JPH0893219A - 凹凸模様を有するコンクリート面形成用化粧型及び凹凸模様を有するコンクリート面の形成方法 - Google Patents
凹凸模様を有するコンクリート面形成用化粧型及び凹凸模様を有するコンクリート面の形成方法Info
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Abstract
ための型及びその型を用いて凹凸模様を有するコンクリ
ート面を形成する方法を提供する。 【構成】 ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体からな
り、一方の面にはコンクリート壁面に模様を転写形成す
るための凹凸模様2が形成され凹凸模様2を有する側の
表面において、間隙部の投射平面総面積が、投射平面全
体の面積に対して0.5%未満である。相対向するコン
クリート打設支持体の少なくとも一方の側の内面側に、
凹凸模様がコンクリート打設面側となるように取り付け
て、コンクリート打設型枠を構成し、型枠の空隙部にコ
ンクリートを打設してコンクリートを固化させた後、コ
ンクリート打設支持体を解体し、化粧型を撓ませながら
脱型する。
Description
リート面形成用化粧型及び凹凸模様を有するコンクリー
ト面の形成方法に関する。
岸、住宅造成、法面の改良、道路改良、擁壁等の整備工
事には、耐久性、材料費、施工性等の全てに有利なコン
クリート打設工法が採用されている。しかしながらコン
クリート打設型枠内にコンクリートを打設して形成した
だけのコンクリート面は単調で、住宅地、山間部等の地
域に調和した美観を発揮することは難しかった。このた
め近年は表面に意匠性を付与したコンクリート面を形成
する要望が高まっている。
て、石積み模様、レンガ積み模様等に形成した凹凸模様
を有する発泡体製の化粧型を、コンクリート打設用型枠
内に取り付けてコンクリートを打設し、コンクリート面
に化粧型の凹凸模様を転写形成する方法が提案されてい
る(特開昭63−107510号、実公昭59−244
83号等)。
を有する化粧型としては、比較的安価である等の理由か
らポリスチレン系樹脂発泡粒子成型体よりなるものが用
いられていた。
成型体製の化粧型は、コンクリートと強く接着し易いた
め、打設したコンクリート表面から化粧型が剥離し難く
なり、しかもポリスチレン系樹脂発泡粒子成型体は材料
強度が比較的低く(脆く)、柔軟性に乏しいため、コン
クリート面から型を剥離する際に型の一部が破損してコ
ンクリート表面に接着して残る等の問題があった。この
ため型を剥離した後にコンクリート表面に残った型の屑
を削り取ったり、バーナーで焼いて除去したりしなけれ
ばならならず、施工に手間がかかるという問題があっ
た。また従来のポリスチレン系樹脂発泡粒子成型体性の
化粧型は、打設したコンクリート面から剥離する際に破
損し易いために、繰り返しての使用に耐え得ないもので
あった。
泡ポリプロピレンや発泡ポリ(エチレン−プロピレン)
共重合体により化粧型を構成することにより、化粧型の
コンクリート面からの剥離性、耐久性を改善することが
記載されている。しかしながら、単に化粧型をポリプロ
ピレン系樹脂発泡粒子成型体により構成しただけでは、
化粧型をコンクリート面から剥離する際に型を反らせた
場合等に、型の転写模様形成面に亀裂が入ってしまい、
型の再使用が困難となるという問題がある。また発泡粒
子成型体は、発泡粒子を金型に充填して加熱発泡せし
め、粒子相互を融着せしめて得られるものであるが、発
泡粒子間にボイドと呼ばれる発泡粒子溶融間隙部が形成
される。化粧型としての必要な強度を得るためには比較
的低発泡倍率の発泡粒子を使用する必要があるが、低発
泡倍率の発泡粒子を用いて得た成型体の場合、表面に多
数の大きなボイドが形成され易く、このボイドの跡まで
コンクリート表面に転写されて外観低下を来したり、ボ
イド内にコンクリートが入り込むことにより、型の剥離
性が低下する等の問題があった。
ト表面に着色を施す目的で予め塗装材を塗布することが
あるが、化粧型の凹凸模様を有する面に多数の大きなボ
イドがあると、ボイド内に塗装材が進入してコンクリー
ト面に塗装材が転写し難くなるという問題もあった。
耐久性、コンクリート面からの剥離性、塗装材との剥離
性、コンクリート面への凹凸模様の転写性等に優れた化
粧型及び凹凸模様を有する化粧面の形成方法を提供する
ことを目的とするものである。
有するコンクリート面形成用化粧型は、密度0.03〜
0.06g/cm3 のポリプロピレン系樹脂発泡粒子成
型体からなり、一方の面にはコンクリート壁面に模様を
転写形成するための凹凸模様が形成されているととも
に、転写用凹凸模様を有する側の表面において、間隙部
の投射平面総面積が、投射平面全体の面積に対して0.
