JPH0892871A - セルロース系織物の形態安定加工法 - Google Patents

セルロース系織物の形態安定加工法

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JPH0892871A
JPH0892871A JP6254587A JP25458794A JPH0892871A JP H0892871 A JPH0892871 A JP H0892871A JP 6254587 A JP6254587 A JP 6254587A JP 25458794 A JP25458794 A JP 25458794A JP H0892871 A JPH0892871 A JP H0892871A
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博昭 谷邊
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栄二 角
Isamu Okuda
勇 奥田
Hironobu Matsuzawa
博信 松澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いウオッシュアンドウエア性と引裂き強力
を具備し、人体に毒性を与えることなく、安全性に優れ
たセルロース系織物の形態安定加工法を提供する。 【構成】 セルロース系織物を、非イオン性のシリコン
系柔軟仕上げ油剤,非イオン性のウレタン系樹脂及び、
非イオン性のウレタンプレポリマーの変性物の3種の内
少なくとも1種以上とエポキシ化合物の混合分散液で同
浴処理する。更に、エポキシ化合物がエチレングリシジ
ルエーテル又はジエチレンジグリシジルエーテルである
ものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実用に耐える引裂き強
力を有し、しかも優れた風合いとウオッシュアンドウエ
ア性(以下W&W性という。)を具備したセルロース系
織物のエポキシ化合物を用いた形態安定加工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、セルロース系繊維材料は、合
成繊維材料に比べて、良好な吸湿性及び風合いを示すの
で、衣料用素材として広く使用されている。しかし、セ
ルロース系繊維材料の織物は、合成繊維材料の織物と比
べて、風合いの良さとか、優れた吸湿性等の長所がある
が、シワになりやすい、又洗濯すると縮む、更には洗濯
を繰り返すと次第に繊維が堅くなる等欠点も多く、古く
からこれを解消する加工方法が数多く提案されてきた。
【0003】例えば、特公昭49−18517号公報に
は、架橋剤としてホルムアルデヒド蒸気を、触媒として
水分と二酸化イオウガスを併用し、生成する硫酸を使用
し、高温下で反応を進める加工法が開示されている。し
かし、この方法では、生成する硫酸の影響やホルムアル
デヒドによるセルロース分子の架橋固定化により、セル
ロース系繊維織物の引裂強力が極端に低下する欠点があ
るために、合成繊維のポリエステル繊維等をセルロース
系繊維に混繊又は交編織することによって強力の低下を
抑えているのが実状である。更に、(株)繊維社発行
「加工技術」誌(Vol.29,No.6,1994、
p.389〜395)には、液体アンモニアを使用した
マーセライズ加工によりセルロース繊維の断面をほぼ円
形になるよう均一に膨潤させるとともにフィブリル間隔
を平均に狭くすることにより、先にセルロース繊維にソ
フトな風合いを付与し、その後ホルムアルデヒド樹脂を
付与しアンモニアを除去する方法等が概説されている。
しかしながら、これらは何れもホルムアルデヒドガスま
たは低ホルムアルデヒド樹脂を使用する加工法であるた
め、加工後にホルムアルデヒドが布帛に残留し、衣料衛
生や安全性の面で問題が有る。
【0004】一方、セルロース繊維の非ホルムアルデヒ
ド加工については、繊維学会誌(Vol.25,No.
