JPH0892835A - 仮撚加工糸 - Google Patents
仮撚加工糸Info
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- JPH0892835A JPH0892835A JP22486094A JP22486094A JPH0892835A JP H0892835 A JPH0892835 A JP H0892835A JP 22486094 A JP22486094 A JP 22486094A JP 22486094 A JP22486094 A JP 22486094A JP H0892835 A JPH0892835 A JP H0892835A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シャリ味、ソフト風合い及び紡績糸の風合い
を兼ね備えた仮撚加工糸を提供する。 【構成】 分割後の単糸デニールが0.5デニール以下
の極細繊維が接合された分割型極細複合繊維のシックア
ンドシン糸で構成された仮撚加工糸であって、該シック
アンドシン糸の未延伸部が融着していることを特徴とす
る仮撚加工糸。
を兼ね備えた仮撚加工糸を提供する。 【構成】 分割後の単糸デニールが0.5デニール以下
の極細繊維が接合された分割型極細複合繊維のシックア
ンドシン糸で構成された仮撚加工糸であって、該シック
アンドシン糸の未延伸部が融着していることを特徴とす
る仮撚加工糸。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は仮撚加工糸に関する。
【0002】
【従来の技術】春夏用の素材としてシャリ味のある麻を
混用したものが好評であるが、麻使いの欠点として、シ
ャリ味と裏腹となる風合いが硬いといったことが指摘さ
れている。一方、麻を用いずに麻風合いに近づける方法
としては、熱や溶剤により構成繊維同志を融着させる方
法が知られており、例えば特公昭51−11218号公
報に開示された糸長方向に未延伸部が分布している単糸
フィラメントからなるポリエステルマルチフィラメント
糸いわゆるシックアンドシン糸を一本又は二本以上引き
揃えて未延伸部を融着させた仮撚加工糸は、シャリ味は
得られるものの風合いが硬い、ガサツキ感がある、膨ら
み感に乏しい、紡績糸の風合いが得られにくいといった
欠点を持っている。
混用したものが好評であるが、麻使いの欠点として、シ
ャリ味と裏腹となる風合いが硬いといったことが指摘さ
れている。一方、麻を用いずに麻風合いに近づける方法
としては、熱や溶剤により構成繊維同志を融着させる方
法が知られており、例えば特公昭51−11218号公
報に開示された糸長方向に未延伸部が分布している単糸
フィラメントからなるポリエステルマルチフィラメント
糸いわゆるシックアンドシン糸を一本又は二本以上引き
揃えて未延伸部を融着させた仮撚加工糸は、シャリ味は
得られるものの風合いが硬い、ガサツキ感がある、膨ら
み感に乏しい、紡績糸の風合いが得られにくいといった
欠点を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる欠点を
解決したシャリ味、ソフト風合いと膨らみ感及び紡績糸
の風合いを兼ね備えた仮撚加工糸を提供するものであ
る。
解決したシャリ味、ソフト風合いと膨らみ感及び紡績糸
の風合いを兼ね備えた仮撚加工糸を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、分割後の単糸
デニールが0.5デニール以下の極細繊維が接合された
分割型極細複合繊維のシックアンドシン糸で構成された
仮撚加工糸であって、該シックアンドシン糸の未延伸部
が融着していることを特徴とする仮撚加工糸、にある。
デニールが0.5デニール以下の極細繊維が接合された
分割型極細複合繊維のシックアンドシン糸で構成された
仮撚加工糸であって、該シックアンドシン糸の未延伸部
が融着していることを特徴とする仮撚加工糸、にある。
【0005】本発明において用いる分割後の単糸デニー
ルが0.5デニール以下の極細繊維が接合された分割型
極細複合繊維とは、基本的に接着性や溶剤に対する溶解
性の異なる2種の熱可塑性重合体を組み合わせて複合繊
維となしたものをいい、通常は布帛やシートにした後、
2種の重合体を分離又は一方を溶解して剥離し、極細繊
維からなる布帛やシートを得るものであるが、必要に応
じて3種以上の熱可塑性重合体を組み合わせた複合繊維
を用いてもよく、3種以上の重合体を分離又は一種以上
を溶解して剥離してもよい。本発明では、かかる複合繊
維のシックアンドシン糸を用いることに特徴があり、こ
れによって、シャリ味、ソフト風合いと膨らみ感及び紡
績糸の風合いを兼ね備えた仮撚加工糸を与えるものであ
る。
ルが0.5デニール以下の極細繊維が接合された分割型