5%未満であることを特徴とする。
準拠して凹凸模様を有する側の裏面からの加圧によって
求めた化粧型の最大曲げ強さが、8.0kgf/cm2
以上であることが好ましく、更に側壁が、化粧型の裏面
側から凹凸模様を有する面側に向かって広がったテーパ
ー状に形成されていることが好ましい。また本発明の化
粧型は、化粧型を構成するポリプロピレン系樹脂発泡粒
子の平均粒径が1〜4mmであることが好ましい。
ト面の形成方法は、上記した化粧型を、相対向するコン
クリート打設支持体の少なくとも一方の側の内面側に、
化粧型の凹凸模様がコンクリート打設面側となるように
取り付けて、相対向するコンクリート打設支持体間に空
隙部を有するコンクリート打設型枠を構成し、該型枠の
空隙部にコンクリートを打設してコンクリートを固化さ
せた後、コンクリート打設支持体を解体し、次いで化粧
型を撓ませながらコンクリート面より取り外すことによ
り、化粧型の凹凸模様が転写したコンクリート面を形成
することを特徴とするものである。
る。図1に本発明の一実施例として、コンクリート面に
石積み模様を転写するための化粧型1を示す。該化粧型
1の一方の面には、石積み模様の境界部分を転写形成す
るための凸部2aと、積み石に相当する部分を転写形成
するための凹部2bとからなる凹凸模様2が設けられて
いる。尚、本発明において凹凸模様とは、レンガ積み模
様のような平坦な凹部と目地部を形成するための凸部か
らなるものであっても良いが、石積み模様のような不規
則な凹凸形状の凹部2bを有するものである方が化粧型
の表面積も大きくなり、柔軟性、機械的強度も向上する
傾向にあるため好ましい。
脂発泡粒子成型体よりなり、密度が0.03〜0.06
g/cm3 を有する。密度が0.03g/cm3 未満の
場合、化粧型1の圧縮強度が不充分であるため、打設コ
ンクリートの面圧に耐えられなくなり変形する虞れがあ
り、また転写性も低下する。一方、密度が0.06g/
cm3 を超える場合には、発泡粒子成形体のボイド等の
理由から化粧型1のコンクリート面からの剥離性が悪く
なるとともに、重量が重くなるため運搬、保管時や施工
時の作業性が悪くなる。
発泡粒子を金型内で成型する方法で得られるが、ポリプ
ロピレン系樹脂発泡粒子のかわりにポリエチレン系樹脂
発泡粒子等を用いた場合、例えば直鎖状低密度ポリエチ
レン発泡粒子を用いた場合には、得られる化粧型1は寸
法安定性に欠けたものとなる。また低密度ポリエチレン
発泡粒子は材料強度が不足するため、所定の強度の化粧
型を得るためには発泡倍率を低くしなければならず、そ
のため重量の大きな化粧型となってしまう。
ピレン単独重合体、プロピレンと他の共重合可能なモノ
マーとの共重合体等が挙げられる。プロピレンと共重合
可能な他のモノマーとしては、エチレン、1−ブテン、
ペンテン、ヘキセン、4−メチル−ペンテン1等が挙げ
られる。共重合体の場合、プロピレンと共重合可能な他
のモノマーの含有率は20重量%以下、特に8重量%以
下が好ましい。また共重合体の場合、ブロック共重合
体、ランダム共重合体のいずれでも良く、更に2元共重
合体に限らずエチレン−プロピレン−ブテン共重合体等
の3元共重合体であっても良い。また上記ポリプロピレ
ン系樹脂発泡粒子は架橋されたものでも良いが、リサイ
クル性を考慮した場合、無架橋のものが好ましい。
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子は、平均粒径が1〜4m
m、特に2〜3.5mmのものが好ましく、このような
粒径の発泡粒子を用いると得られる化粧型1の表面の平
滑性が特に優れたものとなり、しかも細かい凹凸模様2
を設ける場合でも、高い精度で凹凸模様2を形成でき
