JPH089597Y2 - シールゲート装置 - Google Patents
シールゲート装置Info
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- JPH089597Y2 JPH089597Y2 JP1988152652U JP15265288U JPH089597Y2 JP H089597 Y2 JPH089597 Y2 JP H089597Y2 JP 1988152652 U JP1988152652 U JP 1988152652U JP 15265288 U JP15265288 U JP 15265288U JP H089597 Y2 JPH089597 Y2 JP H089597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- valve body
- gate device
- seat surface
- packing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、溶融金属炉にサブランスを挿入出する開
閉可能な開口を有するシールゲート装置に関するもので
ある。なお、サブランスとは、先端部にて溶融金属の測
温・サンプリング等を行う棒状物である。
閉可能な開口を有するシールゲート装置に関するもので
ある。なお、サブランスとは、先端部にて溶融金属の測
温・サンプリング等を行う棒状物である。
[従来の技術] 反応炉などから有害なガスが発生する場合には、ガス
の大気中への放散を防止するために、その内部空間は、
炉体自身の構造により、あるいは蓋体で覆うことにより
密閉される。内部に外気(空気)が侵入することを防止
する場合にも、炉体は同様に密閉される。
の大気中への放散を防止するために、その内部空間は、
炉体自身の構造により、あるいは蓋体で覆うことにより
密閉される。内部に外気(空気)が侵入することを防止
する場合にも、炉体は同様に密閉される。
そして、炉内への原料の投入や炉内状況の計測(サブ
ランス等によるサンプリング等)などの作業を炉体の外
側から行う必要がある場合には、そのための開口を炉体
または蓋体に設けたうえ、その開口に開閉用ゲート装置
を配備しておくのが普通である。上記のような作業のつ
ど炉体を分離・開放したり蓋体を取り除いたりすると、
その間のガスの放散または外気の侵入が著しいからであ
る。開口を閉じている間には炉内をできるだけ密閉する
必要があるので、上記のゲート装置には高いシール性が
求められる。
ランス等によるサンプリング等)などの作業を炉体の外
側から行う必要がある場合には、そのための開口を炉体
または蓋体に設けたうえ、その開口に開閉用ゲート装置
を配備しておくのが普通である。上記のような作業のつ
ど炉体を分離・開放したり蓋体を取り除いたりすると、
その間のガスの放散または外気の侵入が著しいからであ
る。開口を閉じている間には炉内をできるだけ密閉する
必要があるので、上記のゲート装置には高いシール性が
求められる。
こうしたゲート装置として一般には、ボール弁や仕切
弁形式のものが使用されるが、内部が高温になる場合
(反応炉についてはこういったものが多い)には、たと
えば、日本ボールバルブ(株)のカタログ(CAT No83・
104)に示される高温弁が用いられている。
弁形式のものが使用されるが、内部が高温になる場合
(反応炉についてはこういったものが多い)には、たと
えば、日本ボールバルブ(株)のカタログ(CAT No83・
104)に示される高温弁が用いられている。
上記の高温弁は、耐熱性の低いOリングを使用せず
に、金属製の弁体および胴部をじかに摺接(メタルタッ
チ)させ、そのほかのすき間にはグランドパッキンを用
いたボール弁である。そして弁体および胴部の熱膨張を
許容するために、弁体に摺接する胴部を可動式スリーブ
に形成し、これをケーシングから弁体に向けてバネで押
し付けるという工夫も施されている。
に、金属製の弁体および胴部をじかに摺接(メタルタッ
チ)させ、そのほかのすき間にはグランドパッキンを用
いたボール弁である。そして弁体および胴部の熱膨張を
許容するために、弁体に摺接する胴部を可動式スリーブ
に形成し、これをケーシングから弁体に向けてバネで押
し付けるという工夫も施されている。
また、ガス温度が500℃を超える場合のゲート装置と
しては、一般に、バタフライ弁または同形式のダンパが
使用される。これは、弁体とケーシング(または胴部)
とが摺接することはないので熱膨張に対する配慮が不要
なうえ、弁体が平板状なので冷却しやすいためである。
しては、一般に、バタフライ弁または同形式のダンパが
使用される。これは、弁体とケーシング(または胴部)
とが摺接することはないので熱膨張に対する配慮が不要
なうえ、弁体が平板状なので冷却しやすいためである。
[考案が解決しようとする課題] 上記した高温弁については、つぎのような課題が存在
する。すなわち、 互いに摺接する弁体および胴部の構成材として特殊
な合金を使用する必要があって、非常に高価である。
する。すなわち、 互いに摺接する弁体および胴部の構成材として特殊
な合金を使用する必要があって、非常に高価である。
ガス中に粉塵などが含まれると、上記の摺接部分に
これらが噛み込まれて、作動不良またはシール性の低下
をまねく。
これらが噛み込まれて、作動不良またはシール性の低下
をまねく。
弁体を冷却しにくいことなどから、最高使用温度が
500℃程度に制限される。
500℃程度に制限される。
面間距離(上流側開口面と下流側開口面との距離)
として、弁体(ボール状)の直径に加え、胴部(可動式
スリーブ)およびバネなどの長さが必要であって、軸
(開口面に直交する軸。開口軸)方向に占める方法が大
きい。
として、弁体(ボール状)の直径に加え、胴部(可動式
スリーブ)およびバネなどの長さが必要であって、軸
(開口面に直交する軸。開口軸)方向に占める方法が大
きい。
一方、バタフライ弁または同形式のダンパについて
は、下記の課題がある。
は、下記の課題がある。
弁体と胴部との間、あるいは弁体の回転支軸の付け
根の部分などにすき間が存在するので、十分なシール性