11,1969,P502〜513,Vol.26,N
o.7,1970,P124〜137)にエポキシ系化
合物を用いた研究が、また、(株)色染社発行「染色工
業」誌(Vol.24,No.2,1976,P76〜
83,Vol.24,No.3,1976,P142〜
147)にはビニルスルホン系誘導体を用いた研究が夫
々報告されているが、未だ実用に耐える引裂き強力と高
い形態安定性の両方を兼ね供えたセルロース系織物の加
工法は確立されていないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、形態安定性
の指標である高いW&W性と引裂き強力を具備し、しか
もホルムアルデヒドを使用しない、人体に毒性を与える
ことなく、安全性に優れたセルロース系織物の形態安定
加工法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の様
な課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明は、セルロース系織物を、非イオン性
のシリコン系柔軟仕上げ油剤,非イオンのウレタン系樹
脂及び非イオン性のウレタンプレポリマーの変性物の3
種の内、少なくとも1種以上とエポキシ化合物の混合分
散溶液で同浴処理することを特徴として構成されるセル
ロース系織物の新規な形態安定加工法である。
【0007】本発明のセルロース系織物とは、綿,レー
ヨン,ポリノジック等のセルロース系繊維を単独又は混
繊して得られたセルロース系繊維から織成された織物を
言う。しかし編物等の布帛にも応用出来る。
【0008】本発明では、引裂き強力の低下を防止する
目的で、通常のマーセライズ又は漂白加工処理したセル
ロース系織物に、非イオン性のシリコン系柔軟仕上げ油
剤,非イオン性のウレタン系樹脂及び非イオン性のウレ
タンプレポリマーの変性物の単独若しくは2種以上を、
エポキシ化合物と混合分散させて用いる。該混合溶液
は、繊維表面に架橋反応と同時に加熱処理により高分子
膜を生成または固着させるものであるので、本発明は、
架橋による引裂き強力の低下を防止する効果を有する。
又、該非イオン性のシリコン系柔軟仕上げ油剤や非イオ
ン性のウレタン系樹脂及び非イオン性のウレタンプレポ
リマーの変性物は、エポキシ化合物の触媒として用いる
ホウフッ化金属塩とイオンコンプレックスを形成して、
水不溶性又は分散成を著しく消失して沈殿しないものが
良く、従って、アニオン性又はカチオン性の解離基を持
たない非イオン性のものを使用することが必須である。
即ち、本発明で使用される非イオン性のシリコン系柔軟
仕上げ油剤としては、メチルハイドロジエンポリシロキ
サン,α,ω−ジヒドロキシメチルポリシロキサン,ジ
メチルポリシロキサン等が挙げられ、非イオン性ウレタ
ン系樹脂としては、ウレタンプレポリマーを鎖伸長剤で
重合反応させて得られたイオン性のないものであれば良
く、又、非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物とし
ては、ウレタンプレポリマーの両末端のイソシアネート
基をフェノール基又はケトン基で変性したものが好まし
い。尚、ポリエチレンエマルジョンを用いても同様の効
果は得られるが、撥水性が強いため、仕上げ加工後にウ
オータスポットが発生するなど欠点があり好ましくな
い。
【0009】セルロース系織物への非イオン性ウレタン
系樹脂及び/又は非イオン性ウレタンプレポリマーの変
性物の処理液濃度は、綿の風合いを損わないで且つ引裂
き強力の低下を防ぐ点を考慮して単独又は混合使用の場
合を含めて、1〜5重量%で使用するのが好ましい。
又、非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤の処理液濃度
は、風合い及び吸水性を考慮して、1〜5重量%で使用
するのが好ましい。更にこれらを混合して使用するとき
の処理濃度は、非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤,
非イオン性ウレタン系樹脂及び非イオン性ウレタンプレ
ポリマーの変性物の処理濃度範囲は、2種又は3種の濃
度の合計値が1〜5重量%の範囲内であれば3種を自由
に組合わせることが出来る。
【0010】架橋剤として用いるエポキシ化合物は、エ
チレングリコールジグリシジルエーテル又はジエチレン
グリコールジグリシジルエーテルが、安全性の高い点と
通常の含浸,乾燥,加熱処理で、乾湿ともにバランスの
取れた防しわ性と防縮性が得られる点で好ましい。処理
液濃度は、所望の防しわ性と防縮性に合せて適宜設定で
き、通常は100〜250g/lの範囲で使用すること
が出来るが、3.3級以上の所謂ノーアイロンレベルの
W&W性を得るためには、150〜250g/lの範囲