る。また製造に用いる発泡粒子は、該粒子の示差走査熱
量測定において得られるDSC曲線に、図8に示すよう
にポリプロピレン系樹脂の融解時の吸熱に相当する固有
ピークaの他に、該固有ピークaよりも高温側に高温ピ
ークbが現れる結晶構造を有するものが好ましく、特に
高温ピークbの熱量が13〜30J/gのものが好まし
く、更に好ましくは17〜28J/gのものである。
/g、更に好ましくは17〜28J/gと比較的高めに
設定する。このことにより発泡粒子成形体の収縮を極力
抑制し、発泡粒子を金型成形して本発明特有の転写用凹
凸模様を有する側の表面を得る加熱成形操作が容易とな
り、また該成形体の剛性も良好なものとなる。尚、上記
DSC曲線は、発泡粒子2〜3mgを示差走査熱量計に
より、10℃/分の速度で220℃まで昇温して測定し
た時に得られたものである。また高温ピークbの熱量
は、高温ピークbの山とベースラインcとで囲まれる部
分の面積(図8において斜線で示した部分)に相当す
る。
けた側の表面を顕微鏡で観察した状態を示すものであ
り、3は化粧型1を構成する発泡粒子、4は間隙部であ
る。本発明の化粧型1は凹凸模様2を設けた側の表面
(コンクリートが打設される側の表面)において、投射
平面の面積が0.075mm2 を超える間隙部4が存在
する割合が従来のものに比べて非常に小さく、間隙部4
の投射平面総面積が、投射平面全体に対して0.5%未
満、更に好ましくは0.3%未満であるが、従来の成型
体では図7に示すように、投射平面の面積が0.075
mm2 を超えるような大きな間隙部4が多数存在し、間
隙部4の投射平面総面積比が0.5%以上となると、化
粧型1と、化粧型1に吹きつけられた後にコンクリート
に転写される塗装材との接着性が高くなって塗装材の転
写性が低下し、またコンクリート面に形成された間隙部
4の跡が目立って外観の低下をきたす。尚、本発明の化
粧型1の凹凸模様を設けた表面において、投射面積が
0.075mm2 を超える間隙部4が存在しないことが
更に好ましい。
は次のようにして求める。まず、凹凸模様2を有する側
の面を顕微鏡にて写真撮影し、得られた写真を拡大し、
単位面積当たりの重量が一定の縦10cm、横10cm
の正方形のトレーシングペーパーをその拡大写真に重ね
て正方形の範囲内にある全ての間隙部4をトレースす
る。次に、該トレーシングペーパーの重量を1/100
00gまで秤量した後に、トレースした全ての間隙部を
カッターにより切り抜いた後、再度1/10000gま
で秤量する。これらの秤量値から下記数1により間隙部
4の投射平面総面積比を求める。
射平面総面積の投射平面全体の面積に対する比率(%) B:トレーシングペーパーの重量(g) C:トレーシングペーパーにトレースされた全ての間隙
部を切り抜いた後のトレーシングペーパーの重量(g) である。上記の作業を、5カ所以上について行い、その
結果の平均値を採用する。
21に準拠して凹凸模様を有する面の裏側からの加圧に
よって求めた化粧型1の最大曲げ強さが、8.0kgf
/cm2 以上であることが好ましい。更に最大曲げ強さ
は9〜18kgf/cm2 であることが好ましい。この
最大曲げ強さが8.0kgf/cm2 以上という値は、
化粧型1の凹凸模様2を設けた側の表面に後述する方法
等で形成される溶融被膜を有することに起因する。この
被膜の厚みは5〜40μmが好ましい。このような被膜
が形成されている場合、発泡粒子相互の融着界面が表側
から殆ど認められず、表面の柔軟性が向上するとともに
化粧型1をコンクリート面から剥離する際の曲げ強さが
高められるため、化粧型1の耐久性は大きく向上する。
また化粧型1が打設コンクリートの面圧に耐えられ、充
