JPH0893887A - ディファレンシャルのシム選択装置およびシム選択方法 - Google Patents
ディファレンシャルのシム選択装置およびシム選択方法Info
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- JPH0893887A JPH0893887A JP25442494A JP25442494A JPH0893887A JP H0893887 A JPH0893887 A JP H0893887A JP 25442494 A JP25442494 A JP 25442494A JP 25442494 A JP25442494 A JP 25442494A JP H0893887 A JPH0893887 A JP H0893887A
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- JP
- Japan
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- bearing
- carrier
- bearing hole
- shim
- measurement
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイドベアリング穴が一つしかないキャリヤ
を対象に、サブアセンブリ測定方式によるシム選択を可
能にする。 【構成】 上測定基準21を取付けたクランプユニット
23を上保持治具29の動きで下降させて、キャリヤ1
5内に挿入されたクランプユニット23の作動ロッド3
2の下端に下測定基準22を結合し、上、下測定基準2
1,22に作動ロッド32を介してばね35のばね力を
伝えてベアリング4,5にプレロードを与え、クランプ
ユニット23と下測定基準22を支持する測定ユニット
24とを対応する保持治具から切り離した後、回転体4
2の回転力を作動ロッド32を介して各測定基準21,
22に伝え、各ベアリング4,5を回転させながらセン
サユニットの穴ガイド62をキャリヤ15のサイドベア
リング穴に挿入し、測定子65により該サイドベアリン
グ穴の頂点とリヤベアリング5の端面との距離を測定す
る。
を対象に、サブアセンブリ測定方式によるシム選択を可
能にする。 【構成】 上測定基準21を取付けたクランプユニット
23を上保持治具29の動きで下降させて、キャリヤ1
5内に挿入されたクランプユニット23の作動ロッド3
2の下端に下測定基準22を結合し、上、下測定基準2
1,22に作動ロッド32を介してばね35のばね力を
伝えてベアリング4,5にプレロードを与え、クランプ
ユニット23と下測定基準22を支持する測定ユニット
24とを対応する保持治具から切り離した後、回転体4
2の回転力を作動ロッド32を介して各測定基準21,
22に伝え、各ベアリング4,5を回転させながらセン
サユニットの穴ガイド62をキャリヤ15のサイドベア
リング穴に挿入し、測定子65により該サイドベアリン
グ穴の頂点とリヤベアリング5の端面との距離を測定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディファレンシャルの
シムを選択するための装置および方法に関する。
シムを選択するための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディファレンシャルのシムを選択
するには、例えば図5に示すように、キャリヤ1に形成
された二つのベアリング穴(こゝではドライブピニオン
用ベアリング穴)2,3にテーパローラベアリング4,
5を装着した後、このキャリヤ1を、一方のテーパロー
ラベアリング(リヤベアリング)5を介して位置固定の
測定基準6に支承させる。次に、他方のテーパローラベ
アリング(フロントベアリング)4に押え治具7を係合
させて前記測定基準6に対してキャリヤ1を押えて、各
テーパローラベアリング4,5に製品(完成品)ディフ
ァレンシャルと同等のプレロードを与え、この状態で測
定基準6を回転させて該測定基準にキャリヤ1を十分に
ならわせ、その後、下側開口1aからキャリヤ1内に測
定ユニット8を挿入する。
するには、例えば図5に示すように、キャリヤ1に形成
された二つのベアリング穴(こゝではドライブピニオン
用ベアリング穴)2,3にテーパローラベアリング4,
5を装着した後、このキャリヤ1を、一方のテーパロー
ラベアリング(リヤベアリング)5を介して位置固定の
測定基準6に支承させる。次に、他方のテーパローラベ
アリング(フロントベアリング)4に押え治具7を係合
させて前記測定基準6に対してキャリヤ1を押えて、各
テーパローラベアリング4,5に製品(完成品)ディフ
ァレンシャルと同等のプレロードを与え、この状態で測
定基準6を回転させて該測定基準にキャリヤ1を十分に
ならわせ、その後、下側開口1aからキャリヤ1内に測
定ユニット8を挿入する。
【0003】測定ユニット8は固定ベース9上にばね1
0により支持された浮動ベース11を備え、この浮動ベ
ース11に二つの基準子12と一つの測定子13とを設
けている。測定に際しては、上記ベアリング穴2,3と
直交してキャリヤ1に形成された二つのサイドベアリン
グ穴14の頂点に各基準子12を接触させて、浮動ベー
ス11をキャリヤ1にならわせた後、測定子13の先端
をスペーサ13aを介してリヤベアリング5の端面に当
接させ、該リヤベアリング5の端面からサイドベアリン
グ穴14の頂点までの距離Lを測定する。この時、ピニ
オン組付距離(サイドベアリング穴14の中心Cからド
ライブピニオンの後端との間の距離)PMD とサイドベア
リング14の直径Dは、設計値として分かっているの
で、シム厚さtは下記(1) 式によって求めることができ
る。こゝで、αは補正値である。 t=(L+D/2 −PMD )±α (1)
0により支持された浮動ベース11を備え、この浮動ベ
ース11に二つの基準子12と一つの測定子13とを設
けている。測定に際しては、上記ベアリング穴2,3と
直交してキャリヤ1に形成された二つのサイドベアリン
グ穴14の頂点に各基準子12を接触させて、浮動ベー
ス11をキャリヤ1にならわせた後、測定子13の先端
をスペーサ13aを介してリヤベアリング5の端面に当
接させ、該リヤベアリング5の端面からサイドベアリン
