JPH089615Y2 - 印刷濃度測定装置 - Google Patents

印刷濃度測定装置

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JPH089615Y2
JPH089615Y2 JP1989051488U JP5148889U JPH089615Y2 JP H089615 Y2 JPH089615 Y2 JP H089615Y2 JP 1989051488 U JP1989051488 U JP 1989051488U JP 5148889 U JP5148889 U JP 5148889U JP H089615 Y2 JPH089615 Y2 JP H089615Y2
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裕一 谷岡
朝幸 門田
正嗣 水田
小田  修
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば校正機により校正刷りが行なわれ
た印刷用紙の絵柄の余白部に印刷された複数の濃度管理
用チャート(1つの濃度管理用チャートは、イエロー、
マゼンタ、シアン及びブラックの4色のカラーパッチか
らなる)の濃度を測定する印刷濃度測定装置に関し、こ
の印刷濃度測定装置は、校正機の自動インキ供給システ
ムなどにおいて利用されるものである。
〔従来の技術〕
印刷機(本機)による本刷りに先立って、製版結果の
チェック並びに本刷りを行なうときの標準印刷物を得る
目的で、校正機による校正刷りが行なわれる。この校正
刷りにおいては、校正機のインキローラへのインキ供給
量の管理を正確に行なうことが重要である。このインキ
供給量の管理を常に正確に自動的に行なえる自動インキ
供給装置について、本出願人は先に、特願昭62-1483723
号明細書において提案した。この自動インキ供給装置
は、校正機により印刷用紙に校正刷りを行なう際に、第
15図に示すように、印刷用紙1の絵柄2の余白部3に複
数の濃度管理用チャート4を印刷しておき、その印刷さ
れた各濃度管理用チャート4の濃度をそれぞれ測定し、
その測定された各濃度に基づいて、校正機のキャリッジ
の走行方向、すなわち第15図の印刷方向Aに対して直交
する方向における、前記各濃度管理用チャート4の対応
位置の各インキ供給必要量をそれぞれ算出し、その算出
結果に基づいて校正機のインキ供給手段を制御すること
により、インキローラの各位置にそれぞれ必要量のイン
キを供給する構成のものである。
ところで、印刷用紙1上の濃度管理用チャート4の濃
度を測定する印刷濃度測定装置としては、校正機のキャ
リッジに取り付けられてキャリッジと一緒に校正機のフ
レーム上を移動する型式のものもあるが、校正機とは別
置きタイプの印刷濃度測定装置も広く使用されており、
その1例を第16図に示す。同図に示した印刷濃度測定装
置は、校正機により校正刷りが行なわれて校正機から取
り外された印刷用紙1をテーブル100の上面の所定位置
に載置して固定し、その絵柄2と共に印刷されている各
濃度管理用チャート4を測定ヘッド102によって走査す
ることにより、その各印刷濃度を測定する構成のもので
ある。図中、符号104は入力部、106は表示部、108は印
字プリンタ等の記録部である。
〔考案が解決しようとする課題〕 第16図に示した印刷濃度測定装置は、光源及びセンサ
を備えた測定ヘッド102を一方向に走査することによ
り、1つのヘッドで複数の濃度管理用チャート4の各濃
度を順次読み取るようにしたものであり、その読み取り
を瞬時に行なうことはできず、測定に比較的時間がかか
る。
この印刷濃度測定を高速で行なおうとするのであれ
ば、印刷用紙1の濃度管理用チャート4の数に応じた個
数のセンサを設けておき、それら多数のセンサで同時に
複数の濃度管理用チャート4の各濃度を読み取ればよ
い。
しかしながら、センサと印刷用紙との間には、後記す