極細複合繊維とは、基本的に接着性や溶剤に対する溶解
性の異なる2種の熱可塑性重合体を組み合わせて複合繊
維となしたものをいい、通常は布帛やシートにした後、
2種の重合体を分離又は一方を溶解して剥離し、極細繊
維からなる布帛やシートを得るものであるが、必要に応
じて3種以上の熱可塑性重合体を組み合わせた複合繊維
を用いてもよく、3種以上の重合体を分離又は一種以上
を溶解して剥離してもよい。本発明では、かかる複合繊
維のシックアンドシン糸を用いることに特徴があり、こ
れによって、シャリ味、ソフト風合いと膨らみ感及び紡
績糸の風合いを兼ね備えた仮撚加工糸を与えるものであ
る。
【0006】かかる複合繊維のシックアンドシン糸は、
従来公知のシックアンドシン糸の製造法例えば、特公昭
51−7207号公報、特公昭52−6367号公報、
特開昭63−18241号公報等に開示された方法によ
り得ることができる。尚、シックアンドシン糸とは糸長
方向に未延伸部が分布している単糸フィラメントからな
るマルチフィラメント糸であり、ここでいう未延伸部と
は延伸部より延伸の程度の低い部分をいう。未延伸部の
割合は、長さ2〜20mm程度の未延伸部が単糸フィラメ
ント10cm当たり1〜3個ランダムに分布しているのが
好ましい。
従来公知のシックアンドシン糸の製造法例えば、特公昭
51−7207号公報、特公昭52−6367号公報、
特開昭63−18241号公報等に開示された方法によ
り得ることができる。尚、シックアンドシン糸とは糸長
方向に未延伸部が分布している単糸フィラメントからな
るマルチフィラメント糸であり、ここでいう未延伸部と
は延伸部より延伸の程度の低い部分をいう。未延伸部の
割合は、長さ2〜20mm程度の未延伸部が単糸フィラメ
ント10cm当たり1〜3個ランダムに分布しているのが
好ましい。
【0007】本発明において、複合繊維を構成する重合
体としては、公知の組み合わせが可能であり、例えば、
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン612等のポリア
ミドやこれらの共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリナフタレンテレフタレート等のポリエステルや
カチオン可染ポリエステル等これらの共重合体、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の重合体やこれらの共重合体
が用いられるが、好ましくはポリエステル同志、ポリエ
ステルとポリアミドの組み合わせが汎用性に富んでい
る。必要によって、少量の安定剤や艶消し剤、制電剤等
公知の添加剤を含有していてもよい。複合繊維の単糸フ
ィラメントは三角から八角の非円形断面がよく、又、単
糸デニールは0.5〜3デニールが好ましく、トータル
デニールは30〜150デニールがよい。
体としては、公知の組み合わせが可能であり、例えば、
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン612等のポリア
ミドやこれらの共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリナフタレンテレフタレート等のポリエステルや
カチオン可染ポリエステル等これらの共重合体、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の重合体やこれらの共重合体
が用いられるが、好ましくはポリエステル同志、ポリエ
ステルとポリアミドの組み合わせが汎用性に富んでい
る。必要によって、少量の安定剤や艶消し剤、制電剤等
公知の添加剤を含有していてもよい。複合繊維の単糸フ
ィラメントは三角から八角の非円形断面がよく、又、単
糸デニールは0.5〜3デニールが好ましく、トータル
デニールは30〜150デニールがよい。
【0008】特に本発明では、特開平4−126814
号公報に開示されているようなAB2種の熱可塑性重合
体からなり、A成分が凸レンズ形状に4〜8ケに分割可
能であり、A成分が繊維断面の全面積に占める比率が7
0〜90%、全周長に占める比率が95%以上〜100
%未満である複合繊維は易分割性に優れているため、本
発明の目的達成に好適である。
号公報に開示されているようなAB2種の熱可塑性重合
体からなり、A成分が凸レンズ形状に4〜8ケに分割可
能であり、A成分が繊維断面の全面積に占める比率が7
0〜90%、全周長に占める比率が95%以上〜100
%未満である複合繊維は易分割性に優れているため、本
発明の目的達成に好適である。
【0009】分割方法は、組み合わせる重合体の性質に
よって、叩解、圧搾、注状流等の高圧流体により機械的
に剥離する方法、又は一方の成分を溶剤、分解剤により
溶解、分割除去して剥離する方法、これらの組み合わせ
がある。特に、本発明では、2種の重合体の一方又は3