グ穴14の頂点までの距離Lを測定する。この時、ピニ
オン組付距離(サイドベアリング穴14の中心Cからド
ライブピニオンの後端との間の距離)PMD とサイドベア
リング14の直径Dは、設計値として分かっているの
で、シム厚さtは下記(1) 式によって求めることができ
る。こゝで、αは補正値である。 t=(L+D/2 −PMD )±α (1)
【0004】ところで、ディファレンシャルとしては、
図6に示すようにサイドベアリング穴14が一つしかな
いキャリヤ15を備えたものがある。このキャリヤ15
は、サイドベアリング穴14を有する側と反対側の側面
16をリテーナ(図示略)の取付面として提供して、こ
の側面16に開口16aを設けており、したがって、こ
のようなキャリヤ15を有するディファレンシャルに対
して、上記図5に示したごときサブアセンブリ状態での
測定方式を適用することは不可能となる。そこで従来、
このようなディファレンシャルについては、特開平2−
85556号公報に記載のシム選択方法を利用し、キャ
リヤ15、ベアリング(リヤベアリング)5、ドライブ
ピニオン17について各単品で寸法を測定して所定の計
算式に入れ、シム厚さを算出するようにしていた。
図6に示すようにサイドベアリング穴14が一つしかな
いキャリヤ15を備えたものがある。このキャリヤ15
は、サイドベアリング穴14を有する側と反対側の側面
16をリテーナ(図示略)の取付面として提供して、こ
の側面16に開口16aを設けており、したがって、こ
のようなキャリヤ15を有するディファレンシャルに対
して、上記図5に示したごときサブアセンブリ状態での
測定方式を適用することは不可能となる。そこで従来、
このようなディファレンシャルについては、特開平2−
85556号公報に記載のシム選択方法を利用し、キャ
リヤ15、ベアリング(リヤベアリング)5、ドライブ
ピニオン17について各単品で寸法を測定して所定の計
算式に入れ、シム厚さを算出するようにしていた。
【0005】なお、この場合のシム厚さtの計算式は、
キャリヤ15のリヤベアリング用ベアリング穴3の底と
サイドベアリング14の中心Cとの間の距離をh1 ,リ
ヤベアリング5の組幅をh2 ,ベアリング穴2の穴径を
d1 ,リヤベアリング5の外径をd2 ,リヤベアリング
5の内径をd3 ,ドライブピニオン17の軸径をd4,
ドライブピニオン17の組付距離をPMD とすると、下記
(2) 式のとおりとなる。こゝで、k1 ,k2 は組幅変化
係数、αは補正値である。 t=h1 −h2 −PMD −k1 (d2 −d1 )−k2 (d4 −d3 )+α (2)
キャリヤ15のリヤベアリング用ベアリング穴3の底と
サイドベアリング14の中心Cとの間の距離をh1 ,リ
ヤベアリング5の組幅をh2 ,ベアリング穴2の穴径を
d1 ,リヤベアリング5の外径をd2 ,リヤベアリング
5の内径をd3 ,ドライブピニオン17の軸径をd4,
ドライブピニオン17の組付距離をPMD とすると、下記
(2) 式のとおりとなる。こゝで、k1 ,k2 は組幅変化
係数、αは補正値である。 t=h1 −h2 −PMD −k1 (d2 −d1 )−k2 (d4 −d3 )+α (2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記単
品での測定結果を用いるシム選択方法によれば、単品で
の測定誤差が累積されることに加えて、組付誤差がある
ため、製品ディファレンシャルにおけるシム選択に誤差
が生じ易く、上記サブアセンブリ測定方式に比べて、信
頼性に欠けるという問題があった。また、特にキャリヤ
15については、ベアリング穴3の底とサイドベアリン
グ14の中心Cとの間の距離h1 を測定する都合上、側
面開口16aの周りに製品としては不要の基準面18
(図6)を設ける必要があり、その測定に余分なコスト
がかかるという問題もあった。
品での測定結果を用いるシム選択方法によれば、単品で
の測定誤差が累積されることに加えて、組付誤差がある
ため、製品ディファレンシャルにおけるシム選択に誤差
が生じ易く、上記サブアセンブリ測定方式に比べて、信
頼性に欠けるという問題があった。また、特にキャリヤ
15については、ベアリング穴3の底とサイドベアリン
グ14の中心Cとの間の距離h1 を測定する都合上、側
面開口16aの周りに製品としては不要の基準面18
(図6)を設ける必要があり、その測定に余分なコスト
がかかるという問題もあった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その課題とするところは、サイド
ベアリング穴が一つしかないキャリヤに対するサブアセ
ンブリ測定方式の適用を可能とし、もって精度保証が確
実でコスト的にも安価で済むディファレンシャルのシム
選択装置及び選択方法を提供することにある。
めになされたもので、その課題とするところは、サイド
ベアリング穴が一つしかないキャリヤに対するサブアセ
ンブリ測定方式の適用を可能とし、もって精度保証が確
実でコスト的にも安価で済むディファレンシャルのシム
選択装置及び選択方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかゝるディファレンシャルのシム選択装置
は、キャリヤに形成された第1のベアリング穴に挿入可
能な作動ロッドを有し、該作動ロッドの動きによりこれ
に脱着自在に結合した測定基準を介して前記ベアリング
穴に嵌装されたテーパローラベアリングにプレロードお
よび回転運動を与えるクランプ手段と、前記測定基準に
作動連結され、前記テーパローラベアリングの端面から
前記第1のベアリング穴と直交してキャリヤに形成され
た第2のベアリング穴の頂点までの距離を測定する測定
手段とから成るように構成したことを特徴とする。
め、本発明にかゝるディファレンシャルのシム選択装置
は、キャリヤに形成された第1のベアリング穴に挿入可
能な作動ロッドを有し、該作動ロッドの動きによりこれ
に脱着自在に結合した測定基準を介して前記ベアリング
穴に嵌装されたテーパローラベアリングにプレロードお
よび回転運動を与えるクランプ手段と、前記測定基準に
作動連結され、前記テーパローラベアリングの端面から
前記第1のベアリング穴と直交してキャリヤに形成され
た第2のベアリング穴の頂点までの距離を測定する測定
手段とから成るように構成したことを特徴とする。
