JPH089339B2 - 芯地旋回機構 - Google Patents

芯地旋回機構

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JPH089339B2
JPH089339B2 JP2127968A JP12796890A JPH089339B2 JP H089339 B2 JPH089339 B2 JP H089339B2 JP 2127968 A JP2127968 A JP 2127968A JP 12796890 A JP12796890 A JP 12796890A JP H089339 B2 JPH089339 B2 JP H089339B2
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瑞哉 松藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はコンバイン等の如きクローラ式操向装置の芯
地旋回機構に関する。
(ロ)従来技術 従来から、クローラ式操向装置の芯地旋回機構に関す
るギアは公知とされているのである。
例えば、特開昭62−292578号公報に記載の技術の如く
である。
しかし、該従来技術においては、操向ブレーキ軸上の
左右のブレーキギアに噛み合う左右のリダクション軸に
遊転支持し、一方のギアには一体にベベルギアを設け、
これと対向する位置にベベルギアを遊転配置し、他方の
入出力ギアとの間は油圧クラッチを設け、両ベベルギア
の間に中間ベベルギアを噛合して芯地旋回機構を構成し
ていたのである。
しかし、この構成では、ミッションケース中央の操向
ブレーキと、その左右に位置する大径のブレーキギアと
の間のデッドスペースを利用して芯地旋回機構を構成で
きるのであるが、次のような不具合があったのである。
.操向ブレーキ軸とリダクション軸との芯間、並びに
ブレーキギアの径は既に決まっており、これに噛合する
ギアの径は限られてしまう。よって、芯地旋回機構の減
速比の設定に自由度がないのである。
一方、前記デッドスペースにおいて、芯地旋回クラッ
チの収納スペースが限られているにもかかわらず、高減
速比が取れない為に該クラッチが油圧式の場合、その容
量は小さくできないのである。
.左右のベベルギア及び中間ベベルギアで発生する各
方向に作用するスラスト力を考慮した強度の高い軸受構
成にしなければならない。
.ギア2個とベベルギア3個の使用によるコスト高が
発生するのである。
.中間ベベルギアを支持する中間軸は、他の全ての伝
動軸が左右方向に支持されるのに、この軸のみが直交配
置されるために、特別な軸支持構造を取らねばならない
という不具合があるのである。
.上記やの不具合は、この芯地旋回機構を標準の
トランスミッションにオプション仕様で装着する際にお
いて更に障害となるのである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、該従来技術である特開昭62−292578号公報
に記載の技術の利点である、デッドスペースを利用し
て、芯地旋回機構を構成するものであり、 (1).芯地旋回機構に高減速比を設定可能にする。
(2).芯地旋回機構用の中間ギア軸は、他の伝動軸と
同様に平行に配置して、簡単な軸受構造とする。
(3).芯地旋回機構のギア枚数を減らして、コストを
低減する。
(4).芯地旋回機構用の中間軸を簡単な構成でケース
に安定支持する。
(5).標準のトランスミッションに、容易に芯地旋回
機構を装着可能とする。
のような解決すべき課題を具備するものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
操向クラッチ軸3上のクラッチギア22,23より、左右
のファイナル軸30l,30rに動力を伝達する操向ブレーキ
軸2上のブレーキギア24,27において、その一方のブレ
ーキギア24と噛み合う中間ギア12を設け、該中間ギア12
に噛み合う一方の芯地旋回ギア14を芯地旋回軸1に設け
ると共に、該芯地旋回軸1に他方のブレーキギア27に噛