で使用するのが好ましい。一方、加工品の防しわ性の耐
洗濯性は、架橋剤の処理濃度が高い方が良好であるが、
織物に用いられる素材特有の風合いを残し且つ実用に耐
える引裂き強力(緯)である750g以上を保持させる
には、架橋剤の処理濃度は150〜200g/lの範囲
で使用することが好ましい。
【0011】エポキシ化合物の架橋触媒としては、酸又
はアルカリを使用できるが、一般には酸触媒例えばホウ
フッ化亜鉛,ホウフッ化マグネシウム等の強酸性金属塩
が使用される。
【0012】セルロース系織物の加工処理は、非イオン
性のシリコン系柔軟仕上げ油剤、又は非イオン性のウレ
タン系樹脂及び/又は非イオン性のポリウレタンの変性
物、又は非イオン性のシリコン系柔軟仕上げ油剤と非イ
オン性のウレタン系樹脂及び/又は非イオン性のウレタ
ンプレポリマーの変性物にエポキシ化合物を混合添加し
た混合溶液に織物を浸漬含浸させ、ローラーで絞り率8
0%で絞り、80〜120℃で乾燥処理後、150〜1
70℃で熱処理を行えば良い。又、熱処理時間について
は、架橋反応が充分進行するに足りる時間であれば特に
限定はなく、セルロース系織物の目付等により適宜設定
することが出来る。
【0013】次いで、ソーピング工程以降の水洗及び乾
燥、又仕上げ油剤処理等の仕上げ加工は、特に限定され
るものではなく、一般的に用いられている方法で行えば
良い。また、織物の白度を更に上げるために蛍光増白剤
を使用することもできるが、この場合は、通常の仕上げ
加工と同様に仕上げ油剤と同浴で所望の白度に応じて蛍
光増白剤を適量添加して処理すれば良い。本発明の方法
では非ホルムアルデヒド系の薬剤で処理するので衛生上
問題もなく、従来達成することが出来なかった実用に耐
える引裂き強力を具備すると同時に、乾湿ともにバラン
スの取れた防しわ性と防縮性を有し、しかもセルロース
系繊維の持つ吸湿性と風合いを保持したW&W性に優れ
たセルロース系織物が得られる。
【0014】
【実施例】以下に実施例を以て本発明を詳細に説明する
が、本発明は実施例の範囲に限定されるものではない。
又、W&W性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度は
以下の方法で試験した。
【0015】1)W&W性 JIS L1096−19
79 6.23 A法 タンブル乾燥 2)引裂き強力 JIS L1096−1979 6.
15.5 D法 3)吸水性試験 試料を幅3cm,長さ15cmに切り
取り、100mlのイオン交換水を入れた200mlの
ビーカーに、その先端5mmを垂直に1分間漬けた後取
りだし、更にガラス板上に1分間放置し充分水を吸上げ
させた後、この吸上げた高さを計測した。 4)風合い及び白度 5人の検査員よって官能検査で調
べ、次の基準で判定した。 5人全員良い;◎ 3人〜
4人良い;○ 良い2人以下;△ 全員悪い;×
【0016】(実施例1)マーセライズ加工した幅50
cm,長さ2mの綿織物(目付:120g/m2,80
番双糸,経緯密度133本×73本/in.)を5枚準
備した。14重量%の非イオン性シリコン系柔軟仕上げ
油剤TX5−15P(有効成分:34%,共栄社化学
(株)製)を含む水溶液を調整し、該水溶液を5つの容
器に分け、各々に触媒としてホウフッ化亜鉛を4重量%
含むよう添加し、次いで架橋剤としてエチレンジグリシ
ジルエーテルである商品名デナコールEX−810(エ
ポキシ当量:112,ナガセ化成工業(株)製)を夫々
100g/l,150g/l,175g/l,200g
/l,250g/l含むよう添加して、非イオン性のシ
リコン系柔軟仕上げ油剤を各4.76重量%含む5水準
の混合溶液を調合した。
【0017】該混合溶液に、上述の綿織物を夫々1枚づ
つ浸漬し、ローラーで絞り率80%になるよう絞り、1
20℃で1分間乾燥処理後ベーキングマシンにかけ、1
65℃で2分間キュアリングを行い、架橋処理を施し
た。
【0018】次いで、商品名アデカノールTS−403
A(旭電化工業(株)製)1g/l水溶液で、架橋処理
した5枚の綿織物を夫々ソーピング後水洗乾燥し、蛍光
増白剤として商品名イルミナールBSN(昭和化工
(株)製)を0.3重量%含む水溶液に、仕上げ油剤の
商品名シリコーランAN−980S(有効成分:25
%,一方社油脂工業(株)製)を5重量%含むよう添加
混合して、パッドドライヤーにて仕上げ加工して、試料
I−1,II−1,III −1,IV−1,V−1の5種を得
た。これら試料のW&W性,引裂き強力,吸水性,風合
い及び白度を調べた結果を表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】表1から明らかなように、非イオン性シリ
コン系柔軟仕上げ油剤を4.76重量%添加し、架橋剤