【0009】また、本発明にかゝるシム選択方法は、位
置を固定したキャリヤの第1のベアリング穴にクランプ
手段の作動ロッドを挿入する挿入工程と、前記作動ロッ
ドに測定基準を結合する結合工程と、前記作動ロッドの
作動により前記測定基準をテーパローラベアリングの端
面に当接させ、該テーパローラベアリングにプレロード
および回転運動を与える動力付与工程と、第2のベアリ
ング穴の内面に測定子を接触させて、前記テーパローラ
ベアリングの端面から第2のベアリング穴の頂点までの
距離を測定する測定工程と、前記測定結果を計算式に入
れてシム厚さを算出する演算工程とから成ることを特徴
とする。
置を固定したキャリヤの第1のベアリング穴にクランプ
手段の作動ロッドを挿入する挿入工程と、前記作動ロッ
ドに測定基準を結合する結合工程と、前記作動ロッドの
作動により前記測定基準をテーパローラベアリングの端
面に当接させ、該テーパローラベアリングにプレロード
および回転運動を与える動力付与工程と、第2のベアリ
ング穴の内面に測定子を接触させて、前記テーパローラ
ベアリングの端面から第2のベアリング穴の頂点までの
距離を測定する測定工程と、前記測定結果を計算式に入
れてシム厚さを算出する演算工程とから成ることを特徴
とする。
【0010】
【作用】上記のように構成したディファレンシャルのシ
ム選択装置およびシム選択方法においては、位置固定し
たキャリヤの第1のベアリング穴に挿入した作動ロッド
に測定基準を結合した後、作動ロッドを直線移動させて
測定基準をベアリングの端面に当接させればベアリング
にプレロードを与えることができ、その状態で作動ロッ
ドを回転させればベアリングに回転運動を与えることが
できる。また、この測定基準と測定手段との相対的な位
置関係は一定となっているので、ベアリング端面から第
2のベアリング穴の頂点までの距離を正確に測定するこ
とができる。
ム選択装置およびシム選択方法においては、位置固定し
たキャリヤの第1のベアリング穴に挿入した作動ロッド
に測定基準を結合した後、作動ロッドを直線移動させて
測定基準をベアリングの端面に当接させればベアリング
にプレロードを与えることができ、その状態で作動ロッ
ドを回転させればベアリングに回転運動を与えることが
できる。また、この測定基準と測定手段との相対的な位
置関係は一定となっているので、ベアリング端面から第
2のベアリング穴の頂点までの距離を正確に測定するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。図1および2は、本発明にかゝるディファレン
シャルのシム選択装置を示したものである。なお、本実
施例で対象とするキャリヤ15は、前出図6に示したも
のと同一(サイドベアリング穴14が一つ)であるの
で、こゝでは同一部分には同一符号を付すこととする。
本実施例におけるシム選択装置は、ドライブピニオン用
のフロントベアリング4に係合可能な上測定基準21
と、同じくドライブピニオン用のリヤベアリング5に係
合可能な下測定基準22と、これら二つの測定基準2
1,22を支持するクランプユニット(クランプ手段)
23と、下測定基準22に作動連結された測定ユニット
(測定手段)24とから概略構成されている。
明する。図1および2は、本発明にかゝるディファレン
シャルのシム選択装置を示したものである。なお、本実
施例で対象とするキャリヤ15は、前出図6に示したも
のと同一(サイドベアリング穴14が一つ)であるの
で、こゝでは同一部分には同一符号を付すこととする。
本実施例におけるシム選択装置は、ドライブピニオン用
のフロントベアリング4に係合可能な上測定基準21
と、同じくドライブピニオン用のリヤベアリング5に係
合可能な下測定基準22と、これら二つの測定基準2
1,22を支持するクランプユニット(クランプ手段)
23と、下測定基準22に作動連結された測定ユニット
(測定手段)24とから概略構成されている。
【0012】上、下測定基準21,22のそれぞれは、
対応するベアリング4,5の内径に嵌入可能な小径軸部
25とこの小径軸部25に続く大径部26とを有してい
る。前記小径軸部25と大径部26との間は平坦な段差
面27とされており、上、下測定基準21,22は、そ
の段差面27を各対応するベアリング4,5のインナレ
ース4a,5aの端面に当接させることにより、各ベア
リング4,5をキャリヤ15のベアリング穴2,3の底
に押圧できるようになっている。なお、各測定基準2
1,22の軸心位置には貫通孔28が穿設されている。
対応するベアリング4,5の内径に嵌入可能な小径軸部
25とこの小径軸部25に続く大径部26とを有してい
る。前記小径軸部25と大径部26との間は平坦な段差
面27とされており、上、下測定基準21,22は、そ
の段差面27を各対応するベアリング4,5のインナレ
ース4a,5aの端面に当接させることにより、各ベア
リング4,5をキャリヤ15のベアリング穴2,3の底
に押圧できるようになっている。なお、各測定基準2
1,22の軸心位置には貫通孔28が穿設されている。
【0013】クランプユニット23は、昇降手段(図示
略)により昇降駆動される上保持治具29に保持された
有底筒状のユニット本体30と、このユニット本体30
の底部の内外に設けたボス部31を摺動自在に挿通して
上下方向に延ばされた作動ロッド32とを備えている。
上保持治具29は筒状をなし、その下端部内周に環状テ
ーパ部29aを有している。ユニット本体30は、その
上端部外周に形成した環状テーパ部30aを前記上保持
治具29の環状テーパ部29aに嵌合させた状態で、常
時はその自重でもって上保持治具29に吊下保持される
ようになっている。
略)により昇降駆動される上保持治具29に保持された
有底筒状のユニット本体30と、このユニット本体30
の底部の内外に設けたボス部31を摺動自在に挿通して
上下方向に延ばされた作動ロッド32とを備えている。
上保持治具29は筒状をなし、その下端部内周に環状テ
ーパ部29aを有している。ユニット本体30は、その
上端部外周に形成した環状テーパ部30aを前記上保持
治具29の環状テーパ部29aに嵌合させた状態で、常
時はその自重でもって上保持治具29に吊下保持される
ようになっている。
【0014】ユニット本体30のボス部31には、前記
上測定基準21が固定されており、作動ロッド32はこ
