JPH0893797A - 摩擦部材の製造方法 - Google Patents

摩擦部材の製造方法

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JPH0893797A
JPH0893797A JP6231736A JP23173694A JPH0893797A JP H0893797 A JPH0893797 A JP H0893797A JP 6231736 A JP6231736 A JP 6231736A JP 23173694 A JP23173694 A JP 23173694A JP H0893797 A JPH0893797 A JP H0893797A
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JP
Japan
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friction member
heating
ageing
paint film
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6231736A
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English (en)
Inventor
Yoichi Murakami
洋一 村上
Yoshitaka Natsume
喜孝 夏目
Shigekimi Matsui
茂王 松井
Shin Nishitani
伸 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】特殊材料や成形温度の上昇を要することなく、
加熱工程を減らすことが可能な摩擦部材の製造方法を提
供する。 【構成】耐磨耗性粉末及びバインダを混合して成形した
摩擦部材をエージングすることなく金属基体に接合する
第1の工程と、前記第1の工程の前又は後において前記
金属基体に塗膜を付着させる第2の工程と、前記第1及
び第2の工程の終了後、前記塗装済の半製品を所定時間
加熱して前記成形品のエージング及び前記塗膜の硬化を
行う加熱工程とからなる。 【効果】エージング末実施の摩擦部材が組付けられ、塗
装後、塗膜硬化未実施の半製品を所定時間加熱してエー
ジング及び塗膜硬化を一挙に行うので、なんら特別の材
料、工程を用いることなく加熱工程を短縮でき、生産性
の向上及び製造費用の低減を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦部材の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の摩擦材の製造法を図1に示す。ま
ず、原料であるフェノールレジン、ゴムダスト、レジン
ダスト、無機質フィラーをそれぞれ秤量し、混合した
後、加熱成形を行い所定の形状にした後、エージングす
なわち所定の高温度で所定時間保持し、冷却後、所定形
状に研磨し、摩擦部材を完成させる。次に、この摩擦部
材を塗装及び塗膜硬化済のロータに接着剤と共に組付
け、その後、誘導加熱により接着剤を反応させて摩擦材
をロータの溝部に接着し、最後に摩擦部材の摩擦面を加
工して工程を完了する。なお、上記塗膜硬化は、例えば
摂氏190度で40分保持することにより実施される。
【0003】また、その他の従来の製造方法として以下
のものがある。まず、原料であるフェノールレジン、ゴ
ムダスト、レジンダスト、無機質フィラーをそれぞれ秤
量し、混合した後、予備成形を行って予備成形品を形成
し、この予備成形品を塗装及び塗膜硬化済のロータの溝
部に加熱加圧してはめ込んで一体成形し、その後、エー
ジングすなわち所定の高温度で所定時間保持し、冷却
後、所定形状に研磨し、摩擦部材を完成させる。
【0004】特開昭62−37532号公報は、軟化点
が摂氏165度以上のフェノールレジンをバインダとし
て用いることにより摩擦部材の上記加熱成形温度を高く
することにより上記エージングを省略することを開示し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の摩擦部
材の製造方法は、工程、特に加熱(及びその後の冷却)
工程が複数回必要であるので、時間がかかり、生産性が
低いという重大な問題があった。また、上記公報の製造
方法によれば、エージングの省略により工程の簡素化が
実現するが、高価なバインダを必要とする点、加熱成形
温度を高くしなければならない点などにおいて、製造費
用低減の点で採用困難であった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、特殊材料や成形温度の上昇を要することなく、
加熱工程を減らすことが可能な摩擦部材の製造方法を提
供することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
耐磨耗性粉末及びバインダを混合して成形した摩擦部材
をエージングすることなく金属基体に接合する第1の工
程と、前記第1の工程の前又は後において前記金属基体
に塗膜を付着させる第2の工程と、前記第1及び第2の
工程の終了後、前記塗装済の半製品を所定時間加熱して
前記成形品のエージング及び前記塗膜の硬化を行う加熱
工程とを含むことを特徴とする摩擦部材の製造方法であ
る。