濃度を150g/l〜200g/lの濃度範囲に調整し
同浴で加工した綿織物は、W&W性,引裂き強力,吸水
性,風合い及び白度ともに良好なものであった。
【0021】(実施例2)マーセライズ加工した幅50
cm×長さ2mの綿/ポリノジック混紡糸織物(混紡
率:綿45%/ポリノジック55%,60番単糸,経緯
密度:90本×88本/in.)を5枚準備した。
【0022】架橋剤としてエチレンジグリシジルエーテ
ルである商品名デナコールEX−810(エポキシ当
量:112,ナガセ化成工業(株)製)を175g/l
含む水溶液を調整し、該水溶液を5つの容器に分け、各
々に触媒として、ホウフッ化亜鉛を4重量%含むよう添
加し、次いで非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤TX
5−15P(有効成分:34%,共栄社化学(株)製)
を夫々20g/l,30g/l,100g/l,147
g/l,180g/l含むよう添加して、非イオン性シ
リコン系柔軟仕上げ油剤を0.68重量%,1.02重
量%,3.4重量%,5重量%,6.12重量%含む5
水準の混合溶液を調合した。
【0023】該混合溶液に、上述の織物を夫々1枚づつ
浸漬し、ローラーで絞り率80%になるよう絞り、12
0℃で1分間乾燥熱処理後ベーキングマシンにかけ16
5℃で2分間キュアリングを行い、架橋処理を施した。
【0024】次いで、商品名アデカノールTS−403
A(旭電化工業(株)製)1g/l水溶液で、架橋処理
した5枚の綿織物を夫々ソーピング後水洗乾燥し、蛍光
増白剤として商品名イルミナールBSN(昭和化工
(株)製)を0.3重量%含む水溶液に、仕上げ油剤の
商品名シリコーランAN−980S(有効成分:25
%,一方社油脂工業(株)製)を5重量%含むよう添加
混合して、パッドドライヤーにて仕上げ加工して、試料
I−2,II−2,III −2,IV−2,V−2の5種を得
た。これら試料のW&W性,引裂き強力,吸水性,風合
い及び白度を調べた結果を表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】表2から明らかなように、非イオン性シリ
コン系柔軟仕上げ油剤が1〜5重量%添加され、架橋剤
濃度を175g/lに調整し加工した織物は、W&W
性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度ともに良好な
ものであった。
【0027】(実施例3)経糸に綿糸,緯糸にポリノジ
ック糸を使用したマーセライズ加工した幅50cm×長
さ2mの交織織物(目付:100g/m2 ,50番単
糸,経緯密度:133本×73本/in.)を5枚準備
した。
【0028】非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤であ
る商品名シリコンソフナー# 100(有効成分:25
%,松本油脂工業(株)製)を4重量%含む水溶液に、
非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物である商品名
エラストロンMF−25(有効成分:25%,第一工業
製薬(株)製)を5重量%と非イオン性ウレタン系樹脂
であるUPM−212HN(有効成分:20%,一方社
油脂工業(株)製)を5重量%になるよう水に分散させ
て、非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤が1重量%と
非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物が1.25重
量%と非イオン性ウレタン系樹脂が1重量%の濃度で混
合された水分散溶液を調合し5つの容器に分けた。該混
合分散溶液に、架橋剤としてエポキシ化合物のジエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルである商品名デナコ
ールEX−850(エポキシ当量:121,ナガセ化成
工業(株)製)を夫々100g/l,150g/l,1
75g/l,200g/l,250g/l含むよう添加
して処理液とした。該5種の処理液に上述の交織織物を
浸漬し、ローラーで絞り率80%で絞って100℃で5
分間乾燥し、165℃で2分間キュアリング処理をし
た。
【0029】該処理織物を実施例1の仕上げ加工処理と
同様にして、試料I−3,II−3,III −3,IV−3,
V−3を得た。これらの試料のW&W性,引裂き強力,
吸水性,風合い及び白度を調べた結果を表3に示した。
【0030】
【表3】
【0031】表3から明らかなように、非イオン性シリ
コン系柔軟仕上げ油剤1重量%と非イオン性ウレタン系
樹脂と非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物を混合