の上測定基準21の貫通孔28を挿通して下方向へ大き
く延ばされている。したがって、いま図1に示すよう
に、ドライブピニオン用ベアリング穴(第1のベアリン
グ穴)2,3が鉛直方向に配向するようにキャリヤ15
を位置固定し、このキャリヤ15に対して上保持治具2
9の動きでユニット本体30を下動させると、作動ロッ
ド32がベアリング穴2,3を挿通してキャリヤ15内
に挿入され、この時、一方のベアリング穴2にフロント
ベアリング4が装着されていれば、上測定基準21がこ
のフロントベアリング4に係合してユニット本体30の
下降が停止し、その後、さらに上保持治具29を下動さ
せれば、相対的にユニット本体30が上昇し、図1に示
すように環状テーパ部29aと30aとが離間して、ク
ランプユニット23は上保持治具29から切り離される
ようになる。
上測定基準21が固定されており、作動ロッド32はこ
の上測定基準21の貫通孔28を挿通して下方向へ大き
く延ばされている。したがって、いま図1に示すよう
に、ドライブピニオン用ベアリング穴(第1のベアリン
グ穴)2,3が鉛直方向に配向するようにキャリヤ15
を位置固定し、このキャリヤ15に対して上保持治具2
9の動きでユニット本体30を下動させると、作動ロッ
ド32がベアリング穴2,3を挿通してキャリヤ15内
に挿入され、この時、一方のベアリング穴2にフロント
ベアリング4が装着されていれば、上測定基準21がこ
のフロントベアリング4に係合してユニット本体30の
下降が停止し、その後、さらに上保持治具29を下動さ
せれば、相対的にユニット本体30が上昇し、図1に示
すように環状テーパ部29aと30aとが離間して、ク
ランプユニット23は上保持治具29から切り離される
ようになる。
【0015】こゝで、作動ロッド32の上端部には、ば
ね受け33がナット34を用いて固定されており、この
ばね受け33とユニット本体30の内底部との間には、
常時はユニット本体30に対して作動ロッド32を上方
へ付勢するばね35が介装されている。ばね受け33
は、ユニット本体30の開口端に被蓋した蓋体36によ
りユニット本体30からの抜けが規制されると共に、そ
の円周上に部分的に設けた突出部33aをユニット本体
30の開口端部内周に設けた縦溝30b内に嵌入させる
ことにより、ユニット本体30との相対回転が規制され
ている。すなわち、ばね受け33とユニット本体30と
は、一体的に回転可能にかつ縦溝30bの範囲内で上下
方向に相対移動可能に連結されている。
ね受け33がナット34を用いて固定されており、この
ばね受け33とユニット本体30の内底部との間には、
常時はユニット本体30に対して作動ロッド32を上方
へ付勢するばね35が介装されている。ばね受け33
は、ユニット本体30の開口端に被蓋した蓋体36によ
りユニット本体30からの抜けが規制されると共に、そ
の円周上に部分的に設けた突出部33aをユニット本体
30の開口端部内周に設けた縦溝30b内に嵌入させる
ことにより、ユニット本体30との相対回転が規制され
ている。すなわち、ばね受け33とユニット本体30と
は、一体的に回転可能にかつ縦溝30bの範囲内で上下
方向に相対移動可能に連結されている。
【0016】上記ばね受け33の上面には動力伝達部材
37が固設され、一方、上保持治具29内にはこの動力
伝達部材37と作動連結可能に駆動手段40が配設され
ている。駆動手段40は、駆動源(図示略)から延ばさ
れ作動ロッド32と同軸上を上下動する駆動軸41と、
この駆動軸41に嵌装され駆動源(図示略)により軸4
1の周りを回転する回転体42とを備え、その全体は上
保持治具29と一体的に昇降動するようになっている。
回転体42の下端には係合部材43が突設されており、
この係合部材43は前記動力伝達部材37に形成した係
合溝39a内に嵌入されている。これにより、駆動軸4
1が下動すると、その動きが動力伝達部材39およびば
ね受け33を介して作動ロッド32に伝達され、この
時、ユニット本体30が上下方向に位置固定されていれ
ば、該作動ロッド32はばね35のばね力に抗して下動
するようになる。また、回転体42が回転すると、その
動きが同じく動力伝達部材37およびばね受け33を介
して作動ロッド32とユニット本体30とに伝達され、
作動ロッド32とユニット本体30とは一体的に回転す
るようになる。
37が固設され、一方、上保持治具29内にはこの動力
伝達部材37と作動連結可能に駆動手段40が配設され
ている。駆動手段40は、駆動源(図示略)から延ばさ
れ作動ロッド32と同軸上を上下動する駆動軸41と、
この駆動軸41に嵌装され駆動源(図示略)により軸4
1の周りを回転する回転体42とを備え、その全体は上
保持治具29と一体的に昇降動するようになっている。
回転体42の下端には係合部材43が突設されており、
この係合部材43は前記動力伝達部材37に形成した係
合溝39a内に嵌入されている。これにより、駆動軸4
1が下動すると、その動きが動力伝達部材39およびば
ね受け33を介して作動ロッド32に伝達され、この
時、ユニット本体30が上下方向に位置固定されていれ
ば、該作動ロッド32はばね35のばね力に抗して下動
するようになる。また、回転体42が回転すると、その
動きが同じく動力伝達部材37およびばね受け33を介
して作動ロッド32とユニット本体30とに伝達され、
作動ロッド32とユニット本体30とは一体的に回転す
るようになる。
【0017】一方、測定ユニット24は、駆動手段(図
示略)により水平および上下方向に駆動される下保持治
具45に支持されたユニット本体46を備えている。ユ
ニット本体46は、上下方向に延ばされ前記下保持治具
45に後述する脱着手段47(図4)を介して両端支持
された垂直部48と、この垂直部48から水平方向へ延
ばされた水平部49とこの水平部49の先端に設けられ
た円筒部50とから成っている。円筒部50の軸線は上
下方向へ向けられており、この内部には軸受51を介し
て回転軸52(図1)が回動自在に配設されている。回
転軸52の上端には取付部材53が一体に設けられてお
り、この取付部材54には前記下測定基準22が固定さ
れている。
示略)により水平および上下方向に駆動される下保持治
具45に支持されたユニット本体46を備えている。ユ
ニット本体46は、上下方向に延ばされ前記下保持治具
45に後述する脱着手段47(図4)を介して両端支持