み合う他方の芯地旋回ギア15を設け、一方の芯地旋回ギ
ア14と他方の芯地旋回ギア15を動力連結可能な芯地旋回
クラッチ7を設け、前記中間ギア12を支持する中間ギア
軸33を、ミッションケースMの一方の側壁から芯地旋回
軸1と平行方向に突出した片持支持軸としたものであ
る。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本発明の芯地旋回機構を具備したトランスミ
ッションのスケルトン図、第2図は同じくトランスミッ
ションの軸の配置を示す側面図、第3図はトランスミッ
ションの中で芯地旋回機構の要部を示す下部の正面断面
図、第4図は左右どちらの芯地旋回を行うかにより切り
換えるシャトル弁の断面図、第5図は本発明の芯地旋回
機構の油圧回路図である。
第1図において、本発明の芯地旋回機構を具備したト
ランスミッションの機構について説明する。
入力プーリ13に、エンジンからの動力が伝達される。
該入力プーリ13はエンジン入力軸6の上に固設されてお
り、該エンジン入力軸6の上には油圧ポンプP1,P2が装
着されている。
また、エンジン入力軸6は、ミッションケースMの右
側から左側に貫通されて、左側面に固設されたHST式変
速装置Hに入力している。該HST式変速装置Hの油圧ポ
ンプを駆動し、油圧モーター軸5がミッションケースM
の内部に動力を伝達している。
油圧モーター軸5の上に、固設ギア16,17が配置さ
れ、該固設ギア16,17が副変速軸4の上の遊嵌ギア18,19
と噛合している。該遊嵌ギア18,19を副変速軸4と噛合
させる変速シフターが設けられており、HST式変速装置
Hにより無段に変速した回転を高低に副変速すべく構成
している。
該主変速と副変速が終了した後の回転を、副変速軸4
の上の固設ギア20により、操向クラッチ軸3の上の固設
ギア21に伝達している。該固設ギア21により操向クラッ
チ軸3の回転を、左右の操向クラッチ10,11に内奏され
た油圧ピストンが、摩擦ディスクを接合,離間すること
により、クラッチギア23,22への走行動力を断接すべく
構成している。
該操向クラッチ10,11を介して、クラッチギア23,22に
より、操向ブレーキ軸2の上の操向ブレーキ装置8,9に
動力伝達している。
該操向ブレーキ軸2は、ミッションケースMに固着支
持されており、回転不能である。該操向ブレーキ軸2の
上に、制御筒軸8a,9aが遊嵌しており、該制御筒軸8a,9a
にブレーキギア24,27と小径ギア25l,25rが固設されてい
る。
操向ブレーキ装置8,9のハウジングは、油圧ピストン
を内装して操向ブレーキ軸2に固着されている。故に、
前記操向ブレーキ装置8,9を構成する摩擦ディスクを油
圧ピストンで押圧することにより、制御筒軸8a,9aの一
方と操向ブレーキ軸2とが結合し、左右の操向制動がか
けられるのである。
制動筒軸8a,9a上の小径ギア25l,25rは、それぞれ左右
のファイナル軸30l,30rの上の大径ギア26l,26rと常時噛
合しており、該ファイナル軸30l,30rの外端部には、減
速小径ギア28l,28rが固設されており、該減速小径ギア2
8l,28rは駆動スプロケット軸31l,31rの上の減速大径ギ
ア29l,29rと常時噛合している。
駆動スプロケット軸31l,31rの上に駆動スプロケット3
2l,32rが固設されている。
以上のような構成において、ミッションケースMの操
向ブレーキ軸2と操向クラッチ軸3と副変速軸4と油圧
モーター軸5により囲まれた空間に、中間ギア軸33と芯
地旋回軸1を配置している。該中間ギア軸33は、ミッシ
ョンケースMの一方の側壁から芯地旋回軸1と平行方向
に突出した片持支持軸としている。
そして、操向ブレーキ軸2の上のブレーキギア24,27
の24と噛合する中間ギア12を中間ギア軸33により遊嵌支
持している。
該中間ギア12は、芯地旋回軸1の上の芯地旋回ギア14
と、常時噛合している。
また、芯地旋回軸1には、芯地旋回ギア15が遊嵌され
ており、両旋回ギア14,15は、油圧式に構成した芯地旋