種以上の重合体の内一種以上を溶解、分割除去して剥離
する方法が膨らみやソフト風合い及び紡績糸の風合いを
得る上で好ましい。分割後の単糸デニールは0.5デニ
ール以下、好ましくは0.01〜0.3デニール、さら
に好ましくは0.05〜0.2デニールがよく、これを
越えると本発明の目的が達成されず、これ未満では複合
繊維の紡糸や分割が困難となる。
よって、叩解、圧搾、注状流等の高圧流体により機械的
に剥離する方法、又は一方の成分を溶剤、分解剤により
溶解、分割除去して剥離する方法、これらの組み合わせ
がある。特に、本発明では、2種の重合体の一方又は3
種以上の重合体の内一種以上を溶解、分割除去して剥離
する方法が膨らみやソフト風合い及び紡績糸の風合いを
得る上で好ましい。分割後の単糸デニールは0.5デニ
ール以下、好ましくは0.01〜0.3デニール、さら
に好ましくは0.05〜0.2デニールがよく、これを
越えると本発明の目的が達成されず、これ未満では複合
繊維の紡糸や分割が困難となる。
【0010】本発明では、かかる複合繊維のシックアン
ドシン糸を用いて、未延伸部が軟化又は溶融する温度で
仮撚加工するのであるが、該シックアンドシン糸を一本
又は二本以上引き揃えて供給してもよく、又、他の糸条
と引き揃えて供給してもよく希望に応じて適宜選定すれ
ばよい。ここで、引き揃えて仮撚加工するとは、そのま
まで、または交絡、混繊してから同時に供給したり、又
は、フィード差(好ましくは2〜15%程度)をつけて
供給することをいう。尚、2本以上引き揃えて供給する
際の仮撚数の算定におけるD(=原糸のデニール)は引
き揃えた後のトータルデニールをいう。
ドシン糸を用いて、未延伸部が軟化又は溶融する温度で
仮撚加工するのであるが、該シックアンドシン糸を一本
又は二本以上引き揃えて供給してもよく、又、他の糸条
と引き揃えて供給してもよく希望に応じて適宜選定すれ
ばよい。ここで、引き揃えて仮撚加工するとは、そのま
まで、または交絡、混繊してから同時に供給したり、又
は、フィード差(好ましくは2〜15%程度)をつけて
供給することをいう。尚、2本以上引き揃えて供給する
際の仮撚数の算定におけるD(=原糸のデニール)は引
き揃えた後のトータルデニールをいう。
【0011】引き揃えて供給する他の糸条としては、好
ましくは単糸フィラメントの長さ方向に沿って連続して
延びている1個から複数個の中空部を有したもの、三角
から八角の非円形断面のもの、各種安定剤や艶消し剤、
制電剤等公知の添加剤を含有したもの、カチオン可染ポ
リエステル、シックアンドシン糸(未延伸部の割合は、
長さ2〜20mm程度の未延伸部が単糸フィラメント10
cm当たり1〜3個ランダムに分布しているもの、中空や
非円形断面のもの、酸化チタン等の艶消し剤を含有させ
たいわゆるセミダル、フルダル糸が好ましい)、自発捲
縮型複合繊維(収縮性の異なる2成分を接合した後、加
熱や膨潤によって収縮させるとコイル状の立体捲縮を生
ずるものをいい、その複合形態は並列型及び偏芯鞘芯型
を基本とする)、高収縮糸、通常の分割型極細複合繊
維、単糸デニールが4〜6デニールの太デニール糸等の
一種以上の組み合わせ(例えば、太デニールの中空
糸)、単糸デニール1〜4デニールでかつ破断伸度50
%以下、沸水処理後の初期引張抵抗度900kg/mm2 以
上のポリエステルマルチフィラメント糸がよい。
ましくは単糸フィラメントの長さ方向に沿って連続して
延びている1個から複数個の中空部を有したもの、三角
から八角の非円形断面のもの、各種安定剤や艶消し剤、
制電剤等公知の添加剤を含有したもの、カチオン可染ポ
リエステル、シックアンドシン糸(未延伸部の割合は、
長さ2〜20mm程度の未延伸部が単糸フィラメント10
cm当たり1〜3個ランダムに分布しているもの、中空や
非円形断面のもの、酸化チタン等の艶消し剤を含有させ
たいわゆるセミダル、フルダル糸が好ましい)、自発捲
縮型複合繊維(収縮性の異なる2成分を接合した後、加
熱や膨潤によって収縮させるとコイル状の立体捲縮を生
ずるものをいい、その複合形態は並列型及び偏芯鞘芯型
を基本とする)、高収縮糸、通常の分割型極細複合繊
維、単糸デニールが4〜6デニールの太デニール糸等の
一種以上の組み合わせ(例えば、太デニールの中空
糸)、単糸デニール1〜4デニールでかつ破断伸度50
%以下、沸水処理後の初期引張抵抗度900kg/mm2 以
上のポリエステルマルチフィラメント糸がよい。
【0012】仮撚加工条件は、仮撚数は例えば特公昭5
1−11218号公報で公知の仮撚数={23000/
√D+590}×0.98〜1.14(T/M) (D=原糸のデニール) というように1.0前後と高い仮撚数でもよいが、仮撚
数={23000/√D+590}×0.3〜0.7
(T/M)というような低仮撚数で加工するとシルキー
ライクな加工糸が得られるので好ましい。仮撚数が0.