された垂直部48と、この垂直部48から水平方向へ延
ばされた水平部49とこの水平部49の先端に設けられ
た円筒部50とから成っている。円筒部50の軸線は上
下方向へ向けられており、この内部には軸受51を介し
て回転軸52(図1)が回動自在に配設されている。回
転軸52の上端には取付部材53が一体に設けられてお
り、この取付部材54には前記下測定基準22が固定さ
れている。
【0018】上記ユニット本体24の円筒部50すなわ
ち下測定基準22は、当初キャリヤ15の外側に位置決
めされ、下保持治具45の水平移動によりキャリヤ15
の側面開口16aからキャリヤ15内に挿入され、さら
に下保持治具45の上動によりドライブピニオン用ベア
リング穴3に対して移動する。これにより、予めキャリ
ヤ15の外側で下測定基準22にリヤベアリング5を載
置し、下保持治具45に前記した運動を行わせれば、リ
ヤベアリング5は下測定基準22によりベアリング穴3
に押込まれるようになる。
ち下測定基準22は、当初キャリヤ15の外側に位置決
めされ、下保持治具45の水平移動によりキャリヤ15
の側面開口16aからキャリヤ15内に挿入され、さら
に下保持治具45の上動によりドライブピニオン用ベア
リング穴3に対して移動する。これにより、予めキャリ
ヤ15の外側で下測定基準22にリヤベアリング5を載
置し、下保持治具45に前記した運動を行わせれば、リ
ヤベアリング5は下測定基準22によりベアリング穴3
に押込まれるようになる。
【0019】しかして、下測定基準22の貫通孔28
は、図3に示すように、放射方向の拡がりを有する異形
孔28aとして構成され、また、作動ロッド32の下端
部は前記異形孔28aに整合可能な三つ爪状の支持部3
2aとして構成されている。したがって、いま図1に示
すようにベアリング穴3に対するリヤベアリング5の押
込み位置にある下測定基準22に対し、その異形孔28
aに保持部32aが整合するように作動ロッド32の回
転方向の位相を決め、これを下動させると、作動ロッド
32の支持部32aが下測定基準22を挿通してその下
方へ抜け、その後、作動ロッド32を所定角度(こゝで
は60度)回転させれば、その下測定基準22からの抜
けが規制されるようになる。すなわち、下測定基準22
は作動ロッド32の支持部32aに保持された状態とな
る。
は、図3に示すように、放射方向の拡がりを有する異形
孔28aとして構成され、また、作動ロッド32の下端
部は前記異形孔28aに整合可能な三つ爪状の支持部3
2aとして構成されている。したがって、いま図1に示
すようにベアリング穴3に対するリヤベアリング5の押
込み位置にある下測定基準22に対し、その異形孔28
aに保持部32aが整合するように作動ロッド32の回
転方向の位相を決め、これを下動させると、作動ロッド
32の支持部32aが下測定基準22を挿通してその下
方へ抜け、その後、作動ロッド32を所定角度(こゝで
は60度)回転させれば、その下測定基準22からの抜
けが規制されるようになる。すなわち、下測定基準22
は作動ロッド32の支持部32aに保持された状態とな
る。
【0020】測定ユニット24はまた、センサユニット
55を備えている。このセンサユニット55は、ユニッ
ト本体46にリニアガイド手段(LMガイド)56を介
して水平方向へ摺動自在に取付けられた摺動体57と、
ユニット本体46の垂直部48に固設され前記摺動体5
7を移動させるシリンダ58と、摺動体57の上部に軸
59を用いて回動自在に支持された測定レバー60と、
摺動体57に上下方向に延ばして取付けられ前記測定レ
バー60の一端に先端を当接させたセンサ61と、摺動
体57の先端にボルト等により固定された孔ガイド62
とを含んでいる。
55を備えている。このセンサユニット55は、ユニッ
ト本体46にリニアガイド手段(LMガイド)56を介
して水平方向へ摺動自在に取付けられた摺動体57と、
ユニット本体46の垂直部48に固設され前記摺動体5
7を移動させるシリンダ58と、摺動体57の上部に軸
59を用いて回動自在に支持された測定レバー60と、
摺動体57に上下方向に延ばして取付けられ前記測定レ
バー60の一端に先端を当接させたセンサ61と、摺動
体57の先端にボルト等により固定された孔ガイド62
とを含んでいる。
【0021】孔ガイド62は、キャリヤ15に形成され
たサイドベアリング穴14とほゞ同径のピッチ円63
(図1)上に配置された三つのガイド部64a,64
b,64cを有し、この三つのガイド部を案内に前記サ
イドベアリング穴14に嵌入できるようになっている。
この穴ガイド62の三つのガイド部のうち、二つのガイ
ド部64aと64bは、前記ピッチ円63の中心を通る
一つの水平線上に、他の一つ64cはピッチ円63の中
心を通りかつ前記水平線と直交する垂直線上にそれぞれ
配置されている。したがって、穴ガイド62を前記サイ
ドベアリング穴14に嵌合させた状態において、前記他
の一つのガイド部64cは、サイドベアリング穴14の
頂点に接触するようになる。
たサイドベアリング穴14とほゞ同径のピッチ円63
(図1)上に配置された三つのガイド部64a,64
b,64cを有し、この三つのガイド部を案内に前記サ
イドベアリング穴14に嵌入できるようになっている。
この穴ガイド62の三つのガイド部のうち、二つのガイ
ド部64aと64bは、前記ピッチ円63の中心を通る
一つの水平線上に、他の一つ64cはピッチ円63の中
心を通りかつ前記水平線と直交する垂直線上にそれぞれ
配置されている。したがって、穴ガイド62を前記サイ
ドベアリング穴14に嵌合させた状態において、前記他
の一つのガイド部64cは、サイドベアリング穴14の
頂点に接触するようになる。
【0022】上記センサユニット55において、測定レ
バー60の他端には測定子65が設けられており、この
測定子65は前記他の一つのガイド部64c内に位置決
めされている。また、測定レバー60は、摺動体57と
の間に介装したばね66(図2)により常時は測定子6
5側を上方へ持上げるように付勢されている。これによ
り、穴ガイド62がサイドベアリング穴14に横方向か
ら嵌入されると、測定子65側が押し下げられて測定レ
バー60が軸59を中心に旋回し、この旋回量はセンサ
61により測定される。しかして、リヤベアリング5の
端面に当接する下測定基準22の段差面27と前記軸5