る事情から或る程度の距離を置く必要があり、センサが
印刷用紙上の濃度管理用チャートから所定距離だけ離間
した位置に配設されるため、センサにより検出精度を確
保するには、測定ヘッドの光源の光を極めて強いものと
する必要があり、またセンサにレンズ等からなる光学系
を付加する必要がある。このため、光源及びセンサのコ
ストが上がり、センサを多数(濃度管理用チャートの数
×4色分)設けることは、現実的にみて難しい。尚、セ
ンサの個数を減らすことは、インキ供給量の制御を正確
に行なえなくなるので好ましくない。また、センサに光
学系を付加すると、それだけその調整作業が煩雑になる
といった問題もある。さらに、センサと濃度管理用チャ
ートとの間に距離があると、その間での外乱光の影響を
受け易くなり、検出精度の低下を来たす可能性もある。
ところで、センサと印刷用紙上面とを接近させること
は、次の理由から、従来実施されていない。すなわち、
印刷濃度測定装置においては、センサの位置と濃度管理
用チャートの位置とを正確に対応させる必要があるが、
校正刷りされた印刷用紙上において、濃度管理用チャー
トは、咥え尻側、すなわち第15図に示すように印刷方向
Aにおける後端部で、絵柄2より下側に印刷される。こ
のため、印刷用紙のサイズや絵柄部分の大きさによっ
て、濃度管理用チャートの、印刷用紙の後端辺からの距
離dは、常に一定とは限らない。従って、印刷用紙の端
辺を当りに当接させて印刷用紙を位置決めするといった
手段を採っても、印刷用紙上の濃度管理用チャートの位
置が常に一定位置、すなわちセンサの直下位置になると
は限らない。そこで、センサの位置と濃度管理用チャー
トの位置とを正確に整合させるために、目視確認しなが
ら印刷用紙の位置決めを行なければならず、その位置決
め作業のために、印刷用紙を載置するテーブルの上面と
センサとの間に或る程度の距離を設けておく必要があ
る。また、センサとテーブル上面とが接近し過ぎている
と、印刷用紙がカールしている場合などにはセンサとテ
ーブル上面間への用紙の挿入が行ない難かったり、印刷
用紙上の未乾燥のインキとセンサとが接触してセンサを
汚損するといった問題がある。以上のような理由から、
従来の濃度測定装置においては、センサをテーブル上面
から所定距離だけ上方に離して配設していた。
この考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであ
り、測定ヘッドの光源の光の強さをそれほど強くしなく
ても、またセンサに光学系を付加しなくても、センサに
よる検出精度を確保することができ、かつテーブル上面
への印刷用紙の位置決め、従ってそれに印刷された濃度
管理用チャートの位置合せの作業なども支障なく行なう
ことができるようにすることを技術的課題とし、もっ
て、構成が簡単で安価であり、調整作業も容易で、セン
サが外乱光の影響を受けて検出精度の低下を来たすとい
った心配もなく、そして印刷濃度測定を高速で行なうこ
とができる印刷濃度測定装置を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記課題を達成するための手段として、
印刷濃度測定装置を以下のように構成した。すなわち、
この考案に掛かる印刷濃度測定装置は、絵柄の余白部に
複数の濃度管理用チャートが印刷された印刷用紙を載置
するテーブルと、前記印刷用紙上の濃度管理用チャート
を前記テーブル上の所定の位置に位置決めするための指
標となるスポット光を前記テーブル上へ照射する標示手
段と、前記テーブルの上面に前記印刷用紙を固定する手
段と、前記テーブル上に位置決めされた前記各濃度管理
用チャートにそれぞれ対向して配設された複数個のセン
サ及びこのセンサに対応して配設された投光手段を備
え、前記テーブルの上部に、そのテーブル上に載置され
た前記印刷用紙の濃度管理用チャートに対し上下方向に
接離自在に配設された測定ヘッドと、この測定ヘッドを
