同じでも異なっていてもよい。)
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)で表される化合物を、
    前記水性塗料主剤の固形分に対して0.01〜10重量
    %配合したことを特徴とする請求項1記載の水性塗料組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記水性塗料主剤が、エポキシ樹脂を含
    むことを特徴とする請求項1又は2記載の水性塗料組成
    物。
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