9との間の距離は一定となっており、したがって前記測
定レバー60の旋回量を測定することにより、リヤベア
リング5の端面とサイドベアリング穴14の頂点との距
離L(図2)を把握できるようになる。
バー60の他端には測定子65が設けられており、この
測定子65は前記他の一つのガイド部64c内に位置決
めされている。また、測定レバー60は、摺動体57と
の間に介装したばね66(図2)により常時は測定子6
5側を上方へ持上げるように付勢されている。これによ
り、穴ガイド62がサイドベアリング穴14に横方向か
ら嵌入されると、測定子65側が押し下げられて測定レ
バー60が軸59を中心に旋回し、この旋回量はセンサ
61により測定される。しかして、リヤベアリング5の
端面に当接する下測定基準22の段差面27と前記軸5
9との間の距離は一定となっており、したがって前記測
定レバー60の旋回量を測定することにより、リヤベア
リング5の端面とサイドベアリング穴14の頂点との距
離L(図2)を把握できるようになる。
【0023】こゝで、下保持治具45内の脱着手段47
は、図4に示すように、下保持治具45を構成する上下
一対の溝形部材70(下方は省略)に、その溝70aを
挟んで対向配置されたシリンダ71とスプリングプラン
ジャ72とを備えている。シリンダ71は、溝形部材7
0の側面に固定され、溝形部材70内を延ばしたそのロ
ッド73の先端に加圧板74を取付けている。一方、ス
プリングプランジャ72は、溝形部材70に螺合されか
つロックナット75によりその位置が固定された本体7
6と、この本体76から前記溝70a内へ延ばされかつ
本体76に内装したばね(図示略)により前方へ付勢さ
れたロッド77とを備えている。
は、図4に示すように、下保持治具45を構成する上下
一対の溝形部材70(下方は省略)に、その溝70aを
挟んで対向配置されたシリンダ71とスプリングプラン
ジャ72とを備えている。シリンダ71は、溝形部材7
0の側面に固定され、溝形部材70内を延ばしたそのロ
ッド73の先端に加圧板74を取付けている。一方、ス
プリングプランジャ72は、溝形部材70に螺合されか
つロックナット75によりその位置が固定された本体7
6と、この本体76から前記溝70a内へ延ばされかつ
本体76に内装したばね(図示略)により前方へ付勢さ
れたロッド77とを備えている。
【0024】測定ユニット24のユニット本体46の垂
直部48は、その両端部が溝形部材70の溝70a内に
挿入され、常時はシリンダ71の作動で前進する加圧板
74により、一点鎖線で示すように溝70aの片側に寄
って位置固定されている。しかし、後述する測定時に
は、シリンダ71の作動で加圧板74が後退し、これと
相対にスプリングプランジャ72のロッド77が前進
し、ユニット本体46の垂直部48は、実線で示すよう
に前記溝70a内のほゞ中央位置でロッド77と加圧板
74との間にフローティング可能に支持される。すなわ
ち、測定ユニット24は、シリンダ71の作動に応じて
下保持治具45に固定された状態と、該下保持治具45
から切り離された状態とが選択されるようになってい
る。なお、図4中、78は、ユニット本体46の垂直部
48の上下端をガイドするガイド部材である。
直部48は、その両端部が溝形部材70の溝70a内に
挿入され、常時はシリンダ71の作動で前進する加圧板
74により、一点鎖線で示すように溝70aの片側に寄
って位置固定されている。しかし、後述する測定時に
は、シリンダ71の作動で加圧板74が後退し、これと
相対にスプリングプランジャ72のロッド77が前進
し、ユニット本体46の垂直部48は、実線で示すよう
に前記溝70a内のほゞ中央位置でロッド77と加圧板
74との間にフローティング可能に支持される。すなわ
ち、測定ユニット24は、シリンダ71の作動に応じて
下保持治具45に固定された状態と、該下保持治具45
から切り離された状態とが選択されるようになってい
る。なお、図4中、78は、ユニット本体46の垂直部
48の上下端をガイドするガイド部材である。
【0025】以下、上記のように構成したシム選択装置
によるシム選択方法を説明する。
によるシム選択方法を説明する。
【0026】測定に際しては、予めキャリヤ15のベア
リング穴2にフロントベアリング4を装着し、これと並
行して下保持治具45の動きにより測定ユニット24を
移動させて、下測定基準22に載置したリヤベアリング
5をベアリング穴(第1のベアリング穴)3に装着す
る。そして先ず、上保持治具29の動きでクランプユニ
ット23を下動させ、その作動ロッド32をフロントベ
アリング4を通してキャリヤ15内に挿入し、ユニット
本体30に取付けられている上測定基準21をフロント
ベアリング4に係合させる。この時、下測定基準22に
対して作動ロッド32の回転方向の位相を調整し、下測
定基準22の異形孔28aに作動ロッド32の下端保持
部32aを挿入可能としておく。前記したように上測定
基準21をフロントベアリング4に係合させた後、上保
持治具29をさらにわずか下降させ、その環状テーパ部
30aをユニット本体30の環状テーパ部29aから離
間させて、クランプユニット23を上保持治具29から
切り離す。
リング穴2にフロントベアリング4を装着し、これと並
行して下保持治具45の動きにより測定ユニット24を
移動させて、下測定基準22に載置したリヤベアリング
5をベアリング穴(第1のベアリング穴)3に装着す
る。そして先ず、上保持治具29の動きでクランプユニ
ット23を下動させ、その作動ロッド32をフロントベ
アリング4を通してキャリヤ15内に挿入し、ユニット
本体30に取付けられている上測定基準21をフロント
ベアリング4に係合させる。この時、下測定基準22に
対して作動ロッド32の回転方向の位相を調整し、下測
定基準22の異形孔28aに作動ロッド32の下端保持
部32aを挿入可能としておく。前記したように上測定
基準21をフロントベアリング4に係合させた後、上保
持治具29をさらにわずか下降させ、その環状テーパ部
30aをユニット本体30の環状テーパ部29aから離
間させて、クランプユニット23を上保持治具29から
切り離す。
【0027】次に、駆動手段40の駆動軸41を下動さ
せて動力伝達部材39およびばね受け33を押し下げ
る。すると、作動ロッド32がばね35のばね力に抗し
て下動し、その先端の支持部32aが下測定基準22の