して2.25重量%で用いても、架橋剤濃度が150〜
200g/lの濃度範囲で架橋処理した交織織物は、W
&W性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度ともに良
好なものであった。
【0032】(実施例4)漂白加工した幅50cm×長
さ2mのポリノジック織物(目付:120g/m2 ,5
0番単糸,経緯密度:130本×82本/in.)を準
備した。
【0033】非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤TX
5−15P(有効成分:34%,共栄社化学(株)製)
を8重量%含む水溶液に、非イオン性ウレタン系樹脂で
あるUPM−212HN(有効成分:20%,一方社油
脂工業(株)製)を10重量%になるよう溶解させ、非
イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤2.72重量%と非
イオン性ウレタン系樹脂を2重量%含む水分散溶液を5
つの容器に準備した。
【0034】該非イオン性ウレタン系樹脂と非イオン性
シリコン系柔軟仕上げ油剤混合水分散液に、実施例1の
架橋剤である商品名デナコールEX−810(エポキシ
当量:112,ナガセ化成工業(株)製)をジエチレン
グリコールジグリシジルエーテルである商品名デナコー
ルEX−850(エポキシ当量:121,ナガセ化成工
業(株)製)にかえた以外は、実施例1と同様に処理を
行い、試料I−4,II−4,III −4,IV−4,V−4
を得た。これら試料のW&W性,引裂き強力,吸水性,
風合い及び白度を調べた結果を表4に示した。
【0035】
【表4】
【0036】表4から明らかなように、2.72重量%
の非イオン性ウレタン系樹脂と2重量%の非イオン性シ
リコン系柔軟仕上げ油剤を含み架橋剤濃度が150〜2
00g/lの範囲で架橋処理したポリノジック織物は、
W&W性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度ともに
良好であった。
【0037】(実施例5)マーセライズ加工処理した幅
50cm×長さ2mの綿織物(目付:120g/m2
80番双糸,経緯密度:133本×73本/in.)
を、5枚準備した。
【0038】非イオン性ウレタン系樹脂であるUPM−
212HN(有効成分:20%,一方社油脂工業(株)
製)と非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物である
商品名エラストロンMF−25(有効成分:25%,第
一工業製薬(株)製)を夫々を、2.5重量%+1重量
%=3.5重量%,2.5重量%+2重量%=4.5重
量%,10重量%+5重量%=15重量%,10重量%
+12重量%=22重量%,15重量%+12重量%=
27重量%になるよう水に分散させて非イオン性ウレタ
ン系樹脂と非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物が
夫々0.5+0.25=0.75重量%,0.5+0.
5=1.0重量%,2+1.25=3.25重量%,2
+3=5重量%,3+3=6重量%含まれる水分散液5
種を準備した。該水分散液それぞれに、ホウフッ化亜鉛
4重量%,架橋剤として商品名デナコールEX810
(エポキシ当量:112,ナガセ化成工業(株)製)を
175g/l添加し混合溶液5種を調合した。
【0039】該混合溶液に、上述の綿織物を夫々1枚づ
つ浸漬し、ローラーで絞り率80%で絞り120℃で1
分間乾燥熱処理後、ベーキングマシンにかけ165℃で
1.5分間キュアリングを行い、架橋処理を施した。
【0040】次いで、商品名アデカノールTS−403
A(旭電化工業(株)製)1g/l水溶液で上述の処理
をした5枚の綿織物を夫々ソーピング後水洗し乾燥し
た。そして実施例1と同様の仕上げ加工を行い試料I−
5,II−5,III −5,IV−5,V−5を得た。これら
試料のW&W性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度
を調べた結果を表5に示した。
【0041】
【表5】
【0042】表5から明らかなように、非イオン性ウレ
タン系樹脂と非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物
の合計濃度が1〜5重量%の範囲で架橋処理した綿織物
は、W&W性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度と
もに良好なものであった。又、非イオン性ウレタン系樹
脂と非イオン性ウレタンプレポリマーの変性物の合計濃
度が1重量%未満だと引裂き強力の低下を防止できず、