上下移動させる駆動手段とから構成されており、前記駆
動手段は、センサが前記テーブル上に載置された前記印
刷用紙の濃度管理用チャートに近接した測定位置と、セ
ンサが前記濃度管理用チャートから上方に離間した待機
位置との間において測定ヘッドを上下移動させるように
なっており、その駆動手段による測定ヘッドの上下移動
動作に伴って、測定ヘッドが測定位置に下降したときに
前記標示手段による前記テーブル上へのスポット光の照
射が実質的に停止されるようになっている。
上記標示手段は、測定ヘッド外の固定部分に取り付
け、測定ヘッドが測定位置に下降したときに標示手段か
ら照射されたスポット光が測定ヘッドによって遮断され
るように配置するとよい。
上記投光手段の投光部は、各センサごとに配設すると
よい。また、投光手段を、光源と、入射端面がその光源
に対向して配置され、出射端面が各センサに対応して配
置された光ファイバとから構成することができる。
また、上記測定ヘッドに、テーブル上に載置された印
刷用紙の濃度管理用チャートの印刷部分の表面を平滑化
するための用紙押え手段を付設するようにしてもよい。
〔作用〕
上記構成の印刷濃度測定装置においては、駆動手段に
より測定ヘッドを上昇させて、それをテーブル上面から
上方に待機させた位置に移動させ、この状態で、例えば
校正刷りが行なわれた印刷用紙をテーブル上に載置し、
その印刷用紙の絵柄の余白部に印刷されている複数の濃
度管理用チャートの位置を、標示手段からテーブル上へ
照射されるスポット光を指標として所定位置に整合さ
せ、印刷用紙をテーブルの上面に固定する。そして、こ
のテーブル上面への印刷用紙の位置決め作業に際して
は、測定ヘッドとテーブル上面とは所定距離だけ離間し
ているので、その作業を支障なく行なうことができる。
次いで、駆動手段により測定ヘッドを、そのセンサが
前記濃度管理用チャートに近接する位置まで下降させ、
この状態で、測定ヘッドの投光手段から濃度管理用チャ
ートに対して光を照射し、各濃度管理用チャートの表面
で反射した反射光を、各濃度管理用チャートにそれぞれ
対向して配設された各センサによって受光し、各濃度管
理用チャートの印刷濃度を測定する。この印刷濃度測定
に際しては、測定ヘッドのセンサと濃度管理用チャート
とが接近しているので、測定ヘッドの投光手段からの光
の強さをそれほど強くしなくても、かつ光学系を介さな
くても直接に、検出精度を確保しつつ、センサにより濃
度管理用チャートの濃度を読み取ることができる。ま
た、測定ヘッドが測定位置に下降して濃度管理用チャー
トの濃度測定を行なっているときには、標示手段による
テーブル上へのスポット光の照射が実質的に停止される
ようになっているので、標示手段から照射されたスポッ
ト光は印刷用紙の濃度管理用チャート面に到達すること
がなく、スポット光が測定精度に対し影響を及ぼすよう
なことはない。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図〜第4−1図はこの考案の1実施例を示し、第
1図は、印刷濃度測定装置と校正機のインキ供給装置用
制御装置とを結合した装置の全体斜視図、第2図はその
平面図、第3図はその正面図、第4−1図はその側面図
である。尚、第2図〜第4−1図では、当り部材などは
図示を省略している。
この装置では、印刷濃度測定装置10と校正機のインキ
供給装置用制御装置12とが一体に形成されている。印刷
濃度測定装置10は、校正刷りが行なわれた印刷用紙を載
置するテーブル14、このテーブル14上に載置された印刷
用紙の絵柄の余白部に印刷された濃度管理用チャートの
濃度を測定する測定ヘッド16、並びにスタートスイッチ
20、キーボード22、ディスプレイ24及びプリンタ26を有
する操作盤18などから構成されている。図中、28はイン
キ供給装置用制御装置12のキーボード、30はそのディス
プレイである。
テーブル14の表面には、当り部材32、34が、それぞれ
の位置を調節できるように取り付けられている。また、