分な転写性を発揮しえるためには、JIS K7220
に準拠して求められる5%圧縮時の圧縮強さが0.5k
gf/cm2 以上、特に1.0〜2.0kgf/cm2
であることが好ましい。更に、JIS K7221に準
拠して求められる曲げ弾性率が65〜150kgf/c
m2 、特に85〜120kgf/cm2 であることが、
コンクリート打設硬化後に化粧型1を剥離する際に、適
度な弾性を発揮するため作業効率の向上を図る上から好
ましい。これら圧縮強度、曲げ弾性率は、前述の高温ピ
ークの熱量や、後述する、充填する発泡粒子の内圧、そ
の他発泡粒子径、発泡倍率、発泡粒子を構成する気泡
径、気泡形状等によって調整される。
壁5が裏面6側から凹凸模様2を有する面側に向かって
広がったテーパー状に形成されていることが好ましい。
本発明の化粧型1は複数枚を接合時、接合側壁を押圧変
形させることを目的として、化粧型1の側壁5が上記の
如きテーパー状に形成することが好ましい。側壁5が上
記の如きテーパー状に形成されていると、図6に示すよ
うに化粧型1を並べた時に隣合う化粧型同士の連接部分
が容易に押圧変形して密着するため、化粧型1の相互間
の繋ぎ目部分に隙間が形成されることがなく、コンクリ
ート面に化粧型1の繋ぎ目部分の跡がバリとして残るこ
とがない。本発明の化粧型1は通常方形の板状である
が、多角形の板状であっても良く、更に使い方によって
は円形状、楕円形の板状であっても良い。
した如き成型用金型7を用いる。この金型は移動金型7
aと、固定金型7bとを有し、移動金型7aは、移動フ
レーム8と該移動フレーム8に取り付けられた雄型9と
から構成され、固定金型7bは、固定フレーム10と該
固定フレーム10に取り付けられた雌型11とから構成
されている。雄型9、雌型11には、それぞれキャビテ
ィー12内に充填された発泡粒子を加熱するために、チ
ャンバー13a(またはチャンバー13b)からキャビ
ティー12へと連通する多数の蒸気孔14が穿設されて
いる。雄型9のキャビティー側の面には、化粧型1の凹
凸模様2に対応した凹凸が形成されている。尚、図4に
おいて15はキャビティー12内に発泡粒子を充填する
ための発泡粒子充填機、15aは該充填機のピストン、
16、17は加熱用蒸気導入管、18、19は冷却水導
入管、20、21はドレイン管、22は移動金型7aの
駆動軸である。
キャビティー12内に、充填機15よりポリプロピレン
系樹脂発泡粒子を充填した後、蒸気供給管16、17よ
り加熱用蒸気を導入して発泡粒子を加熱して成型するこ
とにより得られるが、前記したように凹凸模様2を有す
る面において、間隙部4の投射平面総面積比が0.5%
未満であるような化粧型1を得るには、例えばキャビテ
ィー12内の発泡粒子の雄型9と面した側(凹凸模様2
が形成される側)を、ポリプロピレン系樹脂の融点以上
の温度で加熱して一定時間保持する等の方法が挙げられ
る。またキャビティー12内に充填する発泡粒子とし
て、1.5kg/cm2 (G)以上、更に好ましくは
2.5〜3.5kg/cm2 (G)の内圧を有するもの
を用いることがである。本発明の化粧型1の圧縮強度を
高くするためには、前述の高温ピークの熱量を高く調整
してポリプロピレン系樹脂の結晶性を高くする方法が採
用されるが、その場合、結晶性が高い分だけ発泡粒子の
二次発泡性が悪く、それを補うために発泡粒子に比較的
高めの内圧を付与する。またその他、化粧型1の転写用
凹凸模様面の金型再現性、平滑性の理由から発泡粒子径
は1〜4mmに調整することが好ましいが、1〜4mm
という比較的粒径の小さな発泡粒子は内圧の低下が速
く、加圧用タンクから成形用金型内へ移送する際の内圧