3未満では未延伸部の融着が不十分となり、0.7を越
えると捲縮が付与されると共に加撚状態または巻き付き
状態で融着するためドライタッチが強く、又、ウーリー
ライクとなる。好ましくは0.40〜0.65、特に
0.5〜0.65がよい。
1−11218号公報で公知の仮撚数={23000/
√D+590}×0.98〜1.14(T/M) (D=原糸のデニール) というように1.0前後と高い仮撚数でもよいが、仮撚
数={23000/√D+590}×0.3〜0.7
(T/M)というような低仮撚数で加工するとシルキー
ライクな加工糸が得られるので好ましい。仮撚数が0.
3未満では未延伸部の融着が不十分となり、0.7を越
えると捲縮が付与されると共に加撚状態または巻き付き
状態で融着するためドライタッチが強く、又、ウーリー
ライクとなる。好ましくは0.40〜0.65、特に
0.5〜0.65がよい。
【0013】シルキーライクな膨らみ感のある加工糸が
得られる理由は、得られた加工糸の糸構造が、単糸フィ
ラメントが開繊された状態で未延伸部の融着が部分的に
発生したものであり、未延伸部の融着によって単糸フィ
ラメントの開繊状態が固定されたような糸構造となって
いるためにシルキーライクな膨らみ感が得られていると
考えられる。又、捲縮が付与されていないために、ウー
リーライクな風合いとならない。さらに、高い仮撚数で
融着させると、融着部は加撚状態又は巻き付いた状態で
融着したものとなるため強いドライタッチとなるが、低
仮撚数では融着部の加撚又は巻き付きは極めて弱く、あ
たかも引き揃えたような状態で融着しているためにソフ
トなドライタッチが得られるものである。
得られる理由は、得られた加工糸の糸構造が、単糸フィ
ラメントが開繊された状態で未延伸部の融着が部分的に
発生したものであり、未延伸部の融着によって単糸フィ
ラメントの開繊状態が固定されたような糸構造となって
いるためにシルキーライクな膨らみ感が得られていると
考えられる。又、捲縮が付与されていないために、ウー
リーライクな風合いとならない。さらに、高い仮撚数で
融着させると、融着部は加撚状態又は巻き付いた状態で
融着したものとなるため強いドライタッチとなるが、低
仮撚数では融着部の加撚又は巻き付きは極めて弱く、あ
たかも引き揃えたような状態で融着しているためにソフ
トなドライタッチが得られるものである。
【0014】仮撚温度としては、未延伸部が軟化又は融
着する温度、好ましくは195〜245℃、特に210
〜240℃がよい。温度が低いと融着が不十分となる
し、温度が高いと糸切れが多発して仮撚加工性が低下す
る。本発明の仮撚加工糸は200T/m以下、好ましく
は実質的に無撚で用いた方向が最も効果的である。
着する温度、好ましくは195〜245℃、特に210
〜240℃がよい。温度が低いと融着が不十分となる
し、温度が高いと糸切れが多発して仮撚加工性が低下す
る。本発明の仮撚加工糸は200T/m以下、好ましく
は実質的に無撚で用いた方向が最も効果的である。
【0015】本発明の仮撚加工糸は通常は織物として用
いるのが効果的であるが、編物にしてもよく、又、仮撚
加工糸100%使いでも他の繊維糸条と混用してもよ
く、混用の形態は目的に応じて適宜選定すれば良い。
又、織物を製造するに際し、経糸及び緯糸共に用いると
最も効果的であるが、他の糸条と混用してもよく、混用
する他の繊維糸条としては、本発明の複合繊維のシック
アンドシン糸と引き揃えて仮撚加工する糸条として例示
したものの他、単糸デニールが1デニール以下の極細繊
維、異収縮混繊糸、自発伸長性混繊糸、単糸デニールが
0.1〜0.8デニールの極細のポリエステルマルチフ
ィラメント糸、6000m/分、好ましくは7000m
/分以上の巻取り速度で紡糸したスピンテイクアップ糸
条の一種以上と混用してもよく、目的に応じて適宜選定
すればよい。
いるのが効果的であるが、編物にしてもよく、又、仮撚
加工糸100%使いでも他の繊維糸条と混用してもよ
く、混用の形態は目的に応じて適宜選定すれば良い。
又、織物を製造するに際し、経糸及び緯糸共に用いると
最も効果的であるが、他の糸条と混用してもよく、混用
する他の繊維糸条としては、本発明の複合繊維のシック
アンドシン糸と引き揃えて仮撚加工する糸条として例示
したものの他、単糸デニールが1デニール以下の極細繊
