JPH08959B2 - オーディオ用および画像用銅線の製造法 - Google Patents
オーディオ用および画像用銅線の製造法Info
- Publication number
- JPH08959B2 JPH08959B2 JP63033920A JP3392088A JPH08959B2 JP H08959 B2 JPH08959 B2 JP H08959B2 JP 63033920 A JP63033920 A JP 63033920A JP 3392088 A JP3392088 A JP 3392088A JP H08959 B2 JPH08959 B2 JP H08959B2
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- JP
- Japan
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- copper wire
- wire
- copper
- audio
- twisted
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ステレオ等のオーディオ機器および画像用
銅線に使用する銅線の製造法に関する。
銅線に使用する銅線の製造法に関する。
[従来の技術] 近年、コンパクト・ディスク(CD)のように光を使用
して、デジタル方式の記録あるいは再生技術が普及し、
従来のアナログ方式による電気信号の記録あるいは再生
方式と比較して、音の記録あるいは再生が、音域および
その正確性を拡げ、臨場感の豊かな音の再現が可能にな
りつつある。
して、デジタル方式の記録あるいは再生技術が普及し、
従来のアナログ方式による電気信号の記録あるいは再生
方式と比較して、音の記録あるいは再生が、音域および
その正確性を拡げ、臨場感の豊かな音の再現が可能にな
りつつある。
そして、良質の音を再生するために銅線の改良に関す
る提案がある。例えば、特開昭59-167904号公報に記載
されたものは、酸素50ppm以下の無酸素銅線を700℃以上
の不活性ガス雰囲気中で焼鈍し、結晶粒を粗大化して、
高度の音質を得ようとしている。
る提案がある。例えば、特開昭59-167904号公報に記載
されたものは、酸素50ppm以下の無酸素銅線を700℃以上
の不活性ガス雰囲気中で焼鈍し、結晶粒を粗大化して、
高度の音質を得ようとしている。
[発明が解決しようとする課題] 現在、オーディオ機器におけるアンプとスピーカー間
のスピーカーコードやテープレコーダおよびCDとアンプ
間のピンコードなどは、アナログ方式により電力伝送ケ
ーブルが用いられ、その構成する電線の品質によってCD
に記録された音の再生や増幅およびスピーカーへの伝送
中、雑音や歪を付与し、音質を劣化させていた。そこ
で、CDのみならず、テープレコーダーやレコードプレー
ヤーなどからの電気信号を正確に雑音や歪を付与するこ
となく伝達可能なオーディオ用銅線が要望されている。
のスピーカーコードやテープレコーダおよびCDとアンプ
間のピンコードなどは、アナログ方式により電力伝送ケ
ーブルが用いられ、その構成する電線の品質によってCD
に記録された音の再生や増幅およびスピーカーへの伝送
中、雑音や歪を付与し、音質を劣化させていた。そこ
で、CDのみならず、テープレコーダーやレコードプレー
ヤーなどからの電気信号を正確に雑音や歪を付与するこ
となく伝達可能なオーディオ用銅線が要望されている。
[課題を解決するための手段] オーディオ用および画像用銅線の製造は、素材を単線
加工し、ついで撚り線、編線、コア押出、シース押出等
の加工を施して製造しているが、本発明では、かかる製
造工程において、50〜300℃で歪取り焼鈍を行なうこと
を特徴とするものである。
加工し、ついで撚り線、編線、コア押出、シース押出等
の加工を施して製造しているが、本発明では、かかる製
造工程において、50〜300℃で歪取り焼鈍を行なうこと
を特徴とするものである。
単線の撚り線加工、編線加工、熱処理、コア押出、シ
ース押出等の工程は適宜の望ましい条件、組み合せで行
なうことができるが、素材として高純度銅を使った本発
明は下記の方法である。
ース押出等の工程は適宜の望ましい条件、組み合せで行
なうことができるが、素材として高純度銅を使った本発
明は下記の方法である。
銅純度が99.9996%以上の硬引銅線を撚り線加工後再
結晶化焼鈍し、ついで編線加工あるいはコアより加工し
た後、50〜300℃で歪取り焼鈍を行なうことを特徴とす
るオーディオ用および画像用銅線の製造法(請求項
(1)) 銅純度が99.9996%以上の再結晶化した焼鈍銅線を撚
り線加工又は編線加工あるいは撚り線加工後編線加工し
た後、50〜300℃で歪取り焼鈍を施すことを特徴とする
オーディオ用銅線の製造法(請求項(2)) 本発明に用いる銅線は、銅純度が99.9996%以上のも
のである。不純物の総量を4ppm以下に保つことにより、
不純物の固溶や析出が従来使用されているオーディオ用
無酸素銅線と比較して1/10以下とすることができ、不純
物の固溶や析出物などに起因する電気信号へのノイズや
歪を低下させる。
結晶化焼鈍し、ついで編線加工あるいはコアより加工し
た後、50〜300℃で歪取り焼鈍を行なうことを特徴とす
るオーディオ用および画像用銅線の製造法(請求項
(1)) 銅純度が99.9996%以上の再結晶化した焼鈍銅線を撚
り線加工又は編線加工あるいは撚り線加工後編線加工し
た後、50〜300℃で歪取り焼鈍を施すことを特徴とする
オーディオ用銅線の製造法(請求項(2)) 本発明に用いる銅線は、銅純度が99.9996%以上のも
のである。不純物の総量を4ppm以下に保つことにより、
不純物の固溶や析出が従来使用されているオーディオ用
無酸素銅線と比較して1/10以下とすることができ、不純
物の固溶や析出物などに起因する電気信号へのノイズや
歪を低下させる。
上記発明では、このような純度の硬引銅線を、撚り
線加工後再結晶化焼鈍し、ついで編線加工あるいはコア
より加工した後、50〜300℃で焼鈍する。これは撚りあ
るいは編組により線材内部に加えられた歪により特に高
音域における音質の歪が認められるようになるため、50
℃以上300℃以下で歪取り焼鈍をすることにより、硬引
線を撚り線あるいは編線加工する前の電線と同じレベル
の優れた音質が得られることを知見したことによる。特
に、99.9999%以上の銅は、歪取り焼鈍温度が100℃前後
で足りるため、電線の絶縁被覆後においても、被覆物上
から加熱することもできる。
線加工後再結晶化焼鈍し、ついで編線加工あるいはコア
より加工した後、50〜300℃で焼鈍する。これは撚りあ
るいは編組により線材内部に加えられた歪により特に高
音域における音質の歪が認められるようになるため、50
℃以上300℃以下で歪取り焼鈍をすることにより、硬引
線を撚り線あるいは編線加工する前の電線と同じレベル
の優れた音質が得られることを知見したことによる。特
に、99.9999%以上の銅は、歪取り焼鈍温度が100℃前後
で足りるため、電線の絶縁被覆後においても、被覆物上
から加熱することもできる。
上記発明では、まず銅線を再結晶化焼鈍してから撚
り線加工等を施して上記の歪取り焼鈍を行なうものであ
る。
り線加工等を施して上記の歪取り焼鈍を行なうものであ
る。
再結晶化焼鈍の温度は300℃以上800℃以下とする。か
かる処理により、銅原子の間の歪や格子欠陥を回復さ
せ、音の歪を低音域から高音域まで一様に除去して、極
めて原音に近い優れた音質が得られることが判った。か
かる再結晶化焼鈍の条件は、真空又は不活性ガス雰囲気
炉を用いたバッチ式焼鈍において優れた音質が得られ
る。例えば300℃で2時間加熱することにより、製造し
た電線は音質の改善が認められ、10時間以上の保持によ
り優れた音質が得られる。又、400℃では2時間以上の
保持により優れた音質が得られる。なお、バッチ式焼鈍
において、300℃以下例えば200℃に240時間、さらに100
℃に700時間保持すると再結晶化が徐々に進行し、望ま
しい音質が得られるが、焼鈍に長時間を必要とし、実用
的ではない。
かる処理により、銅原子の間の歪や格子欠陥を回復さ
せ、音の歪を低音域から高音域まで一様に除去して、極
めて原音に近い優れた音質が得られることが判った。か
かる再結晶化焼鈍の条件は、真空又は不活性ガス雰囲気
炉を用いたバッチ式焼鈍において優れた音質が得られ
る。例えば300℃で2時間加熱することにより、製造し
た電線は音質の改善が認められ、10時間以上の保持によ
り優れた音質が得られる。又、400℃では2時間以上の
保持により優れた音質が得られる。なお、バッチ式焼鈍
において、300℃以下例えば200℃に240時間、さらに100
℃に700時間保持すると再結晶化が徐々に進行し、望ま
しい音質が得られるが、焼鈍に長時間を必要とし、実用
的ではない。
また、連続焼鈍法においては、例えば0.1mmφの線径
では600℃で、0.12mmφの線径では650℃で、0.18mmφの
線径では700℃で、それぞれ15秒以内の加熱により再結
晶組織が発達し、優れた音質が得られる。
では600℃で、0.12mmφの線径では650℃で、0.18mmφの
線径では700℃で、それぞれ15秒以内の加熱により再結
晶組織が発達し、優れた音質が得られる。
[実施例] 実施例1 銅純度99.99995%以上の6mmφ線材より0.18mmφの硬
引銅線をつくり、これを7本撚り合せ、次いで結晶化焼
鈍し、該撚り線9紐を平編線に編組した。
引銅線をつくり、これを7本撚り合せ、次いで結晶化焼
鈍し、該撚り線9紐を平編線に編組した。
この焼鈍処理した平編線を120℃で100分間歪取り焼鈍
し、ついで軟質ポリエチレン樹脂を用いてコア押出しに
より絶縁被覆し、その外周に溶融ポリ塩化ビニル樹脂を
シース押出により被覆し、オーディオ用電線とした。
し、ついで軟質ポリエチレン樹脂を用いてコア押出しに
より絶縁被覆し、その外周に溶融ポリ塩化ビニル樹脂を
シース押出により被覆し、オーディオ用電線とした。
この電線と、比較例として銅純度99.99%の無酸素銅
線とを用いてスピーカーコードとし、音響試験をした。
その結果、実施例品は比較例品に比べて、低音域から高
音域の全域において雑音や音の歪が少なく、著しく原音
に忠実な音を再生できた。
線とを用いてスピーカーコードとし、音響試験をした。
その結果、実施例品は比較例品に比べて、低音域から高
音域の全域において雑音や音の歪が少なく、著しく原音
に忠実な音を再生できた。
実施例2 銅純度99.99995%以上の6mmφ線材より0.54mmφの硬
引銅線をつくり、再結晶化焼鈍し、ポリエチレンをもっ
て絶縁体被覆し、ついで4本をコア撚りし、ポリ塩化ビ
ニルによる第1シース押出後、100℃で8時間歪取り焼
鈍し、ついで第2シース押出しをしてピンケーブルとし
た。このものも低音域から高音域の全域にわたって雑音
や音の歪が少なく、著しく原音に忠実な音を再生でき
た。
引銅線をつくり、再結晶化焼鈍し、ポリエチレンをもっ
て絶縁体被覆し、ついで4本をコア撚りし、ポリ塩化ビ
ニルによる第1シース押出後、100℃で8時間歪取り焼
鈍し、ついで第2シース押出しをしてピンケーブルとし
た。このものも低音域から高音域の全域にわたって雑音
や音の歪が少なく、著しく原音に忠実な音を再生でき
た。
実施例3 銅純度99.99995%以上の0.54mmφ硬引銅線を7本撚り
合せ、再結晶化焼鈍した軟質線材を用い、これに軟質ポ
リエチレン樹脂を用いて絶縁被覆し、以下実施例2と同
様の処理をしてスピーカーケーブルとした。その結果、
歪取りを実施しない同一条件で加工したケーブルと比較
して、低音域から高音域にいたる全域において、原音に
著しく忠実でかつ音の歪の少ない優れた音質が得られ
た。
合せ、再結晶化焼鈍した軟質線材を用い、これに軟質ポ
リエチレン樹脂を用いて絶縁被覆し、以下実施例2と同
様の処理をしてスピーカーケーブルとした。その結果、
歪取りを実施しない同一条件で加工したケーブルと比較
して、低音域から高音域にいたる全域において、原音に
著しく忠実でかつ音の歪の少ない優れた音質が得られ
た。
[発明の効果] 本発明は、高純度の銅線を使用し、撚り線加工や編線
加工と熱処理とを組合せて著しく音質の優れたオーディ
オ用銅線が得られる。再現される音質を具体的に表現す
れば、細かな音の動きを伝えることができる、余韻
の部分がクリヤー、楽器の遠近感が明確、等臨場感あ
ふれた音を再現できるということである。
加工と熱処理とを組合せて著しく音質の優れたオーディ
オ用銅線が得られる。再現される音質を具体的に表現す
れば、細かな音の動きを伝えることができる、余韻
の部分がクリヤー、楽器の遠近感が明確、等臨場感あ
ふれた音を再現できるということである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 康史 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 山本 則雄 埼玉県戸田市新曽南3丁目17番35号 日本 鉱業株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−125357(JP,A) 特開 昭60−125358(JP,A) 特開 昭60−125359(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】銅純度が99.9996%以上の硬引銅線を撚り
線加工後再結晶化焼鈍し、ついで編線加工あるいはコア
より加工した後、50〜300℃で歪取り焼鈍を行なうこと
を特徴とするオーディオ用および画像用銅線の製造法。 - 【請求項2】銅純度が99.9996%以上の再結晶化した焼
鈍銅線を撚り線加工又は編線加工あるいは撚り線加工後
編線加工した後、50〜300℃で歪取り焼鈍を施すことを
特徴とするオーディオ用および画像用銅線の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63033920A JPH08959B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | オーディオ用および画像用銅線の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63033920A JPH08959B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | オーディオ用および画像用銅線の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01209602A JPH01209602A (ja) | 1989-08-23 |
| JPH08959B2 true JPH08959B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=12399955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63033920A Expired - Lifetime JPH08959B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | オーディオ用および画像用銅線の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08959B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108257717B (zh) * | 2017-11-30 | 2020-04-17 | 无锡友方电工股份有限公司 | 一种新能源逆变器用大宽厚比聚酰亚胺漆包铜扁线 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0715138B2 (ja) * | 1983-12-10 | 1995-02-22 | 住友電気工業株式会社 | 画像表示機器、音響機器用導体の製造法 |
| JPH0715139B2 (ja) * | 1983-12-10 | 1995-02-22 | 住友電気工業株式会社 | 画像表示機器、音響機器用導体の製造方法 |
| JPH0694587B2 (ja) * | 1983-12-10 | 1994-11-24 | 住友電気工業株式会社 | 画像表示機器、音響機器用導体の製造方法 |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP63033920A patent/JPH08959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01209602A (ja) | 1989-08-23 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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