JPH0694587B2 - 画像表示機器、音響機器用導体の製造方法 - Google Patents
画像表示機器、音響機器用導体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0694587B2 JPH0694587B2 JP23329583A JP23329583A JPH0694587B2 JP H0694587 B2 JPH0694587 B2 JP H0694587B2 JP 23329583 A JP23329583 A JP 23329583A JP 23329583 A JP23329583 A JP 23329583A JP H0694587 B2 JPH0694587 B2 JP H0694587B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、例えばTV、CRT{Cathode Ray Tube(ブラウ
ン管)等の画像表示機器や、例えばステレオ等の音響機
器の高周波信号伝達回路が必要な機器の配線に用いられ
る導体の製造方法に関するものである。
ン管)等の画像表示機器や、例えばステレオ等の音響機
器の高周波信号伝達回路が必要な機器の配線に用いられ
る導体の製造方法に関するものである。
(背景技術) これらの電子機器は、信号が正確に、位相差を生じるこ
となく伝達されないと、画像や音響において像がぼやけ
たり、音が鮮明でなかったりする。
となく伝達されないと、画像や音響において像がぼやけ
たり、音が鮮明でなかったりする。
従来、タフピッチ銅(酸素200〜500ppm程度含有する純
銅)や無酸素銅(酸素をほとんど含まない純銅)を冷間
加工後焼鈍軟化して再結晶させた軟銅線や、時として冷
間加工したままの硬銅線、又はこれらに錫等のめつきを
施した線がこれらの用途に使用されてきた。
銅)や無酸素銅(酸素をほとんど含まない純銅)を冷間
加工後焼鈍軟化して再結晶させた軟銅線や、時として冷
間加工したままの硬銅線、又はこれらに錫等のめつきを
施した線がこれらの用途に使用されてきた。
しかし、これらの線は次の理由により必ずしも信号の正
確な伝達に好都合なものではなかった。
確な伝達に好都合なものではなかった。
軟銅線は、しなやかさが優れるので、多用されるが、焼
鈍による再結晶で結晶粒は通常等軸に近い形状に分布す
るため、導体の長手方向に電流が流れる際、横切るであ
ろう結晶粒界の数が多くなり、結晶粒界は特に高周波成
分信号にとって位相差発生等の原因として大きく作動す
ると考えられる。
鈍による再結晶で結晶粒は通常等軸に近い形状に分布す
るため、導体の長手方向に電流が流れる際、横切るであ
ろう結晶粒界の数が多くなり、結晶粒界は特に高周波成
分信号にとって位相差発生等の原因として大きく作動す
ると考えられる。
硬銅線の場合、軟銅線に比べて繊維状に長手方向に伸び
た結晶の形を呈しているので、長手方向に電流が流れる
際、横切るであろう結晶粒界は見掛け上少ない点より、
結晶粒界の悪影響は受けにくいが、原子空孔(点欠
陥)、転位(線状の結晶欠陥)の密度が、軟銅線に比べ
て極端に多く、電気伝導に不適当な電子密度の不均質な
どが多く、これも高周波成分信号にとって位相差発生の
原因となると考えられる。
た結晶の形を呈しているので、長手方向に電流が流れる
際、横切るであろう結晶粒界は見掛け上少ない点より、
結晶粒界の悪影響は受けにくいが、原子空孔(点欠
陥)、転位(線状の結晶欠陥)の密度が、軟銅線に比べ
て極端に多く、電気伝導に不適当な電子密度の不均質な
どが多く、これも高周波成分信号にとって位相差発生の
原因となると考えられる。
(発明の開示) 本発明は、上述の問題点を解決するため成されたもの
で、結晶組織を硬銅のそれに類似させて長手方向に電流
が流れる時通過しなければならない結晶粒界を少なく
し、かつ点欠陥や転位の密度を小さくして電流が流れる
際の位相差の発生を防止し得る画像表示機器、音響機器
用導体を製造する方法を提供せんとするものである。
で、結晶組織を硬銅のそれに類似させて長手方向に電流
が流れる時通過しなければならない結晶粒界を少なく
し、かつ点欠陥や転位の密度を小さくして電流が流れる
際の位相差の発生を防止し得る画像表示機器、音響機器
用導体を製造する方法を提供せんとするものである。
本発明は、純度99.95%以上の純銅を、鋳造後、冷間加
工後、熱間加工後又は中間焼鈍後、温間加工を施すこと
を特徴とする画像表示機器、音響機器用導体の製造方法
である。
工後、熱間加工後又は中間焼鈍後、温間加工を施すこと
を特徴とする画像表示機器、音響機器用導体の製造方法
である。
本発明の対象となる導体は、例えばTV、CRT等の画像表
示機器又は例えばステレオ等の音響機器の配線に用いら
れる導体であるが、信号伝達回路用に限定されるもので
はなく、単線、これに錫、半田等のめつきを施した単線
又はこれらの複数本を撚合せた撚線の状態で使用され
る。導体の断面形状は円形、楕円形、四角形、その他の
異形等のいずれでも良い。
示機器又は例えばステレオ等の音響機器の配線に用いら
れる導体であるが、信号伝達回路用に限定されるもので
はなく、単線、これに錫、半田等のめつきを施した単線
又はこれらの複数本を撚合せた撚線の状態で使用され
る。導体の断面形状は円形、楕円形、四角形、その他の
異形等のいずれでも良い。
本発明において、純度99.95%以上の純銅としては、無
酸素銅、タフピッチ銅(酸素200〜500ppm)等が用いら
れ、純度99.95%以上と規定したのは、99.95%未満では
点欠隔や転位の密度が減少されにくく、又固溶状態で存
在している不純物が電子密度分布の不均質を招き易いた
めである。
酸素銅、タフピッチ銅(酸素200〜500ppm)等が用いら
れ、純度99.95%以上と規定したのは、99.95%未満では
点欠隔や転位の密度が減少されにくく、又固溶状態で存
在している不純物が電子密度分布の不均質を招き易いた
めである。
以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。第
1図〜第6図はそれぞれ本発明方法の実施例の製造工程
を示す工程図である。本発明では、温間加工は、鋳造後
(第1図)、熱間加工後(第2図)、冷間加工後(第3,
5図)、中間焼鈍後(第4,6図)行なわれる。
1図〜第6図はそれぞれ本発明方法の実施例の製造工程
を示す工程図である。本発明では、温間加工は、鋳造後
(第1図)、熱間加工後(第2図)、冷間加工後(第3,
5図)、中間焼鈍後(第4,6図)行なわれる。
本発明において、温間加工は再結晶以下の温度に加熱し
た状態で圧延又は伸線加工することを意味する。実際上
の加工温度は、それまでの冷間加工等、温間加工度、加
工速度等により異なるが、100゜〜300℃、好ましくは15
0゜〜250℃程度が適当である。100℃未満では加工中に
原子空孔濃度や転位密度が増加し、又300℃を越える
と、結晶組織が粒状となり、前述の軟銅線の場合に発生
する問題点を生じる結果となる。本発明の導体は表面に
半導体的な、信号の位相差を生じ易い原因となる銅酸化
物の生成をさけるのが賢明であり、温間加工中、導体の
表面の酸化を防止するため、非酸化性雰囲気で行なわれ
ることが好ましい。
た状態で圧延又は伸線加工することを意味する。実際上
の加工温度は、それまでの冷間加工等、温間加工度、加
工速度等により異なるが、100゜〜300℃、好ましくは15
0゜〜250℃程度が適当である。100℃未満では加工中に
原子空孔濃度や転位密度が増加し、又300℃を越える
と、結晶組織が粒状となり、前述の軟銅線の場合に発生
する問題点を生じる結果となる。本発明の導体は表面に
半導体的な、信号の位相差を生じ易い原因となる銅酸化
物の生成をさけるのが賢明であり、温間加工中、導体の
表面の酸化を防止するため、非酸化性雰囲気で行なわれ
ることが好ましい。
このような温間における圧延又は伸線加工により、結晶
組織は結晶粒の形状が硬銅に類似した長手方向に平行な
状態となり、かつ結晶中の点欠陥や転位の密度が硬銅よ
り少なくなる。
組織は結晶粒の形状が硬銅に類似した長手方向に平行な
状態となり、かつ結晶中の点欠陥や転位の密度が硬銅よ
り少なくなる。
(実施例) 表1に示す各種銅材料を用い、表1に示す加工方法によ
り0.12mmφの銅線を作成した。
り0.12mmφの銅線を作成した。
この銅線の11本を撚合せた撚線にポリ塩化ビニルの絶縁
被覆を施し、TVの機内、外の配線用電線として使用し、
画像、音響の鮮明度を100名による評価結果、従来の導
体を用いたものに対比して、80名以上の鮮明との評価を
なしたもについて「画像、音響共鮮明であった」と表示
した。
被覆を施し、TVの機内、外の配線用電線として使用し、
画像、音響の鮮明度を100名による評価結果、従来の導
体を用いたものに対比して、80名以上の鮮明との評価を
なしたもについて「画像、音響共鮮明であった」と表示
した。
表1により、本発明による導体は、従来例、比較例に比
べ、画像、音響共に鮮明度が優れていることが分る。
べ、画像、音響共に鮮明度が優れていることが分る。
(発明の効果) 上述のように構成された本発明の画像表示機器、音響機
器用導体の製造方法は次のような効果がある。
器用導体の製造方法は次のような効果がある。
(イ)純度99.95%以上の純銅を、鋳造後、冷間加工
後、熱間加工後又は中間焼鈍後、150゜〜250℃の温間に
おける圧延又は伸線を施すので、この温間加工により、
結晶組織は結晶の形状が硬銅に類似した長手方向に平行
の状態となり、信号電流が流れる時通過しなければなら
ない結晶粒界が少なく、かつ結晶中の点欠陥や転位の密
度が硬銅より少なくなるので、画像、音響信号電流が正
確に位相差なく流れるため、画像表示機器の画像が鮮明
で、音響機器の音響が鮮明で美しい音となる導体を製造
し得る。
後、熱間加工後又は中間焼鈍後、150゜〜250℃の温間に
おける圧延又は伸線を施すので、この温間加工により、
結晶組織は結晶の形状が硬銅に類似した長手方向に平行
の状態となり、信号電流が流れる時通過しなければなら
ない結晶粒界が少なく、かつ結晶中の点欠陥や転位の密
度が硬銅より少なくなるので、画像、音響信号電流が正
確に位相差なく流れるため、画像表示機器の画像が鮮明
で、音響機器の音響が鮮明で美しい音となる導体を製造
し得る。
(ロ)特別の材料を使用することなく、又製造も簡単で
容易であるので、導体を工業的に容易に安価に製造し得
る。
容易であるので、導体を工業的に容易に安価に製造し得
る。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図および第6図
はそれぞれ本発明方法の実施例の製造工程を示す工程図
である。
はそれぞれ本発明方法の実施例の製造工程を示す工程図
である。
Claims (1)
- 【請求項1】純度99.95%以上の純銅を、鋳造後、冷間
加工後、熱間加工後又は中間焼鈍後、非酸化雰囲気で、
150゜〜250℃にて圧延又は伸線加工を施すことを特徴と
する画像表示機器、音響機器用導体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23329583A JPH0694587B2 (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 画像表示機器、音響機器用導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23329583A JPH0694587B2 (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 画像表示機器、音響機器用導体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60125358A JPS60125358A (ja) | 1985-07-04 |
| JPH0694587B2 true JPH0694587B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16952861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23329583A Expired - Lifetime JPH0694587B2 (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 画像表示機器、音響機器用導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694587B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08958B2 (ja) * | 1985-10-16 | 1996-01-10 | 田中電子工業株式会社 | 半導体素子のボンディング用仕上熱処理銅線の製造方法 |
| JPH0727729B2 (ja) * | 1985-12-10 | 1995-03-29 | 住友電気工業株式会社 | 音響・画像機器用導体の製造方法 |
| JPH08959B2 (ja) * | 1988-02-18 | 1996-01-10 | 株式会社ジャパンエナジー | オーディオ用および画像用銅線の製造法 |
-
1983
- 1983-12-10 JP JP23329583A patent/JPH0694587B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60125358A (ja) | 1985-07-04 |
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