低下を防止する上でも有利である。以下に具体的な製造
法の一例を示す。
のポリプロピレン系樹脂発泡粒子を充填し、移動金型7
a側のチャンバー13a、固定金型7b側のチャンバー
13b内に加熱用蒸気供給管16、17から1kg/c
m2 (G)の蒸気を5秒間導入してキャビティー12内
の発泡粒子間にある空気を排気した後、固定金型7b側
のドレイン管21及び移動金型7a側のドレイン管20
が共に閉じた状態で固定金型7b側のチャンバー13b
内に、該チャンバー13b内の圧力が2.5kg/cm
2 (G)になるまで蒸気供給管17より水蒸気を導入す
る。次に移動金型7a側のチャンバー13aに該チャン
バー13a内の圧力が4.2kg/cm2 (G)となる
まで蒸気供給管16より水蒸気を導入し、次いで該圧力
を15秒間保持する。その後、移動金型7a側のドレイ
ン管20及び固定金型7b側のドレイン管21を開き、
冷却水導入管18及び19よりチャンバー13a、13
b内に冷却水を導入して冷却した後、移動金型7aを退
動させて型7を開き、化粧型1を取り出す。
壁面に美麗な凹凸模様を転写形成できる化粧型1を得る
ために、化粧型1の凹凸模様2を有する側の面を成型す
る雄型9のキャビティー12側の面には、フッ素コーテ
ィングが施されていることが好ましく、また少なくとも
上記雄型9に設けられる蒸気孔14は、通常の成型用金
型における蒸気孔のようなスリット状のものよりも、錐
孔状のものが好ましい。また化粧型1の凸部2aの表面
部分にはシボ模様が形成されるような雄型9を用いるこ
とが好ましく、このような化粧型1を用いると、コンク
リート壁面に転写された模様の積み石部分と、目地部分
とのコントラストに差がでて自然の風合いが得られるた
め好ましい。
aや、特に図示しないが成型体を型から取り外すための
エジェクトピン等の先端がキャビティー12内に突出す
るようにして成型することが好ましい。この場合、通常
の成形ではピストンやエジェクトピンの跡は凸部となる
のに対し、得られた化粧型1の裏面6に形成される充填
機15のピストン15aやエジェクトピンの跡は凹部と
なるため、コンクリート打設型枠に取り付ける際に、凸
部が面接触を妨げることがなく化粧型1を安定して取り
付けることができる。
成面側において、間隙部4の投射平面総面積比が0.5
%未満であるような化粧型1が得られる。また凹凸模様
を有する側の裏面からの加圧によって求めた化粧型1の
最大曲げ強度が8.0kgf/cm2 以上に調整するこ
とが好ましく、このような物性は凹凸模様を有する側の
表面に溶融被膜が形成されることによると考えられる。
を有するコンクリート面を形成する方法について説明す
る。本発明方法においても、通常のコンクリート打設工
法と同様、図5に示すようにコンクリート打設支持体2
3a、23bを相対向して型組して型枠23を構成し、
この型枠23の空隙部にコンクリート24を打設する
が、本発明方法では上記コンクリート打設支持体23
a、23bの少なくとも一方に、本発明の化粧型1を、
該化粧型1の凹凸模様2がコンクリート打設面側となる
ように取り付けてコンクリート打設型枠23を構成す
る。尚、化粧型1の凹凸模様2を形成した面には、コン
クリート面に着色を施すための塗装材を吹きつけ等によ
って予め塗布しておいても良い。次いでコンクリート打
設型枠23の空隙部にコンクリート24を打設する。コ
ンクリート24が固化した後、まず支持体23a、23
bを解体し、次いで化粧型1をコンクリート24面から
剥離するが、本発明方法は化粧型1を撓ませながら剥離
することを特徴とするものである。
撓み性に優れるため、化粧型1を剥離する際に型1を撓
ませても、型1が破損する虞れがないとともに、撓ませ