テーブル14には、それと面一に吸着テーブル36が延設さ
れている。吸着テーブル36には、第5図及び第6図に示
すように、その上面に多数の吸着孔38が2列に形成され
ている。これらの吸着孔38は、第6図に示すように、吸
着テーブル36に形成された中空の排気室40に連通してお
り、排気室40は、図示しないブロワ等の排気手段に接続
されている。そして、ブロワ等を駆動させて排気室40を
真空排気し、吸着孔38を通して印刷用紙1の一端辺部の
裏面を吸引することにより、印刷用紙1を吸着テーブル
36の上面に固定するようになっている。また、吸着テー
ブル36の底面板42は、透光性のアクリル酸樹脂などによ
り形成されており、その下方に光源44が配設されてい
て、光源44を点灯させると、その光が底面板42を透過
し、吸着孔38から吸着テーブル36の上面側に漏れ出て、
さらに印刷用紙1を透過することにより、吸着孔38の位
置を印刷用紙1の上部から確認することができるように
なっている。従って、その吸着孔38の位置を目印にして
印刷用紙1の濃度管理用チャート4の位置合せを行なう
ようにする。尚、吸着孔38は、後述する測定ヘッド16の
センサ46と対向しない位置に形成することが好ましい。
すなわち、センサ46と吸着孔38とが対向すると、印刷用
紙1の吸着時に吸着孔38の対応部分が局部的に凹んだ
り、測定ヘッド16の投光手段からの照射光の一部が印刷
用紙1を透過し、吸着孔38を通って吸着テーブル36の裏
側に漏れてしまったりするため、正確な印刷濃度測定を
行なえなくなるので、吸着孔38は、センサ46と対向しな
い位置に形成される。
次に、測定ヘッド16には、第5図及び第6図に示すよ
うに、センサ46と投光手段、この例では光ファイバ48と
が所定の位置関係で、それぞれセンサ取付台50とファイ
バ取付台52とに取り付けられている。センサ46は、イエ
ロー濃度測定用センサ、マゼンタ濃度測定用センサ、シ
アン濃度測定用センサ及びブラック濃度測定用センサを
1ユニットとし、印刷用紙1の、イエロー、マゼンタ、
シアン及びブラックの4色のカラーパッチを1ユニット
とする濃度管理用チャート4の全部の印刷濃度を測定す
ることができるように、濃度管理用チャート4の印刷ピ
ッチに対応して多数列設されている。例えば、濃度管理
用チャート4の印刷ピッチが40mmとすると、各カラーパ
ッチは10mmのピッチで並んでおり、従って各色濃度測定
用センサ46は10mmのピッチで配設されている。光ファイ
バ48は、この例では、その出射端面が各センサごとに配
設されている。そして、各光ファイバ48は束ねられて光
ファイバ束54とされ、その光ファイバ束54の入射端面が
光源56に対向して配置されている。
また、測定ヘッド16の全体は、第2図及び第4−1図
に示すように、支持フレーム60に下端部が枢着されたエ
アシリンダ58のピストン棒に枢着された連結杆62、及び
それと平行な連結杆64を介し、支持フレーム60に支持さ
れている。そして、エアシリンダ58を作動させることに
より、測定ヘッド16は、第4−1図に示したようにセン
サ46が吸着テーブル36の上面に近接した測定位置と、第
4−2図に示すようにセンサ46が吸着テーブル36上面か
ら上方に離間した待機位置との間において上下動する。
次に、上記構成の印刷濃度測定装置10における測定動
作について説明する。
まず、エアシリンダ58を作動させて測定ヘッド16を上
昇させ、第4−2図に示した待機位置に移動させる。次
に、校正機により校正刷りが行なわれてそれから取り外
された印刷用紙1をテーブル14及び吸着テーブル36の上
面に載置し、吸着テーブル36の下部に配置された光源44
を点灯させ、吸着孔38の位置を印刷用紙1の上部から確
認しながら、第7図に示すように、吸着孔38を目印とし
て、濃度管理用チャート4を測定ヘッド16のセンサ46に
対向する位置に整合させる。尚、この際、印刷用紙1の