異形孔28aを挿通してその下方へ抜け、この段階で、
回転体42の駆動により作動ロッド32を所定角度(6
0度)回転させる。その後、駆動手段40の駆動軸41
を上動させて、これを動力伝達部材37から切り離し、
これと同時に、下保持治具45内の脱着手段47のシリ
ンダ71を短縮側に作動し、測定ユニット24のユニッ
ト本体46を下保持治具45から切り離す。これによ
り、フロントベアリング4とリヤベアリング5には、
上、下測定基準21,22および作動ロッド32を介し
てばね35のばね力が伝達され、両ベアリング4,5は
対応するベアリング穴2,3に対して所定の力で押えら
れる。こゝで、ばね35のばね力は製品ディファレンシ
ャルにおいて両ベアリング4,5にかかるプレロードと
同等の大きさに設定されており、したがって、両ベアリ
ング4,5には製品ディファレンシャルと同等のプレロ
ードが与えられることになる。
せて動力伝達部材39およびばね受け33を押し下げ
る。すると、作動ロッド32がばね35のばね力に抗し
て下動し、その先端の支持部32aが下測定基準22の
異形孔28aを挿通してその下方へ抜け、この段階で、
回転体42の駆動により作動ロッド32を所定角度(6
0度)回転させる。その後、駆動手段40の駆動軸41
を上動させて、これを動力伝達部材37から切り離し、
これと同時に、下保持治具45内の脱着手段47のシリ
ンダ71を短縮側に作動し、測定ユニット24のユニッ
ト本体46を下保持治具45から切り離す。これによ
り、フロントベアリング4とリヤベアリング5には、
上、下測定基準21,22および作動ロッド32を介し
てばね35のばね力が伝達され、両ベアリング4,5は
対応するベアリング穴2,3に対して所定の力で押えら
れる。こゝで、ばね35のばね力は製品ディファレンシ
ャルにおいて両ベアリング4,5にかかるプレロードと
同等の大きさに設定されており、したがって、両ベアリ
ング4,5には製品ディファレンシャルと同等のプレロ
ードが与えられることになる。
【0028】次に、駆動手段40の回転体42を回転さ
せ、その回転力を動力伝達部材37およびばね受け33
を介してユニット本体30と作動ロッド32とに伝達す
る。すると、その回転力はユニット本体30を介して上
測定基準21に、作動ロッド32を介して下測定基準2
2にそれぞれ伝達され、上、下測定基準21、22に係
合するフロントベアリング4のインナレース4aとリヤ
ベアリング5のインナレース5aとが回転するようにな
る。この時、各ベアリング4,5にプレロードが加えら
れていることから、各ベアリング内のテーパローラとレ
ースとの間、フロントベアリング4と上測定基準21と
の間、およびリヤベアリング5と下測定基準22との間
になじみ作用が発生し、上、下測定基準21,22がキ
ャリヤ15に十分にならうようになる。
せ、その回転力を動力伝達部材37およびばね受け33
を介してユニット本体30と作動ロッド32とに伝達す
る。すると、その回転力はユニット本体30を介して上
測定基準21に、作動ロッド32を介して下測定基準2
2にそれぞれ伝達され、上、下測定基準21、22に係
合するフロントベアリング4のインナレース4aとリヤ
ベアリング5のインナレース5aとが回転するようにな
る。この時、各ベアリング4,5にプレロードが加えら
れていることから、各ベアリング内のテーパローラとレ
ースとの間、フロントベアリング4と上測定基準21と
の間、およびリヤベアリング5と下測定基準22との間
になじみ作用が発生し、上、下測定基準21,22がキ
ャリヤ15に十分にならうようになる。
【0029】その後、センサユニット55のシリンダ5
8の伸長動作により摺動体57が前進し、その先端の穴
ガイド62がサイドベアリング穴14に挿入される。す
ると、測定子65がサイドベアリング穴(第2のベアリ
ング穴)14の頂点に接して測定レバー60が軸59を
中心に旋回し、センサ61によってその旋回量が測定さ
れる。すなわち、リヤベアリング5の端面とサイドベア
リング穴14の頂点との距離L(図2)が測定されたこ
とになり、このL値を前記(1) 式に代入すれば、リヤベ
アリング5に対するシム厚さtを正確に測定できること
になる。本実施例においては特に、穴ガイド62を用い
て測定子65をサイドベアリング穴14の頂点に正確に
接触させるようにしているので、シム厚さの測定精度は
より一層向上するようになる。
8の伸長動作により摺動体57が前進し、その先端の穴
ガイド62がサイドベアリング穴14に挿入される。す
ると、測定子65がサイドベアリング穴(第2のベアリ
ング穴)14の頂点に接して測定レバー60が軸59を
中心に旋回し、センサ61によってその旋回量が測定さ
れる。すなわち、リヤベアリング5の端面とサイドベア
リング穴14の頂点との距離L(図2)が測定されたこ
とになり、このL値を前記(1) 式に代入すれば、リヤベ
アリング5に対するシム厚さtを正確に測定できること
になる。本実施例においては特に、穴ガイド62を用い
て測定子65をサイドベアリング穴14の頂点に正確に
接触させるようにしているので、シム厚さの測定精度は
より一層向上するようになる。
【0030】なお、上記実施例において、ドライブピニ
オン用ベアリング5に対するシム選択方法について述べ
たが、本発明はサイドベアリングに対するシム選択にも
適用できるものである。この場合は、横置きとしたキャ
リヤ15のサイドベアリング穴(第2のベアリング穴)
14にサイドベアリング(図示略)を装着した後、この
サイドベアリングをクランプユニット23(上、下測定
基準21,22)により挟持し、センサユニット55
を、キャリヤ15の下方から開口16aを通じてキャリ
ヤ15内に挿入し、ドライブピニオン用ベアリング穴
(第1のベアリング穴)3の頂点と下測定基準22に当
接するサイドベアリングの端面との距離を測定するよう
にすれば良い。
オン用ベアリング5に対するシム選択方法について述べ
たが、本発明はサイドベアリングに対するシム選択にも
適用できるものである。この場合は、横置きとしたキャ
リヤ15のサイドベアリング穴(第2のベアリング穴)
14にサイドベアリング(図示略)を装着した後、この
サイドベアリングをクランプユニット23(上、下測定
基準21,22)により挟持し、センサユニット55
を、キャリヤ15の下方から開口16aを通じてキャリ