ながら型1を剥離することにより型1が容易に剥離で
き、型1を剥離する際の作業性がきわめて良好である。
細に説明する。 実施例1 エチレン−プロピレンランダム共重合体発泡粒子(融点
145℃、平均粒径3mm、エチレン成分含有量2.3
重量%、粒子内圧2.8kg/cm2 (G)、嵩密度
0.045g/cm3 、高温ピークの熱量25J/g)
を、凹凸模様を設けた雄型を有する成型用金型のキャビ
ティー内に充填し、上記製造例で示した方法によって成
型した。得られた化粧型の密度及び化粧型の凹凸模様を
有する面の平滑性、曲げ強さの試験を行った結果を表1
に示した。
体の表面に、凹凸模様を有する面を表側として上下方向
及び左右方向に並べて仮着し、この化粧型を仮着したコ
ンクリート打設支持体と、化粧板を仮着していないコン
クリート打設支持体とを、一方のコンクリート打設支持
体の化粧型を設けた面が、他方のコンクリート打設支持
体と向かい合うように対向して並べて型組みしてコンク
リート打設型枠を構成した。次いでこの型枠の空隙部に
コンクリートを打設し、コンクリート固化後に支持体を
解体し、次いでコンクリート面から化粧型を撓ませなが
ら剥離し、化粧型の凹凸模様が転写したコンクリート面
を形成した。
化粧型を剥離する際の剥離性、化粧型の耐久性を評価し
た結果を表1にあわせて示した。尚、化粧型の凹凸模様
形成面の平滑性、曲げ強度、凹凸模様の転写性、化粧型
の剥離性、耐久性は、以下の基準により評価した。尚、
実施例1にて得られた化粧型は凹凸模様を有する面にお
いて投射面積が0.075mm2 を超える間隙部はな
く、曲げ弾性率は97kgf/cm2 、5%圧縮強さが
1.6kgf/cm2 のものであった。
して写真撮影し、得られた写真から、前述の方法により
間隙部の投射平面総面積比を求めた。写真撮影は任意に
選択した異なる5箇所について行い、それらの結果の平
均値から、 ○・・・間隙部の投射平面総面積比が0.5%未満 △・・・間隙部の投射平面総面積比が0.5〜0.7% ×・・・間隙部の投射平面総面積比が0.7%超 として評価した。
幅25mm、厚み約25mmの試験片を、化粧型の凹凸
模様を有する表面から切り出し(但し、試験片は支点間
中心部がなるべく平坦なものとし、厚みが大きなものは
約25mmに凹凸模様を有する表面を残すようにスライ
スする。)、試験片の中心部を裏面側から先端部の半径
が5mmの加圧クサビにより10mm/分の速度で、出
力チャート上で試験片が最大荷重を示すところまで押
し、該荷重を基に最大曲げ強さを算出した。
よる模様の欠陥の有無を観察し、 ○・・・模様が忠実に再現されている。 △・・・模様は再現されているが、細部において不明確
な部分がある。 ×・・・模様が空気溜まり等により忠実に再現されてい
ない。 として評価した。
いてコンクリートを打設し、化粧型剥離後に化粧型の凹
凸模様形成面を観察し、 ○・・・化粧型表面に塗装材の付着残りがない。 △・・・化粧型表面に塗装材の付着残りが一部認められ
る。 ×・・・化粧型表面に塗装材の付着残りが広い範囲で認
められる。 として評価した。
せながら剥離し、剥離後の化粧型の凹凸模様形成側の表
面を観察し、 ○・・・表面に破損や亀裂が認められない。 ×・・・表面に破損及び/又は亀裂が認められる。 として評価した。
後、移動金型側から供給する蒸気の圧力を4.2kg/
cm2 (G)から3.2kg/cm2 (G)に変更した
以外は実施例1と同様にして成型した。得られた化粧型
の凹凸模様形成面の平滑性、曲げ強さを表1に示した。
またこの化粧型を用いて凹凸模様を有するコンクリート
面を形成し、凹凸模様の転写性、型の剥離性、耐久性を
評価した結果を表1にあわせて示した。