横方向(印刷方向に直交する方向)の位置決めは、吸着
孔38のピッチとセンサ46のピッチとが同一になっている
ので、端からいくつ目かの所定の吸着孔(第7図では右
端から2つ目の吸着孔)38の位置に1番端の濃度管理用
チャート4を合わせることによって行なえばよい。そし
て、図示しないブロワ等を駆動させて排気室40を真空排
気し、吸着孔38に印刷用紙1の一端辺部の裏面を吸着し
て、印刷用紙1を吸着テーブル36の上面に固定してか
ら、光源44を消灯する。
次に、テーブル14上において、位置決め固定された印
刷用紙1の端辺に当り部材32、34を当接させることによ
り、当り部材32、34の位置を調整してその位置に固定す
る。これは、通常、校正刷りにおいては、同一サイズの
印刷用紙の、同一絵柄について数回印刷濃度を測定する
ことから、2回目以後の測定においては、印刷用紙の位
置決めを当り部材32、34によって行なえるようにするた
めである。勿論、印刷用紙のサイズや絵柄が変われば、
上記した吸着孔38を利用した位置合せを再度行なう必要
がある。尚、横方向の当り部材34は、最も吸着テーブル
36寄りの位置の当り部材と、残りの2つの当り部材のう
ちの何れか一方の位置のものとの2個を使用する。
以上の準備が終われば、エアシリンダ58を作動させて
測定ヘッド16を下降させ、第4−1図に示した測定位置
に移動させる。そして、測定ヘッド16の光源56を点灯し
て、各光ファイバ48の先端面から各濃度管理用チャート
4に光を照射し、各濃度管理用チャート4からの反射光
を各センサ46で受光し、各濃度管理用チャート4の印刷
濃度を測定する。その測定結果は、ディスプレイ24に表
示し、またプリンタ26によって記録用紙に記録される。
さらにまた、必要に応じて、インキ供給装置用制御装置
12を介し、オンラインで、校正機の自動インキ供給装置
を制御し、インキローラへのインキ供給量の管理を行な
う。
尚、近年、校正刷りにおいては、例えば新聞の折込み
広告やチラシなどの印刷における場合のように、薄い印
刷用紙を使用してそれに印刷することが多くなってきて
いる。この場合、印刷用紙の厚みが0.05mm以下程度に薄
くなると、通常の校正刷りにおいては、厚い台紙を用意
し、その表面に印刷用紙を貼り付けてから、その台紙に
貼り付けられた印刷用紙に印刷することが一般的に行な
われている。このため、第6図に示したように、吸着テ
ーブル36の下方に光源44を配設し、その光源44から照射
される光を、吸着テーブル36に穿設された吸着孔38を通
して吸着テーブル36の上面側に漏出させ、さらに印刷用
紙1を透過させて、その透過光を印刷用紙1の上面側か
ら観察して吸着孔38の位置を確認することにより、その
吸着孔38の位置を目印にして印刷用紙1の位置決めをす
る方法があるが、この方法では、下方からの光が台紙を
透過しないことから、印刷用紙1の濃度管理用チャート
4の位置合せを行なうことができない。
そこで、このような場合のために、第8図に示すよう
に、スポット光照射用光源74を設けるとよい。第8図
中、76がランプ、78、80が光学レンズ、82がアパーチャ
である。このスポット光照射用光源74は、測定ヘッド16
外の固定部分、例えば支持フレーム60(第8図において
は図示を省略)に取り付けられ、そのスポット光84によ
って吸着テーブル36の一定位置を指示するようになって
いる。スポット光84の径は、例えば3mmφ程度とする。
また、測定ヘッド16とスポット光照射用光源74とを第8
図に示したような位置関係で配置することにより、測定
ヘッド16によって濃度管理用チャートの濃度測定を行な
っている時には、スポット光照射用光源74から照射され
る光は、測定ヘッド16によって遮られ、印刷用紙の濃度
管理用チャート面に到達することがなく、光源74からの
光が測定精度に対し影響を及ぼすようなことはない。第
8図に二点鎖線で示す測定ヘッド16の位置が、測定時に
おける下降位置であり、実線で示す測定ヘッド16の位置