は期待できない。
根の部分などにすき間が存在するので、十分なシール性
は期待できない。
開口の中央を弁体の回転支軸が横切るので、開口を
通して原料の投入や炉内状況の計測を行う場合の作業性
が悪い。
通して原料の投入や炉内状況の計測を行う場合の作業性
が悪い。
弁体が回転するので、面間距離(またはこれに相当
する開口軸方向の長さ)として、やはり弁体の直径以上
の寸法が必要である。
する開口軸方向の長さ)として、やはり弁体の直径以上
の寸法が必要である。
[考案の目的] この考案は上記の課題を解決するためになされたもの
で、閉鎖時には高いシール性をもって開口を閉じる一
方、開放時には開口を完全に開くことができるととも
に、高温度(たとえば500℃以上)かつ粉塵のある使用
環境にも適用でき、開口軸方向に占める長さが短いう
え、安価である−という、溶融金属炉にサブランスを挿
入出するのに好適なシールゲート装置を提供するもので
ある。
で、閉鎖時には高いシール性をもって開口を閉じる一
方、開放時には開口を完全に開くことができるととも
に、高温度(たとえば500℃以上)かつ粉塵のある使用
環境にも適用でき、開口軸方向に占める長さが短いう
え、安価である−という、溶融金属炉にサブランスを挿
入出するのに好適なシールゲート装置を提供するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの考案のシールゲート
装置は、溶融金属炉にサブランス(または同等の機能を
なす他の棒状物)を挿入出する開閉可能な開口を有する
シールゲート装置であって、 上記シールゲート装置は、上記開口として上部開口と
下部開口と(このうち上部開口が開閉可能)を同軸上に
有する密閉式ケーシングを備え、 上記上部開口の上記ケーシング内側周囲にパッキン当
接用の座面を設け、 その座面に当接するパッキンを上面に備えるとともに
断熱耐火物を下面に備えた板状の弁体を上記開口に向け
て(つまり上部開口と下部開口とを結ぶ軸線に近づく方
向に)その一側方から進退可能に設置された直線アクチ
ュエータのロッド先端部に連結し、その連結は、該ロッ
ド先端部に連結部材の一端部を上記開口の上下軸方向に
揺動可能に連結するとともに、該連結部材上に前記弁体
を、球面式ロッドエンドを介して歳差動(いわゆる首振
り運動、もしくはすりこぎ運動をいう)自在に下方から
支持できるように連結し、 上記直線アクチュエータにより弁体を上部開口に向け
て前進および後退させるとき、開口付近では上記弁体が
開口の上下軸方向に揺動しながら上部開口の座面と当接
および離間するように、傾斜軌道を有した弁体を案内す
るガイド部材を設け、 上記ケーシング内の冷却およびパージ用のガスの吹込
み管を設けた ことを特徴としている。
装置は、溶融金属炉にサブランス(または同等の機能を
なす他の棒状物)を挿入出する開閉可能な開口を有する
シールゲート装置であって、 上記シールゲート装置は、上記開口として上部開口と
下部開口と(このうち上部開口が開閉可能)を同軸上に
有する密閉式ケーシングを備え、 上記上部開口の上記ケーシング内側周囲にパッキン当
接用の座面を設け、 その座面に当接するパッキンを上面に備えるとともに
断熱耐火物を下面に備えた板状の弁体を上記開口に向け
て(つまり上部開口と下部開口とを結ぶ軸線に近づく方
向に)その一側方から進退可能に設置された直線アクチ
ュエータのロッド先端部に連結し、その連結は、該ロッ
ド先端部に連結部材の一端部を上記開口の上下軸方向に
揺動可能に連結するとともに、該連結部材上に前記弁体
を、球面式ロッドエンドを介して歳差動(いわゆる首振
り運動、もしくはすりこぎ運動をいう)自在に下方から
支持できるように連結し、 上記直線アクチュエータにより弁体を上部開口に向け
て前進および後退させるとき、開口付近では上記弁体が
開口の上下軸方向に揺動しながら上部開口の座面と当接
および離間するように、傾斜軌道を有した弁体を案内す
るガイド部材を設け、 上記ケーシング内の冷却およびパージ用のガスの吹込
み管を設けた ことを特徴としている。
[作用] この考案のシールゲート装置は、密閉式ケーシングを
備えているため溶融金属炉の炉内を密閉できる一方、そ
のケーシングのうちに開閉可能な開口を備えているた
め、それを通して外部から炉内にサブランスを挿入した
り挿出したりすることができる。すなわち、必要な時に
のみその開口を開き、上方から下方へ向けてサブランス
を通すことにより、適宜、炉内溶融金属のサンプリング
等を行うことができる。そのほか、特徴的な作用として
つぎのものがある。
備えているため溶融金属炉の炉内を密閉できる一方、そ
のケーシングのうちに開閉可能な開口を備えているた
め、それを通して外部から炉内にサブランスを挿入した
り挿出したりすることができる。すなわち、必要な時に
のみその開口を開き、上方から下方へ向けてサブランス
を通すことにより、適宜、炉内溶融金属のサンプリング
等を行うことができる。そのほか、特徴的な作用として
つぎのものがある。
板状の弁体がパッキンを介して、上部開口の周囲の
座面に当接する。したがって閉鎖時のシール性が高いだ
けでなく、弁体と座面との間に粉塵などが介在してもそ
のシール性が損なわれない。
座面に当接する。したがって閉鎖時のシール性が高いだ
けでなく、弁体と座面との間に粉塵などが介在してもそ
のシール性が損なわれない。
弁体は、直線アクチュエータにより駆動されるその
ロッド先端部とともに、開口(を結ぶ軸線。すなわち開
口軸)とその側方との間を往復に移動する。この移動の
間にも、板状の弁体は開口とほぼ平行に保たれて、バタ
フライ弁のように回転することはないため、装置の開口
軸方向に占める長さが短い。また、弁体が開口の側方へ
移動(退避)したとき、開口は完全に開放される。
ロッド先端部とともに、開口(を結ぶ軸線。すなわち開
口軸)とその側方との間を往復に移動する。この移動の
間にも、板状の弁体は開口とほぼ平行に保たれて、バタ
フライ弁のように回転することはないため、装置の開口
軸方向に占める長さが短い。また、弁体が開口の側方へ
移動(退避)したとき、開口は完全に開放される。