【0008】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記第2の工程が、前記第1の工程の後に
実施されることを特徴としてる。
【0009】
【発明の効果】本発明の第1又は第2の構成によれば、
エージング末実施の摩擦部材が組付けられ、塗装後、塗
膜硬化未実施の半製品を所定時間加熱してエージング及
び塗膜硬化を一挙に行うので、なんら特別の材料、工程
を用いることなく加熱工程を短縮でき、生産性の向上及
び製造費用の低減を実現することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明について実施例を示す図1に示
す工程図に基づいて説明する。 (実施例1)まず、原料であるフェノールレジン、ゴム
ダスト、レジンダスト、無機質フィラー等からなる原料
を秤量し、混合した後、エアコンマグネット・クラッチ
用のロータ(本発明でいう金属基体)の所定形状の溝部
にほぼ嵌入可能な形状に予備成形を行う。
【0011】次に、この予備成形品を塗装前のロータの
上記溝部にパンチ又はプレスにより圧力200kg/c
2 、温度摂氏195度、保持時間90秒の条件で嵌め
込み、一体成形する。次に、このロータを塗装の前処理
としボンデ処理(詳しく説明すれば、リン酸亜鉛の化成
処理)した後、エポキシ樹脂で塗装し、その後、温度摂
氏190度、保持時間40分の条件で塗膜を硬化すると
ともに、上記塗装一体成形品をエージングする。最後
に、摩擦面及びロータを所定の形状に加工し、完成品と
する。
【0012】この完成品を相手ハブと組み合わせ摩耗試
験を行った。試験は荷重10kg、回転数1200rp
m、3秒のON−10秒OFFで100回作動させた。
磨耗量は60μmであった。一方、塗膜硬化は行うがエ
ージングをしない同組成の摩擦部材を用いた場合の磨耗
量は3000μmであった。すなわち、エージング無し
の摩擦材は結合材であるフェノールの硬化が不十分なた
め摩耗が多いのに対し、発明品は塗装硬化工程により同
時にフェノールの熱硬化が十分行われるので、磨耗特性
を劣化させることなく大幅な工程短縮が実現できるとい
う優れた効果を奏する。
【0013】上記実施例品を相手ハブの面粗さを変え摩
耗試験を行った。その結果を図2に示す。相手ハブの面
粗さRaが0.4μm以下になると摩耗量が急激に減少
することがわかる。これは相手ハブ粗さが小さくなると
アブレッシブ効果による摩耗が低減されるためであると
考えられる。 (実施例2)上記実施例1では、予備成形品をロータに
一体成形した後、ロータの塗装を行ったが、予めロータ
を塗装しておき(但し、塗膜硬化せずに)、その後、予
備成形品をロータに一体成形し、その後、塗膜硬化及び
予備成形品のエージングのための加熱工程を実施するこ
ともできる。
【0014】すなわち、原料であるフェノールレジン、
ゴムダスト、レジンダスト、無機質フィラー等からなる
原料を秤量し、混合した後、エアコンマグネット・クラ
ッチ用のロータ(本発明でいう金属基体)の所定形状の
溝部にほぼ嵌入可能な形状に予備成形を行う。次に、上
記ボンデ処理及びエポキシ樹脂塗装が予めなされたロー
タの上記溝部にこの予備成形品をパンチ又はプレスによ
り圧力200kg/cm2 、温度摂氏195度、保持時
間90秒の条件で嵌め込み、一体成形する。
【0015】次に、この一体成形品を温度摂氏190
度、保持時間40分の条件で塗膜を硬化するとともに、
上記塗装一体成形品をエージングする。最後に、摩擦面
及びロータを所定の形状に加工し、完成品とする。この
ようにすれば、実施例1と同様に加熱冷却工程を減らす
ことができるとともに、予備成形品をロータに一体成形
する際の加熱加圧工程で塗膜硬化を促進することもでき
る。
【0016】更に、本実施例によれば、予備成形品の一
体成形により加熱されたロータ及び摩擦部材を冷却する
ことなくそのまま塗膜硬化及びエージングのための加熱
保持工程へと移行することができ、実質的に1度加熱す
るだけでよく、更に大幅な工程短縮、熱ロス低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦部材の製造方法及び従来の摩擦部
材の製造方法を示す工程図である。
【図2】相手ハブの表面粗さを変えた場合の本実施例の
摩擦部材の磨耗特性を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 伸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐磨耗性粉末及びバインダを混合して成形
    した摩擦部材をエージングすることなく金属基体に接合
    する第1の工程と、 前記第1の工程の前又は後において前記金属基体に塗膜
    を付着させる第2の工程と、 前記第1及び第2の工程の終了後、前記塗装済の半製品
    を所定時間加熱して前記成形品のエージング及び前記塗
    膜の硬化を行う加熱工程と、 を含むことを特徴とする摩擦部材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第2の工程は、前記第1の工程の後に
    実施される請求項1記載の電機ブラシの製造方法。
JP6231736A 1994-09-27 1994-09-27 摩擦部材の製造方法 Pending JPH0893797A (ja)

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