が、位置合せ時における上昇位置である。尚、測定ヘッ
ド16の昇降動作に対応させてスポット光照射用光源74を
オン・オフするような構成とてもよいが、機構が複雑化
し、また短い時間間隔で何度も繰り返し測定が行なわれ
るのでオン・オフが頻繁に行なわれることになり、ラン
プの寿命の点で問題があるため、余り好ましくない。
上記構成のスポット光照射用光源は、印刷用紙の濃度
管理用チャートと測定ヘッド16との位置合せを行なうた
めには、少なくとも2個設ける必要がある。2個のスポ
ット光照射用光源74、74′は、第9図に示すように、そ
れぞれのスポット光84、84′によって、吸着テーブル38
上の、測定ヘッド16のセンサ46の列設方向と平行な線上
の離間した2点を指示するように配設される。
また、カラーパッチ上にスポット光84、84′を当てた
場合、例えばグレーのカラーパッチ上など、色によって
はスポット光84、84′を見難いといったことがあるの
で、例えば1点目はスポット光84を、ホワイト用の枠だ
けが印刷されたパッチ上に合わせ、2点目は、測定ヘッ
ド16のセンサ46の列設方向と濃度管理用チャートとの平
行だけを確認できればよいので、スポット光84′をパッ
チとパッチとの間に合わせるようにする。勿論、スポッ
ト光の数は3点以上であっても差し支えないし、1点目
のスポット光をパッチとパッチとの間に合わせるように
してもよい。スポット光の形状、明るさ等は任意に設定
すればよい。また、光源は、第9図に示すようにスポッ
ト光ごとにそれぞれ設けてもよいし、1個の光源を設け
てそれからの光を光ファイバ等で複数に分岐させるよう
にしてもよい。
また、薄い印刷用紙を厚い台紙に貼り付けたものに校
正刷りを行なった場合、その印刷用紙を校正機から取り
外して印刷濃度測定装置のテーブル上に載置したとき、
第6図に示した吸着テーブル36の吸着孔38を介して真空
吸引しても台紙は吸着されるが、その上面に貼り付けら
れた薄い印刷用紙は吸着されない。このため、印刷用紙
の、濃度管理用チャートが印刷されている側の端辺部が
部分的にめくれ上がったりして、測定ヘッド16の下端面
と印刷用紙の各カラーパッチとの距離が一定にならず、
印刷濃度の測定において大きな誤差を生じる可能性があ
る。
そこで、このような問題点を解決するために、第10図
に示すように、測定ヘッド16の下端部に用紙押え手段86
を設けるとよい。第10図に示した用紙押え手段86は、測
定ヘッド16の下端部に保持部材88を固着し、その保持部
材88に多数本の棒状ばね90を互いに平行に取着して構成
されている。各棒状ばね90は、測定ヘッド16が下降した
際に、印刷用紙1の端部のカラーパッチ5間の位置をそ
れぞれ押さえるように配設され、濃度測定に支障が生じ
ないようにされる。
第11図に、スポット光照射用光源74と用紙押え手段86
とが併設された濃度測定装置において、測定ヘッド16を
下降させて測定を行なう際の状態を示した。図に示すよ
うに、印刷用紙1の端部は、棒状ばね90によって押さえ
られ、その表面が平滑化されて、測定ヘッド16の下端面
までの距離が一定になり、測定誤差が生じないようにさ
れている。勿論、この場合には、スポット光照射用光源
74からの光は、測定ヘッド16によって遮られて印刷用紙
1の表面に到達することはない。
第12図に示したものは、用紙押え手段の別の構成例で
ある。この用紙押え手段92は、エアー吹出しノズル94を
多数備えたエアー供給管96を測定ヘッド16の内部に配設
して構成されており、エアー吹出しノズル94から印刷用
紙1のカラーパッチ部分に向かってエアーを吹き付ける
ことにより、そのエアー圧によって印刷用紙1の表面を
押え付けるようにしたものである。
この考案の印刷濃度測定装置は、上記したような構成
を有しているが、この考案の範囲は、上記説明並びに図
面の内容によって限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形例を包含し得る。例えば、印刷