弁体は、上記のように移動するとき、ガイド部材
に案内されて、開口付近では開口の上下軸方向に揺動し
ながら上部開口の座面と当接・離間する。すなわち、弁
体が座面に当接する際には、ガイド部材を介して、直線
アクチュエータが弁体を駆動する力に開口軸方向の成分
が与えられて弁体が座面上に押し付けられるので、に
示すシール性がさらに高くなる。またこのとき、上記パ
ッキンが座面に対してほとんど摺動せずに当接・離間す
るので、パッキンまたは座面の損傷が防止される。その
ほか、弁体は下方から球面式ロッドエンドにより歳差動
自在に支持されているため、360°のあらゆる方向にい
わゆる首振り運動が自在であり、したがって座面に対し
全周的に均一な圧力でパッキンを当接させてシール性を
確保する。しかもこの作用は、製作誤差や変形等によっ
て座面が傾いていても変わることなくもたらされる。
に案内されて、開口付近では開口の上下軸方向に揺動し
ながら上部開口の座面と当接・離間する。すなわち、弁
体が座面に当接する際には、ガイド部材を介して、直線
アクチュエータが弁体を駆動する力に開口軸方向の成分
が与えられて弁体が座面上に押し付けられるので、に
示すシール性がさらに高くなる。またこのとき、上記パ
ッキンが座面に対してほとんど摺動せずに当接・離間す
るので、パッキンまたは座面の損傷が防止される。その
ほか、弁体は下方から球面式ロッドエンドにより歳差動
自在に支持されているため、360°のあらゆる方向にい
わゆる首振り運動が自在であり、したがって座面に対し
全周的に均一な圧力でパッキンを当接させてシール性を
確保する。しかもこの作用は、製作誤差や変形等によっ
て座面が傾いていても変わることなくもたらされる。
弁体は溶融金属炉と直結した高温雰囲気下にあり、
しかも溶融金属からの輻射熱にもさらされるが、その弁
体が板状であり熱膨張に影響される摺接箇所がないう
え、下面に耐熱耐火物を有するため、最高使用温度がき
わめて高い。
しかも溶融金属からの輻射熱にもさらされるが、その弁
体が板状であり熱膨張に影響される摺接箇所がないう
え、下面に耐熱耐火物を有するため、最高使用温度がき
わめて高い。
金属同士の接触(メタルタッチ)によってシールす
るものではないため、弁体をはじめ各部材に安価な材料
を使用できる。
るものではないため、弁体をはじめ各部材に安価な材料
を使用できる。
本装置は、上部開口と下部開口とに連なる密閉式ケ
ーシングを備えているので、管路(サブランス挿入用の
管路)の途中に介装することもできる。上部または下部
の管路にもう1つの密封手段を設け、その密封手段か本
シールゲート装置かのいずれかがつねに閉じているよう
にすれば、開口を通して前述の作業を行う間にも、有害
ガスの流出および外気の侵入を防止できる。なお、この
ときケーシング内に充満する有害ガスまたは外気は、パ
ージ用ガスの吹き込みによって掃気される。
ーシングを備えているので、管路(サブランス挿入用の
管路)の途中に介装することもできる。上部または下部
の管路にもう1つの密封手段を設け、その密封手段か本
シールゲート装置かのいずれかがつねに閉じているよう
にすれば、開口を通して前述の作業を行う間にも、有害
ガスの流出および外気の侵入を防止できる。なお、この
ときケーシング内に充満する有害ガスまたは外気は、パ
ージ用ガスの吹き込みによって掃気される。
ケーシングの内部に配設された弁体、直線アクチュ
エータのロッド先端部およびがいど部材などは、吹き込
まれる冷却用ガスによって冷却される。また弁体のパッ
キンは上部開口に面する側に設けられ、下部すなわち炉
内側の雰囲気と直接には接触しないので、熱影響などを
受けにくい。これらの点からシールゲート装置の最高使
用温度が非常に高い。
エータのロッド先端部およびがいど部材などは、吹き込
まれる冷却用ガスによって冷却される。また弁体のパッ
キンは上部開口に面する側に設けられ、下部すなわち炉
内側の雰囲気と直接には接触しないので、熱影響などを
受けにくい。これらの点からシールゲート装置の最高使
用温度が非常に高い。
[実施例] この考案の実施例を第2図〜第4図に基づいて説明す
る。この実施例は、第2図に示すような、転炉における
サブランスの挿通口を開閉するシールゲート装置に関す
るものである。
る。この実施例は、第2図に示すような、転炉における
サブランスの挿通口を開閉するシールゲート装置に関す
るものである。
転炉3は周知のとおり製鋼用の精錬炉であるが、溶鋼
(または溶銑)3aか吹錬用ランス5から吹き込まれる酸
素と反応し、一酸化炭素(CO)を含む高温(1400℃前
後)のガスを多量に発生する。この実施例では、転炉3
の炉口部をフード4で密閉し、上記の炉内発生ガスを大
気中に漏らさぬようにダクト4pに導いたうえガス処理設
備(図示せず)へ送っている。そして、転炉3およびフ
ード4の内部のガス圧力は、冶金反応の促進などを目的
としてやや高圧(0.5kg/cm2G程度)に保っている。な
お上記の炉内ガスは、COを含んで有害であるうえ、これ
に空気が混入すると爆発する危険性がある。
(または溶銑)3aか吹錬用ランス5から吹き込まれる酸
素と反応し、一酸化炭素(CO)を含む高温(1400℃前
後)のガスを多量に発生する。この実施例では、転炉3
の炉口部をフード4で密閉し、上記の炉内発生ガスを大
気中に漏らさぬようにダクト4pに導いたうえガス処理設
備(図示せず)へ送っている。そして、転炉3およびフ
ード4の内部のガス圧力は、冶金反応の促進などを目的
としてやや高圧(0.5kg/cm2G程度)に保っている。な
お上記の炉内ガスは、COを含んで有害であるうえ、これ
に空気が混入すると爆発する危険性がある。
転炉3においては、溶鋼3aの測温およびサンプリング
のためにサブランス6を使用する。サブランス6は、フ
ード4上の開口(挿通口)4aから下方へ挿入され、先端
部が溶鋼3aに浸漬して上記の用をなすものである。この
実施例では、その開口4aから上記のガスが流出(あるい
は外気が侵入)しないように、開口4aの上方に挿通管4c
を接続しその上端にパッキンシール7を設けてサブラン
ス6の外周面に摺接させるとともに、挿通管4cの下端に