ヤ15内に挿入し、ドライブピニオン用ベアリング穴
(第1のベアリング穴)3の頂点と下測定基準22に当
接するサイドベアリングの端面との距離を測定するよう
にすれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝるディファレンシャルのシム選択装置および方法に
よれば、サイドベアリング穴を一つしか有しないキャリ
ヤを対象に、サブアセンブリ測定方式を適用してシム厚
さを測定できるので、精度保証が確実になるばかりか、
コスト的に有利となり、その利用価値は大なるものがあ
る。
かゝるディファレンシャルのシム選択装置および方法に
よれば、サイドベアリング穴を一つしか有しないキャリ
ヤを対象に、サブアセンブリ測定方式を適用してシム厚
さを測定できるので、精度保証が確実になるばかりか、
コスト的に有利となり、その利用価値は大なるものがあ
る。
【図1】本発明にかゝるディファレンシャルのシム選択
装置の全体構造を示したもので、図2のA−A矢視線に
沿う断面図である。
装置の全体構造を示したもので、図2のA−A矢視線に
沿う断面図である。
【図2】本シム選択装置の要部構造を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本シム選択装置における作動ロッドと測定基準
との結合構造を示す平面図である。
との結合構造を示す平面図である。
【図4】本シム選択装置における測定ユニットと保持治
具との結合構造を示す断面である。
具との結合構造を示す断面である。
【図5】従来の一般的なシム選択装置の構造を示す断面
図である。
図である。
【図6】本シム選択装置が対象とするディファレンシャ
ルキャリヤの形状とこれに組付けられる部材を示す断面
図である。
ルキャリヤの形状とこれに組付けられる部材を示す断面
図である。
3 第1のベアリング穴(リヤベアリング穴) 5 リヤベアリング 14 第2のベアリング穴(サイドベアリング穴) 15 キャリヤ 16a 開口 21 上測定基準 22 下測定基準 23 クランプユニット 24 測定ユニット 29 上保持治具 32 作動ロッド 35 ばね 45 下保持治具 46 ユニット本体 52 回転軸 55 センサ本体 60 測定レバー 61 センサ 62 穴ガイド 65 測定子
Claims (2)
- 【請求項1】 キャリヤに形成された第1のベアリング
穴に挿入可能な作動ロッドを有し、該作動ロッドの動き
によりこれに脱着自在に結合した測定基準を介して前記
ベアリング穴に嵌装されたテーパローラベアリングにプ
レロードおよび回転運動を与えるクランプ手段と、前記
測定基準に作動連結され、前記テーパローラベアリング
の端面から前記第1のベアリング穴と直交してキャリヤ
に形成された第2のベアリング穴の頂点までの距離を測
定する測定手段とから成ることを特徴とするディファレ
ンシャルのシム選択装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のディファレンシャルの
シム選択装置によるシム選択方法であって、位置を固定
したキャリヤの第1のベアリング穴にクランプ手段の作
動ロッドを挿入する挿入工程と、前記作動ロッドに測定
基準を結合する結合工程と、前記作動ロッドの作動によ
り前記測定基準をテーパローラベアリングの端面に当接
させ、該テーパローラベアリングにプレロードおよび回
転運動を与える動力付与工程と、第2のベアリング穴の
内面に測定子を接触させて、前記テーパローラベアリン
グの端面から第2のベアリング穴の頂点までの距離を測
定する測定工程と、前記測定結果を計算式に入れてシム
厚さを算出する演算工程とから成ることを特徴とするデ
ィファレンシャルのシム選択方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25442494A JPH0893887A (ja) | 1994-09-24 | 1994-09-24 | ディファレンシャルのシム選択装置およびシム選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25442494A JPH0893887A (ja) | 1994-09-24 | 1994-09-24 | ディファレンシャルのシム選択装置およびシム選択方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0893887A true JPH0893887A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17264794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25442494A Pending JPH0893887A (ja) | 1994-09-24 | 1994-09-24 | ディファレンシャルのシム選択装置およびシム選択方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0893887A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104057630A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-09-24 | 宁波狮球通风机电有限公司 | 风机转子与法兰快速压装冲压机 |
| CN113878322A (zh) * | 2020-07-03 | 2022-01-04 | 广西汽车集团有限公司 | 一种选垫机 |
-
1994
- 1994-09-24 JP JP25442494A patent/JPH0893887A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104057630A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-09-24 | 宁波狮球通风机电有限公司 | 风机转子与法兰快速压装冲压机 |
| CN113878322A (zh) * | 2020-07-03 | 2022-01-04 | 广西汽车集团有限公司 | 一种选垫机 |
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