後、実施例1に準じて成型したが、移動金型側から蒸気
を供給して4.2kg/cm2 (G)とした後、該圧力
にて15秒間の保持は行わなかった。得られた化粧型の
凹凸模様形成面の平滑性、曲げ強さを表1に示した。ま
た該型を用いて凹凸模様を有するコンクリート面を形成
し、凹凸模様の転写性、型の剥離性、耐久性を評価した
結果を表1にあわせて示した。
密度が0.03〜0.06g/cm3のポリプロピレン
系樹脂発泡粒子成型体からなり、凹凸模様を有する側の
面において、間隙部の投射平面総面積が、投射平面全体
の面積に対して0.5%未満であることにより、本発明
の化粧型は打設したコンクリート面からの剥離性に優
れ、美麗で忠実度の高い凹凸模様をコンクリート面に転
写形成することができる。
もに曲げ強度にも優れるため、本発明の施工方法におい
て化粧型を撓ませながら剥離しても化粧型が破損するこ
とがなく、化粧型の剥離作業が非常に容易となるととも
に、化粧型の再使用が可能である。
kgf/cm2 以上であると、更に撓ませながらの剥離
作業が容易となる効果がある。また本発明の化粧型を構
成する原料発泡粒子の平均粒径が1〜4mmであると、
細かい凹凸模様を形成することが容易となり、しかも模
様の精度も高くなる。更に型の側壁が裏面側から凹凸模
様を形成した面側に向かって広がるテーパー状に形成さ
れていると、化粧型を繋がり部分に隙間が形成されるこ
となく化粧型を並列することができ、この結果、コンク
リート面に化粧型の繋ぎ目に起因したバリによる外観低
下をきたす虞れがない等の種々の効果を有する。
察した状態の投射平面の略図である。
断面略図である。
を示す縦断面図である。
した状態の投射平面の略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 密度0.03〜0.06g/cm3 のポ
リプロピレン系樹脂発泡粒子成型体からなり、一方の面
にはコンクリート面に模様を転写形成するための凹凸模
様が形成されているとともに、転写用凹凸模様を有する
側の表面において、間隙部の投射平面総面積が、投射平
面全体の面積に対して0.5%未満であることを特徴と
する凹凸模様を有するコンクリート面形成用化粧型。 - 【請求項2】 JIS K7221に準拠して凹凸模様
を有する側の裏面からの加圧によって求めた化粧型の最
大曲げ強さが、8.0kgf/cm2 以上であることを
特徴とする請求項1記載の化粧型。 - 【請求項3】 化粧型を構成するポリプロピレン系樹脂
発泡粒子の平均粒径が1〜4mmであることを特徴とす
る請求項1又は2記載の化粧型。 - 【請求項4】 側壁が、化粧型の裏面側から凹凸模様を
有する面側に向かって広がったテーパー状に形成されて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
化粧型。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の化粧型
を、相対向するコンクリート打設支持体の少なくとも一
方の側の内面側に、化粧型の凹凸模様がコンクリート打
設面側となるように取り付けて、相対向するコンクリー
ト打設支持体間に空隙部を有するコンクリート打設型枠
を構成し、該型枠の空隙部にコンクリートを打設してコ
ンクリートを固化させた後、コンクリート打設支持体を
解体し、次いで化粧型を撓ませながらコンクリート面よ
り取り外すことにより、化粧型の凹凸模様が転写したコ
ンクリート面を形成することを特徴とする、凹凸模様を
有するコンクリート面の形成方法。
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