下記のシールゲート装置20を連設した。
のためにサブランス6を使用する。サブランス6は、フ
ード4上の開口(挿通口)4aから下方へ挿入され、先端
部が溶鋼3aに浸漬して上記の用をなすものである。この
実施例では、その開口4aから上記のガスが流出(あるい
は外気が侵入)しないように、開口4aの上方に挿通管4c
を接続しその上端にパッキンシール7を設けてサブラン
ス6の外周面に摺接させるとともに、挿通管4cの下端に
下記のシールゲート装置20を連設した。
第3図に示すようにシールゲート装置20は、フード4
の開口4aと挿通管4cの下端開口4bとをそれぞれ下部開口
・上部開口としてそれらに連設するケーシング26を備
え、ケーシング26内に弁体22、連結部材23、ガイドレー
ル25、および油圧シリンダなどの直線アクチュエータ24
のロッド先端部(動作部)24aを配備して、開口4bをケ
ーシング26の内側から封止するように構成したものであ
る。ここで、開口4aおよび4bは、炉内ガスが流出する場
合にはそれぞれ上流側、下流側の通過口となるものであ
る。ケーシング26は、上記の開口4a、4bおよび後述する
ガス吹込み管26a、26b、26cを除いて密閉構造にしてお
り、側端部の外側に直線アクチュエータ24の駆動部を持
着させ、上部壁の一部には内部点検時に取り外し可能な
蓋26dを固着している。
の開口4aと挿通管4cの下端開口4bとをそれぞれ下部開口
・上部開口としてそれらに連設するケーシング26を備
え、ケーシング26内に弁体22、連結部材23、ガイドレー
ル25、および油圧シリンダなどの直線アクチュエータ24
のロッド先端部(動作部)24aを配備して、開口4bをケ
ーシング26の内側から封止するように構成したものであ
る。ここで、開口4aおよび4bは、炉内ガスが流出する場
合にはそれぞれ上流側、下流側の通過口となるものであ
る。ケーシング26は、上記の開口4a、4bおよび後述する
ガス吹込み管26a、26b、26cを除いて密閉構造にしてお
り、側端部の外側に直線アクチュエータ24の駆動部を持
着させ、上部壁の一部には内部点検時に取り外し可能な
蓋26dを固着している。
板状の弁体22は、その上面に、開口4bの周囲に形成し
た座面21に当接するパッキン22aを固着しているが、そ
の下面には、球面式ロッドエンド22bを突設するととも
にその回りに断熱耐火物22cを張り付けている。この耐
火物22cは、開口4aを通してフード4の内部から受ける
熱に対し、弁体22を保護するためのものである。
た座面21に当接するパッキン22aを固着しているが、そ
の下面には、球面式ロッドエンド22bを突設するととも
にその回りに断熱耐火物22cを張り付けている。この耐
火物22cは、開口4aを通してフード4の内部から受ける
熱に対し、弁体22を保護するためのものである。
弁体22と直線アクチュエータ24のロッド先端部24aと
は、連結部材23を介して連結している。すなわち、連結
部材23の先端部のピン23aには上記のロッドエンド22bの
突出端を挿着して、弁体22を歳差動自在に支持させる一
方、その後端部は、ピン23bを介して直線アクチュエー
タ24のロッド先端部24aの先端に連結し、ピン23bを支点
に連結部材23および弁体22が上下に揺動できるようにし
た。またこの連結部材23には、ピン23bの両側に回転ロ
ーラ23cを取り付けるとともに、それよりやや先端寄り
の両側にもう1組、同様の回転ローラ23dを取り付け
た。なお、弁体22と同じく、連結部材23の先端部下面に
も断熱耐火物23eを張り付けている。
は、連結部材23を介して連結している。すなわち、連結
部材23の先端部のピン23aには上記のロッドエンド22bの
突出端を挿着して、弁体22を歳差動自在に支持させる一
方、その後端部は、ピン23bを介して直線アクチュエー
タ24のロッド先端部24aの先端に連結し、ピン23bを支点
に連結部材23および弁体22が上下に揺動できるようにし
た。またこの連結部材23には、ピン23bの両側に回転ロ
ーラ23cを取り付けるとともに、それよりやや先端寄り
の両側にもう1組、同様の回転ローラ23dを取り付け
た。なお、弁体22と同じく、連結部材23の先端部下面に
も断熱耐火物23eを張り付けている。
ケーシング26内の下部には、固定ブラケット25aを介
して、2本のガイドレール25を平行に(第4図参照)配
設した。このガイドレール25は、その上面が上記の回転
ローラ23c、23dの下面に接触してこれらを案内するもの
で、長い水平軌道と、先端寄り(開口4b寄り)の部分に
形成した円弧状の上向き傾斜軌道とを有する。
して、2本のガイドレール25を平行に(第4図参照)配
設した。このガイドレール25は、その上面が上記の回転
ローラ23c、23dの下面に接触してこれらを案内するもの
で、長い水平軌道と、先端寄り(開口4b寄り)の部分に
形成した円弧状の上向き傾斜軌道とを有する。
なお、図の26aおよび26bは、ケーシング26の内部を冷
却するための窒素ガス吹込み管である。これは、フード
4内の高温ガスがケーシング26内に充満して弁体22、連
結部材23、ガイドレール25および直線アクチュエータ24
のロッド先端部24aなどが過熱しないようにしたもの
で、これらから常温で吹き込まれる窒素ガスは、開口4a
からフード4内へ送り出され、炉内ガスとともにダクト
4pから排出される。
却するための窒素ガス吹込み管である。これは、フード
4内の高温ガスがケーシング26内に充満して弁体22、連
結部材23、ガイドレール25および直線アクチュエータ24
のロッド先端部24aなどが過熱しないようにしたもの
で、これらから常温で吹き込まれる窒素ガスは、開口4a
からフード4内へ送り出され、炉内ガスとともにダクト
4pから排出される。
以上の構成により、弁体22はつぎのように動作して開
口4bを開閉する。まず第3図の実線は、直線アクチュエ
ータ24のロッド先端部24aを伸ばし、パッキン22aを座面
21に当接させて弁体22が開口4bを封止した状態を示す。
弁体22がロッドエンド22bを介して歳差動自在に支持さ
れているため、パッキン22aは座面21に均一に当接して