回クラッチ7の選択的接合により回転自在とされてい
る。
該芯地旋回ギア15は、ブレーキギア24,27の中の地方
の27と常時噛合している。
第2図において、ミッションケースM内の中間ギア軸
33と芯地旋回軸1の配置を説明する。
側面視において、ミッションケースMの上部にエンジ
ン入力軸6が配置されており、MST式変速装置Hを駆動
する。
油圧モーター軸5の副変速軸4と操向クラッチ軸3の
上には、比較的小径のギアしか配置されていないので、
1直線上に配置されているが、操向ブレーキ軸2の上に
はブレーキギア24,27という大径のギアが配置されてい
るので、側方に偏位されており、この偏位したブレーキ
ギア24,27の上部に中間ギア軸33と芯地旋回軸1を配置
している。中間ギア軸33は、ミッションケースMの一方
の側壁から芯地旋回軸1と平行方向に突出した片持支持
軸としている。
該操向ブレーキ軸2の上部と、副変速軸4及び油圧モ
ーター軸5の間は広い空間があるので、もともと余裕の
空間であり、この部分に中間ギア軸33と芯地旋回軸1が
配置されているので、ミッションケースMを従来のまま
で使用して、芯地旋回機構付きのトランスミッションと
することができる。
また、ミッションケースMの上部には、後述する電磁
式芯地旋回切換弁V2とシャトル弁V1が設置されており、
シャトル弁V1に装着されたパイピング42が、第3図に示
すように前記芯地旋回軸1端部の油路受け継ぎ部分に接
続され、パイピング42を流れる圧油が芯地旋回軸1の内
部油路を通じで芯地旋回クラッチ7を接合するようにな
っている。前記したように芯地旋回軸1は操向ブレーキ
軸2よりも上部に配置されシャトル弁V1側に近寄ってい
るのでパイピング42の長さは短くなっている。
第4図は左右どちらの芯地旋回を行うかにより切り換
えるシャトル弁の断面図、第5図は本発明の芯地旋回機
構の油圧回路図である。
電磁式芯地旋回切換弁V2が中立位置にある場所におい
ては、通常の手動操向機構であり、操向レバー40L,40R
のいずれかを傾動操作すると、左右の操向クラッチ切換
弁41L又は41Rが切り換わり操向クラッチ10又は11が断切
され、次に操向ブレーキ装置8又は9が制動されるので
ある。
次に、電磁式芯地旋回切換弁V2を遠隔操作により切り
換えると、左右の操向クラッチ切換弁41L又は41Rが油圧
的に操作され操向クラッチ10又は11が選択的に断切され
ると共に、同じ油圧により芯地旋回クラッチ7を接合す
るのである。
この場合においては、操向クラッチ10,11のどちらか
を断にするかにより、圧油が別の油路を通過するが、ど
ちらの場合にも芯地旋回クラッチ7を接合可能とすべ
く、シャトル弁V1が設けられているのである。
該シャトル弁V1は、第4図に示すように内部のシャト
ルスプール43と、左右から押圧する付勢バネ44l,44rに
より構成されている。
この操向クラッチ10,11の一方を断とし、同時に芯地
旋回クラッチ7を、シャトル弁V1の切換により導入した
圧油により接合することにより、走行動力を断としたフ
ァイナル軸30l又は30rが中間ギア12、芯地旋回ギア14,1
5によって逆転駆動されるのである。
(ヘ)発明の作用 シャトル弁V1と操向クラッチ切換弁41L,41Rに作動順
序を持たせる為に、リリーフ弁L1のバネ力>シャトル弁
V1のバネ力>操向クラッチ切換弁41L,41Rのバネ力に設
定している。
芯地旋回スイッチを左右のいずれかに傾動して、一方
がONされると、電磁式芯地旋回切換弁V2が中立位置より
一方の作用位置に切り換わる。
圧油は、一方側の油路Aポート又はBポートに流れ
て、リリーフ弁Lによって芯地旋回クラッチ7の結合に
必要な圧力を高められ、パイロット油圧作動型の操向ク
ラッチ切換弁41L又は41Rを瞬時に作動させ、次にパイロ
ット油圧作動型のシャトル弁V1のシャトルスプール43の
端部にAポート或いはBポートからの油圧が作用して、
該スプール43が第4図に示す中立位置より右側或いは左
側へ摺動すると共に、Aポート又はBポートの圧油を、
絞り弁を介して前記パイピング42に流すのである。