用紙を位置決めするための標示手段としては、上記実施
例では、吸着テーブル36に形成された吸着孔38、透光性
の底面板42及び光源44の組合せで構成したが、第13図及
び第14図に示すように、吸着テーブル36の上面に、斜線
で示す区域を単一色で塗装した着色部分66、66′、70を
形成しておき、この着色部分66、66′、70を利用して印
刷用紙1の濃度管理用チャート4の位置合せを行なうよ
うにしてもよい。但し、この場合には、印刷用紙1を透
過して着色部分66、66′、70の濃度が検知されることに
よる測定誤差を避けるために、第13図に示すように、セ
ンサ46の位置に対応しない部分に着色部分66、66′を設
けるか、或いは第14図に示すように、センサ46の位置に
対応する部分の全てに着色部分70を設けるといった工夫
をする必要がある。尚、第13図、第14図中、符号68、72
はそれぞれ、印刷用紙1の横方向の位置決めのためのマ
ークである。その他、投光手段、測定ヘッドの駆動装
置、テーブル上面への印刷用紙の固定手段等、上記実施
例の構成に限るものではない。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように構成されかつ作用する
ので、この考案に係かる印刷濃度測定装置は、印刷用紙
の濃度管理用チャートの数に応じた多数のセンサを測定
ヘッドに備えていても、個々のセンサの構成が簡単であ
り、また光源もそれほど強力なものを必要としないた
め、測定ヘッドを比較的安価に製作でき、調整作業も容
易である。そして、多数のセンサで同時に複数の濃度管
理用チャートの各濃度を読み取れるため、印刷濃度測定
を高速で行なうことができる。また、印刷濃度測定に際
しては、センサが濃度管理用チャートに近接するため、
外乱光の影響を受ける心配がなく、検出精度が確保され
る。また、テーブル上面への印刷用紙の位置決め作業な
ども支障なく行なうことができる。
また、例えば、薄い印刷用紙を厚い台紙に貼り付けた
ものを使用して校正刷りを行なう場合においても、校正
刷りされた印刷用紙をテーブル上に載置しそれに印刷さ
れている濃度管理用チャートを正確に位置合せして、高
精度で各濃度管理用チャートにおける印刷濃度を測定す
ることができ、近年の校正刷りにおける一般的傾向に対
応することができる。
この考案は、以上のような数々の利点を有する印刷濃
度測定装置を提供し得たものであり、校正機の自動イン
キ供給システムなどにおいて有効に利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の1実施例に係る印刷濃度測定装置
を校正機のインキ供給装置用制御装置と結合した装置の
全体斜視図、第2図はその平面図、第3図はその正面
図、第4−1図はその側面図、第4−2図は、この印刷
濃度測定装置の測定ヘッドの動作を説明するための要部
側面図、第5図及び第6図は、この印刷濃度測定装置の
測定ヘッド並びに印刷用紙の位置決め用標示手段及び固
定手段の構成の1例を示す要部斜視図及び要部側断面
図、第7図は、印刷用紙の濃度管理用チャートと測定ヘ
ッドのセンサとの位置合せの状態を説明するための平面
図、第8図は、印刷用紙を位置決めするための標示手段
の別の構成例を一部断面で示す要部側面図、第9図は、
第8図に示した印刷用紙の位置決め用標示手段を測定ヘ
ッド及び固定手段とともに示す要部斜視図、第10図は、
印刷用紙面を平滑化するための用紙押え手段の1例を示
す要部斜視図、第11図は、第8図に示した印刷用紙の位
置決め用標示手段と第10図に示した用紙押え手段とを併
設した例を示す要部側断面図、第12図は、用紙押え手段
の別の構成例を示す要部側断面図、第13図及び第14図は
それぞれ、印刷用紙を位置決めするための標示手段の、
第7図に示したものとは別の例を示す平面図、第15図
は、印刷用紙の1例を示す平面図、第16図は、従来の印