いる。ガイドレール25は上記のとおり開口4b寄りの部分
に傾斜軌道を備えており、この状態では、ガイドレール
25上を移動する連結部材23のローラ23dがその傾斜軌道
に乗り上げているので、直線アクチュエータ24がロッド
先端部24aを伸ばそうとする力は、図の右上方への力に
変換され、弁体22を座面21に押し付けるように作用して
いる。なお、この実施例の場合は、弁体22の下面に転炉
3内の高いガス圧力がはたらき、上記の力とともに弁体
22を座面21に押し付けることになる。
口4bを開閉する。まず第3図の実線は、直線アクチュエ
ータ24のロッド先端部24aを伸ばし、パッキン22aを座面
21に当接させて弁体22が開口4bを封止した状態を示す。
弁体22がロッドエンド22bを介して歳差動自在に支持さ
れているため、パッキン22aは座面21に均一に当接して
いる。ガイドレール25は上記のとおり開口4b寄りの部分
に傾斜軌道を備えており、この状態では、ガイドレール
25上を移動する連結部材23のローラ23dがその傾斜軌道
に乗り上げているので、直線アクチュエータ24がロッド
先端部24aを伸ばそうとする力は、図の右上方への力に
変換され、弁体22を座面21に押し付けるように作用して
いる。なお、この実施例の場合は、弁体22の下面に転炉
3内の高いガス圧力がはたらき、上記の力とともに弁体
22を座面21に押し付けることになる。
直線アクチュエータ24のロッド先端部24aを縮めれ
ば、ガイドレール25上を案内されて左方へ移動する連結
部材23とともに弁体22が左方へ退避し、開口4bを開放す
る。このとき、上記のローラ23dがまずガイドレール25
の傾斜軌道上から水平軌道へ下りるのにともない、連結
部材23および弁体22は、最初にピン23bを支点にして下
方へわずかに揺動しながら座面21から離間し、続いて水
平に左方へ移動する。図の鎖線(仮想線)で表した弁体
は、こうして退避した状態を示している。
ば、ガイドレール25上を案内されて左方へ移動する連結
部材23とともに弁体22が左方へ退避し、開口4bを開放す
る。このとき、上記のローラ23dがまずガイドレール25
の傾斜軌道上から水平軌道へ下りるのにともない、連結
部材23および弁体22は、最初にピン23bを支点にして下
方へわずかに揺動しながら座面21から離間し、続いて水
平に左方へ移動する。図の鎖線(仮想線)で表した弁体
は、こうして退避した状態を示している。
直線アクチュエータ24のロッド先端部24aを伸ばすと
きには上記と逆に、弁体22が右方へ水平に移動し、続い
て上方へ揺動しながらパッキン22aを座面21に当接させ
る。
きには上記と逆に、弁体22が右方へ水平に移動し、続い
て上方へ揺動しながらパッキン22aを座面21に当接させ
る。
ところで、サブランス6を通すために開口4a、4bの上
に連設した挿通管4cには、その上部につぎのようなパッ
キンシール7を配備している。すなわち第4図に示すよ
うに、挿通管4cの上端部にスタフィングボックス7aを形
設し、この内側にグランドパッキン7bを詰めたうえパッ
キン押え7cにて押止した。グランドパッキン7bの内径を
サブランス6の外周面に摺接するように設定したので、
挿通管4cにサブランス6が挿通する間はパッキンシール
7よりガスが流出・侵入することはない。
に連設した挿通管4cには、その上部につぎのようなパッ
キンシール7を配備している。すなわち第4図に示すよ
うに、挿通管4cの上端部にスタフィングボックス7aを形
設し、この内側にグランドパッキン7bを詰めたうえパッ
キン押え7cにて押止した。グランドパッキン7bの内径を
サブランス6の外周面に摺接するように設定したので、
挿通管4cにサブランス6が挿通する間はパッキンシール
7よりガスが流出・侵入することはない。
そしてこの挿通管4cの上部、下部には、パージ用窒素
ガスの吹込み管4dおよび同ガスの吹出し管4eをそれぞれ
接続した。吹出し管4eは、シールゲート装置20のケーシ
ング26に設けたパージ用吹込み管26cに、逆止弁4fを介
して接続している。
ガスの吹込み管4dおよび同ガスの吹出し管4eをそれぞれ
接続した。吹出し管4eは、シールゲート装置20のケーシ
ング26に設けたパージ用吹込み管26cに、逆止弁4fを介
して接続している。
したがって、溶鋼3aの測温・サンプリングを行うため
の、サブランス6の転炉3内への挿入は、つぎの手順に
よって行う。
の、サブランス6の転炉3内への挿入は、つぎの手順に
よって行う。
まず、シールゲート装置20の弁体22により開口4bを
閉じた状態で、サブランス6は、あらかじめパッキンシ
ール7に通してその先端部を挿通管4c内の弁体22の上面
付近まで下降させ停止させておく。なお挿通管4c内に
は、この前から吹込み管4dより窒素ガスを吹き込み始
め、内部の空気を窒素に置換しておくのがよい。
閉じた状態で、サブランス6は、あらかじめパッキンシ
ール7に通してその先端部を挿通管4c内の弁体22の上面
付近まで下降させ停止させておく。なお挿通管4c内に
は、この前から吹込み管4dより窒素ガスを吹き込み始
め、内部の空気を窒素に置換しておくのがよい。
挿通管4c内の圧力がフード4内の炉内ガス圧力に等
しく(あるいはそれ以上に)なるまで、吹込み管4dから
挿通管4c内に窒素ガスを吹き込む。このとき挿通管4c内
の圧力がフード4内の圧力を超えると、この窒素ガスは
逆止弁4fを経て吹出し管26cに流れ、吹込み管26a、26b
からの窒素ガスとともにケーシング26内を冷却しながら
その付近の炉内ガスをパージする。
しく(あるいはそれ以上に)なるまで、吹込み管4dから
挿通管4c内に窒素ガスを吹き込む。このとき挿通管4c内
の圧力がフード4内の圧力を超えると、この窒素ガスは
逆止弁4fを経て吹出し管26cに流れ、吹込み管26a、26b
からの窒素ガスとともにケーシング26内を冷却しながら
その付近の炉内ガスをパージする。
弁体22を前記のように退避させて開口4bを開放した
うえ、この開口4bを通してサブランス6を溶鋼3aまで下
降させ、測温・サンプリングを行う。
うえ、この開口4bを通してサブランス6を溶鋼3aまで下