維、異収縮混繊糸、自発伸長性混繊糸、単糸デニールが
0.1〜0.8デニールの極細のポリエステルマルチフ
ィラメント糸、6000m/分、好ましくは7000m
/分以上の巻取り速度で紡糸したスピンテイクアップ糸
条の一種以上と混用してもよく、目的に応じて適宜選定
すればよい。
【0016】織物の組織については、平、綾、朱子及び
これら変化組織があるが特に朱子組織が好ましい。生機
密度は経は130〜200本/インチが好ましく、さら
に好ましくは150〜180本/インチ、緯は50〜9
0本/インチが好ましく、さらに好ましくは60〜80
本/インチ、仕上げ密度は経は150〜220本/イン
チが好ましく、さらに好ましくは170〜200本/イ
ンチ、緯は60〜100本/インチが好ましく、さらに
好ましくは70〜90本/インチである。
これら変化組織があるが特に朱子組織が好ましい。生機
密度は経は130〜200本/インチが好ましく、さら
に好ましくは150〜180本/インチ、緯は50〜9
0本/インチが好ましく、さらに好ましくは60〜80
本/インチ、仕上げ密度は経は150〜220本/イン
チが好ましく、さらに好ましくは170〜200本/イ
ンチ、緯は60〜100本/インチが好ましく、さらに
好ましくは70〜90本/インチである。
【0017】仕上げ工程としては、製織後、常法に従い
精練リラックス、分割処理、10〜35%程度のアルカ
リ減量加工(分割処理を兼ねてもよい)、次いで染色仕
上げ加工される。さらに、例えばエメリーペーパー、ブ
ラシ、針布等により、いわゆるピーチスキンのような起
毛を付与してもよく、その他エンボス、プリント等の各
種の仕上げ加工を施しても良い。又、柔軟剤、揆水剤、
制電剤等の仕上げ処理剤を用いても良い。
精練リラックス、分割処理、10〜35%程度のアルカ
リ減量加工(分割処理を兼ねてもよい)、次いで染色仕
上げ加工される。さらに、例えばエメリーペーパー、ブ
ラシ、針布等により、いわゆるピーチスキンのような起
毛を付与してもよく、その他エンボス、プリント等の各
種の仕上げ加工を施しても良い。又、柔軟剤、揆水剤、
制電剤等の仕上げ処理剤を用いても良い。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する
が、本発明は実施例のみに限定されるものではない。 実施例1 A成分として、ηsp/c=0.73のポリエチレンテ
レフタレート、B成分としてポリエチレンテレフタレー
トに分子量4000のポリエチレングリコール15重量
%を共重合したブロックポリエーテルエステル(ηsp
/c=0.72)を用いた6分割型極細複合繊維を紡糸
巻取速度1500m/分で紡糸した120d/72fの
ポリエステルマルチフィラメント糸未延伸糸を、予熱温
度60℃、ホットプレート温度120℃、延伸比2.2
5、速度1000m/分で延伸し、65d/72fのポ
リエステルマルチフィラメント糸のシックアンドシン糸
(長さ2〜10mm程度の未延伸部が単糸フィラメント1
0cm当たり1〜2個ランダムに分布していた)を得た。
が、本発明は実施例のみに限定されるものではない。 実施例1 A成分として、ηsp/c=0.73のポリエチレンテ
レフタレート、B成分としてポリエチレンテレフタレー
トに分子量4000のポリエチレングリコール15重量
%を共重合したブロックポリエーテルエステル(ηsp
/c=0.72)を用いた6分割型極細複合繊維を紡糸
巻取速度1500m/分で紡糸した120d/72fの
ポリエステルマルチフィラメント糸未延伸糸を、予熱温
度60℃、ホットプレート温度120℃、延伸比2.2
5、速度1000m/分で延伸し、65d/72fのポ
リエステルマルチフィラメント糸のシックアンドシン糸
(長さ2〜10mm程度の未延伸部が単糸フィラメント1
0cm当たり1〜2個ランダムに分布していた)を得た。
【0019】このシックアンドシン糸を2本引き揃えて
同時に仮撚加工した。 (A)仮撚温度;240℃ (B)仮撚数;680〜2600T/mの範囲で7水準 得られた仮撚加工糸は未延伸部が部分的に融着したもの
であった。この仮撚加工糸を無撚で経糸及び緯糸に用い
て、経糸密度は150本/インチ、緯糸密度67本/イ
ンチで5枚サテン(2飛び)組織の織物を作り、精練リ
ラックス、アルカリ減量(減量率28%)、次いで染色