5重量%を越えると風合い、吸水性が悪くなる。
【0043】(実施例6)経糸に綿糸,緯糸にポリノジ
ック糸を使用し、マーセライズ加工処理した幅50cm
×長さ2mの交織織物(目付:100g/m2 ,50番
単糸,経緯密度:133本×73本/in.)を5枚準
備した。
【0044】非イオン性シリコン系柔軟仕上げ油剤であ
る商品名シリコンソフナー# 100(有効成分:25
%,松本油脂工業(株)製)と、非イオン性ウレタンプ
レポリマーの変性物である商品名エラストロンMF−2
5(有効成分:25%,第一工業製薬(株)製)を2重
量%+1重量%=3重量%,3重量%+1重量%=4重
量%,10重量%+5重量%=15重量%,8重量%+
12重量%=20重量%,10重量%+14重量%=2
4重量%になるよう水に分散させて、非イオン性シリコ
ン系柔軟仕上げ油剤と非イオン性ウレタンプレポリマー
の変性物が夫々0.5+0.25=0.75重量%,
0.75+0.25=1.00重量%,2.5+1.2
5=3.75重量%,2+3=5重量%,2.5+3=
5.5重量%含まれる水分散液5種を準備した。
【0045】該水分散液それぞれに、ホウフッ化亜鉛4
重量%,架橋剤として商品名デナコールEX850(エ
ポキシ当量:121,ナガセ化成工業(株)製)を17
5g/l添加し混合溶液5種を調合した。
【0046】該混合溶液に、上述の交織織物を夫々1枚
づつ浸漬し、ローラーで絞り率80%で絞って120℃
で1分間乾燥処理後ベーキングマシンにかけ165℃で
1.5分間キュアリングを行い、架橋処理を施した。
【0047】次いで、商品名アデカノールTS−403
A(旭電化工業(株)製)1g/l水溶液で架橋処理し
た5枚の綿織物を夫々ソーピング後水洗し乾燥した。そ
して実施例1と同様の仕上げ加工を行い試料I−6,II
−6,III −6,IV−6,V−6を得た。これら試料の
W&W性,引裂き強力,吸水性,風合い及び白度を調べ
た結果を表6に示した。
【0048】
【表6】
【0049】表6から明らかなように、非イオン性シリ
コン系柔軟仕上げ油剤と非イオン性ウレタンプレポリマ
ーの変性物の合計濃度が1重量%〜5重量%の範囲で架
橋処理した交織織物はW&W性,引裂き強力,吸水性,
風合い及び白度ともに良好なものであった。また、非イ
オン性シリコン系柔軟仕上げ油剤と非イオン性ウレタン
プレポリマーの変性物の合計濃度が1重量%未満だと引
裂き強力の低下を防止できず、5重量%を越えると風合
い、吸水性が悪くなる。
【0050】
【発明の効果】本発明のセルロース系織物の形態安定加
工法は前記構成をとるものであり、セルロース系織物
に、非イオン性のシリコン系柔軟仕上げ油剤,非イオン
性ウレタン系樹脂及び非イオン性ウレタンプレポリマー
の変性物を単独又は2種以上を混合使用して、エポキシ
化合物のエチレングリコールジグリシジルエーテル又は
ジエチレングリコールジグリシジルエーテルと混合した
混合溶液とし架橋処理するものであるため、従来の加工
法により得られたセルロース系織物の形態安定加工品に
比べて、高いW&W性を具備すると同時に、実用に耐え
るに充分な引裂き強力を有している。又、架橋処理を非
ホルムアルデヒド系架橋剤であるエポキシ化合物で行な
うため、安全性が極めて高い。従って、本発明の形態安
定加工法で加工したセルロース系織物は、ワイシャツや
制服等のユニホーム,病院用ベッドシーツ、及び白衣等
の衛生材料,シーツ,フトンカバー等の寝装材料等の素
材として好適に使用することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系織物を、非イオン性のシリ
    コン系柔軟仕上げ油剤とエポキシ化合物の混合溶液で処
    理することを特徴とするセルロース系織物の形態安定加
    工法。
  2. 【請求項2】 セルロース系織物を非イオン性のウレタ
    ン系樹脂及び/又は非イオン性のウレタンプレポリマー
    の変性物とエポキシ化合物の混合溶液で処理することを
    特徴とするセルロース系織物の形態安定加工法。
  3. 【請求項3】 セルロース系織物を非イオン性のシリコ
    ン系柔軟仕上げ油剤と非イオン性のウレタン系樹脂及び
    /又は非イオン性のウレタンプレポリマーの変性物とエ
    ポキシ化合物の混合溶液で処理することを特徴とするセ
    ルロース系織物の形態安定加工法。
  4. 【請求項4】 エポキシ化合物がエチレングリシジルエ
    ーテル又はジエチレンジグリシジルエーテルであること
    を特徴とする請求項1,請求項2,又は請求項3のいず
    れかに記載のセルロース系織物の形態安定加工法。
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