操向クラッチ切換弁41L,41Rの操作により、一方の操
向クラッチ10,11が切られる。シャトル弁V1からの圧油
は徐々に絞り弁を通過し、芯地旋回クラッチ7を緩やか
に係合させ、操向クラッチ10,11の切られた側の走行装
置が逆転して芯地旋回が行われる。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1図に、中間ギア12を支持する中間ギア軸33を、ミ
ッションケースMの一方の側壁から芯地旋回軸1と平行
方向に突出した片持支持軸としたので、該中間ギア軸33
がミッションケースMの左右間に架設された場合に発生
する、中間ギア軸33と芯地旋回クラッチ7との干渉を考
慮する必要が無くなったので、狭いミッションケースM
の余分の空間に芯地旋回装置を配置することが可能とな
ったのである。また、中間ギア軸33の組立を容易にする
ことも可能となったのである。また、芯地旋回機構自体
がコンパクトに構成されているので、オプション仕様と
して標準のトランスミッションに容易に装着可能とする
ことができたのである。
第2図に、中間ギア12を枢支する中間ギア軸33は、他
の操向ブレーキ軸2や操向クラッチ軸3と平行に配置し
て、簡単な軸受構造とすることができたのである。
第3図に、芯地旋回機構の中間ギア12は一方のブレー
キギア24又は27に自由な位置で噛合できるので、高減速
比を設定可能とし、芯地旋回クラッチ7の容量を小さく
し、ミッションケースMのデッドスペースに無理なく収
納できる。
第4図に、芯地旋回機構に必要なギアの枚数を、中間
ギア12と芯地旋回ギア14,15の3枚で構成してコストを
低減することができたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の芯地旋回機構を具備したトランスミッ
ションのスケルトン図、第2図は同じくトランスミッシ
ョンの軸の配置を示す側面図、第3図はトランスミッシ
ョンの中で芯地旋回機構の要部を示す下部の正面断面
図、第4図は左右どちらの芯地旋回を行うかにより切り
換えるシャトル弁の断面図、第5図は本発明の芯地旋回
機構の油圧回路図である。 M……ミッションケース V1……シャトル弁 V2……電磁式芯地旋回切換弁 1……芯地旋回軸 2……操向ブレーキ軸 3……操向クラッチ軸 4……副変速軸 5……油圧モーター軸 6……エンジン入力軸 7……芯地旋回クラッチ 8,9……操向ブレーキ装置 10,11……操向クラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向クラッチ軸3上のクラッチギヤ22,23
    より、左右のファイナル軸30l,30rに動力を伝達する操
    向ブレーキ軸2上のブレーキギア24,27において、その
    一方のブレーキギア24と噛み合う中間ギア12を設け、該
    中間ギア12に噛み合う一方の芯地旋回ギア14を芯地旋回
    軸1に設けると共に、該芯地旋回軸1に他方のブレーキ
    ギア27に噛み合う他方の芯地旋回ギア15を設け、一方の
    芯地旋回ギア14と他方の芯地旋回ギア15を動力連結可能
    な芯地旋回クラッチ7を設け、前記中間ギア12を支持す
    る中間ギア軸33を、ミッションケースMの一方の側壁か
    ら芯地旋回軸1と平行方向に突出した片持支持軸とした
    ことを特徴とする芯地旋回機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5854976U (ja) * 1981-10-09 1983-04-14 三菱農機株式会社 超信地施回操作装置
JPH0655594B2 (ja) * 1986-06-10 1994-07-27 株式会社神崎高級工機製作所 スキツドステアリング機構
JPH0725331B2 (ja) * 1988-06-16 1995-03-22 井関農機株式会社 コンバイン等におけるスピンターン用油圧装置

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