仕上げ加工して経糸密度を177本/インチ、緯糸密度
を82本/インチに仕上げた。尚、シックアンドシン糸
のB成分は完全に除去されており、分割後のA成分の単
糸デニールは0.15デニールであった。
同時に仮撚加工した。 (A)仮撚温度;240℃ (B)仮撚数;680〜2600T/mの範囲で7水準 得られた仮撚加工糸は未延伸部が部分的に融着したもの
であった。この仮撚加工糸を無撚で経糸及び緯糸に用い
て、経糸密度は150本/インチ、緯糸密度67本/イ
ンチで5枚サテン(2飛び)組織の織物を作り、精練リ
ラックス、アルカリ減量(減量率28%)、次いで染色
仕上げ加工して経糸密度を177本/インチ、緯糸密度
を82本/インチに仕上げた。尚、シックアンドシン糸
のB成分は完全に除去されており、分割後のA成分の単
糸デニールは0.15デニールであった。
【0020】低仮撚数の範囲で仮撚加工した780T/
m(0.30)、1300T/m(0.50)、170
0T/m(0.65)、1830T/m(0.70)の
仮撚数のものはシャリ味、ソフト風合いと膨らみ及び紡
績糸の風合いを兼ね備えたしかもシルキーライクな膨ら
み感のあるものであり、特に、1300T/m(0.5
0)、1700T/m(0.65)の仮撚数のものはシ
ルキーライクな膨らみ感に富んだものであった。一方、
680T/m(0.26)のものは原糸風合いに近くて
シャリ味が不足しており、又、2040T/m(0.7
8)、2600T/m(1.0)のものは、低仮撚数対
比シャリ味が幾分強いが、ソフト風合いと膨らみ及び紡
績糸の風合いを兼ね備えたウーリーライクな風合いのも
のであった。
m(0.30)、1300T/m(0.50)、170
0T/m(0.65)、1830T/m(0.70)の
仮撚数のものはシャリ味、ソフト風合いと膨らみ及び紡
績糸の風合いを兼ね備えたしかもシルキーライクな膨ら
み感のあるものであり、特に、1300T/m(0.5
0)、1700T/m(0.65)の仮撚数のものはシ
ルキーライクな膨らみ感に富んだものであった。一方、
680T/m(0.26)のものは原糸風合いに近くて
シャリ味が不足しており、又、2040T/m(0.7
8)、2600T/m(1.0)のものは、低仮撚数対
比シャリ味が幾分強いが、ソフト風合いと膨らみ及び紡
績糸の風合いを兼ね備えたウーリーライクな風合いのも
のであった。
【0021】比較例1 実施例1において、仮撚温度170℃、仮撚数1830
T/m(0.70)で仮撚加工した以外は同様にして評
価した結果、未延伸部は融着しておらずシャリ味のない
ものであった。
T/m(0.70)で仮撚加工した以外は同様にして評
価した結果、未延伸部は融着しておらずシャリ味のない
ものであった。
【0022】比較例2 3個の中空部を有する三角断面形状で、かつ5〜15mm
の長さの未延伸部が単糸フィラメント10cm当たり2個
ランダムに有する75d/24fのポリエステルマルチ
フィラメント糸のシックアンドシン糸を2本引き揃えて
同時に仮撚加工した。 (A)仮撚温度;240℃ (B)仮撚数;1730,2500T/mの2水準 得られた仮撚加工糸を実施例1同様に評価した結果、1
730T/m(0.70)のものはシャリ味のあるシル
キーライクな膨らみ感のあるものであったが、実施例1
に比べてソフト風合いと膨らみに劣り、又、紡績糸の風
合いを有しないものであった。又、2500T/m
(0.78)のものはシャリ味が強く、捲縮が付与され
たウーリーライクな風合いのものであったが、実施例1
に比べてソフト風合いと膨らみに劣り、又、紡績糸の風
合いを有しないものであった。
の長さの未延伸部が単糸フィラメント10cm当たり2個
ランダムに有する75d/24fのポリエステルマルチ
フィラメント糸のシックアンドシン糸を2本引き揃えて
同時に仮撚加工した。 (A)仮撚温度;240℃ (B)仮撚数;1730,2500T/mの2水準 得られた仮撚加工糸を実施例1同様に評価した結果、1
730T/m(0.70)のものはシャリ味のあるシル
キーライクな膨らみ感のあるものであったが、実施例1
に比べてソフト風合いと膨らみに劣り、又、紡績糸の風
合いを有しないものであった。又、2500T/m
(0.78)のものはシャリ味が強く、捲縮が付与され
たウーリーライクな風合いのものであったが、実施例1