降させ、測温・サンプリングを行う。
測温・サンプリングが終わったサブランス6を、先
端部が挿通管4cに入るまで上昇させたのち、弁体22によ
って開口4bを閉じる。
端部が挿通管4cに入るまで上昇させたのち、弁体22によ
って開口4bを閉じる。
吹込み管4dから窒素ガスの吹き込みを続けて、上記
・の間に挿通管4cに流入した炉内ガスを吹出し管26
cからフード4内へパージ(掃気)する。
・の間に挿通管4cに流入した炉内ガスを吹出し管26
cからフード4内へパージ(掃気)する。
パージが終われば、ガスを止めてサブランス6をパ
ッキンシール7から上方へ抜き取ったうえ、サンプリン
グした試料を回収する。
ッキンシール7から上方へ抜き取ったうえ、サンプリン
グした試料を回収する。
以上によれば、シールゲート装置20またはパッキンシ
ール7のいずれかによってガスの通過口がつねに閉じて
いるので、炉内ガスの流出および外気の侵入は完全に防
止される。パージ用に使用したガスは、窒素に限らず、
無害な不活性ガスであればよい。なお、ケーシング26内
の冷却用のガスについても同様である。
ール7のいずれかによってガスの通過口がつねに閉じて
いるので、炉内ガスの流出および外気の侵入は完全に防
止される。パージ用に使用したガスは、窒素に限らず、
無害な不活性ガスであればよい。なお、ケーシング26内
の冷却用のガスについても同様である。
なお、以上の実施例とは別に、本考案に基づくシール
ゲート装置はつぎのように実施することも可能である。
つまり、直線アクチュエータとして、上記した油圧シリ
ンダや電動式シリンダ限らず、たとえば下記のものが使
用できる。すなわち、ねじシャフト(もしくはボールね
じシャフト)に螺合するナット部材が、同シャフトの回
転により動作部として往復動する機構、あるいは、駆動
歯車(ピニオン)に噛み合うラックとともに動作部が往
復動する機構−などである。
ゲート装置はつぎのように実施することも可能である。
つまり、直線アクチュエータとして、上記した油圧シリ
ンダや電動式シリンダ限らず、たとえば下記のものが使
用できる。すなわち、ねじシャフト(もしくはボールね
じシャフト)に螺合するナット部材が、同シャフトの回
転により動作部として往復動する機構、あるいは、駆動
歯車(ピニオン)に噛み合うラックとともに動作部が往
復動する機構−などである。
ところで、第1図は参考的な実施例を示すもので、溶
融金属炉とそのカバー、および本考案の技術的思想の一
部を流用したシールゲート装置を示す。溶融金属炉1
は、耐火物1bを張った内側に高温の溶融金属1aを貯留す
るものである。溶融金属1aの空気との接触による酸化を
防止するために、浴面上をカバー2で覆うとともに、吹
込み管2bから内部にアルゴンガスを吹き込んで充満させ
ている。この溶融金属炉1においては、浴面上から、金
属1aの塩基度を調整するための石灰(図示せず)を投入
したり、熱電対(図示せず)を挿入して金属1aの温度測
定を行ったりする必要があるので、カバー2の一部に開
口2aが設けられ、これに開閉用のシールゲート装置10が
併設されている。
融金属炉とそのカバー、および本考案の技術的思想の一
部を流用したシールゲート装置を示す。溶融金属炉1
は、耐火物1bを張った内側に高温の溶融金属1aを貯留す
るものである。溶融金属1aの空気との接触による酸化を
防止するために、浴面上をカバー2で覆うとともに、吹
込み管2bから内部にアルゴンガスを吹き込んで充満させ
ている。この溶融金属炉1においては、浴面上から、金
属1aの塩基度を調整するための石灰(図示せず)を投入
したり、熱電対(図示せず)を挿入して金属1aの温度測
定を行ったりする必要があるので、カバー2の一部に開
口2aが設けられ、これに開閉用のシールゲート装置10が
併設されている。
このシールゲート装置10は、つぎのように構成したも
のである。まず、開口2aの周囲に平滑な座面11を形成す
る。そしてこの座面11に当接するパッキン12aを備えて
開口2aを封止できる板状の弁体12を、電動式シリンダ14
のロッド先端部(伸縮部)14aの先端に取り付ける。電
動式シリンダ14は、基部の支持ピン14bをカバー2上の
ブラケット14cに挿通して揺動自在にし、ロッド先端部1
4aを開口2aに向けて開口2aの側方に設置する。上記弁体
12はその一側部に取付け柄12bを設けて上記ロッド先端
部14aに取り付けているが、この取付け柄12bの両側には
ガイドピン12cを突設する。取付け柄12bおよびロッド先
端部14aの両側方に、ガイドプレート15を設置し、その
案内溝15aに上記のガイドピン12cを挿通する。案内溝15
aは、水平な軌道に続けて、開口2a寄りの部分には円弧
状に下方へ向かう傾斜軌道を有するものである。
のである。まず、開口2aの周囲に平滑な座面11を形成す
る。そしてこの座面11に当接するパッキン12aを備えて
開口2aを封止できる板状の弁体12を、電動式シリンダ14
のロッド先端部(伸縮部)14aの先端に取り付ける。電
動式シリンダ14は、基部の支持ピン14bをカバー2上の
ブラケット14cに挿通して揺動自在にし、ロッド先端部1
4aを開口2aに向けて開口2aの側方に設置する。上記弁体
12はその一側部に取付け柄12bを設けて上記ロッド先端
部14aに取り付けているが、この取付け柄12bの両側には
ガイドピン12cを突設する。取付け柄12bおよびロッド先
端部14aの両側方に、ガイドプレート15を設置し、その
案内溝15aに上記のガイドピン12cを挿通する。案内溝15
aは、水平な軌道に続けて、開口2a寄りの部分には円弧
状に下方へ向かう傾斜軌道を有するものである。
こうして構成したシールゲート装置10は、図のように
シリンダ14の動作部14aを伸ばしたとき、パッキン12aが
座面11に当接して弁体12が開口2aを封止する。したがっ
て、カバー2に覆われた溶融金属1a上の空間にはアルゴ
ンガスが充満し、外気の侵入が防がれるので、貯留中の
金属1aの酸化が防止される。
シリンダ14の動作部14aを伸ばしたとき、パッキン12aが
座面11に当接して弁体12が開口2aを封止する。したがっ
て、カバー2に覆われた溶融金属1a上の空間にはアルゴ
ンガスが充満し、外気の侵入が防がれるので、貯留中の
金属1aの酸化が防止される。
上記した石灰投入や測温などの作業を行うため開口2a
を開放するには、電動式シリンダ14のロッド先端部14a
を縮めて弁体12を開口2aの側方(図の右方)へ退避させ
ればよい。このとき弁体12は、ピン12cを介しガイドプ
レート15(案内溝15a)によって案内されるので、ま
ず、案内溝15aのうち上述の傾斜軌道に沿ってピン12cが
移動することにより座面11から図の右上方に揺動しなが
ら離間し、続いて、案内溝15aのうち前記水平軌道に従
って右方へほぼ水平に移動する。ただし揺動による弁体
12の上下移動量は、概ね案内溝15aの傾斜軌道の高さに
等しく、わずかである。開口2aを開いた間にもアルゴン
ガスは吹込み管2bからカバー2内に吹き込み続けるが、
多少は外気の流入することが避けられないので、作業が
終わると速やかに開口2aを閉じる必要がある。
を開放するには、電動式シリンダ14のロッド先端部14a
を縮めて弁体12を開口2aの側方(図の右方)へ退避させ
ればよい。このとき弁体12は、ピン12cを介しガイドプ
レート15(案内溝15a)によって案内されるので、ま
ず、案内溝15aのうち上述の傾斜軌道に沿ってピン12cが
移動することにより座面11から図の右上方に揺動しなが
ら離間し、続いて、案内溝15aのうち前記水平軌道に従
って右方へほぼ水平に移動する。ただし揺動による弁体
12の上下移動量は、概ね案内溝15aの傾斜軌道の高さに
等しく、わずかである。開口2aを開いた間にもアルゴン
ガスは吹込み管2bからカバー2内に吹き込み続けるが、
多少は外気の流入することが避けられないので、作業が
終わると速やかに開口2aを閉じる必要がある。
開口2aを閉じるには、電動式シリンダ14のロッド先端
部14aを伸ばして弁体12を上記と逆に移動させるが、こ
の場合にも、弁体12はガイドプレート15に案内され、開
口2aに近い位置では下方に揺動してそのパッキン12aが
座面11に当接する。この位置ではピン12cが案内溝15aの
傾斜軌道にあるため、電動式シリンダ14がロッド先端部
14aを伸ばそうとする力は、左下方への力に変換され弁
体12を座面11に押し付けるようにはたらく。石灰の投入
時に座面11には多少の石灰粉が付着することがあるが、
パッキン12aの作用、および弁体12の座面11に対する上
記押付け力の作用によりシール性が確保され、アルゴン
ガスが漏出したり外気が侵入したりすることはない。
部14aを伸ばして弁体12を上記と逆に移動させるが、こ
の場合にも、弁体12はガイドプレート15に案内され、開
口2aに近い位置では下方に揺動してそのパッキン12aが
座面11に当接する。この位置ではピン12cが案内溝15aの
傾斜軌道にあるため、電動式シリンダ14がロッド先端部
14aを伸ばそうとする力は、左下方への力に変換され弁
体12を座面11に押し付けるようにはたらく。石灰の投入
時に座面11には多少の石灰粉が付着することがあるが、
パッキン12aの作用、および弁体12の座面11に対する上
記押付け力の作用によりシール性が確保され、アルゴン
ガスが漏出したり外気が侵入したりすることはない。
なお、溶融金属1aの輻射熱により弁体12が過熱・変形
するおそれのある場合には、弁体12に通水路を形成して
循環ホースを接続し、これを水冷するとよい。ただしこ
の場合、カバー2も水冷または耐熱構造にする必要があ
る。
するおそれのある場合には、弁体12に通水路を形成して
循環ホースを接続し、これを水冷するとよい。ただしこ
の場合、カバー2も水冷または耐熱構造にする必要があ
る。
[考案の効果] この考案のシールゲート装置によれば下記の効果がも
たらされる。
たらされる。
開口を封止するときは、その周囲の座面に対しパッ
キンを介して弁体を押し付けるので、シール性がきわめ
て高い。また、開閉時にはパッキンが座面に対してほと
んど摺動せずに当接・離間するので、パッキンの寿命が
長く、座面の摩耗も少ない。
キンを介して弁体を押し付けるので、シール性がきわめ
て高い。また、開閉時にはパッキンが座面に対してほと
んど摺動せずに当接・離間するので、パッキンの寿命が
長く、座面の摩耗も少ない。
開口を開くときは、弁体が開口の側方へ退避して開
口が完全に開放されるため、この開口を通してする作
業、すなわちサブランスを挿入することによる炉内金属
の測温・サンプリング等を円滑に行える。
口が完全に開放されるため、この開口を通してする作
業、すなわちサブランスを挿入することによる炉内金属
の測温・サンプリング等を円滑に行える。
弁体が断熱耐火物を有していて高温雰囲気下での使
用に適し、またその弁体がパッキンを有し、しかもそれ
を全周的に均一な力で座面に押し付け得るので、粉塵の
有無や座面の傾斜角度等を問わずに開口を密閉できるう
え、そのパッキンが座面に対してほとんど摺動しないた
め損傷しにくい−といった利点を有し、したがって広く
種々の炉に使用することができる。
用に適し、またその弁体がパッキンを有し、しかもそれ
を全周的に均一な力で座面に押し付け得るので、粉塵の
有無や座面の傾斜角度等を問わずに開口を密閉できるう
え、そのパッキンが座面に対してほとんど摺動しないた
め損傷しにくい−といった利点を有し、したがって広く
種々の炉に使用することができる。
開口軸の方向に占める長さが短いので、開口上にス
ペースのない場合には有利である。
ペースのない場合には有利である。
弁体をはじめ各部材を特殊な材質にする必要がな
く、また精密な加工を要する部分もないので、製造コス
トが低い。
く、また精密な加工を要する部分もないので、製造コス
トが低い。
もう1つの密封手段と組み合わせれば、開口を通し
て作業を行う間にも、有害ガスの流出および外気の侵入
を防止できる。
て作業を行う間にも、有害ガスの流出および外気の侵入
を防止できる。
ガス管路の途中に介装することが可能なため、用途
範囲がさらに広がる。また、ケーシング内の部材が吹込
みガスで一括して冷却されるうえ弁体上のパッキンも熱
影響を受けにくいので、装置の最高使用温度も非常に高
い。
範囲がさらに広がる。また、ケーシング内の部材が吹込
みガスで一括して冷却されるうえ弁体上のパッキンも熱
影響を受けにくいので、装置の最高使用温度も非常に高
い。
第1図は本考案と関連のある参考的な実施例としての溶
融金属炉とそのカバーおよびシールゲート装置を、一部
を断面視して示す側面図である。 第2図〜第4図はいずれもこの考案の実施例を示すもの
で、第2図は当該実施例に関する転炉およびフードの縦
断面図、第3図はその実施例のシールゲート装置を示す
縦断面図、第4図は第3図のIV-IV線における断面図で
ある。 1……溶融金属炉、2……カバー、3……転炉、4……
フード、6……サブランス、2a,4a,4b……開口、10,20
……シールゲート装置、11,21……座面、12,22……弁
体、12a,22a……パッキン、23……連結部材、14(電動
式シリンダ),24(油圧シリンダ)……直線アクチュエ
ータ、14a,24a……ロッド先端部(動作部)、15(ガイ
ドプレート),25(ガイドレール)……ガイド部材、26
……ケーシング。
融金属炉とそのカバーおよびシールゲート装置を、一部
を断面視して示す側面図である。 第2図〜第4図はいずれもこの考案の実施例を示すもの
で、第2図は当該実施例に関する転炉およびフードの縦
断面図、第3図はその実施例のシールゲート装置を示す
縦断面図、第4図は第3図のIV-IV線における断面図で
ある。 1……溶融金属炉、2……カバー、3……転炉、4……
フード、6……サブランス、2a,4a,4b……開口、10,20
……シールゲート装置、11,21……座面、12,22……弁
体、12a,22a……パッキン、23……連結部材、14(電動
式シリンダ),24(油圧シリンダ)……直線アクチュエ
ータ、14a,24a……ロッド先端部(動作部)、15(ガイ
ドプレート),25(ガイドレール)……ガイド部材、26
……ケーシング。
Claims (1)
- 【請求項1】溶融金属炉にサブランスを挿入出する開閉
可能な開口を有するシールゲート装置であって、 上記シールゲート装置は、上部開口と下部開口とを同軸
上に有する密閉式ケーシングを備え、 上記上部開口の上記ケーシング内側周囲にパッキン当接
用の座面を設け、 その座面に当接するパッキンを上面に備えるとともに断
熱耐火物を下面に備えた板状の弁体を上記開口に向けて
その一側方から進退可能に設置された直線アクチュエー
タのロッド先端部に連結し、その連結は、該ロッド先端
部に連結部材の一端部を上記開口の上下軸方向に揺動可
能に連結するとともに、該連結部材上に前記弁体を、球
面式ロッドエンドを介して歳差動自在に下方から支持で
きるように連結し、 上記直線アクチュエータにより弁体を上部開口に向けて
前進および後退させるとき、開口付近では上記弁体が開
口の上下軸方向に揺動しながら上部開口の座面と当接お
よび離間するように、傾斜軌道を有した弁体を案内する
ガイド部材を設け、 上記ケーシング内の冷却およびパージ用のガスの吹込み
管を設けた ことを特徴とするシールゲート装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988152652U JPH089597Y2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | シールゲート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988152652U JPH089597Y2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | シールゲート装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0289297U JPH0289297U (ja) | 1990-07-16 |
| JPH089597Y2 true JPH089597Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31427774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988152652U Expired - Lifetime JPH089597Y2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | シールゲート装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089597Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5863760B2 (ja) * | 2013-12-20 | 2016-02-17 | 明星工業株式会社 | 加熱炉の貫通部構造及び加熱炉の貫通部の施工方法並びに加熱炉 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5535489Y2 (ja) * | 1974-07-17 | 1980-08-21 | ||
| JPS5614359U (ja) * | 1979-07-12 | 1981-02-06 | ||
| JPS5825277U (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-17 | 安田 洋介 | オ−プンル−フボデ− |
| JPS59185468U (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-10 | 日立造船株式会社 | ダンパ装置 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP1988152652U patent/JPH089597Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0289297U (ja) | 1990-07-16 |
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