刷濃度測定装置の1例を示す斜視図である。 1……印刷用紙、2……絵柄、4……濃度管理用チャー
ト、10……印刷濃度測定装置、14……テーブル、16……
測定ヘッド、36……吸着テーブル、38……吸着孔、40…
…排気室、44……光源、46……センサ、48……光ファイ
バ、54……光ファイバ束、56……光源、58……エアシリ
ンダ、74、74′……スポット光照射用光源、84、84′…
…スポット光、86、92……用紙押え手段、90……棒状ば
ね、94……エアー吹出しノズル。
フロントページの続き (72)考案者 小田 修 京都府京都市南区久世築山町465番の1 大日本スクリーン製造株式会社久世工場内 (56)参考文献 特開 昭60−135731(JP,A) 特開 昭58−739(JP,A) 実開 昭62−186032(JP,U) 実開 昭61−158437(JP,U)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄の余白部に複数の濃度管理用チャート
    が印刷された印刷用紙を載置するテーブルと、前記印刷
    用紙上の濃度管理用チャートを前記テーブル上の所定の
    位置に位置決めするための指標となるスポット光を前記
    テーブル上へ照射する標示手段と、 前記テーブルの上面に前記印刷用紙を固定する手段と、 前記テーブル上に位置決めされた前記各濃度管理用チャ
    ートにそれぞれ対向して配設された複数個のセンサ及び
    このセンサに対応して配設された投光手段を備え、前記
    テーブルの上部に、そのテーブル上に載置された前記印
    刷用紙の濃度管理用チャートに対し上下方向に接離自在
    に配設された測定ヘッドと、 この測定ヘッドを、そのセンサが前記テーブル上に載置
    された前記印刷用紙の濃度管理用チャートに近接した測
    定位置と、センサが前記濃度管理用チャートから上方に
    離間した待機位置との間において上下移動させる駆動手
    段とからなり、 前記駆動手段による前記測定ヘッドの上下移動動作に伴
    って、測定ヘッドが測定位置に下降したときに前記標示
    手段による前記テーブル上へのスポット光の照射が実質
    的に停止されるようにした印刷濃度測定装置。
  2. 【請求項2】標示手段が、測定ヘッド外の固定部分に取
    り付けられて、測定ヘッドが測定位置に下降したときに
    標示手段から照射されたスポット光が測定ヘッドによっ
    て遮断されるように配置された請求項1記載の印刷濃度
    測定装置。
  3. 【請求項3】投光手段の投光部が各センサごとに配設さ
    れた請求項1又は請求項2記載の印刷濃度測定装置。
  4. 【請求項4】投光手段が、光源と、入射端面がその光源
    に対向して配置され、出射端面が各センサに対応して配
    置された光ファイバとから構成された請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の印刷濃度測定装置。
  5. 【請求項5】測定ヘッドに、テーブル上に載置された印
    刷用紙の濃度管理用チャートの印刷部分の表面を平滑化
    するための用紙押え手段を付設した請求項1ないし請求
    項4のいずれかに記載の印刷濃度測定装置。
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JPS60135731A (ja) * 1983-12-24 1985-07-19 Dainippon Screen Mfg Co Ltd インキ濃度測定方法
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JPS62186032U (ja) * 1986-05-16 1987-11-26

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