に比べてソフト風合いと膨らみに劣り、又、紡績糸の風
合いを有しないものであった。
【0023】比較例3 実施例1において75d/72fの6分割型極細複合繊
維の通常の延伸糸を2本引き揃えて仮撚温度240℃、
仮撚数1730T/m(0.7)で同時に仮撚加工した
以外は同様にして評価した結果、未延伸部は融着してお
らずシャリ味のないものであった。
維の通常の延伸糸を2本引き揃えて仮撚温度240℃、
仮撚数1730T/m(0.7)で同時に仮撚加工した
以外は同様にして評価した結果、未延伸部は融着してお
らずシャリ味のないものであった。
【0024】実施例2 実施例1において85d/72fの6分割型極細複合繊
維のシックアンドシン糸を2本引き揃えて仮撚温度24
0℃、仮撚数1650T/m(0.7)で同時に仮撚加
工した。得られた仮撚加工糸を実施例1同様に評価した
結果、実施例1同様シャリ味、ソフト風合いと膨らみ及
び紡績糸の風合いを兼ね備えたしかもシルキーライクな
膨らみ感のあるものであった。
維のシックアンドシン糸を2本引き揃えて仮撚温度24
0℃、仮撚数1650T/m(0.7)で同時に仮撚加
工した。得られた仮撚加工糸を実施例1同様に評価した
結果、実施例1同様シャリ味、ソフト風合いと膨らみ及
び紡績糸の風合いを兼ね備えたしかもシルキーライクな
膨らみ感のあるものであった。
【0025】
【発明の効果】本発明により、シャリ味、ソフト風合い
及び紡績糸の風合いを兼ね備えた仮撚加工糸を提供する
ことができる。
及び紡績糸の風合いを兼ね備えた仮撚加工糸を提供する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 分割後の単糸デニールが0.5デニール
以下の極細繊維が接合された分割型極細複合繊維のシッ
クアンドシン糸で構成された仮撚加工糸であって、該シ
ックアンドシン糸の未延伸部が融着していることを特徴
とする仮撚加工糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22486094A JPH0892835A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 仮撚加工糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22486094A JPH0892835A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 仮撚加工糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892835A true JPH0892835A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16820308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22486094A Withdrawn JPH0892835A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 仮撚加工糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0892835A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008509290A (ja) * | 2004-08-04 | 2008-03-27 | チェ,ソンフン | 極細糸の染色方法及びこれによって染色された極細糸で製織または編織された織物 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22486094A patent/JPH0892835A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008509290A (ja) * | 2004-08-04 | 2008-03-27 | チェ,ソンフン | 極細糸の染色方法及びこれによって染色された極細糸で製